あの、最近自分が若者じゃないんだなって実感した話があって。
あー、痛々しい話。
聞きたくない?聞きたい?どうする?
いや、もう、いや、話そう。2人で、その、傷つけた話なのかわかんねえけど。
傷つこう。
あー、でもほんと、若者ではなくなってきたのは実感あるよ、俺も。
えっと、ジェンズ・イース・シェイクって知ってる?
わかんない。
ジェンズ・イース・シェイクとスマップのシェイクしかわかんない。
ジェンズ・イース・シェイク。
ジェンズ・イース・シェイク知ってるのは、おじさんだからな。
あの、ジェンズ・イース・シェイクって、Z世代ね。
ジェネレーションZね。
あー、はいはい。
で、俺らミレニアル世代じゃんか。
そうなんのかな?
大体80年代から2000年くらいまでに生まれてるのが、ミレニアル世代っていうのかな。
で、ジェンズ・イース・シェイクとミレニアルポーズっていう単語があるんですよ。単語っていうか、造語。
はあ。
ついてきて?大丈夫?
いやー、大丈夫大丈夫。
カタカナ多いけど大丈夫?
横文字かー、横文字って言うのが。
横文字と横文字が出てきたっていう認識だけは今ちゃんとあるから、起きてるから。
横文字って言い方がマジで、もうおじいちゃんなんだよ。
そやなー。
もう一回言うね、ジェンズ・イース・シェイクとミレニアルポーズっていうのがあって、
はいはいはい。
あのー、主にTikTokで言われてるんだけど、海外のね。
おー。
これちょっと前に、要するにミレニアル世代がTikTokとか結構やったりとかしてるんだけど、
あのー、例えばミレニアル世代を代表するポップシンガーとか、
例えばテイラー・スイフトとか。
あー、はいはいはい。
TikTokとかを撮るときに、なんか違和感があるっつって若者から言われてた現象があって、
それがそのミレニアルポーズって名前を名付けられるんだけど、
基本自撮りするじゃん、TikTokってこう、
携帯を内カメにしてこうやって、手を伸ばして、
で、ファンのみんなみたいな感じで喋るときに、
動画が始まって一瞬間があってから喋り始める。
おー、なるほど。
それをポーズね。その一瞬の間のことをポーズって言うんだけど、
それがそのミレニアル世代特有の間がある。
えー?
っていうことを言われてて、
それ数年前から言われてたわけよ。
はいはいはい。
で、これなんでその間があるのかっつったら、
これ、俺らってカメラがアナログだった時代から、
カメラを使ってるわけじゃんか。
そうね。
それが今携帯に載ってるんだけど、カメラの機能自体が。
でも昔、俺らが子供の頃とかはまだ映るんですとかあったし、
フィルムで撮ってるっていうカメラが普通にあって、
写真とか動画とかテープとかね、
採用カメラのテープとかがあった時代から、
あったね。
その動画を撮るってことを意識してるから、
自分で自撮りをするときに、画角を決めてから録画ボタンを押して、
せーので喋るっていうのが身についてる。
うーん、なるほど。
これ確かにそんな気がする。
いや、分かる分かる分かる。
分かるでしょ。
それは分かる。
しかも俺らはフィジカルのメディアで撮ってるっていう意識があるから、
間違えられないっていう脅迫観念がある。
分かる。
分かる。
失敗したらテープが無駄になっちゃうって体が思ってんの?
あの、なんかこう緊張するっていうか、
そうそうそう。
なんていうかな、言われてみればだけど、
やり直し効かない予感あるよね。
確かに。
あるよね。
めっちゃあるんだけど、やり直しぐらい。
普通だったらその普通に消去すればいいだけの、データだから。
いくらでも撮り直しすればいいんだけど。
だから必ず画角を決めて、かっちり決めてから録画ボタンを押して、
喋り始めるっていう感じになるんだけど、
それがだからミリニアル世代特有のミリニアルポーズっていうのが出る。
はー、なるほど。
それに対して今のZ世代、2000年以降に生まれた若い子たちは、
ジェンズイーシェイクっていうのがあって、
これはTikTokとか自撮りをするときに最初に録画ボタンを押すわけ。
手元にあるときに携帯の。
はー。
で、そっから画角を決めるの。
いやー、チャレンジャーだわ。
チャレンジャー、聞こえちゃうわ。
だってどうせ後で消すこともできるし、
どうでもいいわけ。失敗することとか。
で、彼らが録画ボタンを押してから、
例えば三脚とかテーブルの上に携帯を設置したりとか、
手を伸ばして画角を決めるっていうときに、
カメラが揺れるわけよ。
それのことをジェンズイーシェイクって言って、
もう揺れてるときから話し始めてるの。
彼ら彼女らは。
あー、そっか。
だからちゃんと撮らないとっていう意識はマジでない。
そういうことだよな。
はー。
で、これが、いわゆるジェンズイーシェイクって最近言われ始めて、
アメリカのTikTokとかで。
なるほど。
わかるーってなって、
この体に染み付いた、
録画されてることに対する失敗できないという緊張感は、
これはもう、俺たち若者じゃないんだって。
なるほど。
お前が言わなきゃ気づかなかった、
おじさん化の特徴っていうか、
兆候を。
気づかせてしまったな、これ。
また一つ。
なんだよー、ジェンズイーシェイクって言うからさ、
俺てっきりなんかタピオカドリンク的なさ、
なんかこう、新しいさ。
今一番原宿で来ている飲み物みたいな。
かと思ったわー。
違うんだよな。
なるほどな。
もっと近くにあった。
あー。
でさ。
ほんと。
え?
