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【記録・期間限定|フェスmini】 #05 北川智利(心理学)× 坂井伸之(宇宙物理学 / スポーツ物理学)× 小宮太郎(インスタレーション)
2026-05-18 19:36

【記録・期間限定|フェスmini】 #05 北川智利(心理学)× 坂井伸之(宇宙物理学 / スポーツ物理学)× 小宮太郎(インスタレーション)

アーティストの小宮太郎、物理学者の坂井伸之、心理学者の北川智利の対話です。盆踊りやピアノの身体動作の物理的解釈、超音波スピーカーを用いた音の錯覚、意識に上らない無駄なものの面白さなど、多様なトピックを語っています。

このエピソードについて

2026年3月28日・29日、山口情報芸術センター[YCAM]ホワイエで 開催された「ファンダメンタルズ フェスmini in 山口」での口頭 発表を、期間限定で公開しています(2026年6月21日まで)。

ファンダメンタルズ プログラムについて

科学者・アーティスト・人文学者が分野を越えて出会い、比較的長いスパンで対話を継続するプログラムです。プログラムは1年サイクルで動いていて、6月の バザールで新しい参加者が出会い、哲学研究者が媒介となってペアやユニットが生まれます。1年間それぞれのペースで対話を続けたあと、翌3月のフェスminiで研究・制作・思考の「途中」を 持ち寄ります。 完成した成果ではなく、進行中の探究の現在地を共有する場です。

この番組について

科学者とアーティストの長期交流プラットフォーム「ファンダメンタルズ プログラム」の音声配信番組です。
番組内では、プログラム参加者による自主企画「ラジオ部」と、運営による公式プログラム「フェス」と「バザール」(年に1回オンサイトで開催される)の記録配信をお届けします。科学とアートの完成した成果だけでなく、その手前にある世界の見え方、手の動き方、対話の途中を、さまざまな形で共有していきます。
https://fundamentalz.jp
お便り:contact@fundamentalz.jp

