教わるって何が知りたい?短歌って広い、小説を教えてくださいって言われてるのに、近いから。
まず、どれだけ知らないかを知ってもらいたくて、まず短歌という定義を教えてほしい。
575がもう短歌?
いや、それは俳句とか千流じゃないですかね。
え、ほんとにやばい。
要は、短歌って、そもそもですね、575、77であらわされる定形詞、詩の一種でございます、短歌は。
あの、さらだきねんびの方も短歌?
さらだきねんびの田原松さんは短歌です。
おー、あの、俳句の仕事、俳句を書く人も歌人と言いますか?
俳句を書く人は、俳人と言います。
へー、なるほど。
俳解詩とか、俳詩とも言うらしい。
じゃあ、歌人っていうのは、基本的に短歌を書く人なんだね。
そうだね、そうです。
で、次に聞きたいのは、マーケットというか、競技人口というか、プレイヤー人口について、その、俳句、短歌、千流とか、まあ、いろいろ近いようなもの、近いと言ったら、すごい怒られるかもしれんけど、そういうものがある中で、短歌というのはどういう位置づけですか?
難しいことを聞くね。
本当の素人の質問。
はい、あの、短歌はですね、まあ、そもそも和歌という文化が日本にはあるじゃないですか。
百人一首とか?
そうそう、和歌も5・7・5・7・7で、紀語とか伝統的に貴族とかが読んできたやつなんですけど、
そこから、その、短歌というか、いわゆる現代短歌というものが、現代、近代、もうちょっとその、紀語とか、そういうのがゆるかったりとか、個人の感情をもっと読んだりとか、そういう文学として発展した流れがあって、
私は別にさ、短歌詞に詳しいから、短歌をやっているわけではないんですけれども、
こないだなんか偶然、どこかにビューンって知ってる?
どこかにビューンっていうのは、JRのなんかポイントを貯めると、なんか安いマイルで、どっか知らない場所に連れて行かれるっていう、
俳句の、俳句とかの何かじゃなくてね。
俳句マイルじゃなくて、そういう日本語じゃなくてね。
マイルで、なんか安く旅行ができちゃうってやつで、当たったのが、山形県の上陵山温泉って場所で、
上陵山温泉っていうのは、実は斉藤文吉が生まれ育った場所なんですよ。
斉藤文吉ご存知ですか?
えっとね、歴史で聞いたことあるけど、今何の人か思い出せない。
だから、それこそ、近代短歌の父みたいな。
あららぎ派?
あららぎ派の中心人物ですね。その通りでございます。
それしか知らんね。
すごい。
え、斉藤文吉の実家があるところなの?
そうそう。文吉の生まれた場所なので、斉藤文吉記念館があって、
丹佳禅師っていうのがね、やっと斉藤文吉記念館の写真出てきたわ。
丹佳禅師はね、垣根本の人丸から始まってたの。
うでー、すごいね。平安?
だから、これは和歌だよね。
で、その古事記とか日本書記とかがあって、万葉集がやってきて、
丹佳禅師のラストはね、田原町さらだ記念日観光で終わってたんですよ。
え、まって、それ、その…
斉藤文吉記念館の歴史は。
すごーい。
だからその、田原町以降を生きているんだけど、我々は。
その、あと斉藤文吉記念館のできたタイミングにはよると思うんですけど、
ちょっとこの写真送ったから見てほしい。
丹佳禅師、禅師ってすべての歴史ね。
垣根本の人丸に始まり、あの、田原町さらだ記念日で終わってたんですよ。
すごーい。
現代丹佳を終わらせたというか、
現代丹佳は、本当の現代丹佳は、田原町から始まっているんでしょうね。
これは別に私の思い込みじゃなくて、斉藤文吉記念館の年表がそうなっていたので、
今みんなが丹佳楽しい、丹佳ブームって言ってる丹佳は、
大体さらだ記念日読めばわかるんじゃないですかね。
なんか全然知らない感は、とりあえずさらだ記念日のイメージ。
私ね、さらだ記念日読んだことある上に、田原町さんのドキュメンタリーもがっつり見たことある。
すごい。なんでそう、なんで?逆に。
なんか、まず有名な人の家の中を見るのが私好きなのね。
で、田原町さんの密着のときに、田原町さん、
あとさ、田原町さん確か六甲とかに住んでんじゃなかったかな、今。
あ、そうなんだ。お金持ちの住む場所ね。
知らんかな。いや、それわかるけど、大学が私あったから、あそこに。
それで見たんかな。
でもさ、ひらりささんは、JRのビューンのやつで、
偶然、斉藤もきちさんの場所に行ったじゃない?
