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行きます。せーの。
【学食】
食べる前に学ぶことがある学食。
生徒会長の聖黒です。
今日はゲストに竹本農場の竹本さんが来ていただきました。
よろしくお願いします。
どうも、毎度さん。
石川県の変な米農家、青井豊さんです。
竹本です。お願いしまーす。
全然変じゃないですけどね。
一番ちゃんとしてます。
【笑い】
変じゃないの?
僕の知ってる限り一番ちゃんとしてる農家です。
【笑い】
しかも規模がでかいという。
竹本さん、今日先生なんで。
先生役ね。
僕、生徒です。
生徒会長なんで。よろしくお願いします。
お願いしまーす。
竹本さんは、僕が軽塾に帰ってた時に、一回先生として授業来ていただいたことがあって。
ちっちゃかった娘さんと出て。
そうやね。
なんでリアル先生で。
リアル先生。
僕の中では。結構。
自分ちの農場の、ちょっと最初自己紹介みたいなのしてもらっていいですか。
はい。石川県野見市っていうところで、お米55ヘクタール作ってる有限会社竹本農場の代表取締役してます。
10代目らしいじゃないですか。
10代目。
江戸時代から。
江戸時代から徳永門っていう矢号で代々やってきて、10年前に父と代替わりしたって感じだね。
徳永門ですね。
徳永門。
かっこいい。
ずっと百姓でやられてきたってことですね、この地域で。
この地域でずっとやね。
この地域、見てもらえるとわかるんですけど、マジで田んぼ。
で、区画整備したんですよね、さっき聞いたら。
そうそうそう、平成に入ってから30ある区画にして、その前はいわゆる200部だっていうやつで、6.5あるぐらいか。
っていう田んぼやったんで、めちゃくちゃ効率悪かったんやけど、30ある区画になったから、規模拡大ももっとできるなってなったっていうね。
やっぱ先人の方が未来を見据えてしてくれたってことですよね。
そうそうそう。
えっとね、これは実は、最初から横道通れるけど、僕のじいちゃんの頃からの悲願で、
じいちゃんの頃に、これから規模拡大戦乱からこんなちっちゃい田んぼでできんということを言うけど、周りは、はぁ?みたいな。
今度行くない?みたいな。
そんな感じでやっとったから、じいちゃんは夢半ばで死んでしまって、
で、父が代替わりから早々で頑張って、規模拡大、区画整理の話をいろんなところに行って、
寝回し寝回しをして、ようやく平成になってからできたってこと。
あぁ、すげぇ。竹本さん、さっき石像みたいのがあって、そこにじいちゃんの名前が載ってあって、
米日本一って書いてあるんですよね。
そうそうそう。
日本一の美味しいお米を作ったってことですか?
いや、当時なんで収量やね。
収量が。
田園あたり面積、面積あたりの収穫量が一番多いと。
で、銅像みたいに建ってて。
そうそうそうそう。
すげぇ、先祖大事にしてるなと思って。
こんなところでね、素晴らしいところで米作りされてる竹本さんですけども、
今日は夕日を見ながらということで。
夕日を見ながら。
竹本さんはリゾット米を作ってるんですよね。
うんうん。
リゾット米って何なんですか?
イタリアのお米で、イタリアでもお米作りはされとって、
イタリアの北部の方に稲作地域があって、
その地域ではリゾットがすごいメイン。
パスタよりもリゾットがメインっていう感じで。
うちで言ったら、金沢市のイタリアンレストランのシェフと仲良くなって、
そこのお店の売りはリゾットやと。
で、イタリアから輸入してきて、それでリゾット作ってるって話をしとって、
めちゃくちゃ高いし、
あんた米農家ならなんかしてや、と軽く言われて、
それがきっかけで作ることになったって感じでね。
すごい決断力ですね、それは。
すごい決断力ねんけど、当時はあんまりそんなに思ってなくて、
まあ、金に目がくらんだというか。
イタリアンレストランでトン屋さんから買う値段で、
1キロ1500円とかっていうこと言われて、
それなんか有機栽培とかすごい栽培方法のやつですかって言ったら、
いや、全然そんなんじゃない。
誰が作ったかもわからん、イタリアのお米。
めちゃくちゃ単価が高かったってことですね。
めちゃくちゃ単価が高かった。
なぜなら誰も作ってないから。
そうそう。
今は結構売れ行きが好評なんですか?
