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  2. #487 二種類の理不尽
2022-10-13 11:22

#487 二種類の理不尽

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「理不尽だ」とふてくされることに意味はない。理不尽が再生産され続けるから。理不尽を減らすには、対処せねばならない。理不尽には、交通事故型と過剰要求型の理不尽があり、それぞれ対処方法は異なる。


上水優輝

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皆さんこんばんは、上水優輝でございます。サイコパスのラジオ、ぜひ最後までお付き合いください。今日は、
二種類の理不尽という話をしたいと思っています。 世の中って本当に理不尽ですよね。
まあ理不尽は嫌いだっていう人こそですね、結構いらっしゃるけど、大好きだって人あんまりいないんじゃないかなと思うんですよね。
ただ、理不尽を理不尽だといったところで、別にどうしようもないですよね。
なので今日は、その理不尽というのを二つの型に分けて、それぞれどのように対処していけばいいかってことを僕なりに考えたので、それをシェアしたいなと思っています。
まず理不尽の言葉の意味なんですが、道理を尽くさないこと、道理に合わないこととあります。
道理とは何か、物事のそうあるべき筋道、ことあり、人の行うべき正しい道、道義ですね。
ここで今日取り扱えたのは、道理に合わないことを理不尽と言いますよと。
道理って何ですか、物事のそうあるべき筋道ってことですね。そうあるべき筋道じゃないことが理不尽だというふうにここでは扱います。
まあその上でですね、理不尽っていろいろあるかなと思うんですが、僕はですね、二つのパターンに、二つの種類に分けました。
一つ、交通事故型。
まあある、あれ何年前だったかな、3年前くらいにですね、車に乗ってですね、北九州のとある交差点の先頭で僕はね、赤信号で待ってたんですね。
そしたら、ドーンって後ろからぶつかられて、おや?と思ってですね、車を降りてみたらですね、
4台くらいの玉突き事故だったんですね。意識朦朧で運転してたらしくて、こう突っ込んできたと、全速力で。
で、ドンドンドンって感じで僕の先頭の車が前に押し出されて、みたいな感じになったんですね。
で、交差点の先頭ですから、ちょっと交差点にこう、なんていうの、頭出ちゃってるみたいになって、
で、信号がね、目の前を横切っている車たちからすると、僕の車が邪魔なわけですよね。前に出ちゃってるから。
で、すごい感じでね、こっちを睨みつけてくると、邪魔なんだよって感じの顔をされると。
で、僕からするとね、先頭でルール通りね、白線のね、手前で止まってたのに、後ろから突っつかれて前に出てるって状況なので、
これ僕のせいじゃないですよね。僕のせいじゃないんだけども、僕がもうその、睨みつけられるみたいなことが起こっている。
まさにこういうことが仕事でも起こりますよねと。4つ手前の工程の人がミスってたが故に起こっている事故なんだが、
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それを2つ目3つ目、そして最後営業の自分が行くことによってお客さんから怒られるとか、上司から怒られるっていうのは理不尽ですよね。
僕のせいじゃないみたいなことで怒られる。これを交通事故型と言います。
先日ですね、そこまで露骨のやつではなかったんですけども、似たようなことを実際仕事で経験して、ある企業に提案をするみたいなシーンがあったんですね。
で、1回目のヒアリングに僕が行けてなくて、別の方が行ったと担当の方が。
で、その担当者と僕で、じゃあそのヒアリング内容を元に提案内容とか資料を作成して、
Aさんがヒアリングに行って、Aさんと一緒に提案内容とか資料を一緒に作成して、Aさんと一緒に僕が提案に行くってことをしたんですね。
そしたらそのお客さんがちょっと、なんか不機嫌というか、あんまりその提案が刺さってないと。
結構ね厳しめのことを言われると。なんでこんなに刺さらなかったのかなみたいなことを、結構ヒアリングの内容からすると、これが結構ベストな提案なんじゃないかなと思って、
持って行ったんだが全然刺さらないと。なんでなんだろうなと思って帰りにそのAさんと話した時に、僕の仮説を言ったんですね。
なんかヒアリングができてない、もしくはヒアリングしたことが反映されてないとかだと思うんだけどみたいな、こういうこと言ってなかったってことをAさんに言ったら、
あ、そういえばそういうこと言ってたみたいな、そういうこと言ってましたみたいなことを言われて、言っとったんかいみたいな感じがする、こっちからするとね。
だからヒアリング結果が反映されてない提案、ヒアリングとして報告を受けてないことで提案を作ってるから、本来反映させなければいけない情報が反映されていなくて、お客さんから来られたと。
この場合はAさんがずっと関わってるし、どちらかというと僕が理不尽な目にあってるんですが、そこまでね、僕がヒアリングに行きゃよかったかとかいろいろあるんで、一概には言えないんですけども、
これが仮にAさんがヒアリングして、僕が提案内容とか資料を作成して、Cさんに言ってもらうみたいなことをした時に、Cさんはたまんないですよね。
わけわかんないけど、顧客から全然いいリアクションをされないみたいな、ちょっと怒ってるみたいなことが起こる。
これはね、理不尽ですね。これを僕は交通事故型の理不尽と言っています。
二つ目、過剰要求型の理不尽。これはですね、文字通り過剰に要求をされているタイプの理不尽ですね。
例えば、クライアントが普通これ10日でやるようなことを3日でなんとかしてくださいって言われる。これ7日分の理不尽がありますよね。
例えば上司が、僕の実力はレベル23しかないのに、レベル50のことを求めてくる。
