修正液の背景
こんにちは。言葉を通じて人の未来を開く英語指導メンタリストのはじめ先生です。
このチャンネルでは、思考を変えることによって英語力と人生を劇的に好転させる決意についてお伝えしています。
今日のテーマは、「一見最悪でもそれは神様のシナリオかもよ?」というお話です。
先日、ある社会人の方と英検2級のテキストを教材にレッスンをしてたんですよね。
その方は会社の関係でTOIECの得点を上げたいということで入ってこられたんですけれども、ずっとTOIEC対策の英文を読んだり何だりしてたんですが、
いかんせんTOIECの問題ってあんまり面白くなかったりするんですよね。
なんか広告みたいだったり新聞の記事みたいだったりして、読み物としてあんまり面白くないところがあるので、
教材に英検のテキストを使ってやると結構読み物として面白いストーリーが多いんですよね。
それでその時に一緒に読んだ英文がですね、アメリカで修正液を開発した女性の物語だったんですよね。
その女性というのは途中で学校からドロップアウトしてしまった、いわゆる学歴が途中でなくなっちゃったような方で、
仕事を得るのもなかなか苦労をしていたんですが、一年発起して夜学に通ってですね、学校の卒業資格を取りつつ就職活動をするとかして、
秘書の仕事をゲットしたんですよね。秘書の仕事の中では当時タイプライターを打つというものが職務の中にあったわけなんです。
タイプライターを使ったことがある方ってどれくらいいるかわからないんですけど、
キーを押すことによってカツジのついたアームみたいなものがですね、ニュンと動いて、
それがインクのついたインクリボンというものの上からですね、紙にバチンと叩きつける。
そうすると紙に文字が印字されるという、そんな仕組みの機械なんですよね。
当たり前なんですけど、これ間違って打っちゃうともうどうにもならない。
最後の最後で一文字間違えるとまた打ち直しみたいになるわけですよね。
で、それを大変不便に思っていたその女性がですね、ある日街を歩いていたらペンキ屋さんの作業を見たんですよね。
ペンキ屋さんがこう間違ったときに、その間違った部分を拭き取るとかするわけではなく、
普通に上にペンキを塗り重ねているのを見て、そっか間違ったところを塗ってしまえばいいんだと。
もちろん塗ってからその上にもう一回印字するということになるわけですけど、いわゆる修正意義ですよね。
それのアイディアを思いついて、それで家に帰っていろんな色の絵の具を混ぜて紙の色に近づけたと。
紙もね、当時の紙って多分真っ白じゃなかったんで、ちょっと調合しないと不自然な色に見えたんでしょうね。
で、彼女は自分専用の修正機を作ってですね、それを仕事用に使っているのを見たら、
周りの秘書たちがですね、私も私もという感じで欲しくなってですね。
彼女はそれを製品化することにしたんですよね。
で、その製品化すると言っても家でね、こそこそといわゆる副業としてやっていたんですが、
これがね、結構未曾有の大ヒットになってしまい、めちゃめちゃ売り上げがあってきてしまってですね、
それがどういう経緯かは詳しく書いてなかったんですけど、
会社に見つかってね、まあクビになっちゃったんですよね。要するに副業なんかやってるなお前ということでしょうね。
で、彼女は職を失ってしまったわけなんです。
で、学校も出てなくて本当に夜学に帰って苦労して得た職なので、
まあそれを失ってしまったことは大変ショックだったんですけども、
逆に彼女はその職を失ったことによって、
まあ結果的にね、その自分の修正機のビジネスにキューッと集中することができたんですよね。
で、それで彼女はその修正機ビジネスをめちゃめちゃ発展させてですね、
なんとまあいわゆるミリオネイアルですから、まあ億万長者になったっていう感じですかね。
まあミリオネイアルっていうのは直訳すると100万長者なんですけれども、
まあこれドルで考えればね、まあ今だったら1億5000万ぐらい。
でもっと当時1950年代ぐらいの話なので、まあもっともっとものすごいお金だったんですよね。
なんていうエピソードでした。
逆境からの成功
で、これなんかね非常に面白いなと思ったんですけれども、
彼女は一旦仕事を失ってですね、まあゼロになってしまって、時間が逆にできたことによって、
強烈にですね、そこに自分のビジネスに選択と集中、
まあ選択も何もないよね、それしかやることがないんだから、
そこに集中することができて、でビジネスを大成功させたというエピソードだったんです。
で、これの本当に面白いなと思いましたね。
えーと、まあ僕の周りにね非常にたくさんの事業家さんがいます。
で、特にあのオンラインの事業家さんに多く出会うようになったのは、やっぱりコロナがきっかけだったんですよね。
で、まあ僕みたいなその英語の教室っていうのはオンライン化をすぐにすることができたので、
直接急激なダメージというのはなかったんですけれども、
やっぱりね飲食店とかね、あるいはその音楽関係のそのライブとかやってる方とかは、
もう本当に大変でしたよね、あの頃ね。
知ってるあの事業家さんの中にもですね、やってる仕事がゼロになった。
そして売り上げも当たり前のことながらゼロになっちゃった。
そういう方が当時めちゃめちゃたくさんいたんですけれども、
