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2025-11-04 42:09

#28【PERFECT DAYS】後編 "PERFECT"とは一体どういうことか?

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ヴィム・ベンダース監督、役所広司主演、映画『PERFECT DAYS』を深める回後編

[[[今回のトピック]]]

外からもたらされるもの / “主体的に生きている”という物語 / 泣いてる? / まぁ描かれてないんだけど / 余白の男! / 平山に投影される自分像 / 平山に欠けているもの / Tomoheeの矛盾 / ラストの平山の表情 / それでもPERFECTな理由 / 上から目線 / “住む世界が違う”とは / ジジイの妄想 / 打算的なタカシ / PERFECTだと思う? / 無限の点そのものがPERFECT / 割り切れない気持ちを持ったまま / それでもタイムカード押します! / 世界に開かれた生き方 / ニコが象徴する”過去” / なんとも言えなさ / 結果として描かれたもの / 本当に何言ってんの? / ブルーズ=そいつ固有の悲しみ / ハッキリしたい時代

配信スケジュール:火曜19時(基本)

■過去のPERFECT DAYS回

【番外編】PERFECT DAYSで目を向ける、自分にちょうどいい"アレ" (ゲスト:池田佳乃子さん)

https://open.spotify.com/episode/4yL2mDSRBy4SvjxlfjaM7L?si=JoMxP2ytQ7-zdkVjBEZUyw

【番外編】TomoheeのPERFECT DAYS回振り返り

https://open.spotify.com/episode/649i0maQapn9DFNSGcXdzs?si=qgtFTAbNTB2OVTrlGJ6w0A

■深めるシネマ関連リンク


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■その他プラットフォーム


オープニングテーマ

Hizuru Saito (新音楽制作工房)

サマリー

このエピソードでは、ストレスや人間関係の難しさに関する話が展開されています。主体的な選択と人生の流れの中で、どのように自分の道を切り開くかがテーマです。「パーフェクトデイズ」の物語は、主人公である平山の人生を通して、親密な人間関係の欠如や感情の矛盾を描写しています。映画の中では、感情の起伏がリアルに表現され、観客は彼の日常に共感し、人生の複雑さを感じます。このエピソードでは、映画『PERFECT DAYS』に描かれる平山の日常が完璧であるかどうかについて議論が行われています。また、完璧とは何か、得られたものと得られなかったものの相対性について深く考察されます。エピソードでは、パーフェクトデイズのテーマについて、矛盾を抱えつつも生きることの意味が語られています。さらに、映画作品を通じて完璧とは何か、その存在しないことに気づくプロセスが描かれています。

