AIUの特色と卒業後
こんばんは。第2回の講演日記ですね。前回から続いて連続撮りをしてるんですけど、ちょっと今日の日記的なことも記録しておきたいなと思って始めました。
まず、もともと静岡出身で、今秋田に住んでるっていうのは1回目でも話したと思うんですけれども、
秋田にそもそも来たきっかけっていうのが、僕は国際教養大学という秋田にある大学に進学しまして、
すごい特色のある大学なんですね。留学が1年必須であったりだとか、全授業を英語でやっていたりっていうような大学。
学生の9割8割が寮生活、学内のアパートに住んでいるというような、一学年200人ぐらいの小規模な大学なんですけれども、そこを2018年には卒業していて、
秋田にいるっていうこともあって、いろいろイベントとかがあると母校に聞きに行ったりとかしてるんですけど、
これはある国際教養大学、通称AIUの職員さんから案内があって、ロンドンビジネススクールという大学院の方々が、
全日空とか秋田銀行とかJNTOの講演を受けて、東北への誘客を促進するためのプランを発表するという会がありまして、そちらに今日はお邪魔してきました。
発表内容が面白かったので、その内容とそれに関する自分の考えをシェアしたいなと思ったんですけれども、発表の内容は、そもそもお題としてミレニアル世代とZ世代に響くような東北、
今回は秋田と山形というような狭まり方をしてたんですけど、そこに魅力的に見えるようなコンテンツを考えるというような発表内容で、LBSですね、ロンドンビジネススクールの方々が発表していた内容っていうのが、
テレビ番組、ロストインタイランドという番組があるらしいんですけど、ちょっと僕はまだ見たことがなくてですね、ただそのロストインジャパンというような形でテレビ番組、映画ですかねっていうのを制作して、それをPRに使って誘客するのがいいんじゃないかというお話で、
内容としては、例えばお酒をたくさん、日本酒が秋田県は有名なので、お酒を飲んだくれる出演者の方々を撮影したりだとか、あとは小川半島は生ハゲという民族行事が有名なんですけれども、
そちらに対面するような内容を盛り込むのはどうかというような内容でした。
やっぱりSNSとか、インスタグラムとかTikTokとかですかね、旅行の行き先とか訪問する場所っていうのを調べるのが多分多いミレニアル世代、Z世代に向けては、やっぱり知ってもらうという第一歩目はテレビ番組であったりだとか、動画配信みたいなものもあるかと思うんですけど、
そういうものを起点にするのがいいんじゃないかというような発表でした。
僕ちょっと2個ぐらい質問させてもらったんですけど、1つ目は何でアニメとか漫画とか日本が強いと言われているコンテンツを使わなかったのかっていうお話で、
LBSの皆さんの回答は、アニメとか漫画だとやっぱりその時点でかなりオーディエンス、顧客が絞られてしまうっていうお話でしたね。
その視点はすごい面白いなと思いながら見てました。
もう1つは、もしそういう政策をするのであれば、誰が予算を出すのか、スポンサー的なプロバイドをするのかっていう話だったんですけど、結構LBSの方々も確かにいい質問だけど苦笑いをしながら、それはおそらく日本の観光庁が出してくれるんじゃないでしょうかみたいなお話でしたね。
やっぱり自分もそういう、2年半ぐらい小賀市の観光課の地域おこし協力隊として、地方の観光みたいなのを見させてもらっていた身からすると、
秋田県とかでもインフルエンサーを呼んだりだとか、日本の中に住んでいる海外の方ですね、米軍基地の方のご家族であったりだとか、大学の教授みたいなものをモニターツアーとして招待することはよくあるんですけれども、
魅力的なコンテンツの提案
やっぱり地域視点というか、日本人視点でここが面白いだろうというところを詰め込んでしまう感覚がありまして、なかなかその視点っていうのが海外の人から見ると意外と全然違うところに興味を持ったりとかするんじゃないかなっていうのは一つ視点としてあり、
海外の人とかが面白いと思う。例えば今日のテーマですと侍とかっていうのがあったんですけど、そういうのがなかなか日本人視点だと出てこないんだろうなと。
押し出したいものじゃないってなると、観光市役所とかですね、観光とかの人たちがお金をこう年出して、そういう広報戦略を出すっていうのは難しいんじゃないかなっていうのが思いながら聞いていました。
やっぱり自分自身も小川市の観光協会とかと組んで、そういう海外の方をガイドしたときに結構発見だったのが、小川有名なものがサザエとか、あとはギバサと呼ばれる赤木系の海藻があるんですけど、
地域から見るとやっぱりそれが美味しいから、それが名産だから、それを押し出すっていうことが多いんですけど、海外の方からするとやっぱり馴染みがない。
なのでせっかく小川に来てるのにお昼ご飯とかかつカレーとか食べたりするんですね。それはそれで地域側からするとそうじゃないのにと思いながら、顧客目線からするとそれが満足度が高かったりとか、
あとはやっぱりアニメとか漫画とか海外に発信されてるものでかつカレーが出てきたりとかラーメンが出てきたりっていう描写っていっぱいあるんですよね。やっぱりそういうものを食べたいっていうようなニーズはあるんだなと。
なので地域側が発信したいもの、魅力だと思ってもらいたいものと顧客側が求めているものの乖離っていうのはいろんな地方でもありそうだなというふうに聞いておりました。
今の国際教育大学の学長がカセム学長という方なんですけど、その方がプレゼンの最後に言っていたのが、侍とか生ハゲ文化とかっていうのは上辺をなぞるだけだとなかなか魅力とか歴史っていうのが伝わらない。
テレビ番組とかだとそれがうまく伝わらなかったりすることもあるので、もちろんそのパブリシティ、より多くの人に知ってもらうという面ではコメディチックにしたりだとか、アクセスしやすいというか、なじみのあるような形の発信は大事なんですけれども、
やっぱり実際に来てもらうにはより深いところ、本物の描写みたいなものが大事になってくるんじゃないかなというふうに思いました。
なかなかそういう本物のものを見せようってなると、地域の方の協力が必要であったりだとか、なかなかお金儲けというかビジネスにつながらなかったりっていうのがあるので、そういうところのうまいバランスっていうのは考えなきゃいけないなというふうに思っています。
ぜひ、小川に興味のある方がいらっしゃったら遊びに来てください。
今やっぱり小川駅前ですね。
小川は1周80キロぐらいの結構大きな半島なんですけれども、もともと温泉郷っていうのが半島の先の方にありまして、そこが観光の一大スポットではあったんですけれども、最近JRの小川線ですね、秋田駅から小川駅まで伸びている線があるんですけれども、
そちらの小川駅前が再開発の拠点となってまして、これから宿ができたりだとか、今はクラフト酒の日本酒の蔵があったりとかして、いろんな多様な層のお客さんにヒットするようなコンテンツがちょっとずつ増えてきているなという印象です。
またそのあたりは詳しく今後の講演日記でも話していきたいなと思います。
では皆さんおやすみなさい。