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2024-11-27 20:16

♯40「ギターを”からって”見える世界」

福岡県の方言で、「背負う」は「からう」。ギターを背負って自転車で移動することが多いといういしだまが見た世界とは。

------------------------------------------- 【告知】 〜ギャップトマッチ公開収録〜 有田和樹さんの目に映る『文化商店街』 ▼開催日時 2024年12月8日(日)- ▼会場 古材の森 @kozainomori ▼登壇者紹介 ・有田 和樹 氏 油機エンジニアリング株式会社の社員。古材の森では、展覧会や講座など企画を担当している。唐津街道と前原宿の歴史も研究している。 ▼トーク概要 Podcast番組「ギャップトマッチ」の公開収録第2弾となる今回は、古材の森の有田和樹さんをゲストにお迎えし、唐津街道の歴史や明治34年に建てられた西原家(現:古材の森)について伺います。さらに、古材の森の店内にギャラリーをつくった理由や、事前打ち合わせで有田さんがぽろっと口にした「文化商店街」とは何なのかなど、興味の赴くままに聞いていきます。有田さんという方を前にして、いしだまと和音がどのような反応を返すのか、そのギャップや共通点にもご注目ください。そして、トークの最後には、思いもよらない”遭遇”が待っているかもしれません。 ▼参加費用 会場参加:2,500円(古材の森ワンドリンク付き) ▼会場定員 50名 ▼申込方法 Googleフォームより受け付けております。 https://forms.gle/wrgrrhJGvL1XqKR46 当日の飛び入り参加も歓迎です! ------------------------------------------- \お便り募集/ SpotifyのQ&A「このエピソードについてどう思いますか」、もしくは、運営Studio HICCHOのWEBサイト「番組へのお便りはこちらから!」へ、番組へのコメントやお手紙、ご相談などお気軽にお寄せください。いしだまと和音が喜びます。 https://studiohiccho.com/

00:19
ギャップトマッチ。年齢も性格も趣味も異なる石玉と和音の2人が、日常のあちこちからギャップや共通点を見つけ出す番組です。
石玉さんよくギターを担いで現れてるじゃないですか。
自転車に乗って背中に大きなショッテ。
ショッテって今言ったけど、からってって言いますよね。
めっちゃからってって言うけど方言だよね。
ランドセルからってっていう。
永遠に直せない方言。からう。東京でからうと直す。
しまうって言えないよね。
言えない。
言えないしまう。あと何かかる。
何かかるは言わない。
ほんと?じゃあこれうちの地元の方の言葉か。
何かかりますね。よりかかるは言えないかも確かに。
言う場面がないんですけどね、私は。
やっぱ普段シュッとしてるから。
何かかってないからですね。
私もすぐ何にでもかんでも何かかるからね。
どういう時に言うんですか?何かかる。
人を例えば待ち合わせで待ってる時とかに気づいたら右肩は壁に何かかっとったりとかする。
何かかっとったって言うってこと?
