2023-10-28 33:06

#18 ワイガヤの効能(前編)

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これまでに何度か出てきた「ワイガヤ」という言葉。これについて少し深掘りしていきます。

また、今回は 18 回目にして初のゲスト登場!

今後もゲストに参加していただきたいと考えています。私も参加したい!という方は、出演者 3 名にぜひご連絡ください!

---

仕事でコミュニケーションを扱う 3 人が、これまでの経験や最新の話題を語りながら、コミュニケーションとは何か?を一緒に考えていくポッドキャストです。

出演者🎙️

ゲスト:A さん(フライシュマン・ヒラード・ジャパン卒業生)
田中 愼一  
高木 恵子 (Facebook / LinkedIn)    
中川 浩孝(twitter / Facebook / LinkedIn / note)

ご意見・ご感想、3 人に話してほしいトピック、3 人へのご質問などありましたら、以下のフォームからお送りください。https://forms.gle/ZGKtUCBn3m25Nr6J6

サマリー

彼はコミュニケーション力を極めるゴールデン・トライアングルについてのポッドキャストで話される「ワイガヤ」という言葉について話し合います。ワイガヤの経験により、彼は元気になり、互いにリスペクトし合う関係が生まれます。彼はワイガヤの鍵となる好奇心や探求心を持つことで、チームの一体感を体験します。また、彼は「ワイガヤの効能(前編)」で、ワイガヤを通じたコミュニケーションスキルと相手への好奇心の重要性について学びました。彼はコミュニケーショントレーニングとダンスの関連性について話し合い、チェアリーディングを通じてビジネスを立ち上げることを考えています。

ワイガヤの始まり
中川 浩孝
コミュニケーション力を究めるゴールデン・トライアングル。
仕事でコミュニケーションを扱う3人が、これまでの経験や最新の話題を語りながら、
コミュニケーションとは何かを一緒に考えていくポッドキャストです。
田中 愼一
コミュニケーションの修羅場を人生のチャンスと思い込んでいる田中愼一です。よろしくお願いします。
高木 恵子
SEからPRコミュニケーション業界に転職して、はや四半世紀、高木恵子です。
中川 浩孝
外資系企業でマーケティングを経験してきたアメリカ在住中川浩孝です。
田中 愼一
本日はですね、スペシャルバージョンというかですね。
中川 浩孝
18回目にしてゲスト、ゲストです。
田中 愼一
はい、ゲストですね。
もうこれからどんどんですね、いろいろな方々をお呼びしてですね、
ざっくばらんに、もうどんどんワイガヤしていこうと、話していこうと、
だべっていこうというふうに思っています。
今日はもう第1号ですね。
フラッシュマン・ヒラード、ジャパンの卒業生であられますAさん。
Aさんに今日は参加してもらいます。
ゲスト A さん
こんにちは、Aです。よろしくお願いします。
中川 浩孝
よろしくお願いします。
田中 愼一
今日はAさんはテーマまで持ってきていただきました。
中川 浩孝
そうなんですよね。
今まさに田中さんからワイガヤという言葉が出たんですけど、
このポッドキャストでも何回かワイガヤという言葉が出てきたんですけれど、
そのお話をしたいっていうのがAさんのご希望ということで、
それを今日話していこうと思うんですけど。
田中 愼一
なかなかね、僕がね、ワイガヤ説明してもなかなか理解されないっていうところがあるんで、
ここはやっぱりですね。
中川 浩孝
経験したことがないのでね、私もね。
高木 恵子
ヒロさんも経験したことがないんですか?
