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2024-07-10 11:57

第4回『おはよう!たまむらタウン 』(石川町長出演)

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玉村町の行政、文化、町おこしなど、 石川眞男町長が玉村町の魅力をたっぷり語る番組です。 今回は、

・重田家住宅をはじめとした歴史遺産の活用について

・公共交通の再編について 詳しくご紹介します。是非、お聞きください!

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おはよう、たまむらタウン。この番組は、玉村町の石川眞男町長にお話を伺っていきます。
石川町長、よろしくお願いいたします。
よろしくお願いします。
さあ、今日なんですが、重田家住宅をはじめとした歴史遺産の活用についてと、
もう一点、公共交通の再編についてお話を頂戴できるということなんですが、
まずはですね、重田家住宅をはじめとした歴史遺産の活用についてからお願いいたします。
それでは、重田家住宅をはじめとした歴史遺産の活用について説明させていただきます。
暮らし易さを、玉村町からと、そう考えた場合、安心した衣食住環境は当然のことですが、
町独自の歴史・文化を活用することで、より深みのある魅力的な町にしていく必要があります。
小泉地区にある重田家住宅は、その核となる歴史遺産になると考えております。
重田家住宅は江戸時代中期頃から代々医師を家業としてきた家で、現地においては昭和25年3月まで開業していました。
当家の薬は大変よく効くと言われ、地域の人たちの間では小泉重田の門をくぐるだけで病気が治ると言われたほどでした。
広い敷地内には母屋などがあり、平成13年に国の登録有形文化財に登録されました。
明治から昭和にかけての建物を数多く保有しており、地域の歴史的景観資源であるとともに、
この地方の暮らしを知ることができる貴重な歴史的建造物です。
この建造物が、令和3年、重田家より建造物と敷地及び周囲の農地が玉村町に寄贈されました。
町では定期的な公開活用に向けて取り組んでいます。
それ以来、活用に積極的に取り組んでいますが、令和5年度に地区140年記念事業を開催し、大変好評でした。
今年度も引き続き、地域おこし協力隊や様々な団体と連携しながら、各種イベントを開催して、地域の財産として次世代につないでいきます。
具体的な活用を紹介しますと、令和5年度には健康講座、石臼挽き体験など、各種体験、映画上映会、ライトアップなどを行いました。
令和6年度にも、5月には地域おこし協力隊主催による第2回重田家マルシェが開催され、町内外から9店舗出展し、会場は大変にぎわいました。
7月には、昨年から実施している七夕祭りを開催しました。
玉村町出身のコントラバス奏者の蘆川里愛さんをお迎えしてのコンサートがあり、日没後には庭園内のライトアップを行いました。
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とても幻想的な光景が広がりました。
また、7月20日土曜日と7月21日日曜日には「ひまわり祭り」が開催されます。
20日土曜日のテーマは、「食べる見つける」とし、
母屋と敷地内の屋外を使用して、野菜やパン、おにぎりやお弁当、ホルモン焼きなど、玉村町内を中心としたお店が14店舗出店します。
21日日曜日のテーマは、「つながる広がる」とし、町民の日記念イベントと合わせて、みんなが主役になれる地域とつながる参加型のイベントを開催します。
お茶飲み比べやアート体験、多文化共生をテーマとしたウォークラリーやカルタ大会など、老若男女国籍問わず楽しめる内容となっています。
なお、2日間共通イベントとして、ひまわり迷路、ひまわりの切花販売、フォトブースを設置します。
屋内ではひまわりプロジェクトのテーマ、「ありがとう」に沿い、参加者からありがとうの言葉を集めるワークショップを行います。
また、少し先にはなりますが、8月には9月の中秋の名月を先取りし、意外と知らない中秋の名月を学ぼうというイベントを開催予定です。
こちらは優しい日本語などを使って説明を行うので、国籍問わず参加できます。
その他の歴史的建造物などもあるかと思いますが、お話をお願いいたします。            はい、玉村町の上陽地区にある幕末に立てられた伊勢崎藩の郷校の精神を受け継ぐ「嚮義堂」について、老朽化した建物の修繕を行い、町の教育のシンボルとして後世に継承します。「嚮義堂」は上樋越村の教育施設として江戸時代の文化年間に
伊勢崎藩領の郷校として始まり、明治5年の学制発布以降の大正時代の末まで使用されました。
