意味を読み取る力の重要性
こんにちは。英語指導メンタリストのはじめ先生です。このチャンネルでは、思考を変えることによって、英語力と人生を劇的に好転させる秘訣についてお伝えしています。
今日のテーマは、点と点を結んで意味を読み取る動作力の鍛え方というお話です。
英語の指導をしているときに、特に高校生とかの大学入試の問題とか、英研の上の級、順位級とかの指導をしているときに、
本当に常々感じるのは、点と点をつないで意味を読み取るという力がすごく大事だなと思うんですよね。
ある一定以上の難易度のある英文、わからない単語とかいっぱいある英文を読もうと思ったときに、
一番よくあるアプローチは、わからなかったら辞書を引きましょうみたいなやり方があると思うんですね。
学校の先生にそういうふうによく言われた人もいるんじゃないかと思うんですよね。
とにかく辞書を引きなさい、とにかく辞書を引きなさいと。
僕も教員だったときには、先輩の先生がそう言っていたのもあり、当たり前のようにそれが金か玉状、疑問も持たずにそう言っていたんですけど、
あるところからそうじゃないんじゃないかと思うようになって、辞書を引かない指導を始めたんですよね。
それは一体なぜかというと、生徒さんが単語の意味がわからなくて全部調べるとするじゃないですか。
ところが単語の意味を全部調べたから英文の意味がわかるかというと、やっぱりそうじゃないんですよね。
ありがちなのは字面だけ追っているけど何を言っているかわからないみたいなことに結構なりがちなんですよね。
このあたりどうですか?皆さんはけんけんありますかね?
言ってみると英文を読んでいてわからない単語があったというのは、日常生活に例えてみると、
自分が生活している中でこれってどうなんだろうとか、これなんか嫌だなとか思う気持ちとか、いろんなものに日々遭遇するじゃないですか。
それに対して一回一回全部反応して過ごしていると、目の前の一個一個の敵みたいなものは倒しているんだけど、
相対として自分が今何を出すべきで、そして今自分がどういうストーリーの中にいて何に向かっているのかとか、
あるいは自分の課題って何なのかっていうね、そこの視点が抜けてしまうってことがね、往々にしてあるんじゃないかなと思うんですよね。
だから本当はそこは別に関係なくないっていうようなことにまで全部反応して、
そこで精神的なエネルギーとか時間的なリソースとかを抑えてしまい、終わってみた時にこれって何なんだっけみたいなことになってしまうってことも僕は日常の生活の中にあるんじゃないかなと思うんです。
だけど一つの英文、あるいは一つの人生には、一つのテーマがあると思うんですよね。
テーマでなければ何らかの意味って言ってもいいかもしれませんけれども、
そのテーマなり意味なりって何だろうっていうふうに心を働かせながら関わっていかないと、
一回一回起きている物音、事象であるとか、あるいはわからなかった単語とかに関わって、いちいち反応して関わっていると、その一筋の流れみたいなのが見えなくなってしまうわけです。
それを防ぐためにはどうしたらいいかって言ったら、やっぱりちょっと俯瞰した視点っていうのがどうしても必要になるんですよね。
人生のストーリーの理解
ちょっと遠いところから見てた時に、これは全体として言わんとしている道筋はどういうことで、おそらく前の流れから言ったら次はこういう展開になるはずだよねっていう論理的な思考であるとか、
あるいは過去に自分の身に起きたことから関連づけて考えて、そして目の前に起きている出来事に対して自分が今どのように対処することが求められているのかとかいうふうな視点で、積極的に心を働かせて関わっていくっていう。
そういうふうにするかしないかで、全然やっぱり人生の言い方みたいなものが違ってくると思うんですよね。
これは心理学の分野とかだと交流分析っていうのがあるんですけど、自分の交流パターンを見ていった時に、そこにある種のストーリーが見えてくると。
そのストーリーっていうのが往々にして、ちっちゃい時からの様々な生育環境とか、親からのメッセージによって築き上げられた自分の中の反応形式があるんですけど、
自分の反応形式に一定のパターンがあると、そこには一定の物語が繰り返し現れるようになってきやすいわけなんですよ。
でもね、ほとんどの人はそれが気づかないんですよね。
ある時、なんでいつもこうなっちゃうんだろうみたいに思い返した記憶がある方もいると思うんですけど、
そこで終わってしまわないで、それは一体何なのかっていうのを、もっと自分で主体的に、頭とか心を働かせて考えていくということが大事なんじゃないかなと思うんですよね。
ちょっと抽象度の高い話になっているので、もっと身近な話に置き換えてみると、
例えば、長男なり長女というのは、わりかし下に弟妹がいると、育てられるときに、
あなたはお兄ちゃんなんだからしっかりしなさい、あなたはお姉ちゃんなんだからこうしなさい、みたいなことを言われがちなんですよね。