中川 浩孝
うん、知らないです。やったことはないです。
高木 恵子
あ、そうなんですね。
じゃあ、ぜひ経験者お二人にどんなものかという説明と。
田中 愼一
やっぱり、もうまさに経験豊富なAさんにですね、
そこあたりをワイガヤってこうなんだっていうのをですね、
今日は徹底的にこう話していただくとすごく嬉しくなって思ってます。
ワイガヤってね、やっぱりね、やるとね、経験するとね、
病みつきになるんですよ。
本当に、あのね、なんて言うんだろう。
僕に言わせると、ワイガヤやると元気になるんですね。
ワイガヤに参加した人たちもみんな元気になって、
なんか違うものが見えてきたっていう、そんな感覚にね、
囚われて、これは今まで思っても見なかったなっていうようなね、
世界がチラッと見えてくる感覚。
その時に心の底から出てくる喜びっていうか、
体全体でこの喜びを感じるっていう、すごいんですよ。
ただ僕が言うとなんか大げさになっちゃうんで、
Aさんの言葉をね。
高木 恵子
Aさん、そういう経験を感じたんですか?ワイガヤで。
田中さんはいつもこういう感じで、すべてポジティブに。
田中 愼一
そう、感じで説明するから、なかなかロジックがあるには説明できないんで。
Aさん、よろしくお願いします。
ワイガヤの特徴と効果
ゲスト A さん
いや、そもそもワイガヤのエピソードが出てきたのが、14回目で。
中川 浩孝
すごい。私たちよりもちゃんと調べている。素晴らしい。
ゲスト A さん
しかもそのポッドキャストのタイトルが、
人間は誰しも多重人格者っていうタイトルで、
ロンブーの淳さんと対談したよみたいなエピソードから、
だからこのタイトルとかその話の入り口から、
全くワイガヤにつながるっていうことが、
全く想起できない、このアンエクスペクティッドな感じこそが、
もうワイガヤだなと思って。
で、そのエピソード聞いた後に田中さんにメールして、
ちょっとワイガヤ科学してくださいっていう、
私はあくまではリスナーとしてリクエストを送ったんですね。
そしたらなんか、出なよ、みたいになって、
ちょっと今日に至っています。
田中 愼一
でもやっぱりね、ワイガヤっていうのは本当にね、
なかなか表現するのは難しいんで、経験するのが一番なんで。
ただ間違いなく、一つのコミュニケーションのね、
一つの形態っていうか、
しかもかなり高度な形態っていうか、
だから世界中の人がね、みんなワイガヤできてたら、
多分ね、今ウクライナで起こっていることとかね、
イスラエル、ガザ間でハマスでやっていることとかね、
もう少しそういうのが減っていくんじゃないかと思ってもいいぐらいに、
ワイガヤやると元気になる。
さらにはみんなが元気になる。
さらにはみんながそれぞれに対してリスペクトする気持ちっていうのがね、
なんとなく生まれてくるっていうか、
だからある意味絶対平等じゃないけど、なんて言うんだろう、
フェアだよな。
俺たち上下関係とかあれは何もないよねっていう、
そこの議論に入ってくるんですよ。
だからワイガヤやるとなんかとてつもない想定外の、
今Aさんが言ったように、想定外の話からどんどんどんどんなんかだんだん方向性が見えてきて、
どんどんその方向性にみんなの意見が繋がってきて、
それがどんどんどんどん進んでいくと、
ある時点で突然なんていうのかな、
僕の言葉で言うとね、ワープするような意識で、
このエクスタシーを感じながら、
このえーっと思うようなソリューションが見えてくるっていう。
で、終わった後。
高木 恵子
