スター・ウォーズとヨーダの紹介
こんにちは、英語指導メンタリストのはじめ先生です。このチャンネルでは、思考を変えることによって、英語力と人生を劇的に肯定させる秘訣についてお伝えしています。
今日のテーマは、 スター・ウォーズのヨーダに学ぶ人生哲学
というお話です。 皆さんの中には、スター・ウォーズを見たことがある人って多いんじゃないかなと思います。中にはまだ見たことがない
という人もいるかもしれないんですけど、 スター・ウォーズは全部で9作今までに作られています。
これは番外編、スピンオフを除いてなんですけど、一番最初に作られたのは、もうはるか昔ですね。
1977年、日本での公開は1978年でした。 まあ細かい話は除きますが、そこから全部で9作が作られました。
本当に長いですよね。 そしてそのスター・ウォーズの根底にあるテーマというのは、
善と悪ですね。グッド&イーヴェルの物語なんですね。 人間の心に救う善の心と悪の心。
まあ言ってみれば、劇でいうと、この陰と陽の、そういったエネルギーの戦いであり、それを通じて人がどう生きるべきかみたいなところがテーマだったと思うんですよね。
で、今日お話しするヨーダというキャラクターをね、見たことがあるかもしれませんけれども、最初に登場したのはエピソード5。
エピソード5と言いながら実は2作目になるんですけど、1980年くらいなのかな。
そのあたりに作られた映画で、なんかちょっと緑色のね、耳の長い、なんか目がギョロッとした。
人間じゃないけど、非常に人間くさい顔をした老賢者みたいなキャラが出てくるわけです。
それがですね、非常に体もちっちゃいんだけども、ジェダイというね、ライトセイバーという剣を使って戦う戦士の先生だという設定になっているわけです。
で、全然戦闘的なタイプに見えないんだけれども、非常に深淵な教えを伝えるというキャラ設定になっていて。
そこにはですね、多分に東洋の老賢者、特にね、老子の思想を色濃く反映しているキャラクターだったりするわけです。
ヨーダの教えとその意義
だからヨーダの話す英語っていうのは日本語の文法に非常に似てるんですよね。
例えば劇中に出てくるセリフで、「わしがお前を彼のところに連れてってあげよう」なんていうのは、「take you to him I will」って言うんでしょうね。
これ本来の語順であれば、「I will take you to him」となるはずが、「take you to him I will」、
まあ何かいわゆる統治文みたいな、統治文というのは語順をひっくり返したような言い方をするんですね。
これは日本語の文法なんかでよく主語が省かれて、最初に例えば目的語が出てくるとか、
日本語で言えば、「連れてってやれよ彼に」みたいなのをそのまま語順にしたような感じの英語になっていると。
ここでね、その東洋の賢者ムードをプンプン出すんですけど、そのヨーダの教えというのもですね、非常に東洋的なんですよね。
ヨーダはそのジェダイの騎士にフォースの使い方を教えるわけです。
フォースというのは考え方としてはその木の概念に非常に似ていて、私たちの身の回りに常にあって、それがすべてのものを結びつけている。
それは生きとし生けるものだけでなく、石ころとかですね、ものとかにさえそのフォースは宿っているみたいな感じで言うんですよね。
だから例えば石にあるフォースと自分のフォースをうまく通い合わせることができれば、その石を動かせる、手を使わずに動かせるようになるみたいな、ちょっと超能力的な感じを言ったり。
あと、そのフォースを読み取ることによって未来が読めるなんていうね、これはなんていうのか。
液っていうのはね、木学の一番元物になっているものなので、それに非常に似ているなという感じもするわけです。
そのヨーダの言葉の中でですね、いくつか非常に我々に深い意味を問いかけるものがいくつかあります。
そのいくつかをお伝えしたいと思うんですけど、まず一つ目。
We must unlearn what we have learned というセリフです。
We must unlearn what we have learned.
We must unlearn. unlearn っていうのは learn が学ぶ。だから unlearn っていうのは、学んだことを手放すという意味なんですよね。
そうすると、We must unlearn what we have learned. この what we have learned っていうのは、私たちが学んできたことという意味になります。
すると、我々は学んできたことを手放さなくてはならないという意味になるんですけど、これみんなはどんな意味だと思いますか。
私たちはね、やっぱり常に学びを求めるわけですね。でもやっぱり学びというのは明らかに重要だったりするんですけれども、
なんだけど、もう一方で様々な形で自分たちが習得してきたものっていうのが自分たちの扱いになることもあるということなんですね。
それは常識であったり、規制概念であったり、親から植え付けられた考え方であったり、学校で教わったルールであったり、そういったものですよね。
その学びを通じて、私たちはいろんなものを得るわけですけども、同時に何かを得るということは何かを失うんですよ。
大人になれば子供の自分を失いますよね。
罪をすれば純粋な自分を失ってしまうとか、だから新たに純粋に何かを学ぼうと思ったら、時には自分たちが今まで学んできたことを手放さなきゃいけないということもあったりとか、
行動の哲学
そんなことを意味しているわけですよね。で、次に紹介するヨーダの言葉なんですけれども、
Do or do not. There is no try. というセリフです。
Do or do not. There is no try. やるかやらないかだ。
やってみるっていうのはないんだよという話ですね。 これ皆さんどんな意味だと思いますか?