これも理不尽ですよね。レベルが全然足りてないのに、すごい高すぎることを求めてくるみたいな。
交通事故型は自分の力ではどうしようもない他者のせいで起こっているというか、ほとんど自分でどうにもできない、コントロール不可能な理不尽。
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過剰要求型の方は確かに自分が頑張っても届かないかもしれないけども、自分でなんとかするしかないタイプの理不尽ですね。
どっちも理不尽なんですが、対応方法というか対処方法ってそれぞれ異なるんじゃないかなと僕は考えています。
まず交通事故型っていうのは、僕のせいじゃないのに僕が怒られていることが起こるわけだから、
問題をやっぱり俯瞰して構造的に関係者にひらしめる必要があると。
関係者って誰かっていうと、そこの事故に関わっている全員っていうわけではなくて、誰がそれを知っていればいいかなんですよね。
例えば会社であればその流れを作っている、その構造を作っている人に言うとか、その構造を買い得る人に知ってもらう必要がある。その問題の方もそうですね。
A、B、Cときて、Dの自分がミスっているように見えて僕ばっかり怒られているが、実はこれがAで起こっていることなんだってことを知ってもらうと、
その構造を作っている人からするとその問題は起こってほしくないわけですから、そのAでその問題は起こらないようにどうするかっていう、ちゃんと課題解決に向き合ってくれるんじゃないかなと思いますね。
それをずっと自分は我慢し続けて謝り続ける、理不尽だなと思いながら謝り続けるってことには大して意味がなくて、ただただ理不尽が再生産され続けるだけなので、
僕じゃないんですとか言ってもどうしようもないですしね。ここで理不尽に耐えているというのはおそらく信頼関係を維持するみたいなところで、どう考えても自分は悪くないんだが、
信頼関係維持のために謝り続ける、耐えるみたいなことが起こるわけですよね。
でも耐え続けることに大した意味はないと思うので、大した意味はないというのは信頼関係維持以外の意味はないと思うので、それが起こらないということが一番大事だと思うので、
じゃあ何をするかというと、それが起こっている諸悪の根源みたいなものを叩いていかなければならない。ただその諸悪の根源を、諸悪の根源ですって言ったところでですね、
言い訳してるみたいになっちゃうので、適切なタイミングで適切な人に適切な伝え方をしなければいけないという感じで、かなりね、戦略的にまた時間をかけてですね、
わかってもらう必要がある。そういった対応が必要かなと思います。2つ目、過剰要求型。これはですね、まあ過剰に要求されているから理不尽だってひねくれてもいいんですけども、あんまり意味がないんですよね。
僕の考えとしては、これはね人生のある時期に経験し乗り越えた方がいいタイプの理不尽だというふうに思っています。
例えば10日でやるべきことを3日でやるって相当しんどいけど、それを乗り越えると本来10日でやるべきことが普通に5日でできるぐらいの実力がつくみたいなね。
無理せずとも5日でできるぐらいの力がついてくると。で今後3日とか言われても10日を3日にするよりも5日を3日にするみたいな感じで負荷自体が下がっていく。
自分自身が強くなるからですね。下がってくると。レベル23なのにレベル50求められて、結果レベル30にしか到達しなくて足りないよって言って、
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めっちゃ怒られると。でそんなのを1年2年3年やってるといつの間にかレベル50に到達して、
理不尽じゃなくなりますよね。レベル50を求められてもレベル50だから普通に応えられるみたいなことが起こってくると。
なので時間とともにこのタイプの理不尽っていうのは緩和されていくし、なんなら自分がレベル50に到達しているとそんな理不尽な場所にいなくても
よくなるというか別の場所でも生きていける強さが身についていると思うので、この過剰要求型の理不尽っていうのは応えて自分自身が強くなっていけば
ある種自由を獲得できるので、人生の理不尽の総量は減る。短期的には超理不尽なんだがそれを乗り越えていくと人生の全体で見た時の理不尽の総量が減っていくタイプの理不尽だと思うので
僕はこれは乗り越えていった方がいいんじゃないかなと思います。ポイントとしてはその負荷をかけてでも乗り越えたいかとか乗り越えて力がつくことなのか
みたいなことはよく考えてですね。単純にスーパードレーになっても意味がなくて、将来の理不尽の総量が減るタイプの理不尽なのかという観点が重要かなというふうに思います。
交通事故型、過剰要求型、それぞれ理不尽を見てきましたけれども、それぞれ対応できるのでただただ我慢するというのは意味がなくて
交通事故型であれば時間をかけてその構造を知らしめ緩和していくとか解消していく必要があるし
過剰要求型であれば自分自身が強くなって理不尽と感じないレベルに達していく必要があるというふうに僕は思いますね。
一番やっちゃダメなのが理不尽に対してふてくされるってやつですね。
理不尽だからその気持ちはすごいわかると。理不尽なものを理不尽だって思うからそれは理不尽じゃないですか。
だからそうやってふてくされたくなる気持ちってのはわかるんだけども、ふてくされたところでですね、一生そのようなレベルの理不尽に晒され続けると
一生ふてくされ続けることになってしまうからこれはねやっぱり根性論ではなくて現実的に理不尽の総量を人生の中で減らしていくためには対処しなければいけないと
ただただふてくされても地獄が続くだけなのでしっかりね交通事故型なのかそれとも過剰要求型なのかを見極めて適切に対処していくということがとても重要なのかなというふうに僕は思っています。
本日は以上です。またお会いしましょう。さようなら。
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