ストレスとインパーフェクトな日々
ちょっと聞いてみていい?
ほらほら。
お前は、そのポスターのキャッチコピーで、こんな風に切られたのならって。
あおり文句ね。
お前はああいう風にいきたいの?っていう。
いやー、これね、見た時も考えましたし、結構これ何回も見てるわけですよ、この2,3年の間に。考えるよね。
急に歯切れが悪くなったぞ。
これは痛いとこ疲れた?みたいな顔してんじゃないよ。
いやー、だってさ、ストレスってさ、日々あるじゃん。
ストレスってさ。
日々ストレスみたいなのを感じながら生きたりするじゃないですか。生きたりするじゃないですか。だからインパーフェクトなんですよ、僕のDAYSは。
でもだいたいのさ、ストレスとかさ、理不尽とかさ、腹立つこととかさ、だいたい人間関係じゃん。なんだかんだで。
そうね。
自分でコントロールできないものじゃん。他者って。だから傷つくことが多いわけじゃん。
もう一人で都会の片隅で暮らしたいわね、本当にね。
でも、でもね、なんつーのかな。
でもなんか喜びみたいなのって、自分の中だけで生成されるものじゃないじゃん。生きてる喜びみたいなのって。
なんか、外からもたらされるものだと思うわけ。生きてよかったなーみたいな思いが芽生える時って。
で、それは基本的には他者がもたらしてくれることが多いわけよね。
って考えたら、あんな生活つまんないじゃん、本当に。ずーっと同じこと繰り返してさ。
もう飽きる。音楽もずっと聴いてられるわけじゃねーよ。
え、じゃあどうしたいの?本当に。
はっきりしろよ。嫌いわーって言ってたからお前が。
そうねー。お前はどうすか?
俺?
俺はごめんだね。
あれなんか池田さんとの会の時は、ちょっとこういう生き方も本当はできたはずなのにとか言ってたよね。
そう、だからそれがもう、ちょっと遠くを見てる気分なわけ、こっちとしては。
あーね。
もうそれを選び取る瞬間はもっと早くに来ていて。
はいはいはいはい。
それはもう選ばないっていう風にしたのだから、もうない、ない、ないなー、ないけど、あー、それもあったかなーっていうぐらいの気分だよな。
なるほど。え、でももう今はっきりとごめんだねって言ったね。
うん。だってもう選べないもん。
あー。え、選ぼうと思えば選べるのかな?
いやもう自分が許せないもん、と思う。
あ、もう私は自分が許せないって。
俺はもうTikTokが見たくてしょうがないもん。
あー、そうだった。この人、ドーパミン中毒のおじさんだった。ドパおじだったこの人。
うん。なんだかんだ飲み会とかも行っちゃうし、たぶん。
うんうんうん。
無理だよっていう。
うーん。
諦めだよね。
諦めなのか?でもそれは。
平山と孤独な自然
うーん、諦めじゃない?
できたらしたいってこと?
いや、あの、できたらしたいって思う自分も過去にあったかもっていうぐらい。
あー。
すごい複雑だけど。
もう、そっか、だから諦めたのすら過去の話だから。
うん、そう。
もう、大きく過去なんだ。
うん、もう過去です。
あー。
てかあんまり過去の自分もそんな考えてなかったしね。
気がついたらもうそれを諦めていたっていう感じ。
うんうんうん。そうなんだよな。なんか、いや、きっとね、平山もね、そうなんだと思うよ。
うーん。
なんか、だからそのなんていうかな、いやだからはっきりしてる人ってさ、
うーん。
あの、主体的に。
うん。
能動的に。
うん。
うーん、自分の選択として。
うん。
これを選んだみたいな。
うん。
決めたみたいな。
うん。
感じで、思いたいし。
うん。
そう生きてるということ、そう物語ることで自分を納得させてるわけじゃん。
うん。
でもなんかその、今トリビアさんが言った通り。
うん。
人生ってさ、なんか割と、なんかあれ?みたいな。いつの、え?あれ?みたいな。38?みたいなさ。
ははははは。
え?次38?みたいな。
え?微熱?みたいな。
ははははは。
いや、そうだよほんとに俺の収録前の。え?みたいな。鼻水?みたいなさ。
ははははは。
いや、今日収録なんですけど?みたいなさ。そんななんか選んでないんですけど?っていうのもなんかあるじゃん。
でも別に主体的に諦めたわけですらないみたいな。
ないよね。
うん。なんか人生ってそういう収積だと思うよね。いつの間にかなんかなってた?みたいな。
うん。
離婚?みたいな。
ははははは。
え?しかも新たな。
引き寄せるね。
ははははは。
自分に引き寄せるね。
いや、そうよほんとに。
まあでも結婚は能動的にしたんでしょ?
あ、結婚は能動的に。で、なんかそれもさ別にその人と出会ったの偶然だし。
まあそうね。
うん。突き詰めていけばっていう話だけどね。
うん。
