2021-01-15 27:52

27. 『オバケのQ太郎』ってどんな漫画??①藤子不二雄と赤塚不二夫

第27回は『オバケのQ太郎』について!漫画家・藤子不二雄の名を世に轟かせた大人気作です

しかし実は世代的にオバQブームを経験していない2人。どんな作品だったのか?作者自身が綴った自伝『二人で少年漫画ばかり描いてきた』を手に、当時どんな思いでこの作品が生み出されたのかを紐解いていきます!


その制作の影では、トキワ荘時代の仲間・赤塚不二夫先生の活躍があったとか…?


【今回登場した作品】オバケのQ太郎/おそ松くん(赤塚不二夫) /二人で少年漫画ばかり描いてきた


☆番組ではお聞き頂いた皆様からの感想をお待ちしています

同じ藤子・F・不二雄先生のファンの方々、より詳しい方々など一緒に番組を盛り上げて下さる皆様からの補足情報、ご指摘、アドバイスも有難く頂戴します!

こんなテーマで話してほしい!等のテーマリクエストも頂ければ、とても嬉しいです

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00:01
はい、みなさんこんばんは、ゆうすけです。
さっぱです。
よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
今回から、新しくね、
『オバケのQ太郎』のお話をしていくということになりました。
はい。
で、すごししょうもないことかもしれないんですけど、大事なことね。
はい。
よくほら、ドラえもんって書くときに、全部カタカナで書く人いるんですよ。
ほうほうほう。
じゃなくて、ドラはカタカナで、えもんはひらがなみたいな。
うん。
あるじゃないですか。
ありますね。
ね、ささやけど大事なことなんですけどね。
うん。
で、『オバケのQ太郎』は、
はい。
どこがカタカナで、どこがひらがなでとかって。
え、カタカナあるんですか?
あるよあるよ。
オバケかな、じゃあ。
そうそうそう。オバケがカタカナ、のがひらがなで、で、QはアルファベットのQね。
うん。
で、太郎は太いに、あれ、ローの説明ができない。ほからかじゃないほう。
あー。
よくある太郎みたいな。
よくある太郎のほうね。
そうそうそうそうそうね。
はいはいはいはい。
オバケのQ太郎ね。書き方がありますんでね。
うん。
そこをお伝えしようというよくわからないオープニングトークをして、本編のほうに入っていこうかなと思いますので。
はい。
よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
さっぱさん、オバケのQ太郎って、
はい。
名前ぐらいは知ってるぐらいですかね、たぶん。
名前は知ってますよ。
Qちゃんの姿とかは、ボワーって出てきます、頭の中に。
なんかタラコ唇みたいな。
あ、そうそうそうそう。
感じの、で、頭に3本毛が生えてる。
そうそうそうそう。で、なんかペンギンみたいなね、姿してるね。
はいはいはいはいはい。
で、オバケのQ太郎って、前からちらちらっとね、この作品に触れるときに言ってるんですけど、
うん。
いわゆる藤子藤男っていうね、漫画家を4人知らしめたというか、
うん。
すごい大きなターニングポイントになった作品なんですよね。
うんうんうんうん。
いわゆる藤子藤男ブームっていうのが巻き起こったというか。
03:00
うん。
で、これね、作品いつ描かれたんかなっていうのをチェックしたら、
うん。
1964年。
何年前?