そう。
で、それより前から丹佳に興味があったの?
そうだね。
そうなの?
もう5年、いやでも5、6年前から丹佳、ぼちぼち多分、
ネットで流行ってて、なんか、BL丹佳とかやってる人がいたんですよ。
うん。
え、ちょっと待って、重大な訂正をさせて。
うん。
田原町さんは全然六甲に住んでいません。
なんでそうなの?
仙台です。仙台にお住まいです。
全然違う。
なんかその、BLの二次創作の一環で、丹佳という形式で、
なんかBL表現とか、まあオリジナルかもしれないけど、
BL小説とかを書く、漫画とかじゃなくて、
丹佳って形でBLをやってる人とかがいて、へーって思ったりとか。
で、なんか、私、もぐもぐさんとアイドル丹佳を読むみたいなのをやってたんですよ、その時。
へー、アイドル丹佳。
うん。
なんかちょうどその、アイドルの感想とかがいいなって思ってる、
なんかフォロワーさんが丹佳よくやってる人だったりとかもして、
セクシーゾーン丹佳とかを読んでたんですよ。
へー、今ちょっと調べてみて。
鈴木達久丹佳とか読んでた。
ははは、そうですか。
ノートにまとめたやつ出てきたから。
へー、え、このアイドル歌会みたいなやつか、別に?
前、10年前だわ。
もっともっと前だね。
なんかこう、アイドルの愛情表現、アイドルへの愛情表現として丹佳を使ってる人とかもいて、
これ楽しそうだなって思って、アイドル丹佳やりたいみたいになって、
アイドル丹佳をもぐもぐさんとかと、ちょっとやりだしたのが2014年でしたね、すごい。
うーん、すごい。
って感じで、だからまずその、二次創作表現の一つとして、丹佳に出会ったんですね、ひらりさんは。
なんかあれだね、今これを見て思ったけど、詩、ポエムの方の詩を書くよりも、フォーマットが決まっているので、
で、数そこまで長くないので、ツイッターをやっている人は、結構身体感覚として身についてそうな感じだね。
ね、だからさ、逆に言うとさ、俳句はさ、短いから難しいと思うのよ。
うんうん。
5、7、5まで圧縮するのは難しい。
あと、だから丹佳の方が、結構自分の気持ちとか私のことを書きやすい。
たぶん俳句の方が情景のみになりやすいと思う。
それは文字数の問題?
文字数的に。
5、7、5、7、7を足すと31文字。
そうそう。31文字あるとそれなりに物語が展開できる。
ツイッターで言うと、2行いないぐらい?
2行いないぐらいかも。
なんか、やっぱり、Xかっこ9ツイッターをめちゃくちゃ慣れてると、
140字以内で、いかに工夫して多くの情報を伝えたりとか、
無駄なく伝えたりとかっていうのが、なんとなく訓練をすることになると思うんやけど、
31文字だと、工夫するポイントって変わってくるわけですか?
ポイントね。
なんかさ、ちゃんと読もうって思うと、ポイントが必要になりますね。
基本的には、紙の句と下の句で構成されるんで、
紙の句と下の句で違うことを言って、
そこに何かドラマを生み出そうとか、
じゃあ、例えば、お腹が空きましたって言ったら、
普通に、お腹が空いたんだなって話になっちゃうけど、
じゃあ、お腹が何って言ったら死になるのか?みたいなことを考えるみたいな。
うんうんうん。
なるほどね。
ちなみに、ひらりささんがどういうきっかけで興味を持ったかとか、
りゅうんのやつで、斉藤向一のところに行ったんだっていう話は分かったんやけど、
なんか、私ほんとにこの1年、ほとんどSNS見てなくて、
あの、てか、本とかもね、あんまり見てなくて、
短歌がそもそも流行っているという認識がなかったのよ。
だから、それを教えてほしい。
なんかきっかけがあったの?短歌が流行る。
でも、だから普通に、いろんな二次創作とかを接種している中で面白いなって、
私が、私の中で流行ったっていう話だよね。
あ、うん。世間。
世間。いや、なんかね、短歌はいつも流行っていると言われているんですよ。田原まちい子。
すごい。田原まちいさんすごい。
今、Z世代が夢中になる短歌って、みたいな、なんか今、記事見つけたもん。
多分、ミレニアル世代も似たようなこと書かれてるし。
短歌、短歌いつもブームっていう記事が毎回出る。
すごいわ。
だからさ、まずさ、やっぱ、サラダ記念日は圧倒的に売れてるからさ、
200万部以上売れてるんですよ、サラダ記念日って。
やばいね。宇多田ヒカルレベルよね。
宇多田ヒカルレベルですよ。
サラダ記念日のときが短歌ブームのはずだよね。こんなに売れてるんだからさ。
それは絶対そうだよ。
絶対そうでしょ。
でもあと、すごい直近で言うと、
岡本真帆さんとかが、本当にあたしでいいのズバラだし、傘もこんなにたくさんあるし、みたいな歌とかを読んで、
すごいツイッターで拡散されて、
なんか下の句を、傘もこんなにたくさんあるし以外にしたり、
こうたい蔵風呂で溶かすしとかに本人がして、
こうたい蔵を風呂で溶かしてる写真とかをアップして、
他の人も下の句何にしようみたいになったりとかしてたんです。
まほぴさんって人?
