スピーカー 1
そうなんですよ。
スピーカー 3
すごいことよ、これ本当に。
マジで。
スピーカー 2
この辺ね、どういう経緯でここに来るようになったかっていうのは、後々また優吾さんも交えてね、話していきたいんですけどね。
ということで、お弟子さんの優吾さんもお願いします。
スピーカー 3
はい、よろしくお願いします。楽しみです。
スピーカー 2
なんですが、じゃあまずはちょっとね、お二人に自己紹介という形で、お名前と何をやってるかというのをざっくり紹介していただきたいんですけども。
はい。
スピーカー 1
森垣さんからいいですか。
森垣幸寛で映画監督やっております。で、映画とかコマーシャルとかミュージックビデオとかドラマとかいろいろやらせていただいております。
すげー。
スピーカー 2
もう多岐にわたるね。
スピーカー 1
マジかっけー。
スピーカー 2
すごいっすよ、だから、映像に関するかなり広いチャンネルでやられてるってことなんですけども。
実際じゃあこの普段の仕事何してるかっていうのは、後編にね、もっと深掘りして聞いていきたいと思います。
はい。
で、優吾さんですよ。何者ですよ、優吾さんは。
スピーカー 3
僕もちょっと何者なのか一言でバッて言えない状況で今。いろいろそこら辺で、映像業界とかでなんかいろいろやりつつ、ちょっと英語ができるので、英語の翻訳とかやってますね。
スピーカー 2
へー、そうっすね。
ということで、一応今の立場的にっていうかは森垣さんのお弟子さんという形で。
スピーカー 3
そうですね、2年くらい前から森垣さんに会って、お世話されてます。
スピーカー 1
一緒に連れ回してます。
スピーカー 3
ありがたいことに。
スピーカー 2
いや分かります、僕も太陽も弟子がいた期間があるから。
スピーカー 3
ちなみに坂の途中の家の時ももういらっしゃったんですか、優吾さんは。
スピーカー 1
いや、それはもう本当ここ2,3年なんでいなかったんですよ。
スピーカー 3
あいのが曲工房で坂の途中の家の話されて、見ました。
スピーカー 2
あ、そうなんですね、僕らきっかけ。
スピーカー 3
2年くらい、会ってから2年くらい。そうなんですよ、見てないんですよ。
じゃあ、俺がこの中で一番最初に見てますね、監督。
スピーカー 1
そうなんですよ、そうなんですよ。
いやもう、だから青柳さんのおかげなんですよね、本当に。
スピーカー 3
おかげなんて言っていただけると。
スピーカー 2
でも僕もみんなに見ろよって言うとパー腹になるじゃないですか。
俺の先に見てくれよって。
スピーカー 1
弟子には言っていいと思うけどさすがに。
そうそう、だから今あんまり強く言わないんですけど、
タイミングあったら見てねーぐらいな感じで言ってて、
多分見てないだろうなーとは思ってます。
スピーカー 3
監督のそばにいて見てないのに、
スピーカー 2
このよくわからない青柳が言った途端見るっていうのも一番腹立ちますよね。
スピーカー 3
映画は見てるんですけどね、ドラマは持ってるんでしょうね。
スピーカー 2
ちなみに、高谷くんがいつもこうやってお勧めしてるわけじゃなくて、
いろんな作品を。本当に数えるほどの中の一つよね。
スピーカー 3
確かにそう。好きやけど映画とかドラマとか好きですけどあんまここで紹介とかしてないもんね。
スピーカー 2
そうね、番組の中でこれ絶対見てほしいみたいな感じで言うのは、
この10年間の中でもないかも。
スピーカー 3
初めてやったかも。
スピーカー 2
他にある?
スピーカー 3
いやマジ初めてやったかもしれない。
スピーカー 2
ないかも。
確かに。だって基本的に紹介されるのスピリチュアル系のTikTokくん。
スピーカー 3
それが紹介先輩?大切なネタチョイス?
スピーカー 2
逆にね。
まず珍しいし、それがたまたま森垣さんがやってたってことは知らんかった?
