まあそういうのを忘れてね、その時の気分で変わっていくのがまたいいんですけどもね。
でもちょっとそれはなんかずいぶんと頭の中から抜けてたなっていうんで、
今日はちょっともう一回そのルーツみたいなところから入っていこうかなと。
で、結局は最終的にはいつもと同じ話になるんですけどね。
入り口んとこだけ。
2011年かな。
2011年に私はノズビークリエイティブ仕事術というのを書いたんですね。
これがGTDの本なんだけどもね。
GTDをそのノズビーというツールで再現するというそういう本なんだけど、
このノズビーを作った会社のCEOがマイケルと言うんだけど、
彼はスペイン在住のポルトガル人なんですよね。
ものすごいオタク、GTDオタクで大好きなんですよ。
それをなんとかその既存のタスク管理ツールは必ずしもそのGTDを意識しているわけではなかったんで、
彼はそういう特化したやつを作りたくてね。
僕はそれがとても気に入ってブログでよく紹介してたんですよ。
あとiPhone、iPadクリエイティブ仕事術というね、
僕のライフワーク系、仕事術系の最初の本に結構なページを割いてそれを紹介しましてね。
それがスペインに住んでいるマイケルの目に留まり、連絡を取り合うようになって、
せっかくなら公式ガイドブック作ろうよっていう話になって、
緑の本の編集担当だったインプレスのF編集長がそれに乗ってくれましてね。
彼は当時も編集長だったんで、やりましょうって言うんで、2011年にその本を出したんですよ。
したらマイケルが是非日本に来て、公演ツアーやりたいって言うんでね。
それが確か2011年の3月10日だった気がしますね。
秋葉原で第一弾をやったんですよ。スタートアップというかね。
そのツアーの初日が東京から秋葉原からスタートして、
その時は結構いい候補をマイケルが用意してくれましてね。
その方たちがいろんな各界のまさにライフハッカーと有名人たちを総揃いというかね、
勢揃いが集めてくださいまして、非常に豪華な賑やかな会になったんですけど。
その翌日に新幹線で次は大阪公演に向かっていたんですね。
それが2011年の3月11日。大阪に着く直前、どのくらいかな。
手前、あと15分で着くくらいのとこかな。そこで急に新幹線が止まりまして。
私はあの揺れを体験してないんですね。だから関西にいたから、もう大阪手前にいましたから。
全く何が起こっているかわからなくて、いつものように新幹線が止まっちゃいました。
みたいな気軽なツイートをしてたんだけど、後から知ったんですよね。
そういう大きな災害があったっていうのはね。
それで大阪以降、大阪、九州、あともう2つくらいあったんだけど、それが全部中止になりまして。
マイケルも早々に帰国したいみたいな感じで、やっぱり怖かったのかな。
あの時の日本にいるのがね。
それで、なんていうのかな。私は2009年くらいか。
そのあたりから、ライフハックとか仕事実、iPad、iPhone、ガジェットみたいなね。
そういう世界に足を踏み込んでブログを書いたり、本を出したりしていてね。
なんとなく集大成な感じがしてたんですよ。この本が。
そしてこのマイケルとのツアーというのがね。
これでなんか私の足場が固まるのかなとかね。
今思えばそうじゃなくてよかったなって感じはするんですけどね。
でも当時はそう思ってたんですよ。
これがなんか私の生きる道になっていくんだろうという非常に大きな期待とね。
もうワクワクした胸の鼓動を抱えながら楽しみにしていたんですけどもね。
それが一夜にして中止になり、そしてパッと泡のように消えた。
ここから僕はね、急にこう自分が何をこれからすればいいんだっていう道を見失った感じがしてね。
ここはいつもお話ししている絶望までは言ってないんだけどね。
ポッカリ穴が開いて何をすればいいんだよっていうわけわかんなくなって。
途中でノマドに関する本家なんかをやっぱり同じF編集長と作ろうとしたんだけど。
書ききれなくてですね。落としてしまうという手だらけ。
