2025-04-30 42:09

#39-1 今からそいつを殴りに行こうか?騙しと詐欺師について考える

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詐欺師について考える(その1)です。振り返れば奴がいる


【今回の内容】

元気ない/読んだ本/ケースで学ぶ犯罪心理学/詐欺師入門/絶対騙される系/ビジネスモデル/地面師たち/知能犯/賢いやつほど騙される/一枚岩じゃない(ように見せる)不正な方法で儲けたい心理/状況次第/なぜ正直に生きるのか?/キミの敗因は、メモリの無駄遣い♥/自分を騙す/ロビンフッド理論/欲望と詐欺の関係/ゼロサムゲーム/美しければ良い?/詐欺したい人間を止められるか?/個の視点とメタ視点/個は濃すぎる/メタ的に考える/忘れてしまった


◆詐欺師入門 騙しの天才たち、その華麗なる手口

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◆YAH YAH YAH / CHAGE and ASKA

https://youtu.be/yfZIaTZJo0o?si=jjcBjkG-hOU4ebqe


【パーソナリティ】

とよだ:日本のIT企業で働くビジネス哲学芸人。

ショーン:シリコンバレーのテック企業で働くデータの魔術師。


【番組へのお便りはコチラへどうぞ!】

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※このラジオは、個人の見解に基づくものであり、所属組織を代表するものではございません。


#白米FM #哲学 #詐欺師 #騙す #悟り

サマリー

本エピソードでは、詐欺師や犯罪の心理について考察し、関連書籍を通じてテーマを深めています。特に過去の詐欺の手法がシステマチックであることを探ります。騙しや詐欺師の手法についての考察が展開され、カモとなる人々の心理や特徴、彼らが騙されるメカニズムが説明されます。具体的には、詐欺師がどのように信頼を構築し、ターゲットをどう誘導するかに焦点を当てています。また、詐欺師や騙しについての考察が展開され、歴史を通じてエンターテイメントとして昇華された話題が取り上げられます。さらに、個人の感情と法的な視点からの正当性についての難しさが議論されます。

