社員研修の実態
ちえちゃんは、社会人になってすぐの時、どういう研修を受けたかとか覚えてる?
私、研修を受けてません。
え?ちなみに、どういうところに就職したの?最初。
一番初めは、飲食店で。
うんうん。
そう。で、別に大きい会社じゃなかったから、別に研修もなく。
もう実践?
そうそうそう。
おー。
そうだね。調理職だからね。そういうのは別になかったかな。
あ、そうか。
実は先日、4月に新卒研修合宿に参加してきて。
うんうんうん。
ちょっと私が、もう6年目っていうところでね、飲卒側で新卒の合宿に参加してきました。
ちょっとその話を、今回やろうかなと思います。
うんうん。
まぁ例年、例年というか毎年ね、新卒の研修合宿は入社して、
入社式があった翌日から行くんすよ、うちの会社は。
2日間、1泊2日で行くんだけど、
まぁ社長の趣味というか、社長が山登りが好きで、
必ずカリキュラムの中に山登りが入ってる合宿なんですよ。
いいなぁ、すごいアウトドアだ。
そう、やっぱり非日常が味わえるっていうのもあるし、
あ、そっか、そうだね。
そうそう、結構ね、なんだろう、自然を大事にするというか、
互換を感じて学ぶところもあったり。
うちの会社、システム開発をやってて主に、
IT系の企業なのに、おかしいな、IT系の企業なのに、
山登り研修?え、合宿?みたいな。
結構ね、こういう話をすると、どんびかれたりもするんですよ、人によっては。
そうだね、ギャップがすごいね。
そうそう、人によってはちょっとブラックみを感じて、
なんかあんまり聞かんとこうってなる人もいるらしくて。
社員研修の試練
営業とか、バリバリの感じの会社だったら、
合宿で山登りでとかありがちらしいんだけど、
IT系ってあんまり聞かないらしいんですよね。
もちろん自分の新卒入社した5年前、6年前も山登り行ってて、
今年もね、院卒で行って、案の定山登りをしたんです。
ちなみになんだけど、YOUは当時どう思ったの?
そうだね、当時箱根に行って山登りしたんだけど、
いいなぁ。
と思うじゃん。
研修だからね。
ああ、そっか。プライベートで行ってないか。
何時までにここに来いっていう指定があって、
山登りするじゃん。時間間に合わんやん。めっちゃ詰められるやん。落ち込むやん。
そういう感じ。
そっか、それはちょっと。
だから俺はね、最初は登りはよかったんだよ。
もう普通にウッキウッキ山登りって感じだったんだよ。
自然豊か、いいなぁ箱根って言ってたんだけど、
案の定着いてから、なんで遅れたの?
なんでそこで泊まったの?なんで連絡しないの?ってガン詰めよう。
で、それを受けた上で、じゃあ仕事って何が必要なんだろうね?
みたいな。そういう連絡法連想の部分であったり、
遅れるのは別に悪いことじゃない。
遅れる前にちゃんと報告しないとだよね?とか。
そういう山登りを通して仕事を学ぶっていう感じなのね。
で、そっからぶちのめされて、翌日、
あ、研修長かったなぁ。まだ1日しか経ってないのに。って思いつつ。
今度は下山研修が始まるわけですよ。
登山したから。山の上に宿泊してて。
そういうことね。日帰りじゃない。
で、下る時は今度はちゃんと昨日教わったことを反映させてね。
意識して頑張ろうみたいな。思ってたんだけど。
まあ天気も崩れてきて、ちょっと小雨降りながら、
みんな、カッパ来て来て。カッパ着せられて。
印刷の上司に連れられて。
え、どこ行くんですか?
うん、まあそこそことか言って、バス停まで行くんですよ。
ちょっと待っといて。
俺ら、その日朝、携帯を募集されてるんだよね。
研修中は触るなって。デジタルデトックスだっていう名目で奪われてるんだよ。
その状態で、荷物は、着替えとかは、
印刷の人たちにも預けた状態で、
必要最低限の荷物だけを持って、
バス停で待ってる状態、俺ら。新卒。
で、バス来ました。
はい、いいよ、乗って乗って。
え、俺ら携帯持ってないよね。
こんだけの荷物だよね。バス乗る?え?
