スピーカー 2
これはめちゃくちゃ深いテーマだと思っていて、
まずこの後、将来的に広告がどんな形というか、どういう役割を担うものに変わっていくのかっていうところもあるし、
少なくとも今みたいに、今まではというか、ちょっと一時代前までは広告の主戦場というか、一番の舞台はテレビだったと思うんですけど、
テレビを中心に構成されていたと思うんですけど、少なくともそうではなくなっていくだろうし、
あとは広告の形がこういう一方的なメッセージングっていうものじゃなくなる可能性もあるし、
そもそもだから広告っていうものの立ち位置がどうなっていくかっていうことにもよると思うんですが、
ちょっとその上で、この話、こういうそういうオーダーメイド人材がいなくなると、職人とかも含めてですけど工芸とか、
どうなるかっていうので言うと、私は人間がどこまでAI化するかみたいなところと、結構議論としてはすることになってくるかなって思ってて、
つまり広告音楽も人間が作ってたとしても、どんどんAIっぽい音楽を作る人が増えるっていうのが、職人とかオーダーメイド人材の逆の定義だと思うんですけど、
こういうのがいいんでしょみたいな、なんとなくこういう感じみたいな、そういうものを作る、
大量生産品みたいなのを作るようになる人が増えるっていうのが、それがAIかもしれないですけど、
っていうのが、どこまでだから人間がそういう社会を、なんていうか、許容するかみたいなところになってくるのかなと思ってて、
ちょっと何を言ってるんだって感じだと思うんですけど、つまり、やっぱ今もAIコピーとかAI作曲とかあると思うんですけど、
結構AIがこの後進化したとしても、人間にしかできないことって、おそらく集合地が作るものって集合地でしかないから、
過去を積み上がってきたものの最大公約数じゃないけど、そういうものが必然的に出てくると思うんですけど、
やっぱり人間がコピーを書くでもそうだし、音楽を作るでもそうなんだけど、そこに、今世の中がこういう感じだからあえてこうしてみるとか、
なんかそういうことを加えられるのって人間というか、やっぱりそこにストーリーを作れるのも人間だし、ストーリーもAIだって作れるんだけど、
やっぱり過去のいろいろな収穫からの、何ていうのかな、既視感あるものがやっぱり基本的にはそういうもののオーダーメドと逆で言う大量生産みたいなところのアウトプットかなと思ってるので、
なんかそういう、何ていうのかな、問いを立てるじゃないけど投げかけるみたいなことは多分人間にしかできないことで、そう来るかっていうのは、だからそういうもの、どっちかっていうと消費する側が社会にどういうものを求めていくかっていうところにかなりかかってるんじゃないかなっていう、
だからそういう思考停止してなんとなく気持ちよく聞けるものだけを人間が望んじゃったら、どんどんやっぱりそういうものが供給側、供給されていくことになるだろうし、なんかね、そういうとこな気がするんですけどね、どう思います?
