7月に「波と舟のふたりについて」というトークイベントでファシリテーターを務めた和音。珈琲焙煎所・喫茶「SAZANAMi」を営む浦川夫婦と、セレクトショップ「走る舟」を営む久家夫婦の2組をゲストに迎え、仕事や暮らし、パートナーシップの話に耳を傾けた。「ふたり」って最高だ。\お便り募集/SpotifyのQ&A「このエピソードについてどう思いますか」、もしくは、運営Studio HICCHOのWEBサイト「番組へのお便りはこちらから!」へ、番組へのコメントやお手紙、ご相談などお気軽にお寄せください。いしだまと和音が喜びます。https://studiohiccho.com/Instagram@gap.and.match
サマリー
このエピソードでは、石玉さんと和音さんが夫婦のパートナーシップについて話し合い、トークイベントの企画や実施の過程を振り返ります。イベントでの参加者の反応や夫婦の関係性に焦点を当てた内容が展開されます。また、パートナーシップにおけるコミュニケーションと補い合いの重要性についても語られています。特に、夫婦間での対話や理解を通じて、お互いの長所を活かしながら関係を深める方法が探求されています。
トークイベントの企画
ギャップトマッチ。年齢も性格も趣味も異なる石玉と和音の二人が、日常のあちこちからギャップや共通点を見つけ出す番組です。
なんだかんだいつもイベントしてるんですけど。
本当だよね。私たちなんだかんだどっちかなんかやってるよね。
ほんとほんと。よく石玉さんが私のイベントに来てくれるというね。
素敵だった、こないだのイベント。
1ヶ月ぐらい前になるんですけど、ギャップトマッチのこの何て言うんですか、これ。画像。プロフィール画像みたいな。
番組のところに紹介で使われてる私たちのサムネイルみたいな。
そうそう。あれ、コーヒーカップに二人の似顔絵が書いてあるんですけど、
あの似顔絵を書いてくれた方が、糸島市の前原商店街にあるサダナミっていうコーヒー屋さんの店主なんですね。
7月に3周年をそのコーヒー屋さんが迎えまして、その3周年の時期にとあるお店がポップアップで来ていて、
ポップアップに来ているセレクトショップ走る船さんっていうお店なんですけど、そこも夫婦で走る船というお店をやっていて、
サダナミさんも夫婦でコーヒー屋さんをやっているので、せっかくだしトークイベントをやろうとなったと。
で、ある日、私にメッセージが来て、実は夫婦二組でトークイベントをしようと思うんですけど、ファシリテーションしてくれないかという依頼が来たんですね。
で、ほう!と。夫婦二組。私、どんなこと聞いたらいいんだろうと思って、日程調整もあったんですけど、しばらく考えたんですね。
イベントの実施
話せるかなーみたいな。しゃべれるかなーみたいな。しゃべれるかなって、私がしゃべるわけじゃないからいいんですけど。
しばらく時間を置いてみたら、めっちゃ面白いんじゃないかと思い始めて。というのも、夫婦の話って聞かないじゃないですか。
そうだよね。
単独で会うことが多いから、奥さんだけとか旦那さんだけとか、もしくは子供とお母さんとか。お二人はどんな感じでお店を営まれてて、どういう役割分なんで、喧嘩するんですかーみたいな。
喧嘩したときは謝るんですかーみたいな。相手のどういうとこがいいとこと思ってるんですかーみたいな。聞くことないじゃないですか。
確かにね。
めっちゃいい機会じゃんと思って受けたんですけど、想像以上に楽しかった。
だって来てたお客さん達もリアクションめっちゃ良かったもんね。
良かったですか。どんな感じですか、参加者が。石玉さんもね、聞きに来てくれたんですけど。
なんかやっぱりその、今かずねが言ってたみたいなことを、まさにその夫婦たちだから喋ってるみたいな内容のことについて、やっぱり言ってたよね。
こんな話聞けるとはみたいなこととか。
本当は1時間半のトークイベントで、1時間半の中に喧嘩します?みたいな。謝ります?って聞きたかったんだけど、聞けず、ちょっと空気を読みましたよ私も。
で終わった後打ち上げがあったんで、打ち上げの場でなれそめ和から聞きましたね。
ウケるーそれもう私さ、そこから聞けてないんだよね。
え?あ、そっかそっか。
いやほら、なれそめ和の時私池のそばでギャーンって30分ぐらい歌ってたからさ。
そうなのよ。打ち上げを予定してて石玉さんも来ます?って言って座ったのに、なかなか現れないなと思ったら、居酒屋さんの近くに池があって、公園の中に池があって、その前でねしばらくウクレレを弾いてた。