スピーカー 3
もちろん知らないし、まさか池田と、いや僕は池田ともめっちゃ仲いいですけど、
池田と森垣さんが繋がってるなんていうのも、ましやこの兄弟が繋がってるもんね。
なんも知らずに普通に言ったら、そう対応が偶然、これ市長監督やんみたいな。
スピーカー 2
確か本当にタイトルを教えてもらって、じゃあちょっとスタッフリストでも見てみようって、
くるくる見てたら、あれ?みたいな。森垣さんやんみたいな。
スピーカー 1
いやもうめっちゃ嬉しいですね。
スピーカー 2
一番嬉しいやつですよね。
スピーカー 1
一番嬉しいやつです。
スピーカー 2
知り合いだから見とこっかじゃなくて、ちゃんと本当に見たくて見てるっていう。
スピーカー 1
いやすごいですね。で、3人でもうこれ見て感想会しようみたいな言ってくれてたじゃないですか。
その時も聞いてて、ちょっと鳥肌立ってましたもんね。
スピーカー 2
えーすごい。
スピーカー 1
3人の時間奪って大丈夫かって。
スピーカー 3
そんなことないですよ。
スピーカー 2
あともう一個言うと、僕と兄ちゃんはあんまりドラマ作品とか映画作品って、あんまり日頃からたくさん見てる方ではないんですけど。
スピーカー 1
おっしゃってましたよね。
スピーカー 2
たかや君って普段からめちゃくちゃ見てるんですよ。
スピーカー 3
めっちゃ見るんですよ僕。
スピーカー 2
日常的に。
めっちゃ。
洋画法が問わずめちゃくちゃ見てる中で、数少ない僕らにこれだけは見といてみたいな。
スピーカー 1
嬉しい。めちゃくちゃ嬉しいです。
スピーカー 3
それくらいすっごい作品でしたよあれは。
スピーカー 1
6話ありますかね。長いですよね。
スピーカー 3
リアも。
あっちゅーまでしたよ。
スピーカー 2
マジであっちゅーまやった。
マジで面白かった。
ほんとに面白かった。
スピーカー 1
その話も実はね、こんなエピソードの後半でやっていきたいんですが、まずはね、なんでこんな森垣監督のような方が、この我々のような下水道でやってるアイドルの人がいる。
めっちゃ有名ですよもう。
スピーカー 2
下水道アイドルね。
いただいたかっていうところで、優吾さんが暗躍してくれてたっていう話なんですけど、もともとお便りくれたんかな最初。
優吾さんが僕らに。
そうですね。
メールフォームから普通にお便りくれて、1リスナーとして。
で、実はもう森垣監督の弟子なんですと。
で、コテンラジオとかから入り、樋口さんを知り、楽曲交付での聞いてくれたんですよね確か。
はい。
スピーカー 2
ドラマってなんかそんなイメージあんまないですもんね。
スピーカー 1
そうですねどっちかって言ったらこれ文化的なことかもしれないですけどドラマは脚本化主体でこうプロデューサーと始まっていくっていうのがあって
ワウワウの場合は結構全然違うんですけど多分地上派はそういうのが多いかなって
全部じゃないんですけどね多いかなってで映画はやっぱり監督主体で始まっていくっていうのが結構やっぱり多いかなっていう感じですかね。
スピーカー 2
多分これ聞いてる方って監督って何するのとか脚本化って何プロデューサーって何とかがいまいち分かってないかもしれないんで
例えばこの坂の途中の家だったら監督の仕事ってどういうのなのかみたいなのってお聞きしてもいいですか。
スピーカー 1
そうですねまず流れとしてプロデューサーから実は角田さんの原作でこういうドラマをやろうと思うんですけど
まずどうですかっていうのが来てで受けるか受けないかっていうのを考えるんですけど
まず小説を書くと先生の小説を読んでですねもう鳥肌が立ってこれをドラマ化ってできるんですかねみたいな話をいろいろしてたら
一応そのロングプロットっていうかその本になるまでセリフがまだあんまり書かれてないような
実はもうプロデューサーが脚本化と一緒に考えてるんですみたいなのがあってもうそれもクオリティもすごかったんですよ
でも一個だけこれ言えるんだとしたら僕が監督するんだとしたら結構最初裁判の密室劇だったんですよ
で結構密室でずっと会話をしててやっていくっていう流れだったんですけど
