1. Good News for Cities〜都市に関する炉辺談話
  2. 【#181】島人として暮らしなが..
2025-09-02 39:46

【#181】島人として暮らしながら地域のクリエイティブと奮闘する、鶴田桃子さん|私がアーバニストになるまで

島人の振る舞いにデザインのエッセンスがある!?

わたしが天草にきた理由/熊本県天草市/言葉の翻訳/芦北屋商店/よそ者としての価値/島人の振る舞いとデザイン/恩とお返し


◉ピックアップ・アーバニスト

鶴田桃子

大分県出身。高校卒業後、教師になるために京都の大学へ進学した後に、広報誌を作ることをきっかけに武蔵野美術大学へ再入学。現在は熊本県天草市で地域おこし協力隊として活動中。


芦北屋商店

https://www.instagram.com/nakanna.jp?igsh=NG5kOWdoNDRxYndn


出演/石川由佳子・杉田真理子 ・鶴田桃子

Podcast サムネイル作成/Nippashi

編集/髙橋隆太


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サマリー

鶴田桃子さんは、五所浦の地域おこし協力隊として活動し、地域のクリエイティブな産業を育てる取り組みをしています。出身は大分県で、大学時代にデザインの重要性を学び、天草での地域連携プロジェクトを通じて地方文化に触れ、その魅力を発信する活動を行っています。鶴田さんは地域のクリエイティブを活かしながら離島で生活し、コミュニティとの関係を深めています。彼女の卒業政策では、地域の人々との対話を通じて地方の美しさや課題を発見し、新たなデザインの可能性を考えています。鶴田さんは地域のクリエイティブを育むため、天草での暮らしを通じた関わりを探求しています。彼女は地元の魅力を可視化し、地域を知るための言葉を紡ぐ重要性を強調しています。

