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  2. #453 複雑極まりない流血
2022-04-14 12:30

#453 複雑極まりない流血

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現実は思った以上に複雑だ。


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うえみずゆうき

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皆さんこんばんは、上水優輝でございます。 サイコパスのラジオ、ぜひ最後までお付き合いください。
今日は、複雑極まりない流血についてお話ししたいと思います。 先日、十数年ぶりにですね、バンド時代の旧友とですね、
集まりました。 まあ、バンド一緒にライブしてたりとかしてた、別のアーティスト、別のバンドみたいな人とかね、それ以来もですね、一緒に
バンド組んだりとか、とにかくそのバンド関係の友達6人とか7人とかで、昼から宅飲みですね、友達のそのマンションでバーベキューしたんですけども、
あ、そうそう、ベランダでね、バーベキューするっていう結構家だったんですが、昼からバーベキューしました。で、
まあその参加者の一人がですね、シングルマザーでですね、娘がいるんですけど、今回ね、その娘を連れてきていたんですね。
で、その娘さんと会うのは、そろそろ10年ぶり、十数年ぶりで、最後に会ったのがもう20、
23、24ぐらいの時だったんで、12年ぶりぐらいに会いました。だからその子がまだ当時3歳ぐらいで、2歳とか3歳とかで、
で、今回会ったら中3になってたんで、もうね、すごい大きくなったね、みたいなことを言ってたんですけども、
まあその、決して娘がね、楽しそうではないんですね。えっと、すごいつまんないのか、怒ってるのか、
どういう経緯でどう連れてこられたのか、ちょっとわかんないんだけど、とにかく楽しそうじゃないと。
まあ1時ぐらいからね、乾杯して飲んでたんですけども、夕方6時前ぐらいにですね、なんとですね、そのお母さんがね、酔いつぶれてしまったんですね。
で、娘取り残されますよね、その部屋に。話し合いではするんだけども、別に僕たちと仲がいいわけではないから、やっぱり嫌だろうし、
不安だろうしとか、まあつまんないだろうしとかっていろいろあって、決して楽しそうではないと。お母さんお母さんでトイレから出てこないしっていう、結構ね、
まあカオスだったんですね。ね、ようやく出てきて、
まあ夕方6時半とかになっちゃったから、そろそろ帰るのかなと思ったら、お母さん、ソファに座ってね、帰ろうとは言わなかったんですよね。
別に酒飲んでとかしてないけどもね、ぐったりというか、ニヤニヤしてるんだけども、ちょっと酔っ払ってるから動けないみたいな感じで、ちょっとソファに座りましたみたいな状態なんですね。
で、その様子を娘がね、スマホを取り出して、写真を取り出したんですよね。パシャパシャって。で、これはおばあちゃんに言うからみたいなことを言って、撮ってたの。パシャパシャって。
お母さんが最低だったっていうことを証拠写真として残してるんだと思うんだけども、パシャパシャって撮って、で、その時にですね、
なんか急に娘のスイッチが入って、そのパシャパシャって撮ってるスマホをお母さんにぶん投げたんですよね。
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至近距離から。まあ当たりどころとしてはお母さんの顔に当たっちゃって、頭のところに、額のところかな?に当たっちゃって、
で、多分角が当たったんでしょうね。こう、流血しだしたんですよ。もう血がダラララって。もうね、もうカオスですよね。
いきなり娘ぶち切れてスマホをぶん投げて、お母さん血だらけみたいな。どんな状態なん?っていうね。
で、その時ね、全員で7人いたから、そのお母さんと娘と出たら残り5人いるわけですけども、そのうちのですね、
2人は2階にいたので、それ見てないんですよね。で、そこにいたのは僕ともう一人、男性ともう一人女性みたいな3人いて、
とりあえず何かこう血を止めるものと思って、僕はとっさにね、そこにあったウェットティッシュを取ってね、あの、当ててね、血を止めようとしてみたいな。
で、そうすると2階からね、家主とかが降りてきて、こう血を止めれそうなもの、まあタオルとかいろいろ持ってきてくれたんで、まあ僕はちょっとその場から離れて。
で、血を止める班がその2人が血を止めようとして、そして最初に目撃者のもう1人の男性が娘をね、その場から引き離そうとしてみたいな。
で、もう一人の女性が扮装甲とかその救急用品をね、買いに出かけるっていう感じで、こう動いていくんですね。
で、僕は最初こうウェットティッシュ渡しただけで、もうみんながポジショニングしたから、まあ特に自分の役目もないしと思ってですね、えーと、冷蔵庫から、えー、
チューハイをとってね、まあ全体が見える位置に座ってね、酒を1人飲んでたっていう感じだったんですけども、これね、すごいあの複雑な気持ちになったんですよね。気持ちになったというか、なんだろうな、どのように行動していいかがわからないってなってしまったんですよね。
もちろん血が出たとした段階では、血を止めなければいけないってのはわかる。だから血を止めるための何か道具を渡した。で、それ以上の道具を矢主が持ってきてくれたから、もう僕はその、そこ以上ね、道具に関して、血を止めるということに関しては関与する必要もないから離れていった。
あとそこにあるのは、娘の怒りなのか憎しみなのか悲しみなのかわからないけど、娘のその何か感情とか、娘からスマホ投げられた母の感情とかっていう、その個人の心のケアみたいなところですよね。血のケア、怪我のケア以外のところで言うと、それぞれの精神的なケアが必要だと思うんですが、
なんというか、どのようにケアできるんだろうかっていうことで、何も思いつかなかったって感じなんですよね。その場にいたメンバーはそれぞれ自分の価値観とか自分が思う形で、その場に行動をとってたんだと思うんですね。特にその目撃者のもう一人の男性とかは、
