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  2. Repeat Rhyme × IVS VC進化論 ..
2024-09-22 1:01:13

Repeat Rhyme × IVS VC進化論 ~ベンチャーキャピタルの未来と展望~

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■IVS2024 KYOTO/IVS Crypto2024 KYOTOについて
2024年7月4日から6日まで、伝統と革新が融合する京都で、IVS2024 KYOTOとIVS Crypto 2024 KYOTOを同時開催します。

IVS2024 KYOTOは、起業家、投資家、事業家、技術者、研究者、そしてスタートアップやオープンイノベーションに関心を持つすべての人々を対象としたカンファレンスです。資金調達や事業成長の機会を求める経営者や投資家、新しい事業アイデアに興味がある人々にとって、新しい未来を築くための貴重な機会を提供します。

IVS Crypto 2024 KYOTOは、クリプトとブロックチェーンに特化したカンファレンスです。この分野のパイオニアたちが、デジタル経済の進化とWeb3の可能性について深く掘り下げます。両カンファレンスは同じ場所で開催され、参加者は自由にどちらのイベントにも参加できます。


名称:IVS2024 KYOTO / IVS Crypto 2024 KYOTO
主催:IVS KYOTO実行委員会(Headline Japan/京都府/京都市)
日時:2024年7月4日(木)~7月6日(土)
会場:京都パルスプラザ他  

・チケットページ:https://www.ivs.events/tickets2024
・HP:https://www.ivs.events/
・X(Twitter):https://twitter.com/IVS_Official

#IVS #IVS2024 #スタートアップ #起業 #経営 #ビジネス

サマリー

このエピソードでは、ベンチャーキャピタルの進化や未来について語られ、特にVCと起業家の関係やプラットフォーム戦略の変遷が取り上げられています。また、特化型ファンドやマーケティング手法のコモディティ化についての議論も行われています。さらに、グローバルな展開の利点や難しさ、アーリーステージとグロースステージにおけるリスクの違いについても詳しく考察されています。特に、グロースファンドやアーリーステージの投資戦略、日本におけるベンチャースタジオモデルの可能性に焦点が当てられています。アメリカや欧州のエコシステムと日本の状況の違い、スカウトプログラムの重要性についても議論されています。ベンチャーキャピタルの未来に関する議論が進展し、スカウトプログラムの変化や投資モデルの進化について考察が行われています。アメリカのVC環境と日本における投資機会についても触れられています。また、このエピソードでは、コントラリアンな投資戦略やプラットフォーム化の課題、経営と投資の役割分担が焦点になっています。業界の未来や拡大の可能性についての討論が進み、投資家と企業家の強みを活かした戦略の必要性が考察されています。プラットフォームチームの役割とリターンへの影響についても議論が行われています。最後に、投資家としての哲学やアウトプットの重要性についても考察が紹介されています。

ベンチャーキャピタルの進化
みなさん、こんにちは。オフトピックの宮崎哲郎です。 DCMの原です。 DCPのエムレです。
ありがとうございます。 われわれ3人で、Repeat RhymeというVC向け、アメリカのVC市場についてのポッドキャストを運営しています。
それ以外にお二人は、VCで実際働いているので、そこの実際の裏方の話をしながら、
すごいニッチなVC市場について、いろいろ深掘りしている番組となっています。
今回に関しては、Repeat Rhyme × IVS VC進化論 、ベンチャーキャピタルの未来と展望というセッションで行いたいと思います。
まず、Repeat Rhymeを聞いてくれている方、ありがとうございます。
今回は、公開収録ではなくて、ここでしか聞けないセッションとしてやっていくので、
早速始めたいと思うんですけど、VC進化論というところなので、VCがどういうふうに今まで進化して、これからどうなっていくかみたいな話をしていきたいと思うんですけど、
今までですと、もう少し投資家が強い時代から、もう少しファウンダーフレンドリーという言葉自体が正しいのかというところもあるんですけど、
実際、保有する株式割合が落ちたりしていたと思うんですけど、そのトレンド自体はずっと続いているという認識で大丈夫ですよね。
VCと起業家の関係って一定のサイクルがあって、お金がいっぱいあるときは起業家がフレンドリーになって、お金がVC側にない、ファンドレイズをするのが大変なときはVCが厳しくなって、一定のサイクルがあるんだけど、
ベンチャーキャピタルインダストリーというのは50年前くらいからあって、ちなみにこれ聞こえてますかね?
自分の声も聞こえないんですけど、大丈夫なのかな?
聞こえてる方、手を挙げてもらっていいですか?
こっちが聞こえてないのか?
こっちが聞こえないね。
すみません、何にも聞こえないですよね。
サイクルがありながら、50年前のVCって、大体、もう投資しますって言ったら、本当に50%くださいみたいな感じだったのが、だんだん15%とか10%になってきたりするので、
大きな流れは変わらないけど、一定のサイクルはあるっていうのが特徴なのかなって思うんですよ。
ここ15年、20年くらい落ち着いたっていう感じですよね。
プラットフォーム戦略の変遷
例えば30%以上取ることはあまりないんですけど、20%とかっていうのは全然あるっていうところですよね。
聞こえてないんで全く同じこと言うかもしれないんですけど、長い目で見ると、VCはコモディティ化との戦いをずっとやってるなと思っていて、
70年代くらいにアメリカで始まった時は、そもそもこのリスクキャピタルってもの自体がなかなかない時代なので、
投資家側が厳しいタームを入れたりだとか、そもそもこのスタートアップエコシステムというもの自体があまり発達してないから、
どうやったらスタートアップを大きくしたらいいかもわからないみたいな中で、ベストプラクティスとかノウハウとかを持っているVCが割と指導するみたいな感じで入っていってたと思うんですけど、
そこから50年経って圧倒的にそこが変わってきていると思っていて、リスクマネー自体は完全にコモディティですと、
お金自体はあっちこっちあるし、多分経済全体に占めるスタートアップ投資比率とかっていうのもすごい増えてきていますみたいな中で、
じゃあそのVCとしてどうやって差別化していくのみたいなのが、過去多分ドットコンバブル、特にはじけてから20年くらいすごく起きていることかなと思ってまして、
まず最初はそこって投資できる金額を増やしていくみたいな感じで、ファンドの規模が大きくなったり、グロースキャピタルみたいなのが出てきたり、
あとアンドリー・センが始めたようなプラットフォームチームみたいなのが出てきたり、最近の多分これから触れるかもしれないですけど、
それすらもうみんなコモディティになってきているんで、じゃあ次はなんだ、次はなんだみたいな感じで、
多分今後も今割と最先端と言われているものが数年後には多分コモディティになっているんだろうなみたいな、ずっとそのコモディティ化との戦いをやっている感じがします。
これって一部のマーケティングの一種と近しいものだと思ってまして、マーケティングって大体誰かがやるとみんなコピーし出すので、
それでコモディティ化して次のステップに行くっていう、その続きがあるかなと思うんですけど、
じゃあ今日に関してはプラットフォーム化とかグローバライズとか、いろんなパターンで、
あとメディアファンドとかいろんなパターンの、よく言われる次世代VCみたいなパターンがあると思うんですけど、
じゃあどこから行きましょうか、プラットフォームからいっちゃいますか。
じゃあプラットフォームに関しては、ファーストラウンド、キャピタルとかアンドリュース・ホロウィッツが割と普及させた手法ではあるんですけど、
より大きなチームを抱えてベンチャーキャピタリストだけではなく、採用でしたりマーケティングでしたり、
いろんな面で投資先に対してバリュー提供をするという、そういう体で一応チームを組んでいるVCさんが増えていますと。
一応このプラクティス自体はここ10年間でかなり増えましたと。
その中で今後のことを考えますと、そのプラットフォームのサイズってどんどん大きくなるのか、
それとも同じぐらいになるのか、それとも縮小するのかというと、どんな感じでこれから変わってくると思います。