鶴田桃子の経歴
皆さん、こんにちは。都市デザイナーの杉田麻里子と、エクスペリエンスデザイナーの石川由加子です。
Good News for Citiesは、世界中のグッドなニュースから、自分たちの手で都市の暮らしを豊かにするアイデアを探求していく番組です。
それでは、今回は、私がアーバニストになるまでの新しいシリーズで、今回も素敵なゲストを招きしています。
島元県五所浦の地域おこし協力隊と、元酒屋を改修した足利屋商店を地域の交流拠点として運用している鶴田桃子さんを今日お迎えしております。よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
一気に飛んで熊本海ということで、熊本は私は本当通り過ぎたぐらいしか行ったことがなくて、ちゃんと行ったことがなかったので、ちょっと今日熊本についてもいろいろ聞いてみたいなと思っているんですが、
まずは鶴田さんについて、ちょっと経歴的なところ、学生時代のところから、なぜ今熊本にいるのか、天草にいるのかお伺いできればと思います。
はい、改めまして紹介を受けました鶴田桃子と申します。今、五所浦の地域おこし協力隊をしているんですけれども、出身がまず九州の大分県。
九州なんだ。
そうなんです。飯子の蔵本だったりとかある、お酒とかで有名なところなんですけど、そこから高校を卒業して、国語の先生になろうと思って、京都の大学に進学したんです。
そうなんだ。
私学、国文学を専攻みたいな感じで行ったんですけど、2年間その大学に通った時に、解放誌を作る学科でお金を支援してもらって、オープンキャンパスの時とかに配る用の解放誌みたいなものを作ってくれませんかっていう話をもらって、
そこで初めて、人の誰かが見るためのものを自分の手で作るみたいな経験をしまして、その時私の立ち位置としては副編集長とカメラマン担当で入ってたんですけど、
その時に私の1個上の台の方がちょっとあなた入ってくれないって向こうの方から言ってきてくれて、それで入ったのが始まりで、そこからものづくりっていうものをちょっと意識するようになったんですけど、
それがもうすごく多忙で、取材に行って、それを書き起こしてもう1回その人にアポを取って、店に行ってOKをもらって、またそれをデザインして紙面に落としてみたいなことを1年間かけてやっていくんですけど、
それでもう周りの子たちがみんなもう辞めちゃったりしたりとか、ちょっと精神的に来れなくなっちゃったりしたんですけど、自分はそれが楽しくて、だからこういうのを作り通すっていうことを仕事にできるかもしれないと思い始めて、
もうちょっとこういうデザインとかそういうものは学ぼうかなっていう時に母が美大に行ってしまえっていう話をしてくれまして、受験しまして、画塾とかにも通ってないので、例えば彫刻とか油絵とかそういう専門的なところは難しかったので、
新設学科のクリエイティブイノベーションっていう名前の学科だと、推薦入試で、なんかこう構想力テストっていう誰でも受けられるような専門性がないけど、アイデアのようなもので入れますよっていう柔らかい入試があったので、それで受験して入った。
で、むさびで4年間いろいろ学んだ後に、今熊本にいるんですけど、大丈夫ですか、こんな長く喋って。
で、美大に行ったのはそういう経緯で、熊本に来た経緯は大学生の中にきっかけがあって、大学3年生の時にうちの学科の目玉授業なんですけど、3年生の後期、秋の9月、10月の2ヶ月間を使って、
企業かおよび地域両方どちらかと連携をして、自分のデザインとかをどう社会に浸透させていくかっていう授業があるんです。単感学連携授業っていう授業があって、その授業で私は都市に行くか地方に行くかでみんな悩むんですけど、
うちの教授が、お前は天草に行けって言われて、夜の学校で先生がなんかそのお酒飲めるスペースみたいなカフェがあって、そこで先生がお酒を引っかけてて、お前は天草だ、天草って書けって言われて、えーって思った人。
でもなんか、確かにこんな機会ないから、天草って書いてみようかなと思って書いたところから始まりで、1ヶ月間ぐらいここで6人ぐらいで一緒に同じ家屋で男女が共同生活して、もういろんなプロジェクトをしながら地域に溶け込んでいってるうちに、ちょっと卒業政策もじゃあ天草でやっていこうかなっていう感じになって、
で、そのままズルズルで仕事もこっちでっていう、そういう人生というか、そういう流れで今25歳になりました。
天草との関わり
ありがとうございます。そっか、なんか私勝手に東京出身だと思ってて、天草すごい偉いと言ったなーって思ってたんですけど、九州だったんですね、もともと。
おじっかんから天草ってどれぐらいですか、距離。
天草は熊本の中でもちょっと離れてるので、おじっかんぐらいは。
やっぱりかかるんだ。
ですね。
