スピーカー 1
はい、じゃあこちらでご説明しますね。
この結果の説明がね、うちのクリニックの特徴で、これをその場でご説明するという非常に面白い企画っていうか、サービスをしております。
どうぞお座りください。
失礼します。
はい、じゃあ静岡さん、これからね、結果をご説明しますね。
はい、お願いします。
はい、こちらにこう現れた画像が、全身MRIのドゥイブス法っていう画像なんです。
この中で黒いところがあると、がんの候補、がんの可能性がある場所だということになります。
ちなみにね、いつも皆さん驚かれるんですけど、この黒いのは何ですかって言って、すごい大きながんがあるんじゃないかっていうふうに心配されるんですけども、
これは人間の体に正常に認められる膝ですね。
膝、はい。
これ向かい合っているようになっています。
これが患者さんの左側、こっちが患者さんの右側で、石崎さんはこっちに向いている。
お医者さんから見たビューになっているんですよね。
膝はもともと黒いです。
そして今ちょっと首のところを見ていただきますと、首の中には結構黒いものがいっぱいありますよね。
これは正常のリンパ節なのが見えているんですけど、リンパ節というのは普通の組織に比べたら、うんと細胞がぎゅうぎゅうに集まっていて、がんの組織のような集約度を持っているんですね。ぎゅうぎゅうなんです。
そうするとこういうふうに光って見えるというわけなんです。
ちなみに脳みそもですね、狭い領域にものすごく細胞を詰め込んでいるから、こういうふうに真っ黒けで、これはやっぱり細胞密度が高い領域なんですね。
他のところのほとんどはこんな密度を持っていませんから、もしこういう肺とか肝臓とかにがん細胞があると黒くなって映る。
細胞密度の高い領域として映るというのがこのデブ相応の原理なんですよね。
これ上から順番に見ていきたいんですけども、ここら辺のところ、首のところはリンパ節があっても正常です。
ちょっとだけここに信号があるのは鎖骨の一番内側のところに相当するんですけど、大体この辺のところですよね。
こういうところに少しだけ関節液があったりストレスがかかってたりすると、ちょっとお水が溜まっているのが見えているというふうな感じです。
あまり大きな問題はないと思いますね。
肺の中には特に心配な黒い部分はありませんでした。
それから肝臓の中とかも特に所見はないし腎臓にも特に所見はないですよね。
この辺は神経が見えているんですけども、それ以外のところで特に異常がなかったです。
この膀胱の左側のところにちょっとだけリンパ節がありますよね。
これがたくさんあったり大きかったりすると問題なんですけども、普通はこのくらいのものがあっても特に異常ではないです。
ここの前立腺のところも特に異常がないんですが、ここに少し光っている部分があってもそれをちゃんと抑制できるような仕組みがあるので、
この改良したウイブス法においてはこういう膀胱とか前立腺の信号が結構落ちるので、その中にある黒い部分を発見できやすくなっています。
これでも異常がないので大丈夫だと思います。
他にここにあるポチポチって何?って思うかもしれませんけど、これは素形部にある正常のリンパ節で、正常で存在する場所があるので、
それを私たちは覚えているので、そこにあるものは大丈夫ということで除外して考えているというわけですね。
これ全体像で見ただけでは特に異常はなさそうだったということになりました。
スピーカー 1
だからこの一般的なこの画像、例えば今お見せしたT2強調画像っていうね、この画像とか、あるいはこのドリーブス法、ここには何も映ってませんよということを示しているんですけれども、
こういった画像だけじゃなくてね、この中に走っているこの細いかすかに映っている管だけを映す技術があるんです。
それがMRCPという技術なんですね。
この膵臓の中の膵がんというのはこの膵臓の管、膵管のところの上に発生するんです。
3ミリぐらいしかなくても後ろの方のところ上流のところがダムコムみたく水液が広がって見えるので、3ミリの画像があるときにね、この画像ではわからなくてもせき止めちゃうから上側の膵管が拡張するということで早期に発見できるんです。
ですから次にお見せするMRCPというこの膵管だけを映し出す画像がすごい重要なんですよね。
うちの病院はこの膵臓の管をむちゃくちゃに綺麗に撮る病院で結構有名なんですけど、
ここのところに映っているのが膵管なんですよね。さっきの細い管ね。
こっち側、こういう風には見えないんですよね。
ここでちょっと見にくいからこっちでもう一回撮り直してですね。
ここにあるとこんな風にはっきり見えてるわけ。こんな風にはっきり見えて、ここのところまで折ってるんですよね。
ここ見えて、ここも見えて、こっち側もこうやって何個も確認しますよね。
今度はこういう風に斜めに撮影すると、今度こう映りますよということを示してます。
こうやってこの膵管がずっとここまで映っていて、もう一個こういう風に映っていて、大体大丈夫ということがわかるわけですよね。
実は石崎さんの膵管というよりはものすごい細いんですね。普通の人よりもすごく細いんです。
ですからこの3Dの画像にすると回転して映る。だから立体的にわかってよくわかりやすそうなんだけども、
こんなに細いとブレちゃうとここにかすかに映ってるのわかりますかね。