娘をケアしなければいけないっていうすごい強い気持ちがあったんだと思うんですね。全くお母さんの方をケアせずですね、娘をどうにか気持ちを吐き出してもらって、一回整理しようかっていうようなアプローチをしてましたし、血を止めてた二人はまさかスマホ投げられて血が出てるとは思わないから、なんか酔っ払ってどっかで頭を打って血流してるぐらいに思ってたらしいんですけど、とにかく血を止めるってことに必死だし。
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とにかくね、もうどうしていいやらは僕はわかんなかったんですよね。単純に構造を見たときに子が親に暴力を振るって親が血を流しているというようにその瞬間だけ切り取ればなってるんだけど、その瞬間を切り取ったところで親にスマホ投げで血が出た以上なんですよね。
その結果致命的か致命的でないか致命的ではなかった以上。ただそこには例えばある人は親がこうだから子供はこうなんだみたいな感じで親側を責めるかもしれないし、ある人は親に対して暴力をするとかいうのは良くないとか子供を責めるような価値観の人もいるかもしれないし、もしくは親とか子とか社会的に見て暴力というのは許されない行為だみたいな感じで社会的にものを見る人もいるかもしれないしって感じで、そこに善悪を持ち込もうとすると
っていうか持ち込むことができるならば行動が取れるんだけども自分なりの正義で。けど僕はいろいろあるよねって思ってしまってすごい難しいなって思いました。原因をどこに見るのかっていうのも難しいですよね。
例えばすごい短期的に見れば夕方5時で帰りたかったのに夕方になってもなかなか帰ろうとしないこの野郎なのか
酔い潰れてなんだこの野郎なのか今日来たけど楽しみにしてきたけどすごい不愉快だった。この今日の会自体に不満があったとか
もしくはそもそも全然来たくなかったのに無理やり連れてこられた。もう最初からムカついてるなのか
もっと言うとここ最近の親子関係の中でちょっとそういうなんていうのかな 親に対する不満が溜まっていたとかここ1年のことで不満が溜まってたとか
3年とかもっと言うとこの生まれてから十何年の間の親子関係の中で積み重ねられたいろんな時代があるみたいなね
そういうのはねなんか僕 同じではない当然全然違う経験をしてるんだけども
一応シングルマダーの家庭で育ち 貧しい家庭で育ったっていう意味ではなんとなくですね
親のことをとても大事に思うが親のことをちょっと多いと思うみたいなのがダブルである
とても大切だがとてもムカつくみたいな両方の気持ちが共存してるみたいなのはわかる気がするんですよね
だからその時々で恩恵は受けているしその時々に我慢しているしかもお互いがみたいなことが
かなり折り重なっていてどこを切り取ってもいやいやもう切り取れんよねみたいな
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そこを切り取ってくるならここを切り取るぜみたいな感じでですねどっちがどっちってことを語れないなって思ったんですね
だから僕からすると何かで怒りの沸点を迎えスマホを投げたスマホ投げたら頭に当たって血が出た
傷は軽傷だった血が流れている血を止めなければいけない以上なってしまったんでもう血を止めるっていう行動があって
娘がその後ねその後も攻撃的だったら確かに娘をちょっとなだめないといけないと私はさすがに思ったかもしれないけども
娘もやっぱこうスマホ投げた後はですねなんか複雑な気持ちっぽかったし
僕はもう酒飲むしかできなかったですよね
難しい
まあこの親子関係から見るように何かこう
暴力として現れるみたいな時に そう物事って単純じゃないんじゃないかと思ったんですねもちろん暴力は社会において
ばっせられるべきでありなんでべきかというとこの社会のいろんなルールがすべて茶番になってしまうからですよね
このルールが成立するためには暴力というルール違反があってしまった瞬間すべてのルールが機能しなくなるから
ルールを機能させるために暴力はダメだよねっていうそういうロジックだと僕は思っているんですが
ここにおいてはその親子関係の中で慢性的に暴力が行われているとか殺意があるとか
その行き過ぎた暴力だとすれば止めなければならないけれども一瞬こう感情が沸点を迎えてパンと現れた
そして何だろうな持続性のない暴力性みたいなものは
まあ終わりって感じですよね次そうならないように気をつけようぐらいの感じにしか思えなかったんですよね
それはシンプルに暴力がただの暴力だよねただの感情の表出だよねとかいう意味じゃなくてあまりにも
あまりにも複雑だからもうそのような単純なことでしか介入できないというか
血を止めるという介入ぐらいしかできないとても第三者がそこに介入できないしかといって党人同士が話し合ったりとかして解決する問題でもなく
長い時間をかけて傷が癒えていくみたいな大人って自立して距離が取られてお互い離れることによって傷が癒えていくみたいなことも
あるんじゃないかなと思うので今この瞬間にそれを解決するとか
介入するっていうのは とても難しいし介入すべきでないもういかさらなる複雑性をもたらすんじゃないか
みたいに僕は考えました まあこれに関してはですねそれぞれの価値観があると思うのでその価値観の中で反応していれ
ばいいと思うんですけども僕はそういう考え方で 冷蔵庫を開けて酒を飲んでいました
物事は想像以上に複雑であるということ そしてある程度のなんか自分の正義の軸みたいなもってないと価値観みたいなもってないと
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とっさに動く気にはなれないということ そして僕はどちらに対して母に対しても娘に対してもアプローチできなかったということですね
はい 単純な善悪では語れない複雑な流血事件だったなと思います
皆さんだったらですねその場でどんなことを感じてどんな風に行動とったかなっていうね ぜひ一度考えてみてください
本日は以上ですまたお会いしましょう さよなら
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