2025-09-22 13:58

第55回「AI開発案件、発注側も受注側もヤバい問題」

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第55回目のテーマは「AI開発案件、発注側も受注側もヤバい問題」です。

AIの開発は「やればできる」ものではありません。

発注側・受注側の双方に“普通のシステム開発”とは違う落とし穴があり、失敗事例も少なくありません。

そうした落とし穴と、AI開発を正しく進めるためのポイントについてお話ししています!

ぜひお聴きください!

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▼ホスト:島田徹

▼MC :鴨志田怜

▼ゲスト:辰巳純基

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サマリー

AI開発案件に関して、発注側と受注側の双方が直面している危険な問題が議論されています。特に、発注側の過度な期待や予算のミスマッチ、実際の技術力の不足が指摘され、適切な開発プロセスとしてPOCの重要性が強調されています。受注側と発注側のリスクについても議論が進められており、両者のリテラシー向上の重要性が強調されています。また、ポック(Proof of Concept)を通じてリスクを軽減しながら進めることが求められています。

AI開発案件のリスク
ふて寝するほど話したい。この番組は、システム開発25年の株式会社プラムザが赤坂より開発現場の今と本音をざっくばらんに話していこうという番組になります。
進行は私、鴨志田と、代表の辰巳と、今日は風邪気味の辰巳です。よろしくお願いします。
公開のタイトルなんですが、AI開発案件、発注側も受注側もやばい問題というタイトルになります。
これも早速ですかね、タイトルを挙げていただいたのが代表の辰巳さんになるわけですが、やばいっていうのはどういったことになるんですかね。
簡単に言うと失敗するんじゃないですかっていう話ですね。
なるほど。例えばどういったことになりますかね。
今、うちマッチングサイトによく登録して案件見てるんだけど、AIの仕事とかって結構たくさん載ってるじゃない。
そうですね、案件としては多いと思いますね。
うちなかなか取れないんだけど、どういうところが取ってるのかなと思うと、割と結構安受けをしちゃってる会社があるんじゃないかと思うんだけど、
うちは結構ビビリだから、そういうふうに何でもできますよとは言わないわけだけど、多分多少ちょっとシャットGPGとか使ってやってみて、
できそうだなと思ったら手を挙げてる会社さんがあると思うんでね、いくらできますみたいな感じでね。
それでお客さんも信じて、できそうなのかなと思って発注すると、割とやばいんじゃないかなという気はしないといけないんだよね。
そもそも募集されてる案件を見ると、おそらくAIに過度の期待と言いますか、何でもAIでできるんじゃないかっていう丸投げ感とか、
そんなことをしてどうなるのかっていうところとか、そんなことそもそもできるのかとか、ものすごく大変そうなんじゃないかっていうところと予算が釣り合ってないとか、
そういったところを見ていて感じるところではありますが、島田さん的に具体的にこういうの気になったみたいなのはあります?
実際の案件の分析
そうですね、たまたま収録前に見つけた案件なんだけど、マチューサイトに載ってるやつで、
お弁当屋さんということで、お弁当屋さんがAIを使ってお弁当のメニューを作らせたいみたいなことが書いてあるわけですね。
たぶんやればできると思うんだけど、いろいろと実際に業務としてシステムに組もうと思うと考え方ってたくさんあると思うんだよね。
例えばこれ予算どうなの?みたいな。豚肉とじゃがいもをメインにしたメニューと言っても、いろいろ言ってくるかもしれないけど、
その会社の持ってる予算観ってあると思うんだよね、この減価率とかね。
流通っていうんですかね、どういうのが手に入るかとかいうのもありそうですよね。
自分のところはこれ安く手に入るとかね、いうノウハウもあったりすると思うんで、そういうのをAIに教え込まないといけないと思うんだよね。
あるいは外に出せないデータかもしれないっていうデータはね。
日本卸から買ってるでしょうかね、業種はね。
豚肉は先物の価格とかもありますし、市場で決まってるんで。
