1. Good News for Cities〜都市に関する炉辺談話
  2. 【#36】GUEST TALK🎤キュレー..
2021-01-05 42:33

【#36】GUEST TALK🎤キュレーター大地千登勢さん

今回は、キュレーター、プロデュサーの大地千登勢さんをゲストにお迎えしました。黒川雅之建築事務所にて長年勤められていた大地さんは、アート・デザイン、文化人類学、民俗学の分野をしなやかに横断しながら、国境を超えて自然や場所の魅力を伝える活動をされています。お菓子や真珠、ジュエリーなどを扱う彼女の彼女のクリエーションの原動力は何なのか?フィールドに入り込み、国を超えた歴史の流れや自然の営み、女性性など、より深い物語を見出しながらプロジェクトを生み出す秘訣とは?話を聞きました。

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◉ゲストプロフィール

大地千登勢 / INO(オオチ チトセ)

キュレーター、プロデュサー、アーティストとして東京在住
C& 代表/一般社団法人Art Culture Matrix 代表

2011 年より本格的に彼女の唯一無二の美意識を追求する展覧会を企画。アートジュエリーの分野で日本、アジアを率いるキュレーターとして活躍。国際的に活躍する若手アーテイストにフォーカスして展覧会を企画。2015 年からはアートジュエリーの分野を超えて、彼女自身のユニークな美意識を通し、東洋・西洋の融合と並列を試みアート・デザイン、文化人類学、民俗学の分野を横断し、次なる世界の可能性を探り作り出す試みを行う。この世界に新しい神話を創造するために、自然界と人間との関係性をテーマにこの数年活動中。

HP: http://candheart.com/blog/
HP: http://www.candheart.com

2021年9月末展覧会予定(オランダ、台湾)
*コロナウイルスの影響で日程が変更になることがあります。
https://mailchi.mp/c44a28b1e62b/c-news-bones-are-coral-made-pearls-are-eyes?e=3df68b2fc8

00:13
プロジェクトディレクターの石川絵加子です。
この番組は、都市というテーマが好きで好きでしょうがない2人が、
都市に関する様々なグッドニュースをザックバランに話す場所です。
はい、よろしくお願いします。
今回は、キュレーター・プロデューサーの大地千登勢さんにお越しいただいています。よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
何てお呼びすればいいですか?千登勢さんで大丈夫ですか?
大丈夫です。何かみんな、千登勢ってすごい下上層だと思う。
あと、オランダ人とか、チじゃなくてシとか、シトセとかってなっちゃうので、
はいはい。
なんかもう、ティアラスのチでよとか言って、チでいいよとか言ってるんですけど、
まあでも日本の方なので、千登勢さんで呼べるので、どちらでも大丈夫です。
すごい素敵な名前だなと思うんですけど、今オランダっていう言葉が出てきたんですけど、
まさに千登勢さんとの初めての出会いは、アムステルダムで、
まだコロナがそこまでひどくなかった数ヶ月前ですかね、2ヶ月ぐらい前ですかね、
に千登勢さんがキュレーションされて、
企画展示をされていたエキゾベーションに私が足を運ばせていただいて、
そこが出会い。
もっとお話をしてみたいなということで、今回お越しいただきました。
ありがとうございます。
ありがとうございます。
ちょっと簡単に自己紹介をお願いできますか。
はい、そうですね。
話していくうちに、素性が割れてくる方が多いので、
名前はご紹介いただいた大地千登勢です。
今は東京をベースにキュレーター、プロデューサー、
ベースは結構アーティストっぽいんですけど、活動をしています。
ご縁があって、年に2回ほどオランダに行ったりとか、
あと今、活動が九州が多いので、九州は、
2ヶ月に1回ほどは行っていたんですけど、ちょっとコロナで寝遠のいていますが、
そういう形で結構、あと日本の八重山の方のプロジェクトもやっていたりとかしたので、
いつもどこにいるかわからない私で、
どこにいるの?っていう連絡がくるような形で、
それで一応東京ベースに活動しています。よろしくお願いします。
なんかウェブサイトとかで、過去のプロジェクトとかチェックさせていただいたんですけど、
本当にまさにいろんなところで、京都でやられていたりとか、
九州がご出身なのに九州でやられていたりとか、
オランダとつながっていたりとか、東京に住んでも活動されていたりとか、
03:04
その軽やかさがすごい素敵だなと思っていて、
でもそこ、すべての土地でかなりディープにフィールドに入っていて、
こういった人たちとどうやってこんなにつながっているんだろうっていうのを思いながら、
プロジェクトをチェックしていました。
オランダではどのようなプロジェクトをやられていたんでしょうか?