なんかAさん今大爆笑してますよ、Aさんは。
いいんですか?ワイガヤの説明こんな感じでいいんですかね。
田中 愼一
だからそこをやっぱりAさんがちゃんとね、
筋道立てて説明してもらうとすごくいいかなと思って。
ゲスト A さん
本当に田中さんは毎回同じことを言ってるというか、
同じことしか言ってなくて、
とにかく元気になるんだなっていうのはすごい伝わってくる。
で、私がちょっと思ってたのは、
なんかワイガヤのキーワードって、
好奇心と探求心っていうのがすごくあるなって、
個人的には感じているんですね。
で、まずその、なんていうのかな、
その日のテーマとか困っている人、
私ちょっとこのネタで困ってるからみんなアイディアくださいとか、
ちょっとこの問題解決できないから、一人では難しいから、
ちょっと知恵が欲しいって言って、
ワイガヤの価値
ゲスト A さん
その一人の人がワイガヤのスタートになるわけですよね。
そこに集まった人たちっていうのは、
全然その分野とか経験値がなくても、
本当に誰でもよくって、
どの部署、どのチームのメンバーでも参加できるっていう、
まずその特徴があるんですね。
で、全くバックグラウンドとかを共有していないにも関わらず、
集まった人っていうのは、
そこで提示されたテーマとかイシューに対して、
なんか異様な好奇心を発揮するんですよね。
それってどういうことなのとか、
なんで困ってるのとか、
そこにみんながどんどんアイデアをかぶせていく感じ。
この好奇心の塊みたいなものが、
多分場の一体感を生むんだなっていうのは一つあります。
で、それがなんて言うんだろうな、
その人物に対する好奇心もあるし、
そのテーマとかイシューに対する好奇心もあって、
その好奇心が向けられてるっていうことが、
それ時点でリスペクトがあるというか、
その場にリスペクトが生まれるから、
多分それがいわゆる普通の会議とか、
ダメ出しをするだけの会議とか、
単調なブレストとかとは、
やっぱりちょっと違うんですよね。
レイヤーが違う感じの。
田中 愼一
で、ここで鍵になるのが、
さっきAさんが今言ったように、
悩んでる人間が必ずいるわけで、
つまりそこを解決しなきゃいけないっていう、
すごい真剣に悩んでる人がいて、
そこに周りのいろいろな人たちが、
偶然に近いんだけどそのまま集まってきて、
そこで議論が話してて、
話の展開があちこち行くんだけども、
それがみんなの好奇心に支えられて、
どんどんどんどん発展していって、
で、みんなが乗ってくるわけですよ。
で、ある意味さっきAさんが言ったね、
誰でも参加できるって結構キーワードで、
みんなバックグラウンド違うし、
仕事やってるのも内容も違うけど、
みんな参加できるタイプもね。
で、参加してどんどんどんどんみんなで議論していくっていう。
で、そうするとなんていうのかな、
みんなの一体感が強まれば強まるほど、
あと課題認識がだんだんだんだんみんな共有化されると、
どんどんどんどんいろいろな意見が出てきて、
で、こう、なんていうのかな、
終わった後本当にね、
今言ったリスペクトが生まれる、
あるいは気持ちがいい、
それから元気になるっていうだけじゃなくて、
その人との人間関係が徐々にこう、
出来上がっていく感じ。
だからワイガヤを通してずっとやってきた人達ってみんな仲いいですよね。
高木 恵子
いいですね。
田中 愼一
だって多分Aさんも加わったんじゃないかと思うけど、
なんか中堅のみんなでなんかワイガヤ広めたい、
なんとか言うっていうなんかさ、活動なかったっけ?
