公開収録の始まり
ギャップトマッチ、年齢も性格も趣味も異なる石玉と和音の2人が、日常のあちこちからギャップや共通点を見つけ出す番組です。
始まりました、公開収録。
始まりましたね、公開収録。
オープニングの演奏、生演奏でやってみましたけど、どうでしたか?
実はあのギター、石玉が弾いてるって知らなかったっていう人がいました。
います?
いたいた。
え?って言われて、じゃあ公開収録やりましょうか、みたいな。
公開収録ってもう今しゃべっちゃってるんですけど、
今日は糸島市の前原周辺エリアで、野菊市というイベントが開催されていまして、
その中のイベントの一つとして、このポッドキャストの番組、ギャップトマッチの公開収録をやっています。
ちょっと野菊市が何か説明しておいてもいいですか?
心の庭の探求
よろしく。
読み上げてもいいのかな、これ。
お願いします。
じゃあ野菊市のインスタのアカウントからなんですけど、
野菊市は美しさと可愛さ、そしてそれらを求める心の自由について感じて考えるお祭りのような市です。
多くの参加者がそれぞれの秋内や作品でその時々の表現を行います。
いろんな感覚とか、あと自分自身にどんな感覚が起きるのかっていうのを掛け合わせることで、
前日までのあなたではなくなるお祭りのような市という。
めちゃいいよね。
野菊市以降、違う自分になってるかもしれない、そんなイベントです。
本当にイベントコンセプトをお伺いした時に、これすごい面白いと思って、
お声掛けいただいて、そりゃあお邪魔してみたいわっていう感じになって。
マルシェとか、ここ15年、20年くらいで本当にあちこちでいろいろ行われるようになってきて、
マルシェ自体は珍しいものでもなくなってきたかなっていう感じがあると思うんですけど、
私この野菊市のコンセプトを伺った時に、
すごい、これは消費行動としてのマルシェとかっていうだけじゃなくて、
自分たちはこのように考えてるんだよを広げる場としてのものでもあるんだなと思って、
すごく感動したのを覚えてます。
この表現者としての石玉さんとしてはね、いろいろ思ったことがあると思うんですけど、
今日はせっかくオープンコミュニティスペースみんなのという会場で収録しているので、
会場の皆さんとも絡みながらやっていけたらなと思うんですけど、
会場の皆さんの中には、普段過去の放送を聞いてくださった方もいれば、
今回初めて聞いてくださる方もいらっしゃるかもしれないんですけど、
もう一個謝ってもいいですか。
過去の放送で、ちょっと後悔してることがあって、
何それ、ウケる?後悔してんの?今その打ち明けをするぐらい?
謝罪したいことがあるんですけど、
私過去の、いつかな、あれか、石玉さんが日野秀樹さんの朗読劇に出た時の回かな、
あのあたりで私、マルシェが好きじゃないみたいな、
マルシェに行ってもやることないみたいなことを言ってたんですよ。
あれが悔やまれて。
すっごいね。よく覚えてるね。そしてまた。
聞いてない方ぜひ聞いてみてください。どこか探して。
当時は、私あんまり物欲がなくて、あんまり行っても物を買うっていうことがないんで、
マルシェに行って何も買わずに帰るのが申し訳ない気持ちになったりとか、
あと遊園地に行っても何もすることないなって思ってるんですよね。
これさ、意外なところで私たちマッチしてるわ。
本当ですか?
私も物欲があんまりなくて。
遊園地は?
遊園地行ってもやることがあんまりないの。
本当に?ジェットコースター乗れないから。
そう、乗れない。
ずっと待ってるんですよね。友達がジェットコースターから降りるの。
別にメリーゴーランド乗りたいわけでもないし、お化け屋敷入りたいわけでもないんで、
なんてすることがない場所なんだって思ってて。
すごくわかる。
過去ちょっとマルシェに行っても何も買わなくて帰っちゃうみたいな話してたんですけど、
ノギクイッチめちゃめちゃいいイベントだと思って、
あの発言を撤回したい。
ウケる。今の話聞いて思ったこと言っていい?
はい。
賢いっていうのも大変だなって思って。
なんで?
だってさ、私だったらあの回って相当前じゃん。3月とか4月とかでしょ?