先生は何か天草で元から何かやってたんですか、その突然の天草降りてきたのかな飲み会のときに。
先生、そうですね、すみません、説明不足で。
うちの先生がもともと天草の川浦っていう町出身で、それで地方から都会に行ったっていうのもあって、東京にいながらも地方でどういうふうにデザインとかクリエイティブな産業を復活というか新しく根付かせるようなことができるのかっていうのをずっともう生涯かけて研究しているような人で。
それでその先生が毎年地方との連携のプロジェクトを何個か持ってきてて、天草があったっていう。
なるほど。
天草という存在をもうちょっと解像度を高めたいなと思っていて、私も行ったことがないので、全く天草といえばキリスト教とか、あと天草一揆とか教科書とかで出てくると思うんですけど、それぐらいでも。
どんな姿なんですか。
普段の生活で、なんか例えばすごい意外とめっちゃ町とか。
でもですね、一応天草自体はもともと4000回島がわーって乱立してたところなんですけど、それこそさっきおっしゃってましたようにキリスト教だったりとかの文化が長崎に近いんです。熊本市内よりも海を挟んで。
天草市の例えば今だったら鬼池っていう港から口の津っていう長崎のところまではフリーで30分で行ける距離なんです。
だから市内に行くよりも長崎に行く方が近いような感じなんですけど。
なので長崎に当時いた南蛮文化であったりとか、そういうものが一番最初に長崎の次に入ってきたところが天草みたいなイメージが私の中にあって。
例を言うと河端印刷の技術がまず入ってきたのは天草っていう。
そうなんだ。
その授業の時に勉強したりとかをしました。
天草にも空港が一つあるんですけど、熊本空港とはまた別で天草空港が。
熊本空港から天草空港まで車で2時間半くらいかかるんですよ。
そうなんだ。
だから広くて意外と。東品海の方にまで出てこないと下ってこないと行けなくって。
なのでまた熊本城とかがあるところとはまた全然景色も違うようなところなんですが。
そうですね。もうどこを見ても海があって山と海の距離がすごく近いので傾斜がやっぱり多いイメージがあります。
あとは天草市だけでやっぱりもともと島だったのもあってか西八丁あるんで、
天草市役所に平成の初めぐらいに統合されたんですけど、それまではその西八丁が思うので自治体とかで収めてたようなところなので、
それぞれ全然特徴が違って町の風景とか言葉とかも少し違ってくるみたいです。
なるほど。なんか今桃子さんがいるのがその天草市の中でも五所浦っていうエリアだと思うんですけど、
地図で見るとなかなかその天草市の中でもチャレンジングっぽい場所だなと思って。
どういうこと?チャレンジング?
だってさ、すごい離れてる。ちょっと離れてるし、島の規模もそんなに大きくない。
島の規模もそんなに大きくなさそうで、結構離れみたいな感じじゃない?島の。
ちょっと別邸感が。
そうだよね。なんでここの五所浦にたどり着いたんですか?
初め来た時は先ほども言った学校の三館学連携授業。
それも五所浦だったんですね。
そうですね。四所浦っていう町にもともと教授が仲のいい受け入れ先の団体で四所浦弁転会っていう、
今じゃもう無印の副官とかに入ってる郷土玩具を70歳とかで集まってみんなで頑張って作ってる団体があって、
モラドロ人形っていうのを作ってて、活気がすごくもう町に戻ってきているような状態で、町おこしの成功例だったので、
そこにメインで滞在させてもらいながら、船で渡って五所浦にもちょっと行ってみようかっていうことで、
先輩が行ったので、その2拠点で生活していたような感じだったんですけど、
でもやっぱ強烈で、五所浦は五所浦で、やっぱ離れ島というか、船でしか行けなかったので、
やっぱ下浦にいたときとは全然違って、デザインとか、そういう都市にあったようなお店であったりとか、
通じてたような、自分たちの中では当たり前に使っている、デザインが生んだらクリエイティブが何とかっていう言葉っていうのも浸透してない、
原風景が残っているようなところだったので、まずその言葉の翻訳からしないといけないっていう印象がやっぱ一番最初あって、
例えば産学連携プロジェクトで来ましたって言っても、何?どこ?東京?何しに?みたいなところから始まるので、
都会の学校が天草市と連携を結んでて、1ヶ月間こっちで暮らしていろんなことを学ぶっていう企画があって、みたいな感じで話すと、
そうなのがあるんや、何も知らんかったや、みたいな感じで通じる。
それがすごく私の中で印象的で、自分が今まで当たり前に使ってた言葉とか文化っていうのがないところに来たときに、
足北屋商店の取り組み
本当にフラットな人間関係になるので、本当に偉い人がそこに来ても、ただのおじさんとして見られる世界がここって、
誰?すごい車で来てるけど何?みたいな感じだったりして、
