こんにちは、芸大ラジオmymyです。アシスタントの谷口七葉と坂井洋介先生です。よろしくお願いします。
前回に引き続き、現代美術作家の椿先生をゲストにお招きしてお届けします。
前回に続いて、椿先生が京都芸術大学に来て何を変えてきたのか、今回は前回話せなかったアートフェアのことを詳しく聞いていきたいです。
前回は一つのマンデープロジェクトというワークショップを用いた、月曜日全部その授業にしたという話をしてくれましたね。
その話も本当はもっといろいろあるんですけど、面白い話がいっぱいあるけど、それはちょっと置いておいての
学生の作品を本当にデビューさせていったこの取り組みについて、今日は教えてもらいましょう。
すごいなって思いましたね。今だって、うちの大学の卒典のペインティングとかのところに見に行ったら、
だいたいソールドアウトのシールがめっちゃ貼られてて、意味わからんってなってます。
これすごいなと思うんですけど、あれを何でやろうとしたのかとかね。聞いていこう。
これはでも津垣さん、あれじゃないの?今まで言われてずっとオーダーが来て。
今回も言われてやってます。
嘘?これも?卒典がつまらんから面白くしろって言われたんですか?
違うね。省直理事長に、ある夏休みに突然呼び出されて、理事長室に行ったら、おいって言われて、
何ですか?俺はひらめいたか、神が降りてきたか、なんかわからんけど、お前は今日から美術工芸の学科長になるんだって言われて。
え?
そんなんやで。普通ありえへんよ。もうでも学科長やのに。今が学長してる木村先生も呼ばれてて、木村先生も全然知らんねん。
え?みたいな、全員晴天の生き生きやって。理事長の中のアイデアや。
で、学科長に。
え?って言われて、いや1日だけ考えさせてくれって言ったけど、何でこの理事長はそんなこと言ったんかなって。
理事長的には美術工芸をぶっ潰せみたいなこと言ってた。
変えへんかったら、ファンアートっていうのは一番中核で、美大の中の骨になるとこやけど、お前は行って全部改革しろって言われて。
え?改革って空手があるんですけどみたいな話で、そっから始まった。
で、1日考えて、どうしようかなと思ったけど、やっぱり僕はもともとアートやから、空手でプロダクトの種まいたりとかいろんなことしたけど、それはやっぱり僕にとっては本業じゃないねんな。
だから本業のファンアートでふって考えた時に、日本のアートの状況って悲惨でさ、世界からもう100週遅れくらい。
でも明らかにもうみんな路頭に迷うし、ちゃんと作品も売れへんし、おかしな袋工事入ってしまってるから、やっぱり世界のプラットフォームに合わせて普通にしてあげないと本当にまずいなっていうのが俺の中にあって。
で、それで次の日にやりますって言って、そっからお前の好きな先生に全部変えろとか言ってみんな周りは好きなこと言うわけや。
日本の偽装もそうやし。だからそんなこと絶対できるわけないやん。
だから今いる先生を活かしながらどうやって改革していくかっていう方法を考えなきゃいけないのか。
で、やっぱり今の既得権益、美術工芸が持ってる既得権益に抵触しないように改革をどうしていくかみたいなところで考えたのは、
卒典のことに、ちょうど卒典がその頃かな、横井先生となんか話してて、場所がもう全然京都の市の美術館足りなくなっててさ、やっぱりいずれどうするみたいな話があったから。
で、僕はロンドンのRCAとか、クーデのコラを、クーデの何人か僕のゼミセ連れてロンドンとか行ってんだよ。