これはどんな場面で出てきたかというと、主人公のルーク・スカイウォーカーが自分が乗ってきた飛行機ですね。
飛行機というのは戦闘機、Xウィングファイターというんですけど、それが水に突っ込んでいたのがズブズブズブッと水の中に完全に沈んでしまって、
で、それを見てルークが、ああもうこれじゃ帰れないよって言った時に、ヨーダがため息をついて、お前はいつもそうやってすぐそう言うと。
何のために訓練してきたんだ。お前はフォースで石を持ち上げられるようになったじゃないかと。
Xウィングだって、その飛行機だって持ち上げられるんだからやってみろよって言った時に、
僕は、いやいや石と飛行機はわけが違いますよと言うわけなんですよね。 その言葉を聞いてヨーダは、
No, no, no different. Only different is your mind. って言うんですよ。
いやいや、違わないよ。違うのはお前の心だけだと。 だから石を一つ持ち上げるのは簡単だけど、
だけど飛行機を持ち上げるのは難しいと思っているのは、お前の頭の中であるその固定概念でしかないんだみたいな言い方なんですよね。
そのセリフを言われてもルークは、あーわかりました。じゃあやってみます。
OK, I'll try. みたいに言ったんだけど、そこでヨーダは、Try not. 言ってみれば、やってみるじゃないんだと。
そしてさっきの冒頭のセリフね。 Do or do not. There is no try. やるかやらないかでやって、やってみるというのはないんだと。
この言葉の背後にあるのは、やってみるって言った時点で、それできないっていう前提、あなた持ってますよねっていう言葉なんですよね。
例えば、石一つ拾うのにやってみろって言いますかっていう話なんです。 石ころ一つ拾うのに皆さんやってみるって言いますかね。
やってみるというのは、その行為に対して自分ができないであろうという前提を持っている。
それを無意識に自分が表現しているわけです。となれば、それは結果は見えてるよね。
やってみるって言った時点で、もうできないって宣言してますよね。ある種のマニフェステーションっていうのかな。
それが現実になっちゃうんだから、そうじゃない。 普通に小石を拾うようにやれという言い方なんですよ。
で、これすごい難しいことなんだけど、小石を拾うように、ごくごく当たり前のようにやれというね。
ちょっと聞くとね、それは難しいよねって思うような教えなんですよね。
普通に考えれば、何かいきなりできるようになるわけではないから、とりあえずやってみるっていうのは大事なんだけれども、
その時に心にどんな前提があるかが大事だってことだと思うんですよね。
とりあえずやってみるって言った時に、結果に一切期待をしないで、ただやってみる。
ただやると言っても、それをいい加減にやるわけではなく、無心にやるわけですけれども、それでいいんじゃないかということなんですよね。
深く私たちは先にもう結果を予想して、これはできそうだ、できなさそうだと思ってやらなかったり、
やるにしてもいい加減にやってしまったりとかいうことがあると思うんですけど、
そういうふうにね、できるできないと思っちゃってると進めないってことですよね。
だからやるべきことが分かっているんだったら、本当に小石を拾うように普通にやるっていうことの大事さをヨーダが訴えているということなんですけど、
皆さんどうですかね。
何かをやるにした時に自分がどんな前提を持っているかと、ここが結構大事なんですね。
今何かに取り組もうとしている時に自分はどういう前提を持っているか、
その自分が無意識に持っている前提に気づくことで、自分が無意識にどのような未来を築こうとしているかということに気づいて、
そして本来自分が目指している未来に向かって淡々と行動していくということの大切さを訴えているお話でした。
これ非常に面白いのは、この易の中にも似たような言葉がいっぱい出てくるんですよね。
占いの書であり哲学書の書と言われる易なんですけれども、今講座の説明会もやっております。
そういう東洋思想、あるいは占いに興味がある方は概要欄の方から説明会にお申し込みいただければと思います。
URLをクリックしていただくと説明会の日程が出てきます。
はい、というわけで今日も聞いていただいてありがとうございました。
今日のお話が良かったよという方は、いいねやコメントなどよろしくお願い致します。
聞いてくれてありがとう、良い一日を!