まほぴさん、まほぴさん。
先月ちょうど、会社の子が、推しの家人がいて、イベントに行ってきたんですって言っていて、
このアカウント見せられた。
まじですか?ブームですよ、単価ブーム。
単価ブームですね、それが。
すごい!
なんかこのポメラニアみたいな、かわいいね。
なんかその、もっとちゃんと話すと、
たわらまちさんのほかに、ほむらひろしさんがすごく歌集もだし、エッセイがほむらさんめっちゃおもしろくて、
世間に知られていて、
ほむらさんのエッセイとか歌集とかから、単価を始めた人っていうのが結構いて、
そういう人たちが、この数十年の単価のブームの土台を作っている。
なるほど。
結構、新聞とかダビンチとかでも、単価の投稿コーナーみたいなのがいろいろあって、
そこで修行して歌集を出している人というのが、今ご活躍されている。
学生単価みたいなもんだから、結構流行っていて、
学生単価サークルとかがいろいろあって、文学ふりまとかに出続けているっていう歴史があって、
ぶんふりは結構単価サークル多いんですよね。
はいはい、だからその会社の人もぶんふりそれで行ってた。
へーすごい。
だからさ、単価、すいません、見り知らんの人に、単価ちょっとだけ知ってる人が、
しかも今日急に説明してくれって言われて説明してるから、
ごめんなさい。
なんかすごい順序がめちゃくちゃかつ、あれなんですけど、
すごいね、わかりやすい、さっきのアイドル単価の話で言うとわかりやすいのが、
この推し単価入門という本を、過人でオタクの坂木原博さんという方が出されていて、
ご存知ですか、実は劇団メス猫ヒラリーさんもぐもぐも参加しているんですよ。
帯もなんか、
そう帯にもいるのよ。
ね、覚えてるそれ。
でしょ、これが20何年だ、23年に出てるよ。
新宿のきな国屋に平積みあったよ。
やっぱ推し単価のブームもあると思いますよ、オタクたちの表現法をしてる。
なんかさ、ひらりささん、なぎらゆう先生好きだったよ。
先生がどっかでおすすめしてた単価化紙の本の話があって、
ひらりささんやったら絶対わかるやろなって思って、黒い表紙の、
なぎら先生がどっかでおすすめしてたから、私はわけもわからずに購入したんよ。
誰の本かわかんないとわかんないな。
誰の本かもわからないし、タイトルもわからないし、その本のありかもわかんないんだけど。
で、それだから私はその、何だろう、別に単価とかをあえて避けてきたわけでもないし、
これまでの人生の中で、田原まちさんのドキュメンタリー見たりとか、
なぎら先生のおすすめだったら本を買ってみたりとかしていたんだけど、
でもなんかいまいち体系的に理解しないまま、断片的に触れてきたっていう感じだね。
そうだね。なんか多分まず、単価って読むのと作るのがあって、
読むときにやっぱりベストセラーのやつとか、話題になっている過人の人ひとりまずチェックするとか、
そこですごいはまったら、もっといろいろ掘り下げられるかもしれないけど、
ふーんってなって終わったらまあそうでもなくなるっていうのはある気がしますね。
そうね。なんかやっぱり作家さんによって当然癖とか方向性もあると思うから、
だから私はその、まあそれこそもぐもぐさんとか平梨沙さんとか単価が詳しそうだし、
単価を作る人向けの本をかなり書いていますね。
なんか、今の最後の部分、めちゃくちゃ認知行動療法的だね。
そうだね、確かに。
認知行動療法っぽいとこあると思う、単価。
自分の中の言葉をフォーマットに合わせて整理していくという。
そうなんです。
なるほどね。
じゃあ、それはこの小村先生、小村さんの、
小村博史さん。
はい。
そしては、そういう息苦しい人にこそ単価を書いてほしいみたいな、
読んでほしいみたいなのがあるじゃない?