今2021年だからね。
はい。
57年前かな?ってことになるんかな。
まあずいぶん古いというか、今からさ、この頃とすごい前やなっていう感じはするんですけども、
1964年に少年サンデーという漫画雑誌にね、連載された作品です。
うん。
うーん。
で、あのね、僕もリアルタイムではもちろんないんですよ。
もちろん生まれてないしね。
まあそうですよね。はいはいはいはい。
だけどもちろん有名な作品なので、存在を知ってて、キュウちゃんのこともよく知ってるんやけど、
うん。
言ったら今回取り上げるにあたって改めてしっかり読んでみようみたいなところではあるんですよね。
うーん、なるほど。
で、藤子藤男ブームとか、キュウちゃんはすごいみたいな話はよく聞くんやけど、
はい。
いまいちピンときてないところも実際あったりはして、
うんうんうんうん。
で、いろいろ残ってる資料であったりとかお話とかも読み直したりとかしてたんですよ。
はい。
作った当時のことというか、F先生自身が綴ってるものがあったんで、
それをね、ちょっと通じて、おばけのキュウ太郎っていうのがどういう作品だったのかっていうのを紹介していこうかなって思ってるんです。
はい。
時期的にはね、時はそうって何回か出てきてるキーワードあるじゃないですか。
ありますね。
漫画家がみんなが共同生活してて、
はい。
で、その後そこから育っていた人たちがみんな巨匠になっていったみたいな。
うん。
その時期よりも後なんですよね、おばけのキュウ太郎っていうのは。
おー、はいはいはいはいはい。
で、この1964年とかがね、どういう時期だったかっていうと、
はい。
時はそうから、出ていったみんながアニメの制作会社を作ったんですよ。
スタジオゼロっていう。
なんか聞いたな、その話。
そうそうそうそう。
漫画を作ってた人たちだったけど、やっぱりアニメーションっていうところの世界にもすごく注目というか魅力を見出して、
自分たちもアニメーションの制作をやってみようって作ったスタジオゼロっていう会社があって、
はい。
その時期に描かれたのが、おばけのキュウ太郎なんですね。
うーん。
で、ちょっとね、面白い話があって、
はい。
赤塚富士夫先生ってわかる?
何描いた人と?
これね、1962年に、おそ松くんっていう作品で、
はいはいはいはいはい。
有名になった方なんですよね。
はい。
今ほらおそ松くんってキャラクターが大人になって、おそ松さんって言って盛り上がったりしてるけど、
06:01
それの原作者の人ですよね。
はい。
その人も、あのときは仲間だったわけですけど、
うーん。
先生曰くね、その当時の話でね、
はい。
そのときはパッとしなかったらしいんですよ。
うん。
キャラ的にも真面目な人で、目立たなくていいみたいなところが、
おそ松くんがヒットしたことによって、
はい。
すごいスターダムをのし上がっていって、
はい。
めっちゃキャラ変したと。
おー。
なんて言うんかな、そう、人前でね、こう愉快なことだったりとか。
へー。
そういう姿を見ていて、すげーなーと思ってたわけですよ、当時ね。
はいはいはいはい。
で、藤子富士夫自身も、
うん。
例えば、海の王子とかね、手袋てっちゃん、シルバークロスとか、
うん。
いろいろヒットは出してたけども、漫画家として。
でもまだスマッシュヒットっていうところに至ってなかったらしいんですよね。
はいはいはいはい。
だから、その、赤塚富士夫先生を見て、
はい。
いつか自分もそういうホームラン級の作品を出したいなーと思ってたと。
なるほど。
そんな時期だったらしいですよ。
はいはいはい。
で、さっきのスタジオゼロの話に戻って、
うん。
アニメ制作会社だからもちろんアニメを作ってたんやけど、
なかなかそこは振るわなかったんです、実際。
うーん。
細々といろんなアニメを作ったりとか、
手塚治虫先生の鉄板アトムのアニメ、手掛けてみたりとかもしたんやけど、
なかなかうまいこといかないと。
はい。
で、考えた逆、スタジオゼロの中に2つの部門を作ったんですよね。
ほうほうほうほう。
1つが動画部。
はい。
アニメを作る動画部。
で、もう1つが雑誌部なんですよ。
ふんふんふんふん。
スタジオゼロ、アニメ制作スタジオの中に雑誌?と思うんやけど、
結局そこは漫画家としての活動をやって、
お金をしっかり年稼いで、スタジオゼロの方に回すというか。
うーん。
そういうことでね、漫画家がいっぱい揃ってるからね、そこには。
はい。
で、そのスタジオゼロ雑誌部の第一番始めの仕事がお化けのキュウタロウだったわけです。
うーん。
そういう流れで制作されたんですよ。
ほいほいほいほい。
少年サンデーから依頼されてたのが、ギャグ枠。
漫画でいうところのギャグ漫画枠か。
っていうので依頼されとって、制作をスタートしたんやけど、
なんかね、これよそでも同じような話聞いたんやけど、
