哲学対話の導入
ギャップトマッチ。年齢も性格も趣味も異なる石玉と和音の二人が、日常のあちこちからギャップや共通点を見つけ出す番組です。
今日はですね、哲学対話したいなと思ってて。
したいよね。哲学対話、最高にあれは素晴らしいよ。
ちょっと私の中に問いが一個あるんですけど、鼻ピアスしている友達いますか?
いる?
いる!どれくらいいます?
私の友人全体の3%とか5%くらいなんじゃないかな。
10人…10人じゃないか。100人いたら3人か。
3人とか5人くらいの幅でいるんじゃないかな、たぶん。
私この前、4月に福岡県の太宰府でアートブックフェアっていうイベントがあったんですね。
ページ数?
はい、そうです。私と手伝いで当日スタッフしてて、スタッフというかあるお店のウースに立てたんですけど、2日立てたんですよ。3日間のうち2日。
私、人生でこんなにも鼻ピアスしてる人に出会った日ってないんじゃないかってくらい、1日に何人も見たんですよ。
好奇心めっちゃ浮き出る。
こんなに1日で鼻ピアス見るみたいな。
そんな見た?
めっちゃ見ました。
小の字で言ったら何個小の字書き終わるくらい見た?
そんなない。私の人生にあんまないんでしょうね。
そういうことね。
小の字1個くらいかも、言うて。
でも、同じブックイベントでも福岡では赤坂あたりでやってるブックオーカっていう古本市があって、それも私出たことがあるんですけど、
そこに出てる本に集まる人たちと、本の中でもアートブックに集まる人たちが明らかに脚層が違ったんですよね。
それを伝えたくて、友達にアートブックフェア行ったんだけどさ、鼻ピアスしてる人とか個性的な人とかめっちゃ来てたって言ったら、
言ったら返事が、そうなんだと。でも鼻ピアスイコール個性的ではないけどねって来たんですね。
というわけで、今日の哲学対話の問いは、個性的とは?
哲学対話、Now始まる感じね。
個性の本質
Now始まりました。
例のイベントみたいに、イベントでまたやりたいっていう話かと思いきや。
今。
そのイベントの時に浮かんだ私の問い。個性的とは何だろう?なんですけど、
まず、個性的だねって言われたらどうですか?
自分が?
はい、言われたら。石玉さん、個性的だねって言われたら嬉しい?
えっとね、どうだろうね。個性的って言われたら、えへへへそうですか?っていう感じの回答をするだろうね。
喜びもしないし、嫌がりもしない。
まず、その人が自分の何を個性的って思ったのかに興味が湧いちゃう。
なになにそれ教えて教えてって。
それは何を言ってるんですか?と。個性的っていうのは。
個性的ですねって、いろんな意味含まれてるし、人によって使い方違うと思うんですよね。
違うよね。違う違う。
なので、個性的って何だろう?をちょっと話したい。
個性的って何だろうね。
私、たぶんさ、今までギャップとまでも何回かひょっとすると言ってるかもしれないフレーズがあって、
ひょっとすると、世間でいうとこの個性的と私にとってのそのフレーズはすごく近いかもってものが今話し聞いて、キラッとしたんだけど頭の中で。
それは特異点。
その人が持ってる、その人だから現れる特異点みたいなのを見つけると、わーこの人だなって思うんだけど。
ズレとは違うんですか?
えっとね、ズレとは違うかな。
平均からのズレとは違うんですよね、たぶんね、特異点って。
例えば、超平均値に持ってるパラメーターが、え、この人ほっとくとめっちゃ平均値にパラメーターあっとるみたいな感じの仕草やん全部みたいな。
平均値仕草みたいなのばっかり見てる感じだったら、うーわすげーこれめっちゃ特異点やって思うと思うよ。
何やっても平均値、何を喋っても何を食べても着てるものもどこを切り取ってもめっちゃ平均値叩き出してくるのだったらもう特異点。
そう。
そうですね。
今もう無言でうなずきすぎてお前これ音声メディアだぞっていう状態になってたけど。
私そのアートブックフェアにいる時になんか自分で個性的じゃないな普通だな、私この服でいいのかなとかいろいろ思っちゃうんですよ。
だけど。
これって目で見てわかるやつじゃないですか。
この服この髪型なんか私個性何か間違いじゃないかなとかよぎっちゃうんですけど、
これってわかりやすく目で見て特徴があるかどうかの個性的を言ってて、ちょっと表面上の個性ですよね。
そうですよね。でもすごく言ってることわかる気がします。
アートブックとかってなるとやっぱりその、
どのように見えるのかっていうその表に表すと書いて表現じゃないですか。
その表現されてるものをもってしてその名前で呼んだりするわけなので、
表に出てる部分でどうなのかなっていうのを見がちな場所ではありますよね。
そうそう、私さっき鼻ピアスしてた個性的って言ったけど、鼻ピアスしてる人集めるじゃないですか。
50人ぐらい。めっちゃ似てるかもしれないですよね。
鼻ピアスセグメントみたいなね。
なんかみんな着てる服似てるなとか、履いてる靴似てるなとか、メイク似てるなとか、髪型似てるなとか。
とかマーリンと似た格好したくないメンタルがそっくりとかね。
そうそうそう、メンタルとかね。聴いてる曲似てるなとかあると、個性的ってなんだっけってなりますよね。
確かに。個性的か。個性的ってさ、数に言われるとどう?
