オランダの教育システム
こんにちは、英語指導メンタリストのはじめ先生です。
このチャンネルでは、思考を変えることによって、英語力と人生を劇的に好転させる秘訣についてお伝えしています。
今日のテーマは、「オランダの教育は60点でOK」というお話です。
先日、オランダの教育を視察に行ってきたという人たちの報告会がZoomであってですね、ちょっとそれに参加してきました。
そのオランダの教育の視察に行ったのは、学校の先生とかですね、民間の英語の指導者さんが中心だったんですよね。
その中でいろんな報告がある中で、皆さんが口々におっしゃっていたことに、オランダが60点でOKにしているということに非常にびっくりしたというお話なんですよ。
オランダはね、英語を母国語としない国の英語力ランキングでもずっと1位なんですよね。
オランダ語って言語的にはヨーロッパ言語なんだろうけれども、英語とかなり違うんでしょうけれども、ずっと1位なんですよね。
結構北欧の国が教育水準が高くてですね、スウェーデンとかフィンランドなんかも有名なんですけど、英語のランキングでいうといつもオランダが1位なんです。
2位がシンガポールというところもしばらく変わってないのかな。
で、その秘訣は一体何なんだということで先生たちがですね、視察に行って、押すとね、もう日本の教育と違うところばかりでびっくりするということなんですよね。
その一つが60点で良しにしているということなんです。
僕は60点って本当にずっと前から大事に思っていて、英語コミュニケーションという観点に立てば通じる通じないで言えば僕は6割で良いと思っているんですよね。
5割だと白だか黒だか分からないけど、6割だったら白か黒かぐらいは分かるじゃないですか。
そういうところをOKにしてあげるというのがコミュニケーション力を育てる上では大事だと思っているんですけど、
どうしてもみんな間違いのない英語ということにすごくこだわるんですよね。
僕は英会話教室を経営しているんですけど、皆さんもそれなりに英単語とか持っているんだけれども、それをどう使えばいいのかというのが分からないわけです。
もちろんそうですよね。英語って語順とかありますからね。
もちろんその基礎から1個1個積み上げて文法をやってというのも大事なんですけど、それ以上に間違っていてもいいから、
持っている英語力で何とか伝えようとするという想像性みたいなものの方がはるかに重要だと僕は思っていて。
だから以前の放送で、勉強では身につかないという話をしたんですけれども、
全然正しい英語にしようと思うとゴールがそこになってしまうので、別にそうでなくてもいいじゃんということなんですよ。
やっぱりそうなってくると何が違うかというとですね、学校に漂っている雰囲気が多分全然違うんですよね。
その子のいろいろその子どもたちに様々なバックグラウンドもあるし、能力の差もあるんだけれども、
その子の今のありようでもOK、足らないところがめちゃめちゃあってもある6割を褒めてあげましょうみたいなところだと思うんですよね。
なので一様にみんな結構自己肯定感が育って、学ぶ力みたいなもの、学ぶ意欲みたいなもの、それが育っていく。
結果的にそれで非常に高い英語力なり教育学力を身につけていくということなんですよ。
だから学力というものの考え方自体が全然違うと思うんですよね。
自己肯定感と学ぶ力
日本で学力というと知識の量とかどれだけ正解が得られたかということが学力だと思われているんですけど、
特に北欧の考え方みたいなのだと学力が本当に学ぶ力なんですよね。
自分で学んでいく力をどう育てていくかということに焦点が当てられる。
ここが本当にめちゃめちゃ違うところだなと思うんですよね。
日本の教育にはいいところがあるということを皆さん口々におっしゃってまして、
例えばみんなで掃除をするであるとか、集団的な行動を重んじているとか。
これ今すごく外国人観光客が来たときに日本人が非常にマナーが良くて道徳的な心も持ち合わせていて、
他人を思いやる心があるということで称賛されているわけなんです。
それはそれでいいんだろうけれども、やっぱりそれって結局他人軸でもあるんだよね。
他人の世間様とか人に迷惑をかけないように。
それが非常に我々の日本人の精神の中に大きく影響を与えているんだけれども、
それが中心になってしまうとやっぱり自分よりも他人を優先してしまう。
自分を満たすということをついついおろそかにしてしまって、
自分の本当の望みって何だろうと分からなくなっているみたいな人もめちゃめちゃたくさんいるわけですよ。
実際にマーケティングとかも教えているんですけれども、
その時に自分って何できるんだろうというふうになった時に結構思いつかない人がいるんですけれども、
それってよくよく自分の過去みたいなものを振り返ってもらうと、
そういえばこんなこともできる、こんな経験もあった、これって人にシェアできることだよね、
これって人にとって有益なことが与えられるもんだよね、みたいなところがあるんですけれども、
何かここがゴールみたいな、これが100点みたいなのがあると、
その100点に合わせて自分の足らないところばかり目に行ってしまうというところがあって苦しくなってしまう。
以前の放送でも日本人の幸福度と英語力の違いというのをしゃべったことがあるので、
また概要欄に貼っておきますので、よければそちらも聞いていただきたいと思いますけど、
本当にこのメンタリティの違いというので幸福度も違ってくるし、
教育の成果も本当に変わってくるんだなということを改めて感じました。
僕もできれば実際にそういうフィンランドとかオランダとかの教育また機会があれば見に行きたいなというふうに思っているんですけれどもね。
ここのチャンネルをフォローしていただいている方は英語に興味があったりして、
自分で英語を学習している方が多いと思うんですけれども。
勉強することを僕は否定はしませんけれども、
いかに今持っている英語力をどう使うかという、そっちの方へ意識をシフトしていくのがいいんじゃないのかなと思います。
永久にネイティブみたいになろうとかですね。
それは憧れとしてはいいかもしれないですけれども、
そこをばっかり見つめていると今の自分はダメだ、今はNGというふうになっちゃうと、
結局いつまでも準備しているだけで英語を使うという本来の楽しみから、
どんどん自分が乖離してしまって、面白くなくなっちゃうと。
英語が身につかない最大の理由って継続できないことだと思うんですけれども、
それってやっぱりこんなんじゃダメだよなって思うことだと思うんですよ。
自分ができないという、そこだと思うんですよ。
それってやっぱり指導者がどういうふうに引っ張ってあげるかというのもあると思うんですけれども、
いい加減でいいと思うんですよね。
いい加減で良しにしてあげるというのがすごく大事だし、
自分であんまりハードルを上げすぎないというのが結構コツなんじゃないかなというふうに思います。
ということで、オランダの教育で60点でOK。
ここは非常に日本人にとっては学ぶところが多いんじゃないかなと思います。
全然関係ないですけど、うちの娘が高校生なんですけど、
それなりに新学校に通っているんですけれども、
そこのテストが100点満点で平均点が30点とかなんですけど、
それってどうなんとかめちゃめちゃ思うんですよね。
中学校の時に結構頑張って勉強して、それなりにできるという評価を受けていたんだけど、
ここに行ったら100点満点なんで30点で平均点が。
できなかったら赤点だとか言われてるけど、
それってどうなのとか本当に思います。
なので学ぶ側としたら自分が完璧でなくていいんだというふうに自分を許可してあげることも大事だし、
特に指導者側ですね、やはりそこのできているところをちゃんと見てあげるというところかな。
それが僕は大事なんじゃないかなというふうに思いました。
ということで、今日も聞いていただいてありがとうございました。
今日の放送が良かったよという方は、いいねやコメントなどいただければと思います。
OK, thank you for listening and have a great day.