それって私たちやり始めてからそんなに経ってない時じゃん。
言っちゃえば、私の感覚でいけばよ、もうね、遥か彼方の過去なの。
確かにね。
もうさ、私はもう、喋り終わったらパソコンのメモリを電源シャットダウンしたら
メモリが解放されるみたいな感じでスパーッと忘れるからさ。
そんな昔のこと覚えてないからさ。
たぶん同じようなことを過去に発言、自分がしてたとしても
一個謝りたいことがあるってたぶん切り出せないわ。
そう、実は今日何話そうかなって思ってて、
千玉さんに過去の放送で話したりなかったこととか
改めて話したいことありますかって聞こうかなって思ったけど
きっとこれ無理だなって。覚えてないですよね、たぶんね。
そうだね。
もう私あれだろうね。
前ちょっと言ったかもしれないけど、
お話をしている相手が言いたいことが何なのかっていうことを
100%と受け取って、受け取ったことがおそらくこういうことだと思うんだけど
それが本当に本人の中でも腹落ちするかっていうラリーを返す、
その球を返すこと、受け取りと
そのいいボールを返すに100?エネルギーを全部使っちゃってるからさ
残ってないんだよね、終わったら脳内に。
なんか人生を楽しむのに記憶が大事っていう話聞いたことあるんですよね。
え、どういうことそれ。
っていうのは、例えば秋になった時に
例えば日が沈むのが遅くなったとか
自分に気づけるのって記憶してる前提じゃないですか。
はいはい、そういう意味ね。
何かを記憶してるからその違いが分かってそれを味わえるみたいな
人生を豊かに過ごすために記憶力が大事だって話を聞いたことがあるんですけど
記憶力がある私からすると、いやいやみたいな。
弊害も多いぞと思って。
そうだよね。
全然忘れられないんでね。
そうか。
やっぱこれ何事もあると全部あるから良いなんてことはないっていうことだよね。
ないない。
本当に。
そう。なんか二つ良いことさてないものよでしたっけ。
うん、二つ良いことさてないものよね。
そう、二つ良いことさてないものよ。
だから全部良いことなんてなくて
何事も良い面と悪い面の両方あるよねっていう話で。
あるよね。
本当にそれはいつも思う。
私はたまたま人生の流れが
一個のことをずっとやり続けるっていうよりは
人から見ると表現を横断しているみたいに見えがちな部分があるらしくて
例えば歌を歌ったり演劇の場に呼んでいただいて
演劇をしたり朗読をさせていただいたりとかあるから
横断しているように見えるらしいんだけど
でもその横断してるから見えることとかもあって
それはいろんな場所に本当にいろんな才能がある方がいらっしゃるんだよね。
才能があるっていうことでできることがあるっていうのも
まざまざ見る反面
才能があるからひっくり返しで
全く同じ強さで大変なことがあって
でも起こることがどういう作用をその場で起こすかっていうことが
場所で違うから
この人はここにいることで
その才能とか能力があることが
そういうことの方に転がる量より
その人を生かす方につながるようなことが多い場所になってるんだろうな
だからこの人ここにいるんだって思ったりすることがよくあるのね
だから才能あるっていうのも大変だろうな
今私のこと言ってます?