軽い雑談からの本の話
日本はサクラは今綺麗なの?
そうだね、ちょうどサクラの時期だね。
なんかね、今日俺、あんまり元気ないんだよね。
うん、元気ないね。
感じた。
だからちょっとまあ、あんまりね、難しい話しなくても雑談とかでもいいかなとちょっと思ってたりとかね。
気軽な感じで。
そうしよっか。
そうかそうか。
まあそういう日もあるよね。
そうだよね。
それは何?どっちかというと本当に疲れてるのか、なんか嫌なことがあったかわからないけど、説明できる範囲でなんか理由はわかってんの?
まあそれでいうとどっちもかな。
嫌なことがあって、で、そのせいで疲れてるって感じ。
なるほどね。
まあでもそのうち治るので時間が経てば。
あ、そうなんだ。
そんな深刻な話じゃない。
深刻な話じゃないんだ。
たまたまタイミングが良くなかっただけ。
そうなんだね。
まあそれについては別に話したいわけではない。
まあそうね、話したいわけではないな。
話したいわけではない。なんか話してスッキリする感じではないのね、そこは。
うん、話してスッキリする感じじゃないね、なんか。
じゃあそこは触れないでおこう。
そうね。
じゃあどうしようか、どんな軽い話だったらいいかな。
まあでも普通に読んできた本の話とかからなんか入って、
まあでも別にそこにこだわる必要もなくみたいな感じで話せばいいかなと思って。
今回の本の話題がちょっとそんな、なんか元気がない時にやるようなテーマじゃないような気がしてさ。
確かにね。
犯罪心理学の深い内容
犯罪とかさ、騙すとかさ、かなりダークな内容だよね。
そうだね。なんか俺あの、騙す系詐欺師の本は読めたんだけど、
犯罪系とかはちゃんと読めてなくて全然読む時間なくて、読めた?
いや僕もまあ全部読んだかっていうと読めてないけど、
まああの、だいたいこんな内容が続くんだっていうのは把握できたかなと思う。
ちなみに読んだ本っていうと。
ああそうね、その読んだ本を紹介すると、
まず一冊目が、「詐欺師入門 騙しの天才たち、その華麗なる手口」
はいはい、これは僕は読みました。
で、もう一個が、「ケースで学ぶ犯罪心理学」
おお、それも読みましたか。
かな?
うん。この二つ?
で、ちらっと僕はなんかその延長で、なんかたまたま目に触れた、
ストーカーは何を考えているかみたいなのを読んでみた。
うん。
であの、ケースで学ぶ犯罪心理学はね、なんかKindleで読もうと思ったんだけど、
なんかね、フォーマットが対応してませんみたいな。
なんか出て読めなかったみたいな。
うん。
で、この二つはね、
一応ね、
一応ね、
一応ね、
一応ね、
フォーマットが対応してませんみたいな。
なんか出て読めなくて、
うん。
あのー何、白黒のKindleじゃなくて、
多分タブレットとかじゃないと読めないやつかなーと思って。
はいはいはい。
うん。
そんな感じだった?そっちも。
僕はKindleのタブレットで読んでたから、それに当たんなかったから。
あーそういうことか。タブレットで読んでたんだ。
うん。
なるほどね。
ちなみにこのケースで学ぶ犯罪心理学はどういう感じの話だったの?
これはかなり網羅的に、
なんかいろんな犯罪とかが紹介されてたりとか、
その後に犯罪を犯した人たち、もしくは容疑者に対してアプローチするかみたいな話とかも紹介してあった感じかな。
うーん。
あとはなんだっけな。
うん。
目撃証言をどうやってこう使って事件を割り込んでいくのかとか。
へー。
うん。なんかそんな感じかな。
あ、プロファイリングの話なんだ。
うん。プロファイリングの話かな。
どうやって犯人を特定していくのかみたいなそういう話?
犯人をというよりは、なんかなんで犯罪を犯した人たちがそういうことをしてるかとか、
どういうタイプの人がこういうタイプの殺人を犯すとか、
なんかそのタイプ分けてるのかな。
だからこういう背景の人たちはこういう形で殺人を犯しやすいとか。
あーそういう系ね。
うん。
なるほど。
なんか結構これはうっとくる内容ばっかりだって。
そうね。これでも俺ちょっとちゃんと後で読んでみたいなと思って。
うん。
うん。
これ元気な時に読んだ方がいいかもしれない。ある程度。
そうね。
うん。
もう一個のさ、その詐欺師入門の方は、
うん。
これは結構ね、あの面白いというか、