そこでですね、今までと全く別のやり方をしないとしょうがないわけなんですけど、
そのあまり余った時間ができたことでですね、何か別のことを、別のビジネスを立ち上げることができて、
それで今大きく成功してらっしゃる方というのも相当数ね、周りにはいるわけなんですよね。
こんな風にですね、一見ネガティブに思える出来事が後になってみたら、
あの時時間がたまたまできてしまった。
あるいは何か他のことに活路を見出さざるを得なかった。
っていうことが結果的にその人のミッションみたいな、
そういう自分のライフワークみたいなものにつながっていたみたいなことってよくあるんですよね。
これが例えば体の調子を崩してしまったとかですね、
あるいは身内が誰か病気になって仕事が思うようにできなくなったとか、
そういう本当にネガティブに思えることがきっかけになって、
そこから一発逆転で何か大きな成果を上げるということって結構あるんですよね。
例えば会社をクビになってしまった。
でもそれがきっかけで何かまた別の自分が本当にやりたかった仕事につながったとかですね。
いわゆる強制リセットみたいなのってよく人生にはあるわけですよ。
働く女性の地位向上
一周回ってさっきの修正液を開発した女性の物語にもう一回戻ると、
結局彼女はそれで億万長者になったわけなんですけれども、
それでおしまいではなかったんですよね。
彼女は何をしたかというと、やはり働く女性の地位向上というものをすごく大切にしたんですよね。
自分の会社がどんどんどんどん大きくなっていて、従業員も増えてきた。
その時に時代の先陣を切って会社の中に託児所を設けるとかね。
そういう福利構成に力を入れたり、あるいは事前事業をやったりとかということをやっていた。
多分それは彼女のミッションというのが、働く女性のサポートをしたいというような、
そこが何か彼女の人生テーマだったんじゃないのかなと思うわけですよね。
これは似たような話を昨日サウナの中で聞いたんですけど、
ある音楽番組に矢沢栄一さんが出ていたわけです。
矢沢栄一さんという有名なエピソードでは、キャロルというロックバンドを組んで、
めちゃめちゃ人気になったような記憶があるんですが、
その頃矢沢栄一さんにしてみれば、アルバムを出しても5万枚くらいで止まってしまっていて、
彼らの目標には遠く及ばなかったらしいんですよね。
しかもキャロルというバンドは3年ぐらいで仲間の方向性が違ってきたりして解散してしまった。
これ強制リセットになっているわけですけど、それで彼は単身アメリカに渡ったりするわけなんですね。
そこで彼は自分の音楽ってなんだろうと自分と向き合うことによって、今の矢沢ブランドを立ち上げた。
しかも彼はそこに留まらなかったんですよね。
当時、割とゆるっとしていた著作権のことであるとか、肖像権のことであるとかですね。
そういった音楽ビジネスに当時まだちゃんとしていなかった地盤を固めるということを彼が先陣を切ってやったりとかですね。
電子チケットを最初に導入したのも矢沢栄一さんだと。
この話ね、昨日テレビ見た人はなんだろう、昨日聞いたよと思ってるかもしれないけど。
でもやっぱりそういう単なる個人の成功ではなくて、より多く人に還元していくようなミッションみたいなものを成し遂げていく。
そして今の矢沢栄一、矢沢がいるわけですよね。
矢沢栄一さんがキャロルンが解散した後のことを思い出して言ってたんですが、あの頃は本当に怖かった、不安だったって言ってたんですよね。
あんな風に大成功してる人でも、そしてしかもキャロルというバンドがあれだけ人気になった話題になった。
だけどもその影では彼はめちゃめちゃ不安に襲われ、そして完全に一回ゼロベースに戻ったりしてる。
神様の導き
そんな経験を彼もしていたと。
本当に人生作用がうまいなんて言葉もありますけれども、何がきっかけになって逆に良くなるかというのは分からないですよね。
つまり私たちの知識とか知能を遥かに超えた大きな存在は、私たちのあるべき姿になるようにいろんな出来事を用意してくれている。
それは僕らにとってはあまりよろしくないことなのかもしれないけど、後になってみればこれがあったから今があるんだねと思いませんかね、皆さんね。
ある程度の年数生きていれば多分そういうふうに思うことってあると思うんですけど、最終的にそうだったっていう話に多分なるんだと思うんですよね。
時々話をする宇宙の知的生命体と言われるバサールなんかもですね、ダリル・アンカさんというチャネルラーの口を通じて言いますけども、
実はオートマティックなんだとか、それにしっかりと信頼して委ねればいいんだみたいに言うんですけど、
なかなかピンとこないですけど、そんなに大きな計らいがあって、私たちは結果的に導かれているんだと思うと、なんとなくちょっと気が楽になるんじゃないかなと思うんですが、いかがでしょうか。
というわけでね、何か行き詰まった時には何か大きな力によって導かれているんじゃないかなというふうに思ってみると、ちょっと気が楽になるところもあるんじゃないかなと思いますので、ぜひ参考にしてみてください。
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OK, that's it for today. Thank you for listening, and have a great day.