そんなこと言ったら本当に何の主体性もないのかっていう、あの素知りをね。受けそうだけども。
うん。
でもまああえて言えば本当は何の主体性もないんだと思うよ。
うん。
それを事後的に物語っていうことによって。
そうね。
なんか一つの人生だっていう風に。
うん。
なんかしているわけでしょ?
うん。
でもさあっていうのが、あるんじゃないのみんな。
お前は平山を見てそういう風に思えるってことでしょ?
うん。思える。
うん。
主体的に。はっきりと。
はっきりと言った。
要するに平山も何かこうなりたいみたいな道があったけど気がついたらそれを諦めていた。
うんうんうん。
その選択肢が与えられないような状態でここまで来てしまった。
うん。
こうなっていたらなっていう。
うんうんうん。
そのはっきり生理のつかない気持ちを抱えたままここまで来てしまった。
うん。
こうなる道もあったのに。
うん。
でもできなかったんだよって平山は考えてそうってことなんでしょ?
うん。
ってことはお前がそう思ってんだよな多分。
いやそうだよなあ。
はははは。
うん。
投影してんだよなだからな。
多分。
うん。
俺はあんまりそういう風に平山を見れないもんな。
あー。
なんかもっとこう突き放した感じで見てるってこと?
うーん。
なんか。
うん。
はっきり自分で。
うんうん。
選んだようにも見える。
なるほど。
うん。
うーん。
そうなのか。
ははは。
泣いてる?
いや。
ははははは。
鼻水は出てますけど。
泣いてる?
泣いてはいませんよっつって。
うん。
あのあんま俺泣けないんだよなあそういう意味で言うとなあ。
そうなの?
でもなんか平山は泣いてたねそういえばね。
平山は最後泣いてたよ。
うん。
いやなんかでも主体的に。
うん。
選んでたんだとしたら。
うん。
例えば妹との別れの時に。
うん。
あんなに悲しんで眠れなくなるかね。
うん。
めちゃめちゃ泣いてた。
めちゃめちゃ泣いてるわけじゃない。
まあそれもまた俺が投影してるかもしれないけど。
ははははは。
めちゃめちゃ泣いてるっつってなってるのかもしれないけど。
うん。
だから眠れないっていう。
あそこまではっきりと眠れないっていう。
枕かじりついてるのかこの人みたいな感じの描写とかはあそこだけだし。
うん。
なんかそうせざるを得なかったの方がそう決めてそうしたっていうよりでかいように思えるんだけどね。
でも俺が平山だったら。
うん。
実家戻るかもしれないなとか思えるんだよね。
ははははは。
いい機会だから?
いい機会だからなって。
本気で考えるな。
いやまだいけるかもみたいな。
あと取れるかもみたいな。
もう親父もなんかいろんなこと分かんなくなってるって言うし。
なんかまだなんとかできるっていう感覚でなんとかするかなと思うけど、そうしないっていうことは諦めっていう意味でもはっきり諦めたのかなっていう。
いや分かんないよ。
でもそれもさ、どれだけ意欲というかさ、戻ろうかなっていうのがもしあったとしてもそれを上回るぐらい、いやもう無理なんだっていう過去のトラウマっていうかさ、物語が越し方があったのかもしれんよね。
まあ描かれてないんだけど。
そうそうそうそう。
はっきり言えよもう。
親父にタコ殴りにされたんでしょ?なんかもう。
そうね。
とかね、はっきり言ってくれればいいんだけどな。
いやもうだからなんかこの映画でそういういろんな意見が出たりとかざわつきみたいなの出たりするっていうのはやっぱり描かれてないからこそ投げ込めるようになってて。
うんうんうんうん。
見た人の平山憎が投げ込まれてるような気もするなっていう。
そうね。
いや投げ込まれてるんだよな。
うん。
喋んねえからあいつっていう。
そうね。
余白の男。
そう、余白の男。
うーん。
いやだからさ、それこそだからポッドキャスト出てもらった深呼吸できる女できない女の池田さんは自然と共に生きているんだなっていう感じがするっていうようなことを大枠そういう人だっていうふうに見たって言ってたじゃん。
そういう感想もいっぱいあるじゃん。
すごい覚えてるんだけど池田さんが言ってたこと。
自分が一人で家族連れとパーティーやってたんだっけ。
一緒にいて、ふっと場を外れてちょっと寂しいかもなみたいな感じになったんだけど目の前に広がってた自然を見て、私大丈夫だってなったっていう体験があると。
うん。
で、その体験を思い出させてもらえたみたいな。
まさに平山は孤独なんだけど自然と共にいる人だよね。
うん。
あの木は友達なんだよ。
一本一本が。
そうそうそう。セリフの通りね。ニコが言ってたセリフの通りというふうにも見れる。
うん。
平山の生き方と人間関係