私、オランダのプロジェクトに関しては、
生まれが九州で熊本なんですけど、
もともと九州ってかつては西洋の文化が入ってきた土地なので、
割とヨーロッパという刈りが深かった部分があるんですけど、
オランダは、ちょっと質問の順序が飛んじゃうのかもしれないんですけど、
3回くらい命を奪われて、
それこそ15年くらい、
ナノクリエイターと一緒にお仕事をしていて、
この流れで、
オランダで自分で展示をしたいなっていう思いがあったので、
たまたま場所を今年の1月に、
オランダに行って、
オランダに行ったときに見つけていて、
そこで本当は4月に展示をしたかったんですけど、
コロナがバンと来ちゃって、
それで9月に行って、
飛べるぞっていうときに飛んで、
できるようになったので行ったっていう経緯はあるんですけれども。
アシュペ・フランスっていう、
今はアパレルなんですけど、
私は大学時代の頃からアシュペ・フランスに行って、
フランス人のバイヤーのアシスタントとしてバイヤーしてたんですね。
文化、そのときはもっと文化寄りでフランスの文化を伝えるっていうところがあって、
それで私はフランスワーズと一緒にバイヤーをやっていて、
フランスのアーティストだったりとかを紹介するようなことをやっていて、
それでオランダにリートベルトっていう大学があって、
オランダってすごいコンセプトが強いところなので、
リートベルトのジュエリー家ってものすごく今もですけど、
その当時とても有名で、
それできっかけがあって、
オランダに行く分野があるよっていうのを教えてもらって、
06:01
それでオランダに行ったのが始まりですね。
そうなんですね。
ジュエリーがきっかけだったんです。
ジュエリーって言っても本当に多くの領域なので、
オブジェのような、いわゆる身につけて
ただ綺麗なだけ、可愛いだけじゃなくて、だいぶ個性的。
オランダはハイスバッカーとか、
その当時の道具デザインがだんだん有名になってきたところなんですけど、
彼がジュエリーの一人社でもあったので、
ドイツもすごく盛んですけど、
オランダはとても前端を行っていたところだったんですよね。
オランダに住みながらでも、日本ともちろん関係があったっていうことはもちろん、
教科書レベルでは頭に入っていたんですけど、
そこまで実感して、あまりなかったなと思っていて、私の中で。
つとせさんの展覧会に行ったときに、
すごいそれを、実感したっていう言葉は、
ちょっと陳腐かもしれないんですけど、
特に私が衝撃だなと思ったのは、
お菓子のプロジェクト、真珠とお菓子っていうテーマがあるのが
すごく素敵だなと思った。お菓子のプロジェクトで、
これ長崎ですよね。
イラドとオランダをお菓子で繋ぐ東西百貨の図っていうのをやられていて、
あ、そうだ、オランダと長崎が
こういう歴史があって、そこでいろんな文化が生まれて、
杉田玄博が好きなんですけど、杉田って名字。
杉田玄博もそういえば、そこでオランダで、
オランダで、
そこですごい、いろんなものが頭の中でクリックして、
そこから場所の物語、
その場所だけじゃなくて、いろんな場所の繋がりみたいなところを
横断されて、そこでいろんな表現をされているっていうのが
すごい素敵だなと思った。ありがとうございます。
気づかせていただいてありがとうございます。
土地柄、生まれも旧姓で、あと熊本ってお友様が
結構文化ものすごかったんですよね、細川さんで。
そんな中で、西洋から来たものって結構たくさんあって、
09:01
まだその原型が結構残っていて、
そんな中で育ったんですよね。
そういうものって、おそらく注目していく部分もあるんですけど、
実際、なんで私、長崎って全く縁がなかったのに
行くようになったかっていうのは、
オランダ大使館とのご縁があるんですけど、
その当時、オランダのクリエイターと
プロジェクトを、日本の和紙のプロジェクトをしてたんですね。
これは美納和紙で、それでその美納和紙をオランダのクリエイターに渡して