そうすると、やっぱり長男長女というのは、いわゆる長男的あるいは長女的なしっかり者に育ちやすいと、
同時に、結構しっかりしてるんだけども、メンタル的にやや脆弱になりやすいんですよね。
それはなぜかというと、あなたはしっかりしなさいという言葉の裏には、自分はしっかりしていないからしっかりしなきゃいけないんだという前提をすり込まれているというところがあるので、
結構長男長女というのは、他人の評価を気にして揺れ動きやすいという傾向があったりするわけなんですよね。
そうすると、長男長女系のキャラクターを持った人というのは、やっぱり頑張り屋さんが多く一生懸命努力するのだけれども、
何か常にどこかで不安を抱えていたりストレスを抱えていたりしやすくて、何か場合によっては時々ポキッと折れてしまうぐらいの挫折を味わいやすくなったり、
あるいは大事な場面で何か不安になってきて失敗しやすくなったりとかね、そういう傾向があったりします。
逆に言えばね、下の子は親も子育てに慣れて比較的のんびり、しかも上の子もいて、そんなに手がかけられないといい加減に育てられると、
伸び伸びとしたキャラクターに育ちやすく、末っ子らしいキャラクター、自由活達なキャラクターみたいなものが形成されやすくて、
それがやっぱり人生の中にも展開していって、あるいは両当たり上手だったりとかいうことが起こりやすいじゃないですか。
だけどこれっていうのはね、いわゆる俯瞰した見方ですよね。
いろんな長男像、あるいは末っ子像みたいなものを引いてみて、単純化していくというか、一般化していくとそういうキャラクターが見えてくるんだけど、
本人にとってみれば、なんで自分がこういうふうに反応形式をしているのかとか、
自分がなんでこんなにストレスを感じやすいのかというのは、やっぱり気づかないわけなんですけれども、
その時に自分の身に起きて何度も現れるような出来事を点と点をつないでいくと、
そこにやっぱり自分の中のストーリーみたいなのが見えてきて、自分の課題が浮き彫りになるということがあると思うんですよね。
洞察力を養う方法
例えば他には、僕らが芸能ニュースを見ていると、恋大きい男、恋大きい女というイメージ像を持っている人は、
結婚したというと、またどうせすぐに離婚するんだろうというふうに思ったりすると、案の定そうなったりする場合もありますよね。
それというのは俯瞰した目線で、その人の人生のパターンみたいなものを何となく読み取っていて、
別に占い師でなくても、何となく予想がつくというところもあったりしませんからね。
それというのは、占いでいうと層を見るというのかな、人層とか仮層とか手層とかって、
あれってパターンの認識力だと思うんですよね。
それは1個1個の部品、例えば手層であれば運命線がどうとか生命線がどうとか、そういった部分からも見ていくんだけど、
パッと全体として、総合的な判断として、こうなってこうなってこうなっているから、全体としてはこういうふうな性格の人なんだろうみたいな、
そういうふうな判断力を磨くことで、手層とかの占いというのは成立するんだと思うんですけど、
その点と点をつないで、そこにあるものを導き出すというのは、言ってみればその層を読み取るみたいな感じに近いのかもしれないですね。
その力を磨いていくと、やっぱり洞察力があったかね、そういった、あるいは英語で言えば読解力みたいなもの、
1個1個の単語とかじゃなくて、この話の流れがどうなっているかというね、
それをやっぱり感じ取って捉えるという力が結構根源的に大事なんだと思うんですよね。
これは人生においても、自分の人生の流れを捉えて、今どういう状態にあるのかというね、
そこの層を読み取るみたいなところが大事だし、それができるようになるためには少し俯瞰したものの見方をして、
一見関係のなさそうなものの点と点をつないで、そこの中を因果関係で結んで見ていくという、
それを養っていくと、皆さんのいろんなものの理解力であるとか、洞察力というのが描かれてくると思いますので、
ちょっと心がけてみるといいかもしれません。ちょっと抽象度の高い話だったんですけどね。
はい、というわけでね、易を学ぶというのは、人生の様々なシチュエーションの中の層を読み取るというような部分があります。
易は偶然性を使って占う木術であって、層術、人層、手層とはちょっと違うんですけど、
その場面場面、瞬間瞬間、今置かれている状況の層を見るというね、そういった力を磨くのにとても役に立つと思いますので、
もし興味があればですね、ぜひまた易の講座の説明会に来てみてください。
概要欄のURLに説明会の日程が貼ってあります。
はい、というわけでね、今日も聞いていただいてありがとうございました。今日のお話が良かったという方は、
いいねやコメントなどよろしくお願いいたします。
OK, thank you for listening and have a great day.