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2024-08-06 11:34

#40 「珉珉」と「みんみん」の違い、知ってますか?

今回は、「珉珉」と「みんみん」が違う経緯をご紹介します。


「珉珉・みんみん」の違いに興味持ってもらえた方、ご感想お待ちしております!

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サマリー

大阪のみんみん、赤鷹のみんみん、宇都宮のみんみんについて、それぞれの違いや名前の由来、トラブル、そして関西のスーパーで有名な餃子について紹介しています。宇都宮のミンミンのルーツであるミンミン養老館や、大阪のミンミン、赤坂のミンミンについての歴史や商標問題について語られています。

大阪のみんみんと赤坂のみんみんのルーツ
「みんみん」と名前のつくお店が全国各地にありますが、その違い、ご存知ですか。 この番組は餃子ジョッキーの小野寺力がお送りしております聴く餃子です。
今回は大阪のみんみん、赤鷹のみんみん、 宇都宮のみんみん、これらのお店がどのように生まれたのか、どのように違うのかということをご紹介します。
また、どうしてみんみんという名前になったのか、 そしてその名前が原因で生まれたトラブル。
そして最後、関西のスーパーで有名なあの餃子の話を出します。 今回もぜひお聞きください。
今回のお話、最初にご紹介するのは、「みんみんやんろう館」という、今はないお店のお話からさせていただきます。
1948年、昭和23年に中国から引き上げてきた高橋道博さんと、 中国人の妻のルーウェンミンさん、こちらの2人がですね、渋谷の百軒棚の付近でまず有楽というお店が開店しまして、
その後1952年に、涼谷横丁、後の小指宮横丁で、 これは現在でいうとこの渋谷109の界隈になりますが、に移りまして、みんみんという名前のお店を開きました。
このみんみんは、奥様のお名前ですね、ルーウェンミンさんのミンの字を取っているそうなんですけども、そこからですね、1967年に京洋戦の側とした、現在のマークシティの脇の方に移動しまして、みんみんやんろう館というお名前のお店となっています。
こちらの店はですね、満州で体験した味を懐かしむ中国から引き上げてきた方、 そして珍しい味を求める方で賑わったということなんですけども、
それでですね、小指宮横丁の方には餃子さんが増えまして、差別化のために餃子にニンニクを入れてスタミナがつくんだってことをアピールしたということだそうです。
こちらのお店はですね、2008年頃に閉店してしまったそうなんですけども、このお店でですね、修行した方、まず一人古田康夫さん、こちらの方は高橋さんと同居の方で、
3ヶ月、みんみんに住み込みで修行しまして、1953年に大阪の千日前で元祖ホーテル餃子みんみんというお店を創業したということなんですね。
もう一人は清水秀夫さん、こちらの方は渋谷のみんみんやんろう館の料理長をやってたそうなんですけども、この方が1965年に独立して赤坂みんみんを創業しました。
ということでですね、大阪のみんみんと赤坂のみんみんのルーツになっているのがこちらのみんみんやんろう館というお店になっています。
ホーテルという水餃子を鉄鍋で焼いたというものですね、これを出していたところがまずお店の料理の一つだったそうなんですけども、その餃子時代ですね、どんな餃子だったかというと、
白菜とニンニクがたっぷり入ってた豚肉を仕入れようとしたけれども、修繕直後ということで、なかなか豚肉が貴重品で高い。
羊毛を刈った後の羊肉、これが良質なお肉ということで、やんかに手に入ることができたということで、まずはしばらくは羊のお肉で餃子を作って、羊肉の匂いを抑えるためにニンニクを入れるということを考えついたということなんですね。
その後、豚肉がちゃんと流通するようになってからは豚肉の餃子になったということなんですね。
やんろう館のやんろうというのは羊の肉と書くんですけど、やんろう館の方ではジンニス館とか羊肉料理が出てたそうです。