スピーカー 1
面白。なるほど。これ一旦太陽の見解聞きたいね。
スピーカー 3
えっとですね、それもめっちゃわかりますし、追加で僕がこれが生き残るヒントかなと思ったのが、音楽を作るっていう経験が体験になるというか、みんなでやった粘土こねこね作業になれるかどうかっていう、
ターニングポイントかなって思ってて、まあ完成物だけ求めるのであれば、大量生産のものとかだったり、3Dプリンターのものでもいいけど、粘土こねこねの体験って、逆に一瞬でパッとできたら意味がないじゃないですか。
その粘土こねこねを音楽でやるっていうのは、まあクリエイターだけじゃなくて、広告を作るチーム全員で共有すれば楽しい体験になるし、共有しなければただの成果物になるっていう。
スピーカー 1
はいはい。まずちょっと待ってね、はるさんが言ってた話っていうのが、やっぱりAIばっかりになってきたら、違和感だったりとか、新しいものとかオリジナリティとかっていうものは、今まで人間が保ってきたものがなくなるっていうのがまず1個あるね。
で、たよが言ったやつは、音楽制作者が生き残るにはこうすればいいって話ね。
スピーカー 3
そうね、また別の話ではあるけど。
スピーカー 1
で、たよが思うまず、消滅するデメリットが何なのかっていうところをちょっと聞いてみたい。
スピーカー 3
えっとね、もうほんと文化かもね、単純に。文化を消すか消さないか。
はいはいはい。
スピーカー 2
やっぱ消滅すると金質?質が均等になっていっちゃいますよね、世の中にある音楽の。
スピーカー 1
で、ここ、実は僕その間ぐらいの主張があって、音楽プロデューサーはなくならないと思ってるんですよ、仕事は。
で、音楽作家の仕事はかなりなくなっていくし、それで音楽の質がそんなに落ちないかもしれないと思ってる。
これ何が違うかっていうと、音楽の違和感を残すみたいなところって、実は人間が支持すれば違和感をAIに作らせることができるんじゃないかって思ってるんですね。
うん、それすらもできるんだよ。
スピーカー 2
編集者として残るってことですよね。
そう、そういうことです。
スピーカー 1
例えば、今までこのジャンルのこれとこのジャンルのこれを組み合わせたことなかったから、組み合わせてみてってAIに言ったら、オリジナルの曲をAIが作るってことって普通に起これると思ってて。
で、実はこれ、人間も物作るとき同じことやってると思ってるんですよ。
所詮僕人間のオリジナリティとかないと思ってて、何かと何かを掛け合わせてしか世の中に出してなくて。
で、そのプロンプトを自分に打ったら自分の手からその結果が出てくるみたいなイメージなんですけど。
まあまあちょっとそれ置いといて。
だから、AIの指示が上手かったりとか、上手いっていうかその指示を的確にできればアウトプットの質は変わらないとまず思ってる。
AIに出す指示が。
AIに出す指示が。
出す指示がね。
指示が。
で、その上でじゃあなんで音楽プロデューサーが僕は必要かっていうと、判断するのは最終的に人間しかできないからなんですよね。
この楽曲がイケてるかどうかって、主体が人間である以上人間しかできないと思っていて。
例えばじゃあ音楽プロデューサー消滅しました、この世から。
だったら、じゃあ制作チーム全部消滅しましたでいいや。映像を作る人もいない、音楽作る人もいない、全部AIで映像の音楽作れるようになりましたってするじゃないですか。
だったらクライアントと代理店のCDだけでもう制作できちゃうみたいな世界が来たときに、CDが本当に音楽の良し悪しを判断できるかみたいな、専門外の映像の良し悪しを判断できるかみたいなところになってくるような気がしていて。
判断もそうですし、あと提案ができるかって話もありますよね。めちゃくちゃこれにマッチする音楽を提案できるかみたいな話があるから、実はその提案と判断はやっぱり最終的にその分野の人が必要になってくるっていうのがまず思ってる。