平梨沙さんもそこは、なんかイエスなの?同意見なの?
そう、なんか、
いや、でも私そうそう、留学してる時に、
めちゃくちゃ鬱になって、
っていうか、恋愛的なことですごい鬱になって、
わーってなってる時に、
また、家人の友達の植坂さんに、
しばらく単価作るのやってなかったんだけど、
いや、もう単価を作るしかないよって言われて、
送ってくれたら読むからって言われて、
とりあえず作って、植坂さんに添削してもらうっていうのを、
LINEで続けていたの。
で、それで60種ぐらいできて、同人誌にしているということをしまして、
別にそんなに売れはしなかったんだけど、
なんか単にグジグジ悩んでいるよりも、
一応、なんか57577に収めると、なんか作品っぽくなるというか、
グジグジ悩んでいたことが有意義っぽくなるというのは、
なんかちょっと両方っぽかったですね。
なるほどね。
なんかその、これは小村さんも平梨沙さんもどう考えているかわかんないんだけど、
アウトプットをまずしてみるということと、
それを世界に発表するっていうことには大きな隔たりが私の中であるんだけれども、
まずアウトプットするということがいいよって言ってるわけ?
でも、なんかアウトプットするのが人目を気にする。
まあ、でもどうなんだろう?
結果的には小村さんもまず自分一人で書いてて、
それを世界とつながる方法にしたんだと思うんだけど、
なんか単価にとって大事なのは、
遂行という行為もすごい大事で、
なんかこの本の中にもすごい遂行の話がめちゃくちゃ出てくるんだけど、
面白い。
なんかこの、
ここの言葉をこう置き換えたらこうなんじゃない?みたいな話とか、
こういう似た歌があるから構成とか参考にしてみるといいよとか、
植坂さんと添削してる時はそういうのを教えてもらって、
そういうふうにいろいろこねくり回しているうちに、
なんだろうな、書いているまず感情部分も大事なんだけど、
技術がみがく、技術というか文学としての単価を学ぶのも面白くなってくるみたいな。
なんかね、遂行って、私仕事をしてたりとか生きてる中で、
前回修行みたいな話があったけど、
遂行こそが生きるということではないかと思うことはめちゃめちゃ多くて、
なんか人事評価とかされるやん。
あれって、自分の仕事の在り方を定期的に遂行の機会を与えられて、
その遂行をきちんと受け止めて、自分の仕事というアウトプットに反映できるかはあなた次第です、みたいなことをさ、
常にやらされている、やっているわけで、
だから単価を趣味とかライフワークとしてできる人っていうのは、
その遂行という、ある種修行的なちょっとしんどい行為に向き合えるという人なので、すごいなと思った。
そう、なんかやっぱ単価って作ると、私はすごい楽しいなと思いますね。
作って人に、もちろん隠してても、自分でコツコツやれる人もいると思うんだけど、
遂行という作業自体は苦じゃないんだね。
いや、苦なんだけどね。私、すごい遂行甘いことで有名なので、
でも、5・7・7ぐらいだったら、まぁ遂行できるかもって思うじゃん。
短いから?
短いから。
まあ、たしかに、2千字だともうしんどいかも。
あと、読むのもやっぱ好きで、人の単価を。
ちょっと自分でもやってると、すごい人の歌のすごさがわかるようになって、それもいいなみたいな。
それは、どのジャンルでもあるよね。
ひろりささん、誰が好きなの?
えー、難しいな。
なんか、もちろんめっちゃいろんな人好きなんだけど、
ほむらさんとかも好きだし、
なんかここで、ポッドキャストで読み上げてすごさが伝わる人いるかな?