何かかって待っとったけど全然気にせんでいいよとか。
言っちゃう言っちゃう。
確かに頻繁に使ってそう。
でと、ギターからってるじゃないですか。
この前その話ちょっと収録後にしてて。
形が2個あるんですよね、ギター。
うちのギターね。
まず久保さんっていう名前が久保っていうギターは、ほんとにギターの形してるから、カバンもギターだと。
もう1個まだ名もない、名前のないギターがあるんですよね。
名前のない、私の人生に比較的最近登場したギターがいて、そのギターはなんと背中にからうタイプっていうのは久保のギターケースと変わらないんですが、
久保は今かずねが言ってくれた通りギターの形してるんでギターだなっていうのが見たらすぐわかるんですよ。
なんですけど、もう1つの名もなきギターの方はパッと見が全然ギターだっていうのがわからないでっかい四角の、なんか言ったらランドセルぐらいでっかい。
子供が持ってるランドセルと同じぐらいの比率で今私がからっても子供のランドセル見たいっていうぐらいでっかい四角い形のケースに入ってる。
分解できる、組み立てることができるっていうギターなんですよ。
リスナーの皆さんこれ想像して、自転車に乗って折りたためるギターの四角い黒いケースを背中にからってる人が通ってますと、一体何が起こるかと。
03:12
何が起こるんですか。
ウーバーの人とすごい間違えられるんですよ。
でしょうね。
めちゃくちゃウーバーの人だと思われる。
他にもありますよね、四角くてでかい普通にリュック。
そういうリュックもあるよね。
確かにウーバーっぽい人いるけどよく見たらただのリュックだったり、実はそこにギターも混ざってるっていうね。
実はギターも混ざってるっていうのは多分福岡に住んでる人にとっては結構ニュージャンルだと思うんですけど。
それによって石玉さんが体験したことがあるとか。
うまいね、やっぱり話の誘導が。
今これすごいさらっと喋ってますけど、かずねはこのギターの話をきっちり覚えてくれてたけど、私完全に忘れてましたからね。
なんだっけギターとか言ってたもん。
すぐ取り出すからね、私、記憶を。
さすがだよ。
何が起きるかっていうと、やっぱりそのギターを担いでるとウーバーの人っていうふうにみんなから見られるわけですよ。
そこまでは全然そうだよねって思うんですよね。だってめっちゃ見た目ウーバーっぽいから。
その後に起きる出来事がいつも非常に興味深い。
簡単に言うと、これ結構ざっくり乱暴に言うけど、ウーバーの人だなっていうふうに勘違いされる状況のギターを奏っているときは扱われ方がちょっと邪剣になるんです。
怖い。信じられん。
そうじゃろ。わからない。
私もね、これすごい面白い体験をしてるなって思うんだけど、どうやらウーバーの人だっていう認識をされると、
そのギターを奏ってないときと同じような自転車に乗って移動するっていう行動をしているにもかかわらず、下打ちをされる数とか、すれ違いざまになんかちょっと、ん?こんなこと言われる筋合いがあるとか、
歩行者ってことですか?
歩行者とか他の自転車とか、
自転車同士ね。
みたいなことが爆増するんですよ。
すごいバイアスですよね。
だから、私っていう人間は変わらないし、そのギターケースを担いでるときと担いでないときに、その自転車乗っているときのマナーが著しく変わっているわけでもなんでもないにもかかわらず、
それで自転車乗ってあちこちウロウロするときに、周りで起きる反応が変わるっていうね。
これすごい面白いなって。
だってこんだけ助けられてるのに、Uberに。
コロナ禍とかでね、どんなことが起きてるかって言うと、
06:00
あんまり、何も起きてない。
あんまり、何も起きてない。
でも、
あんまり、
あんまり、
あんまり、
あんまり、
あんまり、
あんまり、
あんまり、
あんまり、
どんだけ助けられた人が多いか。
たしかにね。
そうなんですよ。インフルエンザとかあったけど、
昔ってその、めっちゃ熱出ててしんどいときに、
食べ物買いに行くの大変じゃないですか。
でも今こうやって配達してもらえるから、
もう私とか一人暮らしでも行きやすくなったなみたいな。
気安い時代なんだろうなみたいな。昔だったら大変だったろうと思うんですけど、
たしかに。
なんでその運んでる人が邪気に扱われてんのかっていう。
ね。
だから、なんか、面白いよね。
Uberの配達っていうものが、
みんななんだろう、みんなじゃないけど、
そういうふうにリアクションが変わる、
フィードバックが自分にあるくらいの、
頻度では、街を行くときに私っていう人間が自転車乗ってて、