その頃は緩くてよかったよな、俺と一緒に行きたい奴顎足出してやるぜって言って。
そんなら、クーデのコラ、ファッションのコラ、ちょっとファッションで向こう行って飲まなあかんから来てくれへんかって言って、大荷丸とか3人で。
で、そのコラ連れてロンドン行って。
で、その時出張届けたから何もかかんでよかったしな。
行くぜーって言って、ロンドン行くぜーって言って向こうにキャブが迎えに来ててさ。
で、レジデンス全部用意してくれてるから、そこでみんなで自炊しながら政策行って、そこでバルーン乗って行ったよな。
そういうことができて、3週間ぐらい滞在政策したかな。
その間に週に1回ぐらい休みの日入れるから、それでセントラルパークじゃないけど公園行って遊んだり、いろいろしてさ。
意外に忙しかったけど、その時のコラが井口なんかはもう向こうでセントマーチン入る。
で、その時手伝ってくれた子が、ファッションで2回戦の時にもうセントマーチンに留学してるね。
で、その子がもうセントマーチン出席で卒業してるんだよ。
ほんでその場でルイ・ヴィトンに就職してる。
で、パリで40万のアパート借りて持ってる。そいつとか手伝ってる。
だから、なんでそういうことしたかったかっていうと、やっぱり外に出したいんだよな。
僕も外でいろんなこと分かったし、外出て初めてアートフェアにするっていうのは、RCAの卒典とか見てたから。
で、セントマーチンとかRCAのことも知ってるし、それやったらこうしたらいいやんみたいなんで。
別に俺の独創でもなんでもない。
で、ロンドンで普通にできてることがなんで日本でできてないの?ってなった。
京都市の美術館やったら5時で閉まるとか、壁に釘打つなとかさ。
こんなんビジネスマン見に来られへんやん。はぁ?みたいな。
だからそれでもう一気に学校の中で全部、最初は大変やったけどさ。
親にも学生にも、もうそれはエイリアンが来たみたいなもんやん。
卒典いきなり学校の中でやるぞとかさ。
えー?みたいな。作品売るぞって帰ったら、全員もうそんなNGでしょみたいな。
だからそれでいきなりやって、でもカタログも全部作って、また最初と一緒やけど、
僕カタログ作るってすごい大事にしてるから、バイリンガルでちゃんとしてるうちの作品のカタログ作るようにして、
それも金ないから、学科予算で半分出して、学生みんな集めて、
お前ら半分出せ、英訳してやるんやからとか言ってさ、4000とか分取ってさ。
それ合わせて、嫌やったら嫌って言えって。
で、やって作品がブワーって初回から売れるように、
僕の周りのそういうギャラリストとか、小山富代とか、お金のあるような人たちとか全部かき集めて、
学校には怒られるけど、ちゃんとこういうのを。
ワインとか。
夜な、来てもらって、冬そうに。
で、アーティストみんな立たしといて。
で、みんな喋って。ロンドンのRCAと同じことしたわけやね、単に。
それでいきなりボーンって、一周したら500万ぐらい。
そういう人たちが一周したら。
そういう人たちがバーって一周したら500万ぐらい。
で、100%入るね、学生んな。
ほんなら、反対がシューってなくなって。
もう、作品売れたらみんなもう、すっごいちゃんとした人になって。
分かる?
いやーとか、あーとか言って売れたとかね。
どうしたらいい?
あの、俺以上の書き方を教えてください。
だってそれ学生がってこと?