僕はギリギリにならないとアイディアは出ないんですみたいなことを、
この当時のインタビューでも言ってて。
いや、なんか出さないようにしてるとアイディアを。
逆に。
逆、逆にね。
なんでかっていうと、準備しすぎるといろいろちょっとなんていうかこう、
手の込んだものが出来上がっちゃって、このフレッシュさに欠けるからみたいなことを、
09:03
この時の僕が参照したインタビューには書いてあんねんけど。
そんなこんなで、
連載の前の号に予告が載るっていうのがまあ、慣例じゃないですか。
それのギリギリまでアイディアがなかったらしいんですよね。
あれ?なんか。
で、F先生ね、藤本さんがお化けが大好きだから、
じゃあお化けをモチーフにした漫画をにしようっていう風になって、
だいたいなんかね、ギャグアニメ?ギャグ漫画か。
ギャグ漫画って、主人公の名前がそのまま漫画のタイトルになるパターンが多いと。
ほうほうほうほう。
まあまあ、イメージつきますよね。
ドラえもんとかでもそうやし、パーマンとか全部そうじゃないですか。
だから、お化けのなんとか太郎みたいなところまでは決まってたらしいんやけど。
もうほぼ決まってるじゃないですか。
そこが埋まらないとね。
何がいいかなといろいろ考えたらしいんですよ。
お化けのサンタロウとか、お化けのカンタロウとかね。
お化けのドン太郎とかなんかいろいろ考えてたらしいんやけど、
いまいちピントコンだと。
で、ちょっとリフレッシュするために散歩に出かけて、
本屋さんに立ち寄って立ち読みをしてるときに、パラパラとめくった中に、
アルファベットのキュウっていう文字を見つけて、これやと。
そういう決まり方をしたっていう風に藤子さんが言ってます。
はー、なるほど。
キュウという字はアルファベットの中で一番この愛嬌がある。
愛嬌がある?
それから、まさにお化けっぽい感じがしたと。キュウというフォルムが。
ということで、お化けのキュウ太郎というタイトルが決定したときに、
ようやく次回予告用のカットが出来上がりましたと。
遅っ!
はい。
そんな感じでね、とりあえず次回予告のカットが出来上がったと。
ただ、そこまで来ても結局第1話が出来てない状態なんですよ。
そうっすよね。
そうそう。それがもう言ったら、原稿がもう締め切りがすでに来てると。
はい。
ただね、このときにシックアップして出したんかなっていうエピソードに繋がるのかと思いきや、
当時を振り返ってっていう感じの記事なので、
実際どうやったかどうかはわからないですけど、
結構すんなり1話っていうのが決まったらしいんですよ。
へー。
スタジオゼロに出勤するときに、
小田急線っていうのがあって。
はいはいはい。
小田急線の中で小田急の1話が完成したんですとかって言ってるんですけどね。
うーん、なるほどね。
まあまあまあ。
で、どういうふうに完成したかっていうと、
12:02
ここがスタジオゼロのすごいパワーやなと思ったのが、
藤本先生いる、阿部彦先生いる、石森翔太郎先生いる、
鈴木真一さんいるとか、いろいろスタッフの中でも、
当時はメンバーとかがいっぱい入ったから、
力をぐっと寄せ集めて、分担して作ったっていう話なんですよね。
はー。はいはいはいはい。
おばけの急太郎に出てくる少年が翔ちゃんって言うんですよ。
のび太くん的なポジションじゃねえけど。
大原翔太くんって言うんやけど、
翔ちゃんっていうのは、石森翔太郎の翔ちゃんを撮ったと。
おー、なるほど。はいはいはいはい。
スタジオゼロのそばで遊んでた子供たちが忍者ごっこをしてたと。
忍者ごっこね。
だから翔ちゃんが忍者ごっこをしてるときに、
この卵を拾って、そっからおばけが生まれて、
友達になるっていうストーリーを考えついたんですよね、みんなで。
はい。はい。
で、おばけはF先生がね、デザインしましたと。
翔ちゃんのイラストはA先生が描いて、
それ以外の子供たちは石森翔太郎先生が描いたと。
だから分担してパパパパパッと組み上げる形で、
第1話っていうのがすんなり決まったっていうのが、このときの1話らしいんですよ。
かなりスピード感の話やなと。
それが1964年の2月、少年サンデーに掲載されたところから、
わけの9太郎っていうのが始まりましたってことなんですね。
はい。
この収録を始める前にサッパさんに第1話のワンシーンを見てもらったんですけども。
はい。
いきなり子供たちが忍者の格好してるから、
これは忍者の世界なんですか?みたいな質問が出てきたのは、
そういう感じで出来上がったからなんですよ。
なるほどね、っていうのを今聞いて分かりました、やっと。
でね、第1話をご存知の方はこれを聞きながら思い浮かべてほしいんですけど、
一番初めのQちゃんのデザイン、ずいぶん違うんですよね。
うーん。
頭のてっぺんに毛がむにゃーって生えてて。
いっぱい?