感想

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小宮です。よろしくお願いします。
ちょっと簡単に説明しますと、小宮太郎と申します。
僕はアーティストで、基本的に彫刻とかインスタレーション、空間を使った表現とかで作品を作っています。
今回このファンダメンタルズでは、実は今3人並んでいるんですけど、
坂井先生とのペアで、北川先生とのペアという形で、全然別の形でペアを組んでおります。
本当に何度か坂井先生も北川さんもお話しされていると思うんですけど、
なので坂井さんの専門は、本当にもっと詳しく聞きたい方は後で聞いていただければとは思うんですが、
僕が坂井さんといろいろ何をしようかというお話をゆるりとしながらこの約1年間来ているんですけど、
まだ全然共通で何かをするということは始まってはいません。
まず率直にそれを正直に話しておくんですが、
ただ月に1回ほどZoomとかでミーティングしたりとか、
その時に本当に僕も単位のない話を、最近こういうことがありましたみたいなことを話したり、
最近ボーンホドリーやってるんですよみたいな、
ボーンホドリーの振り付けでこういう手首のスナップをどういうふうにするといいんですかねみたいなことを聞いたりとか、
もしくは特に後半なんですけど、坂井さんが宇宙の話とともにスポーツ科学ということで、
どっちも僕も興味があったんですけど、
宇宙の話はやっぱり全然自分が知らないなと思ったので、
最近はすごい素朴な宇宙の疑問みたいなものをお聞きして、
例えば宇宙って天から膨張してバーっと外に広がっていってるって言うけど、
でもなんで均等に同じ速度でみんな広がっているのに、
なんでいろんなものがぶつかって集まっていろんな物質ができるんですかぐらいのレベルから聞いて、
一個一個丁寧に説明していってもらってます。
そういうような対話を重ねながら、今ここに至るという感じです。
3人並んでると余計に難しいんですけど、どうやって区切って話したらいいんだって。
あと北川さんとは、僕も視覚系のトリッキーな作品を作って作画を利用した作品を作ってるんですけど、
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北川さんの聴覚を専門としたいろいろな作画というものを紹介していただいたり、
あと認知心理学のいろんな話の中で多感覚協会っていう、
もしくは聴覚と触覚とか、聴覚と視覚とか、もしくは触覚ともしくは何か違う感覚とか、
そういうものが複合的に当然人間が扱いながらっていうところのいろんな研究会みたいなのを
兄弟でやってるよっていうのでお声掛けていただいてそれに見に行ったりして、
そこのいろんな研究みたいなのを見せてもらったりとか、
あと北川さんの普段のライフワークというかの中での農業の話を聞いたり、
あとビパッサナーというような瞑想体験の話をいろいろ教えてもらったりとか、
あとは僕のスタジオにも実は来ていただいて、
そういう部分で場所、何ですかね、錯覚だけの話だけではなく、
どっちかというとその場所とその中でどういうふうに人が来てるんだろうっていうところを、
北川さんのライフスタイルも含めてお聞きするのがすごい楽しいなと思いながら、
ここはここでそういった交流をしております。
ということでちょっとお二人にも話を振ってみようと思いますが、
じゃあまずは坂井さんから。
はい、坂井です。午前もちょっと話させてもらいましたが、
専門学部の中物理学、それからスポーツ物理学、最近は少し音楽部屋の乗り気学もということです。
今小宮さんが言われたようにほとんど雑談みたいな感じです。
お互いの興味とか疑問を話し合うということで、
今その中で印象に残った、あるいはちょっと考えてみたいと思って、
まだちゃんとは考えてないんですけど、今言われたように盆踊りと言いますか、
太鼓を担いだり回したり、なんていう踊りなんでしたっけ?
盆踊りのもうちょっと前の踊り念仏というやつで、
片手で太鼓を持って、しかも6歳の念仏踊りというのが、
滋賀の山国に、あと京都の山間部でも残っている踊りなんですけど、
その踊りでいろいろ太鼓を持ちながら、結構全身を使っていって太鼓を担いだり回したりするという行為が、
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農村地帯で使われていたいろいろな身体の農作業であるとか、
そういったものからフィードバックされて残っているんじゃないかみたいな話もあるので、
そういう筋力を持った人たちが動きやすい身体みたいなのではない、
僕が踊るにはちょっといろんな負荷があると。
そういうのを坂井さんにいろいろツイストするとどうなるかみたいなのを聞いていたりしたという感じですかね。
ありがとうございました。
まだ太鼓を現物で持っていないので、具体的には考えていないんですけど、
あれもコツが、軽々と上げて回したりとかいうものが何か説明できるのかなとは思いました。