ゲスト A さん
ありましたありました。
これをちょっとフライシュマンの黒歴史なんですけど、
もともとこのワイガヤが自然発生的にね、
出来てる文化があったんですけど、
ある時から組織が大きくなって、
チーム性とか部門性が敷かれるようになって、
その、なんていうのかな、
他の部署の仕事に時間を使うってなると、
もうちょっとね、自分のチームのリソースそっちに割く余裕ないぞみたいな感じで、
なんかね、だんだんちょっとワイガヤを部門横断でやるの難しくなっちゃって、
で、若手のメンバーでワイガヤ広めたいっていう、
ちょっとチームを結成して、
そういうちょっと部門を超えて、
ワイガヤに時間を使ってもいいよっていう、
いいよっていう部門長のハンコをもらって、
やることをやったんですけど、
全然ね、たぶん2,3回ぐらいで終わっちゃったから。
田中 愼一
でも、あの時もう少しね、
ワイガヤっていうのはもう少しずっと保ち続けていくといったら、
もう少し、なんていうのかな、
面白い世界が出てきたかなと。
やっぱり組織が大きくなると、
やっぱりAさんが言ったように、
だんだん上下関係が出来上がったりですね、
横のグループ間のですね、サイロ化が始まったりですね。
お互い共有するっていう場がどんどん少なくなって、
だからそうなるとやっぱりね、
組織っていうのはなかなかきつくなってきますよね。
だから、やっぱりそういう、なんていうんだろうな、
あの、やっぱりそういうワイガヤ的な雰囲気っていうか、
そういうものっていうのは一つのカルチャーとして残すっていうのはね、
やっぱりすごく重要なんだなって気がしましたよね。
もともとワイガヤっていうのはHONDAで生まれた発想なんだけども、
僕もHONDAに入って別にワイガヤを教わったって記憶はないんだけども、
少なくともそういうワイガヤに入るわけですよ、結局。
で、やってるうちに誰かがね、
いやこれワイガヤって言うんだよとかね、
あと偉い人たちがワイガヤするぜってワイガヤ言葉を使ってて、
そういうふうに自然にワイガヤって言葉が入ってきて、
で、実際自分のその行動もですね、
基本的にはワイガヤ的になるし、
で、ある意味ワイガヤって何なのっていうのを
アメリカにいたアメリカ人に聞かれたときに何て言ったのかな、
要するに leverage
everybody's brainっていう感じで、
つまり自分一人の頭で考えるなと、
いろんな人の頭もレバレージしろよと、
いう基本発想に近いのかな。
ワイガヤのカルチャーとモチベーション
田中 愼一
なぜかっていうと、当時の僕が入ったときのHONDAっていうのは、
まあどえらい、何て言うのかな、
定期採用って言われてたのはほんの少数派で、
ほとんどが中途採用の人で、
もういわゆるバックグラウンドがものすごい違うんですよ、みんな。
で、定期採用なんか、学卒定期採用っていうのはもう本当にね、
実力も何もなく、それが海千山千の実力のある中途採用の人たちがわーって入ってきてるから、
非常に肩身の狭い思いしながらね、
なんかそういう人たちがいるななんていうのは記憶があったんだけども、
逆にそういうカルチャーだったから、
みんながお互いの経験とか違うものを利用し合って、
いろんな課題解決するっていう一つの態度っていうんですか、
アティテュードっていうのがだんだん自然発生的にこう、
出てきて、それが一種のカルチャーっていうものの中に染み込んできたのかなって気はしますね。
あの当時、日本の自動車メーカーってのは何社かずっとあったけども、
まあ、ホンダは二輪メーカーから入ってきたから、
ある意味異端児として見られてたんだよ、自動車業界の中で。
あのね、優秀な人は来ないんですよ。
変わった人しか来なかった。
