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2020-11-25 27:47

【#31】アムステルダム・ベルマミーア団地とスリナム移民

今回は、アムステルダム南東部にあるベルマミーア地区(※別名・ベイルメール地区とも言われています)についておしゃべりします。戦後の住宅不足への対応として1960年代に建設が始まったベルマミーア地区は、ル・コルビジェの概念に基づいた「近代都市のユートピア」として構想されたエリアです。一方で、最近までアムステルダムで最も治安が悪いエリアとして悪評を得てきました。現在では、スリナム系移民を中心に130の国籍の人々が暮らす多文化な場所となっています。

この地区の歴史と現在の姿を紐解いていくと、モダニズム建築の理想と失敗、オランダの植民地の歴史、移民と差別、多文化共生と都市問題など、さまざまなトピックを深ぼれて興味深いです🕌 そもそもスリナム系移民って?移民と都市の関係は?ぜひ聞いてみてください。

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◉ベルマミーア地区とスリナム移民について詳しい記事

The Bijlmer: a Dutch Approach to Multiculturalism

・論文『オランダとスリナム系移民――植民地・都市・住宅』by 水島治郎

・ベルマミーア地区の最近の再開発についてまとめたマスタープラン

・杉田オススメのポッドキャスト「99% invisible」におけるベルマミーア地区特集
👉Bijlmer (City of the Future, Part 1):https://is.gd/expokT
👉Blood, Sweat & Tears (City of the Future, Part 2):https://is.gd/79f7vP

◉その他リンク

・イケてるセレクトショップHuspotで購入できる、イラストレーターRik Stabelによるベルマミーア地区のイラストポスター
👉Rik StabelのInstagram: https://www.instagram.com/rkstbl/?hl=en