プロデューサーに結構ちょっと変えないといけないかもですけど僕がもし監督するんだったらこの裁判はちょろっとで
その周りの私生活をもっともっと描きたいかもしれないですそっちの方にちょっと本って変えれるんですかねみたいな話をしたら
ちょっと戸惑ってましたけどそっちに変えてったんですよね
スピーカー 2
えーじゃあ全然違うんやもともと
スピーカー 1
最初の頂いたやつと構想とは全然違いますね
スピーカー 2
すごいそれは
スピーカー 1
そうなんですよ
スピーカー 2
かなり違う作品になりますねこれが裁判所での密室劇だった場合と
スピーカー 1
そうですそうです
スピーカー 2
だって家のシーンとか実家に行ったシーンとか主人公の梨沙子とかが行ったシーンとか
あとそのね裁判官それぞれのストーリーがあったじゃないですか
あれとかもそんなに描かれずにっていう作品が入ってた可能性もあったってことですか
スピーカー 1
全然ありましたもう本当に密室で表現していくっていうでもやっぱりこれその裁判というのは
一個のその何て言うんですかね道具ただの道具ただっていうか道具なんですけど皆さんが集まる
でも本当はその裁判所に集まるまでのその私生活みたいなのがめっちゃ大事じゃないかなって
思ってそうなんですよそれでそこをしっかりと描きたいって言ったんですけど
そしたらやっぱロケ地の数が増えるじゃないですかすごい
当初計算してたお金の計算と違うからプロデューサーたちがあたふたしだして
そうなんですよこれロケ地何個増えんだみたいな
それでちょっと無理やりやっただから監督はそういうふうに本を一緒にこう作っていきながら
やるパターンもありつつそしてそれを何て言うんですかスタッフィングして
具体的にしていくみたいな感じですかねでプロデューサーはそれをお金を管理しながら
作品をどういうパッケージにしていくかというのを監督と話し合って進めていくっていう感じで
分かれていくでもその映画とドラマでそのプロデューサーと監督の進め方とかも本当に
100通りぐらいあるんでやり方も全然違いますしそこはそうですね
ワウワウさんって映画監督とか監督を立ててくれるところがあってですね
結構すごいやりやすかったですね
スピーカー 2
そうか若干曲とかによっても雰囲気が違ったりするってこともあるんですね
スピーカー 1
全然違いますよこの曲はこういうやり方だとかテレビ曲はとか
ネトリックさんはとかいろいろ多分皆さん本当にやり方は違ってくるかなと思うので
本当に当時担当してくれてたオーカーのプロデューサーと脚本の篠崎さんと
あと黒沢さんというプロデューサーを見たんですけど結構みんなで話し合って本当に形にしていったなという感じですね
スピーカー 2
そこでもう今だから言えるみたいなバチバチやり合ったりとか意見割れたりとか
スピーカー 1
ありますよねやっぱり黒沢さんって現場のプロデューサーはいたんですけど
ずっとワウワウの岡野さんを見ながらこれロケ地増えたんだけど大丈夫みたいな目線をずっと送ってました
スピーカー 2
そこはだから管理する領域が違うからね
やっぱ演出を管理しないといけない方とお金を管理しないといけない方ってどっちでもぶつかるから
スピーカー 1
そうなんですよ
スピーカー 2
なんかこの辺も多分普通にパッとこのエピソードだけ聞いたら現場で喧嘩して怖いみたいなこと思うかもしれないですけど
実はいい作品ってそこの攻め合い絶対ありますよね
スピーカー 1
絶対ありますね本当にだから全然違いますもんね目的がやっぱりお金をいいもの作ろうと思えば思うほどお金がかかっていくし
だからそうですねそこの反比例しますよねやっぱりやりたいいいものを作るものとお金っていうどこまで守るんだみたいな
スピーカー 2
ちなみにキャストが豪華すぎますけど出演者のこれってなんかどうやって決まっていくんですか
例えばなんかこの予算だったらこのキャストってハマるのかなみたいなことがありそうですか
スピーカー 1
いやありますね本当にキャスト費もすごいかかると思うんでそのキャスト費とロケ地のどこがどういうふうにお金をするのかっていうのを
多分黒沢さんっていうプロデューサーはずっと悩んでたと思いますねかなり
スピーカー 2