ジュエリーを作ってもらうっていう、ちょっと簡単に言うとそういうプロジェクトなんですけど、
やっぱり東西の交流をやっぱり、スイツヒラトと東西百貨ネットと
言われてるんですけど、その全国各地で
日本で展覧会をした後に、大使館の方から
平戸っていう場所があるから、そこはオランダ賞館っていうものがあって、
かつてそこから全てがデジマ以前に始まっていたところで、
それを全く復元した、1600年代にかけられたのが復元したものがあるから、
そこで展示をしないかっていう話をいただいたんです。
平戸って、私も九州出身なので、
父と一緒に父がお魚が好きで海が好きだったので、
子供の頃に行ってて、海が綺麗でお魚がおいしいと思ってたんですけど、
行ってみたら、ものすごいヨーロッパとのつながりがあるということを知ったんですね。
そこからいろいろな物語が始まっていくんですけど、
面白いんです。私もそこからガンピっていうワシがオランダに出ていて、
そのガンピをレンブランとか愛してたんです、エッチングに。
確かに平戸から出ていて、平田の人たちはあまり知らないし、
誰も興味も持っていないし、それがすごく面白いなと思って、
そのガンピをオランダ人のクリエイターに渡して作っています。
作ってもらった。ガンピってものすごく高級。
ワシの中でも一番高級なもので、
コウゾウ三股ガンピって三つの木から押してできるんですけど、
ガンピは野生でしか育たないし、
女性がお化粧に使っていたりとか、金箔を貼ったりとか、
水、江戸時代の、やりにくいので、そういうものに使われている、すごく高級紙で、
それを愛して使っていたというのがすごく面白いし、
ワシがそこから飛び立って、そういう形になっていたのかというのとかも
いろいろあってやったんです。
12:01
一気に水津平戸の、東西百貨の図って水津平戸って言うんですけどね、
そこまで飛ぶと、平戸に行ったら、人がいないんですよ。
街に人がいなくて、死んだようになっていて、
本当に昼間なのに商店街が、平戸って松浦のお殿様が
41代目でオランダを広したお殿様なんですけど、
お殿様が住んでてお城を回るだけで、全然カンコ鳥が鳴いている中で、
こんなところで私が展覧会をやったところで見てくれるんだろう、
誰が楽しいんだろうと思って。
展覧会はやるけれども、せっかく平戸とのご縁もあるんだったら、
平戸の人たちが自分の街のルーツも分かってくれたりとか、
それをやることによって活気が出ることだったりとか、
人が来てくれるような、そういうことができないかなと思って
勝手にリサーチしたんです。
平戸の商店街って、本当に歩いている人は誰一人もいないんだけれども、
お菓子屋さんが10軒近くあるんですよ。
松浦資料館っていう、平戸のお殿様が住んでいたところが、
今、広域財団の資料館になっていて、ものすごい宝があるんですけど、
そこも百貨の図っていうのを見出会い、そこでも女の子と交わって
そこでお菓子も出していただいて、百貨なんだから。
ここって、砂糖が一番目について、お菓子も一番目について
お殿様は作っていて、百貨の図っていうのは、
それまで平戸にオランダ人がいて、松浦藩は
いっぱいその、輸入?貿易で利益を取っていたのに、
みんな長崎の出島に行っちゃったから、
貿易で繁栄させていこうかというところで、文化でというところで
新神流という受け茶を起こす。
それから200年後に百貨の図っていうのが出来上がり、
さらに200年後に、今の松浦さん、お殿様が発見するっていう
すごい流れがあって、すごいんじゃないかと思ったんです。
それを、今のオランダ人と、すごいんですよ。
もう本当に西洋のレシピがそのまま松浦家の
いろんな薪に乗ってたりして、
薪に乗ってるんですね。
もふもふの当時、ドーナツだったりとか、
すべてだから、ワインとかパンも全部平戸から入ってきたりしてるのに、
もう一回、じゃあこのお菓子を、このお砂糖文化を今度は
平戸からヨーロッパに持っていこう。
そういうご縁があるんだったら、オランダのクリエイターに来てもらって、
平戸の歴史、食文化、祭りを体験してもらって、