でも変わった人たちの中で、
やっぱりお互い助け合うわけじゃないけど、
お互いの考えをリスペクトしながら、
よりいいものを作っていくっていう、
あの気持ちはあったんだろうなって気はします。
高木 恵子
なんかそのワイガヤを楽しめるようになるのには、
やっぱりそのコミュニケーションスキルが必要だったりするんですかね。
もしくはそのコミュニケーションスキルというか、
そのコミュニケーションのやり方がすごい、
こう自分でいろんなことが試せる場所。
結局ね、いろいろワイガヤっていろんな、
もうその何のルールとか、
好奇心を持つことの重要性
高木 恵子
まあルールってある程度のもちろん常識的なルールっていうのはね、
あるとは思うんですけど、
そのがっちりしたすごい固まったルールがない中で、
どう楽しめるかっていうのは一つ、
コミュニケーションの、
自分のそれこそ戦いの練習の場みたいなところには使えたりするんですかね。
もしかしたらね。
田中 愼一
そうですね。
高木 恵子
なんかいろいろ話してどういう反応が来るかわからないところで、
そこを楽しめる時間にするっていうことは、
一瞬のうちにいろんな人たちの話も受け入れて、
それに対してどうやっぱり自分が発言していくかっていうのって、
数を重ねるごとになんかやっぱトレーニングされるのかな。
田中 愼一
Aさんどうですか。
高木 恵子
どうなんですかね。
ゲスト A さん
なんかね、私の感覚では、
スキルとか、
そのうまくやるためのコツって多分全然なくて、
もう単純に、
なんていうのかな、
知りたいとか、
好奇心をとにかく向け続ける、
その態度だけかなって思ってるんですね。
あとその自分が言ったことに対して、
もちろんそれいいねとか反応が来ることもあれば、
別に扱われずに置かれとおくネタもあるわけなんですけど、
なんていうのかな、
通常の会議とか、
通常のいわゆる一般的なミーティングとかだと、
なんかそのロジックが弱いとか、
その根拠はなんだとか、
なんか説明求められるじゃないですか。
でもそういうのと全然関係なくて、
とにかくその正しさとか根拠とかはあんまり関係なく、
その人の自分主語で感じたこととか経験したこと、
自分が見ているポイントを出していくだけっていう、
それだけなんですよね。
それが面白いと思えば、
それがどんどんネタとしてみんなが重ねていくし、
そのタイミングでそのネタが使われなければ、
横に置いとかれるんですけど、
相手とのコミュニケーションとネタの共有
ゲスト A さん
そのネタが捨てられることはないとか、
拒否られることはないので、
すごい安心感がある。
それはね、なんか私フライシュマン辞めて、
他のいろんなプロジェクトとか、
他の職場でつまらない会議をいっぱい経験してきた結果、
ワイガヤってなんかすごいじゃんって思って、
そんなふうに自分ではちょっと見てますね。
中川 浩孝
ブレインストーミングのときは、
よく否定しちゃいけないとかっていうのもありますけど、
高木 恵子
ルールはありますね。
中川 浩孝
ワイガヤもそういうルールというか、
どういうふうに進めていくかっていう、
基本的な仕組みっていうのがあったりするんですか?
ゲスト A さん
全然ないですよね。
田中 愼一
多分ね、ないんだと思うんだよね。
それがあると、逆に言うとね、好奇心がそがれちゃう。
ゲスト A さん
そうかも。
田中 愼一
Aさんが言った好奇心って、
僕一番キーワードかなと思ってて、
自分の好奇心、つまり相手に対する好奇心っていうものをですね、
だから僕の場合なんか、
これがワイガヤにしかるべき方法かどうか知らないけども、
だいたいワイガヤっていうのは別に、
ワイガヤやるぞで入るんじゃなくて、
普通のだべりから始まって、
