自分自身が学びの原動力になる子たち
そういう子供から受けた影響、そういう子供が持つ才能っていう言い方に変えてもいいんですけども、
僕の場合は何かこう、学ぼうという原動力になってくれましたね。
自分の子供、最初は言葉がうまく出てこないというね。
あとは、体の動きが非常に緩慢というか、細かな動作ができないというところで、
もうこれは、いわゆるちょっと普通じゃないぞっていうところからね、自分でいろいろ勉強しようということになりましてね。
いろいろ見ていく中で、そういう勉強しようという原動力を与えてくれたのは、他でもない自分の子供ですよね。
いろんな先生方に出会ったり、いろんな親御さんと出会ったり、いろんな施設に行って学ぶことがあったり、
あとはそういうふうに、旗から見たら一生懸命やってる姿を見て、保育園の方でね、保護者の責任者みたいな感じでやってくれませんか?
どんなことがあるんですか?って言ったら、保護者の方のイベントに参加してもらう。
他府県まで行って勉強してもらうこととかあるかもしれませんけどって言われたんで、喜んでいきます。
そういう機会を与えてくれたのは、紛れもなく自分の子供ですね。
特別支援学校のボランティア活動なんかでも、そこで久々に出会った同級生。
そこで先に出会ってなければ、その後介護のイベントで顔を合わせた時に、また違うリアクションだったでしょうね。
お互い聞きに来てたの?ぐらいな感じだったと思うんですけども、
障害を持つ親御さんと、それをサポートさせてもらう我々?みたいな感じでいくと、
先にそういう繋がりを作ってくれたのは、同級生のお子さんですよね。
だったり、いろんな子がいますよね。
強い自閉症と言ったらあれですけど、コミュニケーションがなかなか上手じゃない子。
その子が本当に僕は、小学校入学した時から、すごい強い自閉症の子とまず関わらせてもらったっていうのがあって、
ずっとその子はもちろん学校通ってるんですけども、大きくなるにつれて、体もズンズン大きくなって、
長い子といますからね。9年間。高等部までいけば12年か。長いですよね。
なので、お父さんお母さんたちとも顔見知りになったりして、いろいろ声をかけていただくこともありますしね。
やっぱりそこで感じるのは、その子がいなければ、僕とそのご両親と会うことはあまりなかったかもしれないですよね。
障害を持っている人たちが持っている人と人とを繋げる能力
特別支援学校の先生とも出会うことはなかったかもしれません。
支援学校の先生の中で、僕が高校生の時に体育か何かの担当の先生がいたんですけども、
その先生が特別支援学校に赴任されてましたね。
お互い久々に顔合わせて、向こうもよく分かったなって。
僕は高校時代丸坊主でもなかったし、髭も生やしてなかったし、眼鏡もかけてなかったんですけども、
なぜかお互い一瞬で分かりましたね。
そこで話をして、高校の時にお世話になった先生が、今特別支援学校に来てるんですね、今担当なんですね、
自分で希望を出してこっちに来たんだよって、いろいろあったみたいですけどね。
先生の取り巻く環境からそういうところを選んだっていう部分があったみたいですけどもね。
すごく生き生き、笑顔で元気よく、ハツラツとした姿がそこで見れて、すごく僕も嬉しかったですし、
その先生も僕に対してね、ここで会うとは思わなかったよ、またよろしくねなんて言ってくれて、
そうやって人と人を引き合わせるような能力っていうのをありとあらゆる障害を持ってる人達っていうのは持ってるんだなっていうところは実感しますね。
こちらは関わらせていただいてるっていう感じですよね。
ご家族の当事者の方々は関わってもらわないと大変だっていう、これは保護者の座談会で出てきてた意見を言いますけども、
地域社会の支援活動
夫婦、両親、いろいろと兄弟ですよね、子供の兄弟とかもいろいろいて、いろいろな人が関わってるけれども、それだけではやはりいろいろ行き詰まるところもあるし大変な部分もあるんだと。
だけどもこうやって地域の人が関わってくれることで安心してこの町で暮らすことができてるっていう話をね、保護者の方がされて、なるほどと、やっぱり安心して暮らせるっていう。
だからなぜその支援学校が地域、本当に近隣、ごくごく近場の人を対象にボランティアを募ったのかっていうのがわかる気がしました、そこで。
やはり障害を持った人っていうのに対してかなりネガティブな、普通じゃないというイメージでのネガティブな感情を持ってる方がやはり根強く多いと思うんですけども。
それがね、地域の人が一緒になってその子供たちの成長を見守ってるんだっていう、その実感をお父さんお母さんたちが感じてるんだっていう、そこがすごく学びになりましたね。
地域の人全員がね、そこに参加してるわけではないけれども、そういう人が本当に近所に住んでるんだってわかるだけでちょっとほっとする、安心するっていうご意見がありましたね。
そうやって思ってもらえるような活動だったんだっていうのは、そこでもやはり学びですよね。
最初は何気ない一歩だったんですけども、そこからどんどん学ぶことがありまして、すごく成長させてもらったなと、いろんなことを学ばせてもらう。
結局、最初ボランティア活動を始めたところから、そこに来てた人からも、こういう研修会があるよとか、こういう講習があるよ、こういうお話の場があるよとかっていうので、いろいろなところにお誘いをもらって、いろいろお話を聞きに行くことがあって、
さっきも言ったけど、保育園の保護者会の会長みたいなのをやって、横浜まで行ったかな、あの時は横浜まで行って、
今のね、幼稚園、保育園、子ども園における取り巻く環境とか、そこにある問題とかっていうのを勉強させてもらうチャンスがあって、非常にいい経験でしたね。
これもだから結果的には、そういう障害を持った方々との関わりがなければ、そういう勉強に行くこともなかったですし、本当に不思議な力を持ってるんだろうなというのは感じますね。
重複酸、知的な障害と身体障害と持ってて、ストレッチャーみたいなね。