00:12
みなさん、こんにちは。編集者・ライターの杉田真莉子と、プロジェクトディレクターの石川絵加子です。
この番組は、都市というテーマが好きで好きでしょうがない2人が、都市に関する様々なグッドニュースをザック・バランに話す場所です。
はい、じゃあ今日は、ベルメール住宅群と、オランダのスリナム移民について話そうと思います。
ちょっとニッチなテーマなんですけど、実際にね、この前、ベルメールっていうエリアが、ちょっと郊外エリアなのかな?
アムステルダムから電車で20分ぐらい行ったエリアに、ベルメール地区っていうエリアがありまして、ちょっとたまたまそこに行く機会があって、我々このエリアのこと知らなかったんですけど、結構電車から見てた時にね、一気に風景が変わった瞬間があって、
かつ、一気に人種が変わったエリア、このエリアというか、この駅だったんだよね。
ちょうど帰りに、ちょっと気になるから、降りて行かないみたいな感じで、予定はしてなかったんだけど、降り立ったエリアが、このベルメール地区っていうところでした。
そうだね、なんか同じ街とは思えないというか、アムスを出た感じがあったよね。
すごい。一応市内なのかな。市内だね。市内なんだけど、どういう雰囲気かというと、駅降り立った瞬間目の前にバーンってモスクがあって、本当に白人がほぼいない感じのエリアで、駅を出てすぐのスーパーはアフリカ系の食材とかインドネシア系の食材とかアジア系の食材とか、
結構多国籍な食材のお店が立ち並んでいるみたいなところなんだよね。
そうだね、あと道路も広いし、なんか集合住宅みたいな、日本の団地みたいな感じで、ちょっと様相が強くて面白かった。
アムステラダムって多分みなさんレンガ作りで、コージーでちっちゃくて可愛いお家が並んでいるイメージだと思うんですけど、このベイルメル地区は本当に10階くらいの中高層団地みたいなのがドカンドカンドカンドカンって結構計画的に立ち並んでいる風景で、ちょっと日本の団地の風景を彷彿させる。
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そうだよね、言ってたよね。プラットフォームから日本みたいに言ってたよね。
日本ぽいなーみたいな思った。
確かに。で、今日なんでこの住宅の話をしようかと思ったというと、行ってみて面白かったのもあるんだけど、帰ってきてね、いろいろ調べたんだよね。
気になってね。
そしたら結構たくさんアーティクルというか記事が出てきたりとか、ポッドキャストもあったりとかして、実はすごいこういろんなものがそこから読み解けるみたいなのを調べて面白かったので、共有したいなと。
まさに都市らしい出来事がそこで起こっていたので、今回はそんなアムステラダムの東のベイルメル地区と、そこに移住してきたスリラム移民についてお話ししていきたいと思います。
そうだね。そもそも私たちオランダに来るまでにスリラム移民、スリラムってことを聞いたことがなかった。
なんかさ、本当に歩いててスリラムフード屋だよみたいなこと言われて、スリラム?みたいな感じで、そもそもね、スリラムってどこで、どういう人たちのことを言うんだろうみたいなことも知らなかった。
知らなかったね。
一応定義としてはスリラム国、スリラム共和国っていうのがあるんだよね。
南アメリカらしいです。アフリカだと思ったら南アメリカだった。
だから、ペルーとか。
そうだね。
その辺りだね。
元オランダの植民地で、今は独立しているけれども、かつては植民地として領事館に入っていた。
南アメリカ唯一のオランダ語圏らしいです。面白いよね。
簡単に言うとこのベールメール地区ってちょっと前まではオランダ一公廃したエリアっていうことで有名だったエリアで、
本当に犯罪とか麻薬とか失業率だったり富豪移民とか生活保護みたいな本当にその貧困とか事件とかそういうものが多い危険で、
なエリアとしてなんか見られていた。
見られていた。
そこが今変わりつつあるっていうところとちょっとその歴史を深掘ってみると、
実はすごくビジョナリーに建築家たちが若い優秀な建築家たちがビジョナリーに作ったプランでもあったっていうのがわかってきたっていうところがね、このストーリーの面白いところですよね。
なんかそこら辺をたどっていくと、第二次世界大戦後結構アムステルダム住宅が不足していったってことで、
2000年までに10万人かなりの規模でこの市民を収容できる新しい地区を作ろうということで、
まさにルコルビじゃんね。スイスの現地からのルコルビじゃんね。
弟子たちがね。
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弟子たちがこう集まって本当にこう理想的な生活を送るためにユートピアを作ろうということでデザインされた場所だった。
そうだね。機械としての住宅っていうのをまさにこのエリアで力全て作ろう、再現しようっていうビジョンだったんだよね。
なので未来的なライフスタイルを実現する場所であり、結構ターゲットとして中流階級、白人中流階級の新しい生活を提案するようなプランだったというところが最初にありますと。
その建物のデザインどんなものかというと、さっき言ったみたいに10階建てぐらいの高層住宅。
日本だと結構みんな見慣れているような本当に表側にドアがあって、ドアがバーって並んでてみたいな。