あのー、なんていうかそんなにこう深刻な感じじゃなくて結構、
そうだね。
滑稽というか、
コミカルな感じだよ。
そうだよね。明るい感じが。
そう。明るい感じがどっかにあったというか。
まああとはね、ちょっと距離があるよね。
時代が、
あーそうだね。
1900年、2000年の、違う違う1900年代の、
うん。初めの方だよね。
詐欺のシステムとその特性
初めかな。割と昔の話で、
うん。
今はこれ自体使われてないみたいな、
まあ形は変わってね、あるかもしれないけど、
うん。
同じ形ではもうないでしょっていう感じの手だから、
そうだね。
なんかこう過去の物語みたいな感じでね、
うん。
距離をとって読める感じだよね。
そうだね。現在進行形じゃなくて昔こういうことが、
うん。
繰り広げられてましたみたいな、
うんうん。
感じだけど、これは面白かったけどね結構。
うん。
まあ学びはある気がするけどね、
これ自分が同じ立場だったら絶対騙されてるなって思って。
うん。
騙されてると思う。
騙されるよねこれは。
騙されるね。
これはなんか、自分が騙されてるっていうことを気づかない感じだねこれ。
うん。
それ、そうだよね。
手口からして。
この、この、こんなにやっぱ手を込んでやるんだっていう、
うん。
のがまず衝撃だったかな、自分の中で。
ね。しかもなんかかなりシステマチックというか、
そう。すごいよね。
型が決まってて、もうその型にはめてやるし、
うん。
あと組織的だし、
うん。
なんか警察とかもねちゃんとこう、
うん。
警察でもちゃんとこう手を回して、
うん。
なんかもう公認みたいな感じでやってる。
うん。
いやなんか、めっちゃ頭いいなって思ったよね。
この、これをやってる人たち。
どういうところ?
うん。
いやま、会社運営とかと似た能力をフルに活用してるなって思って、
そうだね、これ。
うん。
ビジネスだよね、ビジネス。
ビジネスだなって思った。
ただ、環境とか役者っていうのかな。
うん。
一緒の関わる人たちとか、最終的にお金を儲ける方法が違法っていうだけであって、
そうだね、そうだね。
なんていうのかな。
抽象化すると、やってることがビジネスとほぼ変わんないんじゃないかなって思ってしまった気がするんだけど。
そうだね、いやそうだと思うね。
なんかセールスがいて、
うん。
カモみたいな人を見つけてきて、
うん。
で、なんかを売り付けるんだけど、役者が揃ってて、
うん。
で、カモがある状態に陥ったらこの仕掛けをかけて、
なんか徐々にお客をコンバートしていくっていうか。
うん。
うん。
そうだよな。
なんか組織だってるシステム、プロセスが確立されてて、
うん。
すごいなと思ったね。
うん。
なんか騙してる方も、なんだろうな、あんまりこう、我々がイメージする犯罪組織みたいな、
いう感じというよりはもう本当にそれを生業としてこう、
うんうん。
ちゃんとしたビジネスみたいな感じでやってる雰囲気があるね。
うん、そうね。
これなんか地面師とかと近いのかなと思ったんだけど違う?
チームを組んで、専門家が集まって、
なんか計画立てて、
はい。
なんか最終的にプロジェクトをやりのけるみたいな、そんな感じじゃなかったのかな。
地面師読んでないから、見てないからわかんないんだけど。
地面師よりもっとね、企業的だなと思った。
ああ、そうなんだ。
会社的というか、地面師は毎回毎回こう、なんていうかな、出てくる登場人物というか、
組む相手は多分プロジェクト単位で変わってくるんだよね、コロコロ。
うんうん。
でも今回のこの詐欺師、ビッグコンと呼ばれる詐欺師はもう場所が決まってて、
会社のオフィスみたいにもうここに店を構えますよみたいな感じで、
その場所を決めて、そこで繰り広げられる。
で、出てくる登場人物も毎回同じ、社長がいて、従業員がいて、みたいな感じだから、
多分こっちの方がよりシステマチックというか、組織立ってる感じがするね、地面師より。
そう、なんかあの、店とかを用意して、なんか投資、なんかトレード?トレーダーがいる場所?
証券取引所みたいなのをさ、装ったりとか競馬場みたいなのをもう作り上げて、
で、サクラの人たちもさ、多分何十人っていうレベルで、少なくとも十数人はいて、
はい。
なんか本物っぽく作り上げるって、それだけでもさ、なんかそもそも大変だろうなとか思うわけよ。
そうね。