学生が。
大学院生とか学生がピシーッとなって。
ほんで、やっぱりこう、びっくりした。
やっぱり社会化するっていうか、
百姓さんでも一緒やんか。
自分が作った野菜を売って買ってもらったら、やっぱ嬉しいやん。
嬉しいが伝わっていくね。
別に作品が売るんじゃなくて、
なんか嬉しい気持ちがみんなに伝わっていくわけ。
ギフトされていく。
ほんなら、買った人もさ、学生にお礼とか言われたらめっちゃ嬉しいわけよ。
ほんなら、なんか商品じゃないね、もう。
なんかその存在とか価値とか、そういう交換できない何かみたいなものを、
一緒に手をつなぐ感じになって、
どんどんどんどんファンが増えていく。
だから、単純に言うとファンが増えていった。
そのファンがファン呼んでくるわけ。
ほんでまた、友達が友達呼んできて、どんどんどんどん売れるようになって、
僕が美術工芸の学科長辞めて、
その年かな、次の年が武田先生の。
でもその時にレコードで1500万。
学生の作品が。
それがまたな、どんどんブームになったらさ、お互いが苦しい。
作品が高くなってくる。
一番最初とかそんな高くなかったのに、1500万、15万ぐらい。
今でももう、学生の時、大学院生で引き抜きが来るね。
ギャラリーから。
で、それも結構、僕は最初から高さんとか呼んでたから、小山君とか、
そういうところに、もううちでやろうよみたいな話が来て、
いきなりもう全然というのを取る前に、何百万になるわけよ。
そりゃその頃はいいけど、だから、
あんまりそれは特別いいことじゃなくて、
プライスっていうのは綺麗に上がっていかなあかんな。
急に上がっちゃうと、やっぱり経済が悪くなった時とかにピタッと売れなくなる。
なるほど。
だからそういうこともあって、国際的な価格はどのように決まるかっていうのを、
生産路と一緒に授業して、国際価格設定講座やって、
梱包の講座もやるし、
どういうお礼状とか、ある程度なったら税理士はどうやってつけるかとかさ、
めっちゃビジネススクールみたいなのを教えるわ。
へえ。
だからもう、梱包もな、梱包一番大事なの。
買ってくれた人が、ゴミが出たら困る。
だから頑丈やったらいいっていうわけじゃん。
できるだけコンパクトで、できるだけ潰れなくて、後処理が楽なように、
やっぱりそういう梱包のつくりが出せなくなる。
そういうことも先輩から後輩にずっと伝承されていくから、またファンが増えるわけよ。
今、アルトテックの話もあるけど、Lのオンラインサイトも全部やってる。
Lジャポンのね。
Lってすごいハイブランドで、年間何千万もコスチューム買うような人たちがいっぱいいるサイトやね。
それもなぜか、僕の変な本書いたら、その本を読んだ人が、ディレクターがやってきて、一緒にやりたいって言われてやり始めて、
もう今はヤギウさんという、僕のゼミに出てアシスタントやってくれてる人が、ディレクターになってる。新しいね。
だからやっぱり、どんどんどんどん育っていってるっていうかな。
もう作家も育つし、でもそれはファンがあって初めて成り立つことやから、
いかにファンを大事にするか、そういう意識が全然美術工芸の学生に昔なかった。みんなオレオレやね。
そりゃないですよ。
だから、相手あっての初めての世界でしょ。
そういうのは中途半端に最初から草が生えるみたいな勢いやから、無理じゃん。
だから若い時は、それなりのきちっとした生き方をしていって、作品を誠実に作って、
それがだんだん人々の間に広まっていくっていう謙虚な態度。
それを徹底してやれって言ってるけど、そういう人が伸びてる。
絶対カットですけど、学科長になってほしいって思いました。
カットじゃないでしょ。
いいでしょ。
オレもなってほしい。
オレはラブが半端ないね。
ラブが半端ない。
絵も好きやし、作品も好きやし、やっぱりアーティストも好きやし、
そういうのを生み出す人たちが大好きやし、
だからやっぱりこの世界が好きなやん。
だからそれが溢れちゃう。
でもさ、僕結構外国にもアーティストだったりデザイナーの友達いるんですけどね、
なんか日本の今もそうなんですけど、今の椿さんの話やったらさ、
お客さんがいる、マーケットがある。
で、作品を結構お客さんのこともちゃんと考えて、
作るのはどうなんか知らんけど、コンポームしてみたいな、
そうやってデザイン的な、マーケット的な感じがするけど、
アーティストってマジで変な方が、変でいてほしくて僕は、
自分がデザイナーである分めっちゃ変で、
そんなこと絶対俺思いつかんねんけどみたいなことをやって、
僕を刺激してほしいし、
なんかこう自分が考えてた、今世の中を見るこの視線みたいなものじゃないところで、
そんなっていうね、とにかく頭をトンカチで叩かれたいんですよ、僕はアートの場合。
でもそういう作品ってあんまりお客さんのこと考えると出てこないはずで、
その辺は椿さんどう思ってんの?