もうデザインも表紙も出来上がってたんだけど。
どうしても書けなくてね。
なんかもう僕はこのこちらの世界にはいたくないなって感じがすごく強くて。
しばらくこう何もできないような感じでボーっとしてたんですけどね。
その時にふと降ってきたのが今ここというキーワードだったんですよ。
これは以前にもこの番組でお話ししましたけど。
私が25、6の時にね。
ボイストレーナーに出会いまして。
天野さんって言うんだけども。
この方からその歌は今ここで歌えば誰もがディーバ、ディーボのように歌えるっていうね。
そういう教えで随分といろんなトレーニングを積みながら。
まさにその今ここで歌うっていうのを何年も練習した経験があって。
それ以来そこから僕が音楽を辞めて編集者になるんだけど。
その間あんまり頭をよぎらなかったんですよね。
ほとんど忘れていたっていうのかな。
これは歌に使うもんだと思ってたんで。
おそらくもうそれ以外の仕事を始めた時から多分この今ここっていうのを頭の中から消していたんでしょうね。
これがこのどん詰まりの一つの状況。
何をやったらいいんだこれからっていう。
なんかもう仕事実とかライフハックとかiPhoneとかそういうガジェット紹介するのはちょっと全然こう気が済まないなってなってた時にポンと浮かんできまして。
こんなようにその僕らの頭の中はね騒がしいわけですよ。
繁華街のような感じになってる。
騒音だらけっていうね。
これが心も体もこう疲れさせるわけですね。
主に体を疲れさせるんだと思うんだけどもこれを緩めるために静かに座ってね。
目をつぶりそして今ここにあるわけです。
思考を止めてですからね。
この時過去と未来のこと両方を考えなくなると僕らはスッと今ここにいて。
今雨音が聞こえたりね空気がスッと流れているその感じを肌で感じたりできるっていう。
こうすることによって頭が図書館のように静かになる。
それと同時にこれ前にもお話ししましたけど僕らのその不安苦悩というのはね。
基本的な身体反応なんですよ。
この身体反応は思考とリンクしていて頭で怖い映像を思い浮かべるからずっと体の異変が残り続ける。
これは頭を空っぽにすることでスッとこう体の異変が去っていくんですね。
それと同時に僕らは苦悩が消えたような感覚になれるっていうね。
これが今ここの一つのメリットです。
2つ目は私はねこれの方が大きいなと個人的にはね。
私にとってはそのまあ平安になるための今ここという考え方もすごく重要なんだけども。
それよりもですね私にとってはそのまさにその歌の世界そのものなんだけども。
今ここというのは全エネルギーを目の前の自分がやっていることに注ぎ込めるというね。
これの方がなんとなく大きいんですよ。でかいんですよ。
まあというのも私はずっとものづくりに携わってきましたからね。
作曲だったり文章を書いたりね。
それから編集をしたり。
この時にどれだけ自分の意識が目の前の手がけているものに注ぎ込めるかというのは。
これはもう明らかに結果としてこう形目に見える形で現れてくるんですね。
それからリアルタイムのパフォーマンスもそうですよね。
まさに歌はそうだし私で言うとギターの演奏とかね。
そういうバンドの演奏とかそういうものもやっぱり今ここにあるという状態で奏でる方がですね。
圧倒的にこう伝わる力というかな。
私から何か発せられるものが大きくなっているそんな感じがするんですよね。
でこのパフォーマンスをねこう実体験として味わい。
そしてそれがなんていうのかな自分でそれなりに自分の意志でできるようになると。
もうですねこれをやらずに何か過去とか未来のことをその途中で考え始めるとかっていうのはね。
ありえないなっていうぐらいやっぱりこの今ここに全エネルギーを注ぎ込むというやり方はものすごくやっぱり強力なんですよね。
だからこれをなんていうのかなこう味わったらやめられないというかね。
こうでない理由がないというかこちらにしないわけにはいかないみたいな。
そんな感じになってくるんですよね。
これがだから僕はやっぱり緑の本で書きたかった理由の一つというかね。