ゲスト A さん
そうですね。
田中 愼一
だから構えて入るんじゃなくてね、
だべりから入って、
そのだべりで持ち続けなきゃいけない気持ちっていうのは、
今Aさんが言ったね、好奇心だと思うんですよね。
相手に対する好奇心、
極端に言うと自分の中にある好奇心、
それから相手が言ったことに対する好奇心とかも、
そこがね、やっぱりすごく重要で、
だから意識してわいがやるぞじゃなくて、
まずだべる。
だべって、相手に対する好奇心が強ければ強いほど、
こちらも入っていけるし、
あと僕の場合は相手に対する好奇心だけじゃなくて、
ついさっき昼飯でパワーランチをした相手から、
いろいろなことが入ってきて、
これ面白いなって思ったものを、
自分で取っとかないんですよ、僕はすぐ。
すぐ事務所に戻ってきたら、
目の前にいる誰か捕まえて、
いやこれなーって話すわけ。
これ全部ね、動いてるモチベーションは好奇心なんですよ。
自分が聞いた話に対する好奇心、
それをまた伝えたいなっていう好奇心、
それから相手の言ってることに対する好奇心とか、
全てね、好奇心が僕を動かしてる感じ。
それがダベリの中に入っていくうちに、
徐々にそういう客観的に見ると、
ワイガヤのステップみたいなものが出来上がってくるかなって。
中川 浩孝
なんかそれってすごくいいスパイラルですよね。
ワイガヤで感じたパワーとか、
エンパワーメントみたいなものを、
普段から人から受けたフィードバックとか意見とかを、
これいいなと思って、また次の人に伝えていくっていうのは、
普段からそれが逆に言うと出来るようになるっていう感じはしますよね。
田中 愼一
だからなんかね、
仏教用語で言うと、
融通無碍自由自在みたいな感じ。
なんかさ、構えないんですよ。
構えないけど構えてるって感じ。
なんてされるかな。
あれと似てる、だからほら、
ブルース・リーの、
高木 恵子
ビーウォーター、
田中 愼一
ビーウォーターマイフレンド。
構えるとか、
凝り固まるとか、
偏るとか、
囚われるとか、
そういうものからフリー、自由。
そんなもの一切考えず、
好奇心一本で相手と話し始める。
相手と話すってことがやっぱり重要なんですよ。
考えちゃダメなの。
もう好奇心さえあればいいから、
相手なんだろうがいいから考えないで、
相手は今どう思ってる何思ってる関係ない。
うわーって言って、好奇心で。
それがね、僕重要かなと思って。
最近ね、若手に対してやってる一つの方法論っていうのは、
会うでしょ、目が合うと、
なんか面白いことやってるって聞くんだ。
でさ、いい答えがあんまり来ないとね、
もう一回やり直しにまた聞くから。
高木 恵子
それはちょっとプレッシャー。
田中 愼一
でもね、人間ってやっぱり絶えず今自分が
面白いと思っているもの、
あるいは好奇心を持っているものっていうのは
絶対あるはずなんですよ。
高木 恵子
それって意外と、
中川 浩孝
これ難しいよね。
高木 恵子
そう思いますよ。絶対にあるとは言い切れないような気がする。
中川 浩孝
それってでも自分に対する自信とか、
普段から自分を肯定的に見られるかとか、
自分がどう思うかっていうところですよね。
田中 愼一
でも、面白い探しじゃないけども、
今面白くないなと思ってたのが、
突然人からね、
なんか今面白いもの何?って聞かれたときに、
やっぱり考えるじゃないですか。
それで面白いのかどうかわからないけど、
昨日見たあの映画、
あれあれなんかちょっと、
まだ記憶に残ってるなとかね。
あるいはさっき食べたね、
あのたこ焼きうまかったよなとかね。
何でもいいんですよ。
ただ人からなんか面白いことやってる?
あるいは面白いことある?って言われたときに、
そこにやっぱりちゃんと答える?