15:04
新しいものを生み出そうじゃないか。
やっていくうちに、西洋の砂糖文化ってやっぱり悪いことしかしてない。
貿易で未だに残るんですね。
だけど、日本だけはそういうお茶の文化があったのか、
いろんなあれがあるんだけれども、
ものすごく平和的っていうか、美しいものに勝負。
だから、それをもう一回持っていけないかと思ったんです。
なるほど、はい。
で、今回、ちょっと一気に喋ってごめんなさい。
全然大丈夫です。
9月にスイーツフローラーやポニカっていうところで展示をしたときに、
思ったのがやっぱりこのお菓子だったんですね。
木型で作ったお菓子で、すごく可愛いに表現されたジュエリーなんだけれども、
これが砂糖だよって言ったら、まず驚かされる。
その次に、砂糖はオランダから日本に行ったんだよって言ったら、
さらにごめんなって、悪いことしてしまったわねって。
なんかすごい、ヨーロッパの人にとって砂糖が悪だっていうのがやっぱり染み付いてて、
健康的にのほうが多いんだと思うんですけど、
オランダの数年前はすごくまずくて、
今ね、この5年ぐらいでものすごくブームは上がってるし、
でも、やっぱり食味市のことだったりとか、健康的なことだったり、
砂糖食ってしかないっていうのを改めてまた分かって、
でも、いやいやそうじゃん、本当の美しい側面もあるんだよっていうところも、
次回やるときはちょっともっと伝えたいなっていうのが、
今回やったので見えたんですけど、
そういう中で、スイーツ平戸からまた今回の砂糖ポン酢にっていう形につながって。
なるほど。
そんな経緯があったんですね。
確かに、私も去年から砂糖の歴史っていう本を読んで、
もう血みどろの奴隷制と食味市と作種の歴史が、
砂糖みたいなキラキラして美味しいものにこんなに埋め込まれてたんだっていうのを初めて知ったんですよね。
で、真珠とお菓子のテーマの展示で、
すごい一見キラキラしていて素敵な、かわいいっていう風に終わってしまいがちなオブジェクトに対して、
そこまでかなりリサーチをして、
ここまで深い歴史と国際的なつながりと歴史があるみたいなところを学んだので、
面白いなと思う。
9月の時はお菓子がメインで、
真珠はちょっと来年本格的にオランダで、
18:03
私もオランダに行っちゃおうかなって、来年オランダに。
それもあって、ちょっとやってみたんですけど、
すごく不思議なことに、砂糖は本当にプランテーションがあって、
すごい血みどろで、真珠も結構血みどろで、
お砂糖ってね、かつて日本に届いた時は金より高かったりするぐらいで、
オランダ人出島に来て、めかけさんで子供もできて家族もできて、
でもオランダに戻っていかなきゃならない時に残していったものは砂糖なんですね。
それだけ砂糖で一生暮らせるぐらいのお金があったので、
そういうものにはもう必ずね、いつの世も変わらず血みどろの歴史が結構つきまとうんだけれども、
でもすごい面白いっていうか、ここから結構私すごくいつも研究台、
自分の本番の掘り下げていきたいところに入ってるんですけど、
割とアジアに到着して日本に到着すると、それがすごい全然違うコンテクストで生きてるから、
違う文脈になっていき、割と美しく消化されてるっていうか、そうなってるんですよね。
なので、それをもう一回、西から東に来たものが東から西に持っていったら何が起こるんだろうな、
何が伝えられるんだろうなっていうのがいつも私の中にあります。
ちなみにそういったプロジェクトでコラボレートするオランダのアーティストだったりクリエイターっていうものは、どういうふうに探していらっしゃるんですか。
もう15年やってるので、すごいヨーロッパのオランダのクリエイター、
オランダってすごい人種の方、いろんな人種の方いらっしゃるので、
もう一概にオランダに住んでいてもオランダ人じゃない方とコラボしているじゃないですか。
いろんな方とつながるっていうのと、あとすごい横につなげてくれるので、
うちは行けないかもしれないけど、日本だと結構同じことをやっていて、