そうなんか微妙に時間があるから、ちょっとだけ弾いて合流しようかなと思ってやってたら、なんかツルツルと音が出ちゃうもんで、気がついたら30分ぐらい歌ってたみたいな感じ。
気分が乗ってきてね。
大変なことですね。
歌ってる間になれそめ和聞いちゃったんですけど、いやーその打ち上げ含め、すごい良かった。
めっちゃ面白かったよね打ち上げもね。
参加者との関係性
めっちゃ良かった。
ちなみにですね、イベントの準備段階から楽しかったんですけど、一応打ち合わせしようってなって、私が最初に言ったのが、タイトル決めようと。トークイベントのタイトル決めましょうって言って。
で、走る船を営んでるところの美奈美さんって方がいらっしゃって、美奈美さんは結構文章も書いたり詩も書いたりされる方だから、一旦私が定めのお二人に、どういう経緯でこのトークイベントすることになって、今どんなことを話したいと思ってて、ある程度聞いて。
で、私がこんな感じがいいなって思って、イベントの概要文を書いたんですね。
で、概要文を書いて、美奈美さんに電話していいですかって電話して、こんな感じで考えてるんですけど、タイトル何がいいと思います?みたいな。
で、さだなみの浦川さんっていうね、編集は、ちょっとこういう言葉出してるんですけど、みたいな。で、浦川さんが確か、波と船っていう言葉が入れたよね、みたいな。
で、美奈美さんが、なんか、二人で一セットにしてくれた方が、旦那さん結構喋るの得意じゃないから、二人って入ってる方が、あ、二人で頑張ればいいんだ、みたいな。ちょっと気が楽かも、みたいになって、波と船の二人についてっていうタイトルが決まったんですよ。
で、美奈美さんが、画像も作りますねって言って、インスタにあげる画像もぱぱっと作ってくれて、なんてスムーズなんだって、ささささって、決まり。
いや、もう準備段階から楽しい。で、もう何にも頭に、あの人に来てほしい、この人に来てほしい、みたいなの浮かんだし、
で、当日迎え、本当はそのねほりはほり、今日しか聞けないこと聞こう、みたいな気持ちもあったんですけど、その場の空気も見つつ、お店の話によるのか、二人のパートナーシップの話によるのか、みたいな。
ちょっとそれは当日の雰囲気見てやろうと思ってたんですけど、結果参加者の皆さんから、何を喋ってるかじゃなくて、もう夫婦の二人の目線とか、表情とかに、二人の関係性がすごい出てた。
ほんと。
そう。
ほんと。
いや、確かにそれでもう十分伝わってるよね、と思って。
むっちゃいい企画だったと思います、あれ。
私、関係性とかみたいな、複合的な要素のものっていうのを持ってくることっていうのが、実は一番難しいと思ってて、
切り離して誰かと誰かを連れてきて、その切り離して連れてきた人がどこかにいる時の、その人の主観の話をすることっていうのはよくあると思う。
なんだけど、関係性そのまま持ってきて、いろいろって、私、新婚祭のあっしゃいぐらいしかないんじゃないかなって思うんだけど、
そういうものっていうのが、あの場では起きていたと思ってて、すごくいい企画だったなと思ってた。
でも今思えば確かに、じゃあ宮崎駿さんと久石譲さん、鈴木敏夫さんでもいいんですけど連れてきて、お二人はどういう関係ですかとか、どういう役割分担ですかってダイレクトに聞かなくても、
二人が喋ってる様子を見れば、こういう力関係で、相手にこういう感情を抱いていてとか、もう滲み出ますよね、そりゃ。聞かんでも。
いやでもそういうのって意外とないのよ。
うん。
ほんとに。
うん。
だからすごくいいきっかけだったと思う。
ほんと。
面白かった。
で、あとその本人を目の前にしてるから、じゃあ奥さんがなんか喋りました。
いや私こうでこうでこういうところあるから、家族のためにこんな風に立ち振る舞っててって言うじゃないですか。
すかさず私が、えっ旦那さんから見てどうなんですかみたいな。
あなたから見てはどうなんですか。奥さんはこう言ってますけどみたいな。聞けるのも良かった。
そうそう。
で、そうするとやっぱ違うこと言うんですよね。いや私から見たら予想でもなくてとか、私から見るとこう思っててみたいな。それもね。
めっちゃ面白かった。
良かったですよね。
いやさすがだなと思ったよ。あの即聞く感じ。
即ね。でどう?みたいな。実際どう?みたいな。
