今回も、ジェネシア・ベンチャーズ Country Director of India 相良俊輔さんをお迎えしてお話を伺いました。(聞き手:Investment Manager 水谷 航己)
▼ トークテーマ
・ベストセラーではなくロングセラーを志向する投資家のスタンス
・インド市場の成長余地
・日本発アウトサイダーの勝機
▼出演
・ジェネシア・ベンチャーズ Country Director of India 相良俊輔
・ジェネシア・ベンチャーズ Investment Manager 水谷 航己
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感想
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サマリー
今回のエピソードでは、ジェネシア・ベンチャーズの相良俊輔氏が、インド市場におけるVCとしての独自の投資戦略と実践論について語ります。相良氏は、競争の激しいインド市場で「リード投資家」に固執せず、ユニークなポジションを築くために、日系VCとしての強みを活かし、ファウンダーとの深い人間関係や長期的な視点を重視するアプローチを取っています。単なるベストセラーではなくロングセラーを目指す投資家のスタンスや、企業家との思想的な共感を大切にする姿勢が、インドのスタートアップエコシステムにおいて差別化要因となっていると説明します。 番組では、インドで成長している具体的な投資先として、野菜・フルーツのeコマースを展開する「ハンドピクト」や、ユース年代のスポーツ教室をD2Cとロールアップで展開する「スポーツフォーライフ」を紹介。特に「ハンドピクト」は、サプライチェーンの課題や、質が高く新鮮な食品への消費者のニーズに応えるビジネスモデルが注目されています。「スポーツフォーライフ」は、クリケット以外のスポーツへの関心の高まりと、子供の非認知能力育成や国際的な進路を見据えた教育投資という側面から、VCとして魅力的な事業だと解説しています。 さらに、相良氏は日本から来たアウトサイダーとして、インドの既存のエコシステムにはない、新たな価値を創造できる領域に注目しています。具体的には、日本の製造業の知見を活かしたAIロボット化(フィジカルAI)や、平均年齢が若いインドにおいて、将来的に高齢化が進む可能性を見据えたシニア向けサービス(高級老人ホームなど)といった、まだインド国内のVCがあまり着目していない分野での先行者利益を狙う戦略を語ります。自身の役割を「大きな川のメインストリームではなく、流れの速いアリュー(支流)を攻める」ことと定義し、日本とインドの強みを結びつけたユニークな事業開発に挑戦していく意欲を示しています。