だからここ、僕の中で分かれてるんですよね。音楽プロデューサーと作家。で、判断さえできると、もしかしたらもっとこのギターソロこう弾いてとか、ベースの音色もっとこうしてとか、ボーカリストの感じ、もっとしゃくり上げる感じで歌ってみたいなものを指示出すとAIが歌ってくれるってなったら、その辺はだいぶもしかしたら減っていくかもしれないって思ってる。
スピーカー 2
だからAIみたいなものができると、すごいやっぱり格差は生まれるだろうなと思っていて、そういう音楽プロデューサーの中にも。要はやっぱりその前提としての、別に音楽制作に限らず、前提としてその領域に関する知識とか教養みたいなものがあるかないかっていうのが、AIを使った時にアウトプットの差をすごい生むだろうなって思ってて。
だから、やっぱりAIみたいなものがあっても、前提としての知識がないとやっぱりトンチンカンなことしか問えないし、聞けないし、出てきたものを見てやっぱりトンチンカンな判断しかできなかったりするから、ただ一方でそういう作業っていうのは効率化されちゃうので、多分そこの格差はすごい加速していくだろうなっていう感覚めちゃくちゃあって。
だから音楽プロデューサーに関しても、やっぱりじゃあこれから新しく音楽プロデューサーとしてやっていこうと思いますっていう人が、今までこうやってちゃんと1から10まで作ってきた経験のある多様さみたいな音楽プロデューサーと、そういう経験のない音楽プロデューサーでは、多分全然アウトプットが違わず。で、結構そこの格差っていうのは開いていくだろうなと思いますけどね。
スピーカー 1
で、あと制作するのに時間がかかんなくなってくればなるほど、一部の有名な人に全部集まるみたいな。
スピーカー 3
今やったら、例えばわかんないですけど、最大何十件持ってる人がいるか知らないですけど、例えば今最大同時に30件やってます、もう寝る暇もなくやってますみたいな人が、同時に100件やっても別に対して大丈夫みたいなことになっちゃうと、それも格差の原因になるなと思ったですね。
スピーカー 1
っていうのがまず思ったこと。で、太陽の話、また全然別よね。体験。
ねんどこねこね。
スピーカー 2
体験に価値があるっていう。
スピーカー 3
もう手作りでやる体験自体を楽しめるかどうか。で、まあこれ、音楽で具体的に言うと、例えばドラムの速く叩けるのとか、打ち込みでいくらでもできるわけですよ。
人間技じゃないサウンドを聞くのであれば。でも実際にYouTubeで速く叩ける動画とか見たいし、マラソンとかスポーツにしてもそうですよね。マラソンのあの速度以上の移動はできるけど機械を使って。
それじゃ面白くないから、実際に人間が走ってるとこ見たいみたいなことがあるので。
車輪の方が速いもんね。 うん。車輪の方が速いしね。飛行機の方が速いし。なので、なんか速く移動するとかだけを目的にすると機械でよくて、音楽もおしゃれな音をつけたいだけであれば目的が。
多分、AI作曲とかフリー音源でも大丈夫だったりすると思うけど、オリジナルの音楽を作っている実感を持って納得したいみたいなことが目的になると、それでは達成できないみたいな。
スピーカー 1
で、またこれ難しいのが、クライアントからのオファーがこの商品を売ってであって、限られた広告費の中で訴求できる人数のボスを増やしてになったときに、製作者の体験とか価値がないよね。その指標だけで考えると。
スピーカー 3
たしかに。
なので、やっぱり必要な件数は減ってくるでしょうね。そういう手作りの音楽が。
スピーカー 1
多分だから、音楽製作の付加価値をどうつけていくかの話でね、これ一応。なんか、俺一回やった仕事で、もうこれ聞き込み出していいと思うんだけど、ヨナヨナエルの仕事があって。
スピーカー 1
俺、これ音楽製作人生でトップクラスに心残ってる仕事で、社員全員の方が手拍子とか膝を叩いたりしながら振り付けを覚えて、それでこれだけで音楽にしていく。タカタカタカ、ほっぺ叩いてポコポコってやったりとか。
それで、ダンスと体から出す音でリズムにして音楽にするみたいな仕事をやったことあって。これ、要はヨナヨナエルの社員の人全員スタジオに呼んで練習して振付を覚えてもらってレコーディングして、で、撮影当日は社長が一番真ん前に立って、そこでやるっていうのをやったんですけど、めちゃくちゃ四季が上がったよね、それで社内の。