で、しかもそのメインで騙す人たちが、なんか2,3人いるじゃん、キープレイヤーみたいな人が。
はい。
だからそれ、その人たちが上手くやるんだったら、まあまだ分かるんだけど、
そのなんかサクラ、サクラっていうのかな、その、ただ偽の証券取引所とか競馬場で、なんか賭けてるフリする人とかさ、
なんかトレーディングしてるフリをする人たちがボロを出さないようにさ、
全部をこうオーガナイズする力っていうのかな、組織力?
なんかリーダーシップとかも必要だしさ、人をこうトレーニングしてさ、
で、いい人をハイヤーして、組織としてボロが出ないようにするだけでもさ、
なんかすごい能力を使ってる気がするし、その証券取引所をもう真似するだけでもさ、
なんか僕らがトレーダーのさ、なんかそれっぽいセリフをこう吐いてさ、
なんかできるかって言われるとできないと思うんだよね。
そうね。
だからそのセリフをさ、それっぽく用意するのも相当知識がいて、専門知識。
なんかそれを集めてきて、で、ちゃんとこう身なりもね、たぶんスーツとかさ、
お金持ち、投資家とかそれっぽい服を用意するとかもさ、観察して、
ちゃんとお金かけて投資して、で、用意しないといけないわけじゃん。
かなり入念な準備とか観察力、コネ、資金力、なんかものすごいオールラウンドに能力がいるなと思ったんだけど。
そうね。なんか俺がもともとイメージしてた詐欺師のイメージとはちょっと違う感じがしたね。
ちょっとなんかチンケな感じじゃなくて、本当にビッグビジネスみたいな。
うんうん、そうなんだよね。
ちゃんとしたビジネスって感じがしたね。
そう。なんかしかも、その場でなんとかこう騙して終わりっていう、その一瞬で終わる話じゃなくてさ、
もう最初の数週間さ、おとりの人を探すためにこう、ずっとこういろんな人を街の中で見て、
で、ターゲットの人を見つけたらさ、しかもその人をターゲットとしてずっと観察して、
で、情報を集めて、で、最初にこうカマをかけるというかさ、ちょっと餌をちらつかせて、
で、その人の様子を見ながら、カモがちょっと太っていくのを待つっていうかね、なんか成熟するのを待って、
ちゃんとこう全部のセッティング揃ったら最後に狩るみたいなこう、周到さと、あとはなんか忍耐強さっていうのかな。
時間をかけてちゃんと待てる。そこも短期視点じゃなくて、かなり長期目線。
なんかメタ認知じゃないけど、なんかこう、違う認知能力を使ってる気がしたんだよね。
これは騙されるね。
そうだよね。なんかふと自分がすごいお金持ちになってて、
なんか自分が頂点になってたりしてたらさ、たぶん自分はこういうのを見抜く力があるとかさ、
自分は能力があるやつだと、過信してる状態だと、よりね、こういうのに引っかかりやすいだろうなとかね。
そうだね。なんか頭の悪いやつが騙されるんじゃなくて、頭がいい人間ほど騙されるみたいな。書いてあったよね。
そうそうそう、そう書いてあって、いやーそうだなと思って。
なんかその、最初の仮説っていうか前提が正しいとすると、彼らがやってることは全て筋が通ってる。
だから最初のそのなんかセッティングとかその前提を見抜けないと、確かにもう全て正しく見えて、騙されるのが正しい判断になるっていう。
詐欺師の手法
なるほどね。だから最初の公理をどう見せるか。で、そこから論理的に辿っていったらもうそうなるよねっていう。
そうなるよねっていう。正しい問題になっちゃうから。
なるほどね。
その最初の部分で騙されちゃってると、もうおしまいっていうか。
結構特徴的だなと思ったのが、おとりの人とインサイドマン、一番の首謀者みたいな人が仲間じゃないふうに見せかけるっていう。
あーはいはいはい。
なんか仲違いさせるというか、一枚岩じゃないんだよっていうふうにあえて見せさせることによって、騙してるっていうふうに感じさせない。
そうだよね。
うまいなあ。
だからカモの人が一方を味方するようなセッティングになってるんだよね。
うんうん。
片っぽがヘマをしたりとか、怒られてたりとかして、信用できないやつに落としめられて、反対側のほうに、いやあいつは信用できないからって言って、片っぽを落とすことによって、もう一人との信頼を勝ち取ってしまうみたいな感じだよね。
だからカモにおとりの見張りとかさせるんだよね。
あーそうそう、それも面白いよね。