でも同じ人間なので話はできるから、そこで一回そのもう何の肩書きもない、むさびせいとかもうない鶴田桃子として対話をしないといけない場面がいっぱい発生して、
それはすごい印象的で、やっぱり心に残ってまた来てみたいと思ったっていうのはありますね。
なるほどね。じゃあ天草に今移られて、津田浦に移られてから今何年目ですか?
今年の4月1日から地域おこし協力隊で就任して、社会人として来るのは今年が初年度なんですけど、
ステージ代にも来てたので、だいたいもう2年くらい。
ありがとうございます。それで今、足北屋商店っていう場所をやられて、
この場所についても詳しく教えていただけると嬉しいです。
足北屋商店っていうところが、家も含めると200坪ぐらいある。
ちょっと待って200坪って何平米ですか?
めちゃくちゃ広いんですよ。
めちゃくちゃ広いですね。
この広いところがもう空き家になってたんですけれども、
先ほど言った私の三宅の教授が地方で各地で講演会をしてたんです。
グラティブ産業とかそういうことについて。
その時に熊本県庁で先生の団取りを組んでくれてた方が、
この足北屋商店のオーナーの方の旦那さんだったんです。
それでちょっと実はうちの家内の実家があるんですけど、
ちょっとうまいこと利活用というか、何かお役に立ちたりしませんかっていう話から、
じゃあ行ってみようかってなって、ここをまず先生が着目して、
広いし、立地もすごく、離島の中での堅堂というか大きい道にも明示されていて、
もともと人が集まってたところだからいいねっていう話があったので、
やっぱりオーナーさんがすごく心よく、
ぜひ街のために利活用してくださいっていう方だったので、
いろいろ時間はかかったけど無事回収までこぎつけられたっていう感じです。
そういう場所になりました。
今はどんな活動をしてるんですか、そこでは。
今はですね、地域おこし協力隊としての仕事はやりつつ、
それがだいたい行事に全部出るとか、
とりあえず何かやりたいことがあったりとか、
そういうのがあったりとか、
で、若い方もいないので荷物運ぶの手伝ったりとかもしつつ、
夜はここで近くのお魚屋さんから頼まれたロゴマークのデザインを担当して、
デザインとか、
お魚屋さんがいるときにね、
お魚屋さんが来るときにね、
お魚屋さんが来るときにね、
ロゴマークのデザインを担当して、
デザインとか、
あとはオリジナルTシャツを学生の頃から作って、
ちまちまシルクスクリーンで吸って販売してるんですけど、
それをみんなが応援しようと思って買ってくれるので、
それを夜に吸ったりしたりとか、
あとは町の会議室で場所貸しみたいな感じで、
ここで使っていただいたりとか、
そうですね。
行事関係にすごい携わっているようなイメージで、
行事関係にすごい携わっているようなイメージで、
それをしつつ、そのものを売りつつ、
それをしつつ、そのものを売りつつ、
自分のデザインというところにも個人で向き合っているという感じです。
地域の現状と産業
五生浦は今の人口はどれくらいなんですか?
平均年齢ももちろん高いですよね、多分。
平均年齢ももちろん高いですよね、多分。
60歳は越え、65歳は越えてるんじゃないかな。
60歳はもう確実に平均年齢超えてて、
60歳はもう確実に平均年齢超えてて、
年間100人ずつぐらい減ってしまっている状態で、
減っている原因もなくなられているような状態で、
今の人口が、変動は多少あると思うんですけれども、
約2000人ぐらい。
その中でちょっとまだまだ大きい規模の離島だとは思うんですけど、
思うんですけど、すごい数いたみたいで、小学校とかも1学年何百人とか
お住まいだったような秋ある島だったみたいです。
産業は漁業がメイン?
そうですね。いわしとか漁がものすごく盛んで、東京とか都市にも買い付けに来られてたような
養殖業とかがすごく盛んで、フグとかカンパチとかタイとか。
いいですね。
まだ水産業も当時から大きかったところは3、4個残ってて、そこから船が網元で出てて漁をしてるっていうような感じ。
漁業関係で本当に栄えた町です。
桃子さんの取り組み
なるほど。芦北谷商店の話をもうちょっと深掘ってみたいんですけど、
はい。
何坪って言ってましたっけ?
200坪。
200坪の広大な場所で、桃子さんが基本的に使いつつ、地域に開いて使ったりとか、イベントやったりとかっていうことですよね。
で、管理みたいな感じで桃子さんが今入ってると。
あ、そうですね。住みつつ。
住みつつ。
はい。
なんか25歳とかで200坪の場所を運営するって経験、都会に住んでたらもうほとんど、その若さに関係なくその規模を自分で、自分の裁量で、全部自分で決められるわけではもちろんないと思うけど、
自分で見なきゃいけない空間の規模として、やっぱすごいなぁと思って聞いていたんだけれども、どうですか?実際になんかまだ4月からっていうので。