その状態で、バスがね、扉が閉まる直前に、
印刷の人から封筒を渡されて、開けてみたら、
この名前のお土産を買ってきなさい。
お金は、昼食代と交通費はこのお金で帰ってきなさい。
ってだけの試練の封筒が渡されて、
渋谷まで帰ってこいっていう。
なにそれ、面白。ゲームすごい。
ね。その当時は、ちょっと厳しすぎたから、
もう今はやってないけど、俺の代はそれやってて、
その、お土産試練というか、お土産ワークというか、
山登りからの試練
指定されたお土産を買って、
渋谷のところの指定の場所に帰ってこいと。
で、そこでみんな、先輩社員たちが、
待ってるよっていう。
飲み会のね、準備をしてくれて待ってると。
あー、あー、えー。
そういうのもね、やってた。
ただ、もっとね、きついのが、
そのお土産が、静岡にしか売ってないのよ。
え、どういうこと?箱根に行ったんだよね。
そうだよ。で、
え、神奈川は?
携帯もないのよ。
うん。
前半部分
だから、近場のそのお店とかに、
電話を借りたりとかして、
えー。
あと、交通のルートも調べたり、
してもらったりして、
いろんな人に助けてもらいながら、
あれ、この指定されてるお土産、
静岡にしかないっぽくない?みたいな。
で、静岡まで行ってね、
ルート調べてもらったりとかして。
え、行ったの?
行った行った、買いに。
えー。
だから、5分しかいなかったもん、静岡。
滞在。
えー。
えー。
えー。
それで、結果はどうだったの?
結局、時間間に合わん。
時間までに戻るのを優先選抜ってなって、
みんなで話し合って。
結局、買えずに帰ってきた。
あー。
もう次のバス、数分後だよ。
買いに行ってたら絶対間に合わないよ、みたいなって。
いやー。
で、帰ってくるっていうワークをしてね、結構。
まあ、俺の代はそれなのよ。
うんうんうん。
今回は今年、引率で行ってきたっていうところで。
うんうんうん。
引率で参加するの2回目だけど、すごい学ぶことが多くて。
うーん。
例えば?
楽しかった。
なんかね、結構理論って教えてくれるのよ。
あー。
主観じゃないのよ。
あ、それありがたいよね。
こういう理論があるよって。
うん、感覚とかで言われてもさ、
いやいやいやいや、まだ私たちこれからですから、みたいな。
そう。
なっちゃうから。
そういうのをなんか、序張りの窓とかで、
自分が見えてる部分、相手が見えてる部分、
相手が見えてない部分、自分が見えてない部分っていう、
このお互いの2パターンを4つの領域で分けて、
自分が見えてる、見えてないとかね、
そういう序張りの窓っていうのがあるんだけど、
そういうのを用いて自分を分析しようとか、
いろいろワークも通して自分のことを知るとかね。
うーん。
じゃあ自分の課題って何だろうっていうのを見つけて、
それを改善するためにはどうしたらいいんだろうっていうような、
後半部分
もう本当にね、社会人とはっていうよりかは、
みんな個人個人の自分のことを知ろう。
そして知った上でじゃあ自分の課題って何だろうっていうのを見つけよう。
じゃあそれを改善するためにどうしたらいいんだろうっていうのを考えようっていう。
もう本当個人、人っていうところにフォーカスを当てた研修で。
うーん。
でまぁその中でも一人こう特徴的というか印象に残ってる子が、
本当打ち気というか、発言するのが苦手な子がいて、
うーん。
今までも結構そういう人前で発言する場を避けて通ってきたから、
余計緊張しますみたいな。
うーん。
一対一では話せるんだよね。
うーん。
だけども、なんとか君どう?とかどういう風に考える?って振られた時に、
今まで台本を考えてたりいうことを考えてたんだけども、
いざ立ってみんなの前で話すってなるとすごいぐちゃぐちゃって考えちゃって、
まとまんなくなっちゃうみたいな。
そういう感じの子がいたのね。
うーん。
その研修合宿終わって、
