その時は、都市におけるお墓だったりとか仮想場だったりとか、
死にまつわるインフラっていうものが、
あんまり日常生活の中で見えないよねっていう課題意識から、
かつてはさ、やっぱり家で亡くなってたりとか、
死が身近なものになったんだけど、
今はどこか病院で亡くなって、
お墓もすごい遠いところにあってみたいな。
それでなんかね、いろいろウィーンのお墓ツアーみたいなのしたんだよね、その時に。
ウィーンはたくさん、結構オープンな公園みたいになってるお墓がたくさんあって、
そこでピクニックしてる人たちがいたりとか、
あとなんか有名なね、名前のない人たちのお墓みたいなのがあって、
セメタリオンだ、ネームレス。
日本で言ったら無縁農骨堂みたいなところになるかもしれないけど、
そこもね、オープンで綺麗な公園になってて、
結構映画の舞台になってたりとか、すごい素敵な場所なんだよね。
そういうのもあって、ちょっと私は興味がある。
確かにお墓が公園になってる。
確かにね、ヨーロッパとかでもお墓が公園になってたり、
結構日常の延長線上なんかにその空間があったりするけど、
なんかさ、日本だと最近なんだっけ、それこそ立体駐車場みたいなね、
土地がないから縦型とかに、お墓がこう、
みたいだね。
お土産してね、出来上がるとか、なんかこう墓のシステムも進化していってるなーとかね。
そうだね。
この間、東京の柳中墓地、柳中霊園の方に行ってきたんだけど、
あそこもやっぱりさ、上の、丘の一番上のすごく静かな、
時間軸がゆったりと歪むような、いい場所にあるなーと思って、
そこの風景を見てると、お墓の中に犬を散歩してる人がいたりとか、
お墓の中で一人で、なんかずっとこう、太陽の方向いて夕日が落ちてくるのを見ている、
なんかおじいちゃんとかいたり、
なんかあそこはなんか、いくつかある墓地の中でも、
日本なんかね、そういう憩いの場というか、ちょっといい場所になってる場所なのかもなーとか思って、
ちょっと見てた。
そうだよね。なんかその、お墓が近くにあったらさ、
家の近くだったら嫌だーみたいなやつがさ、あると思うんだけど、
そうじゃなくてもね、なんか憩いの場になってたりとか、
なんか何もなくても足を運びたいみたいな空間だったら面白いなーと思うよね。
なんか今、すごいお墓不足らしいっていうのを、
6つ記事で読みました。このリサーチで。
あーそう。でも確かにさ、なんかお墓を獲得するのに、
めちゃくちゃこう前から予約しとかなきゃいけないとか、
なんか死んでもすぐにお墓が見つからないみたいなものもあるみたいな。
あ、ほんと。なんか、ね、なんか、そうそう。
土地もないし、で、亡くなる人の数も年々ね、増えてきて、
で、今だったらなんかカードをかざしたら、こう自動でピッて出てくるようなね、
なんかエレペーターみたいなのがあったりとか、
あとなんかそのお墓作るのも、そもそも東京とかだったら新設するとね、
一つで250万ぐらいだいたいかかるみたいな話を聞いて、
それだったらもうちょっと低いお金で、
数万から数十万程度で、そういったこう納骨堂だったりとか、
なんかね、そういうところでもいいかなみたいな人も増えてるっていう話を聞いて、
面白いなと思ったのと、
なんかそのウィーンで調査をしてた時も、
なんかさ、昔の墓地を潰して、その上を開発とかしてるんだよね。
やっぱさ、ヨーロッパ中心からどんどん、中心があってそこから街が大きくなって、
日本もスプロールというか、街が中心から大きくなるみたいなのが多いと思うんだけど、
その際に、昔は終焉にあった墓地まで、住宅とか都市が来てしまって、
潰さざるを得ないみたいなこともあるらしい。
そういう時にどうするかとかね、難しいなと思います。
確かにお墓のシステムとか、死んだ後の関係性の持ち方って意外と進化してないというか、
進化しないものなのかもしれないけど、確かにね。
なんで墓石を買い、墓を作らねばならないのかとかね。
そうだよね、なんかね、ミラノサロン、ミラノサロンじゃないわ、
ミラノ、なんだっけ、デザインウィークみたいなあるじゃない?
トリエンナーレか、トリエンナーレで2年前ぐらいの行った時に、
そういうのがあったの、カプセル型になっているお墓で、
木、プロトタイプなんだけど、木の元がカプセルになってて、
棺に入る代わりに、そこに入ったら、自分の体が養分になって木が育つみたいな、
そういう、なんて言うんだろうな、葬り方みたいな、提案してるデザインとかがあったりとか、
面白い。
この間、ある友達夫婦と話した時に、お墓のことについてちょっと話してたのね、
自分たちの親は、どこの墓に入るんだろう、みたいな話をしてた時に、
うちの母親は、なんか絶対に旦那の方の家の墓には入りたくないって言ってるらしい、とか言って話してて、
確かに、墓のシステムは、代々家に入るみたいなのとかさ、
そういう、引き継がれていったり、家に突然戻るみたいな制度になってたりするけど、
確かにカプセルで、潔く自然に戻るみたいなものも、ありっちゃありだよね。
そうだよね。なんかスウェーデンだったら、遺体を急速凍結して、それを砕いて、肥料に使ったりとかしてるらしい。
それ、一般的なのかな?技術的にそういうのがあるってことなのか。
でも、なんか始まってるみたいなことは聞いた。
でも、確かに抵抗感はあるかもしれないけど、それが抵抗感がなくなる未来が、もしかしたら来るかもしれないし、
なんか、建築と死みたいな感じで調べてた時も、
なんかその、遺体のバイオエネルギーって言えばいいのかな?を使って、
街灯を灯したりとか、メモリアルみたいな形で、それを実際にエネルギーにしたりとか、それを電池にして、
すごい。
遺族の家のエネルギーにするとか、そういう研究も行われてるみたいで、
でも結構、やっぱり嫌がられるとか、ちょっと抵抗感がある人も多いテーマではあるから、
あんまり研究はね、広がってはいないみたいだけど。
なるほど。でも確かにさ、生まれる分だけ死んでる人もいると考えるとさ、
そのバイオエネルギーの総量ってさ、世界で換算したらさ、ものすごい量になる可能性もあるわけだよね。
そうだよね。
でもなんか死ってさ、捉え方ってすごくなんか宗教的だったり、哲学的だったり、精神的だったりさ、
なんかそういうとこに紐づいている、突然紐づく分野だなと思ってて、
なんか、そういうところの人の気持ちをどうするかとかね。
そうだね。
そういう、ある意味儀式だったりとかも、なんか単純にただ燃やして戻せばいいみたいなところで、
片付けられないところもあるのかもね。
なんかそういう儀式みたいなところで、面白いなと思ったのが、
最近、仙骨洗う骨っていう映画を見て、
沖縄の話なんだけど、確かに沖縄行った時にね、なんかお墓がすごい面白いな、
本土とは違うなっていう、大きなお墓が、しかも一等地とかにたくさんあることが、
石のお墓?
そうそう、ほんとお家、ちっちゃなお家みたいなお墓で、そこに遺族とかが集まって、とかそういう儀式もあるらしいんだけど、
仙骨っていうのは、いまだにちょっと残っている地域もあるみたいだけど、
風曹なんだよね、火曹しないんだよね、沖縄。
だから数年後に戻ってきて、骨をそのお墓に行って洗って、みたいなことをするらしいんだけど、