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#1614 グレートマザー
2026-06-03 13:03

#1614 グレートマザー

#1614 グレートマザー

人類の精神史を遡ると…そこには常に「母なるもの」への畏怖と愛が手向けられてました。

心理学者C.G.ユングが提唱した「グレート・マザー(太母)」という元型は、特定の個人の母親を超越した、全人類に共通する普遍的なイメージでした。

グレートマザーは生命をこの世に送り出す慈愛に満ちた「善き母」であると同時に、すべてを呑み込み、死へと引き戻す「恐ろしき母」という二面性を備えています。

この概念は、時代や地域を問わず、世界各地の神話や宗教の中に姿を変え、繰り返し現れてきました。

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笑倍繁盛チャンネル、望月まもるです。本日もよろしくお願いします。人類の精神の歴史をさかのぼるとですね、そこは常にね、母なるものへっていうですね、このね、愛と威風ですね、これが手向けられてたんですね。
心理学者のユングが提唱したですね、グレートマザーというですね、原型、これは特定の個人の母親じゃないですね、
全人類に共通する普遍的なイメージとして提唱してるんですね。グレートマザーは命をですね、この世に送り出す慈愛に満ちた良き母であると同時にですね、全てを飲み込んで死に引き戻すですね、恐ろしい母というですね、この二面性備えてるんですよ。
この概念はですね、実は時代とか地域問わずにですね、世界各地の神話とか宗教の中にですね、姿を描いて繰り返し現れてきてるんですね。
だから何もユングがね、言い出してるだけじゃないんですね。もう昔からあったんだよということですね。
で、まずですね、ギリシャ神話ではですね、この母なるガイアなんですよね。カオスから生み出されたですね、大地の女神であるですね、彼女は万物を生み落とす創造種ですね、その源なんですけども、同時にですね、その体内ですよね、お腹の中にですね、子供たちを閉じ込めてね、血族間、同じ血の争いですね。
これを引き起こす混沌とした支配欲も象徴してるんですね。このガイアは自分の子供では、子供でもあるですね、タイタンですね、タイタンを飲み込もうとする夫、ウラノスを倒すため、息子クロノスに鎌を授けたんですね。
これは命を維持するためにね、既存の秩序を破壊しろという、母の非常な一面を物語ってるんですね。
また、法上を司るデメテルはですね、失った娘を思う深い情愛によって大地を潤す一方でですね、その喪失感から世界をですね、不毛の地に帰るというですね、この執着がもたらす破壊の側面も露呈させるわけですね。
この物語は、冬ですね、死を経て春、生きるですね、生が訪れるという季節の循環、すなわち死と再生っていうのを象徴してるんですね。
エジプト神話ではですね、夫を復活させて子を育むイシスですね、このイシスが再生と癒しというですね、そういう側面を表現する一方でですね、天の女神のヌト、これは太陽を毎日飲み込んで翌朝に再び産み落とすというですね、死と再生ですね、だから夕日と朝日を見てですね、ヌトだというふうに言ってたわけですね。
メソポタミアのティアマトもですね、一番最初海の混沌としてですね、神々を生み出しながらですね、この最後には自らの体を解体して世界の礎になるっていうですね、やっぱこれを生み出すということと自己犠牲ですね、こういう物語なんですね。
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全部やっぱこの神話っていうのはですね、相反するものが世界を形成すると、こういうやっぱこの法則、この世の法則を表してるなと思うわけですね。
以前さ、シャープ1576で女神カーリーっていうね、ここでもお話ししましたけども、日本においてもですね、この二面性っていうの結構顕著なんですね。
国を生んで神々を生んだですね、イザナミは火の神を生んだね、火傷によってですね、命を落として黄泉の国で死を司る恐るべき女神へと変わっちゃったわけですね。
これはやっぱ生と死が結びついていることのなんか象徴的な表現だなということなんですよ。