売れ行きが好評で、
今は10ヘクタールまで面積を増やした。
10ヘク!リゾットもやってるんですね。
そうそう。
リゾットも行って、刈る時期はいつ頃なんですか?
刈る時期は一番早い。
あ、早いんだ。
大物過ぎに刈って。
で、植える時期自体はそんなに早くなくって、
5月20日ぐらいに植えて、一番最初に刈るって感じなんで、
うちの人は割と回転の早い品種だね。
今刈ってるのはなんていう品種ですか?
今刈ってるのは秋田原っていう。
ちょうどコンマインが稼働してるんですけど。
秋田原。
秋田原。
晩成の品種。
うん、一番最後の品種だね。
はあ。
じゃあ結構何種類かやってるんですね、お米は。
お米6品種作ってる感じだね。
今竹本農場のトラクターが発進しますもんね。
音拾ってそうだね。
米から出たモミを捨てに行ってるところですね。
そうやね。
あえて米を刈った分、戻してやるって大事ですよね。
そうそうそう。
どんどん土の中の肥料を吸っていくんで、
これを戻してあげるっていう感じね。
で、有機肥料とかまいて、それ分解して、
いい土になるんですよね。
そうそうそう。
竹本さんはやっぱり青いTシャツをずっと着てるっていう、
まず変人だと僕は思ってるんですけど。
なんかTシャツ界隈あるじゃないですか。
Tシャツ界隈ある。
田辺直の方、女性の方とか、竹本さんとか、
あれ何なんですか?
えっと、彼女を意識してこれを着だしたってわけではないんやけど。
先なんすね、竹本さんの方が。
それぞれ。それぞれって感じで。
Tシャツ界隈。
で、このTシャツでうろうろしとったら、
なんか田辺直のアキリナちゃんみたいだねって言われて、
存在は認知しとったんで、
確かにあの子Tシャツの子やなと思っとって、
で、彼女とも話をしとったら、
Tシャツはコスパがいいと。
あの、宣伝でやろうと思ったら、
5万円でネットに入稿しても一瞬で解けてなくなるけど、
Tシャツはいっぺん3千円ぐらいで一着作ったら、
それを着とったら常に見てもらえるし。
もう広告等だと。
そうそうそう。
ロゴトンですもんね。バレンシアガみたいなもんっすね。
農業界のバレンシアガです。
農業界のバレンシアガ。
田辺直っていうECサイトで、
めちゃくちゃ美人な方やってる田辺直があるんですけど、
その方の社長もTシャツをずっと着とる。
竹本さんもずっと着とるバレンシアガってことで。
スプリームかバレンシアガ、竹本農場ということで。
僕ね、ちょっと口失礼ですけど、
変なやつだなと思ってました。
やっぱり変な声の方があってるね。
しゆえなんですけど。
だけど経営はしっかりしてて、
なんか尊敬できる人なんですけど。
僕が一番尊敬できるのが、やっぱり授業継承。
今回のメインテーマになってくるんですけど、
授業継承に力を入れてるっていうことで、
本も出されてて、
こちら、農家の授業継承。
これ読みましたら、すっげえいい本でしたね。
僕がポッドキャストに行ったことも載ってるっていう。
以前、ベジフル大百科。
セガレの回っていう。
セガレトークっていうやつで。
セガレトーク2人で出て、
あだこーで話したことが載ってて、
嬉しかったですね。
あの回、結構神回やなと思ってて。
最初やろうってなった時は、
親父の愚痴はボンボン出てくるけど、
これどう最後決着つけるのかなと思ってたら、
じゃあせっかく愚痴ばっかり言ってもしょうがないんで、
どうしたらいいかみんなで話し合いましょうっていう話になって、
いいアンサー出たなと思って。
いわゆる授業継承っていうのは、
親から声引き継いでいく。
自営業とか会社とか、
家族経営みたいなもので、
それをどうするかみたいなこと。
普通だったら授業継承すればいいじゃんって思うと思うんですけど、
なかなかうまくいかないっていうのがやっぱ現状で。
だけど、僕今回タカヤモトさんにお話ししようと思ったのは、
今なんか流れが変わってきてるなってすごく感じてるんですよ。
それはなんか、いろんなポッドキャストと聞いてて、
家族経営の方が、
地に足ついてる可能性があるなっていうことを思っています。
それは、社会が結構不安定で、
昔、親父の後を継ぐみたいなことって、
なんかダサいことみたいな感じはありませんでした?
