はい、そもそもこれ実は海洋堂に入ったっていうのは割と運命的なところがあって、僕の地元が長野県で、すんごい田舎なんですよ。長野の、しかも本当に山の方みたいなところで、もう街の中で普通のって言い方でいいかわかんないですけどお店。
で、歩いて30分40分かかるようなところのセブンイレブンだけだったんですよ。お店が。だからそんな感じなもんで、たまたま小学校6年生くらいだったかなって時に立ち寄った時に、これは後で分かるんですけど海洋堂が造形した、造形制作した飛行機の植岩が置いてあったんですよ。
で、小6ですよね。で、戦闘機じゃーみたいな時代じゃないですか。で、買ったら。 時代かな、多分違うけど。 え嘘、本当ですか。
戦闘機じゃーの時代では絶対ないけど。 戦闘機じゃーかっこいいみたいなね。で、1個買ったんですよ。したらもうドハマリしちゃって。これプラモじゃないですよ、植岩。完成してるやつ。
食べ物買って、食べ物についてるやつがおまけで。 そうそう、おまけかっこおまけじゃないみたいなやつですよね。で、あれ買ってもうドハマリしちゃって。それがまさに表現されてる造形だったんですよ、飛行機が。コンピューターで線引っ張って作ったのじゃなくて、多分あれは手で作ったものを予算してるんだと思うんだけれども。
で、それをもうあいまって、いやかっこいい、こんなの欲しかったんだよ、があったんですよ。で、そこからはまっちゃって、中学校、高校と植岩、もうめちゃめちゃ買い漁っちゃったんですよね。 まあセブンイレブンしかないしね。
そう、で、高校になったらちょっと開かれて、高校は市内の高校行ったんですよ。そしたらもうコンビニだらけで、こんなの買うのかよみたいな。で、買いまくっちゃうじゃないですか。そこでようやく高校の後半ぐらいでプラモっていうものに本格的に参入できた。参入っていうかまだちょっと買ってみましたみたいな。
今違いますよ、めちゃめちゃ勉強生だったんですよ、うちが。 何生? 勉強。 深井あ、勉強しろ。 勉強生と。でた後はもう何も言わないから、今はとにかく勉強しろだったから、隠れて作ってたんですよね、家で。
それをプラモ買ってきた時点でも怒られる。 怒られる。だから買ったことも内緒にしなきゃいけない。職場も買ったことも内緒にしなきゃいけない。あれ全部隠してたんですよ。
隠れへんやん、そんなたくさん。 隠してたんですよ。あの土蔵があるんですけど、やっぱり田舎だから。 土蔵? 土蔵。
もう誰も開けてないところのタンスの中にしまったり、模型も作ってて、僕の部屋が2階にあったんですけど、トントントンで聞こえたら、もうこのカッターマットごとシュッて横にスライドして隠してたみたいなところをずっとしたんですよ。 かわいいね。 かわいいですよね、今がかわいいですよね。 まだ髪の毛あったしね。
髪の毛を心配してなかったんですよね。あっていよいよ卒業ですねと。僕は長野は別に嫌いでもなんでもなくて好きなんですけど、一度京都に憧れるみたいになるじゃないですか。あるんですよやっぱり。ちょっと京都行きたいみたいな。
で、受験して京都、その時は造形芸術大学ですね。で決まって父ちゃんも母ちゃんもおめでとうみたいな。で、ここから先はもう翼の自由だよと。もうどんなふうに生活してもいいし、あとはもう自分の責任で生活しなさいみたいな。ありがとうみたいな。もう泣いてないけどグスグスみたいな。
だった瞬間にもうプラモ買いまくりましたね。 京都に来て。 来た瞬間に、おいおい間違えた。プラモ屋っちゅうものもあるし、ヨドバシカメラっちゅうのもあるし、なんだここはっつって。こんなもん買わない方が頭おかしい。買いまくって。
で、もうクレジットカード。人生で初めてゲットした10万円枠の学生クレジットカード。もうわずか1つ、2週間か使い果たしましたからね。プラモで。楽しすぎて。もうそんな感じで最初やりましたね、京都来て。 全然学ぶ気ないね。デザインやよね。
そこ全部ぶりしちゃいましたね、入った時。そうなんですよ。 ちょっと一つ気になってることがあるんですけど、そのタンスの奥に隠された食玩やプラモはどこ行ったの?