でさなんだ。
まだ刺していい?
あ、いいよいいよ。
まだ刺していいですか?
いいよ、ちょっと頑張って受け止める。
いろんなところにそのジョーカーはいるっていう意味も含まれてる。
なるほど。
この一人のアーサー・フレックという人物のことだけを描いたものではないっていう意味だと俺は思ったんだけど。
そのジョーカーだったらザ・ジョーカーなんだけど。
なるほど。この、描かれてるこのジョーカーってことだったら、ザがついて。
ザ。
ついたほうが自然中か。
それこそあの、この後に出た、まあジョーカーっていうのはね、バットマンの宿敵っていうアメコミのキャラだけど、その後に出たバットマンの映画はザ・バットマンっていうタイトルだったんだけど。
あー。
このバッ、そのバットマンなのね。
そうそう。このバットマンの話ですっていう。
通称日本ではザバって言われてるんだけど。
あれ、コンビニで見るプロテインみたいな。
お手軽プロテインだよね。ザバス。
ザバス。
そうじゃなくてジョーカー。まあいろんなところに存在するよっていう意味も含まれてるはず。
そういう意味ではやっぱり問題って。
私もサザエさん。あなたもサザエさん。
ただ、私はジョーカーみたいな。
怖いよね。あの世界の中にさ。
あの世界の中に。
タマもジョーカーなの?みたいな感じになってくる。
そんな悪いようにしてた?俺らみたいな。
伊坂さんも?みたいな感じになってくる。
怖い。花澤さんは違うねって。
安心するところもあったりしてね。
みんな仮面つけてね。
そうか。
まあそういうふうに見て、がっつり感情移入したのが最初の感想だったって言うけど。
そこから繰り返し見るたびに、どういうふうに変化していったのか気になるけど。
そうね。
まあなんか。
時系列的にっていうか。
っていくと。
なんて言うのかな。
ぶっぱまって共感してるみたいな状態があったとして。
次見た時とか、次の次見た時とかに。
あの。
なんていうのかな。謎解き要素もあるなみたいな感じになってくるのね。
ほう。
ていうかまあ単純な話で、これどこからどこまでが現実なんだっけっていう。
あーはいはい。
そこの問題、多くの人が疑問になるであろう。
そこにまず至るのはね、ソフィー。
彼女、逆彼女っていうかまあ妄想上の彼女。
まあ妄想だったんですよね。
で、だからあれいなかったんだよね。
いるんだけど恋人としていたっていうのは完全に彼の妄想だったっていうのが一つの鈍然返しとして。
まあそれが絶望を深めるわけだけど。
うん。
あの、あったりするじゃない。
で、それは明かされてる。
あの、こう鈍然返しというか。
ある程度ね、はっきり言うと。
週1ぐらいか。
後半が差し替わった辺りで。
あれっていうシーンがあるよね。
俺らにも火つかしてくれる。
そうね。
なんだけど、なんかやっぱり所々というか。
あそこは妄想だったんだなとして、え、でもじゃあここも妄想か?みたいな。
うん。
あれどこまで、あれマレフラン・グリーンショーとか本当に酔われてんだっけ?みたいな。
はいはいはい。
あるじゃん。なんかこう、あれ?本当にウェインに会いに行ってんだっけ?みたいな。
あそこ一番ちょっと謎かけとしてわかりやすいと思うんだけど。
ウェインね、チャリティーコンサートに行って、トイレで立ち合わせに。
ぶん殴られて。
ぶん殴られて。で、こう。
話し出してね。
水飲み場…じゃねえ、水飲んじゃダメ。
水飲むの?お前。お前がジョーカーだよマジで。
バレたバレた。やばいやばい。
あそこ、あの水飲むのはやばい。
これはもうだからそういう正直なこととかも別に飲んでないけど。
まあまあ手洗いのところね。
洗面台ね。
で、こう、なんていうかな。
ツップすね。
ツップすんだけど、ツップした瞬間にパッとカット変わって、部屋の中に帰ってきてるんだよな。
あれ?みたいな。
そして冷蔵庫に入るっていう。
そうそうそう。そして冷蔵庫になぜか入るっていう。
ここはあれもしかして、家でやってました?アーサーさんっていう。
出たーっていうね。アーサーの一人芝居出たーっていうところの可能性高いよね。
で、そう思ってくると、確かにあれなんでベルボーイみたいな制服とか簡単に手に入ったんだっけとか。
あれ?みたいな感じになってくるのが。