都内みたいな感じで。
東京行って、やっぱ会社員として働くのが優秀だって。
上の世代もそうしろみたいなイメージはあったけど、
今の若い人とか僕みたいな人は、
そんな感覚があんまなくなってきてる。
逆に実家帰って実家を継ぐみたいなことは、
本質的に安定なのかもなってすごい思うんですよ。
だから竹本さんに事業結集のことをちゃんと聞こうと思って来たんですけど、
そんな感じはしますか?
それはかなり感じるところはあって、
結局、上手いことを生計ができれば、
いらん苦労をせんで済むわけよね。
先代が踏んできた苦労をもう一回踏む必要がないっていうところがあるんで、
そこをアドバンテージをちゃんと作らなきゃいけないよっていうことを、
本を通じて伝えたいっていうことが一つはあるんやけども、
そういう点でいったら、こういう家族経営っていうものの良さっていうのはあるなと思う。
そうですよね。
全体的に見ても、日本は長寿企業が多くて、
長寿企業が多い、中小零細企業が多いけども長寿企業が多いっていうのをひもといていったら、
いわゆるファミリービジネスがあるからだということを言われとって、
ファミリービジネスってものがいいっていうものを、
星野リゾートの星野さんとか、そういう人らも今どんどん発信を始めてるっていうところなんで、
そこの良さはどんどん伝えていきたいなっていう感じだよね。
何がいいと思います?ファミリービジネスって。一番はこれだなみたいな。
一番は、やっぱりこれまで培ってきたものっていうものをうまく生計できたらアドバンテージになるっていうところ。
アドバンテージっていうのは利益になるみたいな、有利になるみたいな。
有利になるっていうところやね。
要は、利納してしまって、今まで使ってた設備、農地、じゃあ第三者にあげるよって言って、
第三者がゼロからやるっていう場合になったら、要は田んぼの癖とかもよくわからず、
何年か栽培に苦労して、で栽培がちょっと安定してきたな、
じゃあ販売頑張ろうと思ったら、それもまたゼロから構築していくっていうのを、
先代からうまいこと引き継げれば、栽培面でもそこをアドバンテージにできるし、
販路なんかもうまいことを生かすことができれば、そこもアドバンテージにできるというところやね。
僕なんか思うのは、やっぱりちょっと素人目で思うのは、何代目とかで強くないですか?そもそも響きが。
それはあると思うね。
10代目って結構強いと思うんですよ。
何回転生してるん?ブッダみたいな。
転生回数が多いほど強い、みたいなイメージじゃないですか。
例えば今ショート動画とか見てると、必ずみんな最初に、何代目の米農家です。助けてくださいみたいな。
うさくさいこと言う人がいるんですけど、何代目っていうワード自体が価値があるものなんじゃないかな。
それはその文字から読み取れる歴史文化です。みたいなものが、AIとかかなって絡んできて、
逆に今までのもの、すげえ価値があるんじゃないかっていうことを思っている。
そこはね、スピードを出しても追いつくことができることだからね。
そうですよね。過去なんでね。未来じゃないから。確実にあるものじゃないですか。
そうやね。
だからこの本の中でも書いてあったことなんですけど、授業継承、父親から子供、父親から他の人でもいいし、
理能するでもいいんですけど、授業継承するときに、自分ちの家計図をたどりなさいみたいなことをおっしゃってて、
めちゃくちゃそれだなって思いました。そこで価値を、
せがれ自体が息子ですよね。実感することから始めるのがいいのか。
そうやね。