大きな理由の一つですね。
このやり方すげーぞみたいなそんな感じ。
これが二つ目なんですよ。
三つ目はですねちょっとこの後に話す方が多分伝わるかなという感じがするのでちょっと置いておきましょう。
でやっぱり重要なのはね。
じゃあそのすごいと言ってる今ここにねどうすれば僕らはいられるのかってことなんですよね。
これも2011年ぐらいに話してた時はなんかいろんな複雑なことをたくさんたくさん言ってたような覚えがあるんだけども。
このやっぱり緑の本を書きながら10年以上経った今はねなんとなくシンプルになってきた感じがしますね。
まずは基本の一番重要なのはゆっくり丁寧にやるってことなんですよ。
僕らはいつもねどうしてもその未来志向だから早くこの未来にたどり着きたい。
ゴールを決めて目標を決める。
これは大きなもの小さなもの近未来遠い将来関わらずね早くやっぱそこに行きたいんですよね。
だから何をやるにもこう急ぐという癖がついている。
もともと僕らがそれで鍛えられるのは例えばスポーツとか受験勉強とかですよね。
早く早くっていうねまさにそのスポーツの世界にはそれが求められる場合がある。
そして受験も分数が決まってますからね。
一つの教科が例えば40分だとか1時間とかねその間に多くの問題を解くためにはやっぱりこうどちらかというと心を急ぎ目に持っていかなきゃいけないんですよね。
これがもうすんごくやっぱり根強く心にこうしみついていて。
であとその自分の親とかもねどちらかというとこの今ここを意識している親とかはねいないと思うんですよね。
だからとにかく焦らせるんですよ早くやれ早くやれっていうね。
何をするご飯を食べるにも早く食べなさいってお風呂も早く入りなさいね。
支度も早くしなさいそして早く寝なさいみたいなそんな感じで随分とまあおそらく全ての人がねなんだかの形でこの親に急がされたっていう経験があると思う。
こういうものが積み重なって僕らはもうデフォルト急ぐというそういう動き方になってるんですよね。
だから街を歩いてる人もきっと早足で歩いてるだろうしね電車乗るとかその降りるとか乗り降りエスカレーターを駆け降りるとかねやっぱりこの一本乗り過ごしてはいけないみたいなこの感覚がすごく強い。
だからこれをやっていると僕らはずっとその未来に意識が向いてるんですよ。
その歩いてる時、電車乗り降りしてる時そういう今ここではなくてその先ですね。
自分がたどり着きたい職場であったり早く帰りたい家であったりね。
その途中をすっ飛ばすような感じこれが急ぐという感覚ですよね。
これをやめるためにはゆっくり丁寧にっていうところに逆に持っていけばいいわけです。
こういう話をするとねやっぱり効率とかねその生産性みたいなところが気になるっていうね。
とてもじゃないけどゆっくり丁寧になんかやってられないよといつもいつも締め切りに追われてるんだよみたいな感じで思う方も少なくないと思うんだけどね。
そもそもこれ多分だけども心象が入ってるんですよ。
急ぐと早くなるっていうねこれは大いなるイリュージョンだと僕は思います。
いろいろやってみればわかるんだけどまあ例えばねそのいつもだったら5分かけていくその駅までの道を走ると3分だからギリギリの電車に間に合うみたいなそういう世界はねあるんですよね。
でもそれはねかなり単純な場合に限りますよ。
仕事とかものづくりとかねちょっとでも複雑なところに入っていくともう多分ね急ぐということは全く役に立たないというか急いだところで早くならない。
一つにはこの僕らが焦ったり急いだりしてる時っていうのはやっぱり通常のこの平安な状態と違ってね体が緊張してますよね固くなってますよね。
だから急い急ごうとすればするほど実は遅くなってるみたいな現象もありえる。
まあその慌ててる人を見ててあの物事が早く進んでるような感じはしないじゃないですか。
あれですよね。
でもなんか自分の心の中にはその急げば早くなるっていうこのなんか心象があるんですよね。
よく僕がお話しするのは朝食の支度がありましたと。