はいはい。
こんなに時間は経ってないかもしれないけど、200坪のほぼみ。
そう言われるとなんかすごい経験をさせていただいてますよね。
実際問題、自分で全然管理できてなくて、掃除ぐらいしかできなくて、店舗の方は早く早く人が入れるようにと思って家具を揃えたりは、この3ヶ月4ヶ月で仕終えたんですけど、
奥のやっぱ仏間とか畳の部屋がめちゃくちゃ広くて、そこはまた秋に私と同じようにまた山岳で来る学生に泊めたりとかしようかなって思ってるんですけど、
あそこの家具の移動とかはもうほんと近所の人たちと一緒にやってるような感じで、庭の草むしりも全部私の父世代の人たちが集まって、
もう買ってしまったけん全部みたいな感じで、私がいない間にみんなで買ってくれちゃってて、わざわざバランとなーみたいな。
みたいなことが2、3回ありました。
なんか一人みんなでやってるみたいな感覚なんですね。
そうですね。
サイズ的にそうじゃないとね、確かに。
なんか今回紹介してくれたアルティからは、この拠点作りのプロセスも踏まえて、何より桃子さんが現地の人と対話した中から見えてきたものだったり、
そこの経験がすごく面白かったっていう話を聞いてるんですけど、そこの辺の話もちょっと伺ってみてもいいですか。
ああ、得たもの。アルティから思った、いいなと思ったところはどこなんだろう。
でもそれで飛び込んでいって、たぶんゼロから人間関係を築いていって、その中で街とのつながりとか、街との関係とか、桃子さん的によそ者だから見えるこの街の良さともっとよくできるところ、いろいろ見えてきてると思うんですけど、
そこら辺、ちょっと街の人の印象的なエピソードとかもしあれば、そこら辺も踏まえながら聞いてみたいです。
なるほど。卒業政策の方がいいですかね。
卒業政策は、約1年間毎月、私、いろんな人の力を借りて御所らに滞在したんです。
1週間ぐらい毎回いて、東京に帰るような感じで、免許も持ってなかったけど、天草で取って。
天草で免許取ったの?すごい。
実際運転する道で取ったほうがいいかなと思って、免許合宿2月に行って、もう1月から卒業始めるぞっていうことで取ったりしたんですけど、
そうですね。地元の人たちと対話しながら、これが離島か、みたいなところをいっぱい集めて、
自分、一人のよそ者が思う島にしかないというか、島以外にあってもちょっと我々が忘れかけているんじゃないかなって思うような
生活の中のデザインの欠片みたいなものを抽出して、パネルにして展示したっていうのが私の卒業政策だったんですけど、
その中で、一番自分の中で、革命的というか、革命的というとちょっとあれですけど、印象に残っているカルチャーショックみたいなものがあって、
学校で習ってたデザインって、ひとえに全部それってわけではないんですけど、基本的には都市部の課題をデザインの力でどう解決しますかっていう授業が結構主で、
環境の問題だったりとか、いろいろ、なんていうかな、今ある問題に対していろんな角度からその問題を捉えて、マイナスの世界にあったものをデザインという力を加えてゼロに、せめてゼロにするみたいな、
総裁して、で、それのためのデザインっていうものをいっぱい考えてきたような気がしていて、なんかひとつデザインするにも、なんか今あるものの問題点から入るようなことが結構多かったんです。
なんですけど、地方に行くじゃないですか。その授業で来たわけですけど、こっちの天草に。来て、じゃあまず問題点から取り組もうかなと思って、そのリサーチから入るんですけど、問題点が問題すぎるんですよ、地方って。
高齢化とか、人口減少とか、その交通が不便とか、デザインの力は何にでもいるんだと思うんだけど、私一人で人口減少にどう立ち向かえばいいのかって、全然わからなくなっちゃってしまって、いや無理やんみたいな。
全員、6人行ったけど、全員が全員、え?みたいな。
課題が大きすぎたっていう。
大きすぎて、もう俺たちが人を産むしかないじゃんって。
あーやばい。
それも重要、それも重要かも。
人口減少って、え?みたいな。どうしたらいいんだろう。しかも困ってるのは私たちじゃなくて、当人たちだし、変なこと言えないし、しかも当の本人たちは楽しく暮らしてるから、もう慣れたもんだみたいな感じで、楽しく野菜とか育てて暮らしてるし、
なんか、よその人間が言って、なんか今日本はこうなってこうなってるから、なんかもっと人口減少に対してこういうアプローチをしましょうとか言っても、なんか間違いだよなーみたいなカルシャーショックがやっぱ猛烈に最初あって、
それで一回もう何もしないという方向にシフトして、一旦その暮らしを楽しんでみようっていう方向に行ったんです。
で、そしたら一つなんか見えてきたものがあって、っていうのも、その天草に限らずかもしれませんけど、地方の人たちって本当になんかなくてもいいのにやろうとしてくれるんですよ。