実際に授業継承でそうやっている方とかいらっしゃるんですか。
やっぱり、手前店だけど僕らの本をきっかけに、脳関係を通じて家計図を作ってみたみたいな、
そういう人たちは出てきてるね。
そういう人たちはどういうふうに変わっていくんですか。
変わるっていうのは、スーパーサイヤ人みたいに見た目でパンと変わるっていうもんじゃないんで、
意識は変わってはおるんやろうけども、変化としてはこれからっていうところはあるのかな。
そのアイデンティティじゃないですけど、どっから来たんみたいな。
俺たちっていうところはすごい大事だなって。
やっぱりルーツは大事やね。
僕はヒップホップ好きなんで、ルーツをたどると楽しくなる。
ルーツをたどると重みが増すっていうか。
それは実際にあるものじゃなくて、無形のものって書いてありますけど本には。
それめちゃくちゃ大事ですよね。理念とかも含めて。
なんかこの、現時点で授業継承うまくいってる感じなんですか、日本は。
日本はどっちかといったら全然うまくいってなくて、
授業章形にまだ意識が向いてないっていうのが僕らの感覚やね。
意識が向いてないっていうのはどういうことなんですか。
例えば親子間章形だけ見ても、
親がいつまで経っても息子を見て、こいつはまだ頼りないと思ってるし、
まだまだ変われんなと思ってる。
息子は息子で、自分の考えあるけど親父が言うこと聞いてくれんとか。
そういうところから殻を割ってないみたいなところがあるなと。
やっぱり全体的には縄々なってるというか、後回しにされてるものなんですかね。
家族が言えの甘えっていうのが、どっちも出てるなという感じだよね。
でもこの本だと2万人の後継ぎと考えた成功メソッドって書いてあるんで、
2万人ぐらいは調査してるんですよね。
その中でそういう感じなんですかね。
確かにうちもずっとそんな感じだったもんな。
お互いに言い出せない雰囲気っていうのはすごいあるっていうか。
そもそも喋らないみたいな人もいますし。
親子はね、そういうもんやね。
青年部の飲み会とか行くと父親の文句を言ってる人もまだまだいるし。
っていうことですよね。
なんでそんな縄々なってると思います?
そうやね、なかなかそのきっかけがないってよく言われてるところはあって。
僕の講演とかを聞いて、よしじゃあまた今日から親父説得するために頑張りますとかっていうのをするけども、
いざ説得するとやっぱりすぐ口限界になり、結論も何もないっていう状態を何回も繰り返すうちに、
最初のこのモチベーションっていうのがなよなよっとしてきて、
普段通りで今まで通りに戻っちゃうみたいな。
心が折れる的なもんね。
でもそういう竹本さんのところに話聞きに行くだけでも、わりと意識高いということですよね。
それすらもないところがいっぱいあるみたいな。
それすらもないところがいっぱいあるね。
なんでなんすかね。だって絶対来ることじゃないですか。
それはね、やっぱり現状維持バイアスというか。
よく言われるので言ったら、それ考えてる場合じゃないとかっていうのもいる。
例えばコロナ禍とかは特にそうで、今ちょっとそんなこと考えてる余裕もないんでとかっていう。
コロナ禍は何かそれが言い訳として成り立つようなところはあったりはするけど、
そう言っとったら考える暇なんて常にないじゃんみたいな。
コメ騒動になってなんたらだっていうことで、考えない言い訳がいっぱい出てくるっていう話になってくるんで、
そこのきっかけをどう自分で勝手に作るかっていうところが大事かなと。
勝手に作らないといけないですね。