僕は各ファンドのメニューがより厳選化されていくって感じだと思っていて、
実はアメリカでプラットフォームチームサミットっていうのがあって、こういうカンファレンスのプラットフォームチーム向け版、
プラットフォームチームって今鉄郎さんが言ってたみたいなVC組織に所属していて、
投資ではなくて投資先の支援をする人材採用とかビジネスディベロッパーとかマーケティングとか、
このファンクションプラットフォームチームって呼ぶんですけど、
そういう人たちを集めたカンファレンスってのがあるんですね。
僕5年ぐらい前に初めて行ったときはニューヨークで100人150人ぐらいしか来てなかったんだけど、
1、2ヶ月前に行ったときは800人とか1000人ぐらい来てるぐらい、それだけたくさんプラットフォームチームの人たちがいますと。
なんだけど彼らと話してると、各ファンドやっぱり自分たちが強みとするものをより専用化させていこうっていうのがあって、
人材とか例えばあると、スタートアップからすると何社かから投資を受けていて、
全員人材採用を手伝いますみたいなよりも、
うちは人材採用をやらないけどマーケティングを手伝いますとか、ビジネスディベロップを手伝いますとか、
いろんなファンクションを持っているVCに投資してほしいって思うはずなので、
そういう意味ではVCは自分たちのファンドはタレントに特化するとか、
マーケティングに特化するとか、
そういう特化型プラットフォームチームみたいなものになっていくのかなとは思っています。
それこそ最近ですと、もしかしてAIファンドみたいなのが出てきた中だと、
実際GPUをVC側が自らかき集めて、
そのクラスターをスタートアップに提供するみたいな、
そこもスペシャライズしたファンドっていうのも出てきてますよね。
それですごい面白いファンドにこの前出会って、
マーケティングとコモディティ化
トロントにあるラディカルベンチャーズっていう名前のAI特化型ファンドなんですけど、
これまだできて5年ぐらいなんですけど、
AI領域だとかなり名前が知られている、
トップティアな会社にもすごい投資しているようなファンドで、
ここはジェフリーヒントンとかディープラーニングの父と言われた人をアドバイザーとして迎えられたりだとか、
あとAI研究者がいっぱいパートナーとして所属しています。
ここのプラットフォームチームの一つの支援が、
今鉄郎さん言ったみたいな、
GPUを使わせてあげるみたいな、
これはAWSとかGoogleクラウドプラットフォームとかAzureとかそういうところと提携して、
自分たちの投資先には優先的に、しかも安くそこのアクセスを提供するとか、
そういうそこに特化したファンドみたいなのが出てきてますね。
そこは結構伸びているらしい。
一方で、そもそもプラットフォームチームが本当に役に立つのかっていう議論も結構出たりすると思うんですけど、
そこら辺についてはどうなんですかね。
そうですね、僕とエメル君は多分違うスタイルで、
VCって大きく二つのスタイルに分けることができて、
一つはプラットフォームって言って人数を増やして、
マーケティングやります、採用やります、こんなことできますって言って、
何十人とチームを膨らませていくっていうスタイル。
もう一個の伝統的なスタイルっていうのは、
多分僕らはそういうスタイルで、
うちは例えば日本チームは3人で採用したいんですけど、
今のところ3人で、4人とか5人とかで、要は少数制のスタイル。
前者のプラットフォームはさっき言ったAndreessenみたいな人たちで、
後者の伝統的なスタイルはベンチマークとか、
ベンチマークってUberにも投資してたしSnapにも投資してるところで、
彼らは5人だけみたいな。
どっちも正しいんだと思うんですよね。
どっちも正しいけど、
どっちを選ぶかは自分たちの哲学とスタイル次第で、
ただ一つ、さっきサイクロの話しましたけど、
金融とかっていうのはどうしてもマクロのサイクルに影響を受けるので、
このプラットフォームの流行りっていうのもサイクルによって変わると。
だから僕らみたいなVCがファンドレイズしやすくなったら、
要はファンドサイズが上がりますと。
ファンドサイズが上がるから、
マネジメントフィーっていうポーションが増えるから、
人がいっぱい採用できるようになるし、
いっぱいVCも増えてきて、
差別化難しい、やばいみたいな。
あそこマーケティングチーム作った、うちも作ろうとか、
あそこ採用のスペシャリスト雇ったから、うちも雇おうって言って、
プラットフォームの人は増えるんですよ。
で、いい時に。
ただこのサイクルは絶対こうなるんで、
その時にはファンドが小さくなったりすると、
じゃあ人を雇えないって言っていなくなるし、
そういうプラットフォームの流行りっていうのは、
むしろVCのサイクルの中で一番顕著に現れるんだと思うんですよね。
ファンドサイズに応じて。
VCのマクロのサイクルっていうことは、
VCの競争環境にも関わるっていうことですね。
で、プラットフォームって、
マーケティングのメッセージが極めて強くて、
やっぱり言いやすいじゃないですか。
うちこんなのやってますよみたいな。
僕らはこういうことに強みがあって、
あなたに最高の投資パートナーになりますって、
いまいちよくわからないけど、
何やってますはもうウェブサイトでわかるみたいな。
っていうのがあるんで、
プラットフォームにお金があるときは流れがちっていうのもあると思うんですよね。
その中で多分一つ代表的な、
プラットフォームのもっと特殊版っていうと、
メディアに特化した、
メディアからスタートしたようなファンドですよね。
なんで、20VCのハリー・ステビングさんとかが、
これを多分すごい普及させたモデルだと思うんですけど、
ポッドキャストとVCの関係
ポッドキャストでしたり、ブログでしたり、ニュースレターでしたり、
いろんな形でアテンションを集められる。
特に例えばスタートアップ向けとかVC向けにサービス提供したいスタートアップですと、
そこのディストリビューションプラットフォームを活用できたら非常に便利だみたいな話があって、
そこで彼らがポッドキャストをやりながらVCをやると。
ただそこのメリットとデメリットってあると思っていて、
メリットですとそこのディストリビューションを持っているので、
それは多分他のVCがなかなか持てないものと。
ただデメリットとしては、そもそもポッドキャストもやらないといけないので、
むしろそっちがメインだったりすると、リードとかそっち系のファンドの運営が結構厳しくなったり、
場合によってはそこにそこまで集中できないという課題も生まれるのかなというふうに思いますよね。
そうですね、そういう課題も生まれると思うし、
あと2と追うものは1とも得ずの可能性もあると思っていて、
それこそせっかくポッドキャストとかで、ブログでも何でもいいんだけど、
いいコンテンツを作っていたけど、やっぱりそれを投資に使いたいとなると、
じゃあ投資先のことを紹介しなければいけないとか、
必ずしもクオリティの高いコンテンツじゃないベクトルも入ってくるから、
その両立は難しそうだなと思って見てて思います。
やっぱりハリーとかも最近ファンド結構大きくやってるじゃないですか。
やっぱりそうすると彼が取り上げる起業家とかもきっと投資先とか増えてくるだろうし、
競合とか多分やりづらくなるだろうし、
その辺どうやって両立するのかなというのは興味深く見てます。
グローバライズの動向
なんかVCって、ここにも進化論って書いてあるけど、進化したがりがちなんですよ。
別に全てのプロフェッションって進化しないかもしれないし、
伝統的なスタイルが正しいかもしれないし、
投資って特殊で意思決定の仕方が事業会社だとかスタートアップをやってるオペレーションとはだいぶ違うんだと思うんですよね。
毎日何かしなくてもいいからっていう意味で。
ただそういうプラットフォームをやったりとかメディアをやったりすると、
どうしてもKPIを追いたくなるし、これだけビュー取れたな今週はみたいなっていうのがあるから、
思考回路としての両立がすごく難しいんだろうなって思う。
なんか進化したくなるはその通りで、
それは多分競争環境にさらされて差別化していかなきゃいけないから。
一方でコアなモデル自体は全然進化してないなっていうのもあるじゃないですか。
70年代から基本的には10年ファンドで、
あと220って言われるマネフィーニパーキャリー20パーっていうモデルも変わってないし、
結構これは自分でもやってて不思議というか、
なんでこの投資対象とか金額とかいろんなものが変わってるのに、
このモデルは変わらないのかなっていう。
その辺って変わってきた新しいタイプのモデルとかって出てきてるんですか?