これは後々救出作戦してて、一人暮らし始めたじゃないですか。で、家帰ってちょっと、うちってのは京都のね、あの方に送りたいもんあるから、ちょっと発送するわーって言ってる中にね、タンスのプラモ救出して、いろんなものと一緒に混載して送る。
じゃあその引っ越すときにはまだそのタンスの中にあったんや。 タンスの中にあったんです。誰も開けへんし大丈夫やろみたいな。 そうそうそう。で、誰も開けてなかったし。だからそもそもそうなんですよね。高校の頃に長野市内で買った食玩とかも、父ちゃんのお母ちゃんの車で長野の実家の田舎に戻るじゃないですか。
だから運転席の下に隠して、ガムテープで繋いで、で、あの一回ブレーキかえったときにシャーって前にスライドして出てきて、やべーみたいな。ガムテープで固定して、いろいろやったりとかして救出作戦しましたね。おもろいな。
ってくらいだったから、そうなんですよ。だからあんまりこのように厳しくとか文言とかつけたら、お前は銃でやっていった瞬間に守らないんだろうなっていうのをわかりましたね。あんまり言っちゃいけないかもしれないですね。
ずっと我慢させられたものが爆発しただけだよね。 このしつけ方は間違ってるかもしれないですね。 でもよかったんじゃないですか。結果オーライなんですよね。大学の時はデザインの勉強一切せずにプラモデルをずっと作ってたってことですよ。
一切じゃないんですよ。一切じゃないんですよ。一切じゃないんだけど、真面目そうにする演出だけすごく上手い。高校の頃も。数学の授業もこうやって伴奏してるのをメモするふりしながら落書きしてたくらいだから上手くやれちゃってたんですよね。
とはいえようやく2回生くらいで教えてくれてたことがなんかそういう感じかみたいなってわかり始めてから楽しくなりましたね。勉強も楽しくなった。大学も楽しくなったし。
模型は模型で10万円はそのタイミングでもう使い切ってるから。あとはちょびちょび必ず買っていくみたいな感じだったんで。後世代大爆発みたいなことは最初だけだったんですけどね。だんだんやっていってみたいな生活を。
模型とかプラモが好きな友達とかいたの?この大学。 この大学でほぼいないんですよ。ほぼいないんですけど1個の先輩で今ねアーマーモデリングで戦車とかの専門雑誌があるんですよ。戦車プラモデルの専門誌に行ってます一人。僕の先輩一人。
それがその人と在学中に知り合って。 知り合った。卒業2週間前みたいな。大阪いたとはみたいな感じで。ほんとそれぐらいですね。ほんとに予想以上にプラモ作ってる人って少ないのかなってその時思いましたね。
そうやって? そうさっき坂井先生もそういった人っていないって言ってからえーみたいな。こんな面白いのにみたいな。
何でみんなには分からねえんだと。 分からねえんだじゃないですよ。分かってほしいなーって。分かってほしいなーって。逆にあれですよ。そうだったら逆にもう全然いらない。何ていうの。やるよっていうかもう一人一人オタク訪問して説明したいですね。
迷惑迷惑。全然いらねえけど。いやだってさ、すばさん君今友達いるじゃないですか。在学中にできた友達。この人たちには全然だって分かってもらえないままやったわけやろ。実績として。 間違いないです。間違いない。実績言われたきつい。会社でもよく言われるからきつい単語。その単語つらい。
そうそうそうなんですよね。だからこれ本当にだから出会ったか出会ってないかみたいな話ですね本当に。 いや気づけたか気づけてないかやね多分クソの面白さに。 そうですねそうですね。 俺気づけないままここまで来てるもん。 ノア 気づきたいです。 ノアにはまだまだ若いから大丈夫だよ。
気づき?気づきが起きますよ。 起きますか。お父さんが作ってる横で作ってるかもしれない。 それ最高っすね。最高だね。 女の子の友達でめっちゃ作ってる人います。 樋口本当ですか? 本当です。 何を作られてるんですか? 船とか。 嘘?激アツっすね。 戦車とか。 嘘?それはすごいですね。
淀橋カメラのそのプラモのエリアでずっとタムロしてる。 嘘? え? じゃあもう付き合おうか。 付き合う。君はすぐ紹介してほしい。 19歳です。 本当に?渋っ。 渋いね。 激渋ですね。嬉しいわ。それは嬉しい。