そうそうそう。
なるほど。親父か子がどっちかが先導していくような形なんですかね。
息子側が意識を持って、親父を説得するっていうのも、僕はあんまりそれはいい手だと思ってなくて、
もう結果で示せと。
例えばネット販売頑張るやったらネット販売で月100万っていうのを親父に示したら、
それは親父は納得せざるを得ないわけよね。
俺は月100万いくまで頑張るんだって宣言しても、それだけで分かったと言ってくれる親父はなかなかおらんっていうところなんで、
もう結果で示すしかないなって感じで。
だから農家じゃない人に分かりやすく言うと、何だろうな、
会社の上司が親族ってめちゃくちゃ近い存在であったし、自分を育ててくれた人っていう。
それは良い方向にも、もちろん悪い方向にも、ある種所有物のように思われてる点がある。
あるね。
のが会社の上司1人しかいないっていう状態をイメージしてもらえると分かる気がする。
だって会社だったら、上司、例えば部長とかが嫌なやつだったら会社辞めればいいって感じなんですが、
それが辞めれないっていうね。
それ辞めるってなるとすごい一大事になっちゃうって感じだからね。
しかもめちゃくちゃ距離近いんで、こっぱつかしいとか、そもそも嫌いみたいなパターンもあるじゃないですか。
そこが家族であるっていうことが、僕は一番のこじらせポイントなんじゃないかな。
それは結構あって、割と事業承継とかでも、事業承継は何がそんな難しいのっていう人なんかを聞くと、
娘無子が後を継ぐというケースとか、そういう時は手続きとか大変やけど、
そんなに課題っていうほどのこと何もないやんとかっていう人もおったりするっていうのはそういうところやね。
娘無子になってくると、それなりに関係値に距離があるんで、ちゃんと伝えなきゃ伝わんないとか、そこら辺がパキッとしてるから。
距離感ですよね。
距離感やね。
僕もめちゃくちゃそう思います。近すぎるっていう。
こんな距離感で。
だって育ててきたし。俺が育てたしっていう。父親の方も、本当に言うこと聞けよとか言い方もきつい。
昔の人なんで、あれが新潟弁であれせや、これせやみたいなこと言われて、僕は結構落ち込んだりしてた。
こんなのもできないのかとか。
言われるね。
できませんみたいな。
普通に一般的に考えたら、最近本屋とか行ったら、女性の方の母と子の関係みたいな。母と娘の関係みたいな本が結構出てて。
親子関係の悩みっていうのは、やっぱ今まで露呈してなかったけど、めちゃくちゃあるんだなっていう。
なるほどね。
ほぼ全ての家庭にあるんじゃないかって最近思ってるんですよ。親子関係のいざこざっていうのは。
子供の時に受けた言葉とか、覚えてるもんじゃないですか。そういうものが積み重なってこじらせてるんじゃないかな。
それはあると思うよ。
今までは両親に大事にしなさいとか。そういう感じの歴史だったけど、言えないとかね。
でも、言っていい関係だから。怨念とかは溜まってんじゃないかなとは思いますよね。
うちも上手いことを生計したって言われるけど、親父からなんでこんなこともできるんだよみたいなことは日頃からよく言われたりとかっていうのがあったりはするんで。
なんで、生計上手くいったって言われてもなっていう感覚はあったりするけどね。
あとで竹本さんの事例を聞きますけど、今直近の課題としてはどんな課題があるんですか。
事業生計全般の課題。
そう、課題としては。
大きな課題としては波にならないっていう感じだね。
そうか。結構本とか出して活動してるけど、ムーブメントみたいにならないってこと?