一回理想のキャストを描いてみようみたいな感じでやるんですか
スピーカー 1
そうですねでも今回はめちゃくちゃ理想のキャストほぼほぼ集まりましたね
スピーカー 2
めちゃくちゃ豪華ですよね
スピーカー 1
それはもう本当にプロデューサーの力もかなりあったと思いますねやっぱり
スピーカー 3
結構あれ監督のリクエストが結構通ったりもするんですよねもちろんそのキャストに
スピーカー 1
しますねこうしましょうあしましょうっていうのはもちろんかなり決定権はプロデューサーと一緒に話し合うんでありますね
スピーカー 2
でも僕はあれなんですけどとあるテレビ局とか大きい映画会社とかではもうガチガチに決められたまま来るっていうこともかなりありますね
この主人公と主人公二人と言っていいのかな柴崎幸さんと水野美希さんとかってイメージあったんですか監督の中に
スピーカー 1
ありましたね本当にで柴崎さんもプロデューサーと僕とでみんなで決めて誰がいいですかねみたいな話で結構決めてたっていうのもあってですね
結構その柴崎さんと顔がちょっと系統が似てるんだけどちょっとタイプが違うっていう人がいいなと思ったんですよその
重ねやすいってことですよねそうなんですよ重ねやすいというで演出でもうその鏡みたいな感じで柴崎さんと水野さんが
やった役がこう何て言うんですかもう入れ替わるみたいなね入れ替わるみたいな演出は絶対やりたいなと思ってたんで似た人
スピーカー 2
似た人誰かなと思った時に困った時に水野さんなんですよ確かおじいちゃん死んじゃったとかにも出てらっしゃいましたもんねそうなんですよ困った時の水野さん
スピーカー 1
トランプのジョーカー的な切り札みたいなトランプのジョーカー的な感じですよ本当これもうこの役めっちゃ難しいしどうしようと思ったら
スピーカー 3
だいたい困ったら水野さんですよちょっとこの水野さんめちゃくちゃ開演というかすさまじかったすごいですよすごかったと思うんですよ水野さんの演技というか
スピーカー 1
もう最後の裁判で水野さんが泣いた瞬間僕モニターで泣いてましたから
スピーカー 2
あのシーンはもうだからあのぽろっと涙を流すためのそこまでの演技ですよね
スピーカー 3
この人が涙流すのっていかに思わせつつかじゃないですかそこまで本当に何を考えてるかわからない殺人鬼としか見えてなかったものがやっぱちゃんと
彼女の心に触れた瞬間というかですねあそこが
スピーカー 1
いやそうなんですよまあすごい結構大役だしその難しい役なんで
あので柴崎さんに似てる人で年齢も近くて誰だろうなーって探してもう水野さんしかいないなーと思って
もう水野さん一択でしたら本読んで面白かったですつって言っていただいて
スピーカー 2
いやだって僕あの本当に高井くんが勧められて見ているだけじゃないですかだから主演が誰かとかあの誰が出てるかとか全然もうまあ言ったらあの水に見てたんですけど
最初出た時これ水野美希さんって気づかなかったですか
俺もわからなかった
気づかなかった
スピーカー 3
俺もわからなかった
スピーカー 2
このなんかこの俳優なんかすげー演技するなと思ったらロールカーなんかで水野美希って出てきてえ?ってなって
スピーカー 1
多分一番喜ぶんじゃないですか水野さん本当に
スピーカー 2
いやだって言ったらいい意味で
スピーカー 3
受験者の見た目でしたもんねもうわかりやすく
スピーカー 2
あんだけ女優であんだけオーラ消せるのすごいですね
スピーカー 1
いやすごいっすねもうだから役作りもそうですしやっぱりそうあの求めたものの上に行ってくれるんで
やっぱすごいなって思いましたね本当に
スピーカー 2
演技すごいで言うともっといてちょっともう言い過ぎてあれなんですけど
ところで優吾さんこれあれですよね僕より後見てるんですよね
スピーカー 3
優吾さんあれですよね僕が教えてやって見てるわけですよね
そうですね公共の電波図体で知り
あこれ森垣さんのやつ見ないとダメだと思ってその時に見始めました
森垣さんが言っても見なかったのに青柳が言ったら見たというね
スピーカー 1
これがすごいあれですよ伝え方のね伝え方のプロですよもう
スピーカー 2