15分かかります。
いつもはねトーストを焼いてオムレツを作りそしてコーヒーを入れますと。
これが大体15分っていうね。
ところがその日は5分寝坊して10分しかありませんと。
じゃあこの15分を10分で急げばできますかっていうね。
これ絶対無理ですよね。
トーストを焼く時間ってのはもうタイマーで決まってるし卵が食べられる固さに焼ける時間ってのも決まってる。
そしてコーヒーメーカーからコーヒーが落ちてくる時間も決まってるんでこれを5分短縮するなんてことはまず無理なんですよね。
じゃあどうするかって言ったら例えばオムレツをカットすればいいんですよ。
今日はオムレツなしと。
そうすると10分の中に悠々とトースターとトーストとそのコーヒーを作るっていう時間が入るわけね。
でおそらく僕らが急ぐ時ってのはこれをやってるんですよ。
カットしてるだけなんですよね。
同じ量の同じ分量のものを同じクオリティで時間だけ早めて仕上げるなんてことはほぼほぼ不可能で。
これも1つのマルチタスクですよね。
時計をチェックしながら人と話すみたいな。
その受講者の方はきっとなんて思うでしょうね。
なんでこいつ3分おきに時計見るんだよって。
そんなに早く終わらせたいのかって思いますよね。
黒沢さんすげーマルチタスクだなんて思わないですよね。
だからこれって自分がそれをやった時。
仕事でもなんでもいいんですよ。
家族の依頼でもなんでもいいんだけど。
この片手間というのは相手にそういう思いを抱かせるっていうものなんですよね。
これって何をしてるかというと。
多分だけど私のその仕事を受けてる人の価値を下げてるんじゃないかなって僕は思うわけ。
だからこの反対側をやった時。
1つのことをやってる時に他のことを一切考えずにそれだけに特化するっていうのを。
これをやってる時っていうのは逆にこの成果を手渡す人。
これは自分の場合もありますよね。
例えば歯を磨くみたいなことは自分に対してそれを提供してるわけなんだけども。
この歯を片手間に磨くのではなくて。
今ここで他のことを考えずにさっき言ったゆっくり丁寧にここに混ぜましょう。
これを磨いてあげるということは私の価値を高めてますよね。
こんな奴の歯なんて適当にもう3分磨けばいいんだよっていう形だとすれば。
私は私自身の価値をちょっと低く見てるってそんな感じがする。
これが当然だけど第三者に渡すものであればもっとこれが顕著に現れてますよね。
こんなんどうでもいいんだよ。やっちまえばいいんだよ。終わりだよ。
はいはいどうぞみたいな。
さっきのラーメン屋の親父のように伸びてても伸びたなって分かってても。
まあいいかってパンって入れてはいどうもお待ちみたいな感じで出す。
これも客の価値をやっぱり低く見てますよね。
すごく大切な存在だと思ったら多分だけど日本シリーズ気になるけど
グッと我慢して麺に集中しますよね。
茹でるこの時間見逃さないぞっていうね。
まあ今タイマーが多いんだけどかつてはねやっぱり1本ずっと取ってね
グッと食べてみてそれでこう茹で具合を見るみたいな
そういう職人技を持っている人たちもいましたからね。
そういう人たちっていうのはおそらくだけども来てくださるお客さんの価値をかなりマックスに見てる。
だからまさにシングルタスクに徹するってことですよね。
これによって当然だけど自分の手掛けているものの仕上がりは良くなりますよ。
これは片手間にやるよりも良くなりますね。
そして同時にそれを手渡す人の価値を高めることができるっていうこの2つが得られるんですね。
これもだからさっき言った今ここのメリットに加えてもいいぐらいのことなんだけどね。
これは1つシングルかマルチかの1つの結果としてそういうことが起こるというふうに私は捉えていますね。
2つ目これが。
3つ目がですね終わりを気にしないっていうことです。
これはもう簡単に言うと終わりというのは未来ですからね。
2つありますね。
1つは早く終わらせてえなっていう感覚。