で、俺この間社長に久々に会った時に、実はあの時音楽やってた僕なんですって言ったら、すげえ覚えてくれちゃって。あのCMの撮影めちゃくちゃすごかったですよねっていう。だから、これって多分もうなんかアウトプットの映像の価値じゃないところにおそらく価値を感じていて、その社長自体が。
みんなでこれを作るっていう体験に価値を感じたから、ダンサーを起用するのではなくて社員を起用したと思うよね。だし、社員が一生懸命やっているっていうブランドとして見せていたと思うよ。意味わかるかな。社員が手作りでヨナヨナエルをこうやって盛り上げているという会社であるという映像を見せたかったから多分そうしたと思うんだけど。
まあどっちの良さっていうか目的もある。そうそうそう。同時に。だから、あの単純にクオリティが高い映像を作る以外のところにいかに価値をつけれるかみたいなところの話かなと思った。めっちゃ抽象的。めちゃくちゃいい話やなそれ。
スピーカー 2
そういう企画を出すっていうことはもちろんありますね。やっぱり業種によっては、その業種の、その会社の営業マンっていうのがものすごいたくさんいる職業とかってあると思うんですよ。職業というか会社。そういう業種ってあると思うんですけど、営業マンの頑張りがすごい大事みたいな。
スピーカー 1
なんかそういう会社とかになってくると、やっぱそういうCMの目的とかも営業マンのモチベーション上げてほしいとか、やっぱり普通にあるんですよね。それが売上に直結するからっていう。そうなってくるとそういう会社の人たちに出てもらってっていうことごとひっくるめてCM企画にするっていうのはもちろんありますよね。
スピーカー 2
それはそういう企画であってっていう感じだから、なんでしょうね。そういう付加価値のつけ方もあるけど、でもなんかここ今学にどういう付加価値を見出していくかっていう話とはちょっと違う気はしますけどね。
スピーカー 1
それもめちゃくちゃ特殊な例ですもんね。
スピーカー 2
うーん。
スピーカー 1
怖いっすね。
スピーカー 2
結果的にっていうのはあるけど。
スピーカー 3
でも問題がちょっとわかったわ。少なくなると起こる問題。このような話を聞いて、はるさんみたいな人が全国に現れたとしましょう。その音楽に理解があって、こういう利用方法もあるんだみたいな。社員の指揮を上げるみたいな目的の使い方もできるんだみたいな。
で、そこでじゃあ実際に何々県の代理店の人が、それをやろうって言って、中小企業でもやれますって言って、じゃあやろうってなった時に、担当できるにふさわしい人がいなさすぎるんですよね。思い出体験にまで消化できる音楽プロデューサーがいない。
スピーカー 1
なるほどね。これまた別の視点ぶち込むかもしれないけど、音楽プロデューサーになりやすくなる可能性もあって、AIのおかげ。だって今までいい音楽作ろうと思ったら、作家に頼んだりとかプレイヤーを使わなきゃいけなかったやつがどんどん使わんで良くなってくるってなったら、今まで1件50万じゃないと受けられなかった音楽プロデューサーが20万で受けられるかもしれなくなるやん。
ってなったら、地方でも音楽プロデューサー増えるっていう可能性もあるね、と思った。
スピーカー 3
人数は増えれるかもしれないけど、納得感のいく体験にまで落とし込める人が増えるかというと、わからないなーって感じだね。
スピーカー 2
多くの人は良い音楽プロデューサーとの出会い方を知らないですよね。
そのルートがないというか、私たちは代理店なので、信用できる製作会社の人に紹介してもらうってことができても、じゃあある会社の人が良い音楽プロデューサーの人がと仕事したいって言って、検索とかで調べたとしても、どの人が良いとか悪いとかわかんないですよね。
スピーカー 1
もっと言うと、行き着くとしても、その人が残した作品には行き着くんですけど、その人のコミュニケーションの取り方とか、やり取りの気持ちよさとかまではわかんないから、仕事しないとわかんないと思うんですよ。