ポッと火がつく人はチラチラと出てるし、その人たちのリアクションとかもいい感じではあるんやけども、いつまで経ってもそのフェーズから変わんないっていう感じはあって。
確かにずっと変わってない気がします。事業生計大事だよね、だけど親父の文句ずっと言ってるみたいな。ずっとそうですよね。
そうだよな。なんでなんだろうな。悩ましいところではありますね。
竹本さんはプロジェクトみたいなのやってますけど、全国的なムーブメントにならないって意味ないですよね。
そうそうそう。
確かにな。
良くしていく方向としてどんな方向があるんですか。この本読んだらやっぱり第三者が入っていくっていうのがやっぱりいいのかなって思ってるんですけど。
今やろうとしてるのは、まさに第三者の立ち位置になれたらなっていうところを思っておって、取り組むこと自体は地道ねんけど、実際に事業生計取り組みたいよっていう人の伴奏をするっていうことをやりたいなと。
伴奏をするっていうのは、収納から一緒に走っていくみたいな感じです。収納っていうのは息子さんが後を継いだときに一緒にやっていこうってことですかね。
例えば、事業生計計画を作りたいっていうゴールを据えるんやったら、計画作りとか、そこを壁打ち役としてやるっていう。それだけ帰って話してるんやけど、それがまず大事かなっていう感じだね。
第三者がいると言いやすいってことですね。話しやすいってことですね。そうなんだよな。親父と二人ってなんであんなこっぱずかしいの?なんでなんすかね。
ダメやね。二人でやると喧嘩になるか文字文字するかどっちかっていう。
課題です。親父に対して友達のように話せないっていうのが課題ですね。なんで?思春期通ったからかな?
そんなもんじゃないの?でも。
そこがまじ一番のコジラツポイントじゃないかなと思って。なんで普通に喋れないんだろう?なんで普通に相談できないんだろう?なんで素直に教えてくれって言えないんだろう?ずっと悩んでますから。いまだに。
それはそんなもんやと思うよ。
そうなんですかね。そっかそっか。第三者がいたら、車の間とかで親父と僕と第三者がいたら、あ、喋りやすいわ。だからこっちに向かって喋ればいいんですね。
三者に向かってこういうことがあるみたいな。お互い中継みたいになるってことですね。
そうそうそうそう。
それを伴奏していくってことか。
あーなるほど。それいいっすね。
それは絶対いいと思っとって。事業生計なかなかうまくいかんっていう人もそれはいいし、うまくいっとる人なんかでもやっぱり第三者が追って定期的にミーティングをするっていうのが自分たちがやるモチベーションに
もなるしっていうことは言われるんで。
やっぱ改善した農家さんとか結構いますか?
それは今からやね。
今から。
実際に僕やったり、協調の伊藤くんが実際に伴奏して手応えは感じてるっていうところなんで、それを事業としてこれから展開していくっていう感じね。
なんかこの本に書いてあった竹本さんが紹介してたノートを読んだんですけど、ノートの記事。事業継承するときに契約文みたいなの書いて、口を出したらつきませんみたいな。その文章にするっていうのもすごいいいかな
って。僕は正直。
そばじま製菅っていう愛知のカンカンの会社の後継者の人なんやけども、よくある家族協定書みたいな普及委員の人が来て、これがテンプレーターし、今度良ければ二人ともサインしてよっていうような、そういうのじゃ
なくて、息子の意思っていうものを名文化して、それを突きつけるっていう事例やね。
それ分かりやすいですね。
だけど言うてもって感じだよな。
ワンマンが多いですもんね、父親って。
基本ワンマンなんですけどね、個人経営だから。ガチャ的な要素もでかいですもんね。