やってる方々って割とライブラリー意識がすごく高くて、
この方がいいよって、あんまつなげがないっていうかね、つなげてくれないというかね、なかなか。
オランダのみんなデザイナーとかアーティストたちって、
あなたこういうのが好きだったらきっとこういう人も面白いと思うし、こういうことやってる人がいるよとかって、
すごい紹介してくれて、そのつながりでどんどん広がっていくっていうのが多いし、
21:03
あと良くも悪くも、すごく上下関係がないっていうか、面白いねって思ったら話も聞いてくれるし、
飛び込みで行ってもなんとかならないというところは、そんな感じで出会いつつ、
興味がある方と一緒にやったりとかね。
でも本格的に、来年から本格的にデザインを起こしていこうとなってくると、
やっぱりちょっといろいろ考えて選ばなきゃいけないし、難しい部分も出てくると思うんですけど、
クリエイションの部分だけ考えれば、すごく横の広がりだったりとか、やっぱり構築しやすいところだったり。
なるほど、国際的なプロジェクトをするときに、例えば長崎とオランダ、この前もポップアップシティの企画で、
九州とオランダをつなげるマッチングの企画がありましたけど、国際的なプロジェクトって私もとても好きで関わっていたりもするので、
積極的にポジティブなものとして捉えてはいるんですけど、結構そのコラボレーターを誰にするのかとか、何と何をつなげるのかとか、
どんな物語をつなげるのかって、すごい結構ポリティカルに難しいところもあるのかもしれないなと思っていて、
土屋さんの場合は、かつて西から東に日本に入ってきたものをまた逆に持っていったらどうなるかっていう、
両方構築な物語を紡いでいるなと思うんですけど、それが一方向的になってしまいがちだったりとか、
あとコラボレーターを探すところで、ちょっとなんかあるじゃないですか、組み合わせで難しいところもあると思うんですけど、
うまくオランダの現地の、それこそ日本にも興味のあるようなデザイナーさんも発見されて、
日本側のコラボレーターも結構オープンマインドな姿勢で関わられているのかなっていう印象を受けたんですけど、
質問としては、そういったいろんな物語、土屋さんの伝えたい物語を伝えるときに、どういうふうにコラボレーターを探す方法っていうのを今教えていただいたんですけど、
この人だったらいけるみたいな、ありますね、ここの段階だったらちょっと合うかもみたいな、どういうふうにフィーリングを合わせていくんでしょうか。
なんかね、オランダのクリエイターは割と自然と、今空前の日本ブームみたいなところもあるので、興味持ってくださる方が多いので、
24:02
こんなに苦労しないで、とりあえずいいとか悪いとか、やれるとかやれないとかは置いといて、何かいらっしゃいますよね、きっと。
やっぱり日本側が、私もそんなに数はプロジェクトやってないんですけど、やっぱり職人さんだったりとかいうのは、やっぱりまずなかなか入り込めないし、
なんていうんでしょう、すぐに心も開いてくれないので、クリエイターと組み始めて、何かものを作り始めて、それをそのまま本当に言っちゃったらすごい終わっちゃうみたいなところもあるので、
やっぱりすごいマネージャーっていうか、もうそれを自分の言葉に全然訳す、変えたりとか、もうやっぱりその、やってくださる方に、日本側のやっぱりやってくださる方に対してのリスペクトと、
なんていうんでしょう、やっぱり気を使うところも多いし、
今、世名国だったりとか八重山だったりとか、長崎でもやるけど、私結構、私も九州出身なので九州といえば入りやすいんですけど、
日本人なんですよね。なので、すごくちゃんと尊敬も払って入る前にリサーチもして、入ってやるけど、日本人なので結構バンってやれる。
そこにいないので結構やれることもあって、多分住んでたらここまでできないだろうなっていうところもやれることもあったりするし、
ホランダ側も難しいこといっぱいたくさんあって、いいことよりも結構大変なことの方が多くて、