伝えたいことあったら僕通して言ってもらえればあのいい感じで伝えますね優吾くん
優吾さんにね
スピーカー 3
本当に打ち合わせの1時間前とかに見終わりました僕
スピーカー 2
マジっすかほやほやの
いやなんで多分あの話全然入ってきてもらって大丈夫なんで
聞きたいことだから市視聴者目線で聞きたいこととかあると思う
スピーカー 3
本当そうですね僕もあんまりだから森垣さんといろいろな映画の話とかするんですけど
あんまりこの魚途中の家については話も聞いてなかったんで
見てからいろいろ細かいところの質問がどうやって撮ったんですかとかの質問がたくさん浮かんできてるんですよね
スピーカー 2
全然入ってきてもらって大丈夫なの優吾さん目線聞きたいですね
スピーカー 3
僕が一番気になったのは何回も繰り返されるあの水野さんが子供を落とすシーンの寄りがあると思うんですけど
あれどう見ても本物の子供だよなと思ってでも手から離れててスローモーションで撮られてるんですけど
あれどうやって撮ったんだろうっていうのはずっと僕母親と見たんですけど母親とあれどうやって撮ったんだろうって話しました
スピーカー 2
技術的な話
スピーカー 3
落とすなんてこと絶対に現場では危ないからやらないんですよ
特にこのレベルだとでもなんか人形にも見えないしなと思って
そこちょっとすごい細かいんですけど聞きたかったなっていうのがあって
スピーカー 1
本当の赤ちゃんを本当に1センチぐらいちょっと下にスッてマットを引いて大人4人5人ぐらいで本当1センチですね
1センチスッとで後から編集で手を消してるっていう
スピーカー 3
マットに置くところが落ちてるかのように見えるように編集したってことですよね
スピーカー 1
手はついてる支えてるんですけどそれを編集で全部消してっていう結構大変な作業でしたね
スピーカー 3
森垣さんの現場とかに見学とかさせていただきますけどめちゃめちゃ配慮が行き届いててめちゃめちゃ心地いいというか
いわゆる動画が鳴り響くような現場じゃないから絶対にそこ配慮してるだろうなって
いややっちゃえみたいな監督も予算がなかったりとかするとたまに話は聞くんですけど絶対に森垣さんありえないと思って
でもこれリアルだよなっていうのはずっと感じてすごい
スピーカー 2
だからこその質問だったんですね
スピーカー 3
あれが本当の赤ちゃんじゃないってなるとさすがにやっぱちょっと冷めちゃいますもんね見てる側も
スピーカー 1
人形じゃんがわかっちゃうとちょっと冷めると思いますよ
だから似た人形があったんです赤ちゃんの人形それでやってたんですけど
みんなこれ人形ってなったらみんな冷めるよねって話になってどうしようかみたいな話で
でも結構事前に赤ちゃんのところはかなりデリケートな部分だったんで結構打ち合わせ密にやりましたね
あれが本当の赤ちゃんだからこそ水野美樹さんが残忍に見えたというかというのにも繋がってきますね
スピーカー 2
これはさすがなんか弟子ならではの
あとちょっともう一回僕あれに戻りたくてキャストに戻りたいんですけど
本当に演技すごくて
高畑篤子さん
スピーカー 3
いや俺も今言おうと思ったマジで
スピーカー 2
あのだから主人公梨沙子の実の母親
スピーカー 1
すっごいよね
スピーカー 2
あの圧力というか何と言うやろな
スピーカー 3
リアリティかなあれはなんかオルっていう感じなんかした俺
スピーカー 1
いやもうあれなんて言うんですか高畑さんもだし皆さんすごいじゃないですか圧が
女の戦いというか女性の対決みたいな
もう疲れましたね
スピーカー 2
演技とはいえ
スピーカー 1
演技とはいえ見てて疲れるし
あれだけの大御所さんたちがこう集まって大宴会というか大運動会みたいな感じで
なんて言うんですかもうだからかなり演出するのも疲れましたし
でも高畑さんやっぱすごすぎて水野さんが
高畑さんと水野さんの演技が終わった後に
水野さんがちょろって僕の耳元で高畑さんやばい
スピーカー 2
それはガチのやつやな
スピーカー 1
そうだから多分皆さんやっぱこう一緒に演技をセッションしあってて
この人の領域ってすごいんだなっていうのを多分お互い感じ合うんだと思うんですよ
