1. ごりの堂々巡り
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2023-03-31 9:33:00

#71 【介護】生き死にを笑い飛ばす当事者家族の話

介護

終末

終活

笑い飛ばす

乗り越えた

死ぬことなんか当たり前

障害者から当事者へ
毎度、ごりです。
えーと、またちょっと、なんとなくで始めてしまいましたね、スタートしてしまいました。
相も変わらず、さっきまで何か喋ろうと思っていたのに、喋ることを忘れた、という、でも、やめませんよ、そのまま話していっちゃいますけども。
えーとですね、何しようかって、まあいろいろあるんですけども、やっぱりちょっと介護の話、ちょっとしておきましょうか。
いろいろね、
まあ、暗いエピソードというかね、まあそれが本当の介護の部分だと思うんですけどもね。
まあ今日も相も変わらず、ヘビーな話ですね。
まあ、こないだもね、利用者さんの実際の声として、辛いなあ、死んじゃいたいよ、っていう言葉をね、聞いたことがありますよ、っていうね、そういう話をしてたんですけども。
まあ、割とね、それ自体は重いはずなんですが、ライトな感じでそれを言ってくるご家族さんとかね、ご利用者さん、ご本人とかね、いらっしゃって、
あの、そっちの方の例をね、出してもいいのかなと思うんでね、ちょっと喋ろうかなと思うんですけども。
あの、その方ね、割と若い時に事故で障害を負いまして、もう介護される歴が長いんですね。
で、まあ手足、まあ手は軽く、手は動くのか、手は動くけど、足はもう完全な麻痺、まあ脊髄損傷っていうんですかね、脊損なんで、
両足の感覚もないし、排尿、まあ排尿とかね、排泄の感覚も全くなしという状態で、もう長らく生活されてるんですけども、まあご本人もぼちぼち前期高齢者がない。
で、奥様も同じぐらい、まあ前期高齢者ぐらいというね、そういう状態になってこられて、
まあいろいろと今まではその、いわゆる障害という部分だけでの苦労があったわけですけども、やはり体というのは衰えてくるわけでして、まあいろいろと今までできていたことができなくなったっていう感じなんですよね、話を聞いてるとね。
で、それは介護している介助者の方も同じようにできていたことができなくなる、まあご主人を支えて立たせる、今までできていたのがやると自分も腰が痛くなっちゃうとかね、まあそういう状態になってくるわけですよ、70も超えてくると。
で、そうなってきて、また今度病気ですよね、まあいろんな病気をされる、まあ出始めてきますよね、で、そうなってくるとやっぱりこう体がさらに弱ってくる。
障害を負って高齢になってさらに病気で弱ってくる。そんなときにね、こう普通だとっていうのが、普通がわからないか、でもやっぱ気落ちする方が多いと思うんですよね。
奥さんの支え
あれができなくなっちゃってつらい、これができなくなっちゃってつらいっていうね、ところでどんどんどんどんこうネガティブな方向に行く方も結構いらっしゃると思うんですけども、その方はね、話で聞いたらね、その積損になって障害者ってなったときにむちゃくちゃ落ち込んだらしいんですよ。
もうこれでもかっていうぐらい。もうやっぱ死んじゃった、そのときには死んじゃいたいと思った。もうこの年齢でこんなことになっちゃって、もうこの先真っ暗だっていうところまで行って、死んじゃいたいんだけど車の運転もできなければね、何もできない。
奥さんに頼んでね、車のままちょっと突っ込んでくれたって、奥さんは何言ってんの、私はあんたと一緒に死にたくないよっていう、そういう奥さんだったらしいんですよ。これが良かったみたいでね。
あんた死ぬなら勝手に死なさいよって言われて、はっと気がついてね、もともと他人同士で、障害を負った旦那さんを見捨てずに離婚もせずに一緒にいてくれるってこんだけ嬉しいことないってなったらしいんですよ。そこまでにどれぐらいの期間がかかったかわかりませんけどね。
そこからは明らかんとしたらしいんですよ。何してくれてもありがとうありがとう、嬉しいよって言って、本当に長いことそうやってご家族でちゃんと回ってたらしいんですけども、さっき言ったようにご高齢になった。
そうすると終末、おしまいを少し考えたそうなんですよね。自分はどうやって死ぬのか、自分この後どういうリスクがあるんだろうかっていうことを考えて、色々と悩んだそうです。
そこでね、ご本人、今インターネットがあるんでね、積存であっても色々情報は得られる。
そこでご本人、70歳を超えてくると肺炎で死んじゃうかもしれない。肺炎になっていくと今度は炎原の状態が落ちるんですよね。飲み込みですね。
これが落ちるとご飯食べるのが大変になってくる。固形物が無理だよとかね。流動食なら大丈夫。もうそれもダメなら軽管、管を通して栄養を入れる。
鼻から通したり口から通したり、お腹に胃を開けてそこで胃に直接栄養を入れる。そんなやり方が色々あるよっていうのを見て、そのお父さんは嫌だなって思ったそうです。
そんなことまでしてやるのは凄い嫌だ。もうそんなんだったらね、美味しいもの食べて死んじゃいたいって言って、そういうことを奥さんに言ったら、「あ、そう?いいよ。あんたとんかつ好きだからとんかつ出すよ。」とかね、そんな感じでね、結構ね、あっきらかんと。
本当にね、いざその晩になったらそんなことはできないかもしれませんけども、そういう気持ちで、一度完全に死んじゃいたいって思ってたところからの、復活を遂げたって言ってもいいのかどうかわかりませんけど、体的には何一つ変わってない。精神的なものだけですよね。
そういう風にね、その時が来たらあっさり死んじゃうよ。あ、いいよいいよ。あんたはもう先にね、死んでくれていいよ。私が先に死んじゃったらどっちにしろあんた死ぬんだしね。っていう風に奥さん言うんですよね。面白いなぁと思ってね。まさにそうかもしれないけど、今のご時世、なんとか介護とかね、介護福祉を使っていけば多分全然問題なく生きていけるんですけども。
そうやってこう、奥さんも私が先に死んだらあんた死んじゃうんだから、あんたなるべくちゃんと先に死になさいよぐらいなことを言うっていうね。この二人の関係がね、僕はね、とてもすごく素敵でね。
まあそんな当事者がいましたっていう今日はそんなお話です。おしまい。あ、終わり。
09:33:00

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