翌日から外部研修でプログラミング言語を学ぶ研修に出すんだけど、
うーん。
俺もね、一週間こう様子見て、
うーん、あの子大丈夫かなって、
そのチームでね、プログラミングやったりとかするから、
ちょっと心配してたのよ。
うーん。
一週間後、合宿のお疲れ様会ってことで飲み会を開いたのね。
新卒と引卒数名で。
うーん。
そこでね、目の当たりにしたのが、
あれ?こいつ誰?っていう子がいたのよ。
よくよく見たら、その打ち気だった子だったのね。
えー。
髪の毛をバッサリ切ってて、
あ、そういうことね。
デコ出してね、髪の毛も前髪も上げて。
ほうほう。
全然印象違ったのよ。
へー。
なんか様子違うなって思って。
で、同じ宅に座って、ちょっとぜひ話しようみたいな感じでね。
うーん。
喋ってたら。
まあ飲み屋のせいもあるかもわからないんだけど、結構声もね、
合宿の時とは全然違う。
多分200倍ぐらい声出てて。
へー。
本当に。
すごい。
まあ合宿の時が本当声小さすぎたってのもあるんだけど。
へー。
めちゃくちゃ声出てて。
なんでここまで変わったんだろう。
変な壺でも変わされたんかな。
なんか宗教入ったんかなって思うレベルで本当変わってて。
へー。
ただまあ話聞いてみたら、
あのー、ちょっと以前まで髪の毛長くて。
で、その外部研修2日目で電車で痴漢にあったんですよねみたいな。
へー。
そう。
で、それを機に、
あ、ちょっと髪の毛切ろうってちゃんと。
へー。
すっご。
うん。
そう、バッサリ切ったらしいのよ。
髪切ることでの変化
で、そこからなんかもうね、デコも出して、
ちょっとこう、あれだけど言葉選びがあれだけど、男らしくなったというか。
あー。
うん。そういう見た目になって、
そこから徐々に自分も心がこう前向きになったらしいの。
髪切ったことによって。
すごい良い影響だ。
そう。
うん。
なんか盲点だなーと思って。
髪型ってそんな気持ちまで変わるんだ。
うんうんうんうん。
面白い発見があってね。
へー。
で、そういう話を聞いて、
彼も、まあ、髪切ってよかったっす、とか言って。
わー、よかったね。
だいぶ。
研修合宿の効果
あとその研修合宿で、
ある程度詰められたり、色々指摘は受けたものの、
ただそれがその研修合宿の中で、
変わりたいっていうきっかけになったのが、
あれだったって言われたのね。
その研修のワークでの詰められた、
ちょっとこう、課題をね、見つけようっていうところで。
あー、なるほどね。
だから、
そこでへこたれずに、自分が変わりたいって思えた。
初めて自分と向き合えたきっかけだったから、
よかったです、みたいなことを言われて。
ちょっとジーンってなったね、その飲み会で。
あー、なんかそういうことをさ、言われるとさ、
あー、研修してよかったなーってその、
ね、今在籍してる方からしたらね、
やってよかったなーって思うし、
で、またそういう風に、
まあ、前より研修の時より明るいってことは、
根っこの部分は、きっとそんなに打ち気じゃないんだろうね。
あー、確かにね。
そうそう、もう根っこの根っこで、そういう風に、
もし内向的というか、発言したくないんだったら、
そこまで変わんないと思う。
髪切ってとか。
確かにね、言われてみれば。
そうそう、本当は話したいっていう気持ちがあるけど、
やっぱ、バカズ踏んだりとかさ、経験がなくって、
っていうので、こう、声がちっちゃくなってたりしたと思うから、
よかったね、その地下にやったことは悪いけど、きっかけがあってよかったね。
まあまあまあ、きっかけがあってね。
そうそう、もうそこはね、聞かないでおこう。
飲み会でのエピソード
ってな感じでね、ちょっと、合宿参加して、
山登りもして、いろいろストーリーというか、エピソードもあったけど、
まあ話すとね、たぶん余裕で2時間ぐらい使っちゃうから。
なるほどね、そうだね、その飲み会についても聞きたいな。
うんうん、いいよ。