ちょっと難しい。
でも、普通に塚本邦夫好きだったんだよね、中高の頃。
わかる? 塚本邦夫。
わかんない。私はもう何もわかんないな。
塚本邦夫は、結構、端美系の歌を歌う人で、
私が好きな歌は、日本脱出した皇帝ペンギンも、
皇帝ペンギン飼育係もっていう歌があって、
めっちゃいいね。
いいでしょ?
うん、なんかちょっと勢いある。
勢いあっていいでしょ?
うん。
あとね、なんだっけな、もう1個好きなやつが、
ちょっと。
でもなんか、皇帝ペンギンは。
あと、馬をあらわば馬の魂くゆるまで、
人こわば人あやむる心みたいな歌もあって、
なんて言うか、馬あらわば馬の魂さゆるまでかな。
人こわば人あやむる心っていう。
さゆるってどういう意味?
さえるって字ですね。
あー、はいはいはい。
今、LINEで送りました。
ありがとう。
馬が馬をあらうなら馬の魂がさえるまであらえ、
人をこいするなら人をころしてしまうほどこいせよって歌で。
まじでさ、めっちゃ平梨沙さん好きそう。
めっちゃいいでしょ。
いや、でも私結構塚本くんや好きだな。
あー、いいね。
いいでしょ。
好きそう。
うん、塚本くんやめっちゃいいんですよ。
うーん。
気取ってるけどね。
はいはい、それがいいじゃない。
私が冒頭にお父さんのパートナーの方がやってるって言ったやん。
これ嘘じゃなくて、本当に名前は覚えてないんやけど、
いくつか見せてもらったのよ、本。
てか本を見せてもらって、そこに書いてあるのとか結構好きなやつあって。
えー、ちょっと後で本当に教えてよ、それ。
で、それはね、私その時に田原ましさんもだし、他の人のもだし、断片的なんだけど、
私はこういうのが好きなんだなって思ったのは、
生活の中、日々の生活の中にある、なんかちょっとだけ泣けちゃうような瞬間みたいな単価が好きなんだと、だということがわかった。
うーん。
だから、人を愛せば殺すまでみたいなのはそんなに刺さんないけど、ひらりさが好きなのはめっちゃわかる。
わかるよね。
うん、わかるし、私はなんかそういう、とにかく生きることは大変だけれども、
その中にやっぱ泣けるほどいい瞬間っていうのはあるよな、みたいなのが好きっていうことに気づき、
それを踏まえて、おすすめがあったら教えてくださいって思ってます。
好きなものわかる。
いろいろ歌手化しに行きたいな、ほんとに。
なんか私もさ、好きそうみたいな歌集をすごい勧められたりして、読んでて。
で、あと最近だとね、結構ね、左右者さんっていうところが、なんか、最近こういうアンソロジー出してて、
なんて?海の歌?
海の歌っていう、これはアンソロジーで、海に関する単歌だけを100人分とか載せてる。
へー、おもしろいね。
なんか、缶がすきそうな歌あるかな?
なんかさ、その単歌って、一冊、でもアンソロいいね。
その一冊買うと、まじで、あんまりヒット、自分にヒットしなかった人の歌を、永遠に読み続けることになって大変だからね。
1例で言うと、なんか、アルフォート、まず海をかむ私たち、少し言葉を使いすぎたね、とか、
これはトロンさんっていう方の。
トロンさんは、なんか、言葉の使い方的には、結構パンツを履いている感じなんだけど、
まあ、歌ってる情景としては、結構日常みたいな。
なんかさ、歌を表現するときの、さっきのパンツを履く部分みたいなのとか、
その単歌界隈、ミームがあるのね、きっと。
そう、ミームがあるんですよ。
おもしろいね。
なんか、だから、最近、植坂さんと私で話すときによく使うのは、
っていうか、最近の結構単歌読む本みたいなのに出てくるからなんですけど、
言葉派と人生派っていう。
あの、わからなくても伝わるね、なんとなく。
そうそうそう。
だから、なんか、また別の聞いた話だと、
なんか、ある単歌の賞に、お父さんが亡くなった歌を連作を出してきた人が受賞したんだけど、
受賞式にその父親が来て、みんながびっくりしたっていう。
やばい!