あくまでもそれは箱だけの話。
箱だけの話。
中身は違う。
中身はもう完全になんかその自分の世界。
自分の世界やけど、その自分の世界なりにお金がないやん最初。
その梱包会社に頼んでできひんやん。
だから自分で絵描き終わったらさ、その辺の段ボールキュッキュッって切ってさ、
うん、アートっていうか、僕の考えのアート。
だから自分がアーティストやってる時も、自分が考えたり自分が作る方法に対して違う方法を入れるね。
今回は全然違うシステムで作ってみようと。
いや、なんかね、昔ね椿ちゃんがね、今日やったことは明日すんなって書いてあってね。
で、言ってた。
それをうちのデザイナーが紙に書いて部屋に貼ってました。
へー。
なんかその言葉もね、今思い出したね。
それとね、進歩っていうのが一番やばいね。進化とか。
進歩っていうのはここを良くしてこうやったらこう上がっていくっていう。
だんだん自分で計算できるやん。
アートっていうのはそれが突然崩れたりな。
崩れ去ったところに突然神殿が現れたりするもんや。
だからありとあらゆるイレギュラーな。全てがイレギュラー。
だからそれをイレギュラーはみんな怖いやんか。
だからついつい次はこれここまで達成してここまで達成してっていう目標つくわけや。
目標自体がアートには毒やね。
全ての目標はないね。
その時に何かが起こるだけやね。事象として。
それに対してその自分が持ってるパフォーマンス全部でそれに反応したらいい。
だからそれは脈絡もないし、ルーツもないし、歴史もないし、順番もない。
だから未来が先に来る場合もあるし、過去が遠いところにある場合もあるし。
だからそれぐらい時系列とか全部ほどいってしまうと面白いから
カレル・ウェッディーっていう人の時間はないっていう本があってすごい面白いです。
やっぱり量子力学っていうか量子論の一番最先端にいくとそうやね。
前後も時間も過去も未来もない。
だから変化だけがある。熱変化っていうかな。
エントロピーの法則っていうか熱いものが冷めていくとかそういうものだけがあって
それを僕らは時間と勘違いしてるね。生活の中で動かしてる。
なるほど。
だからそういう最終的な物理の法則に俺は乗っ取っていい加減な生き方をしてるわけ。
分かるか?
違うやろ絶対。乗っ取ってないでしょ。
だから俺が得意なものは量子的な電子の振る舞いな。
カナザー21世紀美術館では毎回俺椿ちゃんとあれいつからですか知らないですけど
もう15年ですかね?
だいぶ古いよ。もう15年前やってるから。
15年前からカナザー21世紀美術館でワークショップのシリーズを毎年毎年毎年やっているんですけど
ワークショップだけじゃなくてトークもセットになってるんでトークショーみたいな。
でそれに椿ちゃんが結構ゲストをこの人がいいとかっていつも言って呼んでくるんですけど
それにね今量子っていう言葉が出てきましたけど
その量子の先生大関先生っていう当時は兄弟の先生で
今は東北大学の先生ですけどが来てくれて量子の話とかしてくれるって
そういう人がガンマ線とかを見るね。
でもね俺何言ってるか全くわからないもん。
なんや量子って。だって今時間なんかないとか言うやん。
何言ってるねんみたいな。あるやろって思ってしまうしどうしたって。
でもそういう話とか永遠にされてね。
俺なんかよくわからんけどその人とちょっと仲良くなって
この間もね東北の量子の研究にちょっと協力してほしいけどみたいな感じで声かけてもらって
僕自分がやってることを説明したりしたらなんかバチャバチャバチャバチャって言って
ってことは例えば今伝統の話をしたんですけど伝統の技がこんだけあって
日常生活で僕らが使うものがこんだけあるとしたら
なんかそれを適当に組み合わせてっていうのを何万通り全部やって
それを瞬時にできるからで画像生成して
これはいるとかこれはいらんとかこれ面白いとかっていうのをずっとみんながやっていったら
伝統を使ってなんかこう面白い提案ができるってことなんじゃないのとか言って
そうかもしれませんって言って今そういう研究を始めましたっていう感じで
すっげえ実際に生きてるやん
そうそう一応生きてるんですよそういう椿ちゃんのわけのわからんやつがこうして実装されていくっていうことがあります
最後一個だけね日本ってすごい不思議な国でね
世界のアートマーケットとかアートシーンと日本っていうのはすごく違う