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皆さん、こんばんは。上水優輝でございます。
完全招待制の晩餐会を開催したり、講演にレジャーシートを敷くなど、存在としての講演コンセプトに様々な活動をしています。
現象のラジオ、ぜひ最後までお付き合いください。
3回くらいにわたって、前提が共有できないと、難しいコミュニケーションは成立しないから、難しいコミュニケーションをしない方がいいですよ、という話をしたり、
前提を共有しやすいように、そこができる場として、この僕の活動をやっているんだ、という話を3回やってきたんですが、
それを収録した後に、起こった出来事として、あまり事実ネタに触れたくないんですけど、
ちょうどこの前提が共有できないことで、不毛だな、みたいなコミュニケーションになっている出来事があったので、紹介したいなと思っているんですけど、
フジテレビの記者会見ですね。
詳しく知らない方も中にはいるかなと思うので、起こったことの分かっていることを時系列で話していきたいと思っているんですけど、
昨年2024年の12月19日に、女性週刊誌女性7が、元スマップ仲井氏の、
スマップって解散してるの?休止してるの?ちょっと分かんないです。すみません。
仲井氏が女性に対して深刻な問題を起こして、9000万円の時短金を払ったと報じるということで、女性7がこれを報じました。
実際はね、9000万円だったかどうだったかみたいな、違ったみたいな話とかいろいろありますけど、とりあえず報じたという事実がありました。
12月25日に今度は週刊文春が、時短金の背景には同意のない性的行為があったんだっていうことを報道しました。
これも本当にそれはあったかどうかっていうのは、本人たちが語らない限りはちょっと分からないことなんで、文春がそのように不同意の性的行為があったというふうに報道しました。
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翌12月26日にはですね、その不同意の性的行為があった会食は、富士テレビの幹部社員によって設定されたんだというふうに報じられました。
なのでこれによってですね、個人の問題、事件が会社ぐるみでやってるのかと、これは構造的な問題なのかみたいなところにかなり問題が大きく、サイズが大きくなっていったというところですね。
射程が広くなっていたということですよね。
年明けですね、1月9日に仲井氏が声明を発表して、時短金の支払いがあったよと、でもその暴力行為っていうのはやってませんと。
この暴力行為というのは何を指しているのかちょっと分かりませんが、暴力行為はやってませんと。
なので報道内容の一部が事実と異なるよということを主張しました。事実が何だったかっていうのは知りませんけども、報道内容は事実と異なるよと主張しましたと。
フジテレビは特に公式の見解として、見解としてというか関係していないということは確か言ってたと思うんですけど、公式の場で説明するみたいなことはやってなかったので、1月14日に株主のダルトインベストメントという海外の会社がですね、
第三者委員会を設置して調査してくださいというふうに声明を発表しましたと。
1月17日、フジテレビが外部専門家による調査を開始すると発表しました。
これがね、発表しましたはいいんですけど、その記者会見みたいなのがカメラを入れないみたいなやつで、これがすごく対応として批判を浴びました。
テレビ、普段ね、生中継したりとか、いろんな人の記者会見とかで詰めてるのに自分たちがちょっと不都合なことがあると、そうやって隠蔽するのかみたいなところで、この対応でかなりフジテレビ炎上みたいな感じの雰囲気になっていきました。
1月20日には50社以上のスポンサーが広告を撤退と、フジテレビから広告を撤退という感じで、もう明らかにですね、企業の信頼が揺らいでいるという状況になり、さらにはそれと並行して1月23日には中石が芸能界からの引退を発表したと。
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1月27日ですね、記者会見をやり直し記者会見というのを開いて、グループの社長であったりとかフジテレビの社長であったりとか会長であったりとかっていう経営層が何人とか、新社長を含めてかな、5人ぐらいが記者会見に臨みました。
400人以上の記者の方が入って、そして10時間に及ぶ、10時間を超えるすごく長い記者会見をしたということでございます。
で、倉庫を捨てたら1月28日ですね。
実は1月8日か、週刊文春が記事の訂正を、実はシルエットをやってたんだと。
フジテレビの幹部社員は問題の解釈がフジテレビ幹部社員によって設定されたって12月26日に報じてたけれども、実はそれは中石に直接誘われたのであって、その日に関してはフジテレビ幹部社員の関与がなかったんだというふうに、実は記事をシルエット書き換えてたんだということを、
改めて1月28日に記事を訂正したことを発表したのと、謝罪したということですね。