スピーカー 2
私その人がどういう形で関わった作品かとかもわかんないですからね。作品のアウトプットを受けても、実はすごいちょこっとしか関わってないとかもあるでしょうし。
スピーカー 3
だから、実は名前だけその人の名前で出してるけど、実は弟子みたいな人が全部だったみたいなパターンとか。
楽しかった体験にまで消化するとなると、やっぱり生演奏だったり生歌唱だったりと、切っても切れない気がしてて。
で、そこを生化物で気持ちのいい音がゲットできるだけの立ち回りをしていては、手触り感のあるものづくりには消化できないと思うんですけど、やっぱりその経験が得れるチャンスが少なすぎるっていうのが今の問題ですね。
スピーカー 1
難しいな、生演奏の体験か。
スピーカー 3
楽しかった手作りの体験っていうことで言うとね。
スピーカー 2
田中さんおっしゃってるのは、作る側の体験になっちゃってるから、それって間違いなくすごい価値のあることだと思うんですよね。
一周回って同じ釜の飯を食べるみたいなことがやっぱり大事なのと同じように、やっぱりそういう体験を共有しているっていうのはすごく強いものだし、その後その商品に対して売っていこうみたいな気持ちすら新しくしてくれるものだったりはすると思うんですけど、
それがさっきの清成さんの指摘のように、このCMの目的は商品を売ることなんですってなった時に、それは副産物的な価値になってしまうというところですよね。
スピーカー 1
だから余裕がある会社しかできなくなってくるというか。
スピーカー 2
ただ一方でおっしゃるように、そういうライブというか生の体験みたいなのの価値が相対的には絶対上がってると思っていて、特にコロナの後とかそうだと思うんですけど、やっぱライブとかそういう生でのイベントみたいなのって、やっぱ価値を再認識されてるというか。
スピーカー 3
そうですね。
スピーカー 2
やっぱり変えがたいものがあるっていうのは。
ごめんなさい、どうぞ。
スピーカー 1
それを踏まえた上で、じゃあ僕最終的に何を持ってるかっていうと、デジタル的なスマホやパソコンやテレビで見るようなやっぱり成果物の価値は下がっていくと思ってるんですよ。
それはもう簡単に作れるようになっていくし、あふれかえると思ってるんですよ、もっといっぱい。
ってなった時に、やっぱり広告のあり方自体が変わるっていうのが一番考えられる。
本当にイベントだったりとか、あと今ファンがいる商品とかがコミュニティを作ってるみたいなことって結構ありますよね。
ジョナーナエールとかまさにそうで、ジョナーナエール好きな人たちが集まってコミュニティを作ってるんですよね。
で、このコミュニティを活性化させることって、広告じゃないけど商品の価値を上げるみたいな。
だから今までのメディアから一方的に来るものではないけど、商品売れていくし価値を上げていくみたいな。
だからこれが広告業界の仕事に占める割合が増えていくんじゃないかなと思ってるというか。
スピーカー 2
すでにそうなってきてはいますね。
スピーカー 1
だから今までのメディアで流れるようなものに付加価値を足していくっていうよりは、新しい広告の形に入っていくみたいな、音楽を人間の手で作るっていうことが、
そっちの方が成立しているし意味があるし楽しそうやしみたいなことかも。
スピーカー 3
そうですね。思い出とか愛着に貢献できるかっていうのがあるんじゃないかなと思って。
愛着で言うと、やっぱり販売促進的な、とにかく認知させようとか売れようみたいなことだったら、そこには必要ないかもしれないんですけど。
ブランディングでも自分たちがどういう存在なのか示すみたいなことだったら、話が変わってくるかなっていうことがしますね。
そういう場合のセカブツだったり、ブランディングに関するようなリアルイベントだったりしたら、やっぱり思い出や愛着にどんだけ紐づけられているかみたいなことが評価基準にもなってくるんじゃないかなっていう。
スピーカー 1
誰の?制作者?
スピーカー 3
制作者だけじゃないね。
スピーカー 1
会社?