もうなんだろうね。やっぱああいうボールを回させるとかの時に、私本当にスルーパスとか、サッカーのボール回しの起点になる人みたいな感じのイメージをかずねが回してる時結構思う。
でもそれが経験を経ててるからなのか、やっぱり自分自身もそのコミュニティに対して神話性が高い場所だからなのかとか色々要素あるかもしれないんだけど、すごく自在なパス回しをしてる感じだった。
嬉しい。
すごい素敵だったよ。美しいと思ったもん。
それね、実はね、このファシリテーターとしても実は一個気をつけたことがあって、
ちなみにさとなみの店主の浦川さんと私過去に2回かなトークイベントしてるんですよ。
それも1年前とか半年前とかちょっとタイムラグがあるんですけど、
当時はもっと私が進行しなきゃとかまとめなきゃとかしてたんですよね。
ここに落とそうみたいな。
あったんですけど、それ結構今変わってて、まずこの4人はそもそも面白い素材であると。十分面白い素材。
で、もちろん私はこういう話聞きたいし、こういう概要文書いたから参加者はこういうことを期待してるだろうなーみたいなのはもちろんあるんですね。
で、一応ふっとく。イベントの冒頭で、今日何聞きに来ました?みたいな。
お店の話聞きたいですか?パートナーシップ聞きたいですか?みたいな。
おーおーおーみたいな。どれくらい知ってますか?みたいな。一応確認ははじめにするんですけど、
それ踏まえつつ、結構でも、来てくれてる人もね、ここに時間を使うぞって決めてるし、大丈夫。私よりも受け取る力がある。
参加者側も信頼してる。登壇側も信頼してる。で、こういう流れになったらいいのはあるけど、
でも一番今、この盛り上がってるものとかに、流れに任せようみたいな。気持ちをより持ったんですよ。今までより。
で、いつもだったら、結構タイムマネジメントもきっちり。あと何分だから、あと一個ね、いつもみたいな。
なんか今ちょっとまた何か生まれたなって思ったら、ちょっとこう、時間よりも今起きてることを優先するっていうのをやったので、
だいぶ半年前とか1年前に比べると、力が入ってなかったっていうのはありますね。
大変によくわかります。
ね。そう、力抜いたほうがいいんだということがよくわかり。
ちょっと待って。
何?
今気づいたことって、私さ、この間その風と木のイベントの時に、私が言っちゃえばだからボールパス回す側みたいな立場にもなってたわけなんだけど、
なんかさ、結構最近そういうことできる気によくなるの。
かずね見てるからだわ。
嘘!本当ですか?
ってことに今気づいた。
本当に?
多分どうにかなるでしょうとか、最低限のこの辺の線はいけてるんだから、あとはプラスアルファであったらラッキーぐらいでいようとかみたいなこのマインドセットとか。
めっちゃ影響受けてるかも。
よかったです。でもね、石沼さんも場作りみたいなのいっぱい学んでるし、いろんなところから接種してるんでしょうけどね。
相互理解の重要性
でもめちゃくちゃ今はぁーってなった。ありがとうございます。いつも。
ちなみにかぜときっとのお話、前回してたじゃないですか、予定した時間よりも長くイベントが続いて話があったんですけど、
さだなみさんでのイベントも一応終了時刻が終わって、なかなか帰らないっていう。
で、なかなか帰らない様子を見て、参加者の皆さんが。で、ちょっと話し足りなかったかな、聞き足りなかったかなと思ったりもしたんですけど、
それだけなんか話したいものがあるんだなと、私はそういう捉え方をすることにして、
めちゃめちゃみんな帰らなかったですよね。だからもっと聞きたかった、もっと話したいことがあったぐらい、何かそこにあったならよかったなみたいな。
私それを今日で終わらせる必要がないから、別にね、来週やってもいいし、また別に来たときに話してもらってもいいし、
なんかそういう余裕もできましたね。前だったら、もっとこっちを聞いとけばみんなすっきり帰れたんじゃないかとか思ってたかもしれない。
面白いですね。やっぱり。でもそれだけ変化していってるってことは、きちんと自分なりに向き合ったりしてるってことですね。
あとね、これ私石玉さんから学んでいることですけど、言葉じゃない部分が結構大事なんだなっていうのも思って、
石玉さんがライブをするときに、自分がどんな体でそこにいるかみたいな話するじゃないですか。
見えないんだけど、私がどんな体でそこにいるかっていう、要は緊張してるかどうかとか、それが結構重要なんだなって思えてきて、