そうだね、先物価格とかでやらないとこれからしばらくの間ね、減価が安定しなくなっちゃうんで、そういうのもあるかもしれないね。
それ考えると相当複雑ですね、確かに。
そう考えるとね。あと見栄えみたいなものもあるからね、家の家庭料理とはまた違うんで。
いろんな野菜も入れなきゃいけなかったり、緑のものとか赤いものとかね。
そうすると結構複雑になってくる気がするんだけど、ちょっとね、AI使って聞くと簡単に出してくるんでね、できそうな気がするみたいな。
そんなことでは、私なんかは怖くて受けられないなって気がするんだよね。
特にそういった、今回島田さんから聞いた案件に関しては、多分これ実績あるとか作ったことあるっていう会社さんはいなさそうですもんね。
POCの重要性
そうね、過去に似たようなものを多少やったことあるかもしれないけど、基本的にピッタリのことやったっていう経験はあるとは思えないんでね。
2年前だったら全くほとんど意味がない実績だと思うね。
そもそもAIがやっぱり注目されているので、このAIで受託のシステム開発を受託していくっていう会社さんとか、
AI開発って歌っているところも、具体的にはわからないですけど、多いような気もしているんですが、
実際どうですかね、AIの経験豊富な開発会社さんとかって本当に存在するのかっていうところも個人的に思ってたりするところなんですが、
この辺りどうですかね、辰巳さんどう思います?
昔からやってるAIの会社さんだったらいけると思うんですけど、
昔からやってる会社さんって別に生成AIに特に頼ってないところだと思うんですよ、そもそも。
そんなものが流行る前から自分たちで、例えばモデルから構築したりだとかっていうことをやってるんで、そんな本格的なことからやるとおでつもない金額かかるわけですよ。
さっきのお弁当案件は1000万ぐらいでしたけど、多分億単位ぐらいかかっちゃうんで。
億までいかなくても数千万とか。
そうなってくると、一般の人っていうとちょっと語弊あるかもしれないですけど、そこら辺の層では手が届かなくなるから、
でも生成AI便利だからとりあえず使ってみたいってなると、すごく趣味もお料理になりがちっていう感じなんですよ。
なるほど。
辰巳さんどう思います?
そうですね。実績がありますよっていうところも、実際に本当に最後まで反応したかどうかっていうのは分からなかったりして、
試験的に、POCとかって言いますけど、そういうプロタイプのさらに前みたいなものを作って、一旦一つの実績にカウントしてるっていうところもあるだろうし、
だからそれは本当に分からないですね。
生成AIのクオリティに依存してしまうっていうのは非常に怖いですよね。
そうそう。モデルを何に使うかによって全然違うと思うし。
これでもプラムザとしてAIを使った開発をしていくっていう風になるとどういったことをしていくものになるんですかね?
そうですね。やっぱりうちなんかの場合だとあまり大風呂敷を広げないでやってみないと分かんないことってたくさんあるんで、
こういうことは多分できるっていうのは言いますけど、その先はちょっとやってみて、
AIも教えていかなきゃいけなかったり、プロンプトンって命令文を工夫したりしなきゃいけなかったりするんで、
試行錯誤をしてみましょうとある程度のところまでね。
そういう感じで、そこで必ずしもうまくいかないことは十分あるので、
そうしたら撤退ラインを決めましょうっていう感じにしていく感じですかね。分かんないものは。
なるほど。そうすると、まずこういったことができそうっていう提案をもちろんした後に、
POCで開発をするっていうところになってくるんですかね?
そうですね。基本的にPOC開発ですね。やっぱりそこでまず一回様子を見てもらって、
もちろんその先どんどんチューニングしていくんだけど、始めからこれ無理そうだなっていうのは分かるかもしれないんですよね、その時にね。
なるほど。
そうそう。それでお互いに透明性を持って話をして、ダメそうなら引き返すと。
いけそうならもう少し頑張ってみるみたいなね。
POC開発ってそのプロトタイプの前ぐらいの本当に軽いものですけど、
お客様とかクライアントさん自体も目で見て確認できるっていうところまで作り上げて共有してっていうところになるので、
その後でイメージの擦り合わせとか、実際こんなことできるのかっていうこともお客さんが目に見えるので、
いろいろ意見も変わってくるのかなとかいうところも思うので、やっぱりPOC開発が無難になってくるんですかね。
そうですね。それは無難と考えるか、一つのリスクと考えるか。