おかしいぞっていうか、俺の中のコナンくんが起動されて。
コナンくんはあれ言ってると確信してるんだろうけど、こっちは雑コナンくんなので確信はしてないんだけど。
なんかおかしいみたいな感じになってて、どこからどこまでが。
何て言うかな、客観的事実というか。事実っていうのはさ、あまりないんだけど、それぞれの主観でしかないから。
だから、これなんかおかしいなみたいな感じに、とにかくなっていったのよ。
映画自体がそういう、世界を作るメディアだから、要は登場人物が見た世界っていうのをどう映像にするかみたいなのがあれなんだけど。
さっき言ったそのトイレでね、水飲み場でツップしてたアーサーが、同じポーズで一瞬でジャンプカットっていうんだけど、
全く同じ構図で家に移動してるっていう。
あれなんかもう完全に意図的に、あれってみんなに思わせるためにやってることだし。
あと、これ編集してる人のインタビューでも結構読んだんだけど、やっぱ序盤からそういうふうにしようとしてるみたいで。
要は変なところでジャンプカットが入ってんの。
地下鉄で最初に、ジョーカーというかアーサーが3人撃ち殺すシーン。
あそこって地下鉄の中に乗ってたらさ、照明が落ちる瞬間が何個もあるじゃん。パッパッパッパって。
あー、あるね。
列車の。
車内ね。
車内の電灯が切れかけてるのが、ああいうのもあるあるなんだけどパッパって。
だからこっちとしてはフラッシュがパッパって光ってるように見えたりするっていう時に、
その暗くなってる時に実はカットが切られたりしてて。
あれよく見ると本当に変なんだよ。
普通に同じテイクをずっと撮ってるだけじゃなくて、
画面がその電気が消えた瞬間に違うテイクになってて、
写ってる人の立ち位置が一瞬で変わったりとかしてるの。
えー、なるほど。
分かりやすく瞬間移動してるとかじゃないけど、どう考えても若干立ち位置がずれてたりとか。
はいはいはいはい。
繋がってないね。
繋がってないねあそこ。
画面が暗くなった瞬間。
これはその編集を担当した人がそういうふうに繋いでる。
わざとそこで、わざわざ切る必要なんかないのに、
違うテイクのものを入れて、
とか若干その尺、本当なら1秒とかくらい、1秒も長くないけど、
0.5秒とか0.3秒とかの暗くなる瞬間が入ってるんだけど、
実はもっと切ったりとかして、ずれてるように見せているっていうのとか。
はー。
見てるこっちに何が現実か本当に分からないように見せている。
なるほど。こう無意識的に違和感も感じるように繋げてもいると。
一番分かりやすいのはさっき言ったトイレのシンクのところで突っ込んでて、
パッて変わるって。あれって意味は分かるけど、
家に帰ってきたんだなみたいな。
うんうんうん。
けどよく考えるとおかしい。
そうだね。しかもほぼ重なってるんだよな。
そうそうそう。
アーサーの立ってる立ち姿っていうか、いつかまり姿っていうか。
そこまでガンって上がらないんだけど、鬱状態。
両方が起こるのが2型らしい。
それと、
常動調節障害っていう、
実際にある病気なんだよ。
あの、ジョーカーがさ、
なんかあった時に急に笑い出すっていう。
あれのこと、急に感情的な行動を取ってしまって、
自分では一切それを抑制が効かなくなるっていう。
っていう2種類が考えられるって話をしてて。
なるほど。
僧侶性障害の内容で言えば、
本当に要はある一定の時は、
自分はもうコメディアンとしてもバカ受けするし、
何でもできるぞと。
テレビショーにも出れるし、
認められるし、
最高、何でもできるぜっていう時と、
何にもできないっていう。
もう終わりだっていう。
っていうのを行き来してるっていう。
だから天国と地獄を行き来しちゃってるっていう感じだよね。
で、よく鬱状態とか言うけど、
鬱っていうのは要は、
落ちて徐々に回復していくっていうのが鬱。
なんだけど、
僧侶性障害は通常モードがないっていう。
あー、どっちかしかないみたいな。
ないみたいな。
上がって落ちて上がって落ちてを繰り返すっていう。
鬱っていうのはやっぱり若干落ちてるのが、
徐々に回復していったりするんだけど、
そういう病床はそういう治り方しないっていう。
うーん。
まあそれがそのチャンネルの結論というか。