そんなに正直出てなくて、
唯一言うともう少しインキュベーション型とかベンチャースタジオモデルとか、
いわゆるVC自らが企業に入って、
そうするとより高いパーセンテージを取れたりとか、
でもVCの終わりのビジネスモデル自体は基本的に変わってないですし、
そもそもキャリーっていう言葉自体も鯨を狩りに行く時からあったものだったので、
19世紀とかですよね。
19世紀とかからあるので、
そこはもう数十年どころか数百年変わってないっていうところですよね。
一方でいろんな形でVCたちは新しい領域に入ろうとしてたりする中で、
一つオプションとして必ず出てくるのが海外展開ですよね。
それこそ日本ですとアメリカ、
日本ですと東南アジアとかもありますし、
最近ですとアメリカのジェネラルキャリストがインドのVCを合併して、
事実上買収ですよね。
彼らがそこでインド展開をより強化するみたいな、
そういうグローバライズする動きって今後どんどん増えていくのか、
それとも、そもそもDCM Venturesも3拠点でやってるわけなので、
それの大変さとか苦労する部分ってめちゃくちゃあると思うんですけど、
でも逆にすごいベネフィットするところもあったりすると思うので、
そこのプロコンとかって何か説明とかできますかね。
僕らはDCM Venturesっていうのはシリコンバレーのメンローパークっていうところに拠点があって、
メンローパークっていうのは本当に伝統的なVCがみんな集まってるちっちゃい街で、
サンドヒルロードっていう道があるんですけど、
そこがいわばVCのウォールストリートみたいな感じで、
セコイアがあってアンドリッセンがあって、ちょっと向かい合ってるんですけど、
それでクライナーがあって、グレイロックがあって、
うちがあって、30社くらい同じ道にあるんですよ。
そこに僕らの拠点があって、中国の北京にオフィスがあって、東京にオフィスがあるっていう中で、
グローバルにやることの良さからスタートすると、
やっぱり他の国でどういうことが流行ってるとか、こういうモデルがあるんだっていうのはわかるから、
これ日本でできるねっていうのは正直ある。
例えば僕らのケースだと、リンクエルっていう遠隔診療で、
クリニックフォアっていうのを運営してるんですけど、
ピル売ったりとか、AGAの薬売ったりしてる会社、間接的に。
そこは僕らがアメリカでヒムズっていう会社に投資をしてて、
あれ、これ一緒じゃないんだみたいな。
日本でもみんなそういうふうにやっぱりハゲたくないとか思うし、痩せたいって思うし、
そういうクリニックで待ちたくないっていう人間の基本的なデマンドとしては一緒だから、
じゃあ日本でもいけるねっていうヒントはいっぱい転がってるっていうのが良さの一つで。
難しさっていうのがすごくいっぱいあるんですよ。
難しさはわからない。他の国のことは極論。絶対にわからないと思うんですよね。
例えば僕ら日本にいて、日本のファウンダーと会ったら、
この人新卒リクルートなんだみたいな。わかるじゃないですか。
新卒中国企業言われても、つまりどういう人なんだろうとか、
なんでその人の人となりを理解するのに、2ステップ3ステップ必要になるんですよね、
企業家の理解も。言葉ももちろん英語で通じるとしても、やっぱり微妙なニュアンスとかっていうのは
本当に僕ら人を見る仕事なんで、難易度は明らかに高い。
僕らは同様に、このモデルいけるよねっていうのって、
そこで暮らしたことがあって、
たぶんここでもグローバルにいろいろビジネスやってる人見てると思いますけど、
そこのユーザーにならないと、微妙な違いってわかんないんですよ。
ていうことでグローバルに、僕らグローバルに投資してるんだけど、チームとしては。
中国の投資は中国人だけしか見ない。
日本の投資は日本人だけしか見ない。
アメリカはアメリカだけしか見ない。
なぜならばわからないと思ってるから、僕らは。
だから困っていうか難しさなんだと思う。
それこそGCPとかもそこのグローバル化っていうオプションってずっとあったと思うんですけど、
そこまで踏んでない理由ってあるんですか?
理由は二つあって、
一つはアーリーステージはローカルビジネスだと思ってるので、
僕らが海外に行って本当にそこで頑張ってやろうと思うと、
たぶん10年とかかけて根を張っていかなきゃいけないと思うし、
たぶんローカルのチームも採用していかなきゃいけないだろうし、
すごい複雑性が増すなっていうのが一つと、
もう一個が純粋な思いみたいな部分で、
やっぱり日本人として日本のエコシステムに投資をして、
日本からイケてる会社を出していきたいっていう、
そういう思いから来てるとこですね。
だけどなんかそれこそ去年とか結構あちこち行ってて、
ヨーロッパ面白いなと思ったんですよ。
ヨーロッパは基本アーリーステージはローカルVCが強い。
北の方にはクレアンダムっていうのがあったりとか、
あとはイギリスにはアトミコとか、
元ベンチマークの今ボルダートンとか、
フランスとかドイツにもローカルの人たちがいるんですけど、
やっぱりミドルレーターステージになってくると、
グローバルファンドみたいなのが入ってくるっていうのがあって、
もしかしたら日本とかも将来そうなっていく可能性あるかもなと。
日本って今までってある意味アーリーステージしかなかったんで、
だからローカルの人たちは強かったんだけど、
多分今後、それこそこの前のスマートHRみたいに200億調達しますとか、
そういうのが出てくると、
グローバルの投資家がそのレイヤーから入ってくるっていうのはあるかもしれないなと思うから、
そこの住み分け、アーリーとグロースの、
アーリーはローカル、グロースはグローバルみたいな、
そういう風になっていくのかなと思ってます。
アーリーステージとグロースステージのリスク
やっぱりアーリーステージとグロースステージの大きな違いって、
よくみんなシードシリーズA、シリーズB、シリーズCとか聞くと思うんですけど、
何なのその違いっていうのって、
簡単に言うと、リスクの種類が違うんだと思うんですよね。
シードってファウンダーしかいないから、
このファウンダーって本当に類稀な人なんだろうかっていう、
ファウンダーに対するリスクが一番劣ってる。
シリーズA、その手前っていうのは、
この人たち本当にプロダクト作れるのかなとか、
今この人たちが作ろうとしているプロダクトって、
世間で認められるのかなっていうのをプロダクトを出す前に、
プロダクトリスクを取ってると。
で、プロダクトが売れるって分かったら、
でもちょっと待てよと。
このプロダクト売れ始めたけど、
そんなに効率的にマーケティングセールスできるのかなって、
セールス&マーケティングリスクを取ってるっていう、
段々とステージの取ってるリスクが変わるんですよ。
で、グロースのリスクになってくると、
やっぱ定量的にある程度判断ができるから、
外国、外国というかそこのローカルの微妙な、
どう使ってるか分かんないし、
なんか知んないけどめちゃくちゃ数字いいねでも、
多少は成立する。
で、僕らアーリーステージのベンチャーキャピタルが取ってる、
ファウンダーリスクとか、
このプロダクト出してないけど、
これ出したらすごいことになるんじゃないのっていうリスクは、
やっぱローカルに相当住んでて、
そのローカルで自分がユーザーであって、
カスタマーじゃないと取りづらいリスクなんだろうなって思うんですよね。
なんか、
それに加えてさらに言うと、
グロースステージはローカルビジネスに逆になり得ないかなとも思ってて、
そのグロースイコールグローバルにやらなきゃいけないみたいな、
なぜかというと、
グロースファンドの特徴
グロースファンの人たちってまずファンド規模が、
基本小さくても1ビリオンだと思うし、
大きいところで20ビリオンとか、
2兆円、今3兆円か、
とか運用してる人たちで、
一つのチケットサイズが小さくて100ミリオンだけど、
できれば300とか500入れたいですみたいな、
っていう人たちが特定のマーケットだけにフォーカスすると、
そこだけしかオポチュニティ確保できなくて、
それでもそうではなくて、
グローバルのどこの市場でもイケてる会社があれば、
それぐらい投資していきたいっていう風になるかなと。