なるほど。
AI開発におけるリスク
なんですよね。だからお客さんとしては開発会社が責任を持ってね、ある予算決めてこれでやってくれれば一番いいじゃないですか。
そこそこの予算間でやってくれるって約束してくれれば一番いいんだけど、
それでも結局できないものできなかったりするんで、それがいいのか、そういう喧嘩みたいになるのを承知でいくのか、
それともちょっと一回POCまで作っても、予算はかかりますからね、POC開発って言ってもね。
それはそれとしてちゃんと作ってもらって引き返すタイミングを見計らうのかっていう、そういう経営判断ですよね、それはね。
前にAIで開発できますっていう話をしたと思うんですけど、
AIで開発をするのとAIを開発に入れるのとは全然話が違ってくると思うんで、
多分聞き間違えない方が良いんじゃないかと思いますね。
結構その後者の方はリスキーだと思う。
ものによってはですけど、やっぱりそこの受注者側、発注者側も双方にまだ熟していない市場なので、
ちゃんとリテラシーを高めていく必要はかなり重要な気がしてます。
なるほどです。
ポックの重要性
後者ってなんだっけ、もう一回。
要は開発システムにAIとかを導入する。
ものによると思いますけど。
安受けは結構危険じゃないっていうところですね。
辰巳さんもAI使った取り込んだ開発っていうところをしていくっていうのはやっぱりポックになってくるものですか、どうですか。
いや確実とまではいかないですけど、まずはそれは提案すると思いますし、
あと提案が商談の前段階からできなくはないけれども、
誰も多分やったことないようなものだったりするとリスクはありますよっていう説明はちゃんとした方がいいししますよ。
これでもAIに限らず新しい技術とかあまり知見のないところの開発っていう結局そういうところなのかなと聞いていて思うんですが、
その認識であってますかね。
辰巳さんどうでしょうか。
そうですね。
だいたい受託開発やってるとお客さんの業務ってわからないこと結構多いんですよね。
初めて閉じ込むような業界だったりするとそれはわからないんで、
当然わからないことが多いんだけど、それとちょっと違う、それはたぶん必ずわかるんですよ最終的には。
だけどAIとか新しい新機器の技術、新技術みたいなものを使うときってやってみたらできなかったっていうことが結構あるんですよね。
それは初めこの業界だと知らないっていう話とはまたちょっと違うリスクがあるんで、
そういう意味ではAIに限らないけど新技術を使った開発だとポックとかを使ってお互いに擦り合わせしながら、
お客さんもわからないしうちもわからないけどうちはプロとしてある程度のところまでは進められると思うんでやってみましょうみたいな。
そんな感じじゃないですかね。
なるほどありがとうございます。確かに業界のことに関しての答えはお客様が持ってるけど、
AIに関しての答えってまだどっちもわからないっていうところからスタートするってところですもんね。
そうするとなおさらちょこちょこ島田さんからも田住さんからも上がっている意見ですが、
最初の擦り合わせとか確認とかいうところが結局とても大事になってくるのかなって聞いていて思いましたね。
なのでよっぽど専門性がある会社業界とかAIとかに特化しているところでない限りポットでのところでAIできますみたいな感じとか
絶対問題ないですみたいな大風呂式を広げてくるところは非常に警戒した方がいいっていうのが反面教師かなと思います。
ありがとうございます。まずは無難に言ってしまうともちろん理解とか確認した上でだとは思うんですが、
まずはポックでうまくいく可能性とやらなくていい領域無理な領域を見極めていくっていうところが大事になるのかなと思いますので、
その入り口からプラムザは一緒に考えていけるんだろうというふうに思いますので、
ぜひお気軽にご相談からいただければるると幸いですというところで相変わらず最後まで噛んでおります。
本日こんなところで大丈夫ですかね。
ありがとうございます。本日はいかがでしたでしょうか。楽しんでいただけましたらフォローや評価をお願いします。
またXでも最新情報を随時発信していますのでよろしくお願いします。
システム開発に関するご相談がございましたら公式ホームページからお気軽にお問い合わせください。
それではまた次回お会いしましょう。
ありがとうございました。
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