できるだけ自分がリラックスして柔らかい体のイメージで、そこにいることが一番この場に貢献すると。
それは石玉さんから私は摂取してるんだと思う。
これは、私たちギャップでマッチってことですね。
ギャップでマッチ。そうそうそう。
いい作用起きてますね。お互いに。
すごい私が好きだったトークイベントでいいなって思ったのが、明らかに補い合ってるわけですよ、夫婦が。
性格は違う、持ってるもの違うんだけど、補い合ってるっていうことがよくわかって、もちろんぶつかってるんですけど、
ぶつかるんだけど、やっぱそこでやめないっていう、ぶつかったから諦める、ぶつかったから相手を何か決めつける、押せずに、やっぱその先を見てるんですよね。
どうやったら家族が幸せかとか笑顔でいるかとか、どうやったら私たちが伝えたい世界観が伝わり、それが長く続くのかっていう、
そこを見てるから、すり合わせをやめないし、基本的にはうまくいく方に自分を調整する。
引いたり、押したり、拾ったり、投げたり、甘えたり、めちゃめちゃ泥臭いんだけど、人間っていいなって思って、
で、やっぱこうなんでしょうね、SNSとか見てると、そんな見てないけど、なんか出来事だけ入ってくるじゃないですか。
例えば、夫婦で喧嘩したとか、こんな旦那さんが言ってなんちゃらだったとか、わかんないけど、そういう出来事だけ聞いてると、
結婚生活大変なんだなとか、やっぱ男と女って分かり合えないんだなとか、そこだけが強く印象に残るけど、
すり合わせ続けてる二人を見てる時に、リアルだなっていうのと、これでいいんだな、こういう事例をいっぱい自分の目に見せようと。
いや、夫婦っていいじゃん。泥臭くていいじゃん。人間臭くていいじゃん。
で、これを10年、20年続けてる二人組って、めっちゃ素敵じゃんみたいな、そういうことを思った日でしたね。
時間をかけた関係の深化
いい時間だったね。
ほんと。
なんかさ、やっぱり、どれぐらいの時間軸で物事を見てるのかとかの話になるんだろうなっていう気が最近よくするの。
何を答えとするのかっていう、何を答えだって思うのかが、すっごい短期的だったり、
めちゃくちゃ、あるものがただあるだけの状態のまんまの時にパッて出す答えと、長めの時間軸もとって、あるものの要素の中に未知のものが出てくるかもとか、
あったものが消えるかもとかみたいなことも含めて考えていく時の答えって、全く違うものがよく出ると思うんだよね。
なんかこういうことを、やっぱり、私たちってこれからやっていくんだろうなーってよく思うんだけど、
だから、今回のさざ波さんと走る船さんの、今回のトークイベントをかずねがそうやってやった時に見えたものとかも、
やっぱりその、すり合わせと出てくる要素消えていく要素、知りもしなかった未知の要素が突然現れるとかも、ひっくるめて、でも長い時間軸でっていうのをやっていってる一つのすごくいい例だったなっていうふうに思う。
いい例だった。
面白かった。
別に成果を提示するわけでもなく、ただリアルに語られていて、本当によくて。
で、やっぱ2人。2人っていうことはめちゃめちゃいい言葉だなって思ったし、2人とかユニットとか。
でも多分それを広げていけば、チームとか組織とかも、やっぱいいもんだなーっていうはずだなと思うんですよね。
本当にね。
そう。
人間って本当に面白いですね。
面白い。
というわけで、今日2人について。
ちなみにね、ギャップとマッチも2人でやってるので、やっぱ2人っていいなと思う機会になりましたが。
本当ですね。
はみ出したいの皆さんは、どんな2人が皆さんの周りにはあるでしょうか。
はい、2人。デュオもトリオも素敵ですし、なんていうかでも、それぞれのあり方で現れがちな特徴とかは違う気がするんですよね。
なんで、そういうこととかもなんか、うちの近所にいるおじちゃんと散歩してる犬の組み合わせが最高でとか、そんな話とかも聞きたいですね。
というわけで、この番組ではお便りも募集しておりまして、送ってくださる方はこの番組を運営しているスタジオヒッチョのウェブサイト、番組へのお便りはこちらからお寄せください。
はい。ギャップとマッチのインスタも始まっております。そちらの方にご連絡いただいてももちろんOKです。
ギャップとマッチ。お届けしたのは石玉と和音でした。聞くほどに心がほぐれ、何かとの境界線が解けて、ちょっと豊かな気持ちになりますように。
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