で、問題の中石と女性のことについては別に誰かが真実を語ったわけではないので、わからないと。憶測以外の何ものでもない状況であるし、それから業界で事態にあったのか会社事態にあったのかということも今はいろんな意見がありますよね。
よく聞く話じゃんっていう言い方をする人もいるし、見たことあるよって声がいっぱい聞いてますよっていう人もいるし、わかんない、知らない、そういう業界の人と関わりがないから聞いたことあるけど事実はわからないって思ってる人もいっぱいいるし、僕もその中の1人でよく聞く話だなと思いつつ、そういうのもありそうだなと思いつつ、
ただ、ちゃんと調査して本当にそうなのかってことをやらないと、憶測でそうなんじゃないかって言ってもしょうがない、わからないものを決めつけてもしょうがないなと思うので、わからないっていう立場ですね。
だからその憶測の部分を、もしそれがあったと仮定するならばダメだよねっていう事実としてもうすでに出ている情報と、まだ出ていなくてそうかもしれないっていう憶測の情報と、まぁ憶測なんだけれども、もしもこうだと仮定したらっていう仮定の話とっていう、これは全部分けて考えないといけないと思うんですけど、
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憶測だってもうこれと仮定するならば、これが事実と仮定するならばみたいなことであれば議論ができるみたいな感じで、この事実とか憶測とか仮定の部分を前提を整理しないと議論って難しいよねっていう話をずっとやってきてる。
議論が難しいから、何でもない平常時は議論が難しいね、コミュニケーションが難しいね、噛み合ってないね、はははーって済むんだけども、問題があった時には問題解決しないといけない場面で噛み合わないにはははーじゃ済まないということですよね。
議論が難しいんだけども前提が揃わないので問題をまず捉えることができない。お互いが思っている問題みたいなのが違いすぎて話にならないということが起こるよねということを話してきたんですが、今回のね、いろいろありますけども、分かりやすいやつで言うと、
17日の発表ですよね、外部の第三者委員会を入れますという時の記者会見、発表した場がすごいクローズドでカメラもなくてみたいなやつっていうのは、おそらく前提を全く把握できていない、
おじテレビの経営人だったってことだと思いますよね、その前提がおそらく90年代ぐらいの、1990年代ぐらいのノリでテレビ側に圧倒的な力があって、そうやってねじ伏せれるという風な前提でいたと。
でもこの2020年代の前提、この空気で言うとそんなことしちゃうと、かえって火に油を注ぐというか、逆効果だよってことは実際逆効果になっちゃったと。前提を把握できていなかったというか、この空気感を把握できていなかった時代はすっかり変わってて、権力者が勝手にそうするにも難しい風になってきているよってことが前提としてね。
理解できていなかったんだと思うんですよね。それによって17日の会見があんな感じになっちゃったと。それによって炎上した、炎上したというか燃え上がってかなり批判が強まっていって、スポンサーが離れていって、やり直し会見になったと。やり直し会見するには最初からしろよって話なんだけど、やり直し会見になったと。
で、いざそのやり直し会見が始まったら、記者ですよね。記者の方々は400人以上いるから、ちゃんとした人の方がね、きっと多かったと思うんですけども、割合ではですね。
でも一部のルールを守らない人、質問当てられてないのに怒鳴ってる、質問当たってないのに質問してる人とか、ヤジを飛ばせたりとか、怒鳴ったりとか、あとは何でしょうね、警察のパオハラ取調べみたいなことを普通にやってるやばい人とか、本当にいろんな記者の方がいて、それもこの記者会見の場っていう前提ですよね。
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で、ルールも説明されてるわけですね。質問当たったら最大2つまで質問をしていいですよっていう中で、質問じゃなくてお気持ち表明してる人とか、なんか討論バトルしてる人、なんかこう、持論を展開してる人とか、もう持論展開しなくていいから質問をしてくださいって話だし、質問でいい質問をして回答を引き出してください。
それは仕事ですよねって、そういう場ですよねってことなんですけども、そういう前提がもうぐちゃぐちゃになっていたと。だから記者会見も何て言うんですか、本来は経営層からまだ出ていない事実みたいなものを引き出せるかどうかってところだと思うんですが、とかそれを会社がどう捉えているのか、この件についてってことを会社側から引き出すってのが、その記者会見の場だと思うんですが、ぐちゃぐちゃな感じになっていた。
ぐちゃぐちゃな感じになってしまったと。
そしたら、文春の記事の訂正みたいなのが、あまり、1月のその8日にもう修正、シルエットしてたみたいなんですが、結構その訂正前の記事をベースに質問をしていたり、記者の方がですね、質問をしていたりとか、まあ実際それをいう認識で伴っている方っていうのはたくさんいて、