いやほんとこれ、自分が引っかかってて後で気づいたらショックだよね、これは。
いやショックだよね。
アホだなって思うだろうけど、アホって言えないもんねこれ、ほんとに。
だから自分が何らかを企んでいて、その計画を遂行してると思い込まされてるんだけど、実は。
この手のひらの上で転がされてるっていうね、さらに。
うん、っていう感じね。
カモの心理
あとその、全部に共通する、いくつか手法が出てきたんだけど、カモの人は何らか不正な方法でお金を儲けをしようみたいな。
お金儲けがうまくいきそうだっていう話が出てきて、それに乗っかっちゃうんだよね。
そうだね。
乗っかっちゃうと足元すくわれるっていう。
なんかその、不正だっていう部分が入ってるから、その人は他の人にも相談しづらいんだよね。
そうだね。
ロックアップっていうのかな、囲われてってるんだよね。
自分で自分が落とし穴にはまってってる。
はいはいはい。
そういうセッティングだから、人に相談しづらかったり、おいしい話だから、人にも話しちゃうとおいしい話持ってかれちゃうとかね。
いろんな意味で、自分だけで考えて判断しちゃいたい仕掛けがいっぱい入ってるよね。
そうね。
だから、騙されやすい人の特徴とか書いてるところでも、楽して儲けたいという心理を持つ人とか、
自分が誰かを騙してでもちょっと儲けてもいいかなって意図があると、やっぱ騙されやすいみたいなのがどっかに書いてあったけどね。
でもこの心理は誰にでもあるみたいなことも書いてあったよね。
自分でも気づいてない。
それを、カモを探してる人はくすぶって引き出すみたいなね。
この人はもっとあるなみたいな、という心理。
これはどうなんだろうね。自分たちも引っかかる。
同じ立場になれば引っかかる。論理的に引っかかるなっていう気はするんだけど。
そんなに不正を働いてまで大儲けしたいとかって、あんまり今の自分だと思わないのかなと思ったりするんだけど。
どう思う?自分が引っかかる思想がどうかって。
今話してる状態で、今のさ、もらってるもの、例えば給料とか、目の前の日々の食事とかね、
物に満足してれば別にそんなの、そういう話がかけられてもさ、いらないでしょってなると思うんだよね。
正直者と詐欺
全く動じない気はするんだけど。
登場してきた人物の立場で、例えばすごい会社を経営しててうまくいかなかったりとか、うまくいきすぎてたりとかして、
すごい高揚してる時とかね、わかんないけど、状況がうまく噛み合わさってると人間ってやっぱり脆い状態になるのかなとは思うから、
そうなった時に自分が、いや自分は違う、他の人とは違うって言い切れるかっていうと、どうかなって。
そこは感情的にかなり揺れてる時とか、人の注目をすごい浴びて、すごい勘違いしてる状態とかね、わかんないけど、
いろいろ設定が整ったら、やっぱ人ってわかんないのかなと思う。
そうだね。
今現在の状況だとあんまりそういう感じになるのがイメージつかないんだけど、本当に何らかの状況に当てはまると、
多分容易にそっちにすすーっと行っちゃいそうだなっていう感じはあるね、やっぱり。
なんか例えばやってるビジネスがさ、なんかすごいうまくいったりとかしててイケイケで、自分たちの収入のレベルが一桁二桁変わってったりするとさ、
なんか付き合っている人とかも違ったり、なんか話が入ってくる、話が変わってくる気がして、
そうなった時の一つにこういうのが紛れてたとしても、見分けられるかみたいな、なんかいい話があるんですよみたいな。
見分けられないね。
やっぱこんなに周到に準備されたらやっぱりなんだろうね、これの現代版みたいな感じでね、用意周到にされたら結構大変だろうなと思って見抜くの。
見抜けないな。だからこれはどうなんだろうな、避けられるのかな。
足るを知るじゃないけどさ、そういう欲望を限りなく抑えてられたら、これには騙されない気がするんだけどね。
別に欲しくないし、儲けたいと思ってないしってなれば。
あとはこうやってね、今回このビッグコンみたいな話があるって知れたのは良かったかなと思うけどね。
これと本当に似たセッティングが来たらなんかピンとくるかもしれない。
だからこういうケースを知っておくっていうのはまあ一つの対策というかになるかもしれないけど、
でも知りすぎたら今度は逆に変なおごりが生まれるかもしれないね。
僕はだいぶ勉強したから騙されないぞみたいな。