結構アメリカベースのグロースファンドが多いんだけど、
でも実際は彼らもアメリカだけじゃなくて、
ヨーロッパとか、
ちょっと前まで東南アジアとか日本とか含めて、
グローバルで見てるなっていう。
あと、アーリーステージとグロースのもう一つの大きな特徴って、
グロースステージの投資っていうのは、
極めてマクロの影響を受ける。
なぜ受けるかっていうと2つ違いがあって、
一つは、僕らアーリーステージは今投資しましたって言って、
エグジットまで10年先なんで、
はっきり言ってそのマクロの影響っていうのは、
多少のエントリーバリーはもちろん変わるんだけど、
そこは警備なんですよね。
それよりも出口がどうなってるかっていう方が重要だけど、
誰にも分からない。
でもグロースの人っていうのは、
じゃあ今投資して2,3年後に投資をすると。
かつ数字も出てるから、
バリエーションを決めるときに金利も重要になる。
で、今日本は金利が安くて、
その日米の金利差があるから、
こんなにいっぱいグローバルでお金が来てたりとか、
中国がダメだよねって言って、
日本にお金が来てたりとか、
そういう傾向っていうのは、
アーリーステージにはないから、
やっぱグロースをやるんだったら、
そのマクロの状況に応じて、
やばい、今ちょっと日本って金利上がってきたから、
ちょっと難しくなったから、
じゃあこっちやろうとか、
そういう風に移動しやすいお金が多いんだと思うし、
確かに一カ国でやるのは、
そういうマクロのリスクを取りすぎるって意味でも、
良くないのかもしれない。
日本におけるベンチャースタジオモデル
アーリーステージのローカルに根付くっていうところを言いますと、
アメリカでさえ、
アメリカっていう国が結構間違ったりするので、
ニューヨークのエコシステムと、
マイアミのエコシステムと、
シルコンバレーのエコシステムと、
例えばLAとか、
LAの中でもエルセグンドのものとか、
ベニスとかそっち側のものとか、
あとユタとか、
各ローカルのプレイヤーがいて、
そこに特に本当の初期に入ってくる、
エンジェル投資家とか、
本当に初期に入るローカルVCっていうのは、
各地域でいますもんね。
最近LAの特集してなかったっけ?
LAのエルセグンドっていう、
LAって結構エンタメとか、
ハリウッドとかで有名だと思うんですけど、
そういうエンタメとかC向けのスタートアップ以外に、
結構最近ですと、
ハードウェアかけるソフトウェアの組み合わせとか、
あと防衛テックとか、
そっち系のスタートアップがめちゃくちゃ増えていて、
それは元々、
そこにそういう工場とかがいっぱいあったからで、
そこの設備が整っているっていうところで、
そこにスペースXとか、
元々そこに本社置いてたりするので、
そこにめちゃくちゃ新しいスタートアップが生まれているっていうところですね。
グローバル化もサイクルの一つで、
今はさっきも言った通りで、
お金がいっぱい余っていて、
アメリカで金利が高くて、
ちょっとVCに投資するのって微妙だよね、
中国怖いよねって言って、
日本にいっぱいグローバルの波が来てるわけだから、
やっぱりこれもサイクルで、
いつか戻るだろうっていう、
多分金融の世界において、
何もかもがそういう何かしらのサイクルに乗っていて、
いつかは戻るかもしれないっていうのは、
多分頭に入れといた方がいいと思うんですよね。
一気に消えるかもしれないっていう、例えば。
そういう意味ですと、
トラディショナルな、
いわゆるずっと同じファンドサイズとかでキープしているベンチマークとか、
UN Square Venturesって、
一見進化していないように見えるんですけど、
今の流れからするとめちゃくちゃ変わってるので、
ある意味進化してるっていうことかもしれないですよね。
あとはベンチマークも、
かつてはイスラエルをやっていて、
ヨーロッパをやっていて、
失敗して、やっぱりローカルに、
ベンチマークはさっき言った、
アーリーステージなんで、
アーリーステージはやっぱりグローバル化っていうのは向かないっていうのが特徴としてあるから、
彼らはそれを学んだ結果、
今のモデルになって、
ずっとファンドサイズも一定でやってると。
USBとかもそうだし。
あとは、
さっき挙げたベンチャースタジオモデルとか、
サッターヒルとかが一番有名で、
それこそスライブキャピタルとか、
グレーロックとか、
あと最近ですと、
ファウンダーズファンドのメンバーとかも、
自社で会社を立ち上げる、
VC自身が最初の立ち上げの部分をやって、
CEOを採用して、
そこでさらに伸ばすって。
スノーフレイクとかがめちゃくちゃ有名な事例ですけど、
そういうモデルって、
そもそも日本で起きるのか、
それとも、
ある程度オペレーターみたいなVCが
結構必要になってくるので、
まだちょっとそのフェーズに入ってないのかというと、
どうなんですかね。
でも今、
哲郎さんが言った通りだと思ってて、
基本やっぱり、
それって元々ファウンダーですとか、
っていう人がやってるケースが多いと思うんで、
日本でもベンチャースタジオモデルを
やるのであれば、
VCの顔ぶれというか、
中のメンバーは結構変わっていくのかな、
っていうのが一つ。
もう一個は、見てると、
どうなんだろう、USのVCとかの方が
兼業を含めて自由にやってる感じがして、
確かに。
クラフトベンチャーズのデイビッド・サックスとかも、
ファンドのGPをやりつつ、
すごいポートキャストをやったりとか、
自分で会社も
いくつかやってますよね。
プロダクトを作って、
そこもちゃんとルールをつけてるので、
インキュベーションしたものは、
クラフトが最初に投資権利を持ってるとか、
そういうのはあるんですけど。
あれを日本でやろうと思うと、
LPからの反対は
ありそうだなという気がしていて、
専業してくれみたいな、
兼業に対する、
やっぱり、
フィデューシャリー留守に反してるんじゃないのとか、
その時間を100%投資業に
使ってほしいみたいなのはある気がするんで、
そこの理解を得られるかっていう
ハードルが地味にありそうな気がする。
そこって逆に今後変わらないんですかね。
多分それで成功し始めたらいいと思うんですよ。
それで最初はちょっとだけ枠作ってもらって、
それで自分たちベンチャースタジオやってみて、
じゃあそれうまくいきましたねと。
ってなってくると、
これが自分たちの一つの競争優先になるんで、
徐々にできると思うんだけど、
いきなりドーンと出かけやるのは
あんまりイメージわからない。
結構やっぱり違うスキルセットが
必要になってくるので、
しかもそれを両立できるのかとか、
そこら辺もいろいろ課題っていうのは
絶対出てくるっていうところですね。
あとはアメリカでよく見かけて、
日本でそこまで見かけないなって思うのは
スカウトプログラムですね。
スカウトプログラムの重要性
これって理論上
日本でもできるかなと思うんですけど、
そもそもスカウトプログラムは
多分説明をちょっとしないといけないと思うので、
スカウトプログラムっていうのは
よくVCが投資家に投資するために
ソーシング、いわゆる
見つけないといけないんですけど、
その見つけ方っていうのは
すごい皆さん苦戦しているので、
よくあるパターンですと、
器用化の卵は
いい器用化の周りに集まるっていう
理論の下、
その器用化に
投資の枠を与えて、
例えばこのあるファンドが
ある器用化に
5000万円とか1億の枠を与えますと、
それで基本的に
自由に投資できますと、
ある一定の条件に置けば、
そこで彼らが
見つけたものに関しては、
後々
大型のファンドからも
追加出資みたいなことができるんですけど、
基本的にそこで
種まきができるような状況を
作っているのが
多くのUSのVCで、
セコイヤとかが一番最初に
作ったもので、
ジェイソン・カラカニスさんとかが
最初のスカウトとして
動いていたと思うんですけど、
日本だとそこまで見かけない
気がするんですけど、
特定の理由とかあるんですかね。
むしろアメリカで必要な理由っていうのがあって、
日本ってコミュニティ狭いんだと思うんですよ。
結構簡単にみんな
知り合える。
一方でアメリカはさっき言ったみたいに、