そう。
で、ずんぐりもっくりしてるし、
なんかちょっといたずらっぽいというよりかは意地あらるっぽい顔をしてて、
ちょっと愛嬌のある今のQちゃんを見てると、
え、こんなんやったん?と思うぐらいデザインが違ったりするんですよね。
っていうのは、やっぱりこの急ごしらえで作ったからこういうデザインになったっていうことを言ってあって、
はい。
ただ、5話、6話の時点ではすでに今のQちゃんの姿になってるんですよ。
早っ。
15:00
早っと思って。
はい。
だいたいなんかほら、連載が届いたらあなたの絵が変わってきてみたいなって聞くじゃないですか。
ありますよね。
その類で変わっていったんかなと思ったら、意外と急にね、変わったみたいで。
へー。
もうその頃にはなんていうんだろう、こうみんなが知ってる頭のてっぺんに毛がたんぼーみたいな。
うーん。はい。
たらこ唇の、さっきさっぱさんが言ってくれたみたいな、どっちかっていうと可愛らしいキャラ。
愛嬌のある感じのキャラクターになっていきましたと。
はい。
これがね、意図して描いたんじゃなくて、描いてるうちに自然にそういう風になっていったんですっていう風に言ってあって。
うーん。
っていうのがやっぱりキャラクター合わせをつけていくと、だんだんだんだんこの絵っていうのが変わっていくと。
うん。
なんか他のところでもよく使われるけど、描いてるうちにキャラクターが人格を持って一人歩きをしてみたいな感じのことがあって、
そういうことが起こるのが漫画の面白いところですねっていう風に先生も言葉を残してありますと。
うーん。
うん。
なるほど。
ただね、もともとキュウちゃんのおばけのキュウ太郎の企画自体が思い出してほしいんですけど、
うん。
少年サンデーから依頼されて作ったっていうのがあったじゃないですか。
はい。
で、その当時の少年サンデーのすっごい人気作がやっぱりもともとあって。
はいはいはいはいはい。
それが赤塚藤代先生のお粗末くんだったんですよね。
バトルじゃないですかこんなの。
バトルですよ。
でね、案の定ね、全然震わなかったんです初めは。
えー、そうなんですね。
もともとはね、7回の連載の依頼やったらしくて。
はいはいはいはい。
全7回ね。
でなんか、書いてる途中にまあまあ人気が出たのか13回ぐらいまで伸びたんやけど、
結局打ち切りになったんですよおばけのキュウ太郎って。
え?
うん。なんか今から考えると信じられない話やけど。
はい。
で、先生とかスタジオゼロのメンバー自身も、
実はあんまりキュウちゃんには力を入れてなかったっていうふうに言ってるんですよ。
っていうのはもうやっぱり脱資部で小金稼いで、
動画部のほうに回したいみたいなところもあったし、
スタジオゼロっていう会社をやってるけど、
それぞれがそれぞれの漫画家たちの活動を普通にやってるんですよ。
だから石森翔太郎とか藤子不二夫とか、
それぞれの漫画家としての活動をしながら、
空いた時間に会社に出社してきて、
アニメの制作もやってみたいなところやったから、
そしたらなんていうか、おばけってピンチヒッター的な感じ?