答えるっていうことが、
実は自分をもう少しオープンにさせるきっかけになる。
中川 浩孝
それは間違いない。
高木 恵子
それはそうですね。確かに。
田中 愼一
だからなんか、
僕の場合は、
会社まあ今オフオンやってますけどね。
在宅と会社行くんだけども、
会社に行くことに開口一番何やるかっていうと、
出会った初めて、
出会ったその人をネタ化するんで、
ネタ化するって言っておく。
もう会話しちゃうの。
もう話しかけちゃう。
で、向こうからネタ出てこなかったら、
こっちからネタ出してね。
昨日この番組見た?とかね。
VIVANT。知ってる?VIVANTって。
日曜劇場だよって言って。
あれ、今日昨日こう言った話。
相手が知らなくても、
話しかけてって。
とにかくね、だべる。だべりまくる。
相手って。
なんかね、無防備で結構。
とにかく、
好奇心だけ持ってりゃいいから。
相手とは会話に入るっていうのがね。
で、そこでだんだんだんだん
話がどんどん大きくなって、
面白くなってきて。
じゃあ今度これやろうかとかね。
中川 浩孝
またなんか、いいスパイラルの
話とつながるんですけど、
その相手がやっぱり情熱を持って
なんか話すと、
それに対して興味が湧いてくるわけですよね。
きっと。
つまらないこと、その人にとっては
つまらないことかもしれませんけど、
相手にとってすごく今面白いと思っていることって
やっぱり熱く語りますもんね。
それに対して興味を持つようにやっぱりなりますよね。
田中 愼一
まあある意味そうですね。
だから自分が持っているものっていうのを
出して
スタートするもよし、
相手がちょこっと言ったこと、
まあ好奇心っていうよりもなんかちょこっと
言ったことになるしね。
すげーって反応が大きくて。
それこっち側、好奇心があればさ、
本当にすげーっていうことをできる。
例えば、
うちの人間に
ダンスをやる人がいるんですよ。
ダンスを。
若手で
ダンスをやるって言うんで、
なんか面白いことやってるって言った瞬間に向こうから
いや今ね、大変なんですよ、面白いって言うよりも。
ダンスのね、今度は
公演会って言うんですか。
なんか公演会があって
ダンスとコミュニケーショントレーニング
田中 愼一
それはもう大変なんですよ、なんて言うから
こっちはね、え?ダンス?マジか?
って話して、
なんでやってんのダンス?どんなダンスやってんの?
とかね。
どんどん話してるうちに、ところでさ、
ダンスって
ある意味、外に向けて
表現かもしれないけど、
自分に対しての表現でもあるの?
って質問をするよ。
そうするとね、
その子はですね、いや実はね、
ってこう言ってくるわけ。
一番大事なのは、自分のイメージをどういう風にね、
しっかりと
思いとかイメージを固めるか。
これができないと外に対する表現
できないんですよ。
それしかし
面白いね、でも。そうすると
基本的にはやっぱり、
ダンスっていうのは、外に向かって表現すると
同時に、自分に対して表現するもん
なんだって。
そこが実は
すごく重要でって話になると、
だんだんこっちのまた別の好奇心が
入ってきて。
それさ、トレーニングに使えないの?
コミュニケーションのって話になって。
で、とにかくうちは
社長とか偉い人のね、
コミュニケーショントレーニングやるわけですよ。
で、
特に、クライシスも
そうなんだけども、言語と
非言語を一致させるってことがすごく重要なんだ
っていうのを教えるんですね。
でも、なかなか
頭で理解しても
それを行動に移すことできないんだけども、
もしかしたらって
その時に思いついたのは、
ダンスやらせれば少し良くなるのかな?
高木 恵子
田中 愼一
それどう思う?って聞いたら、彼女は
いや、それできるかもしれない。
ゲスト A さん
まさに、これこれ
これがワイガヤですよね。
高木 恵子
なるほど、なるほど。
ゲスト A さん
全然想定してなかったところに。
田中 愼一
想定してないことがボンボン出てくる。
自分も想定してないものが
出てくるんですよ。
周りもそうだけど、自分もそうなんですよ。
で、その時僕感じたのは
まさかコミュニケーショントレーニングと
ダンスを一緒にするなんて思いも
やらなかった。
でも彼女と何か話してるうちに
彼女の反応を聞きながら、じゃあこういうことできるとかね。
だから、これ冗談抜きで今ね
少し研究してるんですよ。