っていう足元を救われる。
なるほど。
うーん、なるほど。なんかこの本の中に正直者を騙すことはできないっていう風に書いてあって、
この本の中で騙されてる人ってやっぱりさっきも言ったけど、
何か不正なことを働いて大儲けしようとか、
そういうことをちょっとでも思って、それの話に乗っちゃうっていう話で、
正直者は騙すのが難しいっていう風に書いてあって、
自分に振り返ってみると結構自分は正直に生きたいなっていう風に思っているんだけど、
なんでその自分は正直に生きた方が、正直に生きた方が多分利得が高いと思ってそういう風に生きてるんだと思うんだけど、
なぜそうなのかなっていうのはちょっとね、なぜかなと思った。
なぜその正直者の方が利得が高いという風な判断をしているんだろうか自分はって。
それは答えはあるの?
僕の最初に思いついたのは、何かこう騙すとか不正なことを働こうとかっていう風に考えてると、
そのことがずっと自分の頭の脳内メモリーに溜まっていく感じがしていて、それが多分すごい嫌だから、
その多分心理的な重みに耐えられなくなるのが嫌だから、極力正直に生きようとしてるんじゃないかなと思ったんだけど。
それは僕もあるような気はするけどね。
騙したとして、それが悪いことだとすると後でバレるんじゃないかって常に心配したり、
それも脳内メモリーを食うかなと思うんだよね。その後ずっと引きずるというか。
それをやったことを仮に後悔なのか、心に残ってたするとずっと何かが刺さったまま残るみたいな。
それが嫌なのかな、きっと。
そうだね、僕はそうかなと思ったけど、
詐欺師とかはそういうのがあんまり心に残らないタイプなのかなとも思ったね。
でも彼らもさ、騙してる人が、カモになってる人が、ある意味不正というか、
僕全員でお金を儲けていて、社会にとって悪いやつだと思ってたりとかするんじゃないかなと思って。
自分も正当化できてる可能性があるかなと。自分はいいことをしてるみたいな。
何かしらのロジックがあるのかなと思って。何かどっかに書いてなかったっけ?
詐欺師側もこれは悪いことじゃなくて、別にまっとうなことをやってるんだっていうふうに自分を認知を書き換えてるってこと?
なんかそういうことができてるじゃないかな。あんまりだから悪いことをしてるっていう感覚がないとか、
単なるゲームとして楽しんでる。役を演じたり、どんだけうまく人を騙せるか。華麗にっていうのかな。
その詐欺師界での競い合いみたいな。技術を競ってしまってるみたいな。
でもそれはあるだろうね。たぶん自分がやってることが悪だと思ってやり続けるのはかなり大変だから、
何らか自分の認知をうまく騙して、自分自身を騙して、たぶんやってるんだろうな。
そうすればいいのか。
あとはその心理って、カモの人に対しても使われてなかったっけ?とある競馬場を、
シンジケートを組んで、ボロ儲けしてる競馬場を懲らしめてやるんだみたいな。
だから悪いことしてないですよみたいなことを言って、カモの人を乗らせるみたいな話があるから、
そういう心理って、やることは悪いかもしれないけど、自分たちも悪い奴をやっつけようとしてるんだっていうストーリーがあると、
まあそうかなと思って自分を正当化してしまえる。
いやー、そうだよな。
これでとよだくんに聞いてみたいなと思ったのが2つあって。
1つは、欲望のウニを伸ばすのがいいんじゃないかって言ってたじゃん。それぞれ。
でもさ、やっぱり欲望が高い人、欲深い人がこういうのに騙されるっていう話とか、
詐欺師側も、人を騙して儲けようって、儲けたいっていう欲があって、それを発揮してると思うんだけど、
こういう人も含めて、欲を伸ばすのが全体にとってはいいことなのかっていうのが1つ質問で、
もう1つは、まあいいや、1個ずつ行こう。それはどうだろう。欲望のウニとの関連。
なんかね、やっぱり僕のイメージしてる欲望と、この詐欺師とかが動くモチベーションにしてる欲望が、
結構違うような感覚を僕は感じていて、
こういう欲望のウニを伸ばそうと僕は思ってるわけではないんだなーっていうことが今言われて思ったんだけど、
何が違うんだろうっていうのは、何なんだろうね。
欲望も、1段階もうなんかブレイクダウンできて、解像度高めると、なんか違うタイプが出てくると。
そうねー、そうね。何が違うんだろうなー。
なんか僕がイメージしてるのは、なんかね、広がっていくイメージがあるんだけど、