そのときに依頼されたから書いてみたいなところがあって、
だからさっきの中古しらいというかさ、
お手ごてに回ってしまってみたいなところもあったと。
18:03
なのでさっきも言ったように、
大人気のすでに連載されてた漫画の勢いには勝てずにというか、
連載わずかで実は一回打ち切りになってます。
ただこの後にすごいドラマが起こって、
連載が終了して1ヶ月ほど経ったときに、
少年サンデーの当時の編集長が書き込んできたらしいんですよ。
話を聞くと、
おば急が終わった後に読者から歯書きが殺到しました。
どうしておば急をやめたんですかと。
また始めてくださいってそんな歯書きばっかりがくるんですと。
また始めてもらえませんかっていう話が舞い込んできて、
そこからおば急フィーバーが始まると。
そうなんですね。
連載中って全然反響がなかったらしいんですよ。
この番組はF先生の話を中心に話してますけども、
スタジオゼロのメンバーみんなですよね。
A先生も入ってるし、石森先生も入ってるし。
このメンバーもピンチヒッター的にしか思ってなかったから、そんなに重視してなかったし。
実際連載中にも全然反響がなかったから、そんなもんかみたいなふうに思ってたらしいんだけど。
このときのことを振り返って、
連載中は全く反響がなかったのに終わったらこんなに反響があるなんて初めてですよって
編集長にも言われたと。
当たり前に読める状況になってるとなんとも思わへんけど、
手に入らなくなると読みたいってなったみたいなところが、
当時の筆頭につながったのかなみたいなことも話してます。
面白いのが、ファンからの反響を受けて連載再開っていうことになるんだけど、
そのときに広告というか扉ページみたいなのがあるじゃないですか、
そこにみんなから出ろ出ろ言うからまた出たよって書いてある。
めっちゃいいじゃないですか。
なんかいいよね。
おばけだからまた出たよみたいな感じで言ってるっていうのがね。
これがおばけのキュウタロウの始まりというか、復活劇みたいなところだと。
ちらちらっと赤塚藤代先生のおそ松くんが登場してると思うんやけどさっきから。
ここね、当時もおそ松くんのことはだいぶ意識してたみたいで。
おそ松くんたぶん読んだことないしアニメも見てないよね、たぶん沢山ね。
21:01
ないですね。
どんな話かはたぶんわからないと思うんだけど。
むつ語だってことぐらいしか。
そう。むつ語がドタバタするみたいな、きらたく言えばね。
で、なんていうかな、イヤミとかシェーってやる人が出てくるんですよ。
知らないよね。知ってる?
なんかこう、ヒゲ生えてる人じゃない?
そうそうそう、出っ歯でヒゲ生えて、おフランス帰りのイヤミったらしい人やねんけど。
あ、そうなんだ。
そのシェーとかいうのが流行語だったりとか、すごいムーブメントをね、おそ松くんムーブメントを巻き起こしとって。
すごいテンションが高いと。
なるほど。
ドタバタしてると。で、むつ語っていう設定もぶっ飛んでるし、
たしかに。
サバキャラクターもすごい鬼人変人が揃ってて、なんかこうマシンガンのようにギャグが飛び交うみたいなね。
うーん。
に対してオバケっていうのは、オバケっていう主人公こそちょっと異質の存在ではあるけども、
はい。
登場する世界っていうのはどこにでもあるありふれた街並みなんですよ。
うーん。
なんか日常的な事件しか出てこないし、身の回りの、自分たちの身の回りのことのように感じるような錯覚すら覚えると。
うーん。
で、そんな身の回りの何もないような風景の中に、何をやらかすかわからないようなオバケが紛れ込んでて、
そこのちぐはぐなところで起きるハプニングっていうのが面白いっていうのが、オバケのキュウ太郎だと。
それは作家性の違いというか、どっちがどうって話じゃなくて、僕と赤塚くんっていうのは違うから、
だから両立してやっていけたんじゃないかなみたいなことを言ってあるんですよね、藤子先生。
なるほど。
ずっとテーマにしてる少し不思議っていうのはそういうことなんやなと。
日常の中にちょっとした非日常が紛れ込んで、ちょっと面白い話が起こるみたいなね。
うーん。