その時にずっと水野さんは僕がコーヒー飲んでる横で
高畑厚子やばいです
言ってましたね
スピーカー 2
そうか
あれを映像で見てもあんだけやばいんやから
生で見たらすいませんってなりそうやもん
毒親っぷりね
スピーカー 2
こういうのって森垣さんが監督した後で
スピーカー 1
女性への接し方とか変わったりするんですか
めちゃくちゃ変わりましたし
あとは最初から読んだ時にすごく接し方変わるんですけど
なんか難しいのが
やっぱり変わるんだけどもそれを過剰にやりすぎて疲れちゃうみたいな
逆に今女性に対してしっかりとサポートしないといけないじゃないですか
いろんな面で
だから割と男を善とする時代が急に変わっちゃったというか
だからそこのチューニングは
もともと僕結構女性的な思考が結構強かったんでそこは大丈夫だったんですけど
結構それよりも時代がもっとそっちのちゃんと大事にしないといけない
当たり前大事なんですけど
価値観がこのドラマをやってかなり変わった気はしましたね
この男女間の問題って分断するのすごい嫌だから
なんて言っていいかが結構難しいですよね本当に
スピーカー 2
お子さんもいらっしゃいますしね
ご自身も子育てをする中で
やっぱ一番ちょうど過渡期だから
僕らの世代が多分そうだと思うんですよ
子供の頃はザ父親ザ母親みたいなところで生きていて
今じゃあ僕らが大人になったら
あの時の価値観使っちゃいけないのみたいな
ちょうど過渡期にいるから
アップデートするところは大変ですよね
スピーカー 1
そうですねだからそうなんですよ
自分の父親が三井志賢さんみたいな感じもちょっとあるのあるんですよね
スピーカー 2
分かるって感じしますね
スピーカー 1
分かるって感じが
風景見てた
だからもしかしたらそれの中間地点にね
清則さんも青柳さんも太陽さんも多分
僕ら世代ってそういう世代だと思うんで
だからちょうど変わる世代で
父親が三井志賢さんがやって役みたいな感じがあったりとか
でもそれ父親にしては別に悪気もなくて
本当に自然にそれを過ごしちゃってるんですけど
今そういうことをしちゃうと
なかなか難しい問題もあったりするじゃないですか
やっぱりサポートできてないとか
でもそれを両方知れるから
あれを演出できたのかなとは思うんですよね
スピーカー 2
知ってるからね
スピーカー 1
知ってるから
スピーカー 2
だから今あの態度だったらおかしいってなるけど
じゃあ三井志賢さんの役に対して
嫌悪感を抱いたかというとそうじゃないですよ実はね
スピーカー 1
そうなんです
スピーカー 2
こういうおっちゃんあるもんねみたいな
スピーカー 1
いや本当そうですね
スピーカー 2
それはだから僕の父親とかもやっぱり
父親善とした父親だったと思うんですけど
それに対して悪い印象はないから
同様に三井志賢さん演じるあの役もないんですけど
なんかだからね
スピーカー 1
いやだから結構父親は
割と食卓にいるときは
割とずっと座ってるっていう
母親が料理の準備とか色々してるんですけど
やっぱでも母親が体調悪い時とかは
土曜日の朝とか日曜日とかは
結構父親がそういえば記憶に起こせば
パン焼いてくれてコーヒー
コーヒーは当時僕は飲まなかったけど
牛乳入れてくれたりとか
簡単なご飯は作ってくれるときは
作ってくれてたりとかはしたんで
時代なのかなって思いますけどね本当に
スピーカー 2
そうだからこれ僕らの時も
感想会でも言ったかもしれないですけど
誰一人悪気があったり
誰かに迷惑かけようとしてるやつっていないんですよね
であってますよね監督
これ違ってたらもうめちゃくちゃ
スピーカー 1
いやいやいやもうあってます
だからその社会っていうもの自体が
変わってきてる中で
その家族とかそういう生態というか
組織というかなんか家族感みたいなのが
価値観がガラッと変わっていくんで
だから割と本当に悪い人はいないっていうのも
正解ですよね
スピーカー 2
ただあるのはそこに立場や
境遇があってそこにはまったら
もうそうせざるを得なくて
無意識にそう振る舞っているっていうだけの人たちが
ただただいて
それでお互いの利害関係だったり