会社勤めとかそういう経験もない人も多いんで、そういう人間関係の構築とかも結構粗雑な感じやね。
まあ継がないにしても、土地の権利とかもあるわけじゃないですか。土地持ってて、親父が農業してて、爺ちゃんが土地持ってて、東京にいてとか、死んじゃったけど、土地どうする?みたいな。
僕たちが、普通の農家さんが、パッてその土地やりたいって言った時に、なかなか上手く連絡が取れないとか、すっごいあるじゃないですか。
そういうのも一緒に解決していきたいみたいなことがありますよね。集約できないっていう。
課題はいっぱいやね。
なんかどういう感じで解決していくのがいいんですか?そういう事業生計。
まあ、大きな波にするにもやっぱり小さいところからっていうところが肝心なんで、最初はこうやって個別の伴奏っていうのが大事やなと思ってるのと、
僕は思ってるのは、農業界は割と支援機関が多いと思っとって。
支援機関、JAとか。
農協だったり、普及所だったり、そういう人が豊富におるんで、僕らが率先して伴奏の姿を見せとったら、
あ、そんなことでいいんですか?みたいな気づきになって、じゃあ、うちらもそれやりますよっていうふうにパクってもらえたら、それはそれでいいなと思ってるんですね。
実際にうちらが事業でやろうと思ってるものっていうのは、大きなムーブメントは作りたいんやけれども、
自分たちで一件一件の伴奏していけば、そのムーブメントが起きるとは夢を持ってなくって、周りを巻き込まんなんだなと思ってる。
で、実際に伴奏で難しいのっていうのは、スペシャリストな知識とかそういうのってあんまりなくって、
辛抱強く話を聞くとか、なかなか言葉にして出してくれんけども、こういうことですか?っていうことを引き出してあげるとか、
そういうことだけやったりするんで、人が介在すればそれだけでいいんじゃないかなと思うところ。
人じゃなくてもいいかっていう。
AIですよね。僕もそれ思ってました。AIでもいいじゃん、みたいな。
それはかなり思うところやね。要は、AかBかどうするか迷っとるんじゃなくて、
どうしたらいいかわからんっていう雑な投げ方なんかでも、AIは割とこういう選択肢はどうですかとかっていうのを投げてくれるんで、
そういう対話をどんどんしていくと、自分の言葉にできてないものが少しずつ言葉にできたりとかっていうのができるんじゃないかなとは思う。
事業継承ってあれですよね。父のことをまず知らなきゃいけないっていうことがあって、
僕最近、息子が小児なんですけど、推薦図書で母ちゃんの取説っていうのがあるんですよ。
母ちゃんの取説扱い説明書っていう本があって、まず母ちゃんのことを調べるとこから始めるんですよ。
だから、母ちゃんを調べて、褒めると機嫌が良くなるみたいなことを説明書に書いてって、母ちゃんを操ろうみたいな本なんですけど、
結局それできなくて、ちょっとエモい感じで終わるんですけど。
だけどなんか僕もこの本を読みながら、そういうことなんだなと思って。まず父親を観察するみたいな。
こいつって何なん?みたいな。
だからいわゆる技術もそうですけど、竹本さんが言ってた、無形のもの。理念だったり、何を楽しくて農業をしているのかとか、
どんな働き方なのかとかをまずチェックすることからなのかなって思ったりはしましたね。
いいと思うね。
結局、もう一つの事業承継ノートなんかは、現状今やってることとかを文にするっていうような、そういう工程で、
うまくいかんケースでいうと、息子側がこれやってみますって言う。
でも、やってみますって言うけど、書こうと思ったら、書くのはだいたい父ちゃんやなっていう話になり、
父ちゃんにこれ書いてや、って言うと、なんでなんで?