特に学校教育が普及する前の明治5年までは、民間人による庶民教育、それ以後は青年・成人教育の歴史を物語っています。
また、上樋越地区のランドマークであり、地元住民の教育への熱意を示す貴重な建物という点に高い価値があります。
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現在の建物は明治時代に再建され維持管理されたものですが、その歴史的重要性から令和2年に町の重要文化財と指定されました。
地域の世話人が維持管理を続けてまいりましたが、令和4年に町へ寄贈いただきました。
現在は空き家状態で雨漏り等による建物自体が老朽化しています。
令和6年度に屋根を中心に修繕し、玉村町の教育のシンボルとして保存します。
また、嚮義堂の歴史を生かし、学びの拠点となるよう建物の価値を知る勉強会を実施したいと思っています。
さらには、郷土芸能を保存育成するため、重要無形文化財に指定されているお祭り等への助成を行っていきます。
古くから伝わるお祭りの火を消してしまうわけにはいきませんが、後継者不足や資金難等深刻な面もあります。
そのため、今年度からは助成金を拡充し、地域団体の積極的な活動を支援し、地域文化の継承に向けた取り組みを進めていきたいと思っています。
代わりまして、公共交通の再編についていかがでしょうか。
公共交通の再編について説明いたしますと、町では、交通弱者の日常生活に必要な交通手段の確保として、路線バス、乗り合いタクシー「たまりん」、高齢者のタクシー利用料補助等の取り組みを現在しています。
乗り合いタクシー「たまりん」は、平成13年9月から運行してきましたが、運行本数や停留所の問題等により利用しづらく、乗車率も低いという課題がありました。
今後、高齢化社会、移住定住の促進を考えたとき、すべての住民が移動に困らない環境をつくるため、利用者のニーズに柔軟に対応できるデマンド交通を新たに導入し、公共交通の総合的な再編を進めていきます。
新たに導入するデマンド交通につきましては、利用者がスマホや電話等で事前に予約して、指定した乗り降り地点間において乗り合いするものです。既存の「たまりん」につきましては、バス停までが遠い、乗り継ぎが不便などのご意見をいただいておりました。
新デマンド交通の乗り降り地点につきましては、新規で64地点新設し、町内190地点に増やす予定です。これにより、ご自宅から概ね300メートル以内に乗り降り地点が設定されます。
具体的な再編スケジュールですが、デマンド交通につきましては、10月からの導入を目指しています。それに伴い、既存の「たまりん」は廃止され、新デマンド交通に移行する予定です。運賃は町内が、一律どこでも片道200円、乗降場所が伊勢崎市民病院の場合は片道400円を予定しています。
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「たまりん」では高崎直行便の運行がありましたが、新デマンド交通では運行がなくなります。新デマンド交通を導入すれば、民間事業者が運営している公共交通と接続がしやすくなりますので、そちらを利用していただけますようお願いしたいと思っています。
その後、デマンド交通の運行状況を踏まえ、たまりん、タクシー利用補助券等について、総合的な視点で見直していきます。新しいデマンド交通の内容につきましては、随時、広報たまむら等でお知らせしてまいりますので、ご確認いただければ幸いです。
次に、町外へ通う高校生の通学支援についてです。ご存知のとおり、玉村町内には電車を利用できる駅はありません。電車を使って町外へ通学する高校生については、新町駅または駒形駅を利用する方が多いかと思います。
しかしながら、駒形駅への移動につきましては、既存の路線バス等の運行がないため、利便性に欠けるという現状があります。そのため、乗り合いタクシー等による移動支援の実証運行を行い、本運行に対する正確なニーズ把握と各種データを取得して、今後の移動に関する課題解決につなげていきたいと考えています。
いずれにしましても、第6次総合計画の玉村町の目指す未来像である「暮らすならここがいい」、これを具現化できるように調整を今後も進めていきたいと考えております。
公共交通の再編というのは時代が求める要素が大きくありますから、移動の利便性を高めるというのは自治体の大きな責任の一つだと思っています。
はい、わかりました。
「おはよう!たまむらタウン」。
今日はですね、重田家住宅をはじめとした歴史遺産の活用について、それから公共交通の再編について、この2点お話を頂戴しました。
玉村町の石川眞男町長でした。ありがとうございました。
ありがとうございました。
11:57

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