1. 74才 薬膳&料理研究家
  2. #93 春の七草
2025-01-07 06:05

#93 春の七草

今日1月7日は、人日(じんじつ)の節句と言って、昔から七草粥を食べる習慣があります。
春の七草
せり・なずな
ごぎょう・はこべら
ほとけのざ
すずな・すずしろ
七草の筆頭のせりについて
お話しました。
お粥で胃腸を整え、
この冬の免疫力をアップしましょう!

#春の七草
#人日の節句
#五七調
#せり
#無病息災
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皆さま、こんにちは。74才 薬膳&料理研究家の木下賀律子です。
2025年、初のスタンドFMとなります。
新年明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。
私はこのラジオで、薬膳の基本や料理についての情報をお伝えしております。
よかったらお聞きください。
今日、1月7日は人術の節句といって、七草貝を食べる日です。
春の七草は、せり、なづな、ごぎょう、はこべら、ほとけの座、すずな、すずしろと、
どの資料を見ても決まって、春の七草というとこの順番で並んでいます。
せりはお分かりだと思います。なづなというのは、ぺんぺん草ですね。
それから、はこべらというのは、はこべという野草ですよね。
なづなとか、ごぎょう、はこべらは、ほとけの座もそうですね。これも野草になります。
そして最後の2つの、すずな、すずしろは、かぶと、だいこんになります。
この順番で本当に並んでいるわけなんですけれども、きっと昔からの五七調のリズムで、
ごろがよく耳に残りやすい流れになっているからでしょうか。
最初から言っていきますと、せり、なづなで5文字ですね。
それから、ごぎょう、はこべらで7文字。
このごぎょうのぎょというのが、1文字でカウントしますので、ごぎょう、はこべらで7文字。
それから、ほとけの座で5です。
すずな、すずしろで7になりますので、5・7・5・7という風になって、大変覚えやすい流れになっていると思います。
この七草の筆頭のせりなんですけれども、このせりは、七草の中でも最も早い時期に芽吹き、生命力の象徴として扱われてきました。
せりから始まり、大根で大根、すずしろで終わるわけなんですけど、
大根という、すずしろは大根のことですけど、大根で終わるというのも、とても落ち着いた良い響きだと思います。
先ほど生命力の象徴と言いましたけれども、これはせりだけでなく、春の七草には芽吹きとか、再生というイメージがあり、
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新たな生命力が感じられ、これを食べることで、そのエネルギーを体に取り込み、1年の無病息災を願うと、昔から考えられてきたわけなんです。
特に、この寒の時期にとれるせりというのは、最も美味しいとされています。
せりはお料理では、和え物とかサラダ、汁の実に利用されます。
せりがよくとれる地域によっては、鍋料理にもよく使われているようなんですね。
水辺でせりあうようにして生えるということで、この名前がついたとか、せりあうということでね。
ポツポツではなくて、せりあうというところが、すごい勢いを感じる言葉だなと思います。
このせりには血行を良くし、気を旺盛にする働きがあり、酒毒、アルコールの毒、2日酔いに良いということでしょうか。
酒毒や発熱、鼻詰まり、大腸や小腸を丈夫にし、利尿の作用もあるとされています。
利尿の作用、利尿の効能があるということは、むくみのある人にも良いということです。
もう一つせりで興味深いのは、薬の副作用や蓄積による薬害に効くとも言われていることです。
いろいろな働きがあることに驚かされます。
この春の七草セット、お店によっては昨年末からもう並んでおりました。
昔からのものということで、農家の方もこの時期に出荷できるよう栽培されているのでしょうね。
我が家では、今朝はお弁当作りがあったので、冷蔵庫にある株やアオナを使って、夕食にお粥を作る予定です。
私は土鍋で作りますけれども、今は炊飯器のお粥モードで作れば、簡単にお粥を作ることができます。
体も温まり、胃腸に優しいお粥で、この冬の免疫力を上げましょう。
インフルエンザが流行っているということですので、どうぞ皆さまお気をつけください。
最後までお聞きいただきありがとうございました。
今年も引き続きよろしくお願いいたします。
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