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#170 火の信心と水の信心、『あな』と『あなに』(2026.10.11)
2026-10-12 18:07

#170 火の信心と水の信心、『あな』と『あなに』(2026.10.11)

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#170 火の信心と水の信心、『あな』と『あなに』(2026.10.11)

【サマリー】170回目の配信です。新月の「唱題行とおはなしの会」に毎回淡々と参加する2人の姿に、日蓮聖人の説く、途切れず続く「水の信心」を重ねます。国スポの開幕にちなみ、FMごしょがわら「こころを調える」では、長谷川集平さんの絵本『あなに』を紹介する予定です。谷川俊太郎さんの『あな』と比べながら、元通りに見える場所にも誰かの大切な時間が埋まっていると語ります。

【報告】2026年10月11日「唱題行とおはなしの会 (毎月2回)」開催しました。
https://gingnang.jp/archives/34614

『あな(谷川 俊太郎 作 和田 誠 画)』
https://www.fukuinkan.co.jp/book?id=467

『あなに(長谷川 集平 作)』
https://www.kaihou-s.com/book/b575930.html

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00:13
23時50分、10月11日日曜日、青森県五所川原市、法永寺住職、小山田です。
今日で、170回目の配信になりますね。
今日はですね、今晩は2週間に1回行っている唱題行とおはなしの会でしたね。
毎回、満月と新月の夜に行っているんですが、今日は新月でしたね。
ちょうど連休の中日ということもあってですね、いろいろ皆さん用事もあるかと思うんですけど、
今日はですね、お二人の方に参加いただきましたね。
これが多いのか少ないのかとかっていうところで考えちゃうと、いろいろまたですね、
落ち込んだりもするので、あんまりそこは考えないようにして、
このお二人に関してはですね、本当に毎回毎回淡々とですね、参加していただいていて、
本当にありがたいなぁと思うんですけど、
日蓮聖人もですね、火の信心っていうのと水の信心っていうことをおっしゃってるんですよね。
火の信心っていうのは、最初は燃え上がるように熱心なんだけども、
時間が経つとですね、冷めやすくて持続性がないという信心の仕方ですね。
それから水の信心っていうのは、絶えず途切れなくですね、淡々と流れ続けるような持続する信心で、
日蓮聖人はですね、この水の信心のようにこういう持続していくことの重要性っていうのを説かれているんですよね。
今日参加されているお二人なんか見ると、本当に淡々とですね、参加されててですね、
こういった方が日蓮聖人のおっしゃるこの水の信心っていうものなんだろうなっていうふうにして、
思ってですね、すごく頭が下がる思いでおりましたね。
03:00
次回がですね、満月ですね、10月の26日になります。
いろんな催し物っていうのは、12月で一旦終わりにしててですね、その後4月ぐらいから始めていくような感じで、
12月終わると3ヶ月ぐらいですね、お休みいただいているので、
この唱題行とおはなしの会も、あと何回か、5回ということになりますね。
青森はですね、昨日から国スポが始まりましてですね、
昨日が開会式ということで、今日の朝刊なんかはもう大々的にその国スポが取り上げられていてですね、
すごい盛大だったっていうような記事を読みましたけど、五所川原はですね、バレーの試合があるんですけど、
まあ本当にそういう大会があるのかっていうぐらいシーンとしているような感じですけどね、
どこかで盛り上がっているのかもわかんないですけど、
今日ですね、ちょうど朝ですね、青森市まで法事に出向かなければいけなくて、
そのお宅の周辺というのが、いろんな大会が行われている大きいホールというかがある地域でですね、
周辺が、今日はまた天皇陛下がいらっしゃるということで、いろいろとですね、
規制が入ってたりするっていうようなことも記事で読んだりしたので、
心配になってですね、ちょっと早めに出たんですけど、
まあ車の流れに関してはそれほど心配することもなかったですね。
結構早めに着いて、すいすい行けて、すいすい帰ってきた感じでしたね。
まあその国スポが始まったっていうこともあって、
明日がちょうど月曜日なので、FMごしょがわらの「こころを調える」があるんですけど、
そこで毎月1回ですね、ぎんなん文庫からテーマに合わせた絵本を何冊か紹介したりしてるんですけど、
明日はですね、その国スポに合わせてですね、
スポーツとか体を動かすみたいな感じの絵本をですね、何冊か持ってこうかなと思ってるんですよね。
06:03
その中にですね、長谷川集平さんという方の『あなに』っていう絵本があるんですね。
これはキャッチボールの絵本なんですよ。
なので明日持ってこうかなと思ってるんです。
これはですね、2015年の発行で出版社がですね、解放出版社っていうところから出てるんですけど、
この『あなに』っていうのは、実はですね、1983年に発行された谷川俊太郎さんと和田誠さんの絵で、
谷川俊太郎さんの作の『あな』っていう絵本があるんですね。
これのアンサーとして書かれている絵本なんですよ。
つまりその谷川俊太郎さんの『あな』っていう絵本ですね、これが1983年に発行されて、
そこから大体40年ぐらい経てですね、長谷川集平さんの『あなに』という作品が発行されたということですね。
これはもう表紙から、その構成からですね、完全に谷川俊太郎さんの『あな』をオマージュするような作品になっていて、
主人公の名前がひろしっていうんですけど、この2冊ともですね、ひろしっていうのが主人公になってるんですよね。
