腰痛について
毎度、ごりです。
今日はね、ちょっと医学系の話っていうのをね、ちょっとしたいかなと思いました。
よろしくお願いします。
えーとですね、
僕はね、神経師という仕事を、過去ですね、今はやってないんですけども、神経師をしてたんですね。
その時に、やはりこう、ハリキュー治療っていうと、こう、痛みの治療という風に捉える方が結構多いと思うんですよ。
肩こりとかね、腰痛とか、膝が痛いとか、そういうところの痛みをとってほしいよという風に捉える方が結構多いと思うんですね。
で、腰痛っていうと、僕自身が、もう中学生の頃から強烈な腰痛ですね。
それもこう、初めての腰痛が腰が疲れたではなくて、いきなりぎっくり腰というところから、もうずっと長いこと腰痛と付き合いがあったわけですね。
で、自分がいざ治療師になって、そこに今のね、自分が治療師に至るまでの話は以前もしてますし、どこかでまたするかもしれませんけども、それは置いといて。
自分が治療師になって、やはりこう、腰が痛いよという方の悩みですよね。それをかなり多く聞いてきました。
で、自分自身も腰が痛いっていうところ。そこからこう、いろんな悩みが、深い悩みまでいきましたのでね。
いかに腰痛というものが厄介なものかっていうのは、自分でも理解してるので、どうやってね、腰痛を抑えていく、楽にしていこうかというのがあるわけですけども。
認知行動療法と腰痛
まあ、神経治療で単純に筋肉の緊張をとるとか、血行を良くするとかっていう治療だったりとか、根本治療、神経でいうとこの根本治療っていう感覚での治療というのもよくやってました。
で、そういう治療をやりながらね、自分自身が腰痛の悩みから脱却したのは、もちろんハリキューという技術の恩恵を受けて、
その恩恵ながらも、ちょっと違うかなって自分自身で思ってたんですよね。それが何かというと、精神的なものっていうところなんですよ。
腰痛の多くの原因、もちろん外症性腰痛というね、筋肉を損傷して出てくる痛みというのもあるんですけども、慢性的な腰痛ってあるんですよね。
ずっと痛い。もちろん波はありますよ。痛い時と楽な時の大きな波はあるんですけども、基本ずっと痛いというここに関して、僕ら体を触りまくりますけども、腰に強い炎症がないにも関わらず、
ぎっくり腰の時ってすごい腰に炎症が強く出てるんですけども、そういうパッと触った時に炎症反応が特にないにも関わらず、訴えとしてはぎっくり腰かそれ以上の腰痛の訴えを出してくるというのが患者さんの話でよくあったんですけども、
で、ここでね、やっぱりなんか変だなっていうところがあるわけですよ。僕自身も慢性的に強烈な腰痛があった。
で、自分の中で消化していった腰痛というものを消化していくというその過程で、僕の場合は認知行動療法というような、自分で行う認知行動療法。
これはもうどこかで勉強したのではなくて、その時に自分自身でなんとなくそこに行き着いたというものだったんですけれども、そういう時に出会った本があります。一冊の本。
これがヒーリングバックペインという非常に有名な本だと思うんですけども、もう25年ぐらい前ですか、2000年前後、2000年になるかならないかぐらいの頃に和訳されて日本で発売されたと思うんですけども、ヒーリングバックペインという本ですね。
腰痛を治すというそのままのタイトルなんですけども、アメリカのジョン・イーサード博士というね、その方が提唱したTMSだったかな。そういう緊張性筋炎症候群。緊張性筋炎症候群だったかな。
TMSっていうのを提唱したんですよね、その博士がね、先生というか博士が。
で、これはね、感情によってその感情が自律神経を介して筋肉や神経に影響を及ぼして痛みが発生するっていう、そういう理論を提唱されたんですね。
で、この感情っていうものの大きなファクターは怒りなんですよね。怒り。怒りというのは他者に向けての怒りもあるし、事故に向けての怒りもあります。
悩みというふうに解釈してもいいかもしれませんね。
という、そういう心のありようが自分の体に痛みを発生させるんだという、そういう理論ですね。
これに気づくと痛みから解放されますよというのがこのTMS理論なんですね。
で、これはもうやはりそこまで聞いてわかるのは認知行動療法なんですよね。
自分の、自分自身の心や体に関することの認知の歪みを訂正することで痛みを、痛みやね怒りのコントロールをするという、そういうことになるんですけども。
