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こんにちは、柑橘農家のふるのです。 今日は8月2日、2本目の収録です。
ちょっとですね、先ほどの収録で気づいたんですけど、 仕事場で収録しているので、エンジン音が、水を汲むエンジンの音が入ってて、お聞き苦しいかもしれませんが、ご了承ください。
では早速、レター読ませていただきます。 読書が好きだと聞きましたが、最近読んだ本で印象に残ったものはありますか?
おすすめの本などがあれば教えていただきたいです。 こちらは、キノコ屋の金属心理というチャンネルを配信されている
マッシュさんからいただいたレターです。 マッシュさん、いつもありがとうございます。
私、この質問をいただいてですね、改めて思ったんですけど、 趣味は読書ですって言っていることを、そろそろ看板を下ろさないといけないなと。
というのもですね、ここ7年ぐらい私、あんまり本を読んでいなくてですね、 ちょいちょい読むのは読むんですけど、私は基本的に読書気分で読むっていう本が、
純文学小説、これを読むときすごく読書している感があるので、 それを読んでいるから、趣味は読書ですって言ってたところがあるんですよ。
でも最近、純文学ってあんまり読んでないなぁと思ったから、 ちょっと趣味は読書ですっていうのをやめようかなと思います。
ですがですね、それでも2020年下半期の芥川賞を受賞した 宇佐美凛さんの「お下ゆ」という本は読みました。
こちら受賞インタビューとか、その他のインタビューですごく興味深かったので手に取ったんですけど、
読んだ感想としては、もう研ぎ澄まされた感覚が本当にビンビンと痛くなるようなすごい小説でした。
現代っていうこの今の時代で自己尊厳を守ることっていうのが、いかに孤独で寂しいことなのかって思ったんですよね。
何でしょう、主人公はすごくわかってもらいたいし、理解されたいし、共感してもらいたいんだけど、そんなに簡単に
安易に共感されたくもないし、理解されたくもないし、 実は本当は分け合いたくないのかもしれない、そういう感覚。
これって多分、簡単に情報が手に入って、しかもこんなに情報溢れてて、人とも簡単に繋がろうと思えば繋がれる時代だからこそだと思うんですけど、
その孤独感と言ったらもう痛いほど、ひしひしと、
本当にヒリヒリするような感覚が自分にも感じられる、すごく共感できる部分もあったように思います。
共感することによって初めてその感覚が自分にあるということに気づく、そんな小説でしたね。
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本当に改めて、純文学っていいな、芥川賞作品ってやっぱりすごいなって思いました。
小説はあまり読んでないんですけど、漫画は結構読んでまして、最近読んだのはビースターズっていう漫画。
こちらも多様性をすごく強調して歌われる作品。
だから自分と違う人がいていいんだよっていうこと。いろんな人がいることを多様性って言うように言ってると思うんですけど、
それをすごく押し出している、最近この現代においてすごく必要なことがいっぱい書かれているような内容でした。
そのビースターズっていう作中では、草食動物肉食動物が入り混じって学校に通っている学園ものなんですよね。
かといってラブコメとかじゃなくて、スタートはその学校で肉食動物のある子が、
違う、草食動物のある子が肉食動物の食べられてしまう事件から始まるんですけど、
かといってサスペンスとかミステリーみたいな要素は全然なくて、
肉食動物って言えば強いものですね。草食動物って弱いものですよね。捕食される側の立場だから。
でもそれ相応にどちらにも葛藤があり、悩みがあり、
生きることが天真爛漫に楽しいとは言い難い、そういう存在であるっていうことが書かれていると思うんですよね。
でもその中で我々はどうしていくべきなのか、どうしていけばいいのかっていうことをすごく考えさせられました。
なのでこちらの本もすごくお勧めです。
あとお勧めの本なんですけど、先に言いました通り私純文学が好きなので、お勧め作品も純文学になるんですけど、
一番好きな作家は私村上春樹と、 吉本バナナっていつも言ってるし、実際にうちにもその本がたくさんあるんですけど、
そのお二人の本、お勧めですね。
どれが一番かなと思ったら、まあ夏なので、 吉本バナナさんのキッチン。
キッチンってデビュー作のキッチンともう一つお話があるんですけど、それが確か夏の話だった気がする。
嘘かもしれない、冬だったかもしれない。いや冬だった。ごめんなさい冬ですね。
夏の話はNPっていう本と、あとつぐみっていう本が夏が舞台ですごく夏が生き生きと描かれてて、夏になると読みたくなる本です。
村上春樹はですね、長編ですけど、 ねじ巻き鳥クロニクルっていう本が一番好きです。
これは三部作になってるんですけど、どうかな。
四段腸殺しよりも長いんじゃないかなと思うんですけど、1984よりは短いけど、でも1984よりは読物の時間かかるんじゃないかなって思う。
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かなり読み応えがある作品です。
長編小説って結構苦手で、っていうのも、モチベーションを保てないとか思っちゃう方なんですけど、だからロシアの作家の本って未だに読破したことないんですけど、
ねじ巻き鳥クロニクルは、長編小説の可能性、こういうことが長編小説ではできるんだ、本当に念風をかけるんだって思った作品なので好きです。
ただちょっと長いので、個人的に何度も読んでいるのはスプートニクの恋人という中編作品ですね。
この本もかなり好きです。
ちょっとおすすめの本がどれもすごく古い本になってしまったので、申し訳ないんですけど、最近の本で言えばオーシュモユも私はおすすめできるし、
ビースターズっていうコミックも超おすすめですので、もし見かけたりしたらちょっと手に取ってみていただきたいなと思います。
では今回のレターの返事になっていたら嬉しいです。
ではまた次回あればということで、またねー