四角いブロックがドンドンドン、結構同じデザインが立ち並んでいるっていうので、どうやら中は結構家族向けにデザインされてたから結構広い併米数というか部屋数併米数があって、住みやすいようなアパートではあったと。
そうだね。モダニスト、ローコルビジェの弟子たちは光、空気、空間みたいなまさにクリーンなデザインを提唱してたので、それが言ったら、なるほどみたいなちょっとわかるよね。
それこそ日本のニュータウンとか、たまにニュータウンとかもそうだけど、ここも保者分離で車と歩行者が歩くとこはきちんと分離をさせて、住宅街にはたくさんの緑や公園をみたいな形で、安全で気持ちいい都市空間みたいなものを狙ってデザインしてたんだけど、
結局完成目前に大規模で単調な開発とかデザインに批判が来て、結局完成しても家賃が高いとかデザインが単調だってことで、空室が目立ったと。
彼らはいろんなビジョンを持って作ったものを蓋を開けてみたら人気も出ないし、家賃が高すぎてずっと空室率が続いて、結局家賃が下落してった。これがちょっとこのターニングポイント1。
あとなんかその長いプロジェクトだったから最後の方にも予算がなくて、エレベーターの数とかも削らなければいけなかったりとか、マテリアルもチープなものに変えなきゃいけなかったみたいな感じで、完成もブランドニューの状態でもちょっと欠陥が目立ったらしい。
おしいよね。
で、なんかもう1個ちょっと個人的に面白いなって思ったのが、当初は結構やっぱ今、さっき言ったみたいに20分ぐらい市内からかかる。自転車だとかなりきつい。
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なんだけど当初はその公共交通機関も市内と接続してなかったらしくて、これが結構そこのに住む人たちのなんか雇用の問題とか教育の問題とか社会的文化的活動の障壁になっちゃった。
だからそこでこう貧困とか負のスパイラルが生まれやすくなってたっていう話があって、結構それ面白いなって。
物理的なアクセスがなかったことで選択肢が狭まっちゃって、機械がなくなっていくみたいな。そのスパイラルが起こるって結構意外といろんな都市でもしかしたら起こっているのかも。
アクセスの不平等みたいなところだよね。
一方でその当時のモダニスト建築家たちは未来の交通手段っていうのは車だから、そこに住んでる人たちは車を持っていて、車さえあればそんな公共交通機関がなくてもみたいな考えだったんだろうね。
道路も広かったじゃん、めちゃくちゃ。
グランドレベルはヒューマンスケールじゃない感じがする。アメリカのステートはめっちゃヒューマンスケールな感じがするけど、そこは本当にグランドレベルは本当に車。
上とかにグリーンとかこうヒューマンスケールの道があるような感じだったよね。
まさに当時ターゲットとされていた白人ミドルクラスの人たちは、そういったもっとヒューマンスケールの緑がたくさんある低層住宅郊外みたいな庭がついていて、自転車を使えてみたいな、そういうところに結局移っちゃったんだよね。
当時新しく開発されてた郊外で、そういった低層的なヒューマンスケールを作られた方に行ってしまった。
アレレとなる。空質が目立つよ。そういうところで、第2章。
このね、さっき言ってたスリナムの独立っていうのは結構ポイントで、1975年にスリナムが独立をすると、植民地下から独立をして、で、オランダ国籍が取れたんだよね。スリナムの移民ってね。
で、教育も施されていた、そのオランダの歴史についても学ばなければいけなかったし、オランダ語も喋れたから、こっちに来てから、社会的にインテグレーション。インテグレーションって何て言うんだろう。
統合する。馴染みやすかった。馴染みやすかったみたいなのも聞いたね。あとさ、宗教の話も。なんかイスラム教は結構、ヨーロッパの中で結構その批判とか差別の対象になりやすかったのに対して、キリスト教、スリナムのキリスト教とかが多かった。
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だから、ある意味その宗教的な対立みたいなのもなかったみたいなところも、ヨーロッパというかオランダへの移動があるということも書いてあった。
だから、いわゆる当時来た人たちは外国人ではなかったってことだよね。移民でもなかった。もう同国者として一応ステータス上は扱われていたけれども、やっぱり肌の色が違かったりとか文化が違かったりとかで、差別とかはかなり体験したみたいな話も聞きました。
なのでね、その1975年の独立兵器にそこからガガガッとスリナム移民がオランダにやってきて、1980年ぐらいにはスリナム系の移住者がドドドッとこのベイルメールの空席の空室のあるエリアに住み始めたと。
そうだね、スリナム系移民って特にアムステルダムに集中してるみたいで、なんかアムステルダム市の人口の約1割7万人がスリナム系移民らしいです。他の移民グループはトルコとかモロッコとかが多いらしい。
ちなみにスリナム系移民ってどんな見た目をしてる人たちなんだろう。色んな色が混じっていて全然違うっていうことを前提に何も知らなかったから色々調べてたんだけど、植民地自体に奴隷労働でアフリカからたくさんアフリカ系の人たちが連れて来られて、そこをスリナムにね。
そこでプランテーションとかで砂糖とかコーヒーとか、タバコとかもそうだよね。クレオールというかもう色が混じってていう人たちが多いんだよね。