そして炊き餃子も焼き餃子もあったと。なんだけど、この中で一番ヒットしたのが焼き餃子だったそうなんですね。
おかずとしてもご飯にありますし、お酒のつまみとしてもこの焼き餃子が受けたんだというところです。
続いて大阪のミンミンの方をご紹介していきますね。
こちらは昭和28年、1953年にミンミンやんろう館に3ヶ月住み込みで修行していました。
古田康夫さんがその当時水木画家をやっていたらしいんですけど、ミンミンやんろう館に住み込みを修行しまして、創業しました。
ミンミンって名前はミンミンやんろう館の高橋さんの方から名前を使っていいよっていうふうに言われて、その名前を使うことになったそうなんですけれども。
それで元祖コーテル餃子ミンミンっていう名前で大阪南千日前の方にですね、創業しまして大変人気を把握したということでございます。
この1953年創業ですね、実は餃子農場より14年早い創業なんですね。
餃子農場もコーテルって名前言いますけど、その辺がもしかしたらそのミンミンのコーテルってところから餃子農場もコーテルって呼んでるんじゃないかっていうふうな説もあります。
大阪のミンミン
ミンミンって名前を使っていいよと高橋さんから言われて創業したんですけど、その後ですね、渋谷の方のミンミンやんろう館の方に黙って商標を登録してしまったそうなんですね。
それで渋谷のミンミンの方が不服にもって裁判を起こしたと。
なんだけど商標を先に登録したのが大阪ミンミンだったってことで、大阪ミンミンの方に商標を認められまして、ただその代わりに関東への出店はできないっていうふうなことになってしまいましたということなんですね。
まあなんだけど、今は時間も経ってミンミンは関東の方にも出店をしています。
もう一人ミンミンやんろう館から乗り合わせをいただいている方がいます。それが赤坂ミンミンですね。
こちらは1965年創業しました。今はスコショーで有名な店ですね。
清水秀夫さんがですね、ミンミンやんろう館の渋谷の2店舗あったんですけど、そのうち1店舗のですね、料理長やっていたということで、そこから特立をしましたと。
で、その清水秀夫さんの自宅を改装してミンミンを開業いたしました。
赤坂ミンミンといえば有名なのがスコショーですね。
こちら東京餃子通信の塚田編集長が、まずこの知らない世界で紹介して、爆発的に知られて、世の中2の方はスコショーみたいな風に一致になった時がありました。
そのルーツになっているのがこちらの赤坂ミンミンでございます。
この赤坂ミンミン最初からスコショーをやっていたわけじゃなくてですね、清水秀夫さんの息子2代目の方がですね、餃子をもっと食べてもらうためにどうしたらいいのかなっていうので、
お醤油をそれをあゆで食べていくとどんどん味が濃くなって飽きちゃう、餃子を食べられなくなっちゃうっていうので、
スコショーだったらいっぱい食べられるんじゃないかということでスコショーを提供する。
今やもう醤油も置いてないそうなんですけど、
で、スコショーはお店に入って餃子を注文するとお店の方がお酢に黒胡椒をドバドバドバっとかけてですね、
はいこれで召し上がってくださいっていう風にやってくれるんですけれども、
赤坂ミンミンとスコショー
これがですね、赤坂ミンミンの名物料理となって今も人気を博しているスコショーの餃子でございます。
もし行ったことない方はですね、通販もやっております。人気のドラゴンチャーハンと一緒に通販されておりまして、
餃子はですね、100個入りで5,000円税込5,400円となっております。
結構大きめの餃子ですのでお腹もいっぱい溜まります。
で、スコショーをつけていっぱい召し上がっていただけたらと思います。
ここまでですね、渋谷のミンミン養老館をルーツにしたミンミン2店舗をご紹介してきたんですけど、
この次にご紹介する渋谷のミンミン、創業者であるカズマ・ミネさん、
こちらの旦那さんがですね、国鉄、鉄道省の職員だったということで、
北京に赴任をしておりまして、その時にお手伝いさんに教えてもらった餃子の味っていうのが、
こちらのミンミンの餃子の味でございます。
戦後に帰国しまして、カズザーという栄養食品店を最初開業いたしました。
で、その商品の一つが天津餃子というのが名前が出ております。