スピーカー 3
うん。もう事業者。
スピーカー 2
受けてもですよね。消費者もですね。
スピーカー 3
全員かな。
スピーカー 1
受けて、制作者で会社のトップ。
スピーカー 3
ヨナヨナエールのファンのイベントだったら、たぶんおそらく全員の思い出とか愛着につながっているとは思うけど。
その視点が入るか入らないかみたいな。
スピーカー 1
でも確かに音楽って映像よりもはるかに感情と直結してますよね。
スピーカー 2
なんかやっぱり20年前、30年前に見たものとか、今見てもあんま見たことあるようなないようなって気持ちだけど、30年前に聞いた音楽ってやっぱりあるとその時のことを思い出せるから。
スピーカー 1
あとはそれを人間が作る意味ですよね。
たぶん機械が作っても、名曲だったら思い出せると思うんですけど。
で、そこになんか制作する時の気持ちを入れるかみたいなものが入ってくると思うし。
あともう一個大事なのは、制作している時に自分の会社とは何かとか、この商品とは何かみたいなことをクライアント側が考えるっていうのは結構意味あると思ってるって感じですね。
スピーカー 2
めちゃくちゃ大事。
スピーカー 1
なんかアウトプットすることによって事故と向き合うみたいな。
スピーカー 1
クライアントが事故と向き合ったり体験にお金を払うか、そうじゃなくてただいい映像と音楽作るかを選べるってなったときに、
なかなか前者の体験や事故と向き合う系の価値にお金をかけるってなかなかならないっていう。
スピーカー 3
普通に行くとそっちに行かないっていう感じかな。
スピーカー 1
だってみんな商売やるよって、この商品売りたい。
だからここは何か意識して、ここをやりましょうよっていうのが、ちょっと増えてくれば面白い社会になるなっていうのは思ってますね。
スピーカー 3
そうですね。
スピーカー 1
っていう感じかな。
面白っ。
スピーカー 2
そこまで余裕を持てるかどうかっていうのはありますよね。
スピーカー 1
そうです。今からどんどんどんどん世界の中で情勢も悪くなり、景気も悪くなる可能性が高い中で。
スピーカー 2
ウェブ広告のABテストとかも話しとれちゃいますけど、結構あるんです。
最近テレビCMでもあるんですけど、やっぱりAパターンとBパターン流してみて、成績の良い方をどんどん選んでいくみたいな。
スピーカー 1
あれはね、理屈としては分かるんだけど、何かそういうことなのかなっていう。
スピーカー 2
思うのはね、めちゃめちゃあるんですよね。
そこからは正直あんまり進んで提案したくはないっていう。
スピーカー 1
面白いですね。そのテストの結果って何を測ってるのかみたいな。
スピーカー 2
そうなんですよ。私、そもそも追いかけてる指標が間違ってることとかも全然あると思うので。
スピーカー 1
もうめちゃくちゃ極端な話ですけど、そのショート動画の再生回数だけを指標にするんだったら、ポロリギリギリのエロシーンを入れといた方が絶対上がるから。
スピーカー 2
それでいいんでしたっけっていう。
スピーカー 1
そうそう。それでABでBがいっぱい再生されたからBでいいってなっちゃえんだっけみたいな話ですよね。
スピーカー 2
そうですね。そこを追いかけ続けると結局人間が数字の奴隷になるだけというか、そもそも登るべき山間違えてません?みたいなことがやっぱり起きてきますよね。
スピーカー 3
ハルさん、前に僕思い出した話があるんですけど、事前の打ち合わせで記憶に残るかどうかでレバレッジ変わってくるみたいな話をされてたと思うんですけど、ちょっとその話を改めて聞きたいなと思って。
スピーカー 2
これなんか背景としては、今やっぱり効果測定ブームじゃないけど、皆さんもタクシー広告とかで見たことあると思うんですけど、そのCMの効果測定しますみたいなサービスがいろいろ出てきてるんですよね。
具体的に言うと、仮に予算いくらいくらで、予算1000万円でこういう広告をした時にどれくらいの効果が望めるかみたいなこととか、それが実際どういう風にリーチしたかとか測定評価するパッケージみたいなのがすごいあって、具体的にどういう風に使われてるかっていうと、
じゃあ広告予算が今回1億円ですって言われて、でその1億円の中をどういう風に使うのは、制作費にいくら使ってメディアにいくら使って、そのメディアも何をやるかっていうのはもう提案してくださいみたいな風になった場合、じゃあ大体いくらぐらい投下するとこういう効果が望めそうですねみたいなことをやったりはするんですけど。