それともう一つは、小宮さんの作品の特徴の一つは、
幽霊、あるいは幽霊に関して重力に関するようなものですね。
幽霊というのも考えると上からぶら下がっているような感じで、
重力と無縁でないと。
さっき午前もう少し話したんですけど、
重力というのは宇宙物理にもスポーツにも関係する。
ふと思ったのは、ピアノの演奏を考えているときに、
この幽霊の形というのが結構近いのかなと。
というのは、手をまっすぐにしてちょっと持ってみてください。
そうすると手首の下って結構硬いですよね。
そこでちょっとダランと下に下げてみると急に柔らかくなりますよね。
こうかこうでかなり違いますよね。
ピアノもこうじゃなくてこういうふうにすると、
ここが自由に動くので、
手首を上下したときにも手が動くし、
逆に自分の力で指を動かしたときに、
ここをダランとしていると手首が自然に少し動くので、
割と軽く動きやすいなという。
こうなっているとこれは動かないので、手も動きにくくなるなと。
幽霊の手を見てピアニストの類似性を感じたりと。
そういう感じなんですけれども、
雑談の中でいろいろと個人的には発見もあったりしました。
以上です。
北川です。
知覚心理学者って最初言ったんですけど、
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今紹介いただいた通り農家でもあって、
研究者枠で来ていいのかみたいなことはあるんですけれど、
研究者枠で参加させてもらってます。
小宮さんの本当に雑談をしていた感じですけれど、
小宮さんの作品で僕が好きなのは、
好きというか衝撃的だったのは、
高速で回転してるので回転が見えない。
それ回す意味あんのって普通思いますよね。
あとマスキングテープでドアとかを壁に作って、
あんまり自然だから誰も気がつかない、そこにあるの。
それある意味あんのって思いますよね。
そこはすごい衝撃を受けた。
面白いなと思った。
なんで面白いかというと、
人間普段そういうことばっかり。
目から入ってくる情報も、音から入ってくる情報も、
触覚から入ってくる情報も、
ほとんどのものは全部流れていきますね。
意識には登らない。
意識に登ることの方が少ないので、
そうすると意識に登らない作品、
わざわざ意識に登らないものを作る。
そこに注意が向かないものを作るっていうのは結構難しいと思うし、
それは面白い。
面白いからどうということじゃないんですけど、
面白いなと思ったっていうことですね。
もう一つ面白いと思った理由としては、
普段無駄なことがしたいと結構思っている。
できるだけ無駄なことをして時間を過ごしたい。
あんまりそうすることができないじゃないですか。
とにかく意味があることを求められる。
研究費の申請書なんて、
こういうことをやるとこんなことがわかって、
こんないいことがあるみたいなことをずっと書かなきゃいけないし、
そういうことばっかりずっと考えてなきゃいけないんですけど、
どうでもいいんですよね。
意味なくてもいいじゃんっていうことの方が、
そういうことをずっと求められているからかもしれないですけど、
意味なく無駄なことをしたいと思っていて、
そういうのにすごく小宮さんの作品を見たときに、
素晴らしい子だと思うんで、
こういうのをやりたいと思ったっていうのがありますね。
そんなのでちょっとこれはいいなと思った。
今回は小宮さんがオバケの話をやると言ったので、
今回超音波スピーカーっていうのを持ってきて、
最近市販品も出るようになってきて、
超音波スピーカーっていうのは、
超音波が鳴ってて、また音の強さのところなんです。
超音波のこの振幅のところに音の情報を乗っけるんですね。
それを流してやると、超音波は聞こえない。
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空気中で超音波の音の強さのところだけ空気中で
どんどん副調されて音に変わっていくっていう、
そういうものになります。
超音波ってまっすぐ進むので指向性が高い。
ここは聞こえるけどもここは聞こえないみたいな、
そんなことができるっていうのと、
僕が面白いなと思ってるのは、
どこから聞こえてるかよくわかんない。
この辺で聞こえるんですね。
超音波スピーカーあそこにあってもあそこから聞こえないっていう、
そういう不思議なところがあって、それが面白い。
ちょっとお化けっぽいなと思って、そういうのを持ってきました。
あともう一つ面白いのは、
テクノロジーと人間の認知みたいなのがちょっと面白いなと思っていて、
音楽とかって今サブスクでどこでも聞けるわけですけど、
昔は自分がやらなきゃ聞けないとか、
演奏してる人がいるそこに行かなきゃ聞けないし、
もう終わっちゃったら残んないわけですよね。
そういう時代の音楽と今の音楽って、
人間にとってはだいぶ違うかもしれないと思うし、
その録音技術があって、
今スピーカーから音が鳴るって当たり前ですけど、