私ですか?どうかな。でもなんか、場所によるなと思って。
例えば前に会社員してるときに、別に見た目とか普通にオフィスカジュアルだし、やってる部署もそんなとっぴな部署にいるわけでもないけど、
いやー栗原さんは個性が立ってていいよねって言われたら、でしょーねみたいな。
そう見えるでしょーねみたいな。
もう私ね、かずねのこういうコメント大好き。
なんかそんな感じ?
でしょーね。もう本当にこれ大好物だわ。
でも会社抜けてしまえば、あんまそういう場面ないんですよ。個性的だねってあんま言われないかな。
でも私からめっちゃ得意点って言われてるじゃん。
だからどこで言われるかによるかも。
それはそうかもな。
これちょっと話がずれたような気がするけど、つながってる話なんで安心して聞いていただきたいんですけど、
私、若かりし頃と今で他者が私を見たときに言う私の評価みたいなのがどんどん変わってるんですよね。
私、血液型とかのことを急に言われることとかがあって。
私聞いたかな?石玉さんの血液型。知ってるかな?知ってそうだな。
で、私年々だんだんO型とか言われることが増えて。
あるある。
さらに時間が進む中でB型とかAB型って言われることがめっちゃ増えてきてるんですよ。
A型。
どうでしょう?
違う?
あれ?なんか粉味した気がするな。
ちょっと、輸血の心配があるときまでフワッとしとこうかな、私の血液型はと思うんだけど。
関係ないからね。
でも本当にそういうね、結局前の流石理系とかと一緒で、その言葉の裏に言いたいことが隠れてるわけですよ、相手が。
私をどう見てるかとか、どういうふうに相手が私を評価するときに何を基準としているかみたいなのが。
どんどんO型って言われるような部分とかB型とかAB型って言われるような部分っていうのが、私がその普段暮らしているときに見えやすい状況になってんだろうなって思うわけですよ。
これって言うと、その状況による変化、相手の受け取り方も私も、私の人間、私っていう人間の中に入っているものがどういうふうに表に出てるかみたいな部分なんだと思うんですよね。
他者との関係性
で、たぶんB型AB型とかっていうふうに私に言ってる人って、裏返すとさっきの個性的みたいなこととか、そういうことを含んでる気がするんですよね。
なんでそれが表に見えやすくなったんですか?年々。
たぶん年齢を重ねるってことは、いろいろな選択をしないといけない場面に出会っていくってことともほとんどイコールだって私は思うんですけど、
で、その選択を迫られるような機会が生きていく時間の中であって、で、自分が自分はこうするんだって決めていくこと、主体的にもう明らかに自分で自分はこうするって選んだことっていうのの量が増えていったわけですよ。
で、それをやってるうちに。
こんなとこにたどり着いちゃった?