でもそういうレアな場合ってさ、プラモ女子とか言ってインスタとかですごいフォロワー増やせるんじゃない?多分。 ありますね。ここの矛盾する考えなんですけど、もうプラモ女子とかやらずに好きなままでいてみたいな。
どういうことどういうこと?好きだからやってるね。 やってるんですけど、じゃなくてそれをインスタとかね、TikTokとかのプラモやってる女子売りをするんじゃなくて、もう好きなだけ。好きなだけでいてみたいな。
わかるわ。 そう。それを今すごく痛烈に感じましたね。そのまま淀橋をウロウロしててって。
その子はどうですか? その子はもう全くほぼインスタしてなくて、私つい最近知りました。本当ですか?そんな趣味があること。
はい、そうです。高校3年間ずっと友達やったんですけど、もう先月プラモ好きなんよねって聞いて、そうやったんやっていう。
それって友達じゃないよね。 友達です。
友達です。でも高校の時は勉強いっぱいしてた子で、解放されてプラモいっぱい。 同じだそれ。 そう、同じですね。
ヤバいな。ヤバいね。 ちょっとヤバいな。 今度紹介します。 お願いします。また来ます。その時にまた来ます。一緒に出てほしい。
確かに。 へえ、すごいですね。でもすごいねってぐらいレアですね。本当にそれは。 そうですね。そのくらい。
恋バナはちょっと置いといて、大学で一応何コースやったっけ。 情報デザインのイラストレーション。
イラストレーションのことを一応学びながら最終、海洋堂に就職したんですよね。その就活の話とかちょっとある?
あります。ぶっちゃけその就活を忘れてたっていうか、就活の就活っていう字が頭の中に無かったんですよ。卒業3ヶ月前まで。
3ヶ月前まで。 3ヶ月前ってことは12月ぐらいですね。 12月ぐらいですね。で、いつも通りホーム教室で友達とスマブラしてるときに。
就活はみたいになって、え、就活ってなったんですよねそこで。遅いんですよ。遅いっていうか遅いも何もなかったんですよ。
で、その後にそっかーぐらいだったんですよ、そのときも。いまだに。で、たまたま後日に友達が映像制作の会社に入ったんですけども、
その手前にお手伝いで企業の宣伝VRの動画を撮りに行くっていう仕事があるから、翼ちょっと手伝ってくれないって言われたんですよ。たまたま本当に運で。
それで行ったのが海洋堂だったんですよ。たまたま。で、そのとき僕も海洋堂、それでもフィギュアの会社だからそもそも海洋堂って、プラモとかじゃなかったし。
ああ、プラモとフィギュア違うから。 そんなに興味はなかった。 そうそう、なかったそのとき。けど、それで行ったときにたまたまその話がこうビューって戻るんですけど、小6で買った戦闘機のサンプルが置いてあって、え?ってなるんですよ。
あれやと。 2001年うちのための出来事がファーってファーみたいになって、これ何ですかって言ったらうちで作ったんだよみたいな。え、マジですかって話になったんですよね、そのときに。
うんうん。 そのときはそのまま、うわあすごいですねあれですねって言って終わって、後日それプラス就活っていう二文字がくっついてきて、でもそっかそういうことしなきゃいけないのかってなったときに、いやこれ絶対海洋堂行ってこれを作るっていうよりかはこれを造形する方じゃない作る。
製品として作る、宣伝する、デザインするみたいなことをやりたいってなって、で直談判に移っていくと。でこれが一番最初はやっぱり社長にそのままじゃなくて、そのときの動画を撮りに行った担当者の候補の方ですねにメールしたんですよ。
もうトイレ掃除でもいいし、バイトでもいいし、何でもいいんでもう僕行くんでお願いしますってやって。でしたら、じゃあいいよ一回ちょっと面談みたいなするっていう風に言ってくれて、でわーっとこう行ったらそこに当時の取締役の人とその担当の人とこの専務。
ちゃんとしてくれてるな。 そう、そうなの。が、さにいらっしゃってて、やっぱりめっちゃ緊張するみたいな。 翼、それスーツ? スーツですよ。それね、ちゃんとスーツ着てきましたね。
スーツで行って、でしたらそのとき専務、宮脇さんがですね、宮脇専務からプラモ好きなみたいな。好きですよめちゃめちゃ好きですよって言って作ったやつバーって見せたら、じゃあもういつから来るんやみたいな。
作ったやつバーって見せたらってどうやって見せたん? もう携帯で。 携帯で。 樋口もう投げあって作ってて、もうあれあそこのメーカーそのあれいいですよねみたいな。そうですそうですみたいな話を。