スピーカー 1
数字を出すってことですね。
スピーカー 2
そうです。で、結局やっぱり最近はやっぱりその広告をしたことでどれくらいの効果を望めるのかみたいなことを前提にクライアントさんも社内で決済されるし、あとその実際打った後の評価っていうのも、それで振り返ったりするんですよね。その指標に対してどうだったのかみたいな。
ただまあそれは理屈で言えば、媒体費、メディア費は5千万より6千万の方が効果が出るっていう結果が数字上もちろん出ます。ただ、じゃあ制作費が、まあそうすると制作費を少しでも削ればいいんじゃないかっていう話になると思うんですけど、少しでもメディア費を膨らました方が数字上はいい数字が出ることになるんですが、
ただなんか普通に考えてその制作物がいいものであるかあんまりイマイチなものであるかによってそこの効果の出方も違ってきますよねっていうのは。
まあそうですよね。
日本が景気良かった頃って、CMをノリというか勢いでやって、良かったねみたいなことで住んでた時代もあったんだと思うんですけど、最近結構やっぱりそこの決済通す上でもどういうことが期待できてっていうのやってそれを振り返ってっていうことが定着しちゃうとなかなかそこが見落とされがちっていうのは正直ありますね。
ただ、例えばアプリのダウンロード数っていうのをKPI指標にしているクライアントがいたとして、このCMを見て何人の人がアプリをダウンロードしてくれたかっていうので成果を測定しますっていうクライアントがいたとして、やっぱりそのCMが心に残るものとか興味を引くものだったかとか、
単純に好印象を持てたかどうかとか、あとアプリ系だとやっぱ怪しいっていう気持ちを持たれずに安心感を持てたかとか、多分そういうところがアプリのダウンロード数にも影響してきたりするのって想像に固くないと思うんですけど。
結構その制作費用、制作費を一概に上げればいいものができますとは限らないんですけど、あんまり削りすぎちゃうと結局そこの効果のところにレバレッジがかけられなくなっちゃったりもするので、そこはね、ありますねっていう話。
スピーカー 1
これ面白いですね。今ネットが増えてきたことによって取れる数字の指標が増えてると思うんですよね。例えばハッシュタグで何件ポストされているかとか、あと単純に再生回数ももういつのくらいまで取れるし、動画とかだったら。
あとなんかLPへの流入やったら、もうそれもアクセス解析で取れる指標になったときに、取れる数字が増えれば増えるほど数字化できないところが無視されていくっていうのは普通にあると思うんですよ。で、あとは、なんかめっちゃこのCMいいなと思ったから、この会社好きになるみたいなところって数値化できないのとプラス、効果が長期的ですよね。
人がこの商品とかこの会社を好きになるっていう気持ちって、その一瞬では出ないけど効果が長期的に出るっていうのがたぶんレイワレッツっていう言葉の1個の意味だと思うんですけど。で、これってCM打ち終わった2年後とかに出てくる可能性って普通にあるから。1個人からすると。
ちょまど 効果が難しいんですよね、交換とかって。 めちゃくちゃ難しいですよね。特に例えば車とかだったら、車のCMでめっちゃいいのがあったら、この車種好きになったってときに来月買わないですからね、車って。それが2年後に買う。
そこから憧れてずーっとお金貯めてとかでやるんやもんね。 で、その2年後に車買ったそこの売り上げって数字の評価としては測定できないから、そのCMの。とかなってくると、いいCM作ってたかどうかって実は本当は測定できないのに、なんか生じっかウェブ上で測定できる数字がいっぱいあることによって測定できてる規模になっちゃってるのヤバいなっていう、そういう話な気がします。
スピーカー 2
ちょまど そうそう、ほんとおっしゃる通りで測定できる数字に引っ張られすぎちゃうっていう現象がめちゃくちゃ起きてるんですよね。
スピーカー 3
あと僕思ったのが、消費者だけじゃなくて採用に関わるなと思ってて。僕、いろんなCM案件手掛けさせてもらってますけど、絶対入りたくないなこの会社みたいなのが、クリエイティブに見て思ったりもするんですよね。なんかもう給料とかじゃなくて美学的に絶対嫌だわみたいな。