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皆さん、こんにちは。 自然を愛するウェブエンジニア、セミヤマです。
今日は、七福神の大黒様とそのルーツである暗黒神マハカーラについてお話ししたいと思います。
前回、昭和のゴジラ映画のゴジラ対ヘドラについてご紹介させていただいたんですが、
ツイッターでメッセージをいただきましたので、ご紹介させていただきますね。
こちらはいつも聞いていただいている、宮古島のカモさんからいただきました。 読み上げますね。
今回も面白く楽しませていただきました。 空飛ぶゴジラは見たくない気持ちがありますが、作品は見たいジレンマです。
でも見てみますね。 という、とてもありがたいメッセージをいただきました。
カモさん、いつも聞いていただいてありがとうございます。
カモさんからは、さらにその後で追加でメッセージもいただきました。
セミヤマさん、早速見ちゃいました。 率直な感想は、面白かったです。
映像がなんともすごかったですね。 トラウマになりそうなレベルで、セミヤマさんの紹介しています
ソウニューカのサブリミナル的効果も夢に出そうです。 またヤシマ作戦的殲滅作戦や、アスカの時を彷彿するオーバーキルも、これは間違いなく
庵野監督に影響を与えたのではないかなと思いました。 素敵な作品をご紹介いただきありがとうございます。
ゴジラ作品として運のは抜きに面白かったです。 とのことで、なんとセメラ城のゴジラ対ヘドラ回を聞いて、早速ゴジラ対ヘドラを見ていただいたんですね。
いやーめちゃくちゃ嬉しいですね。 自分が面白いと思って紹介した作品を見ていただけるのってすごく嬉しいですよね。
ゴジラ対ヘドラに出てくるヤシマ作戦風の展開についても触れていただいてまして、 エヴァンゲリオンで強力な使徒を倒すためにポジトロンライフルという兵器を使う回があるんですけど
この兵器がものすごく電力を消費するということで、日本中の電力を一時的にストップして全ての電力をその兵器に
継ぎ込むというシーンがあるんですけど、それに通じる展開がゴジラ対ヘドラにもあるんですよね。
エヴァの庵野監督は特撮が創作の原点という人だと思いますし、昭和ゴジラ映画はおそらく全部見てると思いますから
かつて見たゴジラ対ヘドラのニュアンスをエヴァに織り込んだということも十分考えられると思うんですよね。
カモさん、ゴジラ対ヘドラにエヴァがインスパイアされた説あると思います。
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カモさん、改めてメッセージありがとうございました。 それでは本編に行きたいと思います。
今日は七福神の大黒天とそのルーツとなった貧通教のマハカーラという神様のお話をしたいと思うんですけども
大黒天、親しみを込めて大黒様と呼んだりしますけど、七福神の中でも僕が特に親しみを持っている神様だったりするんですよね。
なんでそんなに親しみを抱いているかというと、僕が行きつけの中華屋と蕎麦屋があるんですけど、どちらも店内に大黒様の像が置いてあるんですよ。
大黒様は商売繁盛の神様とされてますから、昔からやっているお店には結構置いてあったりするんですよね。
で、大黒様ってビジュアル的にはうちでの小槌を持ってニコニコして大きな袋を担いで、なんか和風サンタみたいなコミカルな感じじゃないですか。
なので僕もその行きつけの中華屋とか蕎麦屋に行っては、大黒様の像を見てなんかほっこりしてたんですよ。
なんですけど、実は大黒様って元々はそんなオンワナ神様じゃなくて、元々のルーツをたどるとヒンズー教の暗黒神マハカアラだったり、破壊神シバにたどり着くんですよ。
シバ神といえば、自分に歯向かってきた息子の首をうっかり跳ねちゃって、後から後悔する、みたいな無茶苦茶なことをやる神様なんですけども。
ちなみにその、うっかり首を跳ねちゃった息子に関しては、「あーやっちゃったー、じゃあこうしよう!」みたいな感じで、
その辺を歩いてたインド像の首を跳ねて、息子の体とくっつけて、そのインド像の頭と息子の体が合体したのがガネーシャという神様になったという破天荒なエピソードで知られているんですけども。
まあかなりやんちゃな神様なんですよね、シバ神って。
ちなみにシバ神というと、僕がスーパーファミコンで遊んでいた神女神転生というRPGのシリーズがあるんですけど、
このゲームは古今東西、いろんな種類の神様や悪魔や化け物が敵キャラとして登場するんですが、うまく会話することで仲間にできたりするんですよ。
で、神女神転生に出てくる悪魔も天使も妖怪も妖精も、ゲームの中では全部悪魔って呼ぶんですよね。
天使も悪魔って呼ぶんですよ。
秩序を重んじるか、混沌を好むか、光か闇かの違いしかなくて、全部悪魔だっていう世界観なんですよね。
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そして仲間にした悪魔同士を合体させて、より強い悪魔を作れる悪魔合体システムというのもありまして、
破壊神シバはそうやって合体で作ることができるトップレベルに強い悪魔で、ゲームの終盤に一緒に戦ってくれる心強い仲間としてずいぶんお世話になりましたね。
そういうわけで僕は大黒様にもシバ神にも割と親しみは持ってるんですよね。
で、大黒様のルーツなんですけど、もともと仏教と一緒に大黒様が日本に入ってきた時点では、大黒様って戦いの神様だったんですね。
古い仏像の中にはそういう険しい顔をした戦いの神様としての大黒天像も残っているんですけども、
ただそういう戦いの神として日本に入ってきた大黒天なんですが、
後に日本古来の神様である大国主と集合することで、今の本和な姿の大黒様へと変化していくことになります。
大国主というのは日本神話に登場する出雲の代表的な神様なんですが、
なぜ大黒天と集合したかというと、なんとたまたま名前が似てたからと言われています。
大きい国と書いて大国主なんですが、大黒とも読めますよね。
もともとやんちゃしてた大黒様なんですが、日本にやってきて一気に丸くなったんですね。
で、日本にやってくる前の大黒様はどうだったかというと、
なんともともとはヒンドゥー教や仏教に共通の暗黒神マハカーラという神様だったんですよ。
ヒンドゥー教におけるマハカーラは腕が4本で、3つ目、1000万の破壊の黒煙の輝きを放ち、
8箇所の仮想場に囲まれて暮らしているという、もうやんちゃとかいうレベルを超越している恐るべき暗黒神なんですよね。
チベット仏教の仏像なんかに描かれているマハカーラを見ると、本当におどろおどろしい姿をしていて、
いや、これが日本で和風サンタみたいな大黒様になったというのが信じられない気持ちになりますね。
このビジュアルなんかも概要欄に貼っておくので、ぜひ見てみてほしいですね。
さらにこの暗黒神マハカーラは、先ほどもお話しした息子の首をはねてインド像の首と差し替えてガネーシャにしちゃった
うっかりお父さんこと、破壊神シバの化身とも言われているんですね。
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いや、人に歴史ありと言いますが、神様にもいろいろ歴史があって調べてみると結構面白いんですよね。
まあ、もともと破壊神とか暗黒神とかいうあんまり穏やかじゃない神様から福の神に転身するというのは、
割と自由な神様の世界の中でもかなり異色の経歴と言えるんじゃないかなと思いますね。
七福神のベンザイテンも、もともとはヒンズー教の女神であるサラスバティという神様だったりして、
大国様もベンザイテンもザ日本の神様みたいなビジュアルなんですけど、実はインド出身ということなんですね。
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今日は七福神の大国様とそのルーツである暗黒神マハカアラ、破壊神シワについてご紹介させていただきました。
ご視聴ありがとうございました。