職人さんできないって言ったことをなんでできないのかって理解されることも難しいし、モチベーションの違いもあったりとか、
いろいろやっぱりそういうところは難しいなと思うんですけど、何せ私一人でやってるので、すごく希望もちっちゃいので、
とりあえず私が我慢じゃないけど、うまくやりこめればなんとかまだ動いてるっていう感じなんですよね。
ただ、やっぱり心の底からお互いこれをやって文化的に伝わってるのかなと思ったら多分、私結構それはもう無理なんじゃないか。
そんな短時間の1年や2年じゃ絶対無理だと思っていて、2年とかやっぱり環境が違う、考え方も思想も違う中でやってきて、
27:07
それは簡単に交わるわけなんてないから、いうのはやっぱり10年とか月日をかけなきゃならないんじゃないかと思うんだけれども、
でも何かしら多分お互いの刺激が触発されるし、何かしら摩擦で生まれることもあるので、そこが面白いし、それでいいんじゃないかなっていう。
本当に気になる人はそれからもずっと続けるっていうか、繋がっていくだろうし。
なのでスイーツ平田の時なんかも本当にものすごく大変でしたよ。
なかなかオランダ側のモチベーションについていけないし、
お菓子屋さんも400年とか続いてる、お殿様を抱えのお菓子屋さんってやんなきゃいけない。
そんな人たちに急に来てね、こんなことやってくれば勝ちんですよね。
だけどそれをもう、私が言われたことをまた絵に描き直したりとか、
もう本当に毎日通ったりとかしながら何とかできたって感じでしたけど、
ごめんなさい、ちゃんとした答えにはなってない。
違法人っていうのはすごい良いキーワードだなと思いました。
アウトサイダーっていう意味の違法人ですよね。
私たちも結構アウトサイダーとして、いろんなプロジェクトができたらいいねみたいな話もしていて、
違法人だからこそ拾える物語とか、空気を読まずに大胆にできてしまうプロジェクトとかもあるので、素敵だなと思いました。
やっぱり日本的なことも知っているから、
それでも怒ったりとか気を悪くさせるのは仕方ないというか、
私の場合、やりたいと思って始めちゃうのである部分はあると思うけど、
でもいつも思っているのは、やっぱりすごく長くやってこられた方に対しての尊敬の念だったりとか、
そういうものはいつもすごく思っているんですけどね。
そこら辺が日本の場合は、そのプロジェクトをやって2年後に別るとか思ったりしますね。
そういう多分国を越えたプロジェクトってコミュニケーションの部分も多分普段の何倍も気を使ったり、
でもそこが多分面白かったりするんだろうなと思って、
感じていたんですけど、それをやり続けるモチベーションというか喜びみたいなのはどこにあるんですかね。
30:09
私の場合、すごくちょっと変かもしれないんですけど、
私なんでこういうプロジェクトをやっているかって、
私はやっぱり自然の力というか海が大好きで、
私はやっぱりその自然に勝るものはないと思っていて、
熊本での育ちで、そういう中で育ってきていて、
やっぱりその自然が生み出す、自然と人とが一緒に共作したときに生み出す美しいもの、
そこにはすごくアジア的な女性性とかいろんなものが関わってきているんだけれども、
きっとこれって今の世界の問題を変える力があるんじゃないかってちょっと思っていて、
それを私の作る物語で西洋の人も巻き込んじゃえば、
いずれ最初やったら意味がわからなくても、いずれ何かしら伝わっていって、
何かしら良い方に変わっていく何かがあるんじゃないかっていうか、
すごい大きなところであって、
やっぱり違う異質のものが出会ったときに生み出されるものっていうのは、
とても興味があって、新しい何かを作り出すんじゃないか、
もう作り出さないと、もうこの世界、
もう私、世界滅亡者、滅亡すると思っている人なのに、
そのもつぼまで美しいもの、少しでも美しいものが残っていけたらなっていうのを。
すごいすっきり納得しました。
作られているもの、私は実物を見れなかったんですけど、写真だったりクリエイティブを見てて、