一方で全てを包み込む慈愛の象徴である観音菩薩さんとか、子供を喰らう鬼から守護神へと変身した騎士坊神とかね、この言い伝えっていうのはですね、やっぱ母性が持つ全てを包み込む温かさと、
あと貪り喰らうほどの執着、こういうキーワード差っていうのを大局で物語ってかなと思いますよね。
ちなみに騎士坊神ご存知ですね、お釈迦さんの教えによって改身したんですよ。
これ安山子育ての守護神になった、今は天武の一尊なんですけどね、元はね、先人の子供を育てるために他人の子供を奪って喰らってた癒し者なんですね。
お釈迦さんに自分の一番末っ子を隠されて、親の悲しみをね、こんなもんかって悟って改身したっていう伝説があるんですね。
だから子育てとか、安山だとかの神様として信仰されてるんですね。
現代社会は母性っていうものを無条件の愛とか優しさとか、あと献身ね、こういったもので美徳みたいな感じに思われがちですよね。
でもやっぱね、歴史で言うとグレートマザーっていうのはですね、必ずしも光の側面だけではないんですよ。
生むとか育むっていうですね、この創造の作り出す、生み出す力と同時にですね、飲み込んだり破壊するっていうですね、恐ろしい力を合わせ持っている両面性こそグレートマザーの本質だからなんですね。
だからね、恐ろしい母は必要なんです。
なぜなら未熟な子供を外側からの脅威とか過酷な現実から守るためにはですね、それまでの絶対的なね、やっぱ空間とね。
だから飲み込まれるほどの慈愛と、こういうの不可欠なんですよ。時期にもよりますよ、これ。
大地がさ、お腹の中で子宮っていう束縛の中でしか育たないでしょ。
だから幼い時の心っていうのも恐ろしき大きな母親のね、強大な力とほぼなしではですね、生き延びて成長へつながらないということですね。
ところがまあこれ過剰になるとさ、自立をね、阻害しちゃってね、執着の法要になっちゃいますからね。
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執着の対象になっちゃいますから子供はね。
マザコンとかさ、永遠の依存みたいなものになっちゃうんだけどね。
だからこそまあ大人になった時は自分を客観視しながら自分を調律していく必要もありますけどもね。
この愛と破壊の両面性をですね、直視してですね、やっぱ偏りがあれば調整して調和してってね。
で自己統合をすることが子供である我々の成熟した大人への道ということでもあるんですね。
歴史的にですね、こういう女神たちの恐ろしい側面というのは男性中心の社会構造の中では、
例えば制御不能な脅威とかね、魔女とかね、こういうふうに恐れられててね、
うとましがられてね、禁忌されてね、こういう側面があるんですね。
シュメールとかマヤ文明などの古代社会ではですね、母なる大地は血を求めるということで、
生贄とかの犠牲を必要とすると同時にですね、逆に無限の作物や食料を与えてくれる存在としてですね、この両面性ですよ。
これ等しく崇められ、恐れられてもいたわけですね。
ところが近代合力主義の大統とともにですね、時代は母性の闇っていう部分を切り離してですね、
理想化された光のみを称賛するようになったんですよ。
これバランス崩しちゃったんですよ。
だからさ、現代は良き母でなくてはならないとかね、いつでも優しく接しなければならないとか、ステレオタイプの母親像じゃないですか。
そうすると抑圧された女性の闇っていうのはですね、ユングが言うシャドウとしてですね、
無意識の下に潜り込んでですね、お母さんの精神的な不安定さっていうものにつながって、子供に対する支配欲として現れちゃうわけですね。
本来の母性っていうのは道徳的な善を超えた荒らしくても、荒らしくも豊かなですね、生命力そのものだったりするわけですね。
なので、このね、守る愛っていうのとね、排除する愛とかね、これは表裏一体で、
特に産後の女性が子供さんを守るね、サイとか、強く仲間意識が働くとか、こういう時にこの側面がですね、現れると言われてます。
このね、生理学的な仕組みっていうものも含めてですね、神話における慈悲と破壊の同時存在を裏付けだったりもするのかなと思うわけですね。
古代人運命の儀式においてですね、人々は自らをですよ、大地の母に捧げて死と再生を擬似的に体験することですね、精神統合を図ってきたんですね。