いろんな自分の中の何かが平山に投影される。もしくは自分の中のざわつきがこの映画自体に投影される。
うん。
すごい仕組みの映画だよなそう考えると。
うん。
お前もやっぱり。
うん。
あったかもしれないもう一つの人生を諦めたけど、いやでも諦められてないなみたいな。
うん。
感じになってんの?
いやー。
そうねー。じゃなかったら。
うん。
じゃなかったら平山のように生きてもいいなって思うはずよね。
うん。
そうね。だってこの物語で一番欠けてんのって平山のデイズで日々の生活人生において一番欠けてんのってやっぱ親密な人間関係じゃん。
うん。
誰かと共に生きてるみたいなのはないよねあの人には。
うん。
いやもちろん自然と共に生きてるじゃないかと、芸術と共に生きてるじゃないか音楽とか文学とね共に生きてるじゃないかっていう言い方はできるんだけど、そりゃそうなんだが。
うん。
親密な他者っていう存在が決定的に欠けてるし。
うん。
親密になろうという意思というか。
うん。
踏み込みみたいなのがあの人に決定的に欠けてるよね。
うん。
だから嫌だよね。
ってことはやっぱり俺自身が。
うん。
そういう自分の部分を見てるんだと思うけどね。
うん。
ちょっと持って回ったような言い方になってるけどね。
うん。
まあでも似てるよなやっぱななんかお前と平山って。
そうっすか。
っていう。
そうっすかなんかね。
だって矛盾してるじゃん。
ああまあね矛盾してんのかな相当うつわ。
相当うつわを矛盾してるし。
お前AV型でしょっていうから。
AV型だよそうそうそうそう。
俺の人生は矛盾が支配してるっていうね。
お前すごいこう社交的でさ。
ああ。
バーとかに行ってさすごい簡単に党内の席に座った人とかと仲良くなったりするじゃん。
そうね。
っていう時もあるよね。
でもさっきお前言ったみたいに人間関係がストレスだって言ってるでしょっていう。
そうね。
もう本当に。
矛盾なんだよな。
本当に全部立ってどっか行きたいみたいな。
思う時もある。
感情の矛盾と葛藤
ね。
そんなやつがなんでバー行くんだよって話だよね。
そうそう。
でも好きだよなお前そういうなんか隣同士喋れるような距離感で飲めるバーとかさ。
店員さんと仲良くなることも多いし。
右の客から、これ何回も言ってるけど。
自慢のように。
右の客から話しかけられる。
左の客から話しかけられる。
店員さんからも話しかけられるみたいなこうなる時も。
もうご飯が食べるいとまがありませんみたいななることもあってそれはすごい楽しいしなんか嬉しいんだよね。
でもうつの時ってもう完全に人間関係がゼロになってるわけね。
スマホも見ないみたい。
矛盾してますね。
この話してもしょうがないんだけどね。
でもそういう映画だよねたぶん。
そうなんだよ。
その矛盾を生きてる男の話だからなっていう。
そうね。
大成少なりみんなあるよねやっぱ。
お前ほどそのなんか。
わかりやすくね。
絵に描いた漫画的な文字を描いた男はそんなにいないかもしれないな。
俺ね自伝漫画描いた方がいいって何人にも言われたことがあんねん。
俺いっぺんもう交流ない人だけどあのなんか4コマの枠がついたノートみたいなのをわざわざ買ってプレゼントされたことあるもんなんか。
描けって。
これに描いた方がいいですよとか言ってもらって。
描かなかったけどね。
それが描かれている映画だからなその矛盾みたいなものはやっぱりなんだかなっていう映画になるよねそれはっていう。
はっきりしないデイズだなっていう。
最後のその平山の表情みたいな。
泣いてんのか笑ってんのかわかんないし。
泣いてんだけどその悲しい涙なのかなんかねある種の平穏さに対する涙なのかどっちなのかっていうのはわかんないようにもなってるから。
いやあのシーン最初見たとき。
爆笑した?
いやね。
けいそう状態だったか。
うっしゃーみたいななんか。
役所工事ずーっと映ってんじゃんみたいな。
めちゃめちゃヒゲ整ってますやんとか言って笑ってんだったらもうなんか幸せなやつだなって感じだけど。
やっぱあそこ泣いちゃったよね最初見たとき。
そうなんだ。
そうなんか。
いやそうもうあの。
人生だと思ったよね本当に。
どっちって感じ?
もう人生は泣き笑い泣いたと思ってシームレスじゃんあの表情がもうまたずっと。
笑ってると思ったら泣いてるし。
泣いてると思ったらなんか結構な笑顔だし。
でそのままなんか何にも言われずにっていうか朝日が映って終わるっていう。
人生っていう感じするよね。
じゃあタイトルはライフで。
あーライフで。
本当にスーパーマーケットの名前になっちゃった。
本当だ。
そうだね。ピーコックでもいいかもしれないけどね。
ピーコックってどういう意味なんだろうね。
んー。
なんかなー。