見たてだった。
診断下すならに。
はいはいはい。
で、その治療の仕方みたいなもので踏み込んだんだけど。
はいはい。
やっぱ、お母さんとの関係がすごく重要だみたいな話をしてて。
うん。
要はお母さんと共依存の関係になってる。
あー、なるほどね。
その、えっと、だから治療としてはまず家族セラピー、ファミリーセラピーを組みましょう。
お母さんと一緒に治療する。
まあお母さん、映画の中で亡くなっちゃうんだけど。
うーん。
その、そうなる前に治療するんであれば、
お母さんと一緒にファミリーセラピーを受けてもらう。
うんうん。
で、なぜなら共依存になってて、
あのお母さんってさ、
なんかアーサーがめっちゃ面倒見てるけどさ、
お母さん別になんか寝たきりとかでもないじゃん。
まあ確かにそうか。
お風呂とか入れてあげたりとか、
ベッドに横たわらせてご飯を食べさせたりとか、
いろんな、あのあたかもお母さんずっと体が悪くて全く動けないかのような世話の仕方をしてるけど、
よくよく考えると別に普通に一人で生活は一応できる人。
ああそうなのかな。
なるほど。
っていう風に見れると。
うんうんうん。
で、だからそれは、
あのアーサーはお母さんの世話をするっていうことによってしか自分の価値が確認できないっていう状況になってる。
ああ。依存してるわけだ、そういう意味で。
そうそう。で、お母さんお母さんで、
その息子から愛されてるっていうことでしか存在できないっていうので、
お互い依存があって。
うんうんうん。
だからその家族。
一人で生きていけないっていうか。
そうそうそう。
ああ。
だからお互いの健康的な役割を最適にしてあげましょうみたいな。
うんうん。
っていうのがファミリーセラピーで多分やること。
うん。
で、あとはその、
えー、セラピストを、
基本的にそのセラピスト、その心理カウンターとかの男女によってその能力のなんとかってないんだけど、
うんうんうん。
やっぱアーサーには男性のセラピストが必要って話してる。
ああ、そうなんだ。
これやっぱお父さん的な。
ああ、不在なのね。
うん。
そう。だからあの。
プライナピースなのね。
だから、なんだっけあの、えーと、ロバート・デニーロが演じてる。
うん。マレーね。マレー・フランク。
マレーね。
うん。
そうそう。
に、あのすごく入れ、あの。
ああ、ほんとだわ。
その認められるってことをずっと。
うん。
あのー、に取り憑かれてるから。
アーサーあそこでさ、あの妄想のとき、最初の妄想のときさ、あのー、なんか初めて会ったとは思えないとかさ、
うん。
なんか、君が息子だったら全てを捨てるとか言ってんだよね。
そうそう。
まあ言ってないんだけど実際には。
うんうん。
あの妄想だから。
そう。
だから、完全に確かにお父さん。
がいない。
重ねてるんだよな。
そう。
重ねてるってかまあ、あの、いないところに、その。
うん。
はめ込もうとしてるっていうか。
うん。
妄想の中で。
そうそう。
ああ。
だから、その、そのお父さんを投影させる相手が必要で、それは男性のセラピストの方がいいはずっていう。
うーん。
で、多分まあ、そのセラピやっていく上で、その、その彼に投影し始めるはずだから。
うん。
そこで和解していくっていうので。
うん。
あの、構成していくっていうのが必要とか。
なるほど。
面白いなあ、めっちゃ。
そう、面白い。
だから本当に、まああとグループセラピーが重要とかね。
その、気持ちをこう分かってもらう他の人とかがいた方が、あの、一人じゃないよって気持ちになれるとか。
うーん。
やっぱ承認されてないわけよね、彼って。
うん。
もう全くないわけよね。
だから彼って、その、コメディにこだわってたっていうか、その、笑ってもらうってことで認められようっていう風に思ってたのかな。
うんうんうん。
ずっとその、笑ってもらうってことを、まあ一番分かりやすい承認が現れる。
うん。
だからそれのためにやってるんだけど、最終的にそれがその暴力によって認められてしまうっていう風に言ってしまうっていう。
やっぱ最後の展開で。
うん。
そのマレーを殺したりとか、地下鉄で、金持ちのビジネスマンみたいなのを殺したってことで称賛されてたから、彼を中で。
うん。