2025-08-19 1:02:44

No.148:「技術職員 つじりさん🥛」とざっくばらんに語る(中編)

お仕事シリーズ第6弾!

ポッドキャスト番組「思考の喫茶店」を配信されている店長のつじりさん🥛に出演いただきました。


中編は実際の教育部分の話をお聴きしました。

自分の畑を持って自由に作れるの楽しそうです!

-----------------------つじりさんが店長として配信されている

⁠「思考の喫茶店」はこちら⁠

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⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠お便りはこちらから⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠

⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠今もあの日の生物部のHPはこちらから⁠⁠⁠

⁠⁠⁠⁠⁠Discord(サーバー名「今もあの日の生物部部室」)はこちらから⁠

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いくざく3期音源(フリー素材を使わせていただいています。)

OP:⁠Adventure(Kei Morimotoさん)⁠

本編:⁠のんびり行こうよ(のるさん)⁠

ED:⁠My Passport(Kei Morimotoさん)

00:06
なんかその、学生にやらせる仕事っていうのは、
なんかその、すみません、もう農学部の実習っていうのが、あんまりイメージがついてないんですけど、
うんうんうん、そうですね。
なんかあれなんですか、なんか、あのその、メインどころを、メインどころというか、なんか収穫をしましょうとかって、楽しいところをやるんですか?
それともなんかその、一通り、全部、全部やるんですか?
なんか、やるべきことは。
やっぱり、えっと、授業、大学の講義とはいえど、せっかく教室から出て農場に来てるので、やっぱこう、手で触って、実際に、こう、五感を使って何かしてほしいっていうところがあるので、やっぱ、じゃあ作業しますか?ってなるんですけど、えっと、そうですね、やっぱ収穫が一番、あの盛り上がるんですよね。
で、やっぱ、その、農学の中での、その農業の中でも醍醐味だと思うんで、ここはやるんですけど、でもそれって一年に一回しかないものなので、えっと、結構しかも夏と秋に固まっちゃうんですよね。
夏の果物と秋の田んぼの稲で偏っちゃうので、ま、春とかはどうしても、えっと、春はそうですね、田植えしたり、田植えも手で植えるのと機械で、田植え機で植えるのとを両方やって、その作業性の違いとかっていうのを比べたりとか、あとその田植えの前段階で、あの種もみの葉種とかも、
結構あの機械を使って流れ作業的にやるので、そういうのをやってもらったりとか、あとはそうですね、果樹だと、それこそてきかでハサミでプチプチひたすら切るとかっていうのとか、牛の世話はもう年間通してあまり変わらないので、餌やりとかブラッシングとか体重測定したりとか、
あと、えっと、ま、これはタイミングが合えばですけど、牛の角切りをしたりとか、あと巨生ですね、あ、これ、はい、巨生をしてもらったりとかしてますね。
すごいな。
なるほど。
じゃあもう、あの年間の実習計画の中でこの時期にだったらこういうことができ、やらせられるよねみたいなんで決めていってるってことなんですね。
そうそう、もうそれがないとそのこっちの管理作業もできないので、やっぱり実習で、この時期の実習でこれをするっていうのを決めて、じゃあ何を品種をこれにしようとかっていうことを決めたりとか、ま、その時期に生まれた孔子がいるかみたいな話をしたりとかは予定をこう逆算していく感じになりますよね。
03:01
なんか例えばそういうのって、なんかそういうのをやって実習が終わった後で、実習じゃないとこで学生がなんかもうちょっとやりたくて、みたいな感じで来ることもあるんですか。
あ〜、まれにいますね。
あまりないんですね。
いや、結構。
まれにいるんですね。
そうですね、私がその果樹にいたときに、そうですね、やっぱ実習って宿泊で年に3回、2泊3日を3回とかだけポンポンポンと飛ばしてくるので、やっぱり、例えばそうですね、畜産、動物圏の学生だと孔子の出産がどうしても見たいとか。
なんかそういうのとか、果実のこの梨の品種、こっちの品種の収穫に行きたいとか、なんかそういうリクエストがあったりもするんですけど、実習として受け入れるのは基本的に予定にあるもので、それ以外はなんだろうな、あれはどういう形で受け入れてるんだろう。
学生が勝手に来てるみたいな時も。
勝手に来てる。
デイリー、学生はデイリー基本自由なので、来てたりとか、そうですね、なんか研究のお手伝いみたいな感じで来てもらったりとかしてると思います。
けど、だいぶまれですね。
あの、学部、その農学部のキャンパスがあるところから車で1時間ぐらい高速で走らないと農場にたどり着けなくて、結構遠いので。
そうなんですね。
そうなんですよ。
だから宿泊をしてってことなんですね。
そうそうそう、そうなんです、そうなんですよ。
そうかそうか、なんかすいません、大学の授業が終わって、なんか牛に餌あげてきて、なんかそれが2回になってるみたいな、なんかそういうのイメージして。
いいですね。
そんな気軽にはいけないですね。
そういう農場ももちろんあると思います。大学キャンパスの横にある農場もあるんですけど、うちは結構遠目で、なのでその実習のときはもうバスを、観光バスをチャーターして、学生が乗って来て、帰るっていう感じですね。