でも、でもだからこの映画はパーフェクトデイズなんだよ。
パーフェクトデイズだっつってんじゃん。
そうなんだよ。
なんでキレてんだよちょっと。
言ってんじゃん。
なんでキレてんだろうね。
その文脈でなんでパーフェクトデイズなんだろうね。
んー。
どういう意味なのそのパーフェクトデイズ。
その心はなんなんだ。
いやだからなんかこう思うに。
うん。
なんかなんて言ったらいいのかね。
こう嬉しいことをさ。
うん。
喜んでさ。
うん。
ムカつくことをさ。
うん。
怒ってさ。
うん。
悲しんでるよねこの人は。
うん。確かに。
うん。
すごい人間らしいと思わんなんか。
うん。
なんかごまかしてないんだよ。
そう。
なんか逆に人間じゃないのかなって思うぐらいなんかその。
あー。
ちゃんとはっきり出してるよね。
うん。
なんかそれを最初見た時にさ。
うん。
あのあんなに怒ると思わなかったもん。
あのシフト。
うんそうだよね。
のあれとか。
なんで3回も電話したのに出ないのみたいな。
我慢するくないみたいな。
やんわりなんかあれすんのかなと思ったらやっぱ怒る時は怒るんだよな。
そう。
うん。
何にも変わらないなんてそのバーの話ありませんよって言って。
うん。
ご機嫌荒げて。
いや変わってほしくねえくせに。
そうね。
でもそういう風に思うことは思うんだよね。
うん。
それこそなんかこうなんつーのかな。
たっかんしてますんでずらしないじゃん。
うん。
そのそれこそお前が冒頭の冒頭で批判したさ見ずになんか言ってる。
ああこれはねこういうものあの映画はねこういう感じだからねみたいな感じのさ。
うん。
なんか何も受け止めずに。
うん。
その上から目線に立つってほんと最近もすごいよく思うけど上から目線に立つのってほんと楽だよなと思うのよ。
うん。
なんか受け止めないみたいヒラリみたいな感じで。
うん。
このさまあ我々は深めるシネマでさ。
映画のメッセージ
うん。
テーマとメッセージをさできるだけ読み解いてこうできるだけ真正面から受け止めてっていう風に。
まあ我々はあえても含めてそうやってるけどさ。
うん。
なんかでもこんなことせずに済む一番の方法は上から目線に立つことだよね。
そうね。
でもそれってインパーフェクトな感じするよね。
え?
インパーフェクトじゃダメなんですか?
いやダメ?
ダメ?
急に。
もうなんか何もはっきり言えなくなっちゃうねほんとになんか。
いやいやでも話があえて進まないからあえて言えばダメだと思うよやっぱり。
なんか。
うん。
なんつーのかな。
いやだってその何も感じられなくなっちゃうじゃん。
なんかあの突き詰まっていっちゃうとそういう感じで。
悲しいことも悲しめなくなるし。
うん。
なんか大体言わなかったらそんな感じですよねみたいな感じにしてきゃいいし。
うん。
なんか喜ぶのもこうなんていうかな。
体が躍動するほど喜べないっていうかさ。
うん。
全然生きてるって感じがしないような生き方になっちゃうよね。
うん。
あれか。
住む世界が違うってそういうことなのかもな。
もしかしたら。
あー言ってたな。
うん。
え、どういうこと?
こう。
だから平山が住んでる世界とそうじゃない人が住んでる世界があるわけでしょ。
うん。
2つだけじゃないそれぞれがあるのだとして。
真正面から受け止めずに悲しみもスルーし怒りもスルーしみたいな。
うん。
人との関係もトートバズーみたいな感じにする方が経営者には少なくともなりやすいよねきっと。
でもそうじゃない、そういう生き方ができない、適応できない別の世界の生き方があって。
それが多分平山的な生き方で。
うん。
損をするし。
うん、そうね。
感じすぎるし。
無防備。
うんうん、丸腰みたいな。
うん。
で、金も儲かんねえし。
うん。
で、傷つくことが多いからあんまり人と深く接することを避けるし。
うん。
避けざるを得ないし。
うん。
でもあいつはそういう住む世界が違う人間だから。
うん。
モテるんだよねきっとね。
めっちゃモテたね。
そう、これモテてることにめちゃくちゃ苛立ってる人たちも。
いいじゃない、ジジイの妄想っていう。
そうね。
まあジジイが作ってるなら妄想も入るだろっていうね。仕方ねえじゃんみたいなところもあるんだが。
平山の生き方
いやなんかでも多分住む世界が違うんだろうなきっとな。
うん。
タカシと対照的じゃん。
タカシはあいつ、あの清掃員ね、清掃員の同僚ね、バックレたやつ。
あいつはもう本当に数字でしかものを考えられない。
10のうち9ですよとか10のうち4ですよ2ですよみたいな。
とか金がないと恋愛もできないんだよなんなんですかこの世の中みたいな。
そんなこともなくないと思うんだけど。