読書療法と腰痛
どうですかね。このTMSという理論。ジョン・イーサーム先生のTMS。
興味がある人はね、多分図書館なんかにもあると思うので読んでもらったらいいし、もう特に読んだことあるよっていう方も多いと思います。かなり有名な本ですのでね。
で、このヒーリング・バクウェインという本を読んで、僕自身の体験ともすごく重なるなっていうね。
僕自身が腰痛で悩んでそれが解消されたのが、この本を読む前です。
1997年、8年あたりのことですね。その頃に自分でなんとなく、この痛いということに自分で折り合いをつけていったという、そういう経験があったんですね。
こういうことを経験して、本を読んで腰痛が治るかどうかっていうところで、自分の患者さんにこういう本があるから読んでみなって言って、本を貸すわけですよ。
すごい悩んでる人とかにね。慢性的な腰痛でも定期的に通ってるような人にね、その本を読んでもらう。
実際ね、何人かの患者さん、何人かというか結構な割合で、やはりその事故による自分で行う認知行動療法っていうことができた人は、腰痛の訴えの頻度が減るし、
痛みの度合いですね。1から10で今痛みどれぐらいっていう感じで聞くんですけども、その痛みのスコアも下がってましたね。
治療に来て治療の効果も上がりました。やはりそこで行われるのはお互いのセッションというか言葉でね。
先生やっぱりどうなんでしょうか。やっぱりこういう腰痛ってこういうところからですか。きっと自分がそう思って今こういうふうに楽になってるんだから間違いないんだと思いますよっていうことでそれを肯定する。
肯定されることで患者さんはまた痛みに対しての考え方を認知を改めていくというね、そういうやり方っていうのをやってたんですよね。
それでね、面白いなと思うのは、本を読んで腰痛治っちゃうんだっていうところですよね。で、さらに思い出したのが、僕は30代までタバコをむちゃくちゃ吸ってたんですね。
だいたい1日に40本、2箱っていうことですよね。これが平均でした。平均というか少なく見積もって40本。それより多く吸ってる日の方が多かったと思うんですけども。
で、一緒にその当時仕事をしていた先生がタバコをやっぱり一緒に吸ってたんですね。で、何人かいる中で一人の先生が、「俺ちょっとタバコやめてみようかな。」って言い出したんですよ。
で、その先生がいろいろ試したんですね。ニコチンパッチとかニコチンガムとか、そういうのを試しながら。そこでね、持ってきたのが、禁煙セラピーという本です。
で、これはアレン・カーでしたかね。そういうあれは。博士でもないのかな。
あ、そうだ。会計士ですよね、この人。アレン・カーってね。会計士で愛煙科だったこの人が確か1日に100本ぐらい吸うっていう人ですよね。
で、その人が自分が禁煙を成功した。そこに至るまでの内容を本にまとめて出したのが禁煙セラピーという、そういう本でしたね。
で、この禁煙セラピーという本を読んで、僕と一緒に仕事をされてたその先生は、一時ね、タバコをやめたんですよ。
で、「あ、すごいな。やっぱりこの読書でね、タバコをやめるっていうこともできるんだ。」ということで、ちょっと驚いたんですけどね。
で、ちょっと調べてみたらわかるのが、その読書療法という治療法というかね、そういうやり方があるよという。
で、そのヒーリングバックペインにしても、禁煙セラピーにしても、ある種の読書療法ですよね。
禁煙セラピーと読書療法
自己啓発というか、認知行動療法というか、そんな感じで捉えられる、そういう内容を。
僕もね、その禁煙セラピー少し読んだんですけども、ちなみに僕は禁煙セラピー読んでもずーっと捨てました。
やめてなるものかと。
禁煙セラピーを最初から最後まで読みながらずーっと吸い続けてましたね。
で、一緒に読んでた先生はタバコをやめたんですよ。
早い段階で読み始めて、いやもう僕は吸いたくなくなったんだって言って、タバコをやめられたんですね。
で、僕は逆にずっと捨てたんです。
なんだゴリオお前、読んでんのに吸い続けるなんてお前は心が弱いな、みたいな感じで言われたんですけども。
僕は逆に読みながら吸い続けるっていうところで、意思の強靭さを自分で発揮してるって勝手に思ってたんですけども。