コミュニケーショントレーニングの中に
どうやったらダンスの要素
つまりダンスも表現でしょ。
だからその表現の
自分の外に向けての表現と
うちに向ける表現
表現っていうのを少し調整すると
多分ね、ナラティブの世界に
入っていくと思うんですよ。
つまりナラティブっていうのは
基本的には一言で言うと表現だと思ってて
自分自身を
ストーリーっていう言葉
でもいいんだけど
しっかりと自分の思いっていうのをストーリー化し
ナラティブ化し
それを演じるっていうのがね
ある意味
人生じゃないですか。
人間ははっきり言って毎日
自分のシナリオに基づいて
自分の劇場というか場で
舞台で
主役として演じているわけですよ。
人生ってそんなもんじゃないですか。
そう考えていくと
表現っていうのはやっぱりすごく重要で
それがだからダンスっていうのが
その表現の確たるもので
だからそこがね
チェアリーディングとビジネス
田中 愼一
非常になんていうんだろうな
すごく面白いなと思う
だから
多分
今度
ある人と会うんですけど
チアリーダーをずっとやってた人
らしいんですけど
チアリーダーで
その人今何をやろうかとしてると
いわゆる
ビジネスマンのトレーニングを
チアリーディングの
発想で
商売としてこれ今
立ち上げたそうなんですね
すごい
今度ちょっと会って話を聞きたいなと思ってるのは
さっき言ったように
踊りというダンスというものが
一つの表現であって
外に対する表現、自分に対する表現
ってことはチアリーディングもね
人を元気にさせることでしょ
チアアップさせるわけだから
それもやっぱり
人に対して
チアアップするっていうのは
実は自分に対してもチアアップしてるんですよ
だから
全ての表現っていうのは
外向きと内向きは
あるっていうね
だからそこのからくりを
上手く使うと
より効果的なトレーニング
プログラムが考えられるんじゃないかな
だからちょっとチアリーディングの
秘密、コミュニケーションとチアリーディングの
鍵を解くために
ワイガヤしに行こうかなと思って
高木 恵子
なんかでも
メンタルとか自閉症のことか
やっぱりその
うちにこもってる人の
表現方法としてやっぱり
踊りとか音楽って
昔からいいって言いますよね
表現方法の一つとして
言葉
言葉だけじゃなくて
いいから表現方法が
だいたい
発する言葉と
書く文字っていうのが
どうしても表現方法って考えがちだけど
それができない
うちに入っちゃってる人たちにとっては
絵だったり
ダンスだったり
歌を歌う
音楽ですね音っていうのって
すごいやっぱ研究して
そういう
治療に使ってる人とか
田中 愼一
使ってますよね
高木 恵子
ね、いますよね
田中 愼一
例えばね
僕の好きな曼荼羅ね、仏教で言う
あのね
あれちゃんとね
精神病の患者に対して
基本的には
これ別に
悩んでる人だけじゃなくて
普通の健常な人間でもそうなんだけども
あの曼荼羅の
絵があってそこを
24色の色鉛筆で
絵を入れていくんですよ
でこの曼荼羅の構図
っていうのは実は結構
これユングがね
言ってるんだけども心理学者の
ユングに言わせると
あれは
普遍的無意識
無意識の世界
っていう世界があって
これは全人類が
共有しているプラットフォームを持ってる
っていうような発想ですね
つまり曼荼羅っていうのが
中国、例えば
中国、インドね
インドの仏教のところで曼荼羅の構図ができる
チベットとかねそういうところである存在するんだけども
それが実は世界各国に
同じような構図のものっていうのが存在するんですよ
つまりすでにすべての人間の意識の中に
その構図っていうのはもうすでに
ビルトインされている一つのプラットフォームとして
だから無意識の一番
そこにはそういう
普遍的な無意識があるっていうのをね
ユングが唱えるんですけども
それでってことは
そういう曼荼羅の図をですね
絵を抜くだけで
徐々に人の心が
収まっていくっていう
そういうね
曼荼羅の治療方法があるんですよね
高木 恵子
そうなんだ
田中 愼一
あと
なんていうのかな
さっき好奇心がワイガヤにとってすごく重要だっていう
話があった
一つの多分なぜ好奇心が大事かっていうと…
中川 浩孝
この続きはまた次回お送りします
33:06

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