これは僕らはその自分でやりたくないと思っている心がやりたくないと思っていることをそれに反してその体が動いてしまうって動かさざるを得ないっていうかね。
やらずにはいられないまさに仕事とかそうなんだけども嫌だなと思いながらそうじゃない方向に体が動いているっていうのはこれ葛藤を抱えてるんですね。
2つの相反するものを自分の中に抱えながら本当はやりたくないんだけどでも動かざるを得ないやるしかないっていうね。
かなり辛い状態でもあるわけ。
そうすると当然だけど僕らは終わった状態っていうのを望みますよね。
だから早く終わらせたいっていうのはこのなんていうのかな苦しさを早く取り除きたいっていうことを言ってるわけですね。
これは当然だけど未来に意識が流れていってしまうので今ここにはいられないですよね。
それからもう一つはもう期限がもう目前に迫っているっていうね。
あと15分で出さなきゃいけないみたいなこの時にもやっぱり僕らは終わりを気にしますよね。
だからまあこれはねそういう状況に追い込まれたら仕方がないんだけどもでもさっき言ったように急いだところで早くならない。
しかもあと15分のこの終わりを気にしたところでやっぱり早くならない。
僕らは恐れや不安の中に叩き込まれてやっぱり体は異変を起こしいつものパフォーマンスを発揮できなくなるんですね。
だから結果はおそらくだけどもこの終わりを気にする方があまり良いことは起こらないはずなんですよ。
だからどんな時でも終わりは一切見ないっていうね。
できればもう本当にタイマーとかかけまくって一切時計見ないでね。
でその時間そこに集中しそして終わりはiphoneのタイマーに教えてもらうとなったら終わりみたいなね。
もしくはそんなギリギリの状況に自分を追い込まないように工夫するってことですね。
これはまあそのまあ状況にもよりますけどね突発的なやつはしょうがないんだけども前から決まったものなのに
あと15分でこんなにやらなきゃいけないみたいな状況に追い込まれているということが
多分だけど始めるのが遅かっただけのことですよね。
だから私はここはすごく気をつけていてどれだけ自分をねその終わりを気にしないでいい状況に置いてあげるかっていうね。
このセッティングはすごくこだわってできるだけ頑張ってそういうような状況を作るようにいつも努力はしていますね。
これで3つ揃うわけです。ゆっくり丁寧にこれが一つ目。
そして2つ目が一つのことをやっている時に他のことを考えない。
シングルタスクに徹するってことですよね。
そして3つ目が終わりを気にしないでやるっていう。
これが揃うとおそらく僕らは今ここにいられるんじゃないかなと思います。
まあこうしてね並べてみるとさほど難しいことは多分一つもないはずなんですよね。
ゆっくり丁寧にやるでしょ。他のことは考えないでしょ。
それから終わりを気にしないだからね。
でも本当に僕らはこれができないんですよ。
私も本当に苦労しました。
なぜできないかっていうことなんですね。これ逆を考えてみればいい。
なぜゆっくり丁寧にできないのか。なんで急いでしまうのか。
なんで一度にたくさんのことをやろうとしてしまうのか。
そしてどうしてこんなにも終わりが気になるのかっていうね。
これはですねやっぱりこの今ここを考えていくとね。
僕らがその今ここにいられない理由の本質っていうのがね。
やっぱりこの人生の終わりを強く意識しているってところにあるっていうのが分かるんですよ。
簡単に言うとこの私がねこの世から消えてなくなる時っていうのが確実に約束されてるわけですね。
絶対にその日は来るんですよ。
そしてなんとなく僕らはその一生の時間というのがすごく短いものだっていうふうにいつも認識してるんですね。
まあこれはなんか僕は自分でそう感じたというよりはね。
なんかみんながそう言うから人生短いんじゃないかなって思うようになったっていうそんな経緯がありそうな気がするんだけどね。
だってそもそもその長い短いっていうのはこの相対的な基準ですからね。
これ何度もこの番組で言ってるかな。
何に比べて長いんだよっていう。