出会ってる人々の中で、リアクションが変わる人が割合としているわけだ。
なんかこういうのって、なんだろう、
世界とはとか人とはとかを考えるときにすごくね、興味深いデータだなって思う。
いやほんと、全然でもそういう体験思いつかないですよね。
何か自分は変わってないのに、見た目が違うから、
こんなふうに扱われるんだって思ったことなくて。
でも大学生のときに、すごい英語喋れる先輩がいて、
当時金髪だったんですね。女性で金髪。
だけど、けっこう海外で英語で環境問題について何かメッセージを発したりとかするような人だったんですよ。
で、金髪で英語も喋れて、環境問題について発信しても、何か響いてない感じがしたと。
で、黒髪に変えたら、めちゃめちゃ聞いてくれるようになったらしいんですよ。
あともう一個あった、この金髪エピソード。
なんか知り合いが、海が好きでよく海に行って歩いてたと。散歩とかしてて。
で、ある日金髪に変えたと。逆に黒から金に。
ただ、めちゃめちゃサーフォワーが話しかけてくれるようになった。
面白いね。
上野 髪の色で話しかけてくれる人が変わるって聞いたことあります。
あるだろうね。それすごくあると思う。
09:01
私、髪を伸ばし出した。
上野 言ってましたね。乃木口で言ってた。
上野 その髪を伸ばすっていう行為でもやっぱり、周りの、自分の外にいる人たちのリアクションが、それ以前とちょっと違う部分があるなって感じたりするし、
自分自身も髪を伸ばしてることで、起こしてるアクションが変わったりしてる部分もやっぱりあったりするからさ、
見た目とか、どういう属性を自分が持ってるかとかって、やっぱりなんか変えちゃうんだろうね。
上野 その金髪の話と、ウーバーっぽいリュックっていうのは、すごくなんかちょっと共通性を感じるね。
めちゃくちゃ面白いよ。だって、それをからうと、突然世界から私に起こるフィードバックが変わるんだよ。
で、普段の自分にあるフィードバックと、そうやって変わったフィードバックの間に流れてるものは何なんだろうってやっぱり思うもんね。
そういうことを考える機会を手に入れてることに、面白いと思ってニヤニヤしちゃう。
し、でも、ちょっと邪剣に扱われる、下打ちを打たれる回数が増えるとか、すれ違いざまに、なんかあれ?なんか今、なんか私すごいこと言われなかったみたいなこととかが起きるみたいなのは、何て言うんだろうね。
私はほら、横断してリュックを背負わないっていう選択肢も、ある状態の状況が変わってるじゃない。だから、からってない時は、そういうこと言われないところに戻れるわけ。
だから、そのことを面白いって言えるんだけど、これずっとこのリュックからってないといけないっていう人生の時って、本人の性質とか、どういうことをやってるっていうところとは関係ないところで、下打ちされたり、ちょっとん?って言われる回数が増えるって思うとちょっとね、わーって気持ちにはなる。
それを受けて、逆に自分が気をつけようと思うこととかありますか?
普段から気にかけてはいるけど、自分がそういうことを受け取る場に立ち会う経験をすることで、なんかもっとリアルになるじゃない。だから、もっとしないようにしようってちゃんと思えるよね。
12:00
だからやっぱり時々、いつも自分がいる場所から移動してみるっていうことが起きる人生はすごくいいなって思う。幅を持つことがあるっていうのはね。
なんかちょっと違う体験だけど、私大学生の時に2年ぐらいユニクロでバイトしてたんですよ。レジに立ってるじゃないですか。ユニクロってね、結構いろんな人が来るんですけど、商品買った時にありがとうございましたって言ってレジから去る人と、そうじゃない人がいるんですよね。
で、このありがとうございましたって言って去る人って、こんなにも印象いいんだっていう。すごい印象残ったんですよね。普通に無言で立ち去るのが多くて。言おうってそんだけ思った。
あー、それもそうだね。立場の横断だね。レジ側から見るとこう見えるんだなって。人のちょっとしたことが。
本当だね。そうだね。やっぱりなんかいろいろ経験してみるっていいね。
友達の家に行きました。友達がご飯運んでくれました。ありがとうってなるじゃないですか。でも飲食店に行って、店員さんがバンバン食事運んでくれるのに、そのためにありがとうございますって言わないじゃないですか。
言っちゃう。言っちゃうでしょうね。私もできるだけ言おうって気をつけてるけど、そこに同じ行動してるのに相手は。
言ったり言わなかったり。この場は言うけど、この場は言わなくてもOKみたいに自然となっちゃってることって、なんか気づかないうちにありそうだなと思って。