そんなこともねえぞっていう。
まあでも確か最低限はないとダメかみたいな感じに思ったりとかなんかいろいろこう考えたりするけど、とにかく数字中華なわけよね。
ダサんなわけよね。
で、社交的に見えるけど平気で人を裏切るわけよね。
金借りたまま仕事バックレるし、デラちゃん、幼馴染の友達も渋谷のトイレ探してれば会えるっていうことだったのであいつ何も言わずにいなくなるし。
平山的な生き方、世界と対照的、全然違う。
でもだからそういうダサン的じゃないし数字的じゃないからこそニコも平山おじさんのところに逃げていくんだよな。
家出すんならおじさんのところだって決めてたんだよ。
パーフェクトの定義
はいおじの妄想って言いたくなるんだろうけど。
はい行きましたっていう。
でもなんか真意はそういうことなのではって今思うけどな。
なんかこういうパーフェクトもあるんじゃないかいっていうことなんじゃねえかな。
あーなるほどね。
いやなんかじゃあ改めてあえて聞くけどトリビアさんに今この段階でこの映画で描かれてる平山のデイズはパーフェクトだと思う?
いや全然。
あー嫌いだそうですこの映画は。
いやいや言ってない。
まあはっきりと。
言ってないだろうっていう。
それはなぜ?
やっぱ矛盾してるからじゃない?
人が好きなのに人と交われない。
お金は本当はあるのにお金がない。
まあね実家帰ればってことね。
実家帰ればその権利はあるはずだから。
家族も本当はいるのにいない。
まあそうだよな。
全然パーフェクトには思えないよね。
逆に言うとどういうのがパーフェクトなんだろうか。
いやわかんないだから結局何かを諦めないと何かを得られないようにこの世の中はなってるじゃん。
そうねそうね。
きっとその家族というものを、
例えば俺らの同級生とかでもさ、
結婚して子供ができてとか言って、
その子供が成長を楽しみにしているみたいな。
あるよね。
その旗から見たらパーフェクト、パーフェクトデイズだなって思う人にも、
その得られなかった何か。
なんかまあ俺なんか全然家族持ってないからさ、好き放題に。
なんか自分がやりたいことっていうのが実行するときに、
なんかその場所じゃできないことだったら引っ越したりも別にできるしさ、みたいな。
なんかそういうことがあんじゃん。
そうね。
だから人から見てその人の生活がパーフェクトに見えても、全然本人にとってはパーフェクトではないわけで、
いくら金持ちであろうと、
じゃあなんかパートナーがいないみたいな悩みを持ってたりもするかもしれないし、
逆にパートナーがいるけどお金ないみたいな人もいるかもしれないし、
っていう中の一つでしかないと思う、平山の生活。
人生の相対性
それフィクションだから、映画だから、いくらでもパーフェクトに描くことはできるじゃん。
そうね。
てか本当に広告なんだったらパーフェクトに描けよっていうね。
もっとパーフェクトに描けよと。
だけどそうはなってないし。
っていう意味ではリアルなんだと思うんだけどなって。
うんうんうん。
いやでもなんか分かった、今の話聞きながら。
え?
それぞれの人生に得られたものと得られなかったものがあるわけよね。
主体的に選んだものと選ばなかったものがある。
いつの間にか選べなかったものと、いつの間にか手に入ってたものがある。
すごい、なんかあれみたいだね。
なんかチャートみたいだね。
何だって。
初めてトリビアさんが何言ってるか全く分かんなかった。
なんか十字に行線引いてこのX軸Y軸のチャートみたいだなと思って。
なるほどね。
得られたものと得られなかったもの、選んだものと選ばなかったもの。
あのこうスペクトラムみたいにする。
そうそう。
なんかこうね。
あるね。
いやその点が無限にあるんだと思うよね。
うん。
その無限の点の相対がその人の人生としてかたどられている。
うん。
で、みんなそれに納得しようとしている。
うん。
私の人生はこうである。
こう生きているんだ。
でもなーって思う。
なんでこの点はこっちじゃなかったんだろうなーみたいな。
うん。
いやでもこの点がこっち行ってたらこれがこっち行っちゃうから。
そうだよな。
あれ?みたいな。
じゃあそれは嫌だな。
でもなーみたいな。
あのこの全体がパーフェクトなんじゃないかっていうことを言ってるのかもしれないねこの映画は。
あー。
うん。
もうあるようにあるってことだよな。
そうなんだよ。
完璧じゃないことが完璧なのであるっていうこと。
うん。
割り切れないし矛盾してる。はっきり言えない。
うん。
人生はそうなんじゃないですか?
うんうん。
我々の日々は。
うん。
でしかもまたこれが日々移り変わるから。
うん。