SFベイエリアがあって、
LAがあって、ニューヨークがあって、
大学もいろんなところに優秀な大学がいっぱいあるから、
どこで
優秀な企業が隠れているかがわからない。
どこにいるかがわからないっていうのは
大変なんですよね。一方で日本って
正直言うとかなり集中してるんですよ。
特定の都市に。だから
スカウトプログラムが
なぜかじゃないな、とにかく
USで必要ってことなんだと思うんですよね。
あとは若い。大学生とかは
スカウトじゃないとなかなか
わかんないから、スカウトっていうVCに
雇われたパートタイム
企業家紹介ストみたいな人。
で、大学の先生とかも
いるんですよね。
自分の研究の周りで優秀な学生が
企業するよって言ったら、じゃあ
セコイアに紹介するよって言って、セコイアからちょっともらうみたいな。
だからそういうスカウトとしてね。
スカウトとしてはキャリーをもらえるような
制度になって、あと
自分のお金を使わなくても投資ができる。
みたいな、いわゆる
スカウトプログラムの可能性
演じる投資だと
自分のお金が必要なので、
それが必要なくできるっていうところですね。
ある意味ちょっと松尾健モデル
に近いんじゃないですかね。
そうですね。
アメリカの方がニーズが高いのは
今原健が言った理由だと思います。
なんか一方
思うのは、日本でも
成り立ち得るんじゃないかなってのはちょっと思ってて
スカウトに
一番向いてる人って
現役で
スタートアップをやっていて
ネットワークをすごく持っているが
演じる投資するほどのキャッシュがない
っていう人が一番向いてると思うんですよね。
演じる投資するキャッシュがあれば
わざわざそういうスカウトプログラムとか入らずに
自分のお金をやった方が早いんで
そうやると思うんですけど
日本ってその割合が比較的
大きいんじゃないかなと思ってて
やっぱりMAが少なくて
成功してもIPOになりますと。
IPOになると
なかなか現金化ができないので
演じる投資をする
現金に限界がある
けどいろんな
後輩からお話聞かせてください、相談させてください
って来るっていう中においては
もしかしたら日本でも
そういうニーズってあるかもしれないなと
一回成功した企業家で
いろんな人から相談を受けるけど
必ずしもすごいキャッシュがあるわけじゃないっていう
人と組むのはありえるかもとは思ってます。
あとスカウト側の
ベネフィットとしては
特に有名なVCが
スカウトプログラムやってるので
自分が
セコイアのスカウトファンドだって言うと
セコイアっていう名前がつくので
それはそれで
一個のシグナリングになるっていうところでもありますよね。
一方で結構話を聞いてると
セコイアのスカウトの人が聞く
とかセコイア側の人に
聞いたりすると
ものすごい数が来るらしくて
一回見せてもらったんですけど
パートナーの人に
スカウトから案件が上がってくる
スレッドみたいなのがあるらしいんだけど
普通に何百とか来るみたいな
だからあんまり見れないみたいな
そういうレベルで
ある意味発達してる
逆に
実態を見てみたいですよね
結果としてどこまで実際パフォーマンスとか
どこまで実際繋がってるのかっていうところは
むしろ全然繋がってないんじゃないか
っていう説はありますからね
これも
ちょっと一種の
プラットフォーム化みたいなものとして
捉える人たちもいますよね
プラットフォーム化っていうのは
要は投資以外のことを始める
っていうことだと思うんで
スカウトっていうのもやると結局
ソーシングビジネスをアウトソースするっていう
新しいことをやるだし
それも一つだと思うプラットフォーム化って意味で
VCの仕事って
4段階に分けることができて
ソーシングでピッキング
その中でどの会社に投資をするか選ぶと
ディールを勝ち取る
あとは会社を
大きくさせるって中で
ソーシングがとにかく難しいならスカウトはありなんだと思います
じゃあどこに
ペインポイントがあるかによって
そこに対してのプラットフォーム化とかをするっていう
ことはありっていうところですね
そういう意味ですと
スカウトプログラムって結構
10年以上アメリカでは
やってると思うんですけど
それの若干進化版っていうのは
最近出てきてるかなと思っていて
これがハリー・ステビングさんとかが
作った
ミニファンドみたいな
ものだと思うんですけど
特定の分野、例えばセールスのエキスパートとか
グロースのエキスパートを
何人かオペレーターを集めて
彼らは一応フルタイムで
自分たちのスタートアップをやりながら
パートタイムでファンドを運営できる
そこの運営周りとか
20VCとかが手伝ったりとかして
そこでグループで
スモールチェックを
出資できるっていうところ
こういう仕組み自体は
さっきも話したように
リードとかには全然向いてないと思うんですけど
そういう
起業家としては
出資ができたりとか
そういうものを仕組み化する意味では
一つの進化なのかな
新しい投資モデルの導入
っていうところですね
それ以外ありますか
最近こういう
ちょっと変わった
仕草だったり
動きを見てるっていう
プラットフォーム化
プラットフォーム化だけじゃなくてもいいですけど
VCとして
あれが面白いと思ってます
ジェネラルカタリストがやってる
エクイティじゃない
資金提供
はい
あれは多分レベニューベースと
ファイナンスみたいに近いと思うんだけど
スタートアップが
グロースステージに入ってきて
一定のフェーズに入ってくると
もうセールスマーケットに
このぐらい使うと
このぐらいのレベリオになるよねっていうのが
だいたい分かってきますと
今までチョイスがなかったんで
そこに対してもエクイティでやってたんだけど
エクイティほどのリスクはないものに対して
エクイティで上達するって
資本コスト高いんで合わないんじゃないみたいな
話があり
それで
セールスアンドマーケットの
予算を
確かローンか何かの形で
出して
それを1年後とかに
少し利子か何かをつけて回収するみたいなモデルを
ファンドがやっていて
これ面白いなっていう
多分彼らはエクイティでも普通に入れてると思うんだけど
そこにアドオンする形で
そういうセールスマーケットコストの
資金提供もやるみたいな
特により
レーターになってくるとより売り上げが確実
確実性が多少のように
上がるはずなので
そこで例えば年間のARRとか
獲得できるのであれば
そこの分のちょっとディスカウントした
キャッシュをアップフロントに出す代わりに
そこを資金運用スタートアップができるので
3年加速しながら
そこをわざわざ
エクイティに変える必要がなかったり
スタートアップ側からすると
よくVC業界で言われますけど
3割か4割ぐらいの
VCの
お金が結局
広告とかそっちに回ってしまう
それを
エクイティでわざわざ払うのであれば
そしたらローンで払った方がいいんじゃないかとか
いろんな
スタートアップ側に向けた理由として
そういうものが出てきているというところですね
ベンチャーキャピタルの現状と展望
あと多分
最近の大きな流れの
特徴として
今言ったような新しいモデル
新しいメディア型VC
エンジェルのこういうVC
特定の会社のアラーム内容を
ターゲットにしたベンチャーキャピタルとか
そういうのが増えるのって
とにかくお金が余っているときなんですよね
それが2020年以降
COVIDでアメリカで
金利がすごく落ちて
とにかくVCにいっぱいお金が集まってきて
猫もシャクシもいろんなVCができて
新しいVCを立ち上げたからには
みんな差別化したいから
そういう意味でちょっとモデルを変えて
僕らはこういうのやります
どんどん増えたと
今年に入ってから金利が上がり
VCのファンドレースがアメリカでは難しくなって
その結果どうなったかというと
そういう会社が次のファンドレースができなくなってしまって
なくなっている
だから今揺り戻しが始まっていると思うんですよ
それの一つの例としては
ファウンダーズファンドっていう
超有名なピーター・ティールの
超ティアワンのファンドが
自分たちでファンドサイズを半分にしたとか
多分それも特徴
ある意味流れに逆らっているように見えるけど
やっぱりサイクルだからこれも
今アメリカで賞賛されているVCって
