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2022-02-12 09:04

#436 集団における適切な振る舞いについて

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その集団が、書かれたことを元に動いているのか、語られたことを元に動いているのか、語られなかったことを元に動いているのかを見極めることは大切だ。なぜなら、適切とされる振る舞いがすべて異なるから。


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皆さんこんばんは、上水優輝でございます。サイコパスのラジオ、是非最後までお付き合いください。
今日は、集団における適切な振る舞いについて、というお話をしたいと思っています。
自分が所属する、例えば会社でもいいし、
なんかサークルに入っている人、コミュニティに入っている人とか、家族と同居している人とかですね、
何でもいいんですよ、学校のクラスでもいいんだけども、その集団がですね、
何を元に動いているのか、何を拠り所にして動いているのか、ということをですね、
抑えておきたいと。でも何を拠り所にというと、別に理念とかそういう話ではなくて、
今日言いたいのは、みんなが、みんながじゃないな、意思決定に限りなく近いんだけども、
それが決まっていくために必要なコミュニケーションのツールみたいな感じかな。
ちょっと難しいね。説明した方が早いですね。
その集団が書かれていることで動いているのか、それとも語られたことで動いているのか、
それとも書かれてもいないし、語られもしなかったことで動いているのかっていうのがあると思うんですよね。
例えば会社だと、いろんな経営理念とか行動指針とか組織図とか就業規則とかってあると思うんですけども、
それが書かれてあることですよね。
語られたことっていうのは、例えば自分の所属している部の部長が語っていることとか、
その会社の経営者が語っていることとか、上司が語っていることみたいな感じで、言語化されていることですね。
で、書かれてもいないし語られなかったことはそのままで、そのどちらでもなくて、何も言語化されていないけども、何かことが動いているみたいな。
もちろんこの3つっていうのは入り混じってたりすると思うんですけども、
でも大きな傾向として、その集団はどれかを重視していると思うんですよね。
よくあるのは、書かれてあることはちゃんとあるのに、全無視で誰も何も言わないけど、何か強い人の顔色一つで決まっていくとかね。
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あとは書かれてあることに忠実で、何を語ろうとも書かれてあることが最優先されるとかですね。
役所なんかはですね、書かれてあることっていうのはとても重要視しているはずなんですよね。
そうじゃないと窓口の人が適当なノリでね、意思決定しちゃうと大変なので、
多分書かれてあることにめちゃくちゃ忠実であるがゆえに融通が効かないみたいなところもあると思うし、
逆に企業とかだと、書いてあるのに書いてあることと言ってること違うじゃんみたいなこともあるし、
あとは結構ね、伝統的な価値観の企業とかにおるのかもしれないですけども、
何も語られず、何も書かれていないけれども何か決まっていくみたいなことが起こっていくと。
書かれていること、そして語られたこと、語られなかったこと、この3つそれぞれ何で決まるか、
その3つどれで動いているかによって求められる振る舞いというか、
適切な対処の仕方というのが違うと思うんですよね。
まず書かれていることを重要視している集団に所属している場合というのは、
もちろん書かれてあることをしっかり読みましょうという感じですよね。
書かれてあることをよりどころにして動いているんだから、書かれてあることをしっかり読んで、
ある種ゲームのルールをよく理解して書かれていることの範囲、
もしくは書かれていることの解釈、または前例と照らし合わせながらみたいな感じで、
法律家のごとくですね、動いていくというのが最も適切な振る舞いなのかなというふうに思いますね。
次に語られたことで動いていくという集団であれば、
語られたことって語られたことで動いていると言いながらも、
別に録音するわけでもなければ議事録取っているわけでもなかったりすることがあるので、
メモを取りましょうと。何をその人が言ったかというとメモを取っておくということですね。
ある種書かれていることに限りなく近い状態であるというか、語られたことでちゃんと動くので、
こういうふうに語っていましたよねということをしっかり記録として残しておくということが大事だし、
それをいつでも取り出せるようにしておくということが自分を守るためにというか、
それが振る舞っていく上で大事なんじゃないかなと思いますね。
最後、語られなかったことで決まっていく場合というのは、
天気みたいなものですからしっかり雲行きを読み取るという、
すごい感覚的な世界だと思いますね。
別に書かれてあることだったら別に家に帰ってからでも読めるし、
休日頑張れば済むんですけれども、語られなかったことを理解するためには、
どれだけその人と時間を共にし、観察し、
いわゆる雲行きを読むことができるかということですよね。
時間を長く過ごしましょうと、よく観察しましょうということになりますね。
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それぞれ対処法をすごい当たり前でしょうという感じかもしれないけれども、
そうなんだよねということを話したんですが、
合う合わないもあると思うんですよね。
書かれてあることをしっかり読み込んで、まるで法律家のごとく対処しましょうと言っても、
読むのが苦手、読解するのが苦手という人が書かれてあることの中で勝負するのは難しいと思うし、
語られたこととか言われても、書かれてあることと矛盾してたりするので、
その矛盾に耐えられない人とかね。
あとは語られなかったことを観察から読み取るみたいなことっていうのは、
単純に空気を読んだりとか、観察力がないとか、
そういうノンバーバルから情報を読み取るのが難しい人っていうのは合わないと思うんですよね。
そういう観点からですね、自分が所属する集団っていうのを選んでいくっていうのも
一つ手なのかなと思ったりはしますね。
前回話したですね、目的的であるか否かみたいなところとも通ずるんですが、
会社とかね仕事になってくると書かれてあることと語られたことは一致していてほしいみたいな
結構強い思いはあるんですが、どちらかと言えば僕はですね、
これ究極の選択っちゃ究極の選択なんですよね。
書かれてあることを優先する組織の方が気楽だが融通が効かなくてストレスが溜まりそうだなみたいな。
語られたことの方がたまに書かれていることと矛盾していて、おや?と思うけれども
スピード感もあっていいなと思ったりとか。
語られなかったことで動いていくみたいなのは結構苦手ですね。
でなんなん?って思ってしまうので、僕はあまり語られなかったことで
雰囲気で物事が動いていくみたいな
集団っていうのがあまり好きじゃないというか得意じゃないかもしれないですね。
皆さんはどういうその集団、書かれてあることで決まっていく集団、語られたことで決まっていく集団、
書かれてもないし語られもしなかったことで決まっていく集団、そうやって動いていく集団に所属している、どんな集団に所属しているでしょうかってことと
自分はどういう集団が合うだろうか、そういうことを考えてみて
改めてどういう場所に自分が身を置くかっていうのを考えてみても面白いんじゃないかなというふうに思います。
会社を例にしましたけれども、家庭とかコミュニティとかサークルとかいろんなその他の集団にも言える話かなというふうに思いますので
ぜひ考えてみてください。
本日は以上です。またお会いしましょう。さよなら。
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