最終レッスンの思い
こんにちは、英語指導メンタリストのはじめ先生です。このチャンネルでは、思考を変えることによって英語力と人生を劇的に好転させる秘訣についてお伝えしています。
今日のテーマは、あなたのhome はどこですか?というお話です。
先日もちょっとお話ししましたが、うちの教室でアルバイトをしてくれていたウクライナから来た女性講師が、今日が最後のレッスンでした。
新たなチャレンジということで、東京へお引越しをすることになったということで、今日がラストレッスンだったんですけれども、
最後のお別れの前に、いろんなお話をしたんですけれども、僕が思っていた以上に、この自分の教室に何か所属していたという感覚が、彼女にとってはとても重要だったらしいんですよね。
大げさに言えば、日本で唯一の家みたいな感覚を持てる場所だったと思うんです。
他の講師もいて、家族とかいつもいるメンバーがいるところ、いつものお客さんがいるところ、そういった繋がりを持てる場所だったんですよね。
彼女はウクライナのキイウ出身、首都のキイウですよね。
ウクライナ戦争が始まった時に、1年間留学ということで日本に来たわけなんですけれども、それで本来はウクライナに帰る予定だったんですが、
戦争がご存知の通り全然終わらず、キイウ市内にもかなり爆撃があって、ミサイルが飛んでくるようなことがあるわけですよね。
普通に考えて恐ろしいですよね。
自分の住んでいる町に時々ミサイルが飛んでくる、ご近所の方が亡くなったり、家が亡くなったりとか、
そういう状況があるということを想像すると本当に恐ろしいですよね。
日本でもそういうことがあったので、昔は疎開をしていたりしましたね。
学童疎開とか親元離れて。
それと同じような感覚もあったんじゃないかと思うんですよね。
自分の祖国がどうなるかわからない。
自分の知っている人が安否がどうなるかわからないという中で離れてくださなければならないというのは真鍮殺するので、
本当に忍びないという感じなんですけれども。
戦争と帰属意識
この国を追われるという感覚はなかなか私たちは感じることができないですよね。
なんだけどね、一世代前くらいの僕たちの親世代。
僕がもうすでに寒暦前くらいなので、親は当然戦中派だったりするわけですよ。
うちの父は名前がカツオと言うんですけどね。
カツオって言うと佐々谷さんのカツオちゃんをイメージするかもしれませんけれども、
父が生まれたのが1942年の12月8日だったわけです。
これはわかる方もいると思いますけど、
日本が真珠湾攻撃をしてからのちょうど1年経ったところなんですよね。
まあその戦況1年くらいはどうだったんでしょうね。
まだイケイケムードだったんでしょうかね。
そんなこともあって当時の子供の名前にはですね、戦争に勝ちますようにみたいな。
そんなのでカツオってつけたりして。
まあうちの祖父母もそんな感じの時代の空気の中にいて、
子供にそういう名前をつけたわけなんでしょう。
で一方でね、ほぼ同世代の人の中には、
うちの父の代と同じような人の中には、
生まれが満州だったという方も結構いるわけですよ。
日本史でも習ったと思いますけどね。
満州国というのが日本の傀儡政権だったわけですけども、
愛前閣羅府議を皇帝に立ててですね、
そういう国を自立したわけなんですけれども、
まああの戦争も終盤になってきて、
非常に日本の状況が良くなくなってきて、
終戦間際になったら当時のソ連がですね、
日蘇不可侵条約というのを破って、
日本を攻撃し始めたんでしょうね。
でロシア人が襲ってくるというので、
もうみんな命からがら満州から逃げてきたわけなんですけれども、
この人たちも、もともとの祖国は満州で生まれたんだから、
それを追われてきた人たち、
つまり難民として日本に戻ってきた人たちなんでしょうね。
だけどその日本に戻ってくるまでの間にですね、
飢餓とか病気とかで、
本当にバタバタと亡くなっていったという話を、
聞いたことがある方もいらっしゃるかもしれないんですけれども、
本当にね今の日本では想像もつかないかもしれませんが、
一世代前はね、そんな経験をしているわけですよね。
ホームの意味
自分の生まれ故郷、あるいは祖国。
