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本日、この時間は、玉村町の石川眞男町長にお越しいただいています。石川町長、よろしくお願いします。
よろしくお願いいたします。
はじめに、令和5年度一般会計予算について、重点施策などを含め、概要をお願いします。
令和5年度の一般会計予算につきましては、予算額が115億6千万円となり、
対前年度比1.1%減の予算でスタートいたしました。
まだ残るコロナ禍の影響や急激な物価高騰等に対応しつつ、
人と人とのつながりが実感できる社会を実現するため、コロナ禍からの脱却と
新たな地方創生を基本に、未来を展望し、新たな一歩を踏み出す予算として編成いたしました。
重点施策としては、一歩踏み込んだ子育て支援です。
町では、子育て世帯の負担軽減を目的に、学校給食費等の無償化に取り組んでいます。
当初、令和5年度では、小中学校の第2師以降の児童生徒について無償化し、
第1師についてはその一部を補助する計画でしたが、
昨今のエネルギーや食料品等の物価高騰を踏まえ、国の交付金を活用し、
令和5年度は全児童生徒の学校給食費の無償化を実施することになりました。
また、保育所、幼稚園等につきましても、町独自の第2師保育料、
副食費の無償化を引き続き実施してまいります。
さらに、子どもの医療費につきましては、令和5年10月から無償化の対象を高校生まで拡大し、
子どもたちが安心して医療にかかることができる環境を整備します。
これらは、子育てを安心して行っていただくため、
また、少子化対策として、子育てを社会で行うことの重要性を認識した上での政策となっています。
また、保守とコロナ社会を考える上では、
コロナ禍では気厚化してしまった人と人とのつながりを取り戻すことがとても重要と考えております。
昨年に続いて、花火大会や産業祭などの人々が集い交流する事業につきましては、
感染症に配慮しつつも積極的に実施し、町全体の活性化を図ります。
開催間近のイベントは、まずは花火大会です。
第33回多摩村花火大会が、7月15日の土曜日午後7時40分打ち上げ開始となっています。
開催場所は、東地区で田園に映る夢花火や例年好評を得ています。
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また、第34回多摩村町ふるさと祭りが、7月23日の日曜日午後5時から多摩村小学校グランドで開催されます。
さらに、上下神殿地区の祇園祭りも、7月22日の土曜日と23日の日曜日の午後1時から
県道142号線上で開催されます。ぜひご来場ください。
さらに、地域コミュニティの活性化として、住民活動支援センターパルや振り合いの居場所の活動、子ども食堂の活動を引き続き支援し、町民交流の再生促進を図ります。
このほか、地域振興や地域福祉の推進、さらには農業、商業、工業といった地域産業の活性化や、それらすべてを統括した町の魅力発信に力を入れるとともに、住民の安心・安全を守るため、災害対応力の強化や地域防犯の推進にも取り組んでまいります。
では、策定されて3年目を迎える第6次多摩村町総合計画について、改めて基本構想や重点目標、そして現在までの取り組みについて教えてください。
第6次多摩村町総合計画は、私が令和2年2月1日に庁長に就任し、翌年の令和3年3月に策定しました。
町の将来像である、暮らすならここがいいを実現すべく、町民の生活を守り、暮らしやすい町をつくり、今ある魅力をつないでいく、これらを基本理念としています。
そして、暮らすならここがいいという、町が目指す将来像を実現するため、これからの町づくりのファスチャーとなる6つの重点目標があります。
6つの重点目標は、1、災いから生命と財産を守る、2、子どもを育て未来をつくる、3、元気に年を重ねられる町をつくる、4、生活しやすい環境をつくる、5、多摩村の良さを次世代につなぐ、6、笑顔と活気ある地域をつくりつなげる。
ですが、今日は、その中から5つ目の多摩村の良さを次世代につなぐについての取り組みをお話しします。
まずは、しげたけ住宅の利活用です。
国の登録有形文化財であるしげたけ住宅は、町の貴重な歴史的資源の1つです。
これを広くPRし、さまざまなイベント等で活用することにより、町内外からの集客が増え、町の活性化や知名度向上につながるものと考えています。
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しげたけ住宅は、すでに幅広い年代の方に来場していただいており、令和4年度は約1900人の来場者数となりました。
今年度も、地区140年を記念したさまざまなイベント等を企画しています。
直近では、7月8日の土曜日にしげたけマルシェを開催します。
午前9時から正午まで、ふらっと立ち寄れる朝ごはんをテーマに十数店の店舗が出展し、また各種企業の協賛を得て無料配布等も行われます。
また同じ7月8日土曜日の午後7時から8時半に七夕祭りを開催します。
七夕飾りとお庭のライトアップの丘、おかにら演奏も行われます。
ぜひご来場ください。
次に、多摩村町魅力発信機構です。
多摩村町魅力発信機構につきましては、町の魅力をPRし、交流人口の増加を図る目的で、令和3年3月に発足しました。
主に旅行会社やメディア、SNS等を活用して情報発信していまして、東京から多摩村町へのバス旅行の誘致をしており、令和5年4月にはバスチュアが実施されています。
また、令和4年度に作成した多摩村町ちょいよりマップは大変好評をいただいています。
今後も行政とは異なる独立した組織と連携して、町を盛り上げていきたいと考えています。
次に、地域おこし協力隊の活用です。
この4月から、新たに2名の地域おこし協力隊が着任し、活動を始めています。
具体的には、多摩村町への移住、2拠点生活の促進と、茂竹住宅を活用した地域の活性化に取り組んでいます。
これと同時に、現在地域福祉分野での地域おこし協力隊も募集しており、外部からの新たな人材により、さらなる地域の活性化を図ってまいります。
先日4年ぶりに町長座談会が開催されましたが、いかがでしたか?
文化センターショーホールで、5月28日、町民の皆さんと直接話し合う町長座談会を4年ぶりに開催しました。
先ほどお話しした、令和5年度一般会計図山や、第6次多摩村町総合計画について説明後、皆さんと意見交換を行いました。
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直接、町民の皆さんと話し合う大変貴重な機会を持つことができました。
ここでいただいたご意見は、今後の行政運営の参考にさせていただきます。
座談会当日に説明した動画と資料は、町ホームページに掲載していますので、ぜひご覧ください。
最後になりますが、町民の皆様へメッセージをお願いします。
都市とコロナへの対応とともに、長期的な人口減少対策をはじめ、直面する物価高騰等の諸課題に対応しつつ、
今後も引き続き、町民の皆様の幸せを第一に考え、第6次総合計画における目指すべき町の将来像、
暮らすならここがいいの実現と、持続可能な調整運営の実現に努めてまいります。
また、町民の皆様の様々な思いを、ともに生きる力に変えて地域共生社会を築くことが、未来に希望をつなぐ町づくりになると考えています。
引き続き、ご支援とご協力のほどお願いいたします。
本日この時間は、玉村町の市川正町長にお話を伺いました。ありがとうございました。
ありがとうございました。