これが漫画家藤子富士夫としての名前を知らしめた、オバケのキュウ太郎っていう作品の背景でしたっていう話です、今日は。
はい。
はい。
はい、というわけでエンディングでございます。
はい。
本編のほうで一個補足というか追加情報があって、
はい。
オバケのキュウ太郎っていうタイトルを思いついた流れっていうのを僕はしゃべったんですけどね。
うん。
その散歩に出かけて、このパラパラめくった本の中にアルファベットのキュウっていう文字を見つけたっていう。
24:05
はい。
これね、僕、藤子先生が書いた、二人で少年漫画ばかり書いてきたっていう本があって、それを今回参照しながらね、しゃべったんですが。
はい。
これは先生が自分で書かれたので、間違った情報は書いてないとは思うんですけども、
いろんなその後残ってるインタビューによっては、
オダキュウに乗っているときにオバケウっていうタイトルを思いつきましたとか、
はいはいはいはい。
あとは中国の小説のアキュウ聖伝っていうのがあって、
キュウっていうのがアルファベットのキュウやねんけど、そっから取ったとか、いろんな小説あるみたいなんですよ。
うーん。
なんて。
なので今回は僕の参照したこの書籍からエピソードを持ってきたんですけども、
はい。
他の文献で、こんな話じゃなかったっけみたいなのもいくつか出てきてるんで、そこだけね、
小説あるっぽいですっていうのだけ補足しておきます。
はい。
というわけでですよ。
はい。
どうですか札幌さん。
オバケウ全然ほぼ知らない状態からの今日みたいな話だったんですけど。
なんかめちゃめちゃ人気な作品だって私聞いてたから、
打ち切りになったって言われた時に、え、どういうことってちょっと思いましたね。
そうそうそう、そうだしんですよ。
はい。
でも実際こうね、読みたいっていう人が集まって、それでまた始まるっていうのなんかすごいいいなと思って、
愛されてる作品なんだなっていうのをそこでも感じますよね、ちょっと。
そうだよね。
あと成り立ちについても結構この話すごい好きで、いろんな助け合って作ったというか、
スタジオゼロのピンチを救うために本人たちも必死にやったよなみたいなところもちょっと会話見えるから。
まあ変な話ね、頑張ったのがやっぱり報われたんじゃないけど。
はい。
そのあたりもちょっと読んでて僕すごい嬉しくなったんでって今回の話。
なのでぜひご紹介したいなと思ってまして。
はい。
で、オバキューの成り立ちについてとりあえずこれはね、その漫画が軌道に乗り始めたよっていうところまで喋ったんですけども。
はい。
あのちょっとね話が長かったんで前後編じゃないけども、ちょっと二つに分けたんですよ。
うーん。
この後そのキクちゃんがアニメになってっていう話がまだ控えてますんで、
それはねちょっと次回お話できたらなっていうふうに思ってるので。
はい。
まだまだ続くオバキューの会心劇。
この後も楽しみにしていてください。
はい。
というわけで少し不思議ないと終わっていきたいと思います。
少し不思議ないとこの番組では皆様からの感想反応、それからF作品への愛。
で、オバキューですからね。
この世代のことをちょっと懐かしいなとか思ってくれる人とかはね、思い入れがあるかもしれないので。
そんな話も送っていただけたら嬉しいかなというふうに思っております。
というわけで宛先の方サッパさんよろしくお願いします。
27:01
はい。
メールアドレスはfushigi7110 at gmail.com。
Twitterのアカウント名は少し不思議ないと。
ハッシュタグはハッシュタグ不思議な。
不思議はひらがな。なはカタカナで検索してみてください。
はい。それからメールフォームの方もご用意しております。
エピソードの概要欄、もしくはTwitterの少し不思議ないとのアカウントのプロフィールのところにテキストで固定してますので、
そちらの方からメッセージの方を気軽に送れるようになっております。
ご活用ください。
はい。
というわけで、皆さん次のお話でお会いしましょう。さようなら。
またねー。
27:52

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