本当に美意識だったり美しさっていうものをすごく感じたので、
何かそういうとこから来ているんだっていうのをちょっと今日聞けてよかったです。
確かに。
ゆかこさん、すごい良い質問でした。
私もすごいすっきり来ました。
特に特産品とかをつなげる国際プロジェクトとかって結構あると思うんですけど、
街づくりとか地域おこしのために、特産品とかをフューチャーしてっていうのって多いと思うんですけど、
何かそれではないんだろうなと思っていて、
地域おこし以上のもっともっと大きな、
それこそ、そうですね、質なものをつなげた新しいものを生み出したりとか、
自然を、環境問題とかも今すごい大変な時代なので、
33:07
それに視線、人々の視線を向けたりとか、
それこそ女性性みたいなところも以前お会いしたときにお話ししていただいたんですけど、
もっと大きい目標っていうのが背景にあるんだなっていうのを感じたクリエーション、表現の活動だと思います。
もうありがたいです。嬉しい。
そうそう、今なんかこの1ヶ月でちゃんと言葉にした後にオランダに行こうと思ってるんですけど、
なんていうんだろうな、真珠だったりとか、全て女性性だったりとか自然の力だったり、
人と自然がもう何万年もかけて営んできたものだったりとか、
あと生物学的なことだったりとかすべてつながっていて、
その原型がまだ少なからずアジアに残っていて、
それが本当に伝わると、なんかもっと変わるんじゃないかなってとても思っていて、
真珠は私の中でそういうメタファーなんですよね。
これまた話し出すとこんなことになっちゃうかなと思って、
今頑張って言葉にしなきゃって思ったりとか、思ってたりするんですけど、
女性ってね、今でも女性性でもなんかすごくミーティング運動とか、
自我から発するような女性性っていうのは結構やっぱり西洋、私変形なのかわからないけど、
そういうものがやっぱり強いと思うんですけど、西洋の。
もっと私たちのおばあちゃんとかアジア人、アジア人って私あんまりそういう言い方もするのもすごい嫌なんだけれども、
もっとこっちの西の方の人たちの考えって、環境が自然には勝てない環境で生きてきたもんだから、
オーラカなんですよね、女性性っていうものもオーラカで、
もっと覆い尽くすような感じでのオーラカさがすごくあって、
それが日本の売り物だったりとか、真珠のことだったりとか、お菓子も途中からそうなんですけど、
全てつながっていて、それがそういうことが全然あって、
もう少しヨーロッパの方とかにもつながったりとか、
もう少し私たちでさえも知らないことを教えてもらえなかったから、
そういうことがね、もうちょっと伝わると、もっと豊かな、
もっと自然に生きていくような感じになるのかなと思っています。
いやでもめちゃくちゃ伝わる、言葉にしづらいんですけど、
感覚的にも伝わると思うんですけど、
私たちにも伝わると思うんですけど、
36:02
もっと自然に生きていくような感じになるのかなと思っています。
私たちにも伝わると思うんですけど、
いやでもめちゃくちゃ伝わる、言葉にしづらいんですけど、
感覚的には今のお話でとても伝わりました。
本当です。
言葉でね、そういうふうに言わなきゃいけないのかなと思ったりしますね。
実際に何か日本で企画をやられてたり、直近で何か実物をやられてたり、
直近で何か実物のものが見れたりする企画はあるんでしょうか。
ちょうど終わったばっかりなんですよ。
12月の頭に米は桑米は真珠っていう展覧を柴原ハウスでやって、
それでその後自宅で見せていたんですけど、
米はオランダと台湾とできたら再来年デンマークでそれをやろうとして、
ちょっとこのコロナ具合でどうなるのかなっていうのがあって、
ただ今までが結構展覧会ベースで動いてきていて、
長崎の真珠なんですね、言い忘れたんですけど、
今私が夢中になっているのは長崎の真珠なんだけれども、
やっぱり近代化で人が海から離れて、
長崎で真珠が採れるって知らないんですよ。
でもこの真珠ってもう生産高2位なんですね。