でも3Dって一般の病院で撮る3Dの画像っていうのはこういう風な結果になることが結構多くてですね。
すごくよく映る時もあるんだけどもあんまり映らない時もあるんです。
ですからこれだけしか撮らないとこの水蔵に病気があるかどうかこの画像ではわかんないでしょう。
だからこれではダメで2Dっていうこの薄いスライスでバチって綺麗に撮るっていうこの技術で撮っておかないと確実に石崎さんに病気がないという風に言うことはできないんですよね。
だからこれ気をつけてください。3Dの方がみんないいと思うけど、3Dは全体の位置関係を表示するのにすごくいいんだけども、
細かったり胃の腺道でブレちゃったりするとよく映らない時がある。これで検査終わっちゃうとよくわからないから、
スピーカー 1
この細い鮮明な画像が出てるかなっていうのをちょっとチェックしてもらうといいと思います。
この水岩はなかったからよかったですよね。
細いんですね。
スピーカー 3
細いっていうのは大抵の場合は機能が良くて健康な人に多いですから、細いことはとても良いことだと思います。
スピーカー 1
細い鮮明な画像も出して初めて異常がないって言えるから、映ってないと異常があるかどうかわからないじゃないですか。
だからそういうことには注意して、細いのでも映してくれる病品を選んでおくといいかなって思います。
あとそしたらですね、前立腺癌のところちょっと行きたいと思うんですけども、ご年齢は42ですよね。
そしたらあんまり異常が出る可能性は非常に低いんですけども、ここに映し出したこのくるみみたいな形をしているのが前立腺なんです。
前立腺肥大症ってなるとこの真ん中の黒いところがボコって大きくなってきて、この真ん中に尿道が通っているので、前立腺の真ん中が肥大が起こるとね、尿道圧迫するからおしっこが出にくくなっちゃうんですよ。
この大きさは正常で、この真ん中のところは大きくなってないです。
それからもう一つね、この画像はさっきの拡散胸腸画像にも白黒反転してない画像なんですけど、この画像で真っ白く見えるところがあるとがんを意味するんですけど、そういうのはありませんでした。
なのでがんはないです。これだいたい5ミリぐらいからはっきりわかってくるので、5ミリよく大きいものは何もないということがわかります。
最後にですね、この肝臓の脂肪ですね。これはちょっと見えないですね、数字。これ何パーセントか測ってありますけど、ちょっと見てみましょう。
スピーカー 3
3パーセントですね。合格です。
スピーカー 1
正常では6パーセント以下ですから、半分ぐらいで、多くの健康な人は3パーセントだからぴったりいい感じです。
これはもう本当に心配のない状態で、お酒結構飲むんですよね?
スピーカー 3
お酒はそうですね、飲んでしまいます。
スピーカー 1
だからこれでね、お酒飲んでもいいっていう風に言うと奥さんに怒られちゃうけど、だけども一応これはお酒飲んでても3パーセントだから、今正常を保っているっていうことですよね。
お年を取ってくるとだんだんですね、糖に対する耐性が悪くなってきます。
大糖脳って言うんですけど、だんだん落ちてきます。
これ今が大丈夫でも50とか55とかになるとうまくいかなくなって、代謝が上手にいかないと肝臓に脂肪が蓄積されたりするわけなんですけど、これね、数字がぴったり出てるから明白にわかるわけですよ。
だから太ったら、太るからかなるわけとか限らないんだけども、脂肪感が起こって7パーセントになったら、節制しなきゃっていうことがすぐにわかるんです。
スピーカー 3
それはすごいいいですね。
スピーカー 1
若い時にこの正常値を知っておくと自分の、それから増えたからやっぱりまずいなと思って治すっていうことができるんですね。
ちなみにね、唐揚げを測ると10パーセントなの。
唐揚げ10パーセント。
唐揚げ級肝臓って呼んでるんですけどね、うちはね。
チーズを取ると30パーセントなんですよ。
チーズ級肝臓なんですけど、今まで300人くらい取ったんですけど、6人くらいチーズ級肝臓の方がいらっしゃって、
ヤバくないですか?肝臓がチーズと同じなんですよ。巨大な。
それはまずいですよね。
そういうことを伝えすると実はね、それはもう大変だから私治しますって言って、行動変容につながるんで、
すごくこの定量する、パーセントで評価するっていうのが大切なんだなって。
私もこれを始めてから受診者さんに教わりました。
これを入れてよかったなって思ってます。
この撮影法っていうのはなかなか高いので、多くのMRIでは入ってないんですよね。
一部しか入ってないですけど、入ってるとこだったらこれを撮影してくださいっていうと、
15秒だけで撮影できてパーセントが分かるからいいですよね。
スピーカー 3
ものすごく説得力があって、数字で教えていただくと確かに意識が変わるような気がします。
スピーカー 1
これをしっかりとキープしていかなきゃなっていう気持ちになりますよね。
これ別のね、多かった方ちょっとご覧に入れようと思うんですけども、
これがね石崎さんの結果で3%の時で、これ脂肪があればあるほど白く映るんですよ。
定量化画像っていうんですけど、黒っぽくて3%でしょ。
この方はなんと35%もある。
もうフォアグラ見たくなっているんですけど、そのフォアグラの肝臓白いの分かります?