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2020-11-10 12:49

第47回 相続の準備。親はまだ生きているが兄弟が多く、均等に分けられない

遺産相続の問題について。とてもディープな話題ではありますが今回も丁寧に、All About『マネープランクリニック』でアドバイスをするFP深野康彦さんとマネーライターの清水京武さんが解説します。

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皆さんこんにちは、マイナンシャルプランナーの深谷幸子です。
皆さんこんにちは、マネーライターの新木です。
今回もよろしくお願いいたします。
よろしくお願いします。
今回も新型コロナウイルスの影響で、収録はリモートとなっております。
若干聞きづらい点もあるかと思いますが、ご了承いただければと思います。
今回のテーマなんですけれども、相続を取り上げたいと思っております。
今から4、5年前でしょうかね、税制改正があって、相続税は実質増税ですよね。
そうですね、はい。
増税となりまして、金融機関に相続税の相談が増えているという話も聞いております。
以前は、資産家の人が関係しているのは相続ということですが、実は他人事じゃないという人も増えているようですので、
親が生きていたり、相続人が多い場合は難しいと思いますが、
そのへんの準備を今回、深野先生にお伺いしたいと思っております。
そうすると、今、相続の概要を緻密に簡単にお話ししますけれども、
2つの点からもう少し詳しくお話しします。
相続税には基礎控除、
例えば、仕事で働くと給与所得控除ってあるじゃないですか。
この分は税金かけませんよ、みたいな。
同じようなものは基礎控除。
基礎控除というのは、我々人が誰でも持っていますけれども、
同じようなものがあって、
この基礎控除は2015年から4割減らされている。
あとは、
曲がりなりに株価が上がっていたり、
不動産価格も上昇していたりという形で、
相続税がかかる人が、その4割減以降、非常に増えて、
相続対策をしなければいけないという人が、
かなりに上ったというのが、過去数年の状況ですよね。
相続税ってもう1つ。
たくさんスターを持っている人のことだな、相続ってのは。
じゃなくて、実は近年、相続税がかからない人の間でも、
相続に対する揉め言って、すごい増えているんですよ。
それはですね、1つはやっぱりですね、世の中がですね、
こういった、ちょっと読めないかもしれませんが、
接地がない世の中になったというか、
なかなか収入が増えない厳しい状況なので、
相続が起こった場合には、
もらえるものはきちっともらうというような権利があるし、
例えば、仮に親がご病気されたとか、介護になったとしても、
面倒を全く見ないけれども、子供であれば、
相続の財産をもらう人のことを法定相続にとってもあれば、
必ず一定割はもらえますから。
その権利を手にしてって言ったら良くないかもしれないけども、
自分にもよこせ!って言ってくる人がいるわけじゃないですか。
そういう形で実は、かなり揉めちゃうケース。
要するにある面では、兄弟化、平等という見当の下に、
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相続税がかからなくても財産がいくばかりあると、
揉めちゃうというのが今の世の中ですよね。
そういう中でですね、できれば順調にですね、
穏やかに相続は進行したいというのが、
多分皆さんの思いだと思うんですが、
そのために必要なポイントはどのようにあるでしょうかね。
まずね、相続に関して言うと、
これはこれまでの私の経験上、
子供から相続を親の話にすると、絶対にできません。
でしょうね。
俺の目の黒いうちにとか、
親の財産を当てにしているのかという感じで身構えちゃうから、
親から基本的には、何かをやれるような形にしないと、
なかなかうまくいかない。
で、実は相続って言うとね、
皆さん税金のことばっかり考えるじゃないですか。
親が結構持ってるから、相続税は買っちゃうのかな。
できれば税金なんて払いたくないから、
何とかしたいなって思うのが、やっぱり人情じゃないですか。
これ実は間違ってないんですけども、
実は相続を考えるポイントって3つあるんですよ。
その節税対策ね。
相続税を減らす節税対策っていうのは、
じゃあその3つのポイントのうち、
井の一番に来るかっていうと、
実は相続の対策ではね、節税対策って一番最後。
3番目なんですよ。
重要度はそんなに高くないのね。
そこをまず皆さん間違えないでいただきたいと思います。
どういうことかって言うと、相続が将来発生した場合、
亡くなってから、実は10ヶ月しかないんですよ。
相続税を納めるまで。
これ10ヶ月って長いようだけど意外と短いです。
その間にですね、例えば、
総議をやった後、最近はね、
初7日までまとめやっちゃうかもしれませんけども、
49日が何かあったりとか、いろいろあるじゃないですか。
それ以外に、相続人、法定相続人が近所に住んでいれば
別に問題ないですよね。
地方に行ってたり。
最近では海外に住んでる人っていらっしゃるじゃないですか。
これだと言ったら権利はあるわけだから、
その人たちが集まれる機会がなければないほど、
実は10ヶ月ってすごい短いんですよ。
その間にやっぱり遺産分割協議。
これしっかりやらなきゃいけないんですよ。
この遺産分割協議っていうのは、実は
一番相続で大事なことなんですよ。
これ一番目。
だって基本的にはね、
例えば兄弟が何人いければ、
一番上の人が一番たくさんもらって不公平だとかさ。
あるいは、真ん中の奴は何もやってないのに