で、それを読みながら最後の1ページまで読んで、そこで僕ずーっとタバコを吸ってたんですね。
で、読み終わって最後そのタバコを吸い終わって、それでも僕はやめなかったんですよ。
なんかやめたと思ったでしょ?やめなかったんですよ。
僕はずーっとタバコをそのまま吸い続けたんですね。
で、そしたらね、俺はタバコやめたよって言ってた一緒に仕事をやってた先生はまた吸い始めたんですよね、タバコを。
で、やっぱダメだったねなんつって、俺はあの本読んでやめられたと思ったけどダメだったよって言って笑いながらね、あの本なんか聞きゃしねえよぐらいね、感じで言ってたんですけども。
で、その先生は多分今も吸ってる、まあどうかな、最近会ってないからわかるんですけど、結構ずっと吸ってたんですよね。
で、じゃあ僕はというとね、僕はある日突然タバコをやめたんです。
これは別にヒーリングバカ…違う違う、えーと、禁煙セラピーの影響とか、その自分と一緒に仕事をやってた人がタバコを一回やめてまた吸ったからとかではなくて、
僕がタバコをやめたのは、僕当時マンションの4階に住んでたんですね。
で、やっぱりタバコは手放せないので、大阪に住んでた時なんですけどマンションから駐車場までちょっと歩くんですね。
駐車場付きのマンションじゃなかったんで近隣に駐車場借りていてそこまで歩く。
で、朝仕事に行く時に階段を駆け下りて車まで走って行く。
っていうその途中で、あ、タバコ忘れたってなったんですよ。
で、マンションの4階まで登ってね、でタバコを取って、でまた降りて。
でも、やれやれなんでタバコ吸いながら行こうって思ったら、ライターないんですよね。
あんだよ、そうか、タバコを忘れて、あそこライター置きっぱなしだったな。
よし、まあライター取りに帰るかって言って取りに帰って、まあライター取って、また降りて行って、
でまた車まで行ってる間にタバコ吸いながら歩きタバコですね。よろしくないですね、今ではね、ダメですけども、歩きタバコをしながら歩いていて。
ふっと気が付いたんですね。携帯灰皿がない。
あの当時ね、みんな結構携帯灰皿を持ってタバコ吸っていた時代です。
あーしまった、灰皿忘れたって言って、ずーっとまた自分の家まで、階段4階まで登って降りて。
で、また、階段登ってる時はもうタバコ吸えませんから、
まあ多分適当にどっかその辺で踏みつぶしたか、洋水路とかね、排水溝とかにポイって投げて吸ってたんだと思うんですよ。悪いですよね。
でまあ、もう一回ね部屋まで戻って、タバコ持った、ライター持った、携帯灰皿持った、よしって言って、
あー、また車に向かって歩いていったんですね。
タバコ吸いたい欲求を抑える
でマンション、入り口から出て、外出てすぐにタバコに火をつけて、でタバコを吸いながら、車に向かって歩いて、
もう汗だくですよ。結構ね暑い時期でしたね。6月とかだったと思うんですよ。
で、ふーふー言いながら、汗もかくし、暑いし、息も上がってる中でタバコ吸ったって美味しくないんですよ。
で、もうずーっとでもタバコ吸いながら車まで行って、で車の中に乗って、タバコを携帯灰皿の中にポンと捨ててね、
思ったのが、クッソッカッ!って思ったんですよ。
タバコクッソッカッ!って。
タバコなんか吸わなかったらこんな思いせんでいいんやろ。
で、階段登ったり降りたり登ったり降りたりを全部で3回ですか、やって、汗だくなって。
で、携帯灰皿忘れたとかね、ライター忘れたとか、タバコ忘れたとか、そんな忘れることすらないじゃないかとタバコ吸うのやめたら、
クッソッカッ!ってなってその瞬間に、もうタバコやめましたね。
で、仕事その日行くんですけど、いつもずっと仕事マッサージやってる合間にタバコ吸うわけですよ。
一人の患者さんが終わったらタバコ吸って、針を置き針ですね、置き針なんかやってる間にまたタバコ吸ってとかね、やってたんですけども、
一切その日からもう本当にずわっとやめてしまったんですよ、朝のタバコ以降。
で、これ不思議なもんですね、ある日突然何も宣言もなくいきなりやめてたんですよね、僕ね。
で、3週間ぐらい経ってかな、うちの嫁さんにね、
僕タバコやめたん知ってる?って何にも言ってこないからちょっと気になって言ったんですよね、タバコやめたん知ってる?って。
はぁ?って普通に言われて。
はぁ?って、さっきも吸ってたでしょ?って。
いや、さっきまで吸ってたでしょ?って。