木漏れ日みたいに一定じゃないからこの先もどんどん変わっていくその点の構図なり。
うん。
新たになんか座標軸が加わるかもしれないし。
うん。
全然誰もわかんない。
うん。
だけどその度に喜んだり悲しんだり怒ったり楽しくなったりしながら生きてる。
うん。
だから今度は今度今は今ってねセリフがすごいこう象徴してるように。
うん。
今度はわかんないんだよね。
うん。
今しかないから今は今を生きている。
でもこんな今は生きたくなかったって思う時もある。
でもそれも含めて全部今である。
うん。
だから肯定されるものであるっていうそれがパーフェクトなのかもしれんね。
全然言ってる意味わかんない俺。
はっきりしなさすぎてね。
今一生懸命手の動作を使って説明してたけどよく丸みたいなこうよくわからないポーズをしてる。
それのパーフェクトである?つって丸作ったとしても。
でも今の話聞きながら思ったのは。
はいはい。
要するにそのなんだかなーっていうのを抱えたまま生きていくっていうことなんだよね。
人間であるって多分。
うんうんうんうん。
こうであるって割り切れない気持ちを持ったまま生きていくっていうこと。
うんうんうん。
だから人と交わるのは嫌だなーって。
うん。
でも交わったら楽しいしっていうのを繰り返しながら生きていくわけで。
うんうんうんうん。
最初のその批判の一つにあったその閉鎖的だみたいな閉じているみたいなこの映画自体が。
はいはいはい。
っていうのはその俺らがなんか前にちょっと批判したあのルックバック。
あーはいはいはい。
について喋った回でそのあれ言ったか言ってないか覚えてないんだけど。
あの映画ってその引きこもって終わるっていう話を本編にしたかななんか。
まあしたんじゃねえかな多分な。
そのあの映画は最後あの実質に主人公が戻って終わるっていうのがそのすごい引きこもってる感じがしてっていうふうに俺はなんか思ったんだけど。
うんうんうん。
この映画で言えばさあの出てくんだよね。
そうね。
職場に向かって行く途中で終わるっていう。
うん。
できっとまた誰かと出会うわけでしょ。
うんうんうんうん。
そのあんなにいろんなことがあった上でも。
うん。
仕事に向かうんだっていう。
そうね朝日とともにね。
うん。
全然閉じてるようには俺は感じなかったなっていう。
うん。
それでも出勤しますっていう。
ははははは。
いろいろあるけど。
うん。
タイムカード押しに行きますみたいな。
押しますっていう。
うんうんうんうん。
現れてると思うんだよなっていう。
うんうん。
それでしかもだからまためんどくせいこと起こるかもしんないよ本当に。
うん。
今日もあの夕飯食う居酒屋激込みかもしんないよ。
そう。
もう辞めるかみたいなもう家でカップ麺だけ食うかみたいになればいいのに。
多分あの人はまた今日も行く。
うん。
だって次それは次の今はどうなるか分かんないからね。
うん。
今の連続をもうやっぱりあの外に出て生きていくんだね。
うん。
で、曲はフィーリンググッドっていう。
フィーリンググッドかあの。
ニーナシモン。
うん。あれもなんかフィーリンググッドって言ってるのに曲調がなんか。
めちゃめちゃ。
楽しんだが楽しくないんだろうなんかね。
苦しいよね。
うん。
ブルースなんだよな。
で、あの表情で行くわけよね。
うん。
すごいやっぱだからなんか人生に開かれてるっていうか世界に開かれてる人だし。
うん。
人生に、世界に開かれた生き方なんだよな。
うんうん。
あんな表情するぐらい抱えているのにいろいろ。
うん。
いろいろあったし。ここ数日でもいろいろあったし。
全部あのニコが家に来てからなんだけどね。
まあ、そうね。
まあなんかニコが象徴してるのはやっぱ過去なのかなって思うけど。
ニコは過去なの?
ニコは過去っぽくない?って言う。
久しぶりっつってくるからさ。
あー。
その、てか家族じゃん。捨てた家族の話なわけで。
うんうん。過去が追いかけてきたんだ。
追いかけてきてるような気がするよね。
あー。
でもそれも別にニコが何か悪いわけでも全くなくて。
うん、そうね。
パーフェクトな矛盾
でもやっぱ楽しいものをもたらしてくれもするし。
でも考えたくないその父親っていうのがこうやっぱ頭に浮かぶよね。
うんうん。
だからどうしようかなーみたいになるんだろうけど。
そうだね。いやだからそういうなんか古傷が疼くみたいなさ。
もしくはなんか亡霊がまた襲いかかってくるみたいな。
うん。
過去がまた追いかけてくるみたいな。
それでなんか後ろから引っ張るみたいなさ。
うん。
引き倒そうとしてくるみたいな。
ね、めんどくさい。もう完全に住所も教えずにどこか一人に。
でもそうはしないんだよね。