なのでそのフジテレビの幹部社員が関与してましたよねっていう、してたんですか?みたいなことを割と、と仮定したような質問が多かったんですが、もう既にそれは関与してなかったよって形で、記事では否定されているみたいな、これも前提が結局揃ってなくて、よくわからない、もう否定されたことをわざわざ質問してるとか、否定されたことを、事実ではないと否定されたことを事実として扱って、
何か話し合い、話し合いって言うほど検察機ではなかったけども、質問をしているという状況、これずっと前提が揃ってなくて何の話をしてるんだろうみたいなことが起こっちゃってるっていう例ですよね。
で、これ、次が仮定の話をしますけども、もし仮定としてこれが事件だったと、仲井氏と女性の間のものなんですね。もう明らかにそれはもう刑事事件レベルのことが起こっていたと仮定すると。
そしてそれが、女性をタレントに紹介したりとか、ステークホルダーに紹介する情能システムとか言われたりとかしてましたけども、そういうものがあったのかなかったのか、もしあったと仮定するとこれは大問題なので社会としてしっかりと撲滅していかなければいけないということだと思うんですけども、
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こうやって前提が揃わないまま、うやむやになって話し合いが成立しなくなると、そういった、もしそうだと仮定したときにまずいよねっていうことが話し合いのまま、結局わからんしねってなっていくのは本当に恐ろしいことだなと思いますね。
各テレビ局ですね、一部テレビ局が自社でもそういうことがあってないかという調査を始めましたみたいなことをやってたりするんで、そういう調査でまた事実がわかってくると、そういった話し合いのデータというかね、ちゃんとした根拠になって話が進むっていうのを期待してますけども、やっぱりね、前提が全然揃わない中で問題を話し合うってことが、
難しいんだなあ、難しいっていうか不毛なんだなあってことをすごく感じました。社会問題においてそうやってね、前提をうやむやにされると結局、社会問題かもしれないことを前提をうやむやにされると、そうやって逃げられてしまうというか、その問題はなかったことにされてしまうので、ここはね、事実を積み上げていく必要があるんですけれども、
記者の方々ですね、それが仕事なんじゃないですかっていうふうに思うので、そこはね、頑張っていただきたいなと思いました。
あと、SNSでね、意見を表明する。ちょっと話が変わってない。SNSで個人が意見を表明するってことについては、その個人が見ている情報とかその個人が考えている、感じている前提みたいなものがあって、その前提を省いてという前提があって、このような意見を捨てます。140文字みたいなことをやってるんで、前提がよくわからない意見が飛び交っているというのを前提として見るメディアだと思いますので、
いろいろな人がいろんな立場でいろんなことを言っているなというのを見る分にはいいと思うんですが、そこで建設的な議論がなされると思ったら大間違いで、それはやっぱり前提が揃うはずがないからなんですね。SNSで議論なんていうのは不毛なのでやめたほうがいいと思います。
いろんな意見を見る場所としてね。一個人の意見を見る場所としてはいいかもしれないけれども、議論する場所でもなければ議論みたいなことが起こっていても議論になってないよということを理解しておくと良いのかなと思います。
また話を変えてですね、これを個人の日常にまで落としたときに、やっぱり誰かとコミュニケーションする中で問題が起こって、その問題に対して一緒に解決していかないといけないとか問題を明らかにしていかないといけないコミュニケーションが発生したときに、前提が揃わないと不毛ですね。
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もうほぼほぼ問題解決難しいんじゃないかな。一緒にコミュニケーションによって問題を解決していくことが難しいんじゃないかなというふうに思いますので、それでもコミュニケーションして問題解決しなきゃいけない問題なのかっていうことは考えた方がいいっていうか、話せばわかるみたいな言葉が思っている方は話してもわからないことがいっぱいあるよってことをね、現実を見てくださいっていうのをお伝えしておきたいと思います。
前提を共有できる相手かどうか今一度考えてコミュニケーションしてみるといいかなと思います。特にトラブル時ですね。
はい。いろいろ話しましたけども、この問題についてどうこう言いたいわけではないというか、結局僕自身が情報を持っていなくて、さっき言った事実としてそのような発表がされたと、その内容が正しいかどうかわからないけども、ここがこういう発表をしたっていうような時系列で多いことしか僕の距離感からはできないので、あんまりね、どうだこうだということを詳細に語ることはできないんですけども、
その、せめて議論できるだけの事実情報をね、積み上げていって報道していただきたいなというふうには思った事件、事案でした。非常にね、がっかりしています。本日は以上です。
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