例えば、魚をとったから、お前たち食べたことないだろうと、とれたてのタイとか、刺身やるけんって言われて、刺身を切ってくれて、皿に持って届けてくれたりとかってことがよくあるんですけど、
その時に必ずそのお皿に何点の葉っぱとかがパッと散らされてたりするんですよ。なんかそういうのを見た時に、いやなんかこれできねえな、これっていうことがちょっとずつなんかいっぱい蓄積されてって、
で、別に何点なくてもおいしい刺身食べれたら満足だし、そこに柑橘が乗ってなくても別に刺身はうまいじゃないですか。でも、よりうまくするために、その経験値から出した正解みたいなものを乗せてきてくれるわけですよ、島の。
こっちの人たちっていつも。なんかそれってプラスだったものをよりプラスにするデザインを無意識のうちにこっちの人たちがやってるんじゃないかって思い始めて、なんかそれが今地方にある都会の人たちが可視化したほうがいいデザインなんじゃないかなって。
質用政策をしてる時に思って、なんかそういうのがやっぱ本来あったほうがきっと幸せなんじゃないか。幸せっていう言葉はね、人によって違うけど、なんかこうすごく楽しい暮らしだよなって思って。
だからそういうものを今必死に集めているような感じで、質用政策の時もそれをずっと集めたような感じで。なんかそういうデザイン感みたいなものが変わったっていうのが、卒業政策のタイミングであって。
コミュニティとのつながり
多分それをきっとあるティーム言ってくれてたのかなっていうふうに思ってます。
めっちゃ面白いね。本当にその通りだね。なんかその現地の人たちが、その難点以外でこれもまたいい、何て言うんだろう、彼らの振る舞いだなって思ったものありますか?
そうですね。これは、いろいろあるんですけど、私が初めてここに来た時に、全然知らないおばあちゃんとかが、この家具とかを全部撤去してくれてるところに初めて一人で来たんです。
それが学生時代の9月、10月にここが改装される前、卒業政策で2ヶ月間だけもう実地でフィールドリサーチをしたかったから済ませてくれって言って、その時まだ契約もできてなかったけど、ご好意でお金を払って曲がりしてるような時期があったんです。
その時に、知らないおばあちゃんとか知らない男の人が来て、「こんにちは。」みたいな。話聞いたけど、一人で学生でこんな物、まだね、店舗だったから物がこうやっていっぱいあって、暗い部屋で一人で住むなんて、ちょっともうみんなで片付けようよみたいな感じで来てくれた人が十何人。
ちょっと嘘をと思って、知ってる人だったらまだ優しいな、私にはできないかもしれないけどありがたいなって思うと、もう名前も知らない人がいっぱいいて、
でもその人たちはもう、一人で学生で女の子で卒業制作でフィオラを選んでくれて、みたいな情報だけでご好意で来てる状態って、すげえなと思って、何で来てくれたんですかって聞いたら、自分だったらしんどいし、自分の孫がそうだったら絶対来るからって言って、みんな言ってて。
だからやっぱり自分の人生じゃない他人の、まして見知らぬ人の人生をやっぱり他人事と思わない心みたいなものが、このより便利とは言えない利等だからこそ強いんだろうなって思ったんです。
この半年ぐらいでそれは思ったんですけど、やっぱそれが、ある人は田舎に行くとおせっかいが過ぎるからなんとかとか言う人もいるけど、なんかそれがすごい共同体というか、こうやって人類は生きてきたんだろうなっていう急に壮大ですけど、なんかその時すごい思って、
それがやっぱ後将らになっちゃうけど、島民ならではだったのかなっていう思い出で強く残ってますね。
感動だね、それは。
そうですね、びっくりしました。
確かにその都会目線の眼鏡をかけて、そういう浜草とかの地方に行ったときに、課題を課題としてしまおうって、その眼鏡のせいで、そもそも課題じゃないかもしれないみたいな、なんかそれこそ交通が不便なのって解決しなければいけない課題なんだっけとか、
学校が少ないのとか、子供が少ないのってそんなに悪なんだっけとか、なんかそういうところからなんか考え直さなきゃいけないなみたいな、今話を聞いてて思いました。
マイナスのものと決めつけて、それにそれ優勝を与えるんじゃなくて、もっとフラットな目でその場所を見て、むしろなんかプラスの、もはやプラスのものをどんどんさらにプラスにしていく、難点をいろんなものにつけていくみたいな、なんか振る舞いがみんなできたら、人類本当にハッピーになるんだなって思いました。
そうですね、都市部だったらお金っていうものがやっぱり発達しているので、決済方法とかも含めて、だから一つサービスを受けるごとにお金っていうものを対価として返すっていうのが主流になっていると思うんですけど、