でもさ、例えばさ、小説家がさ、父親が死んだ小説を書いてさ、
受賞式に父来ても別にみんな驚かなくないですか。
ほんとだね、ほんとだね。
いや、だから、単歌はどっかで本当のことを書いてるみたいな前提があるんですよ。
それはさ、田原マチさんが作った。
そうだよ、田原マチが書いてることも全部本当というふうに受け取られるわけですよ。
なぜかそういうコンテクストが。
なんかその、要は短いじゃないですか。
主人公という歌の主体というのは、基本作者とされるわけ。
まあそれが、押したんかみたいな形式だと、
まあ違うキャラクターのことだなっていうのがわかるようになってるけど、
でも感じたものは作者の感じ方だよね、みたいなことがあるんですよね。
なんかその受賞の内容は、結局どうやら別のなんか近しい親族の亡くなった経験を、
別の親族ってことにしてたということらしいんだけど、
すごい旧来的な価値観だとダメらしい。
あ、ダメなんだ。それってなんかのルール?
本当だと思ったところにみんながちょっと評価を。
感動の実話であることまで言うとあれなんですけど、それはあれかもしれないけど、
まあその真摯さみたいなところに評点が入る部分もあると。
じゃあその時の審査員は人生派だったってこと?
そうなりますよね。
うわぁ。
まあもちろん人生だけが評価されるわけじゃなくて、人生と言葉の両方が評価されるんで、
別に受賞も取り消しになったりとかしないけどね、っていう。
その単価のフォーマットとして、基本的に著者が一人称で書いているのであるというものは、
ルールではないけれども、暗黙の了解として。
そう、暗黙の了解になってるの。
でもまあ違う歌もあるし、完全に最近は必ずしもそうじゃないし、
なんかもっともっとそうじゃない、結構言葉派みたいな感じの人は増えているって感じですね。
言葉派の歌紹介しましょうか。
言葉派の方が私気になるかも。
言葉派の歌紹介するからちょっと。
いやでも塚本邦夫とかも言葉派だけどね、たぶん。
まあ、確かに。
人生と言葉と必ずしも、その2分ではないんやけど。
はいはい、なんか私さ、人に本貸してもらうのめっちゃ苦手なんやけどさ、
あの歌集は、歌集はなんかすごい貸してもらうイメージが湧くな。
なんか短いからかな、一つ一つが。
なんでなんだろうね。
なんか、ずっとページを開いて読み続けなくていいという、
指紋がつきすぎないというプレッシャーの低さ。
そういうプレッシャーがあるんだ。
そうそう、汚しちゃいそうっていう怖さね。
でも私が好きな、ちょっと言葉派か人生派かはさておき、
私がもう1個好きな方向性で、鈴木千羽さんっていう人がいて、
鈴木千羽さん。
そうそう。
え、これはね、人生派って言った?
うーん、どっちなんだろうな。
ゆるキャラがすごい速さでやってきて、握手をなすりつけようとするっていう短歌があった。
おもしろいでしょ。
おもしろい。
あと、これオリンピックの時の短歌だと思うけど、
ザ・ハーンのように水たまりの湯膜、輝いていて見て痛くなるっていう。
これも鈴木千羽さん。ザ・ハーン、ザ・ハーン。
ザ・ハーンがわかんない。
ザ・ハーン覚えてないの?
え?
国立競技場のザ・ハのアンだよ。
ザ・ハ、ザ・ハ・アンね。
ザ・ハーン。
これがさ、結構言葉派っぽくないですか?ザ・ハーンという言葉のおもしろさを使い。
え?もう1回読んで。
ザ・ハーンのように水たまりの湯膜、輝いていて見て痛くなる。
ザ・ハーン見る?ザ・ハーン見てる?ザ・ハーン。
今ザ・ハーン見てる。
でしょ?
うん。
なるほどな。いろんなところに注目されて。
ちょっとマジでさ、私明日移動できるから、館に貸しに行きたいんだけど。
明日さ、明日私かつらえよねまるついぜん工業という激レアの寄せに当たっちゃって、1日新宿の末広邸にいる。
ちょっと休憩時間に末広邸から出てきてもらう。
あ、いいよ。え、でもちょっと待って、あのね、出られへんね。でも時間を決めて。
あ、そうだ。時間決めて私に行くわ。
そして歌会をやろう。
で、なんか今すごい、なんかめちゃくちゃぐちゃぐちゃに紹介しちゃったんだけど、
まあ、まず単歌興味あるよって人は、まあ海の歌とか雪の歌とか風の歌とかを、今採用者さんがアンソロ出してるんで、そういうのを読むのもいいし、
私のおすすめとしては、この、あ、まず単歌という爆弾、本村ひろしさん、単歌という爆弾も、あの、いろいろ名歌、名歌、あの、いい歌のことを名歌という、名歌を紹介して、単歌のことを紹介しているので、読むといいし、
あと、最近のいい単歌としては、初夏湖文工記っていう、
初夏?