たどり着いたら、B型とかAB型とか言われるようになってるんですよ。
少なくとも私、高校生の時はもうまずなかったです。
確かに。
B型、AB型って言われることは。
ちなみにこれ実は共通点で私、石沼さんとマッチしてるんですけど、私もたぶん高校生まではほぼ100%A型としか思われてなかったと思う。
大学生ぐらいから、私たぶん9割超えでB型って言われるんです。
高校までない。
やばいね。大学くらいにブレイクスルーが何か起きてる。
そうですね。
面白いね。
何て言うのかな。私やっぱり他者がいてくれるってめちゃくちゃ豊かなことなんだと思うんだけど、鏡みたいなところあるじゃない?他人って。
自分が今どうなのかって、自分は自分の視点からしか自分を見てあげられないから。
自分の視点から見ても自分が変わってたりとか、何かを選んだとかみたいなことはわかるんだけど、それらの結果として見え方が変わってるみたいなこととかは、他者しかわかんない部分もいっぱいあるじゃん。
だから今みたいな話めっちゃ面白い。
高校まではめっちゃA型って言われてたじゃん。大学入ってちょっと経ったらめっちゃ9割超えとかでB型って言われるって。
ここのブレイクスルーの一体何があったのみたいなことめっちゃ深掘りしたくなる。おもろ。
そもそもA型って聞かれるときって多分基調面のときじゃないですか。細かったり基調面だったりきっちりしてるときに、めっちゃきっちりやってるね。A型みたいなシチュエーションだと思うんですよ。
まあないですよねそんな場面。
大学になったら?
ない。ないと思う。
むしろ高校のときまではなんであったの?
真面目ないい子だったじゃないですか普通に。
そういうこと?でも大学に入ったって勉強とかはある程度真面目にちゃんとやってるんでしょ?
もちろんね。話変わるんですけど、テソを最近、チャットGPTにテソを見てもらったんでしょ?
あいつテソまで見れるんか!
ちょっとビビったんですけど、テソなんてそんな公開して大丈夫かなって思ったけど、何を今さらと思って、チャットGPTにテソを見てもらったんですね。
前もいつか言われた気するなって思ったんですけど、私の左手が生まれ持った星としては人生迷いやすいタイプ。
翻弄されやすいらしいんですよ。
これはちょっと言われるとしっくりくるっていうのがあって、親にここ受験しろって言ったら受験するし、
割と言われたことを素直にやっちゃうんで、翻弄されやすい。柔軟と言ってもいいし、適応能力があると言ってもいいし、迷いやすいとかとも言ってもいい。
流されやすいと言ってもいいと思うんですけど。
レールの上を流されてたんですよ。高校までは。レールの上に流されてた。
A型っぽかったんですけど、大学になって指針みたいな方向性を示してくる人がなくなったから、乗っかってって、なんとなく直感で。
ここにたどり着きました。
でもパッと見個性的って言われてるのかな。
あんまりかけられないですけどね、私。
それこそあれですよね。
どういうところからその人を受け取るかで、受け取る情報って速度が違うんですよ。
個性的とユニークの違い
見た目とかは見た瞬間に入ってくる情報で速度むちゃくちゃ速い。
だからむちゃくちゃ速いそういう判断を見た目っていう部分についてはすることを比較的できる。
けど例えばじっくり話を聞いていかないと、
おやおや待て待てこの人だいぶアレくないかみたいな感じの、
前もひょっとするとギャップトマで言ったことあるかもしれないんだけど、人間って圧縮情報なんですよ。
なんか今に至ってきて、今この言葉をこの瞬間にポッっていうのは、この人がどういうふうに生きてきてこういうふうだからこうみたいな。
ポッと見える言葉の中にあるものとかを一緒に広げていって見せてもらわないと見えないその人みたいなのもあって、やっぱり速度が違うじゃないですか。
だからその人とある程度一緒にいるとか、そういうお互いを広げ合うみたいな場面を共有するとかの中で見えてくる、
何だろう、得意点とかもあるわけですよね。
関わらないと分からない、見えてこないものもある。
やっぱり速度が、道具とかどういうところからで全部違う。
ちなみに石玉さんが誰かに対して、個性的だねっていう時あります?
あんま使わない?