言ってる言ってる
すごい照れるんですけど
今日ののぎくいちっていうイベントを
日々と花さんっていうユニットのお二人がされてるんですけど
今カメラにも映ってないし音にも残らないんですけど
実は会場に木が運ばれてて
この会場入ってくるとすごいいい香りに包まれてて
花と日々のユニットのお一人の村上賢治さんっていう方が
当日はこういう感じでやろうと思いますって事前打ち合わせ言ってたんですけど
賢治さんも今日見るとねなんて素敵な方だって思うけど
その裏ではね色々悩んだこともあるのかもしれないですよね
あるってことはね見えちゃうってことともイコールだろうしさ
見えるとないことにするのにも
見えてるのにないことにしないといけないエネルギーを割くことだからさ
やっぱ才能あるっていうのも大変だよなって思う
石沢さんも才能ある人と思われてると思いますよ
歌って喋って踊って
才能とはっていう話になっちゃいますねこれね
実は今日10月19日20日という2日間の行く道の中でも
このギャップドマッチがみんなのっていう会場で行われるイベントの1個目なんですけど
私午前中に1個イベント終えてまして
それ喋ってもいいですか
聞きたい
前原商店街にあるアトリエモーメントテキスタイルっていうお店で読書会してきたんですよね
選んだ本がその店主のちなむさんが選んでくれたんですけど
幸せを生む小さな種っていうタイトルで
松浦八太郎さんっていう暮らしの手帳の方が書いてる本なんですけど
すごい私その本知らなかった松浦さんの本
めちゃめちゃよかった
でですね
読書会の冒頭に参加者の皆さんに聞いたことがあって
皆さんの心の庭って今どんな状態ですかっていう
心の庭
それってどういうこと
心の庭っていう比喩で自分の心の状態を例えるならば
どうですかっていう話から入ったんですけど
なんか私が話したのは結構私の庭めっちゃちっちゃいイメージなんですよね
なんか多分直径2メートルかける2メートル
直径っていうのかこれ
違うな縦横2メートル長方形ぐらい
手を伸ばせば頑張れば届く範囲のすごいちっちゃい庭っていうイメージで
私本当に自分の手が届く範囲とか
自分が会える人を大事にすることが多分私の感覚なんですよね
結構糸島市この会場糸島市なんですけど
糸島市にいると例えば森と海はつながってるんだとか
未来の子どもたちにみたいな結構広い範囲だったり
長い時間軸で社会に何が必要かって考えていらっしゃる方が
多いように感じるんですけど
その時に私結構手の届く範囲の庭をすごい必死に手入れしてる感覚なんですよね
今の感覚としては気づいたらそこに私が種を撒いた記憶のない花がいっぱい咲いてる
みたいな感覚なんですよ
さらに言うと一日一日の中で
今日疲れたとかなんか全然うまくいってないとか
寂しいとか思うんだけど
パッと自分の目の前の庭に目をやると
なんでこんなに綺麗な庭があるのに
寂しいんだろうとか落ち込んでるんだろうって
思い返されることが最近多いっていうのが
私の今の心の庭のイメージなんですけど
才能とその影響
これ聞いてみて石田さんどうですか
自分の心の庭ってこと
でもあれじゃない
私ほら今年さ
2024年生まれて初めてやってきた
生きていくぞ元年だっていう話をしたじゃん
その元年を迎えて驚くのはさ
なんだろう
もう全く同じ世界を見た時に
全く同じ世界を見た時に
見つかるものが異なってるってことに
すごく驚くんだけど
今の話を聞いて
いつも最近自分が感じてるその感覚と
それがパーンって繋がって
庭って言われたら私
自分の体が触れることができる
全てがもう自分の庭なんだって
思ってる気がする
自分が例えばアイスランドに行って
オーロラが見たいとか言って
見に行ったらそこも自分の庭なんだろうし
みたいな感じに今なってるかも
でもこれすっごい自分の中で
新しい感覚めっちゃエポック
特徴的な出来事
これは今私に聞かれて思った感じですか
今庭っていう感覚のキーワードをもらって
初めて自分の庭って
自分が今思うのは何かなって思った時に
世界全体が庭みたいな感じになってる
広いですね
でもいいですね
どこでも自分の庭だと思えるって
あれですよね
友達とかもみんな家族みたいな
言う人いるじゃないですか
友達にいるんだね
それの庭はみたいな
そうだね
あと庭の定義が昔とちょっと違うのかもね
どんなですか
庭っていう言葉の中に
例えばみんな一個の言葉を
同じ言葉を真ん中に置いたとしても
そこに書かれてる言葉の意味って全部違うじゃん
みんなそれぞれの工事園があって
工事園の中に
ウィキペディアでもいいけど
全部その人なりの意味合いが書かれていて
っていう感じになってると思うんだけど
きっとかずねがさっき言ってくれた庭と
私がその庭っていうキーワードをもらって