これもかすね、明日、瀬戸那津子さんという、まあ私もすごい思縮している歌人の方がまとめた、2000年以降の重要な歌人をまとめた単歌で、
帯には、口語単歌、序章、フェミニズム、母音、韻律、シティボーイ単歌、ポリティカルコレクトネス、私性、フェアネスとか書いてあるんで、
まあ要は、その単歌のターム、さっきの言葉派とか人生派は、ちょっとかなりふんわりしたタームなんですけど、
まあ単歌を語るときの言葉とかをもとに、この単歌がいいみたいな話とかをしていて、めっちゃ面白いので、
へえ、てかさ、左右者は、けっこう単歌が、
そうなのよ、単、え、なんか今めっちゃ左右者の回し物みたいな、左右者はかなり単歌の本出してて、
あれでしょ、仮面の、仮面のマークのね、
そうそう、まあライトなそうに出してて、
へえ、それってなんでなのよ、
そうだ、最近というか、この20年ぐらいのまあ有名な人といえば、あと東直子さんとかね、
東直子さん、
東直子さんのね、歌もね、すごいんですよ、ちょっと、
あ、お母さんと大学一緒や、
え、そうなんだ、
神戸、
なんか最後に東さんの歌を、
はい、
あの、紹介するんですけど、これそれこそ、炎さんの本で知ったんですけど、
廃村を告げる滑地に桃の川、触れればにじみゆくばかり、来てっていう単歌がある、
へえ、え、その字余りみたいなのあるんや、
ちょっと、いや、ちょっと今LINEで送ったから見ていただきたいんですけど、
廃村を告げる滑地に桃の川、触れればにじみゆくばかり、来てっていう、
要は多分新聞の上で桃を剥いていて、
うん、
その桃の汁で新聞の廃村の文字がにじんでいるという情景に29文字使った後の来てやばくないですか、
これってさ、ちょっと本当に野暮な質問かもしれへんねんけど、
来てという文字が新聞でにじみ出たわけではない、
違いますね、
いや違います、来て、来てくださいの来て、
そう、だと思います、
これは字余ってないです、
すご、字余ってそう、
ね、そう字余りとかそういう話してなかったのは全然、
これって恋愛の歌?
ね、いやだからさ、それはさ、こう、想像の余地があるのが31文字のいいとこだよね、
うん、でも私はめっちゃ、
これはちょっと恋愛の歌っぽいけどさ、
うん、
なんか廃村から呼び声がしたのかもしんないじゃん、まあ、
いやー怖いんだけど、
夜中にやめて、
あと読者を呼んでいるという説もありますしね、
そんな説があるんや、面白い、
まあそう、恋愛の歌のこと相聞歌って言うんだけど、
はあ、
これはまあ和歌の、そのお互いに聞く歌、相聞歌って言うんだけど、
まあ普通に、まあこの廃村の歌は一応相聞歌として読まれてるとは思いますね、
まあ読まれてるとされてると思う、
あーそれはつまり恋愛の文脈の歌ですよってこと?
まあでもその、あえてクイアな読み方をしたりとか、
そういうのもまああったりはするので、
で、そういう余地もあったりするし、
面白いなあ、たんかわと思います。
そっか、私は和室でさ、和室で新聞の上で桃の皮をむいてる高岡早貴をイメージして、
高岡早貴なの?
高岡早貴、
なんか恋大きい女でモテるのになぜかいつも苦しそうな女、
ねー、いやーでも31文字でさ、ここそこまでの情景を浮かび上がらせるのすごいよね、
すごいね、
これはやっぱなんかちょっと作り出すと、この来てのヤバさがわかるという、
へー、そうなんや、
うん、思いつかんでしょうみたいな、
へー、面白いね、あ、相聞歌ってそう書くんや、相談の相に聞く?
そうそう、
相手を聞く歌?
ねー、
面白いね、なんか今スポンジのように入っていくわ、
ね、面白い、あとやっぱさ、こう、なんかこの初夏湖文庫記でも取り上げられてるんですけど、
この流れに沿って佳人を追っていくと、やっぱそう大きな流れもあるし、
この人はこの人に影響を受けているとかもあるし、みたいな、
その流れも大得しやすいって言うとあれですけどね、