今や個性的っていう言葉を言ってる自分があんまり想像できない。
使わないんでしょうね。
昔からあんまり言ってない気がする。
個性的っていう言葉よりユニークとかの方がしっくり自分の中で来る言葉なんだよね。
同じようなことを意味する感覚に対してどの言葉を当てるかみたいなこととかを、私多分やっぱりいつもかなり自分の中で厳密に選んでるんだと思う。
例えば、この人のこういうとこすごくこの人だなっていうこととかを表現するときに個性的っていう言葉を使うよりは、
あ、それすごいあなたの得意点とかユニークのところだねとか、
ユニークも唯一っていう英語の意味合いの意味を含んだユニークで言ったりすることが多いかも。
ユニークと個性的なんか似てる感じするけど、ユニークだと唯一だねだし、個性的だとなんか派手だねとか変わってるねみたいな。
中央地からの距離の話みたいな感じっぽくなりますね。
でもあくまで私はその得意点というのはさっきも言ったけど、全部平均値を取ってるとかも相当得意点だと思ってるから、
なんて言ったらいいんだろう。だから中央地からっていう考え方じゃ多分ないんだよね。
私ユニークですねって言ったことないかも誰かに。
誰々ユニークでいいねみたいな言った覚えあんまないな。まだ使いこなせてない。
これ個性的だね。ユニークで行こうぜキャンペーンとかしたいぐらい。
個性的私この哲学タイムに出してる時点ではまってないし、雑に使ってるんですよ。
ユニークを使いこなす
自分が言いたいことじゃない。個性的って言っちゃうと自分が言いたいこと言ってないし、私があんまり捉えきれてないから出してるんですけど。
唯一だね。ユニークですね。だったら鼻ピアスしてる人にユニークだねって言ってないかも。
なるほどね。
すごいユニークな人いっぱいいたって言ってないかも。
そうだね。そうかも。
そうだわ。
そうだよね。だって私もたぶん鼻ピアスしてる人見ても鼻ピアスしてるねって思う。
そうですよね。そうだわ。ユニークを使いこなしていこうキャンペーンだわ。
ユニークはすごくいいよ。範囲が広いし、本当に感じてる感覚とあんまりはぐれない言葉。
じゃあ鼻ピアスしてる人を言ったら、私何て言ったらいいの?
鼻ピアスしてるね。
鼻ピアスしてる人いっぱいいたって言って、そこかいみたいな。アートブックフェアの感想それかいって。
それすごい。その感想言われたら私、あーいそういそうって言いそう。
そうですよね。
私にとって鼻ピアスって、鼻ピアスをしてるっていう見た目の問題もあるんだけど、
鼻ピアスをするくらい鼻ピアスっていう見た目に対してこの人はやりたいっていうエネルギーがあってそれやっちゃうんだってとこにペッて思う。
ちなみに鼻ピアスって、牛さんみたいになるやつと横のやつと、牛さん、牛の逆パターンって言うんですか?
覚えれます?こうじゃなくてこういうピアス。
こうって音声で伝わらないんだけど。
えっと、えっと?
牛さんのとこ輪っかのこの部分が下にくるじゃないですか。この部分が上にある。
上っていうのは要するに、えっと、鼻の中に頭がある。その上に乗ってるわけじゃなくて、中にあるってこと?
難しい。そうそう。こうなってる。
え、それって。
こう出てる。
多分。そうだったと思う。
やべえな、ちょっとこれあれや、100万一軒にしか残圏や。
でも本当に想像したらね、鼻ピアス開けようと思って実行してるって、どうやってそこに至ったっていう。
そっちの方が気になる。
痛いのかな?
痛いでしょ。
痛いですよね。
もうだって想像するだけで鼻血が出そうと思う。
出るでしょ。
痛い。もうめっちゃ痛い。
耳は痛くないんですか?私耳も開けたことないんですけど。
本当?私は若毛の痛りで耳は開けたことがあるけど、もう綺麗に塞がってる。
どういう気持ちでした?耳のピアス開ける時のノリとか。
ノリです。
ノリ?
ノリが一番でかい。
開けてみたいみたいな?
うん、開けてみようみたいな。しかも私、世代的にボディピアスっていうでっかい穴開いてるとこをどんどん太くしていくピアスみたいなのがめっちゃ流行ってた時期。
耳ですかそれは?
耳以外も。
耳以外も?
だからピアスに対する憧れの幅が広かった世代なんですよ。
だからノリで開けちゃった。
流行ってたんですね。
流行ってました。
今時ってどうなんでしょうねピアスみんな。これ世代別ピアス開けてる人パーセンテージとかめっちゃ知りたい。
とかなんか開けるきっかけは何でしたかみたいなね。
ほんまじゃん。
聞いてみたい。
え、面白い。うわ、これデータ取りたいわ。
ね。
おもろ。
というわけで、個性的って何という哲学対話でしたが、ユニークを私は使えるようになっていこうと思いました。
ユニークはいいですよ。使い出がありますとっても。
聞いてる皆さんはどうですか。個性的と言われたら嬉しいですかということで、ぜひお便りも募集しておりまして。
めっちゃ私個性的って言われますみたいな話とかも聞いてみたい。
本当本当。
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個性的だと全然ピンとこんかったけどユニークって言われたら私めっちゃユニークって思いましたみたいな話も聞きたい。
ギャップとマッチお届けしたのは石玉と和音でした。聞くほどに心がほぐれ何かとの境界線が解けてちょっと豊かな気持ちになりますように。