これ英語ではあのすごい簡単に言うとホームですよね。
でこのホームという単語なんですけれども、
もう一個絵にはねハウスになりますよね。
この二つが一体何が違うのかというと、
ハウスというのは建物としての家であるのに対して、
ホームというのはやっぱり自分が帰る場所、
みたいなところがあるわけです。
野球なんかでもホームグラウンドとかね、行ったりしますよね。
でこのホームという単語、
家と訳すと名詞じゃないですか。
ところがちょっと英語でかじったことのある方なら分かると思うんですけど、
名詞だけじゃなくて福祉としても働くんですよね。
つまり家にとか家へとか家でみたいなやつですね。
例えば家に帰るって言ったらGo Homeなんですよね。
Toを入れないわけです。
Go to Homeって言わないんですよね。
だからそのホームという単語自体にある種の心が落ち着く場所であるとか、
やっぱり帰る場所であるとかね。
あるいはその背後には愛とか人間としての繋がりがある空間みたいな意味合いがある。
なので言い換えたとしては、
This is my house but not my home
なんて言い方も成立するかもしれない。
ここは私の家だけど私の心の居場所ではないっていうね。
なんか痛々しい話になるわけですけど。
要するにホームってそういう自分の帰る場所だったりするわけです。
もし宇宙飛行士だったらホームは地球ということになるんですよね。
話が飛んじゃったみたいになりましたが、
そのウクラナ人の女性講師が帰り際にいろいろ話をしていて、
気がつくと目に涙を浮かべていたんですよね。
僕はちょっとそれが意外だったんですけど、
やっぱり彼女にとってはこの教室が日本で唯一の
ある種ホームに感じていただいたんだなと。
それは本当に嬉しいことだったし、
そう思っていただけたのが、
僕もなんか光栄だったのかなという感じがしています。
東京へ離れてはいくんですが、
これからもオンラインではレッスンをやっていただこうと。
素晴らしい人なのでね、思っていて。
つながりはこれからも持っていくということなんですけど。
今日思ったことなんですけど、
ホームみたいな場所が欲しいんですよね。
家が必ずホームと限らない場合もあるじゃないですか。
そんな時にやっぱり
サードプレイスと言いますよね。
それが必要な人もいますよね。
スターバックスが人気になったのはサードプレイスを提供する。
それ実はホームだったりするのかもしれません。
皆さんの中にもホームみたいな場所ってあると思うんですよ。
自分がいる心地のいい場所をですね。
例えば部活の部室がホームだった人もいるかもしれないし、
夜な夜な通うスナックがホームの人もいるかもしれないですね。
どこにいてもホームというのは
人とのつながりとか、
人との関係とか、
人とのつながりとか、
愛とかそういったものの中にある温かい場所なんですよね。
なのでスピリチュアル的に言うと、
帰るべき波動の場所というのかな。
心が落ち着く場所みたいなものですね。
だから本当にウクライナ人工市の女性が
うちの教室をそのように思ってくれたということが本当に嬉しくてですね。
教室が誰にとってもそういう場所で
あったらいいなというふうに思っているわけです。
今放送を聞いていただいている皆さんにとって、
ホームってどこでしょうかね。
建物とかではなくて人とのつながりとか、
心が安心できるような瞬間なのかもしれないですよね。
中にはスタンドFMが意外とホームみたいに感じている人も
いらっしゃるのかもしれないですよね。
というわけで今日は、うちで働いてくれていた
ウクライナ人女性工市が最後のレッスンだったよというところから
ホームということについてお話をしてみました。
改めて皆さんにとってのホームって
何だろうということを考えていただきたいですし、
いかにしてこのホームの素敵な場所を作っていくか、
そんなことも考えていただくきっかけになったらなと思います。
というわけで今日も聞いていただいてありがとうございました。
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