へー。
それはあれですよね、大学の先生たちともそんな気軽には話せないですよね。
そうですね、だから大学で働いてるけど、ほんとに農場で毎日仕事してるので、本部の本学のほうに行くことって、ほんとに年に数回みたいな、数回あればいいのかなって感じになって。
そうなんだ。
だから学生との接点があまりないっていうのは、そういうことだったんですね。
そうですね。
さっきしろが言ったように、隣にあるんだと思ってたんですよ、農場が。
06:04
初めに言えばよかった、すみません。認識のずれが。
そうなんですよね。だから離れてる分、大学も運営がいろいろあってですね、
離れてる分、ちょっと私関係ないよ、みたいな顔してられるところもあったりもするし、そういういい点もあって。
農場の専属の先生は基本毎日いてくれるので、先生とのコミュニケーション、直接関わってる先生とのコミュニケーションちゃんと取れるほうだと思うので、
そういう意味でも安心感もあって、先生が逆にあっち行ったりこっち行ったり大変だったと思うんですけど、
そういう良さもあったりする一方で、コミュニティが農場しか基本ないので、
本部のほうで、例えば同期で採用された同期が、ジムとかも合わせて何人いたのかな、20人ぐらいいたのかな、10人か。
同じ措置に採用された人がってことですかね。
いたんですけど、やっぱり私以外同じ職場にみんな基本いるので、
飲み会、特に最初の頃ですね、採用されて1年目、2年目とか、新人の頃って割と同期飲みしようみたいなこと言われても、
仕事してから行ったらだいぶ遅くなるから、誰か止めてくれるなら行くわみたいな感じの、
そうなっちゃいますね。
そういうちょっと寂しさもありつつっていうのがありましたけどね。
でも、コミュニティがもう完全にそっちの農場のほうでできるってことですもんね。
しかもだいぶ密な家族のようなってことですもんね。
そうですね、それはもう本当に人に恵まれ、環境に恵まれてたなと思うので、運が良かったと思います。
なるほど。
なんか技術職員をしている中で、すごいこれがやりがいというか楽しいみたいなときってあるんですか?
やっぱ一番は実習かなと思うんですけど、やっぱ学生来るとこっちも張り合いが出るし、
一番は実習なんですけど、やっぱ農場らしさで言うと、やっぱ収穫物を一番に食べれるっていうおいしいところとか、
あとはそうですね、なんでもやるんですよね、本当に。
農業関係の分野の幅広さもあるし、
09:05
あと機械の整備とかも基本的にできる範囲で自分たちでしたりとか、
あと牛さんだと水を飲む水飲み場の水道をどうするとか、畑に敷く水道どうするとか、
そういうインフラ関係もできるとこは自分たちで考えてやったりするので、
なんかそういういろんなことできる楽しさみたいなのはすごくあって、
しかも大学っていう場所なので、
なんていうのかな、雇われてる安心感もありつつみたいなところもあるかなと思うんですけど、
なんか自分がやりたいって思えば意外となんでもやろうと思えばできるんじゃないかなっていう、
そういう可能性みたいなものもあるので、
そういうなんか自分のやる気次第とか楽しみ方次第で、
いろんな楽しいことができるんじゃないかなって思える職場かなとは思いますね。
なるほど。
農産物を販売する直売会みたいなものを年に数回、
農場が離れてるので、大学のキャンパスに農産物を持って行って販売するっていうのを年に4回ぐらいやってたんですけど、
それも結構数少ない本部にキャンパスに行ける機会でもあるし、
やっぱ自分たちが関わった農産物をそのまま消費してくれる人の手に渡せるっていう、
そういうのもあったので、結構それも楽しかったなと思いますね。
準備は大変なんですけどね。
新しい野菜を入れようみたいな、そういうのも結構あったりするんですか?
それとももう基本毎年同じことをという感じなんですか?
やっぱ人数が結構実習で来る人数が何十人とかって単位が大きいので、
やっぱその実習に欠かせない、この作業を欠かせないみたいなところを抑えていれば、
例えば一部これをやってみたいですとかって、そういうこともできると思います。
そういうちょっとした余力みたいなものを割と大事にしてて、
そういうのがないと、やっぱなんかトラブルがあったりとか、
特に実習のときとかですよね、あったときにバッファーが効かないので、
そういうちょっとした余裕みたいなのはあるように、
12:03
普段から作業体系とかを工夫してるので、
そういうやってみたいみたいなのは全然あるんですけど、
それは大学の農場として意味があるのかどうかみたいな、
単なる個人の趣味ではなくて、
教育研究現場として価値があるものであればやればいいんじゃない?みたいな感じの追求はもちろんあるので、
なんでも好き勝手できるわけではないんですけれども。
なるほど。
パイナップル育てたいですって言って、ダメなんですね。
そうですね、今後夏が暑すぎて、今まで育ててた作物が育ちませんとか収穫してもすぐ傷んじゃって、
持ちませんみたいなことになったときに、
じゃあどう対応していくかみたいなための変化は必要かなと思うんですけど。
パイナップルやりたいですって言ったときに、
なぜパイナップルがいいのかっていうプレゼンでちゃんと成功できればやらせてもらえる?
そうそうそう、もちろんそうです。
それはそうです。
じゃあ学生からの提案は結構開かれてるって感じなんですかね。
そうですね、研究室の学生さんが先生にこういう研究をしたいですとか、
研究でこういうことしたいですみたいなむちゃぶりは割とあるかもしれないですね。
なるほど。
私はそういうとこに出会ったことがまだないんですけど、