地方で受けるサービス、例えばうちのスイカが鳴ったからいらないみたいなのとかよくあるんですけど、それを返すってなった時にお金だとどうしてもやっぱりちょっと違うくて、お金を払うのもなっていうのは本能ではわかってても、でも何で返せばいいんだろうっていうスパイラルじゃないですか、悩みによく陥ることとかあって、
そういうのもどうやってその人のご行為とかサービスみたいなものを自分の力で返していくかっていうところで、やっぱりその返し方がお金以外、お金だと違うから、お金だといっぺん通りじゃないですか、お金だけって。
地域への関わりの重要性
でも人が多いから都市はそれが成り立つけど、地方はそれではやっていけないから、自分できることでそれを返そうとするその生きる暮らしのなんかお返しのデザインみたいなところがすごく肝になってるような。
そういうのをみんな楽しんでくれるように頑張ります。さっきのと全然違う話になっちゃった。それもすごい。
なんか最初それこそ鶴田桃子としてここにいなければいけないんだって気づいたって話があったと思うんですけど、まさになんかその通りだなと思って、ある意味そのお金で、
繋ぎ止められないっていうふうに言い換えられるとしたら、すごく先ほど話してたような関係性だったり、その人自身の人間力って言い方が合ってるのかわからないけれども、その人自身の価値とかその人自身であることみたいなものがすごく問われる、ある種の環境。
だから、やっぱり都会にいるといろんなものが効率的だったりサービスの中に組み込まれていたり、お金で消費したりお金で関係性を作ったりとかもできる部分はすごくたくさん実はあるのかもしれないけど、ある種それがなくて自分として
そこにいなければいけないっていう、ある種やっぱそれができない人も多いと思うし、逆にそういう環境に身を置いて多分桃子さんは日々鍛えられ、人間力が倍増してるんじゃないかなと思いながらちょっと話を今日聞いてました。
今後何か桃子さんとしてね、この天草だったり五生羅で取り組んでいきたいこととか、このリスナーさんもまだまだ五生羅行ったことない人って大半だと思うんですけど、アピールもぜひ最後してほしいなと思います。
ありがとうございます。今後ですね、地域おこし協力隊としては任期は今年を含めて3年間しかないので、3年のうちにどういう3年後もこの島と関わっていくっていう地盤を整えられるかっていう勝負でもあるんですけど、
こういう地方の魅力に当てられた人としてこの魅力をどう可視化していくかっていうところと、こういうふうにその暮らしを知らない人にどう言葉で説明して翻訳していくかっていうところも問われる場面がいっぱいあると思うので、
そうですね、まだ職業がはっきりなんとかデザイナーとかなんとかとかない状態ですけど、職業っていうものがいつか職業の名前の方から私にやってきてもらえるように頑張ろうかなって思っています。活動としては五生羅で日々。
今インスタグラムをめっちゃ広告ですけど、インスタグラムとフェイスブックを個人的にやってて、で、インスタグラムで足北商店って調べたら多分出てくると思うんですけど、毎日今一つ絵を描いて投稿して。
それ可愛かった、見ました。
めっちゃ可愛い。
できることからやろうかなと。毎日描いてたら3年間で1000枚いくし。
確かにすごい。
無駄にならないからっていう、一発勝負みたいなことなんですけど、そういうのをやって。
小さいことですけど、そういうことを少しずつなんか本を出版したりとか、Tシャツを出したりとか、ベースとかでも販売しようかなと思って。
そういうインターネットとかをうまく使って、地域関係なくいろんな人に活動が伝わっていければいいかなと思ってます。
ご将来にこれからもしいらっしゃりたい方がいれば、ご将来ネットっていうインターネットにフェリーの時間とか諸々書いてあるのと、
もしわからないことがあれば、インスタグラムの足北商店からメッセージとか飛ばしていただけたら、いろいろ旅行の相談は載りますので。
泊まるところもありますので。
素晴らしい。
ぜひ魚を食べに来てください。
いいですね。
行きまーす。
ありがとうございました。
またどこかでご会いできるのを楽しみにしてます。
ぜひぜひ、東京に行ったときはよろしくお願いします。
お願いします。
じゃ、ゲストのもこさんでした。
はい、ありがとうございました。
番組のフォローとレビューをお待ちしています。
フォローすると最新話の更新の通知が届きます。
レビューしていただくことで番組の改善になるだけではなく、番組がより多くの人へ届きます。
インスタグラムとニュースレターもありますので、概要欄も合わせてチェックしてみてください。
DMやメッセージもお待ちしております。
それでは、来週も火曜日の放送をお楽しみに。
39:46

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