お互いのうまくいかないことがあるから
問題になってるだけなんであって
なんか生きてる人その人その人は
全員一生懸命生きてるだけなんだろうなっていう
スピーカー 1
いやもうそうなんですよ
だからそれ聞いて
うわぁすごいあの考察すごいなぁと思って
もうちょっと感心してちょっと嬉しかったですよね
スピーカー 3
ほんと古典ラジオですね
スピーカー 2
まさかそう古典ラジオ味があったんですよね
スピーカー 3
なんか僕も映画の勉強してて
脚本すごい今ハリウッドで活躍してる
アーロンソーキンっていう脚本家がいるんですけど
彼が言ってるのが脚本家として
キャラクターを描くときに
絶対に悪役を描いちゃいけないって言ってて
その全員自分のロジックがあって
自分が正しいと思ってることをやってるだけだから
映像に落とし込んで見たときに
悪役に見えるだけで
その人の内面
全員のキャラクターの内面を知ってる脚本家は
全員味方じゃないといけないっていうのを言ってて
まさにそれを具現化してる作品だなと思いました
確かに
スピーカー 1
すごい
スピーカー 2
じゃあアーロン見てんじゃないですか
魚飲み途中の
これ見てよかったんですかね
これ見て影響を受けた人だったんじゃないですか
スピーカー 1
可能性あるかもしれないです
怒られます
スピーカー 2
過去の僕らの感想から聞いて
確かにと思ったから言ってるかもしれない
スピーカー 3
翻訳ついちゃうんだけど
翻訳ついてないからね
ここ最近の話
スピーカー 1
あとは脚本の篠崎さんもやっぱりすごい
本当に繊細な脚本を書いていただいたんで
スピーカー 2
切れるような柱
スピーカー 1
流石にやばいから
流石にみんないるときに柱切って倒れてきたらやばい
でも床下はもう本当に
だから怖かったのがこれだけ家が壊していいよ離れLGって条件揃って
これすごい条件揃ったから関東近郊だし綾瀬なんですけど
すごい良い場所見つかったなと思って
でもこれたまにあるじゃないですか床下開けたら床がもう人が入れないようになっている構造とか
コンクリートが入っててみたいなとか
そうなってたらまずいなと思ってみんなでヒヤヒヤしながら
床下は誰もロケハン行く前から分かってなかったんで
みんなでロケハン行って畳バッて開けたら土だったのでみんな拍手
スピーカー 3
すごいところで盛り上がるんですよ
スピーカー 1
よかった土でよかった
スピーカー 3
映画見てその拍手想像できなかったな
スピーカー 2
できんやろ
この作品もやっぱり演技がすごい
主演の江口範子さんですか
江口範子さん
この人の演技もちょっとすごかったっすね
すごかったよね
スピーカー 3
表情がね
スピーカー 2
蒸気をしているところでも
それでいて本当に上品で綺麗な顔も見せるし
表ではね
スピーカー 1
結構テーマとしては江口範子さんをすごく綺麗に撮ろうっていう
もちろん綺麗な方なんですけど
その綺麗さと綺麗さの中に出てくる汚れた部分とか
ドロッとした部分を表裏一体で見せていくっていうのがテーマだったので
結構美しく撮るっていうのは結構カメラマンと話してましたね割と
スピーカー 2
そうですよねだからここの触れ幅があればあるほど作品に深みが出てくるから
そうなんですよ
スピーカー 3
いや江口さんよかったっすよね
スピーカー 2
江泉忠さんの演技も絶妙だったっすね
興味あるのかないのか
スピーカー 1
分かんないっすよね
スピーカー 2
あのラインというかすごいねえみたいな
スピーカー 1
これが坂の途中の家ともリンクしてくるよね
田辺さんですよね
田辺さんと小泉さんみたいなね田辺誠一さんと
スピーカー 3
なんかこの仕事めっちゃできるんやろうけどちょっと人間として薄いのかなみたいな
スピーカー 2
でも完全に薄いっていうものを出すわけじゃなくて
一応興味があるっていう手は取っとくんだけど
本当は何考えてるかわかんないっていうのを説明なく演技で見せるっていう
スピーカー 1
いやーあれもねすごかったです
だから結構ああいう人っているじゃないですか
はいはいいますよね
いるんですよ本当に
だから結構それを小泉さんと結構入念にどういう役をやってほしいかっていうのを結構話しましたね