逆に賞賛またされ始めたのって
ベンチマークとかUSVとか
小さい425ミリオンだったりとか
200ミリオンかなUSVは
っていう大型化ではなくて
ずっと同じことをやってた人たちが
あれもしかしたらこういう方がいいんじゃないってなったりするから
結局そういうまた
僕らって過去ずっと
良かった時しか知らなかった中で
また戻ってきたのを今見てるんだと思うんですけど
それの始まりを
これこそ来週のリピートライブの
ポッドキャストでも少し我々の中で話しますけど
やっぱりブレないVC
でやっぱりめちゃくちゃリスペクトできる
リスペクトする
対象とすごいなるなと思っている
ことなので
それこそUSVとか
ベンチマークとかは
ファンドサイズ一切変えない
そこに関しては
流れに従われないっていうところは
一つ大きなところですよね
でも一方で
逆らってでも成功するVCっていうのも
出てくるのでそこも
いろんな成功パターンがある
っていうところもあります
ブレないだと思うし
自分たちのコアバリューは
何かみたいなのを
ちゃんと持っている
VCと
なんとなくVCやってますみたいなのがある気がしていて
最大のお客さんは
起業家であり
起業家の中でも当然誰でもいいわけではなくて
トップ1パーみたいな
そういうすごい起業家の人を
お客さんに定めた時に
自分たちが一番提供できるものは何だろう
とか我々の強みを生かして
なんで差別化していくのかみたいなのを
考え続けていると
もしかしたらマーケットによって
ファンダサイズ変えたりだとか
次の新しいメニューを作ったりとかしていくんだけど
なんとなくリアクティブに隣も
大きいファンでやったからうちも大きくやろうとか
隣もプラットフォームチーム取ったからやろうってなると
なんか勝てないんだろうなっていう
これがなんか
最近誰が言ってたか覚えてないんですけど
結構有名なVCの方が言ってたのが
VCは
コントラリアンでいたいって思いながら
コントラリアンじゃない人たちがめちゃくちゃ多いと
結局
周りの人たちと同じことしかやってない
っていうところは
本当にそうだなっていうのは思うので
そこはやっぱりすごい気をつけないといけないポイント
だと思いますね
忘れちゃいけないのは当たり前
コントラリアン投資戦略
忘れちゃいけないっていうか当然なんだけど
VCって投資家なんで
コントラリアンっていうのは逆張りっていう意味ですけど
世の中の意思決定を
2×2の
マトリックスに分けて
それが正しい意思決定
間違ってる意思決定
みんなが正しいと思ってた意思決定
コンセンサス、ノンコンセンサス
その時はみんな正しいと思わなかったって
その2×2に分けた時に
正しかったとしても最初からみんなそうだよねって
思ってたやつは
投資家としては儲からない
一方でみんなが
そんなことやってうまくいくの?みたいなやつ
だけど本当は正しかったやつを狙わないと
僕らは儲からないと
そのノンコンセンサスであり
すごく低くて
だいたいみんな正しいから
みんながこうなるよねって言ったやつだいたい正しいんだけど
たまーにそれが外れる時があって
その瞬間を狙わなきゃいけないっていう
僕らは投資家なんだけど
VCってひたすら
そこが事業家との違いなんだと思うんですよね
結局VCの仕事って
万類ホームランを撃つことなので
ヒット
特にアメリカにより特定すると
そうなので
例えばスペースXとかも当時
そこに入れるなんて誰も正しいと思ってなかったので
そこにファンダーズファンドとかが
入れたりするっていうところでしたり
あとAirbnbもすごい有名ですけど
多くのVCが見送った
理由としてはやっぱり他人の家に
人を泊まらせるっていう概念が
おかしすぎたみたいな話だったので
それを一般化すると
そうすると
コントラリアンじゃなくなるんですけど
そこのハードルがあるからこそ
新しい市場が作れるっていう
今あがったファンダーズファンドって
コントラリアンだなと思ったエピソードがあって
2月ぐらいにLAで
会ったカンファレンス行って
そこでブライアン・シンガーマンだっけ
有名なジェネラルパートナーの人
ファンダーズファンドの
が話してたんですけど
アメリカもAI一色の中で
彼が言ったのは
俺たちはAIには投資しない
AIは今最も
コントラリアンでないテーマだって
確かにそうなんですよね
でもあれだけ世の中が
AIって言う中で
俺たちはそこにしませんっていうのは
なかなかのガッツだなっていう
本当にこれたぶん
骨の髄までコントラリアンなんだなっていう
僕は
プラットフォーム
アンチじゃないけど
プラットフォームしない方がいいと思ってる派なんですよ
正直に言うと
その理由っていうのは
投資家の仕事って
そういうノンコンセンサスであり正しいものを
見つける。僕らだったら
もう10年後15年後20年後に
類まれになる企業家の
卵を見つける。これが
15年後にとんでもない世界を変える
ビジネスアイデアになるんだっていう種を
探すっていうすごいシンプルな
仕事をしてる中でそこに100%の
時間を使いたいし100%の脳みそを使いたいんだけど
プラットフォーム化をすると
じゃあ次はマーケティングチームとの
ミーティングがあるなとか
あそこもやってるからこういうのやらなきゃいけないなって
自分の頭の中のカレンダーをイメージすると
どんどん減ってくんすよその時間が
やればやるほど集中できなくなるんですよ
一個のことに。でこれって
例えば寿司屋とかと一緒で
お寿司を握ってうまいものを出すっていうのに
集中してる職人さんと
いやちょっとチェーン展開しようかなとか
ちょっとうちフレンチもスタートしようかな
ってなると多分寿司屋の職人としての
腕って落ちてしまうかもしれない
っていうのって似てると思うんですよね
産業として。だから
そのプラットフォーム化やるんだったらもう
とことんやったほうがいいし
伝統型のモデルやるんだったらとことんやったほうがよくて
中途半端はいけないし
自分の頭の使い方っていうのは
すごい気をつけなきゃいけないなと思う
あの
確かに中途半端でやると
絶対失敗するので
途中でやって
戻るとか
一人しかプラットフォームチームに入れないとか
そういうことは
プラットフォーム化の課題
基本的にあんまりそもそも
スタートアップにとってはバリュー提供にならなかったりするので
ここもしかも
プラットフォームチームってもちろん
すごい簡単に聞こえるんですけど
すごい難しいじゃないですか
実際プラットフォーム作るのに
そこも結局スーパースターとか
採用しないといけなかったりするので
そこのエコノミックスもそうですし
そこの実際どういういい人材を
取るかっていうのも結構
課題になったりしますよね
僕なんかそこに一つの解決策かな
と思って見たのがあるんですけど
その
端的に言うとCEOとか
CEO的な人を置く
経営に専念する人を
投資チームとは別に持つっていうのは
一つの解かなと思っていて
ハラケン言う通り
使う筋肉が全く違っていて
いわゆる狩猟民族というか
ハンター的な
投資チームと
もうちょっと濃厚的な
プラットフォームチームとか
もっと言うとコーポレートチームとかもそうなんですけど
やっぱこれを
今ってなんとなく投資チームでパートナーになっている人が
そのファンドで一番偉くて
経営または含めてやらなきゃいけない
みたいな感じになっているんだけど
そうじゃなくて経営は
経営のプロに任せたらいいんじゃないかみたいな
エリック・シュミット的なグーグルにおける
そういう人を連れてきたらいいんじゃないかということで
たぶんアメリカのいくつかのファンドも今
CEOを置いていると思うんですけど
日本でもそれは結構
メイクセンスするなっていうのは最近考えていること
そうすると投資チームが
より投資にフォーカスできる
結構VCは結構やっぱり
個々のプレイヤーが多いので
どうしても経営に向いてない人は多いですよね
経営好きじゃないしね
多分経営好きじゃないから
VCやってるんじゃないかっていうところもある
そこの中の
多分一つアメリカでも
何社かVCファンドが
CEOみたいな人を採用しているっていう
話あったと思うんですけど
多分そこの結構有名な事例ですと
ジェネラル・キャタリスト
ジェネラル・キャタリストが