うん。
それも含めて人生だってことでしょ多分。
うん。そっからどんどんねその日を崩れていくっていうことにもなってるし。
うんうんうん。
全然関係ないけどそのねたかしも辞めるし。
うん。
でも生きていくんだよ。
そういうことなんじゃねえかな。
うん。
パーフェクトデイズなんか割り切れない矛盾を抱えてそれでも生きていくってこと?
さ、東京トイレット。
ブルーズとパーフェクト
CMじゃんって。
ご利用ください。
くださいって。
言葉にするとなんかはっきり言葉にするとやっぱなんか全然なんかなんちゃうの。
シンクって感じがするなあなんか。
うん。
まあでもやっぱあの最後の平山の顔を見てくださいよっていう気にはなるけど。
うんうんうん。
その言葉じゃ伝わらないわけよね。
セリフで何も言ってないじゃん。
ああ悲しいみたいな。
ああお腹痛いお腹痛いとか言いながら終わるわけじゃないじゃん。
そうね。
ああでも今日はなんか卵サンドにしようとか言ってあの。
なるわけでもない。
言ってないんだよ。
やっぱあの表情で伝わるっていう。
うんうんうんうん。
あの何とも言えなさなんだよなあ。
そうね。
そうなんだよ。
何とも言えなさを何とか言おうとしたっていう我々は無謀なことを今回している。
本当に。
本当に。
もしかしたら野望なのかもしれないけど。
でもまあその最初に言われてるようなその批判の先をもうちょっと考えてみたいよねっていう。
そうね。
確かになんかほらセリフ回しとかもちょっと嘘くさいじゃん。
まあまあね。
あの演劇みたいなね。
そう。
あんな喋り方してる人は確かにリアルにはいませんよ。
いない。
しあんな生活してる人もリアルにはいないかもしれない。
うんうん。
だけどそれが映画なのじゃないですかって思うけどな。
結果として描かれたものに心動かされてるじゃないですか実際腹が立った人もいるでしょうが。
だからパーフェクトのムービーも無いからね。
うん。
うん。
パーフェクトなんかねえんだよこの世の中に。
そうね。
それがまあパーフェクトだっていうことでしょ。
パーフェクトなどない。
だからパーフェクトである。
本当に何言ってるかわかんない回になったらどうしようこれ。
本当に何言ってるかわかりませんってコメントが来たらどうしようっていう。
だって言葉尻だけ見たら何言ってるんだこいつらっていうことになるよな。
確かに確かに。
大丈夫かな。
いやいいよ批判は甘んじて受けるし全然。
あれちょっと拗ねてんだよお前って。
うまくいったのかよくわかんないなみたいな回になったから。
そうだよ。
映画見てくださいよって言う。
全然ポッドキャットとして絶対言っちゃダメな。
言っちゃダメな。
俺らの話なんか聞いてねえで。
聞いてねえで。
アバプラで見れんだからよっつって。
矛盾ですよだからこれも。
矛盾ですよ本当に。
矛盾なんだよ。
そしてこれがまた我々のブルースになるから。
本当に意味がわかんないぞそれ。
本当にわかんないんだけどそれ。
俺のねパーフェクトデイズのそいつ見てたって言ってたけど元バンドマンのね友達がね言ってたよブルースとは。
そいつはブルーズって言うけど。
ブルーズとは何かっていう。
こだわりがね。
人には理解されないそいつ固有の悲しみなんだって言ってたよね。
なるほどね。
パーフェクトなデイズはそのブルーズをブルーズのまま抱えて生きてるってことなんだよきっと。
非常にインパーフェクトである。
でもこれがパーフェクトであるっていう。
やっぱわかんねえな。
わかんねえなこれって言葉にしたらダメなのかもしれない。
不水だったかなあ。
なんか思ったけどメモにも一応書いてたんだけどね。
やっぱはっきりしたい時代だよ本当に。
生成AIだからもう。
もうはっきり教えてくれる。
もっと言えばパーフェクトに話聞いてくれてパーフェクトに励ましてくれるでしょ。
そういう使い方してる人もいるでしょ。
やっぱパーフェクトを求める時代だからこそパーフェクトデイズっていう映画見させられてっていうわけじゃないんだろうけど。
これはパーフェクトだぞって言われてるような気がしてパーフェクトじゃねえってなるっていうさ。
結果でも俺らがちゃんと語り得たのかわかんないけどパーフェクトじゃないんだってっていう。
全然。
っていう話をしたんだろうなきっとな。
知らんけど。
したってことにしようってことね。
お便りお待ちしております。
今までにない感触です。
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42:09

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