だからそうだね、だからそのスーパーもいろんな国のものがあったもんね。アフリカ系の生地とかも売ってたもんね。
そうだよね。ここって言いにくいと混じってる感じがね、すごいあったなと思いました。
1980年以降は社団なんだっけ、公共住宅みたいな形で家賃をかなり抑えて住めるような政策をオランダ政府も打ったというか、
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そのベールメール地区の空室に対してそういう保証というかを知ったことで彼らもより住みやすくなっていったみたいな状況もあるようです。
そうだね。それで面白いなと思ったのが、今回ベールメール住宅群色々調べてた。私のお気に入りのポッドキャストで、99%目に見えないっていうデザイン系のポッドキャストがあって、それでベールメールについて話してたんだけど、
なんかその当時の建築家、ビジョナリー・コルビジェ的な未来の都市みたいなのを描いて作っていた建築家たちは、もともと中流階級の白人系の人たちをこれからの近代的な未来のみたいな人たちを描いてたのに、
蓋を開けてみたら、スリラム系の移民とかが来て、インベージョンだみたいなことを言っていて、
侵略だみたいなね。
そうそう、それを聞いて本当に建築家のための建築だったんだなというか、何も本当にビジョンのためだけみたいな、結構差別的だし、なんかあんまり人間の生活のこととか、本当にその場所を必要としている人とかとか、あんまり考えられてなかったんだなっていうのが結構ショックだったの。
だからある意味その時代ってそのように都市計画家だったり建築家は、その夢を語って実現できちゃってた時代でもあるから、もしかしたら建築家にとってはめちゃくちゃ気持ちいい時代だったかもしれないけど。
なるほどね、いろいろ作れたみたいなね。
でもやっぱそのギャップがここで出てきてるっていうのがすごく。
そうだよね。
時代がそれに答えなかったっていうのがすごい面白いなと思う。
確かに。
そうだね。
ポッドキャストでその建築家たちがスリナ向け移民の人とか、その時期にちょうど都心部に居場所がなくなったゲイの人たち、ゲイのコミュニティとかもこのエリアに引っ越してきたりしたらしくて、
そういうことでイメージが下がってしまって、どんどんまた治安も悪くなったりみたいなことをして困ったみたいなことを話してたんだけど、
でも実際いろいろディグっていたら、彼ら来る前から結構問題もそもそも空出率も高かったし、バジェットの問題でいろんなところが手抜きになってたりとかで、
そもそもあった問題を移民たちに転化してしまったみたいなところは面白いなと思いました。
で、そんなウィルミールが今どうなっていった?
第2、3章。
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やっぱり今はもちろん多国籍の多民族のエリアなんだけども、結構住むのに快適な場所になってきてるっていうところで、
1992年ぐらいからもうこれはいかんと、このままでデザインばっかりを重視するんじゃなくて、
ここの生活者のこと考えなきゃいかんということで、政府というか市が生活とか雇用とか交通の問題だったりを改善しようということで、
例えばウィルミールの住民が利用できる無料のオランダ語コースとか、教育レベルを上げて雇用を創出しようということに取り組んでいたりとか、
そこの中心となる住民、今後大事になってくる住民は誰かってなった時に、
黒人のミドルクラスみたいなのに焦点を当てて、彼らがメインでここに住んで活躍できるような機会を作ろうということを意図してデザインだったり支援をしていったと。
ちょっと面白いなと思ったのが、その結構黒人のミドルクラスみたいな人たちがどういう役割をしたかっていうと、
低所得者の人とかの教育とか、結構そこのサポートをこの層がしてたと。
この層がいなくなっちゃうと、低所得の人を救い上げるコミュニティや手がなくなってしまうということで、
彼らにとって満足できる環境みたいなものをきちんと整えていこう、みたいなことを施策としてもやっていって、
みんなが中流階級ぐらいになるように押し上げようということで、地域の中で雇用を創始するみたいなことにも取り組んだっていうのが結構面白い戦略だなと思って。
今まさに行われているソーシャルプログラムみたいな感じかな。
なるほど。
あと、よく最近聞くのは、マルチカルチュアルな多様性のあるエリアみたいな。
ヒップみたいなのをあんまり言っても感じはしなかったけど、
そういう感じにブランディングこれからしていきたいんだろうな、としてはっていうのは感じた。
今はもう130の国籍が住むエリア。
130以上の国籍ってものすごいなと思って。
今後10年でアムステルダムが誇る多文化のエリアにしていこう、みたいなのを今言っているみたいで、
そのネクストヒップエリアって感じなんだけど。
でもそういうふうに引き付けるようなものが出てきているってことと、
やっぱさっき言ってた時代として、そういう特徴的な多文化の持つエリアっていうところの価値が高まってきているところで、
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不動産価値もそれで高まってくるような時代になっているっていうふうにディベロッパーも見ているみたいで、
それをある意味ブランドとして使っていこうっていう動きもある。