最近やった
究極の
プラットフォームかもしれないですけど
病院を買収したので
そこでヘルスケア系のスタートアップを
支援するみたいな
そういうVCが
事業を買収するところまで来た
っていうところですよね
経営と投資の役割分担
病院買収したのってヘルスケア系に
投資をしているテクノロジーをその病院にアプライして
POCとかをやりやすくするみたいな
まさにそうです
そこまで行くと
ゲームチェンジャーなのか正直わかんないですけど
これから結果次第
かなと思うんですけど
一つのやり方として
今そういうのが出てきてる
やるなら本当に特化しなきゃいけないし
投資の人は投資だとして
マーケンの人はマーケン
投資でもアーリーステージでグロースをやるんだったら
グロースは絶対違う人だし
もう頭の使い方も違うし
スペシャリティ違うから
中国やるんだったら当然中国チームがいなきゃいけないし
絶対に何かをやるなら特化した方がいい
やっぱプラットフォームの
ちょっと怖いのは
ちょっと気になるんですよね隣
投資家でも
マーケン?うちもやろうよ
俺アイデアあるんだけどみたいな
ちょっと言いたくなるし
プラットフォームチームは投資したくなっちゃう
みたいな
すごく難しいなって思う
VCアイデア大好きですからね
楽しいんじゃない?そういうのを考えるのはわかんないけど
でもさっき
原さんが言ったように
4つのステージの中でVCが戦ってる
ソーシングとか戦ってる中で
事業成長のブロックする
例えばレギュレーションだったり
社内
BtoBですと相手の社内政治とか
が多分まさに病院の
一つの課題としてあって
もっとそういう技術を取り組むために
多分そういう買収をした
ということになってくると思うので
そこも結果的に
結果がまだ全然出てきてないので
まだ買収したばっかりなので
そこは結局10年後にしか
分からないというところで
プラットフォーム化したとしても
その結果がそもそも
どういう風にトラッキングするのか
っていう
GCPとかってどういう風に
見てるんですか
プラットフォームチームの評価とか
プラットフォームチームの評価も
当然ながら投資チームとは全く分けていて
投資チームは結果が出るのすごい時間がかかるけど
プラットフォームチームはファンクションによっては早い
例えばそのうちだと
タレントにフォーカスしてるんですけど
じゃあタレントチームがやっている
投資先のエグゼクティブ採用
何人決められましたかとか
もしくは自分たちの関わりによって
投資先の採用ペースをどれだけ変化を
起こせましたかとか
そこは判別できると思う
ただむずいのは
アクティビティベースは分かるんだけど
それが僕らの競争優位性に
どのくらい影響を
与えたかっていうのは
なかなかむずい
やるとしたら企業家にアンケートを取るとか
しなきゃいけないんだけど
ABテストができないので
信じたことをやるしかないかなという感じがします
僕らDCMで
競合優位性とか差別化って言葉は
ほとんど使わないんですよ
使わないようにしている
多分VCって他の
じゃあPEだとか
上々株に投資している人たちと違って
やたら使うんですよ 差別化って言葉と競合優位性
うちはみんなとどうやって差別化していこうか
みたいな
なぜVCだけそういう発想をするかっていうと
いくつかあって
まずは上々株だと別に
VCの差別化の重要性
差別化もクソもいい会社に投資すればいいし
どんなにその会社に嫌われても
買えるから
選ばれなくていい
投資家とか会社側に
でもVCとかPEは選ばれなきゃいけないから
特にVCは
そういう意味でうちはこんなにいいですよってピッチしなきゃいけないから
差別化って発想にもなる
もう一個は
究極ファンドの差別化
ファンドの良さを判断するとリターンだけでしかないんですよね
誰が生き残って
誰が亡くなっていくかリターンだけなんだけど
他のものと比べて
VCって長いから
手前でさっき言ったプラットフォームチームは
先にちょっと上手くいってるかどうか分かるっていうのがあるように
僕らも何か欲しくなっちゃうんですよ
自分たちが上手くいってるっていうのを見せるために
だから多分そういう
マーケティング差別化 競合優位性みたいな
発想が出やすいんだと思う
でもないとね
選ばれないといけないから大切だとは思うけどね
そこが常に
プラットフォーム化とその影響
このプラットフォーム化するべきか
するべきじゃないかとか
今後どんどん拡大するべきか拡大するべきじゃないか
っていうのは
ここ特に5年間はすごい議論されたもので
特に多分2020
2022年から
経済環境が変わってから
より多分議論されて
これからどんどん
VCファンドの規模感が落ちたりとか
場によってはフラットになったりすると
人をカットしないといけなくなるので
そこで多分まずカットされるのって
プラットフォームチームのメンバーだったり
本当に一部の投資家メンバーだったりすると思うので
そこら辺も多分
今後どんどん変わってきますよね
結局答え合わせって多分5年後ぐらいで
プラットフォーム化を多分始めたのが
アンドリュース・ホロビッツで
それが2000年代後半から2010年代前半から始まって
なんか良さそうだなってなったけど
結局10年経って
初めて分かるんですよねこれって
そのいろんな人たちがプラットフォーム化して
セコイアも始めて
みんながいろいろマーケットチームやって
それがうまく良いリターンに繋がったのかどうかが
だんだん出てきて
多分どうなるかっていうのは
もうそこ次第なんだと思う
それでやっぱプラットフォームなんて
なんか2010年代の遺産だよねみたいな
言われる可能性だってあるし
じゃなくてやっぱプラットフォームっていうのを
作ったことでリターンが良くなったね
っていうのが出るかもしれない
まだ分からない
ただ答えは10年経たないと分かんないんだと思う
投資家としての強み
そうだと思うし
リターンもあるなと思っていて
リターン1本でしょ答えは
プラットフォームチームで成功していくVCも
出ると思うし
プラットフォームチームで失敗していくVCも出ると思うし
ファンドサイズを小さくしてうまくいくとこと
もしかしたらデカくしてうまくいくとこともあるかも
なんか究極未来分かんないから
こういうセッションしといてなんだけど
みんな信じたことやればいいんじゃねえかっていう
それはそうだな
シンギュラーな
これやれば成功するみたいなのないじゃないですか
ないです
そういうことをやり
うまくいかない人は淘汰されるっていう
そういう厳しい現実を受け入れるしかないんじゃないかな
多分やめるくんが
途中で言ったことがすごい重要で
自分の強み
自分はこれが強い
それが企業家との差分として
自分に価値があるから
それを提供するってあってると思うんですよ
VCの方が何でもよく知ってる
ってのもものすごい大折だし
自分が明らかに
企業家の人に提供できるものが
明確にあるっていうのがあるなら
それをやるべきだし
やっぱり他のVC
だからこそ差別化とか競合優位性っていう
他の人がこれやってるから
うちはこれをやろうって発想じゃなくて
自分たちはこれができるからこれをやろうっていうのは
2つ全然違うアプローチで
公社であればあり得る可能性はある
これが多分原さんがさっき言ってた
自分の哲学っていうところですよね
そういう意味だと
お二人の
個人でもいいですし
そこの哲学って
どういうところに対するんですか
多分
コアバリューみたいな感じで言うと
僕らが大切にしたいのは
基本リードしかやらない
っていうのと
ステージによるけどほぼ必ずボードに入る
っていう
この2つは一体だけど
これからも大切にしていきたい
と思っている
その背景としてはやっぱりスタートアップが
成長していく上で
誰が投資家としての
リードしていくのかとか
あとは企業家が相談したくなる
相手っていうのが必ずバイディフィニッション
1人か2人はいるはずで
そこのポジションを僕らは取りに行きたい
っていうのはずっと変えずに思っていることですね
あとはファンドサイズとかプラットフォームチームとか
っていうのは時代に応じて変えていくと思うけど
コアなとこは
変えないっていう
もうあの
今全体で6000億ぐらい運用していて