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やっぱりもらうのかとかさ。
場合によっては、
これは実際にあったケースね。
例えばこれは二人兄弟だったんですけども、
女性二人だったかな、姉妹だったけども、
お姉ちゃんは東京の大学に進学したけども、
私は下宿はできないから、地元の大学に行った。
私だってお金を払ってもらって東京に行きたかった。
だからお姉ちゃんにかけた下宿代は、
相続のときに生産してと。
私のもらってる、かけてもらっても少ないんだから。
そういう揉み事が実際にあったんですよ。
そういう形で考えると、
遺産分割協議をまとめて円滑に行っているのは
相続大使の一番目のポイント。
2番目が、実は納税資金の準備なんですよ。
相続税がかかる場合は、基本的には
現金納付という原則ですから。
10カウント以内に申告して。
だから基本的には、現金、預金、
あるいはすぐ現金ができる株式とか債券、
投資みたいなのを含めて、それぐらい、
どれぐらいあるかっていうのが鍵になったんですよ。
それがあればすぐお金って払えるじゃないですか。
相続税がかかっても。
それがなくて、例えば土地が95%だったら、
どうやって相続資金を年出するのってあるじゃないですか。
納税資金。
だからこれが2番目なんですよ。
最後に、節税大使の順番で行う。
これが相続の3つのポイントなんですけども、
親がさっき言ったように、まだ存命である場合は、
なかなか相続の関係って話はできない。
できにくいじゃないですか。
それを考えると、今できること。
ちょっと矛盾するようですけども、2つあります。
まず、親の財産を全部把握すること。
これはできれば、例えば万が一のことがあったら困るから、
簡単な財産簿でもいいから、作っておいてでもいいから。
何か紙でも書いてもらうといいですよね。
その時に重要なのは、必ず付債。
相続は残念ながら、付債は相続しないで。
財産だけもらってはできませんから。
この部分という形であれば、親の付債と資産。
両方まず、おおむね把握しておくということ。
仮に親の付債の方が多かった場合。
そういうケースって別にない話じゃないですから。
この場合は、相続放棄すればいいわけです。全員で。
財産もらえないけども、借金も引き継ぐ必要ない。
自分たちが借金まみれることはないからね。
自分たちを防衛するために、親の資産と付債を把握することが大事です。
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親の資産が把握できたら、分けやすい資産がどれくらいあるのか。
さっき言ったように、原油金がたくさんであれば、分けるのはそんなに難しくないじゃないですか。
例えば、不動産が9割だったら、相続が何人いったらどうやって分けるのか。
そのあたりを基本的には、分ける場合は売却するのか。
でも、売却したら、お父さんがなかったらお母さんはどこに住むのか。
そういうようなことを、話し合っておく場ですよ。
できるという意味では。
あとは、さっき言ったように、話し合って、
資産分割をどうするか。親は家を渡す。
ただし、親は家で、お母さんが家をもらっちゃったら、
お金、全く相続できなかったら、今度は
お母さんの生活どうするのになっちゃうでしょ。
お母さんが資産を少しでも持っていればいいけど。
そういう意味では、基本的には、
財産、親の存命のうちにやっておかなきゃいけないのは、
要するに、親の財産の把握と、あとは、遺産分割協議。
それくらいですよ。
もちろん、あとはそれと同時に、
財産がそれなりにあっても、相続税がかかる。
そういう人であれば、例えば、
高齢になって相続が起こって財産をもらっても、
あまり嬉しくないじゃないですか。
実際、相続の現場では、亡くなる親が80、90。
受け取る子供が60、70というわけでしょ。
相続のライフイベントが終わっちゃってるから、
今頃はまとまったお金をもらっても嬉しいんだけども、
できればもっと早いうちにもらいたかったというケースが多いわけですね。
それを考えるんだったら、
お金の有効価値を考えるのであれば、
早いうちに、今から、
正々増揚という考え方はあり得ると思います。
そうですね。
この場合は、均等にってことね。
じゃないと、揉めちゃうから。
わかりました。
せいぜいできるなら、それくらいでしょうね。
あとは、親に相続の大切さというのを、
今から教育するってことだね。
親からなかなか相続のことは言わないからさ。
実際には、子供がもし何かあるんだったら、
申し訳ないけれども、
基本的には今から少し、
そういうことをやっておいた方がいいんじゃない。
例えば、友達の親が苦労したとか、
そういう話を持っていってもいいし。
あるいは、相続関係の本を、
実家に帰ったら置いてくるとかね。
個足ですけども。
そういうことをやって、
親に意識づけさせないと、
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相続ってなかなかできないですよ。
子供が勝手に処分することはできませんから。
そうですね。
この辺りを考えた方がいいと思いますよね。
一歩間違うと、ドロドロになるようなこともあるかもしれませんけれども、
ベリケートな問題ですので、
慎重かつ、
誠意を持ってですね、
親兄弟、家族間で進めていってほしいと思います。
本先生、今回もありがとうございました。
はい、どうもありがとうございました。
現在ですね、
2020年の家庭防衛ということで、
ビジネスの皆さんからですね、
お金の悩みを募集しております。
当番組の説明欄にある応募フォームからですね、
応募いただければと思いますので、
どうぞよろしくお願いいたします。
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