本当に二人きりで
だから結構もういつもの小泉さんがやってる役とはちょっと違う役を本当にやりたいんで
まずは髪型とかそういう服装とかも含めてちょっとガラッと変えていきましょうみたいな
スピーカー 3
確かにあの一瞬最初気づかなかったんですよ小泉幸太郎さんだったら
スピーカー 1
そうですよ結構皆さんね本当最後まで気づかないことが多いんで
スピーカー 3
ですよねちょっと分かりにくかったですよねそれの役作りはそういう感じだった
極善世代だったんで
スピーカー 2
はいはいはい
スピーカー 3
極善のイメージで小泉さんみたいだから現場に行ってあの
おはようございますみたいな誰かをほとんどみんな分からない状態で
今の小泉さんみたいな感じになりましたもんね実際に会っても
スピーカー 2
そこで会っても分かんないぐらい役作りがね
スピーカー 3
全然分かんなかったですね
スピーカー 2
あれなんですよねあんまりその悪い役というか悪者に見えるような役ってあんまりやってきてないでしょ
スピーカー 1
そうなんですよだから結構小泉さんやると面白いんじゃないかなって思って
で割とそのサイコパスな見えない狂気みたいなのを
結構爽やかで結構いい人っていうイメージが結構強いじゃないですか
だからそのギャップがもしできたらすごく面白いんじゃないかなってプロデューサーとそこを話してですね
下町ロケットかなんかで一回だけ悪役やってましたね
スピーカー 3
めっちゃハマってたんですよそれも
スピーカー 1
確かに確かに
スピーカー 3
なんか僕小泉さんがなんかこの嫌な人間というか愛されないような人やってる時僕大好きなんですよ
でも普通にテレビに出られてる時とかすごい接しやすいしすごいいい人のイメージじゃないですか
そこがまず大前提崩れてるのがもう相当気持ちよかったですね
スピーカー 1
いやーすごいですね素晴らしいですなんか喜ぶと思います小泉さんも
スピーカー 3
小泉さん悪役結構ハマるんだよなやっぱ
スピーカー 2
その俳優と二人でなんかコンコンと話すみたいなのって役について
CMとかだったらなかなかできないことなんですか
スピーカー 1
そうですねたまにやる時もあるんですけどやっぱりコマーシャルはできないですね
もうそういうふうに全体性が良くないところではあるんですけど
広告業界の全体性がそういうふうにやっぱりなってないっていうのはあるかもしれないですよね
だから結構そのドラマ仕立てのものとかもしあるんだったら一日でも会って本当は話せたらいいんですけど
でもまあコマーシャルの時はもう現場に来て朝来て話してじゃあやってみようみたいな感じなんで
そうなんですよそこはまたねこの間の広告界の会の時にいろいろ
スピーカー 2
そう横からいろいろ僕も聞いてみたいこといっぱいあるなと
スピーカー 1
あの樋口兄弟のもう本当に青柳さんと一緒に横からいっぱい質問してみたいなと思いながら
もう車運転しながら質問しましたもんねこういう時どうなってるの
スピーカー 2
答えたかった
スピーカー 1
その車乗りたかったな俺
いやそうなんですよだからいろいろやり方は違いますよねアプローチの仕方はやっぱり
スピーカー 2
あとじゃあ僕個人的に印象に残ったシーン何個かあるんで言ってみていいですか
スピーカー 1
ありがとうございます
スピーカー 2
ああいうことがいいですね離れをもらうことになるんかな確か
なんか時でお母さんとの関係がちょっとダメだなってなった時に
スピーカー 1
ゴミは別々に出しませんかっていうシーンがあるんですよ
スピーカー 2
なんかここが象徴的なシーンなのかみたいなところですぐ印象に残ったシーンですね
今までずっとゴミを別々に出しててみたいな
燃えるゴミとかを出してたんですねお母さんありますかってコンコンって言って
でも言うても収止め関係でなんかまあいろいろありつつも
まあゴミ出しはやってやるかみたいな感じでやってたのが
完璧に心が離れたっていうのを多分表現してるシーンだと思うんですけど
スピーカー 1
いやそうなんですよ結構あそこも大事なターニングポイントで変化するっていう
二人の環境が変化していくっていうところで