多分最初はすごいびっくりすると思うんですよ。
どっから鳴ってんのって、あそこみたいになるじゃないですか。
そういうのが面白いなと思っていて、
超音波スピーカーも今はこれ不思議だなと思うけど、
あれがどんどん使われるようになったら、
不思議じゃなくなるかもしれないなと思っていて、
そういうテクノロジーと人間の認知みたいなのも
ちょっと面白いなと思っています。
ここに3人並んだのは本当に初めてなんですよ。
僕はもちろんここでお互いにお話ししてるんですけど、
坂井さんと北川さんとお話ししたことをあまり見たことがないので、
そのことも含めて本当はもっといろいろ聞きたいんですけど、
時間これ20分で終わりでしたっけ。
なのでそこまでもう少し補足で話したいのが、
今回はコラボレーションした何かというものを置いてるわけではないんですけど、
僕が先を置いているエリアのデスクは坂井さんの書籍もあるんですけど、
坂井さんからいろいろお話を聞きながら、
僕が一生懸命理解しようとした図とか書いてたり、
もしくは今回2時以降にいろいろ来てもらった人と一緒に話しながら、
宇宙の話とかよくわからない、そういったものを図にしていくのを
一緒にやってくれる人を探してます。
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それは別にこのメンバーだけではなくて、
高校生でもあったりとか他の外から来た人と仕事を取ってきたらなと思うのが一つ。
あと北川さんが今言っていた超音波スピーカーもそこに実機が2つ置いてあって、
1個がマイクにつながっていて、それを実際に来てもらって話すと、
超音波スピーカーをいろんな方に向けながらウィスパーボイスで話せると。
もしよければプレゼンテーションを自分の壁に向かってやってみるとか、
アーティストの皆さんかもしくは研究者の皆さん、
ぜひ来て試してみるといいかなと思ったりという提案と、
あともう1個の超音波スピーカーは、
僕も僕で音とかをいろいろ再生しながらいたずらしたいなって、
北川さんと話しながら用意しているものです。
という感じで、主に16分ぐらいなんですけど、質問で。
それでは次は、
次はと思いますけど、誰か質問のある方いらっしゃいますか。
興味深いお話ありがとうございました。
木口と申します。質問というか、
高井さんのお話ですごい興味深いなと思ったら、
ピアノのこのダランとさせた手だと可能になる動きみたいな話で、
僕絵を描くときとかに、
例えば鉛筆って20センチ程度の棒ですけれども、
それのどこを持つかとか、その時に力をどこを入れるかとか、
肘を抜くとか、肘関節と手首は固定して肩の動きで線を引くとか、
すごいめっちゃ考えるんですよ。
そういう話とかって結構神話性あるのかなと思って、
そういう話してみたいなと思いました。
そういう感想でした。
ありがとうございます。
じゃあ後でぜひ話をしましょうか。
それこそ重力とかもすごい意識して、
例えば鉛筆で極薄のトーンを作りたいときとかって、
鉛筆のお尻持って自重で鉛筆の芯を紙に当てて、
指左右に振るとすごい薄い線が色づくれたりとか、
古典物理的なことを考えると、
やりたい描写を再現性高く考えられたりするなと常に思うんですけれども、
そういうお話とか神話性ありそうだなと思ったので、
ちょっと興味が出ました。
たぶん一ついい動きがあるというのではなくて、
たぶんいろんなやり方を使い分けるという感じですね。
その都度でやりたい描写に合わせて、
書法を毎回変えるみたいな感じで、
画材とか向き合っているので、
すごい面白いお話だなと思いました。
たぶん一人ぐらい受け付けたいなと思うんですけど、どうでしょうか。
北川さんに質問なんですけれども、
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超音波スピーカー、超音波なのに聞こえるんですか?
すみません。
超音波自体は聞こえないです。
超音波の振幅が音の信号で変調してある。
AMラジオとかと同じですね。
AMラジオは超音波ではない。
それが空気中で複調されて音に変わる。
僕もよくわかってないんですけど。
それって普通のラジオと違うんですか?
ラジオとは違いますね。
スピーカーから超音波が出て、
その超音波の音の強さが音で変わっている。
一旦周波数の変換は超音波レベルで、
それをもう一回変換するみたいな。
変換はもう自動で空気中で音に変わっていくっていう。
ちょうど先日近所で、
多分超音波だと思うんですけど、
ここに目の前にあるのにそこから聞こえないスピーカーがありまして、
鹿島が作ったって言ってたけど、
ちょっとそれが不思議なので聞いてみました。
ありがとうございます。
はい、そろそろ時間なので、この会議のお話は以上となります。
ありがとうございました。
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