その頃はまだみんなが食べるものがないような時代でして、
ミンミンのルーツ
栄養食品っていうものがなかなか売れなかったそうで、経営厳しかったそうなんですけども、
それでもなんとか餃子を中心にやっていきたいということで、
今のね、ミンミンの本店があります。宮島町の今で言う餃子通り、こちらの地にミンミンを投入いたしました。
それが1958年、その時の店名は漢字のミンミンだったんですけども、
とある事情によって2006年に今の宇都宮ミンミン、平仮名のミンミンに名称を変更しております。
で、挿入当時はラーメン一杯30円のところが、餃子が一皿50円ということで、
なかなかちょっとお高いものであったんだけれども、女性に大変人気が出たそうでございます。
で、というのも旦那さんの吉行さんはお酒が飲めなかったからお店でもお酒を出さなかった。
そうすると酔っ払いがいないと、女性が多く来るようになった。
で、その女性方が家庭に餃子を持ち帰って、
あと栃木県庁と宇都宮市役所が近くにありまして、役所の方とかもよく現れたそうなんですが、
それで宇都宮市内に餃子が定着をしていったという説がございます。
先ほどですね、2006年に宇都宮ミンミン、平仮名のミンミンに名称を変更しましたという話があるんですけど、
これどういう経緯かというと、実は訴訟が起こってまして、
渋谷のミンミン養老館と大阪のミンミンと商標を争いまして、
ミンミンのミンはミンミン養老館の高橋さんの奥様の一文字を取ってミンミンなんだけども、
宇都宮ミンミンはそのミンミンに関係ないじゃないかということで、
宇都宮ミンミンはミンミンという漢字のミンミンをやめまして、平仮名の宇都宮ミンミンになったという経緯がございます。
まあとはいえですね、宇都宮ミンミンの人気がそれで終わるわけではなく、
当然今も宇都宮餃子を代表するお店の一つとなっております。
創業者の和間美音さんと旦那さんの吉幸さんとの間に娘さんがいらっしゃいまして、
その旦那さんが前の会長となっております伊藤信夫さんなんですけど、この間亡くなってしまいましたが、
こちらの方が宇都宮餃子会の初代会長にもなっておりまして、
ミンミンが主導して宇都宮の餃子を盛り上げてきた。
宇都宮の餃子を全国に知られる産業として広めてきたということがございますので、
こういった商標の話もありましたけれども、きちんと和解をしまして前に進んでいるということでございますね。
宇都宮のミンミンも当然ながら通販をやってます。
博士会を主体としてですね、美味しい餃子ですので、ぜひお召し上がりください。
ということで、今日はミンミンのルーツであるミンミン養老館、大阪のミンミン、赤坂ミンミンと宇都宮ミンミンの4店舗について、
歴史をたどってきました。
養老館のルーツに持つ店かどうかっていうのは、養老館の奥様のお名前、
玉編に民と書く漢字の民という字がついているかどうか、漢字で書いているかどうかですね、ということでわかります。
ぜひいろんな全国にミンミンという名前のつく店が実はいっぱいあります。
どんなルーツだったのかなっていうことを思いを馳せていただければと思います。
ちなみに宇都宮のミンミン、なんでミンミンにしたかっていうと、ミンミンという店が流行っているからっていうところだったそうなんですけども、
そういった理由で多分全国いろんなところでミンミンという名前のお店が増えたんじゃないかなっていうふうに思います。
ミンミンの違い、わかったよという方は、お聞きのプラットフォームで番組のフォローやお気に入り、あと高評価もしていただけると嬉しいです。
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マッケ情報
それじゃあ最後、今回のマッケ情報。関西のスーパーではセミ餃子っていうチールド餃子が売られています。結構人気ありそうなんですけど、これを作っているのはミンミン食品という京都の会社です。
どうしてセミ餃子なのか、わかったらコメントで教えてください。
11:34

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