あるだろうね。本当にあるだろうな。自分にもいっぱいあるだろうなって思う。
確かに石沢さん言ってそう。ありがとうございますって。どこでも言ってそう。
比較的言ってる方かもしれないね。本当に気をつけようって思うね。役割を帯びた時に、相手が人間じゃなくなるみたいなことあるじゃん。役割になっちゃう。人なのに。
本当に気をつけないと簡単にそこに、私みたいな人間は心も弱いし、すごくできた人間ってわけでもないから、簡単にそういうこと多分しちゃう。
よっぽど気をつけてないと。っていうのを、Uberのランドセル案件の時に、すごく改めて思えてよかったです。
15:08
昔、オードリーの若林さんがUberのバイトしてた。昔っていうか、普通に売れてからですけど、その時Uberやってみたらどんな体験だったかみたいな話をしてたんですよね。
その時の若林さんの話は、あんまり若林さんっていろんなとこ行きたいみたいな願望がないと。でもUberのバイトした瞬間に、ここに届けろって言われるから、強制的に自分が行かないところに行くことになると。
それが面白かったし、自転車っていうのが運動になったっていう話を聞いてて、なんかすごいUberって面白いんだなーみたいな、ポジティブな体験談は聞いたことあったんですよね。
逆にUberだってわかったら、周りからの下打ちとか反応が変わるっていうのは、新しい話でした。
そうだね。ひょっとするとこれは、私がもう女性っていうのが見た目でわかるからっていうのも、ひょっとすると影響ないわけじゃないかもって思う。
確かに。
ひょっとするとだけど。
でもそうなると、男性と女性って同じ場所にいても全然違う体験してますよね。
してるよ。本当にしてると思う。
うん。すごく思う、それはいつも。だって、すごく羨ましいなって思うこととかよくあるもん、男の人とか。
ヒッチハイクで日本中を旅にとか言ってるけど、まず無理じゃない?私たちそんなこと。怖すぎる。
年末にインド行こうっていう計画があるんですけど、なくなりそうなんですけど、めちゃめちゃ心配された。まだ結婚されてないけど。
でも気をつけといた方がいいエリアっていう話は聞くよね。
聞きますよね。何がありますか、男性羨ましいなって思うこと。
本当に今言ったみたいな、体一個で世界あちこちに行くって時のハードルが激下がりするっていうのが一つでしょ。
でもう一つは、例えば分かりやすく目の前の非税人を稼ぎたいみたいな時とかに、一日で具体的にはこれぐらい金額がもらえるみたいな仕事を男の人の方が断然見つけやすいの。
そういうふうな社会構造になっているのも羨ましいなって思う。
これ運び回すとか。
そうそうそうそう。
なるほどね。
面白いやっぱり、全然男の人と女の人は同じ場所にいても違う世界を見てると思う。
体験してみたいけどなんてできないだろう。できるかな。
Uberやってみたらいい。
18:00
またそうですね。めちゃめちゃ見える世界変わるでしょうね。
面白いと思う。
若林さんが言ってる、自分が行かないところに行くとかはめちゃくちゃ面白いだろうね。実際。
私それこそね、なんかすごい高層マンションの高いところに運ぶこともあれば、これどこだろうみたいな。いろんな家に運ぶでしょうしね。
私Uberダイエットしたことあるから。
あるんだ。あるんですね。本当にUber。
あるの。
痩せました。
痩せました。本番に向けて痩せたい。痩せれた6キロもみたいな。すぐ戻ったけど。
すごい運動なんですね。
でも本当に面白い。やっぱり横断してみることでしか見えない世界の一面があると思います。
という感じで、なんか世界の見え方変わりましたとか、もし体験談があれば、ぜひリスナーの皆さんにもお便り募集しておりまして。
やってみたいとか。
Spotifyで聞いてくださっている皆さんは、Q&Aこのエピソードについてどう思いますかの欄、もしくはこの番組を運営しているスタジオヒッチョのウェブサイト、番組へのお便りはこちらからコメントお寄せください。
本当になんだろう、あなたがそこでどういうふうに生きているみたいな話を聞かせてもらうと、私もかずねも、ああそうかそうか世界にはそういう側面があるなあって思うきっかけになる気がします。
ギャップとマッチ。お届けしたのは石玉とかずねでした。
聞くほどに心がほぐれ、何かとの境界線が解けて、ちょっと豊かな気持ちになりますように。
ご視聴ありがとうございました。
20:16

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