自分が今庭って
自分がどんな感じで感じてるんだろうっていう
庭の中身がきっと違うと思うし
例えば去年の元年を迎える前の私も
今の私とは違ってると思って
今の私が庭って感じるときに
含まれてる今までと違うなって思う部分っていうのが
予想もつかない
知りもしないことっていうのが
いつもあちこちで
自分の庭であろうがいつも起こってる
さっきのかずねが言ったのとすごく近いんだけど
それって結局
世界と全く何にも変わらないから
もう一緒じゃんみたいな
ところが庭っていう言葉の中にもう含まれちゃった
かつてより相当濃厚にっていうのを今感じた
なんか本の中にも出てくるんですけど
鉢植えにある花を育てていたと思ったら
急に広い庭園の庭師になることだってある
っていう表現が本に出てきてたんですよね
だから自分の庭ってこう思ってたけど
いつの間にか庭の定義が変わっていたとか
そういうことは日々起こるっていうことが書いてありました
花が咲く現象
起こると思う本当にすごく思う
あともう一個好きだった表現があって
自分の庭だと思っている範囲があるとするじゃないですか
石玉さん全部だけど
そこに咲いている花の種が飛んでいって
自分の知らないところで咲いてたみたいな
姉もこり的なね
何ですかそれ
フランス語です
フランス語で説明します
そうそうってことってあるなと思ってて
私はポッドキャストで
ギャップとマッチ始めたのが今年の3月ですけど
その前にも音声配信してたんですよね
3年ぐらい続けてたんですけど
何度も辞めたくなったんですよ
3年も続けてたらあるよね
その時に上司から
小森さんが笑っていいともを続けたように
淡々と続けなさいという教えがあったんですね
続けてれば何か起きるって言ってくださったおかげで
その時3年続けられたっていうのがあるのと
私自身もなんですけど
音声聞いてめちゃくちゃいい話だったなとか
響いてもそれをコメントするかってまたあるじゃないですか
だから前3年間音声配信してる時に
コメントが入ってなかったとしても
聞いてる誰かに何か刺さってることもあるかもしれないって
それを通して体験したんですよね
たぶんギャップとマッチはそうやって
感想伝えてくれる人もいるし
伝えてくれてないけど
花咲いてるかもしれないですよね
本当だね
でもそうだろうね
本当に面白いよね
花が咲くっていう現象を1個とってもそうじゃん
何がお花が咲いたというか
種ってさ
そもそもその辺にいっぱいある土の中に
無数に埋まってるわけ
そもそもがね
だけどその種が
どういうタイミングでどのように芽を出すか
そして花を咲かすまでに至るかみたいなのって
もうこっちでコントロールできないんだよね
そういうのともすごく似てる気がする
いつの間にか芽が出るし
出ないものは出ないし
出ないっていうことが果たして意味がないのかって言ったら
そんなこともないんだろうしね
常に本当にいつも思うんだよね
あるかないかって言ったら
例えば誰かに才能があるとかないとかの話になったときに
ここに体があって
この体が世界と触れ合ってる以上
そこに何かがないはずないじゃん
いつもの
絶対に何かあるはず
それこそ埋まってる種
土の中にいっぱい埋まってる種のどれが芽を出すかわからないし
出さないままのやつもあるかもしれないんだけど
みたいなことがあるよねってすごく思う
だから聞いてくださってる方たちも
リアクションあると
単純に私たち人間だからさ
嬉しいじゃん
嬉しい
嬉しいけど
そういうのだけじゃないよね
短期的に分かりやすいっていうものだけじゃなくて
全然いいと思って始めたとこあるじゃん
私たちギャプトマオ
だから自分がちょっと疲れていたりとか
してるだけで
本当は自分が気づいてる以上に花が咲いているっていうのも
この本に書いてあって
そうかもしれないっていう
のぎくいちのスタート
めっちゃいい読書会からスタートして
2個目のイベントに今来ております
めっちゃいいスタートだねマジで
今日の午前中の話なんでね
今日はなんか盛りだくさんの一日にカズネになっちゃうね
2日かけてね
明日も面白いことあるんで
そうだよね
私までは明日歌うんだし
そうですよ
石田さんものぎくいちで2日連続で出番あるんで
ありがたい話だよ
という感じでですね
今日公開収録なんですけど
いつもこんな感じでノー編集で撮ってるんですけど
ノー編集でずっとこんな風な雑談をしてるんだよね
1本目そろそろ終わりますか
そうですねいつの間にか結構いい時間になってた
というわけで1本目こんな感じで終わっていきたいと思います
ギャップとマッチ
お届けしたのは石玉とカズネでした
聞くほどに心がほぐれ
何かとの境界線が解けて
ちょっと豊かな気持ちになりますように