これも批判を生むかもしれないけど、うまくやらないと。
そうだよね。例えばニューヨークにジャクソンハイツっていうエリアがあって、
そこも世界一多様性のあるエリアみたいな感じで、
数年前、10年前とかはそこまで人気がなくて、そこまで中心部から遠くもないんだけど、
なんか治安だったりとか、そこまでディベロッパーからも注目されてなかったエリアが、
まさに最近多様性があるヒップなエリアとしてブランディングされ始めて、
投資家もどんどんお金を落とし始めて、ジェントリフィケーションというか、
どんどん地価も上がってきてっていう問題があって、
そのドキュメンタリーとか見てたんだけど、結構地価しいなと思っていて、
私の収支のテーマも実はそういったものに近くて、
多様性っていうものをブランディングに使った、
特にヨーロッパの郊外エリアのレールメールのような、
エリアの新しい都市計画のトレンドみたいなところを調べてたんだけど、
あるんだよね、ヨーロッパに他の都市にもたくさんこのような、
モダニズムの思想的なもので作られて、
でも一旦はすごいさびれて、
マルチカルチャリズムみたいな、いろんな移民の人たちが住んでて、
それをもっとリブランディングしていこうぜみたいなところね。
もちろんいいこともありつつ、いろんな弊害とか違反も起こり得る計画の仕方かなっていうのが思った。
でもそこで結構うまくいっているところもあるってことなのか、世界的には。
うまくいっていないもん、誰にとってみたいな。
ジャクソンハイツも投資家からしたらニューヨークのすごい良い場所、
アクセスの良いところに良いゴールドマネーがあるみたいな感じなんだろうけど、
住んでる、もともとそこに住んでいた人からしたらたまったもんじゃなくて、
ジェントリフィケーションで引っ越さなきゃいけないとか、
例えばアムステルラムもヨルダンっていうすごいヒップでかわいいエリアがあって、
中心部の大海山みたいな。
でもヨルダンも前まではまさにベイルメールのような移民の人たちとか、
低所得の人たちがそこに住んでいたエリアで、見向きもされなかったの。
それがジェントリフィケーションで地下が高騰して、
そこに住んでいたような人たちが今ベイルメールに住んでいるってことを聞いた、地元の人に。
だって今ヨルダンといえば超高いし、おしゃれなお店が立ち並ぶみたいなエリアなんだよね。
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でもまさにそれが書いてあってトピックとして、
高層住宅を新しいブランディングで、新しい層に売るために一回解体をして、
ある程度低層の住宅を新設するっていう計画もあって、
今も多分取り壊されている高層住宅はあるらしいんだけど、
結局その時に住んでいた既存の住民は立ち退かなきゃいけない。
でも帰ってきたらレンタルコスト、家賃が前より高くなってしまう。
それは払えないみたいなところで、
既存住民と新しくブランディングしたい開発側の対立みたいなのもベイルメールで起こっているみたいで、
まさに今言ってたことが、まさに彼らも経験しているような感じなんだろうな。
そうだよね。中央駅から20分くらい行けちゃうんだもんね。電車で。
これだけアムスの住宅なのを考えると、あれだけの土地があったら、
環境としてはいいよね。
これからどうなるのかっていうのがすごい気になるエリアだなと思った。
今回はスリナム移民について特に掘り下げてリサーチしてたんだけど、
例えばモスクがあったりとか、ムスリム系の人たちもいろんな国の移民の人たちがいたりとか、
2世とか3世とかなんか全然違う感じなんだろうし、面白いなと思って。
これだから都市って面白いんだなと思ってさ。
だってベイルメール住宅区みたいなのが、そこ調べるだけで、
モダニズム建築のビジョンとか失敗とか、移民の話とか、
オランダの植民地の歴史とかさ、いろいろ出てくる。
本当にそうだね。文化もね。
都市空間からいろんなものが読み解けるっていうのはすごい面白いなと思った。
とりあえずそのポッドキャストがおすすめなので聞いてもらいたいなっていうのと、
あとなんか全然関係ないかもしれないんだけど、
ハットスポットっていうすごい素敵なセレクトショップ屋さんがアムスにあって、
そこでイラストレーターのリックスタバイさんっていう人が、
いくつかポストカードとかポスターみたいなの出してるんだけど、
その一つにベイルメールがテーマの作品があって、
高層住宅の中で男の子が浮いてるみたいな、
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フローティングインベイルメールっていう作品なんだけど、
めっちゃ素敵なのでこれも見てみてください。
ちょっとベイルメールの風をここで感じてみてください。
いいね、都市って面白いね。ポリティカルだよね。
ハッピーデザインがーとかそういうのじゃなくてさ、失敗がーとかさ、人種差別がーとかさ。
歴史が、人が生み出したそういう現象とかね、摩擦みたいなものが面白いよね。
そうだよね。
はい、そんな感じです。
はい、今後もこの番組では都市をテーマに様々なおしゃべりを繰り広げる予定です。
次回もお楽しみに!
27:47

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