何に比べて短いんだよっていうね。
でもなんか当たり前にそう言われてるんですよ。
でまあまあそこが本当かどうかちょっとね短いか長いか置いといて。
短いと思ったとしたらその短い時間でたくさんのことをやらなきゃいけないってやっぱ気になりますよね。
もう残り時間が少ないんだっていうね。
この恐れや不安というのが僕らを今ここから遠ざけてるっていうことなんですよ。
でここ何とかしたいなというのは僕の中にはずっとありましてね。
だけどもその人生の終わりを怖がらないでいるなんてことは多分だけどもやろうと思ったって無理なんだろうと思うんですよ。
そこで3つ目のメリットさっき言わなかった3つ目のメリットっていうのが実はこれ。
ありえるんじゃないかなっていうね。
これはあるとまで断言できないんだけどありえるんじゃないかなってことなんです。
どういうことかというと僕らはですね相反する2つの概念というかね感情みたいなものを同時に持つことはできないんですよね。
例えば喜びと悲しみこれ両方持てないですね同時にね。
それからまあ怒りと慈しみみたいなものかなこれも無理ですね。
怒ってる怒ってる相手を慈しむなんてことはできない。
そして慈しんでる相手に怒りを覚えることもできない。
それから信頼と疑念ですね。
これを同時に両方持つことはできないですよね。
こんな風に相反するものは心の中に1つ入ったら反対側はそこから追い出されてしまうんですね。
僕らの心は1つの概念1つの感情しか占められないという。
じゃあこの生と死というのはどうなんだろうということなんですよ。
これはとても私たちを元気にしてくれるんじゃないかなってそんな気がしますね
特に私のようにこの歳を歳をとってですねどうしてもそこが気になるなっていう時に今ここに戻ってみるんですよ
ああ生きてるなっていうこの感覚はなんかものすごく私をいつもいつも勇気づけてくれてる感じがしますね
そしてねこの3つ目のメリットというのはもう一つ大事な要素を含んでいるわけね
これは前にもお話したと思うんだけど僕らがその幸せになりたいと願っているね多くの人がみんな多分幸せでありたいと思ってますよね
その幸せというのはどこで感じるんだって言ったら多分この今生きているというこの今ここの時間しかないんですね
どれだけねその遠い未来に目標大きな目標これを達成したいこれを達成すれば幸せだろうと思ったとしても
それを実感する時間はやっぱりその想定した将来未来の今ここなんですよ
今ここに来なければ僕らは何も感じることができない
そしてなぜ感じることができるのかと言ったら生きているからですよね
生命があるからですよこれを両方同時にね私は生きてる
そしてこの生きてるからここに幸せがあるじゃんっていうのを感じられる
これが今ここという時間なんですよねものすごいパワフルだし
ここが無くては僕らは多分生きていけないはずなんですよね
これをねその人生は短い短い時間の中にいろんなものを詰め込まなきゃいけない
無駄にしている時間なんて1秒もないんだというこの焦りの中で
ゆっくり丁寧に他のことを考えずに終わりを気にせずにやるという
このたったシンプルな3つができなくなっているというこの感じですよね
ここを何とかしたい
だからいつもいつもそれをやるというのは大変なのかもしれないんだけども
なんか機会があればね
よっしゃゆっくりやってみようかなと他のことを考えずにやってみようかなと
終わり気にしないってどういう感じなの行ってみようかみたいな
ぜひぜひトライしてみてほしいんですよね
そしてそれをやりながらさっきも言いましたけど
自分の体を動かしているこの体というのが人生の終わりを迎えるんだけども
その中に永遠に脈動するような感じを持てるようなその生命があるという
この感覚を1回でも味わったらやっぱりね
僕がさっき言ったようにこの今ここにいてえなって感じがすると思うんですよね
そして好むと好まざるとに関わらず僕らがいられる場所は今ここしかないんだから
そこにいる時はねできるだけ過去と未来のことを頭から切り離して