直近ファンドも1500億ぐらい
あって
一方で
僕らの強みって日本で3人しかいないんで
僕とホンダ大介っていう人たちの
強みでしかなくて
僕らの投資半分以上は
シードですと
なんでそれをやっているかっていうと
僕らの強みはプロダクトを出す前
アイデアは決まっているけどプロダクトを出す前
バリュープロポジションを考えるときに
そこで一緒に壁打ち相手になることで
よりバリュープロポジションがクリアになって
プロダクトを出したときに成功率を
上げることができると
強く思っているからそこをやっている
一方でグロースなんて
絶対グロースファンの方が得意だと思うし
あのなんだろう
マーケに僕らスペシャリストがいたらいるわけじゃない
だから僕らはそこにとにかく
自分たちの全エナジー全集中力を
投下してそこの
もしこのプロダクト出したらきっと
PMFに行けるはずだっていう確率をできるだけ
高くすることに特化している
だからそこをやっている
僕らの強みは多分そこなんだと思う
ちなみに鉄浪さんはどうなんですか
僕ファンドやってないんで
ファンドやってないけどポッドキャストとかすごい色々やっているじゃん
リピートラインもそうだけどオフトピックとか
色々やっている中での
自分のコアバリュー
そこはやっぱり
色んな
一つは誰よりも情報インプットを
する時間を
かけているっていうところと
特にアメリカのテック業界とかインターネットカルチャーについて
あと多分日本での
少し特有としてあるのが
よく日本ですと
ビジネスの人はビジネスの情報しか見ない
テックの人はテックの情報しか見ない
カルチャーの人はカルチャーの情報しか見ない
っていうところを
全部一緒に見ると
実は新しい世界が見えてくる
っていうところを持っているので
そういう意味でそこの掛け合わせを
それが自分の鉄学なので
それを持っているっていうのが
オフトピックの一つの優位性になるのかな
と思うので
たぶんそこは結果的に
VCもメディアも
スタートアップも一事業なので
そこに関しての自分たちの
優位性を見つけないといけなくて
周りばかりを見ているとそこが
見えてこないっていう結論ですよね
結局
自分たちのバリュー自分たちの強みっていうのは
全てでそれがマーケにあるなら
マーケチン持って採用にあるなら採用やって
っていうことですよね
ほんとにね
自治の方々もたぶん今回来られていると思うので
その中で
自分の
鉄学とか
自分の強みって
なかなか見つけることって難しいと思うんですよ
結局
多くの人って周りを見てしまうので
こういうことやってたら
自分でもこうしてみようとか
それが自分の強みだって
言い聞かせたりとかすることもあると思うので
そこの鉄学を見つけるまでに
何をするべきなんですかね
それってひたすらいっぱいスタートアップに
話してその中で
自分の優位性を見つけるべきなのかとか
どういうふうにお二人って
見つけたんですかそれは
見つけたかわかんないけど
僕思うのは
みんなインプットすごい好きだと思うんですよね
いろんな情報を入手するのは
とても大切なことだし
それは常にやり続けるべき
僕も1日2時間
ポッドキャスト聞いたりしてますけど
一方で
1回こもってじっくり考える
みたいな時間も必要なんじゃないかなと思ってて
僕ファンドレベルでも
オフサイトみたいな感じで
ちょっと山のほう行ったりとか
してがっつり
話し合うみたいなことを半年1回やってるし
個人レベルでも
一人合宿っていうのをやってて
それは1日とか半日とか
こもって
最近の自分を振り返るとか
自分の提供価値何かなとか
どうやったら差別化していくのかなとか
そういう時間を作ることが
重要なのかなとは思う
すごい難しい
僕は今多分VCO9年やってて
自分の強みがこれだなっていうのが
分かったの多分この2,3年ぐらいの気はしていて
それまでは多分いろいろトライして
自分が本当に何を向いているのか
ってのをやりながら
どうやって分かるかっていうと
分かんないのどうやってやるんだろうね
でもアウトプットしてみるとかはありかもしれないですよね
自分が得意だと思う
トピックを書いてみて
それがあれこれもしかしたら
めちゃくちゃ今世の中で
自分で書いたものの
VCの未来と思想
例えば鉄郎さんもそうじゃん
オフトピックやって
ポッドキャストやったりとかブログ書いて
あれ自分が書いている
USのプロダクトに対する考察って
結構もしかしたら世の中の価値すごいなかも
っていうのは
多分それがフィードバックとして書いてきたわけでしょ
意外とそのポジションがなかったとか
例えば僕がこれがグロースステージ見るべき
KPIみたいなブログ書いても
なんかうわっ朝みたいな
感じにきっとなると思うんですよ
だから何かを書いてみることで
そこでのフィードバックだとか
何か誰かに意見を聞いて
それ確かに面白いねっていう人の反応とか見ながら
もしかして自分が持っている考えインサイトっていうのは
価値が相対的にあるのか
っていうヒントになるのかもしれない
あと僕今
もう一つ思ったのが
すごい投資家のことを
知るみたいなのもあると思っていて
これはもしかしたらVCというアセットクラスに
閉じずに行くべきで
もちろん有名なウォーレン・バフェットみたいなのも
いるかもしれないけど
もうちょっとこの人すごいなみたいな人が
実は世の中めっちゃいると思っていて
例えばVC系でいうと
ヨーロッパのハミングバードベンチャーズ
とかって
結構コントラリアンな投資をするけど
めちゃくちゃリターン高いですみたいな人もいたりとか
あとめちゃくちゃマイナーですけど
インベスメントグループオブサンタバーバラ
IGSBとかってあるんですけど
そういうちょっとあんまり人には知られてないけど
すげえリターンを出している人たちが
どういう考え方をしていて
どういう思想なのかなっていうのを
知るっていうのも重要かも
アウトプットの重要性
確かに
まとめに入らないといけないので
そろそろ1時間経つので
たぶん原さんがさっき言ってたことですと
アウトプットですと
それこそ
ユニオンスクエベンチャーズのフィレット・ウィルスさんが
最近ブログで書いたことで
オンラインで書くことは会話だと
いわゆる相手がどう思うかっていうのを
いろいろ確かめられる場所でもあるので
そこで需要があったりとか
それが完全な
言葉じゃなくてもいいと
ただそこで自分の思いとかを
世の中に出して
スタートアップと同じようにMVPを出すとか
と同じ概念になってきますし
あとエムレさんが言ったことですと
やっぱりVCの根本って
職人性の仕事でもあるので
よくVCの中でも
弟子じゃないですけど
上のパートナーの人と
最初に入った時に
一緒についていろんなところに回る
やっぱり上の人からの
いろいろ指導とか
哲学を学んで
それで自分なりの哲学を作れるか
っていうのが一つ勝負ポイントになる
っていうところですね
あとやっぱり好きじゃないと絶対ダメだと思うんですよね
好きと得意っていうのは
基本的に
長期的にはもう相関関係が
極めて高くなる
なぜならば好きであることによって努力し続けるし
グロースが好きだったら
グロースのことを調べまくると思うんで
全然苦にならないと思うんで
そうするとそれがどんどんどんどん自分の血肉になって
得意になってくる
だから他人の好きを自分の好きにしちゃいけないと思うんですよね
自分がこのフェーズが好きだったらそれやるべきだし
僕はもうとにかくSEEDやってる理由は
合理的な理由あるけどやっぱ好きだからなんですよ
最初の投資家になりたい理由は好きだから
リードやりたいのも多分好きだからみたいな
だからこそそれが自分の得意につながっていくんだと思う
投資家としても
はい
そんな感じで今回のセッションは
これで終わらせたいと思います
ぜひ皆さんこういう会話
もうちょっとカジュアルな会話だと思うんですけど
普段のポッドキャストでは
ぜひリピートラインも聞いてください
SpotifyやApple Podcast
あとYouTubeとかでも
流しているので
ぜひお願いします
本日はありがとうございました
01:01:13

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