この詐欺師とか乗って、Aにある富をBに移してるみたいな、ゼロサムゲームみたいな感じ。
誰かが損をして誰かが得をするみたいな、プラマイゼロみたいな感じがして、
そういう系の欲望はあんまり僕の中ではそんなに良い欲望だというふうに分類されてないなって思ったな。
何が違うんだろうなー、でもそれは。
最初のもう1回広がる系っていうのは何が広がってるんだ?
その人の欲望があることによって、例えばそのパイ全体が広がるとか。
パイ全体?
そういうイメージ。例えば、何らかこう科学的な発見をしたいっていう欲望を持ってる科学者がいたとして、
その人がなんか新しい発見をすることによって、新しい技術が生まれて、その技術が普及することによって、
全体が便利になるとか、そういうイメージなのよね。
それはどこから、A地点からB地点に何かが移ってプラマイゼロになるわけじゃなくて、
その人の欲望で発見したことによって全体の利得みたいなのが増えてる感じがするじゃない。
っていうイメージなんだけど。
だから欲望を発揮することによって起こる事象によって分類できるんじゃないかってことかな。
そうかな。今のところはそうとしか言いようがないな。
なるほど。
何だろう、何か違和感あるかな?
何か分かんない。これは欲望の種類が今2種類しか出てきてないけど、何か他にもいっぱいあるような日がしたり、
それがこの分類だけで本当に当てはまるのかなとかね。
まだすっきり何かを網羅してる感じはあんまないというか、
この場合はどうなんだろう、この場合はどうなんだろうって言えそうな気がするけど具体的にはまだ思いついてない。
欲望ね。
だから欲望の中にもとよだくんの中では伸ばすべきでないと思う欲望もあるっていうことよね。
少なくとも言えるのは。
あえてそういう風に言われると別にそんなわけでもないような気もしてくる。
なんだろうな。どうなんだろう。分かんないな。
この詐欺師の人たちがこれだけ手口を洗練させてきたっていう経緯があるわけじゃない?
そこには僕は美しいものを感じるんだよね。
美しいって言った。
だからそれも別に悪くないのではってちょっと思ってきた部分があるんだよな。
それはとよだくんがないものを感じたからじゃない?自分にないものを。ここの人たちは持ってるから。
欠けてるものを。
あーそういうこと?
にーのさんのときに話したやつだよ。美しいって言ったから。
そういうことか。そうかもしれないな。
じゃあ結局何?僕が美しいと思うものは良くて美しいと思わないものはダメってことなのかな。
そうなの?
結局のを言っちゃうと。
詐欺とエンターテイメント
でもどうなの?もう一回言うとこの人たちの欲望も育てていいって思うってこと?今は。
今はそう言われると別にいいんじゃないかなっていう気もしてきちゃったんだよな。
そう。
この詐欺師たちがお金を儲けたいとかいう欲望を伸ばした結果我々は今こういうふうにこんな詐欺師がいたんだとかこういう手口があるんだとか。
そういう楽しみにエンターテイメントになってるわけじゃない?
地面師たちとかさ。実際そういう大企業を騙して金をふんだくった奴らが実際いて、それが今多くの人を楽しませるエンターテイメントになってるって考えると別に悪くもないのかもしれないなとちょっと思っちゃったりもしたな。
例えばルパン三世とかコナンの怪盗キッドみたいなのも実話は実話だったり、昔はシリアスな盗賊っていうか詐欺師だったのかもしれないけど今はエンタメに昇華されてると。
だからそういうのがもし歴史上なかったらそういうエンタメは生まれなかったのかなーとか思うと別に悪くないのかなーと思っちゃったりしたな。
でもそのロジックを使うとさ、将来的にエンタメになるから今詐欺していいじゃんってなるってことになるよね。
詐欺していいわけではないんだけど、それも自由って感じかな。
いやもうどうしても俺はもう詐欺したいんだっていう欲望が燃え上がってしょうがない人はもう詐欺師になるしかないんじゃないかなと思ったけどね。
もう詐欺師になりたくてしょうがないっていう人を止めることってできないんじゃないかって思ったな。
ロジックがないなと思って。
詐欺はダメだよ悪いことだから、法律違反だからダメだよって言えるんだっけって。
まあ法律違反だよとは言えるんじゃないの。