わかる。父ちゃんって理不尽なんだよな、あいつら。あいつらとか言っちゃうけど。
そういう場合で言ったら、親に書いてもらうっていうことをするよりも、自分から見て、息子から見て、
なんで親父がこうしてるんじゃないかっていうところをまず書いていくところから始めりゃいいっていうのが、
そういう場合で言うと正しい書き方かなって感じだよね。
そのためにはまず、心を開かなきゃいけないっていう、せがれ側が。
一回さ、文句とか言われ続けると、憎んじゃうんですよね。どうしても。
で、もう口なんか聞くかとか思っちゃうっていうか。
実際竹本さんも10年計画でやられたんですかね。
10年計画。
それはね、僕が就農する前に決めた取り決めで、
大学・在学中に事業生計計画を作ろうって話になり、
うちの場合は梅本先生っていう、
前に農研機構に勤めてた先生に指導してもらったんだよね。
で、うちの親父が梅本さんと振興があって、
梅本さんに計画を作るのを手伝ってもらおうって話になって、
計画作りのミーティングの時の最初に言われたのが、
じゃあいつ変わるか決めちゃいましょうって言われて、
親父としては事業生計計画は作りたいと思ってたけど、
変わるのはもっともっと先の話で、
今のうちに決めるってちょっと早くないですかと。
親父も当時50過ぎぐらいのタイミングだったんで、
ちょっとまだ気が早くないかっていう話をしとったけど、
梅本さんが言うには、今のうちに決めておけば、
そっから逆算して今のうちにこれ1000なんだっていうものが見れるんで、
今のうちに決めたほうがいいですよと言われて、
親父もキョトンとはしたけど、そっから考えて、
70になって動けとるかはわからないし、
親父65ぐらいかと思っとったら、
父が65になるタイミングが僕収納から10年っていうタイミングだったんで、
これはなんか切り替えしいわと言って、
そっからは永夜で10年やなと決めたって感じ。
10年で何歳ぐらいですか、竹本さんが。
父65、僕33。
早いですね。
クイック、めっちゃクイックだと思ってた。
わりと石川の場合は、アグリファンド石川っていう農家の集まりがあって、
僕ら通称借金友の会って言ってるけど、
元々は高校のスーパーエル資金を借りた連中が、
ちゃんと返せるように自分たちで計画を作ろうっていうような、
そういう勉強会でできたところで、
そこの仲間家を見とると、
わりと早く代替わりするところが上手くいってるっていうケースが多くて、
30代半ばぐらいで変わるのが良さそうだなというのが、
父のイメージとしてもあって、
僕としても10年で変わるってすごいありがたい話やなということで。
ざっくり10年間あるわけじゃないですか。
どういう順番で変わっていくっていうか、どんなステップがあるんですか。
10年計画を作ろうって話ねんけど、
1年刻みの計画を作ろうと思ったら結構大変やし、
とりあえず3に区切って、
初期3年間、中期3年間、仕上げ4年間っていう3つに区切ってんね。
最初3年間は基礎を学ぶっていうところで、
現場作業だったり農業知識を身に付ける3年間。
中間の3年間は販売だったり経営の数字のところに携わる3年間。
仕上げの4年間は父、僕両方が意思決定に関わるような4年間にしようっていうのが、
ざっくりと決められたもので、
あとはそれに沿って各々の計画っていうものを作ろうっていう。
それを伴奏してくれるってことですよね。
めちゃくちゃ良いですね。
めちゃくちゃ良かった。
それ上手くいったんですか、結構。
上手くいって、要は梅本さん、そしてもう一人山本純子先生っていう、
梅本山本先生が年に1回来てくれて、3社面出すんよね。
僕、父、梅本先生、山本先生がおって。
この1年どうでしたかっていう振り返りをして、
次の1年どうしますかっていう話と、
10年計画の中で今このフェーズなんやけども、
足りてないところとか、新たに付け足したいことないですかっていうような、
そういう冷静に話し合う場っていうのが年に1回あったと。
2人だと喧嘩するから。
3社面談めっちゃ大事ですね。
3社面談めっちゃ良い。
その時に絶対男子3社がいた方が話が弾むし恥ずかしくない。
2人で話しても本心は言わないから。
喧嘩になるし。
3社面談年1でやるのはめっちゃ良いフォーマットですね。
僕最近、ゼイリッシーさんをやっと入れまして、
家の経営を3ヶ月に1回とか話すんですけど、
それだけでも心がすごい軽くなるんですよ。
打ち明けれるっていうか、悩みとか、財務のこととか、視野のことも含めて。
そういう相談できる人とか、すごい良いですね。
そんなことはしないですもんね、普通に相談するとか。
友達に愚痴は言う。
青年農業士とかで4Hとかで愚痴は言うかもしれないですけど、
もうちょっと愚痴とかじゃなく本質的な、
ガッツリ話すとか、カウンセリング的なものがあると良いのかもしれないですね。
良いなと思うね。