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こんにちは、73才 薬膳&料理研究家の木下賀律子です。
先日、友人と静岡県袋石市にある 可睡ゆりの園へ行ってきましたので、今日はその時の話をさせていただきます。
可睡ゆりの園は、可睡祭という総統宗のお寺に隣接しています。
ちなみに、可睡祭というお寺の名前をつけたのは、今話題の徳川家康だと言われております。
袋石からバスで10分ぐらい、あまり観光案内もされておらず、バスから降りて、友人と探しながらゆりの園に行きました。
約3万坪の園内には、150品種、200万本のゆりが植えられているとのことです。
本当に多くのゆりが競うように咲き誇っていました。
中でも圧巻だったのは、黄色いスカシユリが山の岐阜を利用して、一面に咲いている様子が楽しめたことです。
ゆりの園は、5月末から7月の初めまで、早咲き種、中間種、遅咲き種が次々と開花しているということです。
そのほか、紫陽花もありました。紫陽花エリアもありました。
約1万2千株の紫陽花が植えられているということで、
普通よく見る紫陽花のほか、額紫陽花、玉紫陽花、小紫陽花、そのほかにも新しい品種の紫陽花も多く見ることができました。
綺麗なお花を見るって、本当に癒されますね。
このほか園内には、百合や紫陽花の直売所もあり、買っていく人も多くいらっしゃいました。
食事どころでは、百合園ならではの百合の天ぷらがあり、私たちは蕎麦と一緒にそれをいただきました。
ほっこり甘みのある百合の天ぷら、美味しかったです。
ここで少し百合の根っこ、百合根について薬膳的視点から、薬光データを見てみましょう。
百合根の誤性は平ですので、体を温める、冷やしすぎるということはありません。
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誤味は甘、微苦なので、甘さとほろ苦さがあります。
主な作用は、神経を落ち着かせ、精神的な疲れからくるイライラや不安感を解消する効果や、
肺の潤いを補い、咳や喉の渇きを癒してくれる働きがあります。
肺に働くということから、美肌作用も期待できそうです。
ここで一つ注意したいことは、食用としての百合根は、どの百合でも良いというわけではなく、
公人百合、鬼百合、山百合に限られます。
栽培用としては、公人百合が多いようです。
春は秋から冬ですので、今はあまりお店でも見かけることは少ないと思います。
今まで私は百合根といえば、茶碗蒸しや炊き込みご飯、和菓子の均等に使う程度でしたが、
今日のように天ぷらにしても美味しいと一つ発見があり、お料理のレパートリーが増えました。
秋になったら、ぜひ作ってみたいと思います。
今日は、友人と香水・百合の園の広い園内を散策しながら、ゆっくり話すことができ、
久しぶりにリラックスした一日を過ごすことができました、という話でした。
最後までお聞きいただき、ありがとうございました。