いや吸ってないんだよ。
はぁ?って。
いや、排皿吸ってたよ。
嘘でしょ?!って。
タバコもないよ。
はぁ?って。
ずーっとね、もうだから、吸ってるのが当たり前だったんで、吸わなくなったことに全く気づいてない。
で、これ職場の方でも一緒で、職場の人にも、
タバコをやめた結果
あのー、僕、タバコやめたんですけど、気づいてます?って聞いたら、やっぱり同じリアクションでしたね。
は?いやゴリ吸って、あれ?吸って、吸って、ん?みたいなね。
吸ってないなーっていう、そんな感じで驚かれましたけども。
僕の場合はその、タバコ吸うための手間クソか、っていう、タバコがクソかじゃないですよ。
タバコを吸う手間とか、タバコを吸ってなかったら、こんな、何回も階段登るよりせんでええやんけっていう、そこで自分でやめたっていうね、変な感じなんですけども。
あのー、禁煙セラピーとは一切関係ないとこでやめたっていう、ちょっと自分の中で面白かったんですけども。
ただね、これで僕、禁煙セラピー読まずに、タバコやめて、ね、面白いなーって思って、そしたら、ふっとね、ニュースがあって、何があったかっていうと、
この、禁煙セラピー書いたアレンカーっていう人、肺がんで死んでるんですよ。
ね、あのー、ま、そりゃあ1日100本以上吸ってる、吸ってた人ですから、やめてもそりゃあ、あったんだろうなーと思うんですけども。
なんかもう、笑っちゃいますよね。笑っちゃ悪いですよ、亡くなってるんですからね。笑っちゃ悪いけど、禁煙セラピーっていう本書いて、
この人に影響を受けて、山ほどタバコを吸う人がね、減った、成功してる、禁煙に成功してる人が山ほどいるのに、
当の本に肺がんで死ぬっていうね、なんか不思議な感じがあって。
タバコの匂いが嫌いになる
まあ僕はこの、禁煙セラピーっていう本、未だにやっぱりこう、結構、読んでる人も多いですしね。
やっぱ成功事例もすごく聞くんですけども、その、読んでる人、もしくはね、今からタバコやめようと思ってね、
読んでる人に、この当の本人、タバコ吸いすぎたからとは言い切れないですけども、肺がんで死んだよねって言うのは、言わんほうがええなって思ったよっていう、そういう話だったりします。
まとまらないような、あれですけども。
こんな感じでね、読書療法、読書セラピー、リーディングセラピーっていうのはね、いろいろあるんでしょうけどもね、言い方は。
まあそれの、僕は読書セラピーで腰痛、あ、でも僕自身は、腰痛も禁煙も、読書セラピーとは関係ないところで、解決してましたね。
でも、僕発信だったり周り発信で、読書セラピーで腰痛が楽になった様子、禁煙が成功したよっていう人はいるので、
ちなみにその一緒に仕事やってた人は吸いましたけど、もう一人はやめました。
二人一緒にやめて、一人は吸って、一人はやめた、だったと思います。
今は知りません。いまだに僕は吸ってませんけどね。
なぜならめんどくさいから。っていうね、めんどくさいにがタバコを吸いたい要求に勝ったっていうね。
手軽じゃないですよね、タバコはね。
その手軽じゃないところを乗り越えたかっこよさ、自分タバコを吸えるんだっていう満足感と優越感みたいなところがあるのかなと勝手に思うんですけども、
その、頑張って吸えるようになったっていうことすらもうくだらないっていう風には思うんですけども、
ただね、もう家から一歩も外に出ないぐらいの生活になったら僕タバコ吸いたいなって思ってますよ。
もうタバコ吸って周りに迷惑とか思われなければ吸ってもいいんじゃないかって思いますよね。
誰かがタバコ持ってきてくれてそれで吸ってもいいのかなと思うんですけど、
ただ、実際僕タバコの煙の匂いとか嫌いなんですよね。吸ってたのにね。
改めて、スイガラの匂いとかも吐きそうなくらい嫌いですからね。
腰痛という自己認識と向き合う
吸ってもいいかなと思いつつ、やっぱり吸ったら気持ち悪いんだろうなと思いながらね。
それを乗り越えてタバコを吸うかっこよさに浸りたければまた吸うのかもしれませんね。
腰痛もね、腰痛である自分、腰痛で苦労してる自分っていうのに酔ってる部分もあるのかなってちょっと思ったりもするんですけどね。
そこを理解できると本当に腰痛からも解放されるっていう、そういうふうなことに気づく人が一人でもいたらいいかなってちょっと思いながら話をしてみました。
今日はこれで終わり。