まあ法律違反だよとは言えるけどそれをタテにしてその人の行動を止められる権利が誰にあるんだろうって思っちゃったけどな。
それで法を犯して捕まって罰を受ければいいだけの話であって。
罰を受けるんだったら別にいいのではって思っちゃったな。
なるほどね。
しおくん的にはそれはちょっと変だなって感じ?
いやわかんないなんか。
どういうふうに解釈しちゃうのかって。
どうなんだろうね。
仮に自分が騙されたりとか、今のロジックをね、この詐欺師だったらそうかもしれないけど、
例えば普通の強盗殺人とか強盗とかね、ただの犯罪だとするじゃん。
空き巣とかストーカーとか何でもいいんだけど自分が嫌だと思う犯罪に対してそう思えるかっていうと、
自分が当事者だとそうじゃないんじゃないかなと思ったりとかしたんだよね。
そうだね。
やめてくれって思うじゃん。
例えば無差別殺人みたいなのが起こったときに自分とか自分の家族がそれに巻き込まれたら、
いやーそれは誰も止める権利はないで罰を受けてくればいいんじゃないかっていうことが言えるかというと、
それは言えないよな。
言えないじゃんと思って、なんだろうこの差はみたいな。
だから人間個人の視点から見ると言えないんだけど、
もっと上のレイヤーから見ると何も言えないなっていう感じがするんだよね。
とよだくんがそういったときにはすごいメタ的にというか遠くから見てるから言えるけど、
ズームアップして目の前のこととして言うと言えないんじゃないかなって思ったわけ。
だからそこがちょっと面白いなと思って。
法と個人の視点
目の前にあると言えないけど、そうやって引いたらそういうふうに言えるのかみたいな。
言えるかなっていう。
そこの何かよくわかんないけどちょっと考えてた。
何だろうなみたいなこれは。
あー、そうだね。
なんかね、自分の認知的に自分の個として世界を見る比率と、
そういうメタ的に世界を見る比率がメタ的の方が多い感じがしてるんだよな。
個がだいぶ少ない、ないとは言わないし、確実にあるんだけど、
あんまりそこが重要視してない感じが自分の認知として。
悟りを開きつつある。
そういうの悟りなのかな。
個にこだわらずに全体というかメタ的に見るみたいな感じなのかね。
でも悟りっていう感じでもないけどね。
何でだろう。
どうぞ。
僕の認知的には個として世界を見るのにたぶん耐えられないから、
あえて引いてというか遠くから俯瞰して見てるだけなんじゃないかなっていう感じがするんだよね。
近すぎるし、濃すぎるし、強すぎる感じがするんだよね、個で世界を見ると。
それにただ耐えられないだけなんじゃないかなって。
なるほどね。
ちょっと思ってるね。
悟りなんていうかっこいい感じじゃなくて。
うん、なるほど。自分の認知的ハックの一つの手段として遠くに、
幽体離脱じゃないけどさ、地球の上から見てる感じにすると、
自分の目の前の嫌なこととか激しいことから距離を取れる。
そうね、そんな感じがするな。
そういう宇宙の視点から見ると、ある詐欺師がいて、カモがいてっていう構造が起こって、
それぞれそういう環境で育った一つの粒がそういう行動をするのはあり得るよなみたいな。
そうそう。
なんかそんな感じ。
そうそう、そんな感じだな。
しおくんはそういうのある?
でもそういう視点を持って考えようと思ったら考えられる気もするけどね。
それぞれ事情があって、そういうDNAを持った人がこういう環境で育って、
こういう情報を持って育ったらこういう行動を取る。
周りで詐欺をしてて、自分も他にいろんな選択肢が、そもそもないのかもしれないし、
いろんな育った状況とかが、この詐欺をするっていうのが一番理にかなった状態で育っているから、
結局これを選択してやったっていうふうに捉えると、その人にとっては当然の結末というか。
それが最終的には法律を犯していて、罰を受けるとなってもリスクを考えたら、
その人にとってはその人がその詐欺をやったほうが良かったっていうことなんだろうなと。
なんか二つあるって言ってたじゃん。聞きたいこと。
もう一個の方ね。ちょっと忘れちゃった。
忘れちゃった?
うん。もう一個わかんないはずなんだけど。
うん。
なんだろう。
じゃあ俺から言うと、
うん。
次回へ続く。
42:09

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