なので、この長谷川集平さんのほうの『あなに』っていう作品ですね、
これは長谷川集平さんが谷川俊太郎さんの『あな』っていう作品を40年後に読み直しているっていうふうにして考えるとですね、
この比較って結構面白いなと思ってたんですね。
谷川俊太郎さんの『あな』っていう作品はですね、主人公がひろしっていう少年ですね。
日曜日になんとなく穴を掘り始めるんですよね。
それは特に目的も何もなくてですね、何かを埋めようってしてるわけでもないし、
何かそこで探そうとしてるわけでもないし、何か作ろうとしてるわけでもないし、
09:02
ただただ穴を掘り続けるんですよね。
そこにお母さんとかお父さんとかが通りかかったりして、いろいろ一声かけたりするんですけど、
ただただ黙々とですね、穴を掘り続けていって。
最後には自分がその穴の中に入って、そこからしばらく空を眺めたりして、
最後にはこれは僕の穴だっていうふうにして言ってですね、
すごい満足して、自分で穴をまた元通りに埋め直してしまうっていう。
ただそれだけの本なんですよね。
すごく何の役にも立たない行為の豊かさとか、そこに自分だけの時間とか、
そういったことが示唆的に描かれているのかなっていうふうにして感じるところですね。
一方ではですね、40年後に発行された長谷川集平さんの『あなに』っていう作品はですね、
主人公はひろしですね、ひろしっていう少年ですね。
ひろしっていう主人公が転校生のふくしましろう君っていう少年とキャッチボールをし続けてるんですよね。
そこにまたさっきの谷川俊太郎さんの作品と同じように、
お母さんが通りかかったり、お父さんが通りかかったりとかして声かけたりするんですけど、
誰にも邪魔されたくない2人だけの時間というか、ひたすら黙々とキャッチボールをし続けるんですね。
ところがちょっと球がそれてですね、そのボールが工事現場の穴に落ちてしまうんですよ。
で、まあ仕方ないねって言ってまた別のボールでキャッチボールし続けるんですけど、
その翌日ですね、その工事現場の穴に入ったボールっていうのは、
その工事現場の人たちに元通りに埋められてるんですね。
ここがですね、決定的に違うところで、
谷川俊太郎さんの作品だと穴っていうのは自分で掘って自分で埋めるわけですけど、
12:07
長谷川集平さんの『あなに』の方は、自分たちの知らないところで埋められてしまうっていうところですね。
ここが決定的に違うわけですね。
さっきもですね、ちょっと触れたんですけど、
この主人公のひろしっていう子とキャッチボールしているのは、
転校生のふくしましろうっていう子なんですよね。
この長谷川集平さんの『あなに』っていう作品は2015年に発行になっているんです。
なので東日本大震災から4年経った頃に発行されているということですね。
こういうことをちょっと考えると、
きっと福島のことを描いているんだろうなっていうのが想像されるわけですよね。
2人で夢中になってキャッチボールし続けた時間、
誰にも邪魔されたくないっていうふうにして思いながらですね、
し続けたキャッチボール、
これは2人のおしゃべりというか、対話というか、
そういった時間だというふうにして捉えてもいいのかなと思うんですけど、
それが工事現場の穴に落ちてですね、
それが工事現場の人によって自分たちの意図とは反してですね、
そういう人たちによって埋められてしまうということ。
なんとなくですね、これと福島っていうのが重なってくるわけですね。
谷川俊太郎さんの『あな』っていう作品もですね、
長谷川集平さんの『あなに』っていう作品も、
最後にはですね、穴が埋められてしまって、元通りになってしまうわけですよね。
ただ、それは元通りになったっていうふうにして見えるだけで、
そこで過ごした時間であるとか、いろんな思い出であるとか、
そういったもの自体がなかったことになるわけではないんですね。
僕らもですね、普段何気なくいろんな場所を歩いてますけど、
その場所にはですね、誰かの大切な思い出であるとか、
15:04
忘れられない出来事っていうのがあるのかもしれないなと。
僕らは誰かの大切にしてきたものの上を歩いている、立っている、
そこで暮らしているという、想像力が必要ですけれども、
そういったことをですね、ちょっと頭の片隅にでもですね、
入れておかなきゃいけないなというふうにして、
この2冊の本を読みながらですね、感じてたところですね。
ということでですね、明日はこの長谷川集平さんの『あなに』っていうのを含めて、
何冊かですね、スポーツに関わる絵本であるとか、
体を動かすっていうことに関する絵本であるとか、
それを紹介しようかなと思ってました。
でですね、このFMごしょがわらの「こころを調える」っていうのは、
僕、明日で237回目、237週目になるんですよね。
なので、もう4年とか5年とかになるのかもわかんないですけど、
やっぱり反応がわからないんですよね。
どういった方が聞いてくれてて、どういった感想を持っているのかっていうのが、
全然わからないまま喋っているところがあってですね。
もしよければですね、FMごしょがわらに感想とかそういうのを送るフォームがあるんですよね。
そこでですね、ぜひですね、皆さんの声を聞かせていただけるとですね、
FMごしょがわらっていう会社の方にもですね、僕にも大きな励みになりますのでですね、
ぜひいろいろ送っていただけたらなと思ってましたし、
ちょうど僕ね、10月の12日はですね、僕誕生日なのでですね、
誕生日おめでとうっていうのと、それから感想なんかもですね、送っていただけると嬉しいなと思ってましたね。
はい、じゃあ今日はこの辺で終わりにしたいと思います。
最後まで聞いてくださった皆さんありがとうございます。
ではさようなら。
18:07

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