で、その真珠が忘れられていることイコール海が忘れられている、
それで海がもう汚されている、もう真珠産業も終わってしまう、
真珠産業がなくなるとすごい不快な心みたいなものがなくなる、
ちょっとそこを思い出さないといけないんですよね。
それでとりあえず長崎の人に分かってもらおうと思って、
この2本ぐらい結構アート的な活動だったりとか、
長崎の方でいろんなダンスをやったりとか、
前にうささんってネザーランドダンスシアターにいらっしゃった方で、
すっごい素敵なダンサーの方がいるんですけど、
踊ってもらったりとか、音楽も含めて1週間、
真珠でやったりとかしてたんですけど、やっぱりどうしても
そういう責め方ばっかりじゃ伝わらないし、
あと女性金もらわないとやっていけないけど、
女性金取るのもすごく大変で、
もう少し来年からは手に取れる真珠のプロダクトを、
それがメッセージとしていろんな人に伝わるように、
っていうのを今ちょっと考えています。
売るっていう行為で、売るって言うと嫌なんだけれども、
買っていただく、持っていただくっていうことは、
一つ理解していただく、何かを思想を共感していただく
っていうことにつながるんじゃないかなと思って、
39:02
どうしても音楽だったりとか、
音楽が好きだったりとか、
音楽が好きだったりとか、
心から動かそうと思ってたんだけれども、
私自身も頭を使ったりとか、
実際に買っていただく、
それから知っていただくっていうことをやらなきゃ、
誰も知らないと思って、
今はそこを頑張らないとなと思ってます。
ありがとうございます。
ちょっと40分でいい感じの時間になりましたかね。
ちょっと40分でいい感じの時間なので、
そろそろクロージングに入ろうかなと思うんですけど、
最後にいいまとめだったなと思って、
これから千歳さんがどういう活動をしていくのか
みたいなところも聞けたので、良かったなと思っていて、
実際に手に取ってもらうことで、
感覚的にすごいシンプルに分かってもらうみたいなので、
まさにその通りだなと思うので、
次の世代かもしれないですけど、
すごい楽しみです。
でも私ね、歳とかね、
今すごい歳のことされてるとかってすごいなと思うんですけど、
私、黒川希翔さんが、
私のボス黒川正幸だったので、
黒川正幸氏だったので、
お兄さんがお兄さん。
でも希翔さんの思想がやっぱりすごく好きで、
お兄さんが亡くなる直前に、
活動してるところをすごく見ていて、
やっぱり彼の思想ってすごく人の生き方であり、
歳のあり方ってやっぱりすごい人の生き方を
すごく左右するし、
何が言いたいか分からないんですけど、
希翔さんから学んで、歳って何であって、
歳って手に取れるものじゃないし、
でも自分が感じるもののすべてだと思うから、
私もすごくたくさんの人にいろんなことをやっぱり伝えたいと思うんだけど、
やっぱり一つ一つ目の前にいる人、
目の前にいる方にやっぱり伝わってほしいっていうことだったりとか、
あとやっぱり命あるもので、
美しくて悲しくて儚くて、
そういうものがすごく、
アジアの地にあるヨーロッパと違う、
永遠とかダイヤモンドのように、
エタニティじゃないから必ず死んでいくから、
そういうものが循環しながら、
この宇宙、地球が作られているような、
そういうことが伝えられるようなプロジェクトがちゃんとやりたいと思っています。
すみません、また意味がわからないことを言ってしまっていますけど。
いやいや、楽しみですね、これからのプロジェクトも。
スイーツのプロジェクトも始まってまして、実は、
42:01
平田の240年続くお菓子職人参拝、
今いろいろ交渉し始めてまして、
来年と来年はオランダで何か空間を使ってやりたいなと思ってます。
よろしくお願いします。
今後もこの番組では、
都市をテーマに様々なおしゃべりを繰り広げる予定です。
次回もお楽しみに。
42:33

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