で盛り上がって。 盛り上がって。であの就職決定みたいな。 すごいよ。 すごいよ。
本当にだからなんか就活だからやんなきゃみたいなのがほとんど何もなく、気づいたら入ってたみたいな。で気づいたら入ってたし気づいたらデザインもね、したり。で気づいたらプラモの製造とかもやってるしみたいな。なんか全部産んで生活してますね。なんか気づいたらみたいな感じになってますね。
流れてるだけや。 流れてるんですよ。流れてるんですよ。そうなんですよ。 いいねなんか楽しそう。 いや良かったそうなんですよね。だから全部面白いですからね。 やっぱそのやっぱスキンヘッドが効いてるやん。
これ後で聞いたら本当これ効いてて。 えっ? 効いてたそう。ハゲやから面白いかなと思ったから取った油に出てたかな。出てたかな。ここでハゲタンもこれ持ちすぎだなと思って。 幸運ですね。 幸運なんすよね。すごいなと思って。全部に意味あるじゃんみたいな感じで。そうなんですよ。
そういう話はどういう局面でできるわけセンムと。センムって偉いですよね。
偉いですよ偉いですよ。偉いんですけどやっぱりめっちゃフレンドリーだから、僕が例えばキット買うじゃないですか。
センムこんなの買いましたわーって言って持って行って、これあれやなーみたいな。
逆にセンムが何か買ったら仕様入りって呼ばれて、センム室に呼ばれて、これコータでって言ってお見せられて、
これすごいやろうって言って、これやばいっすね、これ古くてメーカーのなーみたいな。これこれコーデなーみたいな。
お前もプラモでこれシーみたいな。そういう感じなんですよ。すごくフレンドリーに接していただいててありがたい。
仲いいんやね。
センム 仲いいそうですね。自分で言うとあれなんだけど、本当センムにいろんなことを教えてもらいましたね。そうなんですよ。
センムさんは会社でどういう立ち位置の人なんですか?そもそも。
センムは今はね、顧問としていてもらってますね。
その前は社長として代表取締役としてされてて、そのタイミングで模型もちょっと始めた感じですね。
今はもう顧問になられてて、関係性で言ったら今も昔もあんまり変わらない。あんまりっていうか何も変わらないですね。
海洋堂の魂みたいな感じか。
センム その方が。
やっぱりめちゃめちゃなこと言うこともよくあるんですよ。
いやいやそれしたら人で足りないじゃん、時間ないじゃんとか、分からないじゃんみたいなのがあったりするんだけど。
魂はでもそういうこと言わなきゃいけない。
センム そうじゃないっつって。そうじゃなくてこうやろみたいな。
いやーってなるけど、確かにねーを言う方なんですよね。
いまだになくてはならない存在というか、僕にとってもすごい刺激をもらえるからって感じですよね。
良かったね、そういう人がいるところで。
センム そうなんですよ、これがまた良かったんですよね。
センムさんのお父ちゃんの、もうちょっと前に亡くなられちゃったんですけど、その前までも教えりお前寿司食いに行くかつって連れて行ってくれたりとか。
センム そんな感じの会社なんですね。
何人ぐらい居合うんですか?
センム 社員は50人、いまだになっては50人ぐらい。ちょっと前はもうちょっと少なかったんですけどね。
造形師が結構10人ぐらいまで居てて。
で、うちのワンダーフェスティバルっていう造形のガレージキットの祭典みたいなものがあるんですけど、実行する委員会があったりとか、営業が居たり開発が居たり企画が居たりで大体50人ぐらいって感じですね。
俺の海洋堂のイメージはもっともっとすげえでかい会社と思ってたんで、意外とそんな多くないけど知ってる人は知ってるっていうようなかっこいい会社だなと思います。
センム そうですよね。発生の仕方がやっぱり量産博っていうかなんていうのかな、少ない数ですごいことしようぜがそもそも生まれてもらったから、やっぱり社風みたいなのがありますよね。
精鋭たちって感じですね。
センム そうですね。精鋭というか変な奴たちじゃないのが正しいんじゃない?これ塩入り翼ですよ。
入れさせてくれてよかった本当に。
センム ありがとうございました海洋堂さん。
本当ですよ。これもう跳ねたら社会不適合者でもうどうなってるかわかんないですけどね。
センム いやそうかもね本当に。