これはですね、現代の心理予報における対抗と再統合、この流れにも通じるわけですね。
一度ですね、母なる混沌に立ち戻り、そこで古い皮を脱ぎ捨てることで、我々はですね、真の事故へと近づくことができるんですね。
だから、アステカですね、これはネイティブアメリカンでも同じことをやってるんですけども、
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例えば母なる大地の子宮に見立てたですね、暗い部屋で虫風呂ですよ、極端な熱と蒸気ですよ、この中で死と再生っていうのを体験するんですね。
これ、先住民でも今でもですね、行われてるわけですね。
日本はね、直接的こういう儀式ってないんですけども、体内くぐりっていうのってありますね。
これもね、生死の体験なんですね。
暗い洞窟とか岩の隙間をですね、通り抜けてですね、文字通りですね、母体ですね、母体への回帰と再生っていうことを象徴してるんですね。
これはあちこちで体験できたりもします。
少し異なるんですけども、これもそうだよっていうのが日渡りです、日渡り。
日渡りの儀式みたいなのをやってるお寺さんとかあるんですけども、燃える炭の上を巣足でタタタッと渡るんですけどね、
火の中を通って一回死ぬことで穢れを焼き払って、新しく生まれ変わると。
これも生まれ変わりですね。
お話戻しますけども、彫刻とかですね、絵画でビーナス像っていうのが女性らしさというのを誇張したさ、体の表現でしょ。
あれはですね、単に女性をオーバーに描写したものではなくてですね、そもそもは女性性への敬意と命の繁栄を願う表現でもあったと、こう言われてるんですね。
だからそれは決してエロ目線、女性の物化ではなくてですね、女性が命を生み出す存在であるとか、包帳のモチーフであったりとか、出産の祈願したとか、
これがですね、体の柔らかな曲線とかチブサとか、腹部とかお尻とか、こういったものを極端に強調されながら描かれたり彫刻されたという側面が多いらしいんですね。
だからこれらはね、太古の昔、豊満な女性の体は母子共に栄養状態が良くて、出産・子育てができるという生存の可能性を象徴していたからというところもあります。
だから生命力とか生殖能力とか、神的な美であったりとか、理想的な魅力とか、こういったものを、
こういう数個の意味や概念をですね、視覚的にわかりやすく強調した、ビジュアライズした結果だということなんですね。
またね、ナバホ族のチェンジングウーマンというのはですね、季節とともに老いと若返りを繰り返すんですね。
チェンジングウーマンというのは、最も尊敬されてかつ最も重要とされる創造の女神なんですね。
だから式の女神なんですよ。
式の移ろいとか人の一生のサイクルだとか、誕生・成長・老化・再生ですね。
これの象徴なんですね。
変化するものということを意味してですね、歳を老いても再び若返ることができるため、自己再生するものとも呼ばれてるんですね。
だからこの冬にさ、老いてね、春に若返るっていうですね、このサイクルを繰り返すことで自然のよみがえですね、自然の移り変わりですね、こういったものを象徴してたりするんですね。
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このナバホの人々に調和と豊かさをもたらす女神の神というふうに言われてるんですね。
と、こんな感じですね。残念ながらですね。今のところ我々はグレートマザーの良き部分だけを教示なんかできないんです。
彼女が差し出すんですね。死とか破壊ですね。これを受け入れるということは同時にですね、またグレートマザーが約束する再生ですね。
これを受け取ることにもなるということですね。
自然界とか精神世界の双方に流れてですね、厳しくも優しい温かい存在っていうのがこのグレートマザーという概念につながったのかななんていうふうにも思います。
ということで本日も最後まで聞いていただき誠にありがとうございます。
グレートマザーの話はまた何か機会があったらします。ということでまた明日。バイバイ。
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