そういうときこそ専門性が活かせるときかなとは思うので、
なので普段の実習とか、毎年同じものをずっとやってるだけだと、
そういったときに対応が、専門の職員としての対応がやっぱりできないので、
そういう意味でいろんな知識を広く持っておくっていうことは必要かなと思いますね。
結構最初の収録の最初の方に、現場というか実際の農家さんみたいな空気を作るみたいなことを言ってたと思うんですけど、
農場から出て研修に行くみたいなのは結構あるんですか?
ありますね。研修制度っていうのがやっぱり、これも公務員のあれなのかわからないですけど、
割としっかりしてて、毎年その研修っていう時間を設けられてて、
キャンパスに行って、全学の技術職員が集まるっていう研修と、
あと個別に、それぞれの分野の専門性の知見を広げるためにやる研修っていうのが分かれてて、
15:08
その分野別って呼ばれる、それぞれの専門の研修の時に、
例えば農家のとこに行ったりとか農業法人に行ったりとか、
全然違うとこに行ったりすることもあるんですけど、
割と毎年どこかしらに見学に行くことは多いので、
そういうとこで全体で行くこともあれば、
個別で近所の、割と近めの農家さんだと、
個別で行ったりとかして、ちょっと農場見せてもらったりとか、
そういうこともちょこちょこやってましたね。
それは楽しかったですね。
逆になんかその農家さんが来るとかも、
学生とか教育実習とかじゃなくて、
その辺の農家さんが見に来るみたいなこともあるんですか?
研修に来るんですか?
なんか教えてくれみたいなことはあんまりないんですけど、
例えば、うちにある機械が見たいとか、
なんか施設が見たいとか、
そういう感じで見学をお願いされたりとかすることはちょこちょこあって、
なんかこう技術的な指導をしてくれみたいなのはあんまりないですね。
そこはやっぱ違うというか、
技術的な指導は農協とか、
県の農業技術研究所みたいなところもあるので、
そっちに行く人のほうが多いんじゃないかなって思いますね。
そうですよね、たしかに。
なんか例えば、それだけいろいろなことができると、
でもあるか、それをずっとやるっていう選択肢もあるのか。
例えば、ぶどうとか育ててみて、
ぶどうめちゃくちゃ楽しいってなって、
私はぶどう農家になりますって言って、
なんか本当になる人とかいるのかなって。
公務員なんで、副業って公にはやっちゃダメなんですけど、
ただ、農業だけは専業じゃない、
兼業農家っていうのがいるので、
農業は副業に含まれないんですね。
なんで、仕事で自分の牛の世話して、
で、かえって自分のぶどうの世話してみたいな人とかも、
副業でちょっと農家やってる人みたいなのは、
全員じゃないですけど、稀にいますね。
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そっか、自分の知識とか技術を全部いかんなく発揮できるから。
そうですね、やっぱり自分の好きなようにできちゃうので、
それこそパイナップル育てたいとかって、
やりたいならそっちでどうぞっていう感じですかね。
自分の農場でどうぞっていう。
そうそうそう。
原井先生に自分で作ったろって感じですよね。
そういう人もいるかもしれないですね。
つじりさんがやっていて、
これはなかなか普通の人はできないんじゃないかみたいな、
そういう作物みたいなのあるんですか。
全部。
これなかなか。
そうですね、いないわ。
さっきマスボウさんがちらっと見えたんで、
ぶどうはやっぱり芸術品だと思いますね。
言ってましたね、マスボウさんも。
やっぱり、粒の配置を小さいときに予想して、
このぶどうはこれぐらいの粒の大きさに最終的になるから、
こう隙間を埋めてみたいな、すごく未来を予想しながらやるので、
やっぱすごくきれいに作れたときは、
これ売りたくないってめっちゃ思いますけど。
芸術品だっていうね。
でもね、やっぱ食べるために作ってるので、
食べてもらうのがね、一番いいんですけど、
そういう意味でちょっとこう、
ぶどうは一線をかくすところがあるなって思うし、
そうだな。
牛もね、質問は何でしたっけ?
難しいなっていうとこか。
牛はうちにいるのは田島牛で、
牛若さんと一緒なんですけど、
これどっかで喋ってたかな?
すごく和牛と呼ばれる国産の肉用種の中でも、
田島牛っていうのはすごく特殊な系統で、
すごく大事な血統なんですけど、
その分すごく弱いんですよ、和牛の中でも小柄で。
すごくおいしいお肉になる血を持ってるんだけど、
すごく閉鎖育種っていう特殊な血の血統の保ち方をしてるので、
血が濃くなるために、やっぱその分不要な遺伝子まで持ったりしてて、
すごく弱くなりやすいっていう意味で、
いいときは全然いいんだけど、悪くなるとすごい悪いみたいな、
気の抜けなさみたいなのは、やっぱり持ってて難しいなって思いますし、
21:02
野菜とか犬も病気が流行ったら一瞬でバタバタバタと、
そうですよね。
一気に病気が広がったりするので、
本当それぞれにそれぞれの大変さがあって、課題があってなので、
本当なんか満足できるようにできたみたいなのって、
なかなかないのがこの農業っていう仕事だなって、
そういう意味で農家の方はもう全員尊敬しますし、
やっぱりそれがあっての、私たちの食卓が成り立っているので、
それをやっぱり実習に来た学生の人たちには想像してもらいながら、
実習をしてもらいたいなっていうところがあってですね。
なんか大変さを、こんなに大変なんだよっていうのは、
すごく実習でやるのは簡単なんですけど、
じゃあやらなきゃいいじゃんってなったら意味ないですよね。
なので、大変なんだけどなんで必要なのかとか、
そういうことを伝えていったりとか、そういうことも必要だと思うので、
そういう想像力とか、本当に大変でこんなこと誰もできないって思うなら、
じゃあどうする、科学的にどうすればいいと思うかとか、
そういう考えをどんどん発展させていけるような実習をできればいいなって思って、
すごく理想ですけどね、なかなかそういうふうにはできないんですけど、
できたらいいなって思いますよね。
結構疑問を投げかけるみたいな感じのことをするんですか、実習中に。
どうすればいいかね、みたいな。
どうなんですかね、みなさんどうですかね、作業をしながら、
これはこうなって、こういうふうにするんだなって思いながら作業ってできると思いますか。
ちょっと難しいかも。
やっぱこう手を動かして、まず説明を聞いて、実際に言われた通りにできるようになって、
それからなんですよね、やっぱり話ができるのって。
やりながらって、今言われたことをやることに精一杯で、それ以上何か言っても、なかなか入ってこなくて、
作業が終わった後に、今やった作業にはこういう課題がありますとかっていうのか、
それとももう作業がダラダラしないように、先にこれはこういう重要性がありますっていうのか、
なんか結構、どっちも大事で、どこで何を言うかみたいなのはすごく、
それこそ教育という意味でのスキルかなと思うんですけど、
24:02
ここはもうまだまだですね、私もうまくいったことはないな、そういう意味でも。
なんですごく、上を見ればきりがない仕事かなとは思いますね。
なるほど、そっか、教育なんですね、本当に確かに。
そうですね、農場なんでもちろん収穫物もできて、生産物を出して売り上げも上げてるんですけど、
私たちの人件費そこから出てないので、やっぱり大学の運営費の中から出てるので、
いくら農産物を売って高く売ったからって、別に教育研究に貢献してなければ別にいらないものだっていう認識を持ってやりなさいっていうのを日々言われてて、
農学部っていうその学部があるから農場がある、逆に言えば農場があるから農学部があるとも言えるんですけれども、
そういうお互いの関係性、なんでこの農場があるのかみたいな、そもそも認識してないと、生産物作って満足してしまうっていうこともあり得るので、
やっぱその辺の立場を認識した上で、じゃあどうするか、何をするかみたいなものを考える日々ですね。
じゃあもう実習に来てくれたその時期、その時にどれだけ学生になんかいろんなことを学んでもらうかっていうのを、もうそれを第一ってことなんですね。
そうですね、もうそうですね。
なんかこの時の実習、すっごいなんかいろいろ学びが得られた子がいたなみたいな、みんなのやる気になってみたいな時あったんですか?
そうですね、あの悲しいかな、農学部の学生って農場実習が必修なんですよね。
で、必修の学生でそういう学びを得ようとしてくる人って、結構割合少なめ、学科の雰囲気にもよったりするんですけど、
やっぱなんか来なくちゃいけないから来てる人と、来たくて来てる人のやっぱ意気込みみたいなところは全然違うくて、
それでもそんな中でどんだけこうやる気を出してもらうか、やろうとしてもらうかみたいなところに、こっちのね、スキルが必要とされるんですけれども、
そういう意味で必修じゃない学生のほうが、そういうふうにとってくれるんだとか、こっちが予想しない反応とかが多いような気はしますね。
27:12
農業実習って農学部来た学生にとってはもうなんか花形っていうか、やりたいみたいな、そういう感じのものだと思ったんですけど、意外とそうでもないですかね、みんながみんな。
そうですね、これも大学によるとは思うんですけど、うちの農学部はどうなのかな。
結構その生命科学とか、その農っていうよりはなんかこの生命科、バイオサイエンスみたいな感じに、実験室よりの研究室がやっぱり多くて、で、その農場実習が楽しいって言ってくれる人はもちろん多いんですけど、
こっちが頑張って楽しくしてるとも言えるんですけれども、やっぱりそうですね、作業みたいな、仕事みたいなのをガンって出していくと、やっぱこう、なえる子はすごく多いので、なんかこう楽しく一緒に仕事、仕事、仕事でもないしな、作業してもらう、手を動かしてもらうっていうのは、なんか工夫が必要ですね。
変わってく子はいないんですね、いないんですか?
あ、いますよ、います、いますけど、ちょっと具体的にパッと思いつかないな。
なんかその、そうですね、こっちがなんか言ったことで目の色が変わるみたいなのは、確かにちょいちょいあって、そういうときは、あ、これ今言ってよかったな、みたいなのはあるんですけど、
なんかこう、総括的にすごく学びになりました、みたいな表明をしてくれる子は、やっぱあれかな、表明はしないけど、ちゃんとそれぞれ何かしら得て帰ってくれてると思ってやってますけど、やっぱそのリアクションが得られにくい仕事かもしれないですね、そういう意味ではね。
でも、先生ってそうじゃないんですか?
なんか、生徒さんからのリアクションがよかったとか。
でも、そうですね、確かになんかもう喧嘩しながらやるときもありますからね。
で、大学入試が終わったときに、あのときはすいませんでした。
教育研究の現場なんで、こっちが教える側ではあるんですけど、むしろ学生に、その学生の態度とかそういう反応から教えてもらってるっていうのは大きいかなって思うんで、そういう意味で毎年やっぱ違う学生が来るので、
30:15
そういった楽しみ、その実習の工夫とかっていうのもできるので、そういうことも楽しみの一つではありますよね。
そうですよね。でもなんか、やっぱりさっきの作業してるときはあんまり入ってこないっていうのもそうですけど、
たぶん実際その卒業して何かやるときに、あのときの実習っていうので、こんなことやったなって思い出してもらえたら、みたいなのもあるんですかね。
あーそうですね。うんうんうん。なんか、そうですね。やっぱ社会に出てから思い出してもらうことのほうが多いんじゃないかなって思うんですけど、
あの、逆で、あの高校の生物で習ったことを、あのこれ今応用してるでしょみたいなのを出したときに、それこそすごく目の色が変わるんですね。
あ、そっか!みたいな。
つながるんですね。
そうそうそう。その学校で習ったことが、今目の前の植物で、あの実際こうなってるでしょみたいな話を聞いたときの、やっぱ、
あーなるほど!みたいなそのつながった感じの反応はすごくわかりやすくいいですね。
なんで学校の勉強も、学校の勉強の基礎があるからこその反応もあるし、
全然知らない分野の人たちが来ても、何かしらの得られるものはあるかなと思うんですけど。
なんか、もうだいぶ前の話だとは思うんですけど、辻里さん自身がその実習に行ったときのことってなんか覚えてますか?
あー、そうですね。
なんか私の実習のときは、私は農学部の実習に来る前に、もうその馬術部で馬の世話を毎日してたので、
牛の世話とかってあんまり、動物は違うけど、世話とかってあんまり変わんないなーって思ってたんですけど、
やっぱその機械に乗ったりとか、あとはそのメインは動物の、牛の実習がメインだったんですけど、
それこそ果物収穫しに行ったりとか、稲刈りしたりとか、そういう全く触れたことないところの実習をするときは、
私たちその農学年のその学科の雰囲気がよかったのもあって、
もうほんとなんかあの、修学旅行みたいな、楽しく作業した記憶はありますけどね、楽しかったですね。
33:01
なんかそういう、たぶん自分が実習受けたとき楽しかったし、その後研究室で学生でずっといたときの雰囲気もよかったので、
やっぱその自分がそこで働いて、こんな実習を受けてもらう側になりたいって思ったのかもしれないですね、今考えると。
なるほど、まあそうっすよね、なんかきっかけがないと、そうっすよね。
今その、まあ時期的に来る学生さんとは別に、今もうすでにいる人というか、常にいる人さんの大学院のときみたいな感じでいる人もいるってことですよね。
あ、そうですね、あの所属してる、研究室の所属の学生もいるんですけど、どうなんだろう。
これもだから、いるときといないときがあって。
あ、今年はいるけど。
そうそう、いない学年も、やっぱちょっとキャンパスから離れてるのもあって、あんまり無理地できないんですよね、毎日来てくださいとかって。
できないので、一応なんかその研究室はうちに所属してるけど、もうその生活基盤がその本部キャンパスの方にあるので、
基本来ませんみたいな学生もいるし、そもそもやっぱちょっと遠いので、そこに所属するのはみたいな感じで、わりと当たり年当たらない年みたいなのもありますね。
多いときはめちゃくちゃ多いし、みたいな。
なんで、もう学生だけで10人ぐらいいたりとかして、もうその学生部屋の横にキッチンがあって、学生が昼ご飯とか自分たちで作ったりとかしてたりとかして、楽しそうな時代もあれば、もう患者さんとして誰もいないみたいなときもあったりとかして、そういう学年による変遷みたいなものもありますね。
やっぱり学生が来てるときの方が楽しいみたいな感じなんですか?
あ、そうですね。
それはあんまり関係ない。
いや、ありますね。それも学生によりますけど、やっぱり農場に来てるから、現場に自分の研究材料を見に来たりとか、顔を出したりとか、来たついでにちょっとなんか手伝うことやりたいですとかって言って来てくれたりとか、逆にもうこっちがもう手がどうしても必要だから助けてて、あのマス坊さんじゃないですけど。
ブドウの作業が終わらないから手伝ってみたいな、なんかそういう泣きつくようなときもちょこちょこあったりとかもしますし、もし手が空いてたら来てみたいな感じで、そういうこともありましたね。
そうですよね。広大な敷地でいろんなものをお世話してるわけだから、学生なんてものすごいたくさんいるから、いい手ですよね。
36:10
そうですね。当てにはできないんですけど、やっぱり。そのためにいるわけではないので、当てにはできないんですけど、せっかくいるんであれば、やっぱり1年に1回しかないことだったりするので、よかったら顔出してねぐらいの感じで言って、実際来てくれたらしっかりやってもらうみたいな感じかなと思います。
楽しいですね、そういうやっぱ。
その学生が自分の後輩になるかもしれないですもんね、仕事上での。
そうですね、そうそうそう。実際そこの、そうなんですよ、後輩がね、できたんですよね。
めちゃくちゃ嬉しいじゃないですか。
2年ほど前かな、そう、うちの研究室所属して、そのままうちに就職してくれた人ができたんで、そうですね、それは嬉しかったですね。
なんか変な感じですよね、教えていた子、まあ教え子ですよね、要するに。
それが自分の同僚になるっていうのは不思議な感じですよね。
でもどうかな、その教員の先生とかって、やっぱ指導教員として教えないといけないみたいな立場ですけど、
やっぱ私たち技術職員っていうのは、なんか教えでは、その技術的な指導とかはしますけど、それ以外はなんか一緒にやるみたいなのがやっぱり多い。
で、なんかその、なんか教え子っていうところまで、なんか手塩にかけたみたいなのはあんまりなくって、
なんかちょっと一緒に作業とかしたことある子が、そのままうちに来てくれた、やったーみたいな。
なんかあの、なんでもそうですけど、仲の子と知った上で来てくれるっていうのは、やっぱそれがいいと思って来てくれたっていう、安心感がやっぱこちらもあるので、
そういう意味で、気持ちの、もう知ってる人っていう、なんか気安さもあるし、向こうもその上で来てくれたっていう嬉しさもあるしっていうのは、やっぱちょっと違いますよね。
誰が来てくれても、やっぱ嬉しいですけどね、新しい人が来てくれたら嬉しいけど、知った上で来てくれたのは、やっぱなんかちょっと違うなって思いますね。
ああ、そうですよね。
まあ、これでよかったんだって思いますもんね。
39:00
うんうんうん、そうですね。
じゃあ、お芋さんから質問がありますけど、辻里さんが学生の頃と比べて、今の学生さんたちの特色、というか違いはありますか?
うーん、どうなんでしょうね、なんか、うーん、どうなんでしょうね。
あの、これって経済的な不安とかもあるのかもしれないですけど、やっぱりその、学生さんたちの学ぶ姿勢とかに、やっぱこれが何に生きるのかみたいな、
これ就職にどう有利になるのかとか、なんかその生活する上でどう生かせるのかとか、
なんかそういう目線があるなっていうのはあって、なんか私が学生、まあ今でも全然、私たちが学生の頃とあんまり変わらないなっていう子ももちろん多いんですけど、
なんか単純に自分が勉強したいからとか、なんか自分がこれ好きだからとかっていう子ももちろんいるんですけど、
そういう子が大半だったのに対して、なんかこう、社会に貢献したいとか、なんかそういう社会に生きる上でどうこれがつながるのかとか、
そういう観点で考えてる人、捉えてる人が多いような気もするし、
なんか私たちが、私が学生の頃って、小学校とかでまだ大罰みたいなものも小中学校ぐらいまであったかな、普通にあって、大会系とかってざらに雰囲気としてありましたけど、
もうそんな感じでもないので、やっぱり無茶なことは言えないとか、まあ当たり前ですけどね、
なんかそういう社会の変化が大きいので、まあそれに合わせて学生にも、私が学生の頃に比べると無茶しなくなったな、みたいなのはすごくありますね。
まあ環境的にもすごくね、夏が本当に暑いので、働いてる私たちも危険なレベルで暑いので、もう本当にその日向での作業とかっていうのは、
もう本当に無理しないでっていうか、できるだけ最小限にこっちが抑えたりとか、気を使いますし、なんかまあ別に本当に作業は手段であって目的ではないので、
まあやるのは大事なんですけど、なんかその作業を目的として考えてしまうと、やっぱり学生の危険的な、身体の危険とか、ちょっと学生の気持ちを置いていってしまったりとかいうこともあるので、やっぱそういう、なんだろうな、こっちが気を使う場面が増えたっていう雰囲気はあるかなって思いますよね。
42:25
うーん、なるほど。
なんかね、私が学生のときの技術職員の人たちって、ほんと近所のおじさんたちみたいな、仕事中にタバコ吸いながら、ガハッと笑ってるようなおじさんたちがたくさんいて、
で、まあそういうわきあいあいと学生たちとタメ語でしゃべって、おしゃべりしながらも仕事するとか、なんかこう元気な男子学生見たら、おーもっと働けよ!みたいな感じで、やじ飛ばしたりとかする人がザラにいた雰囲気だったんですけど、今はやっぱりもうだいぶ、学生自体がすごくおとなしいので、それに合わせて私たちもおとなしく、
それも学生次第ですけど、やっぱり元気な子見たら、やっぱりこっちも元気よく返したくなりますし、なんかそういう相手に合わせた仕事をするっていう意味では、まあ誰もみんな一緒かなと思うんで、そういうのには違いがないかなって思いますけど。
うーん、なるほど。
なんか逆に、学生さんが来るときにこういうことを考えて、こういうことを考えてきてほしいというか、なんかそういうのってあるんですか、なんか。
えー。
なんかこんな楽しみ方をしてほしい、みたいな。
あの、何回か言ったような気がするんですけど、やっぱりせっかく目で見て、手で触れて、匂いとか味とか、そういう互換をやっぱりこう実際に自分の体で感じれる機会なので、何かしらその互換を通じて得たもの。
で、やっぱり知識もすごく大事なんですけど、すごくその体に刻まれるというか、その互換から感じた感覚とか、あと作業をする中でのその、なんていうんですかね、あ、こうすると体がしんどくないとか、そういうその農業の中にもすごく、昔ながらの農業の中にも、
そういったその人の、この働き方っていうかね、その考えがすごく詰まっているので、そういうものを感じてもらえたらいいし、まあそれをこう感じた上で、じゃあ自分、その学生さん自身が生きる未来のその日本の農業とか、世界の環境とか、そういうものにこう思いを馳せてもらって、
45:10
で、自分がこうお世話したかもしれない、あの食べ物を楽しんでもらうみたいなのができれば一番いいなって思いますね。
実際、あれなんですか、なんかその田植えをやった人たちが、そのまま収穫まで収穫もまた来るみたいな感じ。
ああ、そうですね。
だったりするんですか、同じメンバーですよね、その台はというか。
そうですね、あの田植え、稲の場合は春、5月に田植えして、9月、10月に収穫して、っていうのが一応こうできて、同じ自分が植えたところをやれる場合もあれば、そうじゃない場合ももちろんあるんですけど、っていうところができるだけそういうふうにできるようにはしてて、
そのそれぞれの分野でですね、できる範囲でそういう関連とか、前に来たときに自分がやったところの、今回はそれをこれをしますみたいなのをできるだけ関連づけてできるようにしてるところはありますね。
やっぱそれがあるほうが、面白がってくれるというか。
食べるとこまでできればね、一番いいですけどね。
そうですね。
果物はね、すぐ食べれるんですけど。
果物は収穫してすぐ食べれるんですけど、お米とかだと収穫したものはすぐ食べれないですし、芋とかもね、置いたりとかするし、牛さんなんてね、出荷して最低1週間はちょっと経たないと食べれないので。
できる範囲で収穫した日に、その少し前にある生産物を置いといて試食してもらうみたいなことはしてるんですけれども、なかなか自分が取ったものをそのまま持って帰るっていうのは。
できるのが、1学科だけあって、1年生が前期の授業で毎週来るんですね。
毎週日帰りで来てて、毎週日帰りで1日だけ来て、そこで自分の畑を3メートル四方の自分の畑をあてがわれて、
その前期の間なんで、4、4月から7月まで、4ヶ月だけ自分でそこで好きなものを植えていいみたいな感じのやつはもう完全に自己責任なので、自分が食べたいものを植えて自分で収穫して自分で食べるみたいなことができる学科が1つだけあります。
48:10
めっちゃ楽しい。
何を植えるかな、パイナップルかな。
計画が大事ですよね。
それは教室の方で計画立てて、できて実際やってみてみたいな。
ここは技術職員はそこには関与しないというか、水あげてあげようみたいな、そういうのはしないんですか?
基本的にはできるだけ手を振れないっていう感じですね。
一応、週1しか来ないので、週1しか水をあげないっていうことにもなるんですけど、よっぽどやばいな、もう全部枯れそうみたいなことにならない限りは、手は出さないっていう。
一応、何か質問とかされたりとかすると、もちろん答えますけど、基本的にノータッチ。
見守ってるぐらいな感じ。
なんなら、その職員も自分たちで畑持って、自分で植えて、見本園じゃないですけど、こんな感じでやるよっていうのを実際に横でやってたりとかはしますけどね。
それで、すごい面白いものを植えてる子とかいないんですか?
意外と、4月から7月に植えて収穫できるものって結構限られてて。
そっかそっか、終わんないとダメなのか、そこで。
そうなんですよ、畑を片付けるとこまでが窃盗ですし、やっぱ食べたいじゃないですか。
そういう意味ですごく限られるんですけど、面白い子がたまにカカシ立ててたりとか。
とか、観賞用としてヒマワリ植え出す子とかいたりとかして、そういうのはちょっとおってなりますね。
食べないんだ、みたいな。
なるほど、そっかそっか、それもアリなのか。
面白いですよね。
ヒマワリの種を食べようとしてるのかもしれないですしね。
そっちか。
そっちか。
そうですね、種がたくさん取れる品種をね、選んできてね。
大事ですね、学習。
それはいい、実りのある実習ですよね。
やりたいこととできないことみたいな。
折り合いを自分で見つけるっていうのは学びですね。
そうですね。
やっぱり自分で考えて自分でやってみるっていうのが一番学習としてはすごくいいものだと思うので、失敗することも込みで大事だと思いますね。
めちゃくちゃ面白いな、それ。
51:01
僕、自分の授業でやってみようかな、それ。
栽培実習。
栽培実習。
ぜひ、ぜひやってください。
ちゃんと見のれたら、加点しますみたいな。
じゃあ、なんかルールとかあるんですか、なんかこの作物はダメみたいな。
例えば、連作ができないものとかもあるじゃないですか。
なんかそういうもの作られると困るとかあるじゃないですか。
例えば、茄子作った後とか、なんか結構消毒しなきゃいけないとかあると思うんですか。
そこは畑、その学生が自主的に栽培する畑を変えてるんですよ。
ちょっとずつ場所を。
なるほど。
なんで、それはないようにしてて。
で、一応逆に課題として茄子を植えろっていう課題はあります。
茄子を5本だったかな、植えて。
で、そこで何本収穫できたかみたいな、一応評価基準を。
それが評価に直接つながるかちょっとわかんないんですけど、
一応本当に好き勝手全部していいわけではなくて、
最低茄子5本植えて、何本収穫できるか。
何サイズが何本できるかみたいなのはやってますね。
あと、実種栽培の実種の一部として、畑が一応自分でできる材料としては大きいんですけど、
果樹も一部あてがわれてて、
茄子とぶどうを自分で、この枝のここからここまであなたの場所って決められて、
割り振って、で、その中で自分がどう果実をつけて収穫するっていうのがあるんですけど、
果樹はやっぱり、こっちが制限をかけないと、
果実をつけすぎちゃって、木が弱っちゃうみたいなのが出たりして、
畑って場所をてんてんとできるんですけど、果樹って動けないので、
そういう意味で、木がたくさんある中で自主栽培に使うのを変えるっていうこともできるんですけど、
それはそれで、リスクも、その木が一気にダメになるっていうリスクも大きいので、
やっぱり、ちょっとそれもしにくくて、
これはもう自主栽培専用の木みたいにして、もうボロボロになるまで使うみたいな感じになりがちなんですけど、
その中でも、来年の学生のことも考えて、果実をつけてくださいって言ってはいますね。
何だか聞いてくれてるかちょっと。
今、食いたいんだみたいな。
マスボウさんが言ってたかな、
この何メートルの木で、枝で何個つけます、100個つけますとかって、そういう話をしてたと思うんですけど、
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それよりも少なめの設定をして、
例えば1メートルに、本当は3個つけれるけど、学生が作る場合は2個にしてくださいとか、
そういう少なめの設定をすることで、何とか長く使ってもらおうみたいな、
こっちの設定で制限したりとかっていうのはありますけどね。
でも、自由ですね。
でも、それが楽しさにつながるのであれば全然いいかなって思うんで。
でも、1年生の最初だったら、そんなに自由する子ってそんなに多くないですよね、きっと。
いや、そうでもないですね。
そうでもないですね、いるんですけど。
いや、もう本当に学生によってそれぞれなんで、
その自由はやる気があるからこうしようみたいな自由なのか、
単にやる気がないほったらかしの自由なのかちょっとよくわからないときとか、
判断に困るときもあったりとかして、
そういうときはもう、これはどういうつもりでこうしてんの?みたいな感じで聞いたりとかしますけどね。
それ見ていて、なんかもどかしい感じにならないですか?
そうやって話を聞いて、
で、向こうがこれをこう考えてこうしてますって言ってくれたら全然、
じゃあそのままでいいんじゃない?みたいな感じで受け取るし、
特にそこで別に何も考えてないですって言われたら、
一応基本的な栽培手順みたいなものがあるので、
ここはこうするように指導してるよっていう話をした上で、
じゃあ本人がそこでどうするかは、結局最終的には委ねるんですけれども、
なるほど、なるほど。
そうですね、薄目で見るみたいな感じですかね。
薄目で見る。
薄目で見る。がっつり見ない。
メガネね、メガネをスチャッと入れ替える感じで、
自分が栽培してるブドウを見るときと、学生が栽培してるものを見るときのメガネを入れ替えるイメージでやってます。
大切なスキルですね。
そうですね、やっぱりそこも目的がやっぱり違うので、
何のためにそれをしてるのかって考えたら、まあまあそれでいいかなって思いますね。
いいブドウを作らせるためにやってるわけじゃないですよね。
そうですね、いいブドウを作りたいと思っている人にはそういう指導をするし、
そうじゃなくて、他に目的がある人にはそういう指導をするし、みたいな。
目的に合わせたアドバイスができればいいなと思いますね。
なんかその、1日の流れみたいなのは、
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もう、なんか自分の担当のところを自由にっていうわけじゃないですけど、
なんかみんなで協力して、今日はこの作業をやろうみたいな感じなんですか?
それともなんか、その中でも割と担当が割り振られてるんですか?
あー、そうですね、えっと、
んー、ちょっとこれ具体的に言ったほうが、
カジュグループは、基本的にみんなでやるほうが早くて、
もう全員で同じ作業ばーっとやったほうが早いんですけど、
ただ、一人だけ、例えば、今の時期草がいくらでも伸びるので、
今日私草刈りしてきますみたいな感じで、いくときもあるけど、
でもやっぱそうだな、草刈りも一気にやるほうが早いんで、
やっぱ集団、小グループ、人数ですけど、グループでやることが多いです。
で、牛は、えさやりとかって毎日の仕事とかは、
もうそれぞれ担当が、あなたはこの牛舎とか、私はこの牛舎とかって担当が決まってて、
毎日同じ牛を見たほうが異常の発見につながりやすいので、
そういう観察という意味でも結構決まってて、
で、その毎日の作業が終わったら、
今日はじゃあ全体で牧草の仕事をしますとか、
畑を起こします、大秘をまきますとかで、
全体の仕事に入っていくみたいな感じが多いですね。
で、作物は中で大きく田んぼと野菜に2つに分かれているので、
大体2人ずついるんですけど、
そうだな、時期によりますけど、
田んぼとかって今の時期、農薬まいたりとかすると、
人数が2人とかいるし、
田植えとかになると3人とかって、
そういう時に野菜から1人応援に来てもらったりとかするし、
っていう割とフレキシブルな、
野菜もやっぱ収穫になると人がいるので、
そっちに応援に行ったりとか、
作業の内容に合わせて行ったり来たりするけど、
そういうのがなければ、
ただ草刈りするだけなら、自分の場所をやるみたいな感じかな。
でも、たまにそういうグループ関係なく、
もう全員が、10何人が集まってやる作業もたまにあって、
それがブドウのテント張りっていう春に、春先にやる作業なんですけど、
ブドウって棚の上にビニールを張って、
春のブドウが弱い時に雨にあたると、
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ブドウって乾燥地帯でできたフルーツなので、
雨にすごく弱い、湿気に弱いので、
ブドウの木に直接雨がかからないようにテントを張るんですけど、
棚が何十メートルもあったりすると、
しかも棚って、みなさんどんな棚を想像しますかね。
金網で、60センチとかの四方の、
なんて言ったらいいの、網目状でっかい金網みたいなのが、
上に天井のように張ってあるんですね。
で、その上にビニールを張るっていう結構大変な作業なので、
人手がいたほうがすごく早く終わるので、
それを全員で1日でやったりとかっていうことがあると、
軽くお祭りみたいな感じになったりとかして、
春祭りみたいな、ブドウの春祭りみたいな感じですけど、
そういうこともあるし、
それこそ牛が事故で人手がすごくいるとか、
牛が牛舎から逃げたとか、
ってなるともう人海戦術しかなかったりするので、
そういう場合に合わせて人がたくさん呼べる環境ではあるので、
そういう意味ですごくトラブルにも強い職場だったかなと思いますね。
じゃあ毎日ってほどではないかもしれないですけど、
わりとこのコミュニケーション取りながら、
今日何やろっかとか、この日何があるからとかっていう感じですか?
一応朝1回みんな集まって、
グループごとだったり年代だったり、話をする環境ではあるので、
そういう意味でコミュニケーションはすごく取りやすいと思います。
そっか。
じゃあそこで今日何やるかってみんなで決めるんですね。
うん、そうですね。
技術職員のチャリア的なものっていうのは、
何かあるんですか?
